個展に向けた準備
はい、月曜日ですね。もう本当に暑くて、皆さん体調を崩していませんか。今週も体調を崩すことないように頑張っていきましょう。もう本当に一週間が早くて驚いております。
今日はですね、久しぶりに娘の送り迎え、習い事の送り迎えの最中に、待っている間に車中で車の中で収録をしております。
音声配信を始めた頃は、私が結構娘の習い事の送り迎えをする担当だったので、この送り迎えの待っている車の中で録音をするっていうのが結構ルーティンになっていたんですよね。
なんだか初心に帰った気持ちになっております。
今日はですね、また個展への道シリーズということで、今グッズ制作が無事量産へと進めそうになってきましたので、そのお話をしようかなと思います。
私は8月の21日から9月2日に十数年ぶりの個展をやる予定にしています。
東京の吉祥寺の虹がろうというところでやるんですが、そこに置くための今グッズをですね、いくつかそんなたくさんは用意できないんですけど、作る計画を立てております。
布製品のグッズを作りたいっていうちょっと夢がありまして、それに今回チャレンジをしようと奮闘しております。
少し前の放送でアナログ作品をデジタルデータ化するのが結構大変なんです。
手間がかかりますっていうような話をしたことがあったと思うんですけど、最初にですね、ポーチの入口をしたんですね。
作りたかったので。で、サンプルが上がってきたんですけど、それがですね、ちょっと思ってた感じに出なかったんですよね。
ちょっと、九合格ではないけど、これを私が買いたいかって思ったらちょっと後一歩だなっていう感じがしまして。
なるほどと、データを見てみたらですね、少しだけ本当は白にしたかったところにシアンとかCMYKって言うんですけどね、印刷するときの数値が。
シアンが1%とかマゼンタが2%とか、なんかほんのちょっとだけパッと見はもう完全に白に見えるんだけど、少し数値が残っている箇所がちらほらとあったんですよ。
これのせいかなーって、なんか全体的にうっすらぼんやり濁ったような感じに見えるっていう仕上がりだったんですね。
で、布の色との相性とか絵柄との相性とかもあったんだと思うんですけど、ちょっとこれはと思いまして、絵柄をね変更することにしたんです。
もうね、間に合うか間に合わないかのギリギリのところでやっているんですが、これはちょっと量産するには怖いと思いまして、担当者さんにもご相談をし、
ちょっと絵柄変えたいんですけどって言って、なんとか今間に合うと思うんでどうぞって言ってくださったので、絵柄を変えることにしました。
そしてもう一度サンプル作っている時間はないので布だけ出していただいて、そこで布地のイメージがオッケーだったらポージの形状はねサンプルでもうわかったので、
量産に進むっていうやり方にしようと思いまして、そんな流れをやりました。
ショールームでの学び
絵柄を変えて、一回サンプルが上がってきたので、なんとなく感覚がつかめたんですね。
このくらい濃くしたり、このくらいここのデータは綺麗にしないと綺麗に上がらないんだなとか、ちょっとまあ感覚なんですけど、つかめたような気がしたので、
それ以降のサンプルは、すごくデータを本当にめんどくさいんですけど、ちまちまと細かいところまで補正をして入稿するようにしたんです。
今回、このポーチとミニトートと、あとオーバンのハンカチっていう、この3点をそれぞれ別の柄で展開して作るっていうことを検討してるんですね。
ポーチのサンプルで、ちょっとこけちゃったので、自分的に感覚がつかめたので、それ以降の仕上がりのサンプルはですね、全部いい感じに出たんですよ。
ちょっとね、ポーチのサンプル代だけ勉強代だったなーって、ちょっと出費がかさんでしまいましたが、ほかはね、いい感じに出てほっとひと安心です。
ただ、時間が間に合わなくなってきてしまったので、ポーチの擦り直しが出たタイミングで、もう一度ショールームに行かせていただいて、その擦り直しの布とファスナーとか裏地の布をその場で合わせて、選ばせてもらって量産に進むっていう流れにしたんですね。
また足を運んでですね、ショールームに。担当者さんも対応してくださって、ずっと一人で悩みながら作ってたので、担当者さんにね、見てもらって、これめっちゃいいと思いますよとか、かわいいと思いますとか言ってもらったらほっとしましてですね、思い切って自分の中でね、これでいこうというふうに決めることができました。
その時にメーカーさんの担当者さんがおっしゃってくださったんですけど、今回の最後に出た擦り直しとミニトーとかですね、これめちゃくちゃいい感じに色出ましたねって言ってくださったんですよ。
その方がおっしゃるには、普通のね、ノベルティーとかどこかのメーカーさんとかが作るやつとかだと、もう本当に渡されたデータをそのまま流すみたいな仕事も結構あるんですよねっていう感じで、でもそういうのって、すっごい作家さんが作るみたいなこだわりのデータではないので、もうとにかくその通り擦ってはい出来上がりっていうことも結構ありますと。
でもこういう感じでイラストレーターさんとか作家さんが作るデータは、やっぱりこだわって補正とかね、きちんとデータもこだわり抜いて作られるので、そういうデータは上がってきた時になんかやっぱりふわって映えるんですよって言ってもらえたんですよね。
それがすっごい嬉しくて、私このちまちまちまちまね、あのフォトショップで補正作業してるのが果たして意味があるんだろうかって思いながらやってたんですよ。でもそうやって言われたら、やっぱり意味あったんだと思って、それもなんかちょっと救われた気持ちでしたね。
というか正解を見つけたという感じがしました。だからアナログで作品作って、自分でデータを取り込んだり写真撮って、入稿データにしようと思ったら、このひと手間は絶対必要になってしまうんですけど、そこをお金けちって自分でやってるっていうところもあるし、
どこかでねアートスキャンを撮ってもらったら綺麗にできるのかもしれないですけど、でも自分がグッズにするならこのくらいの色味だなとかっていうのをこだわって補正してるっていうところも、一応自分の作家性が入っているとは思うので、このちまちまちまちまフォトショップに向き合ってやってた時間は無駄じゃなかったんだっていうのがね、分かってめちゃくちゃ報われました。
とにかくこうやってねショールームに足を運ばせていただいて、ご担当者様としゃべるとすごいやっぱり学びもあるし気づきもあるので、こう人と会ってしゃべるってやっぱりめちゃくちゃ大事だなって、なんかこうディレクター時代を思い出しました。
こういうところね、けちらずに人脈作りでもあるので、すごい行ってよかったなというふうに思いました。はい、そんな感じで今サンプルが全部上がってきて、今週ねいよいよ量産数決めて、えいっとすごい出費なんですけど、果たして何個作ろうっていうのはね、まだちょっと迷ってるんですけど、そこもね腹をくくって作りたいなと思っております。
あの、古典にもし遊びに来ていただける方いらっしゃいましたら、こんなふうにこだわってグッズも作ったんだなというのを思い浮かべて、見ていただけたら、手に取っていただけたら嬉しいなと思います。どうぞ楽しみにしていてください。
ということで今日は古典への道シリーズ、布物グッズのその後をお話ししてみました。イラストレーターの原江でした。また話します。