プロに頼む決意
おはようございます。お疲れ様です。今日はですね、やっぱり餅は餅屋だな。餅屋にちゃんとお金払おう、お金使おうって思ったというお話をしようと思います。
今私は古典に向けて作品を制作しているんですが、そろそろね1ヶ月前が見えてきましたので、DMを用意しないといけないんです。
やらなきゃと思いながらも、もうちょっとだけ作品を全体像が見えて、その上でキービジュアルを決めて作ろうかなって思っていたので、ちょっと後回しになってしまっていました。
DMのデザインが必要ですよね。私は一応前職デザイン会社に勤めていましたので、元グラフィックデザイナーで元アートディレクターなんですよね。
なので、やろうと思えばそれなりのデザインは自分で作れるんですけど、どうしようと思い、やっぱり今回はですね、自分の絵を使ってデザインするので、やっぱり他社の手が入った方がいいんじゃないかなと思いまして、
デザイナーさんに発注をすることにしました。デザイナーさんの知り合いはたくさんいるわけです。前職の会社のOGとかOBとかもたくさんいますしね、今フリーランスでやってる子とかもいるんですよ。
なので、いろいろ考えて、今回のこの自分の絵をいろいろ料理してもらいたい、この人に頼みたいなっていう方にきちんとギャランティーを払って、お友達価格でお願いとかではなく、それなりにちゃんと最低そんなに企業ではないので、自分の予算でやりくりしているので、そんなすごい高いお金は払えないですけど、
それでも失礼のないくらいの金額はちゃんと払って、プロとしてお仕事をお願いしようと思い、発注をしました。
先週発注をして、久しぶりにおしゃべりに、懐かしいね、みたいな打ち合わせもさせてもらって、私の作品に対する思いとかタイトルの付け方とか、どっちのビジュアルをメインに持ってくるのがいいとか、そういうのも話し相手になってもらって、
彼女のセンスとか感覚、受ける印象とか感想とかも、私にとってはすごくお金を払ってでも話し相手になってほしいなって思える人なので、その時間も大事にしながらディスカッションをして発注をさせてもらいました。
そして週末にデザインが上がってきたんです。やっぱり持ちは持ち屋だなって、やっぱりデザイナーさんは違う。私一応元グラフィックデザイナーなんですけど、どちらかというとイラストレーターなんですね。
あとアートディレクターなので、上がってきたのに文句を言うのが本職だったんですけど、自分で実際に手を動かして美しくかっこよく作れるか、いろんなバリエーションが出せるかっていうと、それはできないんですよ。
なんとなく素人の方は騙せるくらいまではできるんですけど、プロとして戦うとダメなんです。それはアートディレクターなのでわかるんですよね。
だけど彼女から上がってきたデザインを見て、やっぱり頼んでよかった。お金払ってちゃんと頼んでよかったって思える案がいくつも上がってきたんですよね。すごくテンションが上がりました。
すっごいワクワクしました。私は器用貧乏なところがあって、いろんなことをそこそこできてしまうので、ついつい自分でやってしまいがちなんですけど、もう体力もないし、でもそれなりにお金は払える。
財力があるとまでは言いませんが、20代とかそういう頃とは違うので、ちゃんとお金を払ってプロの人のお仕事を見る。そういうところにお金を回して、ちゃんと自分も満足するものをあげてもらうっていう体験をするっていうのはめちゃくちゃ大事だなというふうに改めて思いました。
今いくつかの案から一つに絞って最後最終調整をしてもらっているので、お披露目できるのはもうちょっと後になるとは思いますが、検討している壁にペタペタといろんなハガキを貼って検討している写真をちょっとだけ載せておきますので、ぜひちょっと覗き見してみてください。
そしてもう一つ持ちは持ち屋だなって思ったこと。少し前にアートスキャンに出してみますという放送をしたんですけれども、これもスキャンデータが先週上がってきたんですよ。そして原画を撮りに行ってご説明を受けました。初めてなのでちょっとデータの説明させていただきますっていうふうにすごく丁寧に解説をしてくださいました。
作業をされている色合わせの補正をしているパソコンのモニターの前で、2タイプ違うスキャンデータを見せていただきました。今回お願いしたものが、私がちょっとメタリック色みたいなのを結構使っていて、そのキラキラ加減がどのくらい再現する必要があるかっていうので、スキャニングの時の光の当て具合、真上から当てるのかちょっと斜めから当てるのかによって、
そのメタリック絵の具の質感がこんな風に変わりますっていうのを見せていただいたんですね。そして蛍光色の絵の具を結構使っているので、そこはもう最初から限界はありますというふうに説明を受けていたんですけど、なるべく蛍光色っぽく見えるようにっていう感じで、色の補調を整えていただいて、それもちょっと見せていただきました。
お好みの方、これから使うのに対してどちらのデータの方が今後使いやすいかっていうのも含めて、アドバイスもいただきながらデータを決めて、本番データをいただいてきました。
すごいね、やっぱりこれも持ちは持ち屋だな、プロに頼むと違うなっていうのを実感することができました。それなりに金額はかかりましたけど、それ以上にすごい打ち合わせを2回やらせていただいただけでもすごく勉強になりましたし、
ここぞという作品は、やっぱりちゃんとスキャニング出すとこういうふうにデータが上がってくるんだなっていうのも体験することができたので、これからはいろいろ選びながらお金をかけるところはかける、なるべくコストダウンでやるところはファミマにスキャンを取りに行くとか、そういうのを自分で選べるようになったかなという気がしました。
今後の展望
ご担当者さんが本当に丁寧で、しかもいろんな業者さんがあるから試してみられるといいですよということも、絶対またうちにぜひぜひみたいなそういう感じもなくて、とっても信頼ができるなと思いました。
そして手掛けられている結構有名な作家さんのGクレ版画、複製原画っていうんですか、それも今ちょうどここに手元にあるんでよかったらこういう感じなんですよって見せていただいたんですけど、原画にしか見えないんですよ。
本当に水彩とちょっとクレヨンっぽい感じと鉛筆のかすれとかちょっと汚れみたいなのもめちゃくちゃ再現されてて、あれが額に入ってて原画展って飾られてたら本物だって思っちゃうなっていうくらいの再現度だったんですよね。
そういうのとかも東京にいるから打ち合わせできるからこういう体験ができるっていうのは本当にありがたいなと思いましたが、すごい勉強になりました。
ということで先週から今週にかけて、私はプロの方に自分がお金を払って発注をして、それが上がってきたというのを体験しました。
やっぱりプロはプロの仕事を見せてくれるなということで感動しました。
ちょっとお金はかかりますが、これから自分の向かっていきたいと思っている手書きで作品を作っていくとか、作品展示をしていくとかグッズ製作をするとか、そういったところでどういうルートがあるのか、こういうところはプロのデザイナーさんに出すのがいいのかとか、そういったところを今後検討していく幅が広がったかなという気がいたします。
イラストレーターの原あゆみでした。フォローやコメントをいただけるととっても励みになります。どうぞよろしくお願いします。また話します。