個展への道
今日はですね、私の個展への道シリーズということで、お話をしていきたいと思います。
私は今年の夏、8月21日木曜日から9月2日火曜日、水曜日が定休なんですけど、
東京の吉祥寺の虹がろうさんというところで、十数年ぶりの単独個展をやることになりました。
企業さん絡みの作品展とかはいくつか数年前でもやったことがあるんですけど、
純粋に自分の本当に描きたいもの、自分でテーマを設定して作品を書いて発表するっていう個展はですね、ものすごい久しぶりなんです。
すごい緊張しておりまして、とても楽しみなんですけど、今本格的に作品作りと向き合っている毎日という感じになっております。
すごくね、久しぶりの感覚ですね、この感じ。
テーマはですね、「ひめまるけ」っていうタイトルにしようと思ってシリーズを書いております。
「まるけ」っていうのは名古屋弁で何々だらけっていう意味なんですね。
例えば誇りまるけとかね、そういうふうに使うんですけど、
ひめっていうのは姫ですね、お姫様の姫です。
昨年ぐらいから、個展をいつかね、ちょっとやりたいなというふうに思い始めて、
アナログで、絵の具とかね、そういったものを使ってアナログで作品を書き始めたんです。
その時に自分で設定したのが、このひめまるけというテーマなんですけれども、
季節の花とか、日本独自の、なんて言うんでしょうね、祭事みたいなものとか、
そういったものと、女の子たちを絡めて絵にしていくっていうシリーズの絵をね、書き続けていたんです。
そのシリーズでギャラリーに申請を出しまして、
無事ね、審査を通過することができて、ギャラリーを借りることができたんです。
昔から私は女の子をテーマに作品を作るのが好きだったんですね。
今でもやっぱり好きなんです。
自分も女性ですし、周りの女性を見ているのがとても好きなんですよね。
生き物として面白いと思っています。
なので、女性とか女の子をテーマにしつつ、
1年を通してずっと作品を作ってためていきたいなという考えがあったので、
それに対して季節の花とか、祭事ごととか、そういったものを絡めて1枚の、
なんかね、柄のような作品を書きためていっております。
その柄のようなっていうのはですね、どこから来ているかと言いますと、
私、テキスタイルデザインをするのが夢の一つなんですね。
ちょっと恥ずかしいんですけど言うのが、
テキスタイルデザインっていうのは布地のデザイナーさんのことをね、言いますね。
もうすごく奥深い世界なので、テキスタイルデザイン家っていうのがちゃんと美大とかでもあるくらいの一つのジャンルなので、
そんなにね、軽々しく口に出せることではないと思いつつ、
でもイラストレーターさんの絵を使って布地の商品ができたりとか、
お洋服の柄になったりとかっていうのはありますよね。
そういったものにね、憧れがあるんです。
なので、自分が好きなことをやって発信し、何かお仕事につなげていけるのであれば、
最初のチャレンジとして、ちょっとね、そういうテキスタイルデザインの柄になりそうだなぁみたいなのを連想していただけるような、
そんな作品群を書いていきたいという思いがありまして、このね、「ひめまるけシリーズ」っていうのを書いております。
少し前から、制作風景とかね、制作の過程をインスタグラムでね、きちんと発信していった方がいいかなと思って、
書いている様を動画で撮ったり記録しながら発信をやり始めています。
URLをここに貼っておきますので、
一体ね、この言葉で喋っているこのシリーズがどんな絵なんだろうっていうのをご興味持っていただけましたら、
ぜひね、インスタグラムの方をフォローしていただいて、
個展の日々まで応援してもらえると、とてもとても励みになります。
ぜひよろしくお願いします。
私は普段、クライアントワークと呼ばれる企業さんからのオーダーがあって、
それに応える絵を描くっていう仕事をほぼ100%、それでお仕事をしているイラストレーターなんですね。
なので、自分自身が発表した作品が何かに起用されるみたいなことはあんまりないんですよ。
そういったやり方はまだまだ1年生っていう感じで、
でもこれから50代60代といくにつれて、そういう働き方を半分くらい増やしていきたいなっていう目標があるんですね。
なので、だから個展をやろうっていうのを決めたっていうのもあるんですけど、
で、今回の個展はもう十数年ぶりなので、正直に言うとリハビリみたいな感じかなと。
ブランク、すごい長いブランクがあって、クライアントワークばっかりやってきましたけど、
払い見、こういう作品も書いていきます宣言みたいなね、そのくらいの感じかなと思ってるんですよ。
なので、もしかしたらまだ自分で100%合格点って思えるものが出せないかもしれないけれども、
もうね、一歩踏み出さないとそっちの方向に舵きれないと思ったので、
Tシャツデザインの決定
思い切ってね、ちょっとやってみようかなっていう心持ちでおります。
で、まあ数年ね、例えば2年に1回は個展をやる人みたいな風になっていけたらいいなみたいな目標がありまして、
で、数年後には私の発信している絵で、例えば布地を作りませんかとか、そういう声がかかるみたいなね、
そういう方向に持っていこうっていうのが目標だったんです。
なんですが、この制作過程をインスタグラムで発表し始めたらですね、
とあるお声掛けをいただきまして、なんとお仕事が一つ決まったんです。
個展をやる前にです。もうびっくりしてしまいました。
少し前に仕事運の話をしましたが、その話が決まったので、今日ちょっとね、お知らせをしようかなと思います。
どんなお仕事かと言いますと、Tシャツのデザインをさせていただくことになりました。
しかもこのひめまるけシリーズで描いたものをTシャツにさせてくださいというね、
もうなんというか、そんな、もう数年後にそういう話があったらいいなくらいに思っていたことがね、実現したんですよ。
もう嬉しくてね、ちょっと飛び上がりましたね。
どちらでその商品を描かせていただくかと言いますと、
元フジテレビアナウンサーだった松尾みどりさんってご存知ですか?
とっても可愛らしい方ですね。有名な方なのでご存知の方も多いのかなという気がいたしますが、
松尾みどりさん、今フリーのアナウンサーのお仕事もされながら、
実はですね、京都の方でご自身で本屋さんを経営されているんですよ。
本屋さんと言っても店舗がある本屋ではなく、通販がメインの本屋さんなんですけど、
毎月選賞されて、みどりさんが今月はこういう気分、皆さんにこういうのを読んでほしいからっていうので、
丁寧に一冊一冊、ちゃんと思いとか解説をお届けしながら本を販売していくという、ちょっと変わった本屋さんをやられているんですね。
以前、鬼の子にこちゃんとか、あと私の生理の姉妹方とかを、選書のうちに選んでいただきまして、
販売してもらったっていう、そういう経緯もあるんです。
その流れで、みどりさんと私、対談企画でイベントをやらせてもらったこともあるんですね。
そんな感じでお世話になっていた本屋さんなんですけれども、
オリジナルグッズをいくつか作って販売もされているんですよ。
その本屋さん、センスオブワンダーという本屋さんなんですけれども、
そちらの4周年記念オリジナルTシャツを書かせていただくことになりました。
ありがたいですね。
これ実はですね、もう打ち合わせを2度ほどやってるんですけれども、
みどりさんが私がフリーランスになって、このひめまるけシリーズの絵をね、
インスタグラムでこそこそと発表し始めていたんです。
去年から。
それを見て、もうその当時からね、めちゃくちゃ可愛いって、
なんかもうみどりさんの好みにゾーンって来たらしいんですよ。
しかもセンスオブワンダーのお客さん方にも喜んでいただけるテイストだなって、
ずっと思ってくださってたらしいんです。
で、何かオリジナルグッズをね、頼める時が来たら絶対あゆみさんに頼みたいって、
実は思ってたんですっていうふうに言ってくださったんですよね。
で、最近私が制作過程をリールでね、上げるようになったら、
もうなんか我慢できなくなって、言っちゃったって言ってDMが来たんですよ。
それでもうトントン拍子に、ちょうど私コテンもやるんで、
もしうまく夏までにできたらコテン会場でも発表できるんで、
じゃあやりましょうっていうことになってですね、
このハラエミのひめまる系シリーズで、センスオブワンダーさんのオリジナルTシャツができるというね、
制作過程のシェア
そんなコラボ企画がスタートいたしました。
こんなね、嬉しいことありません。
まだね、まだ正直なところ自信もないし、すごく不安定ですってみどりさんにも言ってあるんですね。
うまく描ける人、すごいいい感じでバーって完成までいける時と、
あーダメだったーって失敗する時とあるんですよって言ったら、
もうそれも面白いって言われて、その感じもセンスオブワンダーっていうね、
自分が本屋をね、一生懸命こう手探りで運営している感じともマッチして、
その過程も含めて楽しみましょうっていう風に言ってくださったので、
成功してちゃんと8月の個展にTシャツがね、ご披露できるといいなと思いますが、
そんなのもお届けしていけたらいいかなと思っております。
はい、ということで今日は私の個展への道シリーズの第1回目という感じで、
現在の制作の様子とグッズ制作が一つ決まりましたというご報告をいたしました。
なんというかね、クライアントワークのお仕事でしたら、
ペラペラと言語化してね、自分の絵の意味をね、ぶわーって喋るんですよ、プレゼンするんですけど、
作品となると、なんでしょうね、やっぱり言葉にできない部分がすごく多くて、
なんでそれと向き合ってるのって言われても、なんでだろうって自分でもなんか色々探りながら、
考えながら自分の中をね、こう探って探って描いている感じがあるんですよね。
だからこそ自分の作品なのかなと思うんですけど、
もうちょっとね、あの個展開催までにはこのテーマをね、
あの滑らかに言葉で説明できるようになりたいなと思っております。
そんなところも含めて、個展への道お届けしてまいりますので、
ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
はい、イラストレーターの原江美でした。
フォローやコメントをいただけるととても嬉しいです。
制作過程のインスタグラムもよかったらフォローしてください。
また話します。