トークイベントの参加
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
昨日から始まりました、ボイシーパーソナリティパパ丸山さん主催のうらしいというトークイベント、こちらに出演させていただきます。
昨日、ステージ1のマーチさんと伊達翔治さんとのトークイベントに、私もリスナーとして、観客として2Dメタバースの空間に入って遊びに行ってきました。
すごいね、面白いです。なんか拍手ができたりとか、リアクションを飛ばせたりとか、あと、何でしょうね、登壇している皆さんのマイクのところから離れていくと声が小さくなっていくんですよね。
なので、なんとなく本当に野外フェスに行っているような、そんなに面白いステージとなっておりました。
観客同士ちょっと近づいて、メッセージを送り合ったりとか、そんなこともできるので、こういった空間を体験していただくという意味でも、うらしいオータム、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。
チケットのURLはこちらに貼り付けておきます。私は11月1日土曜日の2時から、生理習能アドバイザーで防災士のミサさんとお話しさせていただきます。
テーマはですね、ターニングポイント、チャンスをつかめた日、つかめなかった日というね、すごく面白いテーマになっておりますので、どうぞどうぞ遊びに来てください。
今日はですね、イラストレーターらしく、色の話をしたいと思います。タイトルは、黄色って260色あんねんっていう話です。
私は黄色が大好きなんですね。アイコンも黄色にしておりますし、人様の前にイラストレーター払い身ですと出るときは、黄色いものを身につけるようにしてるんですよ。
もうこれはね、覚えていただくための、一応自分のプロデュース的な感じで、そういうふうにしてはいるんですけど、
少し前にアルコールインクワークショップというのに参加をして、自分だけのオリジナルの黄色のパンツとスカートを作ったというお話をしまして、
ただ届いたものが、自分が作ったアートと全然違う色だったんですっていうね、話をしたんですよ。すごく残念だったっていう話を。
このお話したら、ちゃんと運営さんにお伝えしたら、まっとうにね、別にクレーマーじゃないと思いますよっていうような、なんかそんなご意見をいただいたので、
丁寧にご連絡したところ、すぐに作り直しをしてくださって、それがですね、届いたんですよ。作り直していただいた黄色いパンツが、これが大変満足のいく色味で上がってきました。
いやー、言ってよかったなと思いましたね。ただ、ものすごいこだわりで言うと、もうちょっとここがみたいなね、もうこれはね、私の中のちょっと黄色センサーが厳しすぎるっていうことがよくわかりました。
はい、だからそこまではね、もう言ってはダメだと思いました。ただただ、最初にできてきたのはほぼオレンジだったんですけど、ちゃんと自分のアートに近い色でパンツがスカートと上がってきたので、ご機嫌に着ることができました。
ああ、よかった、ありがとうございますという感じです。はい、でもこれ自分でもし補正をするんだったら、ここはもうちょっとこうするなっていうやっぱりね、自分の色のこだわりの強さっていうのを再確認することができたなという気がしましたね。
古典の時に私いろいろなグッズを布物のグッズを作るっていうのは初挑戦したんですけど、かなりこだわって自分で画像補正をやったんですよね。それがとても効いていて、布のメーカーさんにはものすごい褒めていただいたんですよ。
その作家さんがご自身で補正した画像はやっぱり違うっていう風にね、言っていただけたので、今回のこの仕上がりを見てね、すっごい細かいとこですけど、きっとこれ私の黄色に近づけるために全体的に全体的に一定でシアンをがってあげたんだな。
そのせいでこっちがちょっと、ちょっと緑っぽくなって濁ってんなとかね、もう細かくなんか気になってしまったんですよね。私だったらここ、ここだけをこう上げて、ここはシアンを抑えてってやるなみたいなことを思ったってことは、まあまあ私はそれなりに画像補正のこだわりがちゃんとできているんだなということもよくわかりました。
はい、でもそれでもこんな風にね、とにかくご対応をくださったこのワークショップのね、主催の方には本当に感謝です。
とても嬉しかったです。これで一時はね、なんかこの程度かーみたいななんかすごいがっくりってきちゃったんですけど、やっぱりちゃんと伝えたら本当に即劣勢ですぐ作り直しますって言ってくださったので、もうすごい信頼度がバーンってね、逆に爆上がりしましたね。
いやーすごい嬉しいです。あの写真一応撮ったんで載せときますね。よかったら見てみてください。はい。で、この黄色ってね、260色案年っていうのは、あのアンミカさんのね、白ってね、100色案年ってあれと一緒なんですけど、私が大好きでよく通っている天王寺にある、東京の天王寺にあるピグモン東京というね、あの画材屋さんがあるんですが、
そこから定期的に、あのメーリングリスト、なんて言うんですか、メルマガだ、メルマガが届くんですよ。それがですね、この前黄色特集だったんですよ。はい。もう来てね、テンションが上がりました。そこの文章にですね、一口に黄色と言っても、このピグモン東京には約260色以上の黄色の顔料がありますって書いてあったんですよ。
黄色だけで260色あるんですよ。ねえ、すごいと思いませんか?はい。ここのね、画材屋さん、本当に私何度か放送でお話ししてるんですけど、すっごい楽しいんですよね。
本当に黄色だけでもすごい数ありまして、私のお気に入りの黄色っていうのがちゃんとね、見つかるんですね。いやー、もうこの変態黄色マンとしてはね、もう満足のいく画材屋さんなんですよね。
で、ここでですね、私最近日本画の画材を研究していまして、岩絵の具とか水肥絵の具っていうのにチャレンジをしてるんです。というのも、耐久性、耐硬性が高いんです。
日本画の画材研究
普通の水彩絵の具よりも、この日本画の画材っていうのは長く持つんですよね。江戸時代の絵が残ってるっていうのはそういうことなんだなーっていうのをね、今改めて感じているんですよ。
で、なんでしょうね、絵をね、買っていただけたっていう経験から、なんならね、買っていただいた方の、例えばお子さんとかお孫さんの代まで絵が残ってるなんてことが起きたら、やっぱりロマンだなと思ったんですよ。
そう思うと、ちょっとね、なるべく高性に残せる絵の具、画材で絵を描いていくっていうことには、チャレンジしてみてもいいかなって思えてきてるんですよね。はい。
で、その中で最近ちょっとトライしたのが、白色の絵の具なんです。日本画でよく使われる白色絵の具で、ゴフンっていうものがあるんですね。
これは、主にホタテとかカキの貝殻から作られる、白色の粉状の顔料なんですよ。
で、ただこれはですね、白い粉、ただの白い粉なので、絵の具として使うためには、煮革というね、牛の皮とか魚とかを煮詰めてできた、あの、接合剤、いわゆる、この粉を接着させるものと混ぜて使わないと、混ぜてこそ初めて絵の具になるんですよね。
なので、こう、日本画の顔料っていうのは、岩絵の具にしても、水肥絵の具にしても、このゴフンっていうものにしても、煮革と混ぜて自分で練り練りして絵の具にしないといけないんですよ。もうね、本当にめんどくさいんです。
昔の人はこうやって、こうやって下準備にたっぷりと時間を使って絵を描いてたんだなぁっていうね、もうすごいそういったことが体験できているだけでも面白いなぁと思ってね、今はいろいろチャレンジしています。
で、水肥絵の具とか岩絵の具は煮革の液をポチョポチョっと垂らして、指で、中指でね、絵皿でグリグリグリグリ混ぜて使うんですけど、このゴフンっていうのはですね、ちょっとあんまり詳しくないんですけど、あの、水肥絵の具とかより、もうよりさらにめんどくさいんですね。10倍くらいめんどくさいんですよ。
どういう風に作っていくかっていうと、これもその煮革の液をね、ポタポタと垂らしながら混ぜていくんです。これがですね、なんかパンをこねるみたいな感じで、どんどんどんどん固まりになっていくまで、もう根気よく根気よくちょっとずつちょっとずつ煮革の液と混ぜていくんですね。
で、やっとまとまって、あ、そうだこれね、まとめる前にですね、まずすり鉢で、粉が粗いのですり鉢でするんですよ。これがですね、なんか本当に美しい白絵の具を作るためには、それこそね、なんか1日すってることもあるっていうのをね、YouTubeで見たことがあるんですよ。もう信じられないですよね。
だから、まず5分の粉ね、固まりになってる粉をすり鉢ですりすりすりすりして、細かーい粒子の細かい綺麗な粉にした上で、煮革液と混ぜて、このこねこねして、5分団子っていうのを作るんです。もう本当に団子ですね。
で、やっと団子が出来上がったと思ったら、次はこの5分団子の百叩きっていうのがあって、あの、皿にパンをねこねる時にパンパンって打ち付けるように、お皿に向かってぺちんぺちんぺちんって団子をね、100回くらい叩いていくんですよ。
で、なんかYouTubeで、私YouTubeで見て、あの、習ってるわけではないので、ほんと見よう見真似で独学で、今一生懸命やってるんですけど、あの、憎たらしい人の顔を思い浮かべて思いっきり叩けて、習いましたって日本画家さんが言ってたので、一生懸命ね、こう、ゾッと、おりゃー、なーってやりながら、5分団子をね、百叩きっていうのをやってみました。はい。
で、やっとそれで出来上がるんですけど、まだまだなんですよ。で、そこに熱湯を注いで、アクを抜いて、で、熱湯を捨て、そこに水をちょっとずつ入れながら、今度は溶いていくんですよ。せっかく固めたのに、こっからまた溶いていくんですよね。もうね、気が遠くなるほど時間がかかるんです。びっくりしました。
今、その、白の絵の具を使って、面白い下地を作りたいと思ってるんですね。絵を描くための。その実験をするために、白色絵の具を作るだけでね、どんくらいかかったかな、3、4時間かかって、ぶったまげましたね。これはちょっと、これはちょっとやってられないかもなって思いました。正直。
制作過程の影響
はい。で、この5分の白絵の具はですね、もう練られてチューブに入ったものも売ってるんですね。はい、チューブ買おうって思いましたね。まあでも、昔の人はこうやってね、お弟子さんがね、朝来たら、5分団子を作ってね、練って準備するとか、そういう感じだったらしいんですよね。
なんかそういう昔の人のね、あの美しい白を出すために、この工程をみんなやってたんだなぁとかね、そういうことを思いながら、なんか絵の具を作っていくと、いざね、描く時も気合が入るし、なんかね、瞑想的な、なんか効果があるんじゃないかなっていう気はしましたね。はい。なので、まあ、毎回毎回5分団子を作ってやっていくっていうのはとても難しいですけど、
こういう経験を重ねていくっていうのは、作品に何かしら影響が出てくるんじゃないかなということを、まあ、信じたいですね。はい。で、しかもね、この5分団子で作った絵の具はですね、その日のうちにできるならば使っちゃわないとダメなんですよ。
はい。ということで、今日はイラストレーターらしく、ちょっと色、画材のお話をしてみました。このね、5分団子の百たたき、一応ね、動画にも撮ったので、どこかに書いておきたいと思います。はい。
はい。ということで、今日はイラストレーターらしく、ちょっと色、画材のお話をしてみました。このね、5分団子の百たたき、一応ね、動画にも撮ったので、どこかにアップするかもしれません。まだね、多分下手くそなんですよ。なんかね、ひび割れちゃったりとか、プロのね、日本画の方々に見られたら、なんかすごいお叱りを受けそうなね、動画にはなっておりますが、まあ、これもね、5分団子百たたき初体験っていう記念ということでね、撮っておきましたので、一応ね、動画にも撮ったので、どこかにアップするかもしれません。はい。
はい。ということで、今日の話は以上です。イラストレーターの原絵美でした。また話します。