1. イラストレーター原あいみの話
  2. 初体験!岩絵具 ♪
2025-10-13 11:18

初体験!岩絵具 ♪

ずっと触ってみたかった「岩絵具」に触れてきました。なんと手間暇のかかる画材でしょうか・・・♪

[参考サイト]
PIGMENT TOKYO(ピグモン トーキョー)のワークショップ
https://pigment.tokyo/collections/workshop

[関連放送]
#441 岩絵具と油絵具に触ってみたい…
https://r.voicy.jp/W6mGoWDEmyA
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サマリー

イラストレーターの原あいみさんは、憧れていた岩絵具のワークショップに参加し、天然と人工の岩絵具の違いや使用方法について体験を語ります。また、ワークショップでの面白い経験や、他の参加者との交流についても触れています。

憧れの岩絵具体験
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
おはようございます。今日はですね、私の憧れていた岩絵具のワークショップに行ってきました、というお話をしたいと思います。
岩絵具、聞いたことありますか?日本画等で使われるね、あの絵の具です。岩絵具っていうのは、その言葉の通り岩石とか鉱物を砕いて作られた絵の具のことを言うんですね。
天然の石をね、砕いた粉です。例えばラピスラズリとかね、を砕くと青い群青の絵の具ができるんですよ。
そういったものを岩絵具って言います。岩絵具の中にも真岩絵具っていうのが実はありまして、最初の今説明したのは天然の岩絵具で実際に自然界にあるものを砕いて作った絵の具のことを言うんです。
真岩絵具っていうのは、岩石に似せて作った人工のもの、いわゆるね、たぶんガラスだと思うんですけど、そういったものを砕いて作った岩絵具のことを言うんですね。
真岩絵具の方がちょっと価格がお安くなっていて、手に入れやすいっていう感じみたいです。岩絵具はですね、ものによっては本当にもう目玉が飛び出るほど飛び出るほど高いんですよね。
で、憧れていたこの岩絵具をどうしても触ってみたくてですね、先日天王寺アイルっていうところに、東京のね天王寺アイルにあるピグモン東京という画材屋さんがあるんですが、そこで行われている岩絵具ワークショップに参加してきました。
すごい楽しかったです。はい、初めて岩絵具に触りました。で、このね触りましたっていうのは本当に手で触るんですよ。あの日本画のね技法のことをご存知の方でしたら、まあ一般的なのかもしれないんですが、私は日本画っていうのをやったことがないので初体験だったんですけど、この岩絵具っていうのは普通の水彩絵具に比べて粒がね大きいんですよ。
なのでそのまま塗れないので、接着剤と混ぜて使うんですよ。で、その接着剤っていうのが煮革っていうものを使うんですけど、これが牛とか豚とかの骨とかだったかなを煮出して作る、なんかコラーゲン素材みたいな、ちょっとすいません、もし間違ってたらすいません、そういったものを使うんですけど、
それとこの岩絵具をですね、指の腹でねりねりねりねり練るんですよ。絵皿の上で。だから本当に手で触るんですね。これは手でやるっていうのがやっぱり最もこの接着剤である煮革と岩絵具をきっちりと混ぜることができる技法らしくって、
なかなかね、手以外でベストなやり方がないっていうふうにワークショップでは質問したらおっしゃってました。まあそんな感じでですね、初めてこのねりねりするのもやってみたかったんですけど、やってきました。なんかね、すごい面白いですね。普通の絵の具とやっぱりちょっと違いますね。そしてめんどくさい。ものすごいめんどくさいですね。
日本画の方ってこんなことやってるんだと思って、ちょっとびっくりしちゃいました。まあでも、だからこそ、なんて言うんでしょうね、できる表現が生まれてくるんじゃないかなという気もしますね。
で、この岩絵具っていうのは、同じ例えば青色でも、粒が細かいと色が薄くなっていくんですよ。粒が粗いと色が濃いんですね。しかも粒が粗いと絵の具としてのせた時も、このじゃらじゃら、じゃりじゃり感みたいなのが残るので、ちょっとだけね、なんかこんもりした感じに塗り上がるんですよね。
その感じもなんかね、ちょっと新しいなぁと思ってね、初体験でめちゃくちゃ面白かったです。
で、ちょっと別の角度で面白かったのが、ワークショップね、何名いたかな、6、8名ぐらいだかな、なんですけど、私以外全員外国の方でした。びっくりしました。ここは海外か?
ね、あの、ほんと外国人の方のお客さんがめちゃくちゃ多くて、このピグモントーキョーというところが。それでね、ワークショップも外国人の方に大人気みたいなんですよね。びっくりですね。なので半分英語でね、ご説明されてたんですけど、なんか私一人だけ、あの、日本人、あ、でも日本人の方いらっしゃったかな、日本人と外国人の方のお友達もいらっしゃった感じでしたね。
フランス語を喋ってた感じでしたけど、とにかく私だけアウェイだった感じがしました。なんか日本語ですいませんっていう気分になってしまうような、それもね、ちょっと面白かったですね。でも外国の方ね、海外旅行とかで東京に遊びに来て、日本画の好物から作られた絵の具で日本画を描いてみるなんて体験ものすごい楽しいでしょうね。
これ日本人だって面白いんですからね。皆さんワークショップに出られた日は、私もですけど出た日は15%オフで絵の具等々、画材がね、購入できるという特典付きなんですよ。なので今回私はちょっとね、また買っちゃったですよ。買ってきました。
まあね、どのくらい使えるかわからないんですけど、せっかく参加したので、新しい技法とかね、自分の表現の幅が広がるかもしれないので、何にも買って帰らないというのはないなと思ったので、今回ね、買ってまいりました。
新しい表現の探求
で、ちょっとね、岩絵の具はさすがに高くてですね、もう本当に15グラムって、15グラムからはかり売りしてくださるんですけど、まあほんのちょっとなんですよ。ちっちゃいジップロックのちっちゃいね、本当ピアスとか入れるようなやつに入るくらいの量なんですけど、本当にね、それこそ青い絵の具とか高くて、15グラム6600円とか、えーって、もっと高いのもきっとあると思いますよ。
まあそんな感じなので、ちょっと使いこなせるかわからないのに、これは難しいなと思いまして、1個だけ自分が気持ちいいって思う黄色を、黄色の岩絵の具、それでも新岩絵の具の方です。天然じゃないですね。天然の手を出すのはちょっとまだ早い。まだ私には早いです。もうちょっと描けるようになってからじゃないと買っちゃダメって思ったので、新岩絵の具のお気に入りの黄色を1個だけ買ってきました。
で、他は水肥絵の具っていうのがありまして、これも日本画でよく使われる絵の具なんですけど、絵の具っていうか色の粉なんですけど、それがものすごい鮮やかで綺麗な色がたくさんあってですね、これはねお財布に優しい15グラム330円とかなんですよ。これからまずやってみようと思います。
これも同じく、にかわと接着剤と一緒に使わないといけないし、手でねりねりするので、とてもめんどくさい。いわゆる日本画の技法で描いていくものなんですが、でも330円でね、スタートできるので、ちょっとね、こちらから遊んでみようかなと思います。
はぁ、楽しかったなぁ。色選ぶのも楽しかったですね。で、あの顔料、その岩絵の具じゃない顔料もたくさんここピグモン東京さんは売ってるんですけど、私が作品でよく使う蛍光色もたくさん買ってきました。
ただ、やっぱり蛍光色はこの顔料を自分で入手して、にかわで塗ったとしても耐光性はやっぱりねすごく高いわけではないそうなんです。そういう技法でやったとしても、私が使っている岩砕とか水彩絵の具の蛍光とそんなには変わらないかもしれないっていう感じでしたね。
だからなかなかね、蛍光色を全面にたくさん使うっていうのは、作品で作る何年も何十年も保存できる作品で使うのは難しいのかもしれないですね。
まあでも、なんでしょう、蛍光ピンクを使いたいんだったら普通のピンクを塗った上に蛍光ピンクをちょっと薄く塗るっていう方法もあるかもしれないですねみたいなね、そんなヒントも教えていただいたので、ちょっとね、いろいろまあ実験していこうかなと思います。
でもこの水肥絵の具っていうのは、色の粉に貝の粉が混ざっているような感じのものらしく、これに関してはですね、330円でも水彩絵の具より断然耐光性がね高いそうなんですよ。
岩絵の具とかだったら本当にね、100年持つみたいな、そういう感じなんですよね。なんかね、ロマンがあるなぁと思いましたね。だから何十年、100年レベルで持つ絵がこれだと描けるのかもしれないなぁって、夢膨らむ感じでね、描いていくとまたちょっと表現がね、変わってくるかもしれないので、とにかくそういったね、ロマンを
浮かべながら、しばらく絵の具とね、遊んでみようかなと思います。で、古典の時に名前をつけていただいた、フラネちゃんって名前がね、立体作品につけてもらったんですけど、フラネちゃんの絵がまだ私描けてないんです。下書きはね、いくつか描いてるんですけど、まだなんかね、よし行くぞっていうところにね、上がってこないんですよね、気持ちが。
なんですが、せっかくなんで、この新しく入手した画材でフラネちゃんのミニ原画、プレゼント用のミニ原画ね、描いてみようかなって今思ってます。ちょっとね、楽しみです。はい、ということで今日は、憧れの岩絵の具に触ってきました、というお話でした。
ピグモン東京さん、すっごく面白くておすすめです。あの色をね、眺めてるだけでもめちゃくちゃ気持ちがいいので、よかったらね、あの天皇図の方に来ることありましたら、URL貼っておきますので、ぜひぜひチェックしてみてください。はい、イラストレーターの原絵美でした。フォローやコメントいただけるととても嬉しいです。また話します。
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