1. イラストレーター原あいみの話
  2. ロジカルモンスターが投げてく..
2025-09-18 13:39

ロジカルモンスターが投げてくる「真っ白爆弾」

みなさんは右脳派ですか?左脳派ですか?
わたしは絵を描く人間で、右脳派で、ビジュアルシンカー寄りです。(たぶん)
瞬時に論理的に言語化するのが苦手なので、ロジカルモンスターに質問攻めにアウト、頭が真っ白になってしまうのです。今日はそんなお話。
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サマリー

イラストレーターの原あいみさんは、ロジカルモンスターに関する自身の体験を語ります。左脳派の方々とのコミュニケーションでの苦労や、彼らの質問攻めによる真っ白爆弾の影響について考察します。左脳派と右脳派の違いによって、プレゼンテーションのスタイルやアプローチが異なることが強調されます。特に、ロジカルモンスターと共演することで生まれる相乗効果の重要性が語られています。

ロジカルな思考との対立
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
突然ですが、皆さんに質問です。あなたは右脳派ですか?左脳派ですか?
私は、まあ、絵を描いている人間ですので、多分右脳派です。直感とか、ひらめきとか、感覚的な判断を割としていくタイプですね。
で、左脳派っていうのは、ロジカルな、論理的な思考を司るのが左脳なので、そっちが得意な人たちのことを言いますね。
私は左脳派、ロジカルタイプの人に責められるのがとっても苦手なんです。今日はそんなお話をしていこうかなと思います。
こう、ロジカルでめちゃくちゃ責めてくる人っていますよね。ロジカルモンスタータイプって言うんですかね。
はい、会社に絶対一人二人はいますね。私は以前デザイン会社に勤めていたので、デザイン会社ってやっぱり絵を描くタイプの人間が多く集まってるんですよね。
そういう論理的な思考をするのがちょっと苦手な人が多かったという印象です。
言語化も苦手な人が多かった気がします。みんな感覚で直感的に話すので、結構それで話が通じてしまって、デザインの会議なんかしてても、インスピレーションとか感覚的なところでもパッと浮かんできたり、ワッて降りてきちゃうっていうね、そういう人が多くて、
先にもう見栄えの話とかで盛り上がってしまい、その案を通すためとかクライアントさんに説明するために、後からこじつけでロジックをつけたりみたいなことをよくよくしてました。私も割とそういう感じでお仕事はね、進めることが多いなという気がします。
なんですが、東京紙社に出てきてですね、本社は大阪にあるんですけど、私、東京紙社を作る時に出てきて、東京紙社を作るっていう立ち上げに関わっていたんです。その後、優秀なメンバーを東京で採用しまして、この優秀なメンバーたちがですね、みんなね、すごいロジカルシンキングに優れたメンバーだったんですよ。
特に、デザイナーとかイラストレーター系の子は、私に近しい感覚の子が多かったんですけど、いろんな職種の人を採用したので、エディターとかコピーライターとかディレクターの子たちは、もう本当にね、めちゃくちゃロジカルな子たちだったんですよ。部下がみんなロジカルシンキングできる人たちだったんですね。
で、中でも一番ね、相棒的な感じでやっていってたメンズの子がいたんですけど、そのね、一番仲良くというかパートナーみたいにやって、一番やり合った直続の部下がですね、もうまさにモンスターだったんです。ロジカルモンスターだったんですよね。
でね、あの、うちの会社、デザイン会社でまだね、いろんなルールとかがね、ポワーとしてたんですよ、昔は。それに対して、え、なんでですか?え、これなんでなんですか?え、なんでこのままになってるんですか?とか、もうなんでなんでがすごくて、で、もう本当にね、頭の回転もね、そういう人たちって早いじゃないですか。早いし、言語化も上手いし、バババババって、あの、責めてるつもりはね、ないそうなんですよ。
なんですけど、普通に会話しているのが、こっち側の人間からすると、めちゃくちゃ責められてる感じがしてしまうんですよね。で、そうすると、ちょっとでも批判的な、なんか、ことをね、突っ込まれると、なんか、頭が真っ白になっちゃうんですよ。え、どうしよう、どうしよう、みたいな感じで、うまく説明できないから、動揺してしまって、ファーって、な、何を言おうとしてたんだっけ?って、頭がね、バーって真っ白になるんですよね。
それをですね、そのロジカルモンスターたちが投げてくる真っ白爆弾って呼んでたんです。これは、もうだいぶ仲良くなってから、後からそういうことを言えるようになって、言い合うようになったんですけど、だれだれさんは真っ白爆弾を投げてくると。
で、「え、俺そんなことしてるつもりないんだけど。」ってね、言われたんですけど、「いやいやいや、だいぶいろんな子がね、あなたの真っ白爆弾で、パーンって頭が真っ白になって、反論できなくなったり、思考停止したりしてしまってたよ。」っていう話をね、まあ、後からできるような仲になりました。
はい。で、私も何度も何度もそういうね、頭が真っ白になってしまって、上、一応上司なのに、うまく説明できなくてね、動揺するとかね、あわあわしてしまうっていう経験をたくさんしました。
頭が真っ白になる瞬間
で、本当にね、私たちみたいな、あの直感型、あと言語で、言語優位ではなく、ビジュアルが優位なので、ビジュアル進化とも言ったりね、するんですよね。
こういうタイプからすると、もうこのね、ロジカルモンスターたちはね、もうすっごいめんどくさい存在なんですよ。
なんか、こう、私たち側、ビジュアル進化側だけで、もう超盛り上がって、もういい感じでうまく出来上がったね、クリエイティブに対しても、彼にね、質問してしまうと、ほぼ出来上がってるのに、
え、これはどういう意味?とか、え、これなんでこうなの?とか、もうすっごい質問で責められて、あ、責めてないんですよ、彼は。
もうなんでなんでで責められて、結局なんか、いや、やっぱりそうだね、とかなって、作り直しになったりするっていうね、そういう感じになるんですよね。
だから本当に、本当にめんどくさい存在なんですけど、まあでもね、こう、なんて言うんでしょう、クライアントさんに説明する前に、
この社内のロジカルモンスターに戦いを挑んでおくと、外で恥かくことはないんですよ、本当に。
だからそこはですね、めんどくさいなぁと思いつつも、外で恥かくよりクライアントさんのプレゼンでね、突っ込まれて、わわわわってなる方がかっこ悪いし、会社のね、信頼にも関わるので、めんどくさいんですけど、
ロジカルモンスターにちゃんとね、あの、うかがいを立てて、この子をちゃんと倒せるかなっていうのが、まあ私の中でね、外に出していいものになってるかっていうね、確認作業になってました。
で、いろいろね、ちょっと喋ってたら思い出してきたんですけど、私が自分が一番東京支社のリーダーだった時に、さらに直属のね、本社の上司っていうのがまあいるんですよね、管轄の。
その方があんまりロジカルじゃなかった気がするんですよね。
あの、これ聞いてたらお怒りになるかもしれない。多分聞いてないと思うんで、いいかな、喋っちゃいますけど。
でも、あの、多分ご本人はロジカル的にちゃんと論理的に、あの、説明できてるって思われてると思うんですけど、私も苦手なんで、私はそれで説得されちゃうんですけど、
メンバーたちに下ろすと、「は?なんで?え?それ?なんであゆみさんそのまま聞いてきて納得したの?」みたいな、もうそういうのにブワーってね、ロジカルモンスターたちにうわーって質問攻めに遭うわけですよ。
で、よくよく考えると私は、あの、ビジュアル進化で、あの、右脳派?ん?どっちだ?左脳派?違う違う、右脳派なんですけど、
でも、あの、別にロジカルな考えが嫌いなわけじゃないんです。あの、漫画とか書いたりする時も、そこはね、きちんと、あの、論理的に組み立てないと、すっきりとね、わかりやすい物語にできないので、結構ちゃんと考える方だと思います。
絵を描く人間の中では、どっちかっていうとちゃんと考える方だと思うので、ただ遅いんですよね。とっても時間がかかるんです。
左脳派と右脳派の葛藤
本当の左脳派の人たちにはね、パパパパって考えれるところを、私は右脳派なので、一生懸命丁寧に、例えば図とかにして矢印とか書いて、ちゃんと考えないと、わからなくなっちゃうんですよね。
なので、なんか納得させられちゃって、下に持ってくると、みんなからうわーって責められて、でもよくよく考えると、あ、うん、みんなの言うことの方が正しい、わかった、もう一回言ってくるよ、みたいな感じで、
超板挟みだったんですよね。でも、私がね、とにかく大事に大事に採用した優秀なみんななので、自分的には、このロジカルモンスターたちの言ってることの方が、なんか正しいんですよね。
で、会社のいい加減な対応とか、論理的に破綻してるような回答なんかで、この優秀なみんながね、なえてしまうのだけは本当に避けたかったんですよ。なので、私は左脳派じゃないんだけど、一生懸命その左脳派のみんなに説明できるようにってね、本当になんかね、すごく苦しかったんですけど、めちゃくちゃ頑張って、
左脳を苦手な、左脳をいっぱい使った月日だったなっていうのをね、なんか今思い出しました。そう、なんかあの日々があったから、ロジカルモンスターたちにね、攻められるあの日々があったから、今でもね、そんなに頭は良くないんですけど、
本当あの日々がなかったら、私はもっとね、もっと何も考えないで適当に絵を描いて、感覚だけでなんとなくね、なんとなく、あの、当たりのいい感じでプレゼンするのは当時から得意だったので、なんかね、それでうまくすり抜けちゃってたような気がしますね。
だから正直なところ、今でもロジカルモンスタータイプの人は正直苦手なんですけど、でもね、なんか自分ができないところをやってくれるから憧れもあったり、あと尊敬の念もあったり、あと聞いてて面白いんですよね。
あのしっかりと組み立ててお話にちゃんとしていってくれたりすると、なんか面白いなぁ、腹落ちしてすっきりしたなぁ、みたいなね気持ちになるので、お話を聞くのは大好きです。でも真っ白爆弾は投げないで欲しいなっていうのは今でも変わりません。
ちなみにこのロジカルモンスターと私と組んでプレゼンをするとね、結構かなりいい感じに最強になるんですよね。あの当時もそれでだいぶいろいろなコンペとかでね、頑張って買ってきたなぁっていう思い出がありますね。
私は、私がメインで行くんですよ。私の方がひと当たりがいいというか、攻撃されにくいんですよね。はい、なんですけど、もしちょっとロジカルな攻撃を受けたときには、そのモンスターがファッと出てきて、わばわっとサポートしてくれるっていう感じでやると、
嫌な感じじゃないけど、しっかり論理的にプレゼンテーションを通すことができるっていうね、そういう最強ペアだったなっていう気はします。
で、最後の最後、しっかりね、論理的に組み立てて、私一人で行くときはね、みんなに質問責めにされて武装させてもらってね、あゆみさんが突っ込まれても、みんなタジタジにならないように今のうちにいっぱい攻めろって言って、いっぱい私が攻められて武装させてもらって、一人でプレゼンに行くとかはやりましたけど、一緒にプレゼンに行くとね、本当に最強で。
で、最後の最後で私はいろんなプレゼンテーションも一生懸命やったのを吹っ飛ばすかのように、結局のところ、私はこの仕事をやりたいんですとか、私たちとやったら絶対楽しいと思いますとか、一緒にやりたいですみたいな、なんかそういうね、感情論みたいなのを最後にぶつけて終わるみたいなことをよくやってましたね。
まあでも、それもね感情論だけだとダメなんですよ。あのしっかりロジカルモンスターと一緒に言って、論理的にしっかり話を通した後にそれをやるから意味があると思って、私はあえてわざと目をキラキラさせて最後にね、そういう一言を放ってたなっていうのも思い出されました。
はい、なんかちょっと長くなってしまいましたが、今日は私は右のお派で左のお派の人たちが投げてくる真っ白爆弾が苦手ですというお話でした。
ロジカルモンスターとの協力
でもロジカルモンスターの皆様はとにかくね、私は自分がそっちじゃないので、良き味方につけてパートナーになるといいなというふうに思っております。
はい、イラストレーターの原絵美でした。また話します。
13:39

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