絵本制作の思い
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
今ですね、絵本をまさに作っているんですけど、今日は絵本制作のお話をしていきたいと思います。
少し前に絵本のラフを提出したんですが、華麗なる横没を喰らいましたという放送をいたしました。その続きのお話です。
あれから編集担当者さんといろいろとお話をして、ああそういうことだったのか、こっちね、と霧が晴れてですね、向かうべき方向がはっきりと分かって、
全て書き直しをして、全32ページ全部のミニラフを書き直して、新しい、全く新しいお話で提出をいたしました。
で、そしたらですね、担当者さんからすごく嬉しい返事が返ってきて、とにかく声でちょっとコメントを返したいので、お電話してもいいですかっていうね、
メールの返事が来たんですね。そして電話を下さいました。そしたら、すごいテンションが上がっている様子が伝わってきて、まずすごい褒めてもらいました。
そしてですね、まず最初にちょっとお伝えしたいんですけどっていうふうに言われて、なんだろうって思ったら、この担当者さんはですね、まだお若いんですね、とっても若い方で、
しかも学生時代に絵本のことを研究もしていて、とにかく絵本作りがしたくて出版社に入ったという方なんですよ。
しかも希望の部署に入れて、とにかく自作でね、自分が見つけてきた作家さんで絵本を作るっていうことに頑張るぞってなっている若い方なんですね。
で、そんな方がこう言ってくれたんです。まずお伝えさせてください。絵本作りって楽しいですねって思えましたっていうふうにまず伝えてくださったんですね。
これがなんかすごい嬉しくて、なんかそんなふうに思ってもらえたのがまず、まず大合格だなってなんとなく思いました。
描き手としてもこんなに嬉しいコメントはないなというふうに思いました。
そして、大きな方向性はもうこれです、これですって2人でね、すごい話し合って決めた流れなので、もちろんこれですってなるのは当たり前なんですけど、
まあでも小さなミニラフっていうのはちっちゃい絵が描き添えてあるんですけど、とにかくね、もうすごい何かいいのができそうな気がしますというね、
お返事をもらいまして、このままちょっと詰めていきましょうという感じになりました。
すごいね嬉しかったです。
あの、絵本とか書籍とか作っている時って結構孤独な戦いなんですよね。
で、最初の読者になってくれるのが目の前の編集担当さんなんですよ。
なので今回はこの目の前にいる若いね、フレッシュな感性を持ったこの編集担当者さん、彼女をとにかく楽しませて喜ばせてワクワクさせていけばいいんだなっていう、なんかそういう感覚がつかめたなという気がしました。
作品への情熱
とにかく最初の読者である彼女が喜ぶ顔を、今日みたいにね、絵本作りって楽しいですねって、こうなる感じのものを出していけば、きっといい着地点にゴールにたどり着けるんじゃないかなというね、そんな気がしました。
今年の4月に私が出させてもらいました、漫画で学ぶ最強の80字作文という本があるんですが、これは中島博史先生というね、カリスマ校長と呼ばれた校長先生が、みんなの学力、文章力、論理力を上げていくために開発されたR80という作文メソッドを漫画でわかりやすく子どもたちに伝えるっていう本なんです。
これを作っていた時も、この本もね1年間かかったんですが、とにかく私は担当編集長と中島先生が最初に出してね、読んでくれるんですけど、このお二人が喜ぶかどうかっていうのをとにかく基準にしてずっと書いていたんですよ。
もうお二人がいいねとか面白いねっていう返事がちゃんと返ってくるかどうか、もうそれだけを基準に道しるべに、灯台の灯を照らしてくれているようなそんなものっていう感覚で1年間書いていたんですよね。
それが私も楽しかったんです。先生喜ぶかな、編集長褒めてくれるかな、みたいなそんな感じで孤独な戦いなんですけど、1年間走り切れたかなという感じなんですね。
なので今回も私のことを古典で見つけてくれて、この作家さんだったら絵本が新しい絵本が作れるかもって、私のことをね見つけてくれた彼女のために、彼女がいい成績を残せるようにというかね、
そんななんて言うんでしょうね、やっぱり売れないと続けていけないので、そういう意味も込めて彼女を喜ばすために書いていくぞとね、今日の返事をもらって思いました。
【佐藤】ありがとうございます。
本作はとっても長いです。このお話ししたものがいつ完成になるのかっていうのも含めて、タイトルとかね、出版社とかそういったこともたくさんあって、
皆さんに思っていただけるように、ちょこちょこと途中経過や私の海の苦しみなんかもお伝えしながらご報告していけたらなと思います。
はい、今日のお話は以上です。イラストレーターの原井美でした。フォローやコメントいただけるととても嬉しいです。また話します。