新刊の発売
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
今年2冊目の新刊が、いよいよ本日発売となります。漫画で学ぶ最強の80字作文、小学1から6年、あすか新冊より発売です。
情報解禁になってから2ヶ月くらいが経っているので、やっと発売当日かという気分です。
もう発売してしまっているような気分なんですけどね、自分的には。やっと皆さんに見ていただけるんだなって思うと楽しみです。
いつも怖い気持ちが大きいんですけれども、今回の本は茨城県立並木中東教育学校の元カリスマ校長と呼ばれた中島博史先生という方が考案された文章メソッド、R80というものを小学生のみんなに分かりやすく楽しんで習得してもらおうという本なので、
私自身がとにかくこの中島先生のR80という文章メソッドがめちゃくちゃ面白い。しかもこれ親子でやれるし、本当にこれやってたら頭良くなりそうだなって心から思って、これを小学生のみんなに伝えたいって自分で思って提案させていただいて決まった本なんですね。
なので、もうやっと皆さんに届けることができるのかっていう嬉しさの方が勝っている感じがします。
先日、ノンフィクションライターの中村敦彦さんのチャンネルに中島先生がゲストとしてご登場されまして、予約しました買いましたという声をたくさんいただきました。ありがとうございます。
この対談会もめちゃくちゃ面白いので、ぜひぜひ聞いてみてください。そして今日発売日ということで、おそらく夜私も中村さんとお話しさせていただくんじゃないかなという予定です。まだちょっと決まってないんですけど、はっきり生放送チェックしていてください。
多分出ると思います。どうかな。私の方に来ていただくのかな。ちょっとまだ曖昧なんですけど、どうぞよろしくお願いします。
それでは今日も始めていきたいと思います。
今日はですね、今年2冊目の新刊の発売日ということで、今まで出した自分の一応著書と言われるものが、どんなふうに決まって本を出すということができてきたかっていうのを少し振り返ってお話ししていこうかなと思います。
私はイラストレーターをしております。フリーランスのイラストレーターで、まだフリーになって3年目なんですね。
フリーランスになる前は全職デザイン会社に勤めておりました。デザイン会社で23年も働いていたんですよ。
半分はアートディレクターをやっており、半分はイラストレーターというね、結構2足のわらじを履いて働いていたという感じなんです。
この全職のデザイン会社にですね、たくさんの絵本作家とかイラストレーターが所属していました。
デザイン会社にこういう作家がいるっていうのは珍しい会社なんですよ。それが結構売りな会社であったんですけれども、
なので私は先輩方がたくさん本を出しているっていう姿を追いかけて、デザイナーとして頑張って働いていたという感じなんですね。
イラストレーターといってももちろんいろいろな働き方があります。
商業の広告デザインとかね、そういうワンビジュアルの仕事をずっと手がけているっていう方もいらっしゃれば、
本当に絵本作家さんのように絵本とか本を出し続けることでそちらを生業としているっていう方もいらっしゃると思います。
皆さんね、いろいろだと思います。
私はというと、前職の会社では先輩方は結構絵本を出したりとかされてたんですけど、
どちらかというと商業的な企業さんのセールスプロモーションの絵を描いたりとか、
イベントごとのポスターとかのキービジュアルを描いたりとか、
本を作るとはちょっと違う方向の仕事をたくさんやっているイラストレーターでした。
なので、いいな、私も先輩みたいにいつか本を出したいなっていうのが結構夢だったんですよね。
今回の本が自分自身の著者、著書として何冊目なのかなというのを数えてみたんですけれども、
私は絵を描く人間なので、作、誰誰、絵、私、みたいな教長もすごく多いです。
なので教長も含めて一応自分の本というふうに紹介させていただきますが、
それで言うとですね、今回のR80の小学生版が19冊目の本になります。
まあまあ出してきたなというふうに思いました。
例えばね、ボイシーとか音声配信界隈でそんな話をすると、すごいですねとか言われるんですけど、
でもこれは私は本業なので、それこそ先輩とかに比べたら少ない方なんですよね。
なので全然すごくはないんです。
例えば本業がお片付けのアドバイザーの方でしたら、
そのお片付けのアドバイスを何件やってきたかっていうのとおそらく似たような感じになるんですよね。
イラストレーターの仕事は本を出すとか絵本を出すだけではないので、
それだけが実績の件数ではありませんけれども、
その一つなのでそんなにすごいことではないと自分では思っています。
初めての著書
もっともっと本とかを出していく作家になるんだったら、
もっと出してないとダメだなっていうね、まだスタートラインに立ったくらいなんですよ。
とはいえもちろん誰もが出せるものではないと思うので、
この幸運には本当にありがたいなと思っています。
どんなきっかけで私が本を出してこれたのかっていうのを少しお話ししようかなと思うんですけれども、
初めて出した本、自分が名前がちゃんと載って出せた本っていうのはですね、
フレーベル館さんから出ています自動書のお仕事図鑑キラリ美容師という本です。
これはですね20代の頃に初めてお声掛けをいただいて出した本になります。
なんですけどもね20年以上前の本なんですが、多分ね今でも売っていると思います。
ロングランでずっと出てるんですよ。
職業紹介本なのでそんなに古くならないんですよね。
美容師さんにね結構取材をして、これもモノクロなんですけど全編漫画っていうめちゃくちゃ大変な本だったんです。
今見てもね、でも全然古くなってないというか全然見られるので、
もしね美容師に興味があるというお子さんがいらっしゃる方はね、ぜひチェックしてみてください。
このフレーベル館さんってねアンパンマンの出版社さんですよね。
このフレーベル館さんはそのデザイン会社に勤めていた時のクライアントさんの一つだったんですよ。
先輩作家さんがすでにお仕事をしていてですね、本ももしかしたら出していないんですけど、
その関係でうちのね若い子で結構絵が描ける子がいるんでファイル見てやってくださいみたいなバーター的な感じで、
そういう自分のね作品とかポートフォリオを見ていただける機会があったんですよ。
もうこれがものすごく大きいと思います。
そしてしかもすでに仕事をしている先輩、実績のある方からこの子は結構いけますよ、
みたいな感じで営業してもらえたらね、そりゃあね外からフリーランスのイラストレーターでコンコンってね、
ドア叩いてみてくださいってやるよりはだいぶ有利なんじゃないかなと思いますね。
なので私はとにかくデザイン会社に、そのデザイン会社に勤めていたっていうのはかなり大きなことだと思います。
そして次に出した本はですね、アンパンマンの出版社さんです。
これもまたフレーベルカンさんから出ているというか出ていた本なんですけど、
日本テレビ日テレのズームインというね番組、この前終わってしまいましたね。
そこに出ていたズーミンっていうキャラクターがねいたんですけれども、
そのズーミンの絵本を作りたいというねお話が出たときに、
コンテンツのデザイン会社さんがですね、
絵本出版の経緯
ズーミンの絵本を作りたいというねお話が出たときにコンペに声をかけていただきまして、
で見事ね勝ち取りまして、ズーミンの絵本を実は4巻まで出しているんです。
もうねレア本になっていると思います。メルカリとかだったらあるかもしれませんね。
でもねすごくいい絵本です。自分で言うのもなんなんですけどね。
これをね書かせていただきました。
そして次がもうですね今も続いていますポプラ社さんから出ている鬼の子にこちゃんシリーズの絵本なんです。
これが7巻まで出ております。
これもですね会社自体にコンペのお声掛けがかかり、
そこに参加させてくださいというふうに自分からね参加表明をしてコンペに入ったという感じです。
これもですね会社にポプラ社さんから声がかかるっていうところに
いられている、それ自体でチャンスが巡ってきているんですよね。
ここで勝つというのがめちゃくちゃ大変なんですけど、
そこで勝ちまして鬼の子にこちゃんというキャラクターを私が提案しましてですね、
選んでいただきシリーズ絵本になったというものです。
次がですね初めての実用書大人向けの本なんですけれども、
パイインターナショナルさんから出ています。
素人ですがデザインしてみましたという本です。
これはですね今回の作文が漫画で学べるみたいな感じと同じなんですけど、
デザインが漫画で学べるという本なんですね。
これはこちらからの提案でもなく、先輩がつながっていたという出版社でもなく、
向こうからお声がかかった本なんですね。
これは私のインスタグラムを見ていた編集者さんが、
この人に絵を描いてもらいたいというふうに尋ねてきてくださったんですよ。
インスタグラムとかねやっぱり発信を続けているというのがいかに大事かということが分かりますね。
そこで最初は絵を描いてくださいというご依頼だったんですね。
パイインターナショナルさんというのはもともとデザイン本がものすごくお得意な専門の出版社さんなので、
内容はもしかしたらうちで作るかもしれないというお話だったんですが、
私がデザイン会社に勤めていて、しかもアートディレクターもやっているという身だったので、
これ皆さんの会社で著者になりませんかというお話に変わったんですよ。
すごいね、みんなでこれいいんじゃないって言って結構興奮したのを覚えてますね。
めちゃくちゃ大変だったんですけど、
でもこれも私としてはすごく大事な代表作と言える本です。
次がですね、同じくパイインターナショナルさんから出ています、
うさぎのおめめちゃん教えて自動車君という絵本です。
これは同じ出版社さんなんですけど、別の部署の方からお声掛けをいただきました。
こういう流れはねものすごくありがたいですね。
実用書の方が別に紹介したとかではないんですけれども、
うちの社内で実績がある方だったらという感じで、
その方も私のインスタグラムを見てくださって実現したという感じでしたね。
そんな流れです。
この絵本はですね、もともとうさぎのおめめちゃんというキャラクターがいて、
それの絵本家を作画をやったという感じの参加の仕方だったんですけれども、
ここで初めてですね、自ら私たちから提案して採用いただいた、
自分が作絵となる絵本が出版できたんですよね。
これもほんと全てつながってつながってやっとという感じですね。
ちょっと前半戦で10分経ってしまいましたので、
実用書と新たな挑戦
今日は一応前編ということにさせていただきます。
ここで初めて自らの提案で自分が作となる絵本が出るんですけれども、
そのお話からは後半に続くといたしましょう。
こう振り返って見てみるとですね、
私はとにかく出版社さんとつながっていたデザイン会社に
勤めていたというのがめちゃくちゃ大きいんですけど、
でも大きく決まったお仕事をほとんどコンペなんですよね。
コンペで勝ったっていうことなので、
自信を持ってね、自分の力で成し遂げましたって言ってもいいのかなという気は
いたしますね。
はい、ということで今日は自分の本がどんなふうに出せたのかというのを
ちょっと振り返ってお話ししてみました。
イラストレーターの原江美でした。
フォローやコメントをいただけるととっても嬉しいです。
また話します。