AIメディア、MiraLab AIの平岡です。
この番組は、AIメディアの運営者が、AIの未来を考察するポッドキャスト番組です。
今回はゲストをお迎えしております。
あの小学館と事業展開を多数行っており、今回は自社でAIアプリを開発している企業様ということで、
株式会社スラスターで睡眠特化型AI会話アプリ、MOFUREでプロデューサーを担当しているコンノさんと、プランナーの脇坂さんにお越しいただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
ということで、今回はこのお二人とお話を進めていきたいと思います。
それでは今回のテーマはこちら。
キャラクターは人がつくる、MOFURE開発に学ぶクリエイター価値論。
ということで、今回MOFUREの開発の裏側を深掘りしていきたいと思うんですけども、まず最初にお二人の簡単な自己紹介をお願いできればと思うんですけども、コンノさんからいただいてもよろしいですか。
はい、スラスターでプロデューサーをしております。
これまで製作会社畑でいろんなイベントとか空間とか映像とかSNS、デジタルプロモーションとたくさんの企業とかコンテンツホルダーと一緒にいろんな案件の進行を行ってきております。
今回、小学館さんのグループ会社として誕生したスラスターという会社では、小学館さんと一緒に作品やIPにテクノロジーを掛け算した新しい事業だったり価値づくりにチャレンジをしております。よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
結構事前にお話もさせてもらったんですけど、VRだったりとかXR領域、さまざまな事業をやられているということで、
今日はかなり解像度の高いお話が伺えるんじゃないかなと思っております。
じゃあ脇坂様からもよろしいですかね。
はい、スラスターでプランナーをやっております。脇坂雅博と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
私の方はゲーム業界の方でキャリアをスタートさせていて、新しい技術を応用したコンテンツを生み出すみたいなところに楽しみを感じていて、
今回株式会社スラスターにジョインしてからAI事業というところをメインに担当しています。
今後もAIを利用したものであったりだとかVR、XR、いろんな技術をいかにコンテンツに応用するかみたいなところとか、
あとはどのようにそれでユーザーさんに楽しんでもらうかっていうところを考えながら、いろんな開発をしていきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。
はい、ありがとうございます。よろしくお願いします。
もともとゲーム業界だったんですね。
はい、そうなんですよ。
なるほど、それでいいマイクを持ってらっしゃると。
そういったところもちょっとありますね。
なるほど、ありがとうございます。
最後まで聞いていただければ、クリエイターの未来像と人間だからこそ実現できるキャラクター体験というのが見えてくるんじゃないかなと思います。
そもそもMofretはと皆さん思っていると思うので、簡単にサービス紹介をいただいてもいいですかね。
はい、Mofretは睡眠時に寂しい夜に一緒に喋れる相手が欲しいみたいなところから生まれたAIの会話アプリという風になっております。
アプリの中では2人のキャラクターがユーザーのことを待っていて、通話をかけてみると一緒に楽しく話して一緒に夜を過ごせるみたいな体験を得られるかなと、そういったアプリになっています。
はい、ありがとうございます。今回ベータ版っていうところですもんね、まだ。ただアプリを落としてもう全然試せるという状況ですよね。
なるほどですね。ちなみにAIキャラクターと実際のイラストレーターさんが描いた絵を比べたときに、やっぱりイラストレーターさんが描いて絵がいいよねってなるみたいなデータじゃないですけど、意見とかそういうものってあったりするんですか。
そうですね。ちょっとデータがどうっていうところが正直なところないんですけども、やっぱりそのイラストレーターさんの一つのイラスト作品ではなくて、その人の例えばXを見に行ったときにいっぱいその人らしい絵柄の作品があるっていうところに背景とかストーリーを感じたりだとか、
このイラストを作るまでにこのイラストレーターさんはこういう絵を手掛けてきたんだなみたいなところのストーリーっていうところもやっぱり人が好きになれるポイントだと思っているので、そういったところがやっぱり変わってくる、大きく変わってくる場所なのかなと思っております。
確かにそうですね。ストーリーってめちゃめちゃ大事ですよね。物を買うときもやっぱりそのストーリーがあるかないか。これ今後のAI時代にすごく重要な気がしますね。ストーリー性っていうのは。
そうですね。やっぱ工場の量産品もちろん安くていいものもどんどんできているけれど、やっぱりこうふとした瞬間に職人さんが作っているいい、例えば漆塗りのものが欲しいだとか、そういった感情ってやっぱりどこかにはあり続けると思っているので、そういうそのストーリー性とか職人芸とかそういったところに人の感情ってやっぱり大きく動かされるんだなと最近はよく感じています。
なるほどですね。コンドさんはいかがですか。イラストレーターを起用するってなった時に賛成派というか、いいねみたいな感じだったんですか。
そうですね。弊社の制作メンバーがかなりそのコンテンツだったり作品が好きで、作家さんだったりクリエイターさんをリスペクトしているっていうメンバーが多いんですけど、私以上に例えばある作品を取り扱うコンテンツを作るっていう時は、もうかなりその作品を読んでファンと一緒の心理になれるようにすごく努力している背景もあったり。
今回も秋坂がイラストレーターさんのイラストを起用するっていう方針を決めてたんですけども、そちらもやっぱりその既存のクリエイターさんたちにとって逆にチャンスになれる機会だったりサービスを提供したいなっていう気持ちもありますので、
今まで紙媒体で作品を作ってきた方がデジタルだったりSNSで発信するように、一つそのAIのインタラクティブなコンテンツだったりメディアがさらにその人の新しい手段の一つになれたらいいなという思いでやっております。
なるほどですね。もともとこのリスペクトであったりとか作品に対しての愛情みたいのがかなりあるチームってことなんですね。
そうですね。そちらを目指してやっております。
ありがとうございます。
じゃあそのイラストレーターにお願いしようってなった時にどういった基準でというか、こういうイラストレーターさんに依頼したよねみたいなのってあったりしました?
ここに関しては本当に結構直感になっていて、主観で直感というかっていうのもですね、やっぱ大事だなと思ったところが自分が好きだと思える、この作品いいなって思えるイラストレーターさんにお願いした方が
よりこう例えばじゃあAIのキャラクターのキャラクター設定とか喋り方とかを考えるのは我々なので、そこでより解像度高く出し、自分たちがこれならユーザーの皆様にも好きになってもらえる、そういったものをより作りやすいんじゃないかなっていうところで本当にあの直感です。
なるほど直感なんですね。なんか純粋に疑問なんですけど、皆さんキャラクターとかイラストが好きっていうチームで誰か一人がこのイラストレーターさんにしようみたいな形でトップダウンで進めていくのかみんなで決めていくのかってどっちなんですかねこれって。
そうですね開発の現場とかその雰囲気とかにもよるんですけども今回に関してはみんなで好きなイラストレーターさんを持ち寄って、今そのイラストレーターさんに頼む前のキャラクター設定を見て、この人なんか雰囲気いいんじゃないかみたいなところで結構民主主義的に選んだところはあります。
なるほど、じゃあみんながこれこの方がいいねっていうところで決めていったっていう感じなんですね。
そういう感じです。
やっぱなんか絵柄とかなんですかね、そのストーリー的なのも含めてなんですかそこも。
そうですねあの両方になってきます。やっぱ絵柄が少し独特すぎるというかその人の世界観強く押し出されてしまうのはやっぱりアプリの統一感みたいなところも難しくなってきてしまうのでそこはちょっと考慮した点ではあるんですけど
その中でも私たちが求めていた寝る時に安心感を与えてくれるようなイラストを描いてらっしゃる人とかそういったところから考えたりはしていましたね。
なるほどですね、確かに確かに。もともとのやっぱり課題感があってそこに寄り添った絵柄を描けるイラストレーターさんをみんなで選んでいったっていう背景ですかね。
そういった感じです。
ありがとうございます。ということは最初にイラストレーターさんにご依頼するってなった時にこのビジョンとかコンセプトみたいのをお伝えしたと思うんですけどどういう感じでお伝えしてたんですか。
そうですねコンセプトこのアプリ自体のコンセプトが寂しい夜にいつも友達がそばにいるみたいなのを社内のコンセプトとして掲げていたのでそこはまず第一に伝えました。
寂しい夜に友達がそばにいてどういうことかなみたいなのを言語化した時にやっぱりちょっと喋りたいなちょっと話したいなって思う時とかそういった時に横にいても違和感のないというか
自分が自然に喋ってるんだよって感じられるような雰囲気にしてくれみたいなお話とあとはやっぱり寝落ち通話寝る時の通話というところでやっぱり夜の雰囲気を出せるようなものであればもう結構何でもいいみたいな感じでイラストレーターさんその人その人の絵柄でお願いしますみたいな感じでお伝えしました。
なるほどですね。
あとそのクリエイターさんに依頼を秋坂の方からかけた時に私もちょっとハッとしたんですけれども今回その書いていただいた作品はAIには学習させませんみたいな例えばじゃあ違うポーズを作ったりとかなんかそれを使って学習させた上で何か他に活用するみたいなことはしませんみたいなことを最初の連絡で入れていまして
やっぱりその今クリエイターさんって自分のイラストをAIに学習させられちゃうっていうことにナーバスだったりちょっと不安心をされているっていうところのやっぱりそういう状況かと思いますのでちゃんとそこを伝えることでやっぱり任せてもらえる安心感がもしかしたら少し出たのかなっていう風にも肌から見ていて思っておりました。
なるほどですね確かにそれめちゃめちゃ重要ですね。
実際の日本の著作権でいくと我々の別のエピソードで著作権について話したんですけど世界一ゆるいんですよね日本の法律って
AIに優しいというか
まあいい言い方をするとそうですね
なんですけどやっぱりそのクリエイターさんからすると学習する時点ではもう何でも ok みたいな感じになっちゃっててその出力するときに著作権が関わってくるかどうかっていう形になってるんですよ。
なるほど
なのでその最初の他に学習をさせませんよっていうアプローチは依頼をする側としてはなんかすごくリスペクトできる姿だなと思いましたねすごい素晴らしいと思います。
ちなみに今はキャラクターデザインは2人いると思うんですけども今後も何か増やしていくっていうことですよね。
そうですね今後もどんどん増やしていけたらなとは思っております。
この佐藤小春ちゃんAIっていうのも検証中ということですよね。
はいそちらは小学館のXR推進室というチームがあるんですけれどもそこの皆さんと一緒に取り組んでるテストプロジェクトになっておりまして
一般の公開はしていないんですけども塩太陽の佐藤さんが好きな男の子にだけは甘くなっちゃうというようなストーリーになってまして
それを追体験できるように最初はちょっとツンとされるんですけどだんだんと甘々になるっていうのを会話を通して体験できるという
これめちゃくちゃ良くないですか高感度を上げていくみたいなイメージですかね
そうですねどうやったら仲良くなるっていういろいろ裏側で設定はあるんですけども仲良くなるとっていうところになっております。
これめちゃめちゃタイムリーなんですけどXからグロックからコンパニオンモードっていうの出たじゃないですかつい最近で金髪ゴスロリみたいな
で今すごくバツってると思うんですけど
そうですよねまさに
あれも高感度を上げると抜いてくれるみたいなのですごいバツってるような感じなんですけど
そうですね
ああいう形でいろんなプロダクトリリースされていくのかなと思いつつも
でもマーケティングコストめちゃめちゃ高いからなかなか難しそうだなとも思いつつ
ただそういうプロダクト出たらすごく需要はあるんだなとも思ったんですよね
だからこの日本のIPで特に人気の作品でそういった追体験ができるものって個人的にはめちゃめちゃ伸びそうだなっていう感じはしてますね
そうですねまさにその高感度なのかじゃあ今回のキャラクターだとすごい好きだよとか褒めたりすると
なんか度数が上がるのかなって思ってるんですけど
その佐藤小春ちゃんとのコミュニケーションは決してすごい大好きって言えば仲良くなるわけでもないっていう
やっぱりその作品のキャラクターと仲良くなるっていうのはその子の人格だったり設定があるので
それぞれ違うようにきっと作品のキャラクターも仲良くのなり方っていうのはそれぞれ違うのかなっていうのを設計できたらいいなというふうには思ってます
いやめちゃめちゃいいですねやっぱりその作品への解像度がどれだけ高いかどうかで結果が変わっていくっていうのは
恋愛シミュレーションゲームとかもそうですよねいろんな子がいてそれぞれ攻略の仕方が違うみたいな感じで
そうですね今回は木坂が設定したキャラクターもちょっと褒めると逆に嫌がっちゃうみたいなやめてよみたいな
言ってなかったっけ
ツンデレで
はいこっそりそういった設定も仕込んでおりましてこうやっぱしゃべっていく中で少しずつ楽しみというか
ユイザさんなりに楽しさを見出してくれるといいなみたいなところでちょっとした設定みたいなのも入ったりはしています
なるほどそういうやっぱ攻略要素があるとめちゃめちゃ楽しめそうですね確かに
まさにそう思いますそういったところをどんなふうに尊重して例えばキャラクターがしゃべるという点であれば
その先ほどの小物の花は果たしてフォーカスした方がいいのか悪いのかみたいなところとかまで考え始めると
やっぱりそれは明確な解決方法がまだちょっとないどう扱っていいかわからない部分でもあるという悩みはあります
コンノさんからは何かあります
そうですねやはり原作をすごく大切にしているっていうのが小学館さんのグループ会社になってより近くで
いろんなプロジェクトに携わることができた上で感じているところになってまして
ただそれを例えば映画にしたりとかアニメにしたりとかなんか新たなグッズにしたりとかするときに
ここのチームだったらまかせれるよねこんなノウハウを持ってるよねみたいなところに行けるといいなというふうに思ってまして
それが技術を駆使するのか何か自分たちなりのセオリーを持つのか
ファンと同じ心理で扱えるっていうところを武器にするのかいろんなアプローチはあると思うんですけども
そこを一つ大きな武器を作っていきたいでもまだまだ我々も答えが出せてないところがありまして
今回はあえて自分たちのオウンドでアプリを作ってみて
自分たちでイラストレーターさんにお願いをしてアウトプットを作ってみたというところになります
なので今後はいろんな漫画作品だったりイラストレーターさんだったりとか
もしくはVTuberさんだったりとかいろんなクリエイターさんとの競争を作っていきたい小さな一歩みたいな形になってます
ありがとうございますちょっと文脈違うかもしれないんですけど
AIを搭載することによってそのキャラのストーリーとか背景が崩れる可能性があるみたいなイメージですかね
そうですねそこがどう守れるか生かせるのかこんなこと言わないよなってやっぱり裏切っちゃうと
我々の目的とは別になってしまうのでどうそれが作れるのか
なるほどですねそれこそ最近のGlockのコンパニオンモードだとJSON使って人格を変えるみたいなのが一瞬で広まってたんですけど
その人格を変えられてしまったらもう意図していることがかなり変わっちゃうじゃないですか
世に出した時点でそれが良しとされると逆にもっとイラストレーターさんは描きたくなくなっちゃったりとか
なんかそういう問題は確かに抱えちゃいそうだなって感じがしましたね
だからそこは学習しないだったりとかプロンプトインジェクションされないだったりとか
結構その作品を守るっていうところにかなり苦労されそうだなって感じがしますよね
そうですねさらにそこを違うメディアだったりコンテンツの形にすることも
クリエイティブの一環かなというふうに思っておりますので
そこをどういう気持ちを持って携わっているメンバーも一緒にそれを作っていくっていうところなので
守ることと新しく生み出すことの両方が叶えられるといいのかなというふうに思っています
なるほど二次創作を良しとするかしないかみたいにちょっと近いんですかねそれで言うと
そうですね二次創作だったりメディアミックスだったり
原作が映画になるときにすごくいいものができたって思うときと
批判があるときとかいろんなやっぱり人間が作るものなんであると思うんですけど
そういうことのチャレンジにも少し近いのかなというふうに
なるほどですね確かになんかそれらを聞くとやっぱり
人の調整ってすごく必要そうだな今後もって感じはしますね
そうですねやっぱりそれを受けて新たに作る人の気持ちだったり
作品への理解がすごく大事なのかなというふうに思っています
確かにそうですねなるほどありがとうございます
じゃあここからはですねこれからちょっと先の未来の話をしていきたいと思うんですけど
これからそのAIの精度がより高まっていくと僕は思っているんですけど
その過程でクリエイターさんの価値ってどういうふうに変化していくって考えられてますか
そうですねあのさっき話してた中で工業製品の例みたいなのを出したと思うんですけど
それと同様にやっぱりこう一点物っていうような視点の中で
より付加価値が高まってくる未来があると思ってるし来るといいなと
私自身はすごい思っていますね
ユニークっていうことですね一点物
そうですね
なるほど河野さんはどういうふうに考えられてます
もちろんユニークな作品の価値も高まるということも感じておりますし
なんかその作品を学習するっていうことに対してやっぱり今は
結構賛美両論でネガティブに思われるクリエイターさんもいらっしゃると思うんですが
自分が作った作品例えば10点をどうAIと掛け算して新たな創作活動にしていくかっていうのが
クリエイターさん本人が新しい作品として挑戦してみるっていうのもありなのかな
いやこれはすごい全然アイデアにはなってないんですけど
なんかその自分がもしクリエイターだったらとかいろんなクリエイターさんも
多分AIに今すごく向き合っててそれをどう取り入れていくのかっていうところだと思うので
なんか面白いものが誕生するといいなっていう期待も一方で増しています
なるほどですね結構別々の意見な感じもしたんですけど
そのクリエイターとして一点ものをとにかくこだわり続けるっていう世界線と
それをやりつつもAIでどう拡張するのかっていうところの2極の意見かなって感じたんですけど
確かにこれどっちも大事っていうのがちょっと僕も感じてるんですよね
なんかAIの時代になってより大変になったなっていう感覚があるんですよね
例えば弊社だったらメディアなのでライターさんたくさんいるんですけど
今まではライターの仕事だけ頑張っていればよかったものの
AIも使っていかないともう仕事ができなくなっていくみたいな状況になってて
でもライターとしての資質がないとAI使ってもいいものが出ないみたいな形になってるんですよね
なのでどっちも頑張らないといけないっていう大変な時代になったなって僕は常々感じてるんですけど
結構クリエイターさんの世界でも同じようになるのかなっていうふうには感じていて
結構お二方どちらの意見もすごく大事だなとは思うんですけどどう思います?
やっぱりいつかは馴染んでいくんじゃないかなって一方で思ってるところもあって
例えばパソコンが仕事に取り入れられていた世代と取り入れられる前の世代とみたいな感じで
パソコンを使った方がいろいろ仕事が便利になってるけど
パソコンを使わない仕事で生きてきた人たちはきっとパソコンを使うか使わないかできっと責められたというか悩まれたと思うんですよね
だからきっと同じようにちょっと今はまだ難しいところ感情的なところも含めて難しいところあると思うんですが
やっぱりAIをうまく使って先ほど私がお伝えしたような自分らしさとか一定ものみたいなのを出される方もきっといらっしゃるし
そうではなくてうまく使って例えば最近流行っているクロードコードとか
そういったプロトタイプとかプログラム作品みたいなものを作れるようなものを使って
例えばイラストレーターさんが自分一人でゲーム作ってみた
でも自分のイラストを使っているからすごい見た目もこだわってますみたいな感じのものができたりだとか
そういう便利なツールとして向き合っていく未来があるんだろうなとは思ってます
なるほどですね確かにだから本質の価値はきっとそこまで変化しないと思っているって感覚ですかね
そうですね本当にそこかなと思ってます
うん確かに
じゃあこのAIがイラストを描けるけど人に頼むっていうこの選択を続けるためには
逆に企業側はこういうどういう指標だったら評価地区みたいなのを持つべきだと思いますか
イラストだけじゃなくてデザイン全般に言えるかなと思ったんですけど
そうですねやっぱり先ほどお話してもらった通りやっぱりイラストだけじゃなくて
例えば音楽とか企画とか何でももうAIでいいじゃんみたいな時も私自身結構あったりしたこともあったんですけども
やっぱりこう正解のないものであったりだとかエゴを出したいなって企業の中でとか開発チームの中でとか
そういった風に思えるところこそあえて人にお願いする選択とか指標とか選ぶ時の指標とかそういったところになってくるのかなと思ってはいますね
なるほどエゴめちゃめちゃなんか大事な気がしますね
そうですねやっぱこれを伝えたいこれを届けたいこれが好きって思っているのがクリエイターの私の中では一番のエゴだと思っている
なるほど企業側もどういった価値を提供したいのかっていうパーパス的な理念とかですよね
ビジョンミッションバリューっていうところを明確に持てば持つほど人に頼みたいって思う可能性なんか高くなりそうな気がちょっとしました今
きっとありそうですよねここはやっぱこだわるべきだから人じゃないみたいな会話ってきっとあると思うんですよ
ありますねうちでも結構ありますねそれは確かにおっしゃる通りかもしれないですね
なるほど今野さんはいかがですか
そうですねやっぱり現場の中でも結構そのクリエイティブに長けた会社さんで中にデザイナーさんとかがいらっしゃる会社さんでも企画段階では
イラストこれAIだよなみたいなのってすごく取り入れられてるっていうところも見て取れて
なんかそのうまくコンセプトが決まるまではAIイラストだけど実際はプロに頼みたいみたいなところって企業側だったりとかサービス提供者側にはあるのかな
でそれが今なんでなんだろうっていうのがAIの作品に対する嫌悪感だったりとかなんかそこにレスペクトを感じてはダメなんじゃないかっていう価値観だからなのか
なんかその答えってほんと難しいなって思うんですけどやっぱり人と人の仕事を作っていくことが人として正解なんじゃないかって思ってしまっている自分も5つ難しい問いだなって思います
はい
なるほどですね結構葛藤しつつみたいな形なんですね
そうですねはい
でも最近のAIキャラの企業はマーケ的な文脈なのかなって個人的には思ってますけどね
AIでやりましたがバズるじゃないですけど炎上するって分かってるのにやってる会社さんとかもいるんじゃないかなとは思っていて
なるほど
結構海外だとAIで作りましたCM作りましたってなると結構炎上するんですよね
そうですね
で多分分かってるはずなのにやってるっていうのは炎上商法に近いというかマーケ的な発想でやってる企業さんもいるんじゃないかなみたいな感じはしてるので
これがもうちょっと落ち着いてくるとやっぱり人が作った作品がいいよねってなってきそうな気もしますよね確かに
そうですねでもしこのラジオを例えばAI絵師さんが聞いてたとしたらいやそこってそこもプロなんだよみたいな
いやそんなその辺の素人がAIに可愛いイラスト描けないだろうって思っているクリエイターさんももしかしたらいらっしゃるかもしれないですし
そこに対しての技術とかセンスとかその人なりのものができてきたらそれはそれでもしかしたら作品の一つになるのかもって
今ちょっとカウンターの意見をふと考えてみたって
なるほどなるほどいやでもそういう反骨心じゃないですけど
それってより良い作品が生まれる可能性も確かにあるかもしれないですね
そうですねなかなか言い切るのが難しい時代だなって思いました
確かにそうですねかなりセンシティブではありますよね本当にこの話題は
それこそ今最後にお伺いしたいんですけど
実際にお便りの中でもクリエイターですだったりとかそういったお仕事をされている方からもお便りいただくんですけど
AIに仕事を奪われてしまうと感じていてAIの勉強を始めましたで聞き始めましたという方もいらっしゃるんですよ
そういったAIに仕事を奪われるんじゃないかなって不安を抱えているクリエイターさんに対して
どういうふうにこうやっていけばいいのかみたいなお話ができたらいいかなと思うんですよ
最初にあの僕がどういうイラストレーターさんに依頼したいと思ったんですかって聞いたのはそういう意図なんですけど
やっぱあの直感でだったりとか多分それをもっと言語化すると企業がやりたいコンセプトに対して
寄り添ってくれるかどうかそういったものができるのかっていうのはすごく大事な観点かなと思ったんですけども
なんかその他にこうあったりしますか
そうですねあの我々も当然あの会社の中に所属しながらものを作っているクリエイターではあるっていう中で
やっぱりこう自分の仕事もよくなくなっちゃうんじゃないかなとか思うこともあったんですけど
やっぱり結構何回もお伝えしたようなディティールだったりだとかその人のストーリー性
イラストに関してのストーリー性とかそういったところを感じられたものを
私としてはあのどんどんこう世に出すお手伝いというか
一緒にやっていきたいイラストレーターさんだったりクリエイターさんってそういう方なのかもなぁと
個人的にはすごい感じていたりしています
なるほどやっぱ背景だったりストーリーにどれだけこだわれるかっていうのが
価値を高めることにつながるんじゃないかなというところですかね
そうですね現状のAIの制作物とかいろんなものって当然ちょっとやっぱ正解に近いとか
こちらの指示に従った良いものが出来上がっているとはやっぱり思うんですけど
さっきの言葉の中で言うとエゴみたいなものがこう感じられないというか
綺麗に収まってるんだけどここだけ逆に違和感ですごいなんか気になっちゃうから今度は見ちゃうみたいな
そういった良い意味での違和感とかその人らしい空気とかそういったものが作品に乗ってくることが
なんかすごい重要なんじゃないかなって思ったりは自分の仕事でもしたりしてます
なるほどですね確かに体験自体は人にしかできないですもんね
そうですね
でその体験をどうやって作品に表現していくのかっていうところに
言葉にできない何かこだわりを感じるのかもしれないですね
そんな感じです
ありがとうございます確かに
河野さんはいかがですか
そうですねあのちょっと前にもともとARライブの会社が出身ってお伝えしたと思うんですけども
その会社にちょっと久々遊びに行ったら映像チームが撮影をしてたんですね
でそこの大御所の先輩に最近どうみたいな話をしておりまして
なんか我々AIやっててみたいなで僕もやっぱりすごく映像畑今まで来てきて
大体そのなんか機材の進歩で映像の進歩が伴ってたのに
AIが生成したところの時代がやっぱり自分にとってはすごくショックだったみたいな
別に作れるじゃんみたいな技術とか機材がなくても好きな映像が作れちゃうんだって
なんか自分の中ではすごくショックだったみたいな話だったんですけど
ただそれを踏まえてやっぱり映像を撮るとか現場が面白いみたいな価値が
逆に自分の実感としてあるみたいなやっぱり撮ることの贅沢みたいな
その撮影するっていう体験の仕事自体がすごく価値があるものっていう
今の話で思い出したんですけどやっぱり作り手がどんだけその作る工程自体を楽しんだり
するっていうことが贅沢なものになってきたりとかするのかな
その贅沢が体験として消化されてやっぱりAIに作れないものが作れるようになるかもしれない
そう信じたいっていう感じですよね
そうですね
めちゃめちゃいい話ですねこれだからすごく抽象的ですけど
クリエイターの価値を今後も高めていくためには家庭を楽しむだったりとか
体験を重視するだったりとかやっぱりAIにできないところをどんどん時間使って
表現していくっていうのがすごく大事なんじゃないかなって感じましたね
そうですね
だから家にこもって絵を描くというよりかはいろんなところに行って
それをAIで時短しながら描くでもいいですし
そもそも使わずに描いていった中で新しく生まれるものもあるかもしれんですけど
とにかくその過程を楽しむっていうのはすごく重要なポイントなんじゃないかな
というのは個人的に感じましたね
そうですね
脇酒がエゴって言ってたエゴかってちょっと思ってたんですけど
そうなんですね
確かにクリエイターさんとかエンジニアさんと一緒に仕事するときって
たまにはすごい自分が伝えたいこととかクライアントからこういうオーダー受けてるのにっていうのが
叶わないフィードバックをクリエイターさんのほうからもらったり
ここは譲れないですみたいな
なるほど
でもそういうことってAIでは起こらないだろうし
それってやっぱり面白いものが結果できたりするんだろうなみたいなのは
なるほど
やっぱりその人の持ってる強い性だったり譲れないものみたいなのって
AIには多分それを設定しないとないでしょうし
できたとこでな感じがしますね確かに
そうですね
だからそこは大事にしてもらいたいししていきたいなって思いました
なるほど確かに
そのエゴがあってぶつかるからこそ新しいもの生まれますもんね
確かにエゴめっちゃ大事かもしれないですね本当に
そのエゴはきっとその人が体験してきたことの中から生まれるものだと思うので
そうですね
その人のエゴをどれだけ出せるかっていうのは
これからのクリエイターさんの中ではすごく大事になってきそうな気がしますね
それではエンディングでございます
今回はご出演ありがとうございます
ありがとうございます
ポッドキャスト今回初めてだったと思うんですけどいかがでしたか
今回は脇坂くんに返答任すねって最初伝えてきて
自分だけリラックスした気持ちで
後からすごい好きなことばっかり話させてもらったんで
ちょっと脇坂くんよむりだこだったんですが
でもやっぱりこういう対話を通じていろんな考えがまとまったりとか
質問を事前にいただいたもので少し勉強したりとか
学べたっていうこともあったので
すごくいい機会をいただけたかなというふうに思っております
ありがとうございます
めちゃめちゃ嬉しいですありがとうございます
脇坂さんはいかがでしたか
自分はもうとにかくあらがでないみたいなところで
すごい緊張して話してたんですけど
結構やっぱ進行してくださって
エゴっていう言葉が自分の中で出てきてよかったなとか
めちゃめちゃいい言葉でした
本当に
ありがとうございます
言語化することのやっぱ大事さだったりだとか
人と考えをぶつけて
それこそエゴを出して物を作る楽しさみたいなのは
すごいポッドキャストにおいてもあるなっていう風な感じながら
楽しく話させていただきました
それを聞いて確かにと思いました僕も
なるほどありがとうございます
でも本当にお二人いいですよね相性というか
脇坂さんがあらを出ないように喋りつつ
近野さんがそれをぶち破ってくるみたいな感じで
いいバランスだなって思いましたね
そんな感じの現場感で
いいペアでこれからもやっていきたいと思います
僕も話しててすごい楽しかったです
ちなみにお二人お仕事とかプライベートで
利活用されてるAIとかってあります普段
そうですね自分のほうは結構いわゆるGPTとかジェミニとか
そういったものは仕事でよく使いますね
結構アイデアに困ったりとかメール作ってもらうとか
そういった細かいところから
自分の間違ってないなみたいな
安心を作り出すことができるツールとして結構付き合うことが多いなと思います
なるほどですねある程度自分の中で答えは持って
使って大丈夫そうだなみたいな
擦り合わせに使ってるみたいなイメージですかね
そんな感じのことが多いですねやっぱり
なるほどですね近野さんは使われてます普段
そうですねやっぱりChat GPTは使いますし
サービスのプロトタイプとかを作るときに
おおよその工程とか工数だったりとか
シミュレーションまでしてくれるんで
そういう事業を作るときにやっぱりすごく
アイデアフラッシュレベルでプランナーだったり
エンジニア巻き込むとすごく時間がかかっちゃうと思うので