2025-05-21 42:47

#6-1 理学療法と理学療法士学の違いや学会について

堀 寛史

https://x.com/hiromumi

田代雄斗

https://x.com/yuto_therapist

00:03
こんにちは、田代です。
こんにちは、堀です。
Advanced Therapistのエピソード6本目ということで、前回は認定とか専門とかの理学療法士の仕組みとか、生徒だったりを中心に話していったんですけども、今回は学会の方を全体的に、結構いろんな分野あると思うんで、その辺り喋っていけたらなと思います。お願いします。
お願いします。
という感じなんですけど、認定専門とかと領域が被るところもあれば、違うところもあるっていう感じだと思うんですけど、学会に関してはどの辺りから話していくと良さそうですかね。
もともと、学会って何?っていうところになってくると思うんですけど、理学療法士が資格職として生まれて、資格職として生まれた時っていうのは、理学療法だったんですね。
今、大学とかになると理学療法学と言われるわけです。これ、理学療法が理学療法学にどういうふうに変遷してきたか、そして学になると学会ができるというふうな流れになるんですね。この辺りって何かご存知なところってありますかね。
全然ご存知ではないのでご想像なんですけど、理学療法っていうと臨床的な技術っていうところが学問として学術としてのことを考えるような方向に進んでいったみたいな感じなんですか。
そうですね。特に今の言い方をすると、エビデンスの蓄積をする期間が必要だったということになるのと、当時WCPTですけども、WCPTの中では学問としての動きが出てきてたわけです。
日本が理学療法士協会を作った時っていうのは職能団体なので、職業としての職域拡大だとか、職業としての技術の蓄積をするという団体として作られたわけですね。
さらに団体というところでいうと学会、あとは日本理学療法士協会は一部その役割を持ってますけど、労働組合の役割もあるわけですよね。
自分たちの給与をどうするかとか、自分たちの法律における権限をどうにか増やしたい運動をするとか、連盟とはちょっと違うんですけれども、そういう労働組合系のものもある。
学会となったら先ほども言いましたように、いかにエビデンスというものを蓄積していって、自分たちがやっていることの成果を世の中で知らせるかということの役割があります。
なるほどですね。それが学会としても最初に細分化されてできたのかとか、最初は大元の理学療法の学会があって、そこから広がっていったとか、その辺の流れってどんな感じになるんですか。
03:02
理学療法が学であるっていうところは、もちろん理学療法士学会っていうのを、理学療法士が生まれてから職能としてできてから名前は理学療法士学会という学術の代表というのはずっと続けてたんですね。
今で言うと第何回になるんだろう。もう第60回に近いぐらいの回数になってるんですね。今もう全国学会というのがなくなりましたので、第50回を最終で2015年かなで終わってるはずです。
理学療法士ができた時から一応学会ということでは続けているんですね。ただ、理学療法学ではないんですよ。実際に昭和59年ですので、1980年代に奈良先生が大会長するところで、理学療法学という言葉を初めて使ったんですよ。
奈良伊沢先生はアメリカで資格を取っているということがあって、そのあたりの視点が広かった。そこから理学療法って学なのっていう話になってきて、奈良先生がPT協会の会長になった時の一つの公約の中に、理学療法の中に学を作るっていう公約を出して、そこで1990年代に理学療法学になったということです。
理学療法学と理学療法って何が違うかわかりますか?
ちょっとはっきり言えない気がしますね。
これ結構重要なところなんですけど、多くの人たちって理学療法っていうのはよくわかってるんですよ。理学療法っていうのは例えば単価を読む人たちっていうのは、575で単価を読めるわけですよね。
その単価が良いものであるとか、非常にルールを守れてかけてるとか、知的に見てどうなるかっていう単価の研究をするのが単価の学問なんですよ。
だから理学療法を実践している人たちっていうのは、理学療法学ではなくて理学療法なんですね。
その成果、その結果というのを集めて何かしらコミットするっていうのが理学療法学なんです。
だから今、理学療法と理学療法学があいのこで動いてるような感じはありますけども、実際の臨床の人たちっていうのはほとんど理学療法をやっています。
我々大学の教員っていうのは、理学療法学の積み重ねを理学療法として学生に教えてるんですよね。
なるほど。理論と実践の違いみたいな。
この理論と実践もなんとなくみんな学学っていうふうに思ってるんですけど、実は学のほうが本当は少数だというところがまず第一点としてあるということですね。
06:07
なるほどですね。
そこで、自分の場合だと大学で資格を取って、非常勤ですけど請求変化で働いてたりとか、大学院で研究をしてた感じなんで、
大学院で研究してたほうは学に近いところで、現場は臨床っていう感じですよね。
そうです。その学になるのと理学療法の大きな違いって言ったところで、理学療法はこのアドバンスラップとしても早い段階で言ったと思いますけれども、
厚生省管轄の職業だということです。
だけども学っていうのは文科省管轄になるんですよ。
なるほど。
だから大学っていう組織は文科省管轄なんですね。
なので、研究とあとはその教育ということになるんですけど、専門学校というのは基本的に厚生労働省なので実践を教える場なんですよね。
そこら辺ってきれいに分かれているわけではないんですが、そういう分かれがあります。
そうですね。
なので、日本で最初にできた清瀬という学校から正確な年数は忘れたんですけども、1984年かな3年だったかなに金沢大学に医療技術短大というのが初めて文科省の中でできたんですよ。
それが学の始まりのひとつです。
先ほど昭和59年に奈良伊沢先生が全国学会をやったっていう時に金沢でやってるんですけど、
その金沢でやったっていうのはおそらく金沢の大学との影響があったはずです。
なるほどですね。
1993年かな2年かなに広島大学に4大ができます。4年生大学を初めて作るんですね。
そこから徐々に徐々に大学化ということですし、大学ができると何ができるか。
これ短大だったらできない、大学だったらできることっていうのはこれ大学医なんですよ。
なので広島大学でそのまま初めて修士課程、博士課程というのができたということです。
なるほどですね。
学問として続いていくためには文科省の中で最初は短大、そして大学、修士、博士という流れ。
これ全部奈良先生がやったんですよ。金沢も広島も全部奈良先生なんですよね。
だから日本で初めて理学療法士の職業で教授職を務めたのが奈良先生なんですよ。
なのでそのまま4大作るぞってなった時に、これは本当は東大か京大かって言ってたんですよね。
だけどもそれはね、かなわず広大になったっていう。
これちょっといきさつに今度聞いてみようと思うんですけど、本当は東大か京大かでやる予定だったんですよ。
09:00
なるほど。京大は京都医療担大があってそこから入った感じですよね。
そうです。東大はだから4大になったのはかなり遅かったです。
この辺りで4大を早くやったのは神戸大ですね。
だから僕が理学療法士の資格を、だから学校に入ったのが1996年になるんですけど、
その時調べてみたらですね、大学が9個かな8個あったみたいです。
僕大学なの全く知らなかったんですよ。大学なんかないよと思ってたらいくつかはあったみたいです。
いずれにしろその広島大学というのが大学化して、そしてその大学化をすると博士まで作れると。
そうすると理学療法士の教員が次の大学を作れるんですよ。
なので今増殖しているっていうのはそういう博士課程までを持っているところに行けば、
その大学教員の資格を得れるというところでその広島大学が一つの起点となって作っていったってことですね。
そういう流れだったんですね。今でもこう大学で理学療法の課っていうのは結構たくさんありますし、
その中でもまだ大学院の博士まではないとかっていうところもあると思うんで、そこは今でも少しずつ増えていってる感じですよね。
国公立など場合はほぼ持っていると思います。
ここちょっと一つもう少し区分けをしっかりしておくと、修士課程と博士前期課程は同じなんだけれども、
博士前期課程を持っているところは必ず博士後期課程を持っているわけですよね。
修士課程って書いてる場合はだいたい修士までしか持っていないということなんですね。
博士っていうのが本当の発音ですけども、博士っていうので博士でいきますけど、
博士後期課程までの教育をやろうと思った時にどういうのが必要か知ってますか?
カリキュラムっていうよりは教授がどのくらいいるとかそういう要件ですね。
大学の教員っていうのも一応ランクがあって、それは準教授、教授というランクではなくて、
大学の学部を教えれる人、修士の審査ができる人、博士の審査ができる人っていうふうにランク付けられるんですね。
博士の審査をできる人を因語というかスラングで丸号って言うんですよ。
丸号っていうのは号という合格の号を丸で囲む。丸号教授っていうのが一番上なんです。
これは博士課程の審査員ができるってことなんです。
教授の中でもそれができる人できない人がいる。
そうです。なので同じように教授でも丸号を持ってない人たちっているんですよ。
なるほど。
12:00
だから丸号を作っていって、丸号が一つの大学で例えば広島大学出たら、その人が違う大学に行くと大学院を作れるんです。
大学院のスタートが遅れてるっていうのはやっぱり丸号がいなかったんです。
なので丸号を作ろうと思ったらほとんど医者でやってたんですね、当時は。
理学療法士丸号っていうのが少なかったので、
例えば広島大学の場合、今もそうだと思いますけど博士かっこ保険学なんですよ。
博士かっこ理学療法ではないんじゃない?今も変わったのかもしれませんけど、
出てきた時は博士かっこ保険学なんですよね。
つまり丸号が理学療法士じゃないってことです。
なるほど。
丸号が理学療法士になると博士かっこ理学療法になるんです。
療法学になるんです。
なるほど。
自分の場合は人間健康科学っていう学科だったんでそれですけど、
理学療法の博士っていうのも今取れるところはいくつか出てきてるってことですかね。
兄弟の中でってことですか?兄弟の中は博士かっこ?
うちは人間健康科学。
人間健康科学ですよね。
だから理学療法学でやろうと思ったら兄弟はできるはずなんですけど、
理学療法だけの研究ではないというところで多分その名前を使ってないと思う。
結構なので学位をどういうふうに出してるかというところで、
大学の教授をどういった資格を持ってたのかが実は見えます。
なるほどですね。
だから5、丸号、あるいは講義のみ可能とかいろいろあるんですよ。
つまり大学院の講義はしていいけど審査員にはなれません。
大学院の修士までの審査はできますけど博士はできませんとかですね。
実は大学の教員にもランクがあります。
なるほどですね。
そことその学会の活動っていうとそこもやっぱりつながってくる?
学会活動になるとこれは全く関係なくなります。
だから学会と大学院というのが連動していないということですよね。
なので例えば学会の理事長になるためには
丸号が必要だとかっていうことがあればまた別なんでしょうけども、
学会といった場合に学会を名乗ろうと思ったら誰でも名乗れるんですね。
例えば街のラーメン屋さんがラーメン学会っていうのを作って
名乗っても結構なんですよ。
ただ実際にじゃあ学会として格式があるかどうかってのは
日本学術会議に入ってるかどうかっていうのを見るんですよね。
日本学術会議というものに入ろうと思うとかなり基準が厳しいです。
研究者の割合がどのくらい会員の中にいてとか、
論文のいろいろな作読のレベルがどうであるかとか、
経営状態とか全部審査されます。
それは文部科学省が認定するって感じですか?
あれは第三者機関だと思いますけれども、文科との影響は持っています。
15:02
もともと理学療法系で日本学術会議に入っていたのは
日本理学療法士協会と、あとは理学療法科学学会が持っていて、
最近後ほど話題になってくる二重学会のうちの2つか3つが
日本学術会議の申請が終了したのかなという段階になってきています。
なるほど。文科会の中でも入っている入っていないというのがある現状。
そうです。大きいところは研究者が多いということなんですよ。
会員が多いので。
なるほど。
そうなってきたときに、例えば理事が10人いたときに、
10人がちゃんと研究者、そして大学に勤めている。
教授、あるいはどこかで丸ごうを持っているという人が並ぶ場合と、
例えば、僕が所属している精神心理というのは、
大学の教員は理事に2人かな。就任に2人しかいないので、
これで放送というのもなかなか無理があります。
なるほどですね。
なので学会というのを作って運営していこうと思ったら、
そこが一つの目標というか、ガードルになったりする感じですね。
その学会のところを少し詳しく、理学療法のところを話していこうとすると、
もともと理学療法士協会が大きな全体学会を年に1回、
だいたい5月ぐらいにやってたんですね。
そこで全ての分野があって、
なので第50回は東京フォーラムでやられたのは、
だいたい1万2千人ぐらい来る学会だったんですね。
ただ、そうなってくると、あまりにも分野が増えすぎているので、
これは分けた方がいいよねという話になったと。
その分野というのはどういうふうにできたかというと、
一つはWPTが示している、昔サブグループという言い方をしていたんですけど、
今はスペシャリティーグループというのが16分野かな、あるんですよね。
それに順次て分野を分けていったというところになります。
なるほど。今でもそこは連動している数だけある。
なので、例えば僕が入っている精神心理というのは、
IOPTMHというスペシャリティーの会員、国際、日本の会員なので、
それとは連動しているんですよね。
逆に、例えば地域とかは確かないんですよ。
あるいは呼吸と循環は一緒になっているとかです。
日本の場合は針はないので、針は入っていませんとか、そんな感じになりますね。
確かに国によっても、やれることやれないこととか違うと思うので、
その辺は日本の独自性もありつつ、世界との繋がりもありつつという感じですね。
正確な年数を覚えておかなきゃいけなかったんですけど、
18:01
今からだいたい5年前から6年前に学会連合というのが誕生して、
そこで確実に学会というのが分けた。
それまでは日本理学療法協会の中に所属していたんですね。
各種文化会というのが、例えば神経系の文化会とか運動機能の文化会とか。
日本理学療法学会連合という社団法人ができて、
社団法人に所属する二重学会、正確には二重部門になったわけです。
その学会連合と理学療法協会というのは別物みたいな感じですか?
基本的には法人が違うということですね。
日本理学療法協会は公益社団法人に合う日本理学療法協会。
それに出資しているというか、同グループなんですけども、
日本理学療法学会連合という社団法人を持っているんです。
その社団法人にさらに、例えば神経とか運動機だとすると、
社団法人日本神経療法学会というふうになります。
だから法人格を持っているということですね。
大きく見ると、理学療法協会は最初に理学療法で、
学会連合は学でみたいな感じですか?
そうです。職能と学問を分けたということなんですね。
お金も分けていることになるんですけど、
この辺がちょっとややこしいところが一つあって、
例えば学会だけの所属ってできないんですよ。
例えばお医者さんであれば、
リハビリテーション医学会に所属するということだけでもいけるんですね。
でも我々理学療法士は、
日本理学療法協会の会員であるという条件の下、
学会会員になれるんですよ。
その学会会員というのは、
理学療法士協会の年会費プラス2000円取られるんです。
なので学会会員になろうと思うと、お金がかかってきますよというところ。
お金がかかってくるけれども、どういうことがあるかというと、
A会員、B会員、一般会員というふうに会員の種別が分けられるんですね。
B会員は参助会員なので一旦置いておくと、
A会員というのは、学術的な何かしらの活動をやってきている人。
つまり例えば修士号を持っているとか、論文を書いているとか、
そういった審査があるんですね。
それに通るとA会員。
そうじゃない人はいっぱい会員という形になって、
A会員は表議員もしくは理事になれるというものになります。
そういうふうに実は、いくつか教会があって学会があってというところで、
その中でもさらにいろいろなものが細分化されているんですよね。
なるほどですね。
この辺は本当に学会だけに参加するのができるかどうかというと、
21:05
よしよしかなという気はしますけど、
臨床のことも理解ある人が研究をやるということもあれば、
純粋に学問だけやる人というのはちょっと関わりづらいというのもあるかなと思うので、
よしよしあるなと思います。
他の業界とかであると、
学会だけで運営しているところの方が実は多いと思います。
例えば医者の場合というのは日本医師会というのがありますよね。
日本医師会というのは基本に開業医団体なので、
勤務医の人たちは日本勤務医師会みたいなのが、
ちょっと名前正確じゃないですけどあるんです。
勤務医の人たちはその勤務医師会に入りません。
なるほど。
そうすると整形外科学会とかに入って、
学会であるということが大切なんですよ。
その学会が認定資格を出します。
なるほど。
これお医者さんにこの前聞いて笑ったんですけど、
専門医は専門医機構という社団法人を持っているんですね。
専門医機構が専門医の認定を行うんですね。
これは厚生労働省の天下り場所と言っています。
だから学会が出す認定と、
専門医機構が出す専門医というふうに分かれているということですね。
でも理学療法士の場合は、
両方ともが日本理学療法士協会が出すんです。
専門も。
じゃあ学会が何を出せるかというと、
学会は何も出せないんですよ。
そこにいくつかの問題があります。
学会認定ではないということなんですよね。
なるほどですね。
それはどうなんですかね。
学会が何かしらの認定を出せる方がいいのか、
既存の仕組みのデメリットというか、
課題というのはどの辺にある感じなんですかね。
その辺りも結局認定というものが、
どういうふうに役に立つかという部分が、
まだ不明瞭な状態なんですよね。
実際に認定と学会というのは、
似たような連携を持っているんですけども、
必ず一致していないわけですね。
その文言が。
例えば、神経理学療法学会というのはあるけども、
神経理学療法認定というのはない。
でもオーバーラップしている部分があるから、
大体脳卒中の認定を持っている人は、
神経の学会に所属することが多かったりというのはあるんです。
例えば、認定理学療法の講習会がある人たちというのは、
神経の学会の人たちが多かったりするんです。
ここのオーバーラップが一つあるというところで、
日本理学療法士協会自体というのが、
認定を一つ止めとかなきゃいけないのは、
ちょっとした儲け機構なんですね。
認定を取るのに結構お金がかかりますので、
学会に渡しちゃうと、学会にお金が移動しちゃうんですよね。
24:01
というのを嫌っているという、
これは事実かどうかというのは別として、
そういった感じはあります。
なるほどですね。
今後、認定とかの仕組みをどうしていくか。
やっぱり取っているから、
例えば心霊報酬会がありますみたいなところでいくと、
やっぱり政治的なところとの連携というか、
調整も必要かなと思うんで。
そこまで調べてみると、
いろいろな業種について、
そういうアダプトの資格というものが、
心霊報酬に影響するかというと、
ほとんど影響しないということだったんですね。
給与に影響するかというと、
ほとんど影響しないということで、
例えば一番分かりやすく言うと、
学校の先生、これ大学ではなくて、
小中高の学校の先生って、
3分野あるって知ってます?
知らないです。
第1種、第2種。
あと専修というのがあるんですよ。
いわゆる2種は短大卒。
1種が大卒。
専修が院卒なんですよ。
だから院卒の人、
例えば専修数学教員というのは、
数学を専門的に教えれるということですね。
2種の人は幼稚園とか小学校はいけるのかな。
だけど高校では専門的な数学は教えませんよ。
というブロックがあるんです。
例えば同じ高校で1種と専修がいたときに、
専修の人は給与高いから専修ないらしいんですよ。
じゃあどういうところに影響しているかというと、
昇進って言ってました。
なので理学療法士も、
その理学療法プラス認定を持っている、
理学療法プラス専門を持っているって言ったときに、
診療法士を変えていけるかどうかって言ったときに、
前例は海外にはあるけど、
今一ないらしいですね。
医者もそうなんですね。
例えば人工関節に関する認定だとか専門を持っている人が
やった場合とそうじゃない人ってのは値段は一緒なので、
だから選択されるかどうかっていうところに
影響してくることだけみたいです。
なるほどですね。
外からの見た目だとそういう選択されるかっていうところですし、
中だとスキルアップのモチベーションになるというか、
その基準になるみたいな感じですかね。
今後病院っていうのがこれから病床数を減らしていこうとしているんですよね。
どこまで皆さんご存知か分かりませんけど、
病床1床につき410万円で今厚労省が買い取るっていうこと知ってますか?
知らないです。
病床を減らしてくれたらその病床1床につき410万円減らしますって言って、
今先月までかな、2%の病床が減ります。
つまり2万床が減ります。
結構減りますね。
ただそれはあくまでも20万床ありますので、日本には。
27:02
これから人口が減になります。
人口減になって病床数を抱えるとなると赤字病院が増えて、
赤字病院になると大変なことになるので、
労働者はいち早く病床数を買い取っているんですね。
それと病床数を買い取って我々がどんどん、
医療というのは縮小傾向になっていく中で、
縮小傾向すると何が起きるかって言ったら、
いい病院が生き残るんですよ。
いい病院というのはどうですかって言った時に、
例えば先ほどの認定医がいる。
学会の所属、例えば理事長している医者がいる。
同じように各コメディカルにも同じことが要請されるってことです。
だからそこは整形外科を主にやっていて、
運動機の認定の理学療法士が10人います。
いうのが売りになってくるってことなんですね。
なるほど。
そうなると採用の基準というか優劣がついてくるかもしれない。
特に基礎者の採用優劣がつくということと、
あとは自分のところで、例えば認定があれば売り物になる。
つまり広告費という形でこの人に
1万、2万の給与アップをして、
そうすると認定を取りたいという人が出てくる。
というのがポジティブな流れということです。
なるほどですね。
でもそうやって勉強して認定まで取ってっていう人がいる病院であれば、
患者さん的にもそういう計算を積んだ人のほうがいいという感じであれば、
そういう流れは悪くはないかなと思いました。
ここでもう1個問題が出てくるとすると、
認定は先ほど言いましたように、
日本理学療法士協会が出している職能としての認定なんですね。
今後もしかしたら学会が学会認定を作る可能性が出てくるわけです。
そうなった時に学会は今後、
日本理学療法士協会から緩やかに離れていく予定なんですね。
だから緩やかに離れるっていうところがどこまでの離れ方なのかって言うんですけど、
例えば日本理学療法士協会って、
日本の作業療法士協会と都道府県の作業療法士協会に入り分けれるんですよ。
なのでもしかしたら日本理学療法士協会も、
兵庫県の理学療法士協会に入るけど、
全国には入りませんってことができる可能性があるんですよね。
そうなってくると、理学療法士協会には入りませんけど、
運動器学会には入りますってことができるようになるんです。
そうなった時に運動器学会のほうが年会費が安くて、
認定が取れて同じ役割だったら運動器のほうにみんなが行くってことなんですよ。
なるほど。そうですよね。
なのでまた病院の中でのインセンティブの付け方とか採用の基準で、
協会のほうの認定を優先するのか、
その学会のほうのもし基準ができたらそっちを優先するのかっていうのもそこ次第って感じ。
そうなんです。なので最近医者の学会が、
30:00
これは吉橋なんですけど、コメディカルの取り込みをちょっとしようとしてるんですね。
コメディカルに向けた資格っていうのを足そうとしています。
例えば今、超音波学会かな。
運動器超音波学会がコメディカルに向けて超音波の資格を作ろうとかっていう動きがあったりだとか、
あと有名救急学会でしたっけ、救急企業学会だったかな。
が理学療法士の資格を作りました。
だからそういうふうに、そっちのほうが学識があるふうに見えちゃうんですよ。
なるほど。その辺で学会でもし何かしら認定を出すとしても、
医師がやられてる学会のほうとのまた認定の差とかも考慮する必要が出てくるんですね。
だからこれってスポーツトレーナーなんかそうじゃないですか。
要はJスポーが出してるATなのか、あるいは海外から来ている、
例えばネスタが出しているものなのか、NSCAが出しているのか、
あるいは一番僕がトップだと思うのはIOCが出しているやつです。
オリンピック協会が出している。
そういうふうにどれ取るのってなったときに、やっぱり格式があるはずなんですよね。
そうですね。
一つ運動着とってもそういった格式が出てくる可能性はあります。
確かに。なかなか一般の患者さんからするとその差は見えないかもしれないですけど、
中ではあそこのあれ取ってるのねみたいなのは出てきそうですね。
なので学会というのがその認定を設けるというのは、
一つは学会会員を縛るためにやるわけですけども、
元学会の役割というのはエビデンス構築にあるわけです。
当時学会を連合にしましょうと言った時の会長が半田先生で、
半田先生の思いは、半田先生以下理事会あるいは理学療法士協会の思いというのは、
理学療法士というのは正しい仕事をしていると。
ただその仕事の結果というのが目に見えないので、
ちゃんと学術としてそれを世間に訴えかけるために、
レジストリーを作るために学会化しますというふうに作ったんです。
だけど現実、今の学会っていうのは、
レジストリーを作るほどの自力を持っていない状態です。
それはなぜかわかりますか。
なんでしょうね、データの蓄積の仕方とか、
アウトプットの形式が定まってないからっていう感じですか。
そうですね。いわゆる学問的な問題というものも一つあります。
これは政治的な問題で、
日本理学療法士協会は学会を管理しすぎてるんですよ。
要は研究をそういうふうにレジストリーを作るためのお金とかを出せないんですよね。
33:00
だから日本理学療法士協会の会部門であって、
お金を自由に使わせてもらえないっていうところがある。
だから人をたくさん集めてレジストリーをやるっていうことが難しいんですよ。
唯一レジストリーをちゃんとやりきったのが循環器学会だけです。
それはどういう理由でとかあるんですか。
多分他の外からお金を持ってきてるはずです。
循環器はお金があるってこれまで話もしたと思いますけど、
お金が動きやすいというのと、
データが明らかに医者のデータを使うので、
数値化されたデータが多いのでレジストリーを作りやすいっていうのもあります。
だから1万人規模のデータをとって、
その1万人からのレジストリーを作りました。
かなり大きなデータ収集をしたんですよね、循環器は。
なので循環器に関する医療コストとかっていうのは、
こういう人たちを認めるざるを得なくなったということです。
それによって理学療法に関わることによって、
このぐらいの改善が見られるっていうのが明らかになって、
説得というかアピールしやすくなる。
レジストリーを作るということはどういうことかというと、
ガイドラインでAのアプローチが増えたってことなんですよ。
要はAのガイドライン、つまりエビデンスレベルが高い治療というのを
できるだけやりましょうってなったときに、
そのガイドラインでAがついている治療法が多ければ多いほど、
パッと見たときには、理学療法って循環器なんだねって言われるわけです。
それを作ったってことです。
だからレジストリーを作ったというのは、
究極ガイドラインを作って効果があるっていうのを認めると、
これは厚生労働省も動かざるを得ないんですよ。
そのガイドラインっていうのは、理学療法として作るのか、
その循環器として大枠で作るのかっていうとどういうことか。
両方だと思います。
まずはガイドライン自体は理学療法で作るべきですね。
今作っていますけれども、どうしても結局、
文献のサーベイを主にやっていくと、
Aが出てこないってことです。
それを自分たちでちゃんと取ったデータを元にやってくると、
Aは出らせますよね。
例えば、もともとガイドラインっていうので有名になったのは、
2011年の脳卒中ガイドラインですけど、
あれはドクターがメインでやったっていうことです。
理想としては、理学療法の中でもガイドライン作って、
こういう関わりするといいよねっていうのが明らかになって、
その循環器とかまた運動器の整形とか、
広いとこで見ても、その中でも理学療法やることがいいよねっていうのが明らかになると、
全体的にとってもいいっていう感じですかね。
そうです。だから究極は、あんまりこんなことを言うと怒られますけど、
36:04
オペよりも理学療法、薬よりも理学療法というふうに認めさせれば、
単価が上がるってことですよね。
あくまでもこれは理想論ですよ。
そんなことはなかなか難しいと思いますけれども、
それをそんなことできないよって思うんではなく、
学会という集団が学術的にそういうレジストリを作っていく、
というのは国勢労働省も求めています。
だから学会の役割というのは、学術大会を行って、
みんなを集めて勉強させるんではないんです。
その社会に向けて何ができるかというのを明確化していく、
それがレジストリというのが専門職における役割であるというのが、
学会の重要課題なんですね。
なるほどですね。
なのでそれぞれの領域で出していくという感じですし、
また治療というところだと、
ドクターの行う治療よりも理学療法というのは、
なかなか出すのが難しいところがあるかもしれないですけど、
例えば予防とか新しく見せている公衆衛生とか地域みたいなところだと、
理学療法に関わる意義を出せる可能性もあるんですかね。
治療も出そうと思ったら、
これは出そうと思うというのは相当大変だと思いますけど、
例えば学会が非常に強いイニシャチブと資金力を持っていたら、
カルテからデータを引き抜いてくればいいわけですから、
おそらくもう少し調整するとできることはないと思います。
同じように予防だとかってなってきたときは、
今度は予防になると患者さんがいないんですよ。
つまり国民っていう形になってくるので、
今度は学会がどういう風な舵取りをするかによりますけれども、
我々はどちらかというと、
カルテからのデータを後ろ向きに取っていくほうが最初はいいと思います。
その中でも理学療法の効果が出しやすい領域と、
なかなか難しい領域とかもあるかもしれないので、
その辺を見極めながら、
一理学療法士としたらどの分野で活動しようかな、
みたいなことを考えていくといいんですかね。
そうですね。なので学会が、
例えば学術集会があったときに、
レジストリテーマに人を意図して、
一部問ずつちゃんとやっていくとかっていうのは、
本来は重要だと思うんですよね。
学会がその1年間でため込んだデータっていうのは、
こういうもんですよっていうのを発表していくとか、
だからその学術会をやるときに、
外からメインの講演を呼んで話させるとか、
自分たちで喋ったらいいじゃんと思います。
確かに。
どんな活動をやってきましたっていう。
これ本当に日本理学療法士協会批判みたいになっちゃいますけど、
39:00
学会そのものが学術集会をやる際に、
お金をくれないんですね。
例えば今から大阪で1000人規模の学会をやりたいです。
で、その1000人が入る箱を借ります。
講師を呼んできてお金がいります。
これ0円スタートなんですよ。
お金を全くくれないので、
結局どうしなきゃいけないかといったら、
どれだけ人を呼べるかっていうと、
学問的にこういうことをしたいではなくて、
1000人来ないとペイできない。
となったときに大赤字を出すということが怖い。
だから例えば円台数を増やしたい。
円台数を増やすと、
だいたい1円台×3の人数が来るとかっていうのが、
学会の一つの。
だから300人やったら900人来るねみたいな。
300円台だったら、
100円台×3の人数が来るとかっていうのが、
300人やったら900人来るねみたいな。
300円台出せばっていうような形をされるから、
無理やり300円台作るんですよ。
なるほど。
これはもう学会を運営している人の
悲痛な叫びなんですよ。
レベルを上げようと思ったら、
300円台来たら200円台ぐらいまで絞りたいんですよ。
それを絞ると人が来ないっていうことがなってくるので、
本当に明らかにちょっと無理だよねっていう人以外は
通しちゃう形になっちゃいます。
なるほどですね。
そうするとどうしても短期的な考え方で
毎年毎年ってなると、
長期的な積み上げがなかなかしづらい構造になっているって感じです。
そうなんです。
学会が主たる、
例えばひざOAに関する特定のやつを
3年間でやってほしいとか、
そこで且つ研究費を出せるとかですね。
それができないです。
お金ももらえないから。
なるほど。
この辺もいろいろ考える余地がありそうで、
参加者からの費用だけじゃない、
また教会からの支援金みたいなものに頼らない
資金基盤みたいなのがあれば、
そういうのもできるかな、できやすくなるかなと思うので、
それができる学会は長期的に発展していったりとか
しやすいって感じになりそうですね。
そうなんです。
マネタイズがうまい学会がいい学会って今なってるんですよね。
だけど本来はそうではない。
ある程度のマネタイズができている。
そしてそのマネタイズがうまい学会が
自分たちがお金使える方は使えないので、
ここら辺は今後学会の仕組みというものを
見直しが入ると思うんですけども、
かといって今度弱小学会、
特に精神心理なんて弱小なので、
弱小がどうやって生き残るかって考えたりするときも、
やっぱりお金のある程度の自由度をもらえないと
全部手弁当なんですね今。
学会から1円ももらえない状態で
自分たちが学会を運営していくのにも
自分のお金で行って、
講義も自分のお金でやって
42:00
っていう状態が続いていくというのが
もう完全にこれはね、
学会を運営している人の疲弊につながっているので、
学会が発展しないです。
なるほどですね。
なるほど。
大まかに、
学会の仕組みとか、
課題とか、
学校とのつながりとか、
その辺りは見えてきたかなと思うので、
前半このぐらいにしておいて、
また後半は、
それぞれの学会でどういうふうに活動していくといいかとか、
その辺りも話していけたらいいかなと思います。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
42:47

コメント

スクロール