こんにちは、田代です。こんにちは、堀です。
Advanced Therapistエピソード14本目ということで、今回は学歴とキャリアに関する話をお披露目できたら良いかなと思っています。
よろしくお願いいたします。
なんで学歴の話かというところから紐解いていくと、これまでキャリアの話だとか、あるいは認定だとか専門だとか、そういったことについて話してきたと思うんですけども、
全体的にそもそもなんで学歴というものが社会の中に埋め込まれてて、そして我々はその学歴というものになんでこんなに振り回されてたという、そういったところについて話していければというふうに思うんですが、
その学歴って聞いたときに、田代さんは何をこう連想してますか。
一般的にはその中卒、高卒、大卒、大学院卒みたいな感じとか、もうちょっと深掘るとどこどこ大学とかそういうのまで入ってきて、学歴かなって感じですかね。
確かに学歴といった場合に、我々は正しい意味の歴っていった場合は、今言われたところでいう、そのどこの学校のレベルを卒業しているかというところが大事で、どの大学とかどの学校に行ったかではないわけですね。
つまり博士というのをその世界基準の中のランキングというか、グレーディングをしているときに博士課程というのは8ってグレード8ってするんですね。博士を。で、7が修士で、6がバチェラ、学部卒で、5が専門学校で、4が高校とかというふうにやっていくルールがあって。
なので学歴が高いと仮に言った場合は、その8番目までいるというのが学歴が高いということになります。だけどもう日本ってあんまりそういう見方しませんよねっていうところだと思うと。なんかそのあたり感じることとか考えることとかってありますか。
そうですね。なんか日本だと何だろう就職とかでもどこが古代卒なのかどこどこで入学なのかそこにいたみたいなところが結構重視されるような感じはありつつ。
逆に自分の場合だと一応京都大学とか行ってたんですけど、逆学歴コンプレックスというか、なんか京大なのにこんなんできないのみたいなのも言われないこともないような気がするんで。そういうとこでこうよしよしというか。
学歴とはちょっと違うけれども、いわゆる歴はなくてもできる人のことをこれ本当に何度そうなったかわかんないけど、地頭がいいとかって表現しますよね。
地頭って思うんですけど、ただその地頭の良さというのは学歴に対してマウントを取られた場合に地頭はいいからっていうような。何なのか例えば100メートルの実際の記録を持っていないが俺って足早いよって言ってる感じなんですかね。
うーんですかね。だから受験とかそういうゲームはクリアできてないかもしれないけど、認知機能レベルが高いって記憶力とか思考のスピードとかそこそこだから走るの早くないけどウェイトめっちゃ上がるよとかそんな感じなんですかね。
いや今それで僕思いました。ブレイキングダウンとかの世界で格闘家としての実績はないが俺路上の喧嘩強いぞってことですね。
そうそうかもしれないですね。
まさに豊橋はそれの伝説の場所ですからね。
そうですね。朝倉みくるっていうのがありますけど。
それって確かに今ちょうどブレイキングダウンちょっと格闘技の話になってますけどブレイキングダウンの選手が確かにプロの格闘家を倒したりだとかすることがあるので
その路上と実際のトレーニングのって言った部分ではなんかそれはわかる気がして実際に一般的な学歴って言われた場合はやっぱりトレーニングをちゃんと受けてそのトレーニングの結果
テストをクリアしてきた人っていうのが正解なんでしょうね。
イノベーションを起こすとかそういったものでは必ずしもないっていうことだと思うんですよね。
ただイノベーションを起こす可能性が高い人でもあると言えると思うんですよ。やはりちゃんとルールを学んできた人なので。
本当に最初の表面上の見分けというかそこには学歴っていうのは役立つと思いますけど
その中身何学んできたとか何してきたかみたいなところが結構抜け落ちがちだなと思いますね。
まさに今のところがそもそもこの話になったところの一つのきっかけである日本の学歴の制度では何を学んだかが重要視されず
どこで学んだかが重要視されるっていう。
少なくともヨーロッパ、アメリカ、欧米と比べたときに日本との違い。
これもしかしたら中国とか韓国とかどこを出たかというのが重要視されるかもしれませんけど
日本は例えばドコドコ大学の博士課程、私立の博士課程で博士を取りましたという人と
京都大学の学部ですって言った場合に京都大学の学部生の方が上に見られるということですよね。
本来は学歴って言った場合は博士で専門的に何かを学んだ人が上になると。
その上と下というのはちょっと表現が難しいけど、要はトレーニング期間が長いしトレーニング実績がある。
だけれどもそうじゃなくて京都大学に行った、つまり共通テストを越えて二次試験を受けて
そして最南下の大学に入ったあなたが一番優秀だという捉え方を日本はしがちだということですよね。
G頭が良さそうに見えるって感じなんですかね。
それの特徴的な、今最近テレビないから分からないですけど、昔東大王って番組やってましたよね。
クイクイズとか。
そうです。もうものすごい下世話ですよね。
これ東大王に対して京大王は怒らないのかとか、東北大王は怒らないとか。
つまり東大を頂点とするっていう認識が非常に強い。
これ例えば、じゃあアメリカで一番賢い大学どこですかって言われた時に割と難しいんですね。
一般的にハーバードとかって言われるけど、じゃあMITはどうなんですか、Lはどうなんですかとかっていうのも分からないし
イギリスもオックスフォードとケンブリッジどっちがいいんですかって言われてよく分からないんですよね。
でも日本って東大が強いっていう首都にあってかつ一番古い大学というところのものがあるでしょうし、
実際に偏差地帯というか取らなきゃいけない点数っていうのも学部によってちょっと多少差があるとしても
常に最高峰であるという事実ですけれども。
かといってじゃあクイズが得意かって言ったらまた別の話じゃないですか。
全然ゲームが違いますよね。
だけどもあれがすごく受けて東大対そうじゃない人って言って東大を倒すとすごいその人は賢いなみたいな扱いを受けるし
逆に東大の子たちはすごくテストのトレーニングをして本当に信じられないような答え方をしたりとかして
確かにコンテンツとしては面白いけれども題名が下世話、ただめちゃくちゃ分かりやすいっていう。
その前に我々の中に認識されているその学歴っていうもの自体が崩れづらいものの象徴ですよね。
あれが博士王とかってなったら多分受けないんですよ。
まあ分かんないですよね。
数がやっぱり人口比からすると少ないっていうのもあると思うんですけども、
大学に入ってきてる学生とかに修士課程があるよ博士課程があるよって言っても分かんないんですよね。
それって何ですかって世の人たち、自分自身も学問の世界に入る前、例えば理学療法士になって
1年目か2年目の時に大学院というものがあるって知りました。
自分もそんな感じですね。
大学院って何するんですか。たまたま大学院に行っている、その職場は辞めたんだけども大学院に進学して帰ってきて
してた人に話を聞いて、それって何するんですかって聞いたのを覚えてます。
高校生ぐらいだとあまり大学院まで意識して、理系とかだと大学大学院行くのかなみたいなのがあるかもしれないですけど、
あまり高校で意識する人もそんな多くないって感じですかね。
本当にそれこそ僕自身がマスター・キートンっていう漫画がすごい好きで、
高校学のポストが取れない人の話だったんですけど、彼は要は博士ではなくてマスターなんですね。
だからマスター・キートンなんですけど、そういったのでなんとなくそういう制度上のことを知っているけど、
自分と統一させてないから、だから全然別の世界、つまり自分が軍隊に入って将軍になるぐらいの話であって、
そんなことは全く想像しないわけですよね。
でもすごく自分が近づいてくると意識して、学歴っていうものを強く意識した瞬間っていうのはそこにあったなと思うんですよね。
日本だと本当に大学院とかってあんまり意識しないかもしれないですけど、やっぱり海外だとPhDっていうと高く見られるってのもあると思いますし、
どうなんですかね。海外だと若いうちから結構大学院みたいなのが当たり前に知られるとかそんな感じはあるんですかね。
アメリカは階級社会、ある意味では学歴階級社会なのでアメリカはそれがあると思います。
ただそのヨーロッパの多くの国って、例えばフランス、ドイツ、オランダ、ハンガリーとかもそうだと思いますけど、
基本的に大学は国立なんですよね。だからみんなが大学に行けないんですよ。
あとヨーロッパの人たちの特徴っていうのは、例えば30歳で初めて大学進学するとか、一旦働いて大学進学をする人たちっていうのも結構多いので、
日本みたいに18歳の人口で大学進学ってするのは、これ日本、韓国、中国の特徴なんですよね。
それ以外のところって割と一回働いてみてとか、もちろん優秀であればストレートで工学歴のところにトントントンって行ってっていうことはするんですけども、
そうじゃない人たちも多いのが特徴だというのは聞いたことがあります。
また奨学金の制度とか、会社で働きながら大学院もし行くっていったときの経齢とかも、やっぱり海外と日本でも結構違うみたいなのはあるんですかね。
まず日本の制度上で言うと、国公立大学っていった場合は、ちょっとの差はありますけど、基本的には55万から60万の年間の学費、それかける年数っていうので、
基本的な使うお金が読めるわけですね。それ以上のものは、理系だったら取られるのかわかりませんけど、教科書代とかそういったものだけになって、
あとは実習の実費とかはあるかもしれませんけど、通常の値段がそれで読めると。
私立の場合はだいたいそれの2掛けから3掛けの値段がかかるわけですよね。
理系だったら、例えばその有名私立大のKOとかあるいは関西の同志社とかだったら80万90万ぐらいで倍はいかないと。
ただそうじゃないところに行くと倍になったり、あるいはこれが理系の、例えば医療系とかに行くと3倍になったりとかっていうのがあります。
まずそれが学部の値段ですね。
修士とか博士になると、その値段と同等かあるいはちょっと下げてくるっていうのが一般的だと思います。
ただ国公立は修士も学部も全部同じ値段で行くんですよ。
なので私立の大学に進学しようとするときはその値段の考え方っていうのもあったりします。
あとはその奨学金をもらっていくってなった場合に、通常働いてない人は奨学金が割と簡単に取れるわけですね。
割と簡単っていうのは返却の義務があるやつです。
返却の義務がない奴は収入とかとの関わりになってくるので、働いてたらまず取れないわけですよ。
で、あとその大学とかが独自に持っている奨学金制度を取っていったりだとか、
あとはその博士課程まで行くと今度は、あれ忘れした、あれ何でしたっけ、DC-1とか取っていくっていう形でもあれってなかなか取れないので。
だから結局ほとんどの人が慈悲で大学に行く、そして国交率を全て博士まで行くと9年間かかるわけですけども、
9年間の国交率だけでだいたい500万ぐらいかかるってことですね。
私立になったらそれの倍掛けか3倍掛けになるっていうのが一般論になります。
これが海外となってきたときに、先ほど言いましたヨーロッパっていうのは国交率を基本としているので無償化されていることが多いんですよね。
無償化されているというのは一部のことかもしれません。留学生には適用されないとかいろいろあると思うんですけども、
アメリカの場合ってほとんど学校が私立なんですね。
いわゆるプライベートスクールばっかりなので学費がめちゃくちゃ高いっていうのがアメリカの特徴です。
めちゃくちゃ高いっていうのがどれぐらい高いかというと、
これはまた収入によってとかルールによって違うし、
あとは為替レートによってちょっと違うから一概には言えないんですけど、
それこそ4,5年前に誰かに聞いた話ではハーバード4年間でだいたい8000万かかるっていう話を聞いたわけですよね。
すごいですね。
そんなん日本では考えられないじゃないですか。
ただそれを奨学金をもらえたらタダになるとか、何かを取ればタダになるとかいろいろなルールがあって、
一律ではないっていうのがアメリカの大学の特徴ですし、
例えば日本人が海外に留学する場合っていきなり4年生の大学って入れないことが多いんですね。
なので2年生のカレッジに行って、カレッジから編入するパターンがすごく多いんですよ。
自分は例えばUCLAに行ってましたとかって言っても、その前にどっか行ってることが、
すごい優秀な子とかでもそのパターンがありますし、
日本人で一発ハーバードとかに行く子たちっていうのはちょっと特殊ですね。
海外の理学療法士の中の学歴の差みたいなところで、もちろん学部修士博士みたいなのもあると思いますけど、
大学による違いというか、ここで理学療法士とった人はすごいんだみたいなことはあるんですか?
実際にはその国々ではあるんだと思います。
例えば日本でも、日本は東大に理学療法学科がないから最高補は京大になるわけですよね。
京大で取った人と私立大学で取った人ってのは明らかに我々の見立てが違う。
同じように海外でもそういったのはあるんだとは思われます。
これもまたヨーロッパとアメリカというものが違いがありますけれども、
ヨーロッパのドイツ以外は基本的には大学に行きます。
ドイツは実はこれからもう四大生に全部移行するらしいんですけど、
現状はまだ専門学校で取れるんですよね。
日本に非常に近い制度になっているので。
WPTに加盟している80%くらいの国は四大卒というふうな基準がまずあると。
アメリカの場合はDPTという制度になりますので、
DPTというのはドクターオブフィジカルセラピーなんですけども、
これは4年生の大学を出た後に3年生の院に行くというコースなので、
7年理学療法士になるのにかかるわけですね。
だから一応理学療法士はドクターの称号を得るわけなんです。
ただPHDではないんですよ。
これはあくまでもDPTなので、
PHDの位は一応下になるそうです。
でも相当勉強して実績を学んできている人という感じで見られるんですよね。
そこが多分面白いところで、
ドクターと言った場合はPHDを指すことが多いと思いますけど、
PHDってめちゃくちゃ勉強しているかと言うと違うじゃないですか。
研究職だから、すごい研究実績があるとか、論文を書いたとかっていうことなので、
机にかじりついて単語を覚えているとかっていうイメージとは違いますよね。
だけどDPTは研究職ではないので、研究はやらないんですよ。
だからどちらかというと臨床実践とテストなんですよ。
なので我々が一般的に受けている理学療法教育の延長にDPTがあって、
一般的に僕らが考えている修士博士というのは大学教育の延長にないんですよね。
全く別世界になっちゃうということです。
なるほど。
DPT的なかなり時間もかけて理学療法士を取るみたいなところは、
他の国だとあまり見られないという感じですか。
もともとDPT制度っていうのが1993年から2015年に向けて22年かけてアメリカがやったんですね。
だから最初にDPTっていうのが必要だねって言われた時から、
多少考え方は違ってきているとは思いますけど、
その間にやっぱり高学歴教育っていうものに対しての影響を受けて、
DPTというのを作っている国はいくつかあるらしいです。
その代表が台湾ですね。台湾はDPTの大学を持っているんですよ。
だからPHDではなくDPTを取るっていう制度を台湾は持っています。
だからこれおそらくヨーロッパの国もそういう制度をいくつか持っているのではないかなと思います。
台湾は結構人数は少ないっていう感じですか。
台湾とかもそれがどういう風になってるか実は分からないです。
日本だとPT、OT、STとかそれ以外もそんな感じなんですか?
どうなんでしょう。医師と看護師は厚労省がデータベースを紐付けてるっていう風には聞きました。
だからおそらくそれ以外のコミュニカル、医師と看護師とおそらく司会師ですね。
やってるけど他はやってないんじゃないですかね。
なるほど。
割とそう考えると役所仕事って乱雑だなと思っちゃいますね。
また再度ここからやるって大変だとは思いますけど、ちょっとのらひくられてる。
あとは日本理学療法士協会が加入率が9割ぐらい持ってたわけですよ。
辞める人ってもう本当に、それこそ亡くなった人とか、家庭に入って一生仕事しないよとかっていう人以外は
今から10年前ぐらいは8割から9割の人が日本理学療法士協会に入ってたので
データがほぼ100%に近い形で取れてたんですよ。
それがここ5年ぐらいで30%ぐらい減少したんですね、会員が。
それによって統計が取れなくなったっていうのは実は弱みで、厚生労働省は多分そこは読めないですよねという。
そうですね。その背景は本当に働く人の多様性が高まったからっていう感じですかね。
実際に本当に日本理学療法士協会の会員数が減ってきたっていうのは、正確な理由は日本理学療法士協会は明確には出していないんですね。
何かあったらすぐコロナって言い方をするんですけども、コロナだけでは決してないというところと
よく言えば多様化と、あとはニヒリズムですよね。
基本的に理学療法士なんて大した仕事じゃないと、自分たちが。
その上でこんな大したことがない人間の集まりの協会なんかに2万円払うのがバカバカしいやっていうニヒリズムが広がってしまった。
それはSNSだとかの影響だと思いますけどね。
X状でよく見る感じですね。
実際にその協会に入ってて何か得がありますか損がありますかっていった場合に
こういった組織って損得で本来は動くわけではなく、職能レベルをみんなで広げていこう。
そのうちの寄附金みたいな形で動いてて、それが学会機能だとかいろいろな機能を多様化しちゃって
もともとの職能機能が見えなくなっちゃったっていうのは影響にあると思います。
労働組合とかとはまた違うような感じですか?
一応形状は労働組合的なものと職能団体を兼ねてるんですよ。
ただ労働組合的な機能はほぼやってないと思います。
ただ一応何かあった時は労働組合的な役割が協会はできるそうです。
なるほど、でもやってないっていう感じですね。
実際に労働組合的なことをやるのって基本は企業とやるわけじゃないですか。
国とやるんではなくて、国と接触をするのは職能団体としてやっているので
企業が何かあって、例えばある大きな理学療法士を1万人囲っている病院が
非常に不当なことをやっているとかっていうと、そこで協会が一緒に出て行って戦うとか
ってなるのが労働組合的な役割なんですよね。
そういう活動はあまり行われない。
医療というのが本当に面白い。僕はいつも面白いなと思うのが
中小企業の集まりなんですよね。大企業化していないので
農業もそうですけども、医療と農業っていうのは中央集権ではないんですよね。
なので操作しづらいっていう。だから個々の考え方で動きやすい。
よく言うと動きやすい。悪く言うとまとわらないっていうのが医療と農業なんですよね。
労働組合をやろうとしてもでっかい組織っていうのが実はないので
動けないっていうのが現実的かなと。だから社長、委員長、理事長のワンマンで
結構いろいろな制度を変えちゃっていけるので。
株式を扱ってないから拒否権だとかがないんですよね。
そこがやっぱり病院の今後の株式会社化していくかどうかっていうか
ただ病院はインフラだと。インフラを株式会社化しちゃいけないだろう
という考え方もあるわけですよね。買収されることがあるから
水道局が買収されたら水飲めないじゃないかっていうのと一緒ですね。
そうですよね。他の業界の労働組合とかだったら
ストライキ的な形で働きませんみたいなのもあるかもしれないですけど
こういう医療介護福祉とかに近いとかそういうのも倫理的に難しい
労働者側の力がどうしても弱くなりがちだなと思ったりします。
でも今のその倫理的に難しいかって言われると
いやでも結局一人の人間でしょということで
海外では医師とか看護師とかはデモを行ったりしてますよね。
いわゆる本当にこんなに、特にコロナの時は多かったと思います。
日本はやらないんですよ。そこが国民的な特徴といえば特徴で
実際に労働組合が最近はあんまり機能しないって言われるのは
日本ってあんまり労働組合ってそんなに機能しないんですけど
やっぱり共産主義的な考え方っていうのがなくなってきているというのと
海外の場合っていうのは雇用を切るルールがめちゃくちゃ緩いんですよね。
日本は雇用を切るルールがめちゃくちゃきついので
やっぱり合わないんだと思います。そういう話も。
確かに。なるほど。そうですね。
改めてその学歴みたいなところに戻っていくと
この日本の中でのその学歴観っていうか
以前の教育の歴史とかでいくと大学院とか大学院ができてきてみたいな話もあるんですけど
それっていうのは昔から続いてあるものなのか
途中から編成してくるものなのか?
大学制度ができたっていうのが明治の中期ぐらいですか
なので完全に学歴といった場合はそこから始まったはずなんですね
それ以前のものというのは基本的には身分制度ですよね
身分ですごい表現悪いですけど
アホでも武士の子とかアホでも貴族の子ってなると
もう身分が高いと。で町のすごい身分が低いところの賢い子っていうのが
立診出世するのがなかなか難しかった
この立診出世ができないっていう身分制度というものが
法権制度だとかにすごく強く機能していた
誰でもが出世できる制度っていうのは
いち早くそれをやったのは中国の架橋制度なんですよね
随かな党かなどっちかちょっと忘れましたけど
その時代から優秀であればテストを受けて官僚になれるっていう制度を
中国がやってたと
日本もそれをやろうとしたけれども結局鎌倉幕府によって
幕府化されたので幕府っていわゆる軍事政権なので
軍事政権になってくると架橋の流れが途絶えたと
日本においては身分制度っていうのが
首脳交渉っていうのが江戸時代まで続いて
それが終わって文明開化して明治になって
そして初めて優秀な子が自分の実力で立診出世できる
学歴っていうのは立診出世のストーリーなんですよね
勉強して努力すればどんな生まれであっても
できる可能性があるというか
ある程度生まれによって教育の受けやすさとか
違う部分はあるとはいえでも努力したいですよっていう感じ
昔はだから本当に例えばジョブズとかビル・ゲイツみたいな
イーロン・マスクナンみたいな人がいても
いわゆる貧しいところに生まれてたら
全く無理だったってことですよね
今はそれこそ本当にどんな状態であれ
命のレベルさえ保てたら
例えばどこかの施設に入ってた子でも
共通テスト受ければ
共通テストで仮に満点取ったら
だいたいどこでもいけるわけですよ
それを取るっていうことは難しいとはいえ