2025-10-15 52:37

#15-2 国際的に考えた時に理学療法士はどのように歩んでいけばよいか

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堀 寛史

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田代雄斗

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サマリー

このエピソードでは、理学療法士の国際的な活動の重要性と台湾との交流が語られています。台湾の理学療法士の教育制度が進化し、国際的な基準に適応していることが強調されています。また、国際的な理学療法士の育成に関する議論が進む中、日本の教育制度の改善やWPT基準の理解が求められています。台湾の政治的な影響力と日本の現状が比較され、医療に対する政治的なアプローチが問われています。理学療法士の職域が減少する中で、医療インフラの重要性や福祉分野への進出が求められています。日本の教育体制や医療職の政治力についても議論されており、理学療法士の新しい環境での活躍が期待されています。国際的な視点から、日本の理学療法士は新たな挑戦と適応が求められています。特に、海外との関係構築や教育システムの見直しが必要であり、言語の壁を乗り越えてビジネスチャンスを広げることが重要です。さらに、オンラインコミュニティの重要性についても触れられています。

国際的な道の重要性
こんにちは、田代です。こんにちは、堀です。
Advanced Therapist〜エピソード15本目の後半部分ということで、前回はですね、
奈良医さんを列伝というような感じで、歴史的にどういう経緯で理学療法界が動いていったかとか、
奈良先生がどういうことをされたかみたいな話をいろいろお聞きしたんですけど、
そういう過去の功績とか思いも受けた上で、今後どういう活動をしていけるといいかな、みたいな未来の話をしていけたらなと思います。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
奈良先生が我々のところで作っていただいた道、
特に今回は国際的な道ということに関して少し話してみようと思うんですけども、
理学療法士という業態は早い段階ではアメリカからの指導を受けて、理学療法士という指導を受けているので、
国際的であれば国際的であったわけです。
ただだんだん今度はドメスティックな部分、つまり日本独自のものというのに入っていこうとして、
しばらくはそんなに世界を向いていなかったような印象があるんです。
やっぱり1999年のWPTをやったことによって、結構国際性が花開く感じがあるんですよ。
その国際性が花開いた結果、日本からどんどん海外の学会に行きましょう、みたいな。
それまで世界での学会なんてあってるんだっていう、なかなか情報が入ってこないわけですよね。
日本でやるからと言って、すごく情報がしっかり入って、
それに参加した人たちが、俺も行きたい、これも行きたいと言って、WPTの学会に行くと。
当時はWCPTが4年に1回だったので、やっぱり4年に1回の海外旅行みたいな感じですね。
日本の後はどこだったのかな?オランダだったかな?
順番はどうか覚えてないですけど、オランダ、南アフリカ、ジュネーブ、ドバイ、日本かな。
2020年以降かな、2年に1回になったんですね。
大きな会と文化会みたいな感じで、4年に1回大きな、要は理事選が行われるような大きな学会があって、
その間2年間で、そういった選挙を行わない学会というのをやってます。
だから今回2025年に日本に来たのは、これはちっちゃい方の学会ですね。
本来は2023年のドバイの部分で日本をやる予定だったんですけれども、
単純にコロナにやられてしまってできなかったので、2年間ペンディングがあったということになります。
そうですね。ここ20年ぐらいであれば結構海外との交流は増えてきつつ、
あるものをまだまだ関わる人としてはもっと増やしていけたらな、みたいなフェーズですかね。
そうですね。僕自身、学会連合の国際委員をやっていますけれども、
台湾での学会と教育
国際委員だからといって、個人的に国際的なことはやったとしても、
みんなバンバン外に出てるとか、外に留学してたとか、そんなわけではないんですよね。
すごく外のことが好きで、例えばアメリカで理学療法士になったりだとか、
イギリスでアメリカ理学療法士になったとか、そういった人たちはちょこちょこはいるんですけれども、数も少ないですね。
なるほどですね。そこで最近ちょうどフリン先生も台湾に行かれたみたいなのがあったので、
そこで聞いた話とか、最近の状況とかも聞けたらなと。
今年とか先日、9月の6、7かな。台湾理学療法50周年記念の大会と学会があって、
そこに台湾の知り合いが多いので、せっかくだからちょっと行っておこうと思って、
割と軽いノリで行ってきた感じなんですね。なんで割と軽いノリかというと、
遠大募集が始まったのが6月末かなんかで。6月末で7月の15日ぐらいが遠大締め切り。
だから本当に2週間とか3週間しかない。遠大作って、それで通っていってきたという感じなんで。
情報系のチーム3人で。台湾、初台湾だったんですけども、台湾のやっぱりすごいところが、
前回、なんで日本は最初に広島なんですかって言ったところに近いんですけども、
台湾は台湾大学に理学療法学科を持っているんですね。台湾大学ってのは要は東大、台湾の東大ですし、
もうちょっと言うと、日本が日本帝国、大日本帝国の時代の台湾を統治してた時に、
日本が作った大学、いわゆる旧亭台になります。旧大よりも南にある亭台ですね。
という形になります。そこから台湾大学になって、台湾大学ってのは今で言う、日本で言う東大になりますので、
一番トップのところに理学療法学科を持っているわけです。台湾のすごいところが、すごいところっていう言い方は、
日本と違うところは、歴代の理事長は全員女性なんですね。非常に女性が働きやすい、あるいは女性が強い学会という形になります。
2日間の学会は非常に刺激的であったんですけども、一番すごいなと思ったのが、基本英語でやってるんですね。
日本の学会を英語でやったらなかなかうまくいかないと思うんですけども、台湾の学会、今回が特別かもしれません。
1回しか見てないので、でもちゃんと英語でシンポジウムやって、英語でディスカッションやって、通訳はなしです。
だからそれがすごいレベルの差を感じるなと思ったのがまず1点ですね。
台湾全体で見たら、そういう語学教育とかってどんな感じなんですか?
いわゆるアジア圏内のスコアがあるんですね。英語をしゃべれるスコアみたいな。それは、例えば1位はシンガポールなんですよ。
シンガポールってほぼ英語しゃべれる国になって、台湾は結構高い位置。
その高い位置っていうところで言うと、ある程度しゃべれますよ、そしてしゃべれませんよっていうランキングがあるんですけど、結構しゃべれますよのところに入ってます。
日本は真ん中より下ですね。韓国とかもうちょっと上で、インドとかも上なんですけど、
日本はアジアの中では英語が世界の中でもかなり低い位置の英語レベルっていう形になるんですけれども、なかなか厳しいよなと思ってます。
そういう英語でもディスカッションされたりとかする一方で、人数とかはまだ少ないっていう感じなんですね。
理学療法士の数全体は、まず台湾自体の人口っていうのがだいたい2300万人とかぐらいなんですね。
なので関東にいる日本人よりもちょっと少ないぐらい。理学療法士の数は1万人というふうに言われてます。
ただ協会に入っている理学療法士は1000人です。
現場で活動してる人は1万人ぐらいいるかもしれないけど、各界活動とかに関わるような人は1000人ぐらいっていう感じですね。
理学療法士になろうと思うと、今台湾はですねDPT、ドクターオブフィジオセラピーの制度を取ってますので、
DPTの学校に行くか、あとは4大に行くかになります。理学療法アシスタントみたいなのがあって、専門学校あるらしいですけど、それは理学療法士の国家試験は受けれないので。
理学療法士になろうとすると4大がDPTに行って、理学療法士になる。だから日本よりは学歴が上になるということですね。
最終的にはもうDPTが中心になるようにしていこうみたいな。
という風に流れがあると思います。それはなぜかというと、2023年に台湾はダイレクトアクセスが許可されたんですね。
このダイレクトアクセスの許可のところでは、ある程度の学歴というのが必要になってきます。そういう意味でダイレクトアクセスを安定化させようとすると、
グローバルな動向と日本の現状
そのDPTというものが必要になってくるというのが、どちらかというと世界的な、正式に言うとDPTが必要というか、最低でも収支以上の学位というのが基準になってくるみたいなので、
それで動いているということですね。
世界的に見ると、そういうDPT的な方向性を増やそうみたいなのが流れになってくるんですか。
WPTの基準は最低でも学資と言っています。これがWPT基準の理学療法士というのはどんな人ですかという、最低でも学資を持っていますというのがWPT基準なんですよ。
この前イギリスの理事長が言っていたのは、イギリスは最低でも収支レベルにしますと言っていましたね。
収支レベルという言い方ではなくてレベル7という言い方をしていたんですけど、レベル8が博士でレベル7が収支で、ただイギリスって収支1年なので、
同じとは言えないんですけども、収支レベルにしますということは宣言していましたね。
学資よりは上に持っていこうみたいな感じですかね。
そうですね。やっぱり今、理学療法の業態って非常に知識自体というのがものすごく幅広くなってきています。
単純に整形外科と農卒中を見れればいいという時代が終わって、かとは在宅まで含めていろいろなことをやらなきゃいけないと考えると、
学部の4年間、もしくは専門学校の3年間ではやっぱり足りないと。
実際に理学療法士の資格を取って、さらに必要な知識を入れていって、スペシャリストになっていくという方向で世界は動いています。
ドイツとかも変更されていくみたいな話があるみたいな。
ドイツはまた日本に非常に近くて、ドイツってマイスター制度を取っている部分もあって、それも専門学校教育なんですよ。
ただ、8月にドイツが全部学士化にするという方向に踏み切ったと書いていましたね。
ドイツは人口比にあたる理学療法士の数が世界で一番多いんですよ。
20万人弱いるんですね。数でいうと日本人の方が多いんですけど、人口は日本より少ないので。
だからドイツの流れを見ておくっていうのが一番日本としてはいいのかなと思います。
専門学校的な形で始まったところもあれば、もともと4大の形で始まっている国とかも世界的に見ればあるという感じですね。
むしろ4大の方が主流です。
それがまたDPTみたいなのが一般的になってくると、最初からそういう形でスタートしますみたいな国も生まれてきていますね。
それは多分、今例えば理学療法士教育をやっていなくて、これからやるぞ、そしてDPTというのはまず無理です。
やっぱり学校制度がしっかりと整ってないとできないので。
例えば去年インドネシアに行って、インドネシアって人口が1億8千万ぐらいいますけども、理学療法の養成学校が4つか5つしかないんですよ。
どうするかというと優秀な人は全部オーストラリア、ニュージーランド、もしくは香港、台湾に留学する必要がある。
だからDPTができるっていうことは、いわゆるDPTかつPhDを持っている教員がたくさんいるってことなんですよね。
そういう高度人材を作るっていうのが一番難しいので。
アメリカもDPTがかなり進んでいってるけれども、DPTで満足してPhDを取らないと。
だから学校教育が今危機らしいんですね。
要はDPTで食っていけるから、わざとPhDになって研究者になる必要がないよっていう。
ちなみにDPTの簡単な説明をしておくと、DPTってのは先ほど言ったようにドクターフィジオセラピーになるんですけど、
このドクターと言われるものが、いわゆるメディカルドクターとは違いますよ。
そして、僕らが先ほど言ったPhDというのはPhilosophy of Doctorという学位と言われる、要は博士号と言われるやつですね。
これとはまた別で、DPTというのは臨床博士と言われるようなものなんですね。
だから論文を書いて、研究実績が認められて博士号を授与されるのではなくて、
そういうコースに行って卒業したらDPTだってことですね。
なるほどですね。いくつか気になるところがまた出てくるんですけど、
例えばインドネシアとかであれば、人口も増えてきてるっていうのであれば、
今後はその国で学べる機関もどんどん増やしていって、
現地の中でも教育機関を増やしていくっていうふうになると思いますし、
ただPhDとかDPTみたいなところは難しいから、
2段階ステップみたいな感じで学びを深めていくみたいな感じになってくるんですかね。
実際に数だけを増やそうと思ったら、日本のやり方が一番いいです。
3年生とかあるいは4年生でも基本的には難易度を下げて、
国家試験に委ねて国家試験の合格率を高いまま維持させて数を増やすっていう日本式のやり方が、
理学療法士の数を増やすのにはいいと思います。
例えばこれから人口が増えてかついずれ高齢化していくとかっていうのが多いので、
理学療法士を国策として増やさなきゃいけないっていうのはそのプランがいいんですよね。
理学療法士の国際基準
DPTを作りましょうって言って助かるのはその職業になる人たちなんですよ。
その人たちが持っている専門性だとか、この人たちが持っている資格ってあんまり関係ないんですよね。
確かに。そうなってくるとまた国際的に理学療法士格がどう変えれるかというか、
日本で取ったら他の国でも働けるとか、今後オンラインでの関わり方とかも増えていくと、
どういう教育の仕組みになっていくといいのかとか、連携とかっていうのはどの感じがいいんですか。
教育の仕組みでいうと一つはそのWPTが出している基準値っていうのを満たすと、
WPTに加盟しているところからするとその紹介しやすいよっていうことですよね。
ただこのWPTの基準は日本人は満たしていない。まず学位が満たしていないということと、
実習時間を満たしていないというところがあるんですけれども、これを満たせば一応満たすらしいんですね。
だから今日本にいる大学が実習時間を増やせばやれますので、どこだったかな、医療創生大学かっていうのが
確かWPT基準の理学療法育成を始めますと宣言してましたので、日本でも始まるのは始まるんですね。
じゃあそれがベストかというとこれは最低限なんですよ。だから例えばアメリカとかイギリスとかは
WPT基準を受け入れてないです。こんな受け入れるかとこんな低いレベルはという形で、逆転も起きてるんですよね。
日本みたいにまだそれよりも下のところにいるところはまずそこを目指しましょう。
そこまでいったら次は博士までは無理だとしても修士レベルまでは行きましょう。なぜ修士レベルかというとこれまでアドバンステラピスで何回も言ったように
医師と薬剤師がそのレベルだからです。ただ今度は我々理学療法士として職業としてはそれはいいんだけれども、大学運営とか
患者さんレベルからするとそれは鼻肌迷惑な話で、今薬学部って結構大変なんですね。かなりの薬学部が定員、現、もしくは閉鎖に追い込まれてます。
理学療法士の数の問題よりも薬学部、薬剤師の方がえげつないぐらい大変なんですね。これは6年制にした弊害なんですよ。
台湾の政治的影響
そうですよね。もちろん長い年月かかりつったらそっちに行こうという人も減ってしまう可能性もあります。
そうなんです。6年制にしてかつ国家試験のレベルが高いというところもあって、
軽減され始めちゃって、定員割れ閉鎖、そして定員現という、理学療法の大学はそこまでのところはまだそんなにないんですね。
定員が見たってないとこはいっぱいありますけれども、定員現をしますとか、閉鎖しますというところは専門学校からです。
大学はまだ、作業療法はチラチラ始まったんですけども、理学療法はまだそこに行っていないので。
だからDPTを目指す、あるいは収支レベルを目指すという旗を掲げることはいいんだけれども、
現実的にそれをやったら業界的に苦しくなるということも見えてます。
そうですよね。人数とか質の問題もありますし、また国の制度の中での働き方という感じであれば、
財源確保できるかどうかとか、平均給与の水準どうするかとかも影響してくれる感じです。
そうなんですよ。結局資格が上がってレベルが上がったら給与を増やさなきゃいけない。
あとは同時に仕事量が増えて、結果それで給与が増えるというのはいいと思うんですね。
例えば、相互処方がかけますよとか、理派の評価は理学療法士、DPTがちゃんともってやりますよとか、
あるいはダイレクトアクセスをすることによって医療費の削減が海外ではできると言ってるんですけども、
そういったことがどれだけちゃんと証明されていくかということだと思うんですけど、
日本はどうしてもやっぱり医師会が強かったりだとか、保険制度が非常に強い制度なので、
そこまでせんでも今のところ大丈夫じゃんっていう、国民の意思と理学療法士の意思が相違ではないってことです。
そういうのも踏まえて、前回だと奈良先生の話とかもあったんですけど、
伝え聞いてる話とか想像でもいいんですけど、こういう状況の中で日本はどうしていったらいいのかとか、
国際的には今後こうなるんじゃないかみたいな予測みたいに聞いたりするんですかね。
大学の話で言うと奈良先生は結構早い段階から臨床修士を作れって言ってます。
修士論文を書くんではなくて、2年間追加で理学療法の勉強とか実習を加えたら、
それは臨床修士という資格を出して、だからイギリスの方向をやりなさいと。
これを早く大学がやりきってしまえば、それが大学病院の中とかに入っていて、
非常に高いレベルの人たちが必要とされていくので、
それで現実的に理学療法を評価させていきなさいというのは言われてるんですけど、
臨床修士はなかなかできないですね。
これは制度上はできるって言ってたんですけども、
あまり大学としてはおいしさがなかったり、
やろうと思ったら大学病院を持っているところじゃないと無理だと思います。
新潟のところとかはそれに近しいことをやっているのか?
近しいけれども、大学病院は持っていないんですね。
だから病院を持っていて、自分の病院で育てて、
かつそれで研究だとか、将来報告でいいと思うんですよね。
将来報告をたくさんして、今でいうレジデントがそれに近いんですよね。
レジデントと大学院というのを合併させて、
新潟医療福祉はそういう制度をやってるんですけど、
全員がレジデントに行くのはなかなか難しいと思うので。
そうですね、臨床修士みたいなものもありますし、
他の切り口だと、精神分野とか哲学倫理とか、
まだ日本の理学療法で探究しきれていない分野もいろいろあると思うので、
そういうところにも広げていったほうがいいんじゃないか、
みたいなのが思っている。
奈良先生ご自身の考えとしては、学問を広げなさいというところはあるんだけども、
職業的な深さみたいなところに関しては、
そこまで今はあまり言及されていないと思うんですけど、
近道としては臨床修士だというところであって、
なかなか我々が望むのは究極地位と給与の向上になってきたところに、
そういったところを、
ものすごく俺がやったるというタイプではないので、
むしろ学問的だとか、もっと哲学的な人なので。
今の日本理学療法士協会はどちらかというと、職域拡大路線。
給与は上がらないけれども、職域を拡大させましょうという路線になっていますので、
奈良先生の考えとはちょっと違うと思います。
なるほどですね。
広げる方向はそういうところですけど、
もうちょっと深めていく方向が、哲学倫理とか、
堀先生がやられている理学療法推論とか、そういう方向性というか。
深めていくってなった時に、目の前でわかる深めていくっていうのは、
やはりダイレクトアクセスとか、
要は名称独占ではなく業務独占というものなんですよね。
職域として。
学問として深めようとしたらその時に、
どうしても臨床推論のような技術がいったりだとか、
あるいはスペシャリスト養成として、
理学療法士がこういったことに関しては専門的にできる。
例えば慢性頭痛であるとか、
あるいは場合によってはメンタルヘルスの問題だとか、
理学療法士に任せておくと一番効果が出るよっていうので
やっていくと深みが出ると思うんですよね。
あるいは早期理性のところなんかっていう
アーリーモビライゼーションの部分を、
どれだけ理学療法士がいない場合といる場合で、
こんだけ違うんだよとかっていうものを
どんどん出していくっていうことだと思います。
なるほど。
そういうところでさっきの地位を上げていくとか
規模を増やしていこうっていうと、
理学療法の価値を分かりやすく
しっかりエビデンスを作っていくっていうところと、
政治的な動きをもっと強めていく必要はあるんじゃないかな
っていう感じですかね。
そうですね。
政治的なところでいうと、
先ほど空き時間に喋ってましたけど、
台湾の学会のパーティーには台湾の総統、
だから台湾は総統という名前でイメージする、
英語ではプレジデントなので大統領ですね。
台湾の総統がメインの主審で来られるんですよ。
台湾の今の総統、来総統かな、
はもともと台湾大学の理学療法学科出て、
そのまま医者になって、今度は医学部に転嫁して医者になって、
だから医学部と、医者と理学療法士のダブルライセンスなんですね。
なので理学療法士協会のことにも来てくださいますし、
あとはシンポジウムに大臣が来て、
大臣が直接喋って、大臣に意見してということをやっていましたので、
政治的な絡みというのの強さは相当にあります。
それはやはり台湾大学だからというのはあると思うんですよね。
例えばこれ東京大学に理学療法学科を持っていて、
東京大学の同窓だからって古くから持っていて、
そうしたら東京大学系の人たちがいっぱい官僚になっていたり、
政治家になったりして呼んでとか、
多分できると思うんですよね。
そういったところがやっぱり日本の理学療法の弱さの部分になります。
そうですね。なかなかこれは一筋などはいかないところだと思うんですけど、
国際的に見ていくと結構政治的な力も強い国だったりとか、
地域とかエリアみたいなところがイメージされるところあったりしますか?
今回台湾で初めてあんな風に政治活動をやるんだというのを目の当たりにして驚いたという感じです。
もう直接やるっていう。
だって僕ら話聞いてるわけじゃないですか。
アモニックな場で議論するってことなんですよ。
だから要は国会議員の議員会館に行って陳情するとかじゃなくて、
直接学問としてやってましたね。
それはだから今回がたまたまなのかもしれませんし、
実際にはもっと議員会館とかに行って話をしてるかもしれませんけど、
大臣と仲良くしてましたから、だからもともとコミュニケーションが取れてるってことですよね。
その辺の民間の人と政治家との距離感の近さとか、
日本と国際比較
台湾って大取田さんとか有名だったりしますね。
そういう国の結局政治自体が国民の意見を汲み取ってとか、
そういう民選も結構あるのかなと思いました。
台湾というのはなかなか難しい立ち位置で、
台湾を国家として承認している国が非常に少ないので、
形状は国ではないんですね。中国の一地域という形になりますけど、
完全な自治は持っているわけですよね。
その完全な自治を我々は持っているのは知っているけれども、
中国の一部だという捉え方もあるから、
なかなかここは本当に立ち位置が難しい。
非常に軽やかに政治をやったりだとか、
ただ実際に選挙をすると何が一番の争点かというと、
親中か反中かに分かれるという争点はそこなので、
医療に対してとかはその次ですよね。
日本の今の政治の争点とかってなってくると、
米とかですか。
米とか、賛成党のいうような外国人問題とか。
だから本当に争点がやっぱり弱いんですよね。
我々の命だとか、我々のアイデンティティに直接
かみ込んでくるような争点というのは非常に日本は少ない。
よく言うと平和だからですよね。
台湾の人たちというのは、現状台湾有事というものが、
いまだに実際にいろいろなニュースを見ると、
2027年までに習近平は台湾に対して攻撃をするとか
言っているような話もありますから、
かなり戦線強強としている状態なんですよ。
我々が抱えているものとはちょっと違うというのもありますし、
これがイギリスにしろフランスにしろアメリカにしろ、
抱えている政治状況というのはだいぶ違います。
日本が抱えている政治状況で言うと、
日本の理学療法士の現状
医療職全体の赤字と給与低下なんですよね。
これを国がどうにかしてくれるか。
つまり医療というのはインフラなので、
医療インフラというものが崩れた場合に
不幸になるのは庶民なので、
国民自体がやられるという
結構やばい状態のところには来ています。
そうですよね。どっちかというと、
医療費とか介護福祉とか社会保障みたいなのは
減らしていきたいみたいな流れが
日本では全体的にありますね。
診療補修改定があって、
2024年に運動器が9単位から6単位に減らされて、
今度は排除症候群を減らすと言っているので、
気づいたら脳卒中も減らされ、
開封期における理学療法士の数が
これまで3人必要だったのが2人になるということです。
だから理学療法士の職域は減っていく。
ただそれ代わりに旧正規を増やそうという方になっているけど、
教育が旧正規の方に落ち着いていないんですよね。
あとは台湾でも話題になっていましたけど、
福祉現場の方に理学療法士が行ってくれないというのが
すごい困っていて、
15%ぐらい福祉系の方に行っているから、
日本ってすごいなって話になっていたんですよ。
だからいわゆるロングタームケアという表現をしていましたけど、
患者さん自体を長く見ようとした時には、
福祉現場に医療専門職である理学療法士が入っていく必要性というのを
他の国、
これは香港、韓国、日本、台湾の4カ国の議論だったんですよ。
日本だけが福祉系に行っているという話をしていましたね。
未来への戦略
自分は結構福祉系関わりは強くある方だと思いますけど、
どちらかというと介護福祉的な方に結構行っているな
みたいな感じですかね。
単純にやっぱりホームナーシングですよね。
あとは日本は6ヶ月入院できるんだろうと。
これは他国は全く無理らしいんですよ。
だからいわゆる回復規制度というのがほぼないんですよね。
だから日本はすごく患者さんに優しいよねという話で盛り上がっていました。
日本は良い国だとしていました。
良い国だと思いますよ。
安心して暮らせる国だと。
理学療法士にとってしまうと足りないという風になってくるんですね。
そうですね。
そうなると日本は政治的な力のまだ弱さとか、
それをどう動かせるかというのはあると思いますし、
どうなんですかね。
理学療法士としてはどういう動き方をしていくと。
今、理学療法士の政治力というところで言うと、
今もう多くの医療業種が困っているから、
結局みんな陳情に行っているわけですね。
厚生労働省に対しても政府に対しても。
実際にこんだけ病院が赤字になりまくっていて、
日知も札知も行っていない状況だから、
理学療法士にというフォーカスが当たるのは相当難しいと思っています。
それ以上にもっと大変な業態があるだろうみたいな形になってくると思うので、
それが落ち着いて始めて、理学療法士のということになってくると思うんですね。
だからここから5年から10年かけて、
最低でも学位を確実に取らせていって、
レベルを上げておくという準備が必要なのかな。
息を止めて潜り込まなきゃいけない時間帯かなと僕は思っています。
そういう意味で自分の場合だと、
個人的には制度の中だけじゃない仕事を探していったりとか、
大学院した後に自分は起業するみたいな道を選べますけど、
結構企業に就職してヘルスケアの産業で活動するみたいな人も増えていますし、
そうなると同じような活動をする人も増えていくだろうなという感じですかね。
それが僕は望ましいと思っています。
つまり教育学部に行った人間が教育者になるわけではない。
法学部に行った子が法律家になるわけではない。
だけど医療職というのはどうしても税金投入しているからというのもありますけども、
医療職種にならなきゃいけないという非常に強い圧力はありますけども、
医療職種にならなくても、
普通に医療的なスキルを持っている人という形で就職すればいいと思うんですよね。
よく日本の大学というのは、
どこの大学を出たかは聞かれるが、何を学んだかは聞かれない。
だとすると理学療法学科を出て、
理学療法というフィジカルムーブメント、アクティビティ、
あるいはそこから参加、パーティスペーションまで考えが及んでいるという、
非常に幅広い視野を持った医療職種の知識があります。
というのでいろいろ売れるとは思うんですよね。
しかもインターンを20週行っていますから、
結構鍛えられているはずなんですよ。
それが一般企業に入っていって、
一般企業で働いていくというプランニングは、
僕は非常に有効だと思っています。
個人単位の働き方としても、そういう働き方もありですし、
そういうヘルスケア的な産業で働けば、
予防的なかかわりになることもあるでしょうし、
本当に大学院で例えば統計とか学べば、
製薬会社とかで働くみたいな人も周りでいたりはしますし、
本当に多様な活動の仕方はあるなと思います。
例えばいろいろな大学に出ている人と同じように、
その中で強みというのが医療知識なので、
だから4代出て働きに就職に行くというのと同じで、
別にユニクロに入ってもトヨタに入ってもいいと思うんですよ。
それでメディカル系の服に関することだったりだとか、
メディカル知識を使った、
今企業ってユニクロって服を作っているわけだけでもないし、
トヨタも車を作っているわけではないので、
そういう意味での就職って多分できるし、
自分を売っていくという意味ではすごくいいと思うんですね。
今日の例明記の話の中で、
どうしても医療職は医療職にならないという考え方がずっと続いてきて、
それがそろそろ変わってくる。
ただそれを諦めるということではなくて、
学問的には深めていっていかなきゃいけないし、
学位を取る人を増やしていかなきゃいけないし、
新しい働き方
結局やっぱり戦える準備はしなきゃいけないということですね。
戦争行く前に兵籠を蓄えたり、武器を集めたりするっていう。
それもせずに戦いに行ったら負けるわけですから。
今は兵籠を集めたり、槍を作ったり、弓矢を作ったりしている時期に
しなければいけないけど、
そういう方には何か動いてないなと思います。
なるほど。
そうですね。
自分の場合はそういうちょっと生徒会の活動とかも結構よくかかわったりしますけど、
そういうところで活動している理学療法士を見ると、
やっぱり教会の方にはもう入らなくて関わらなくてとか、
結構なんか分断されるというか、
情報共有もなかなかされづらいところもあるかなと思うので、
教会としてそういう生徒会の活動をするような人とのつながりも
何か作れる仕組みはいるかなみたいな感じですか。
例えばちょっと教会の方にフォーカスを当てると、
例えば国の制度を動かしたりだとか、診療報酬だとか、
教会に入っている入っていない関係ないんですよね。
得られる恩恵、得られる損失というのは教会の関係なくて、
じゃあ教会に入っておくということで、
得られる恩恵が何ですかというのを十分に説明しきれていない部分があって、
それでこうなったら離れていった方がいいじゃんという人たちは
時々増えているんですよね。
奈良先生が会長とかやってた頃とかっていうのは、
一緒に業界を作っていくそのための資金集めであって、
クラウドファンディングだっていう感じをしてたわけですよね。
要はベネフィットが欲しいからお金を払うんではなくて、
皆さんとして応援するという形で皆さん教会費をくださいという形で
やってたはずなんですよ。
だからそういうお金の使い方とかっていうのも、
とにかくコーラ買ったらコーラ飲ませてよという形が、
今はやっぱりそれに目が行き過ぎているというのが一つあると。
もちろんそれこそサブスク時代なので、
お金払ったら何かしてよというのはわかるので、
それが十分に提供できていないというのも事実ですし、
そこのあいのこをどういうふうに教会が考えていくか、
実際に教会加入率というのがもうすぐ50%切るわけですよ。
これは50%切ってしまった時に、
入っている方がマイノリティになるという状況は非常に難しいので、
何か抜本的に、例えば登録理学療法士がどうなるとか、
認定理学療法士がどうなるとかという話は持っていった方がいいと思うんですけど、
ただ教会に入っている人の10%未満が認定理学療法士なので、
10%の恩恵がないわけですよね。
結局どのような恩恵を与えるかというところは、
ちゃんと議論しなきゃいけないし、逆に、
2万円を高いって思う人もいれば、
2万円程度で得られる恩恵っていうこともあるわけですよね。
そこをどう捉えるかというのは個人差がすごくあるなと思います。
例えば、アメックスのプラチナとかって年間16万5000円くらい取られるわけですよ。
16万5000円のペイバックはないわけですよ。
だけどステータスカードとして持ったりとかするという感じの部分。
もちろん何かしらポイントがちょっと増えるとかってありますけども、
ステータスにしなきゃいけないんだろうな。
以前言ったラグジュアリーなものを、教会に入っている人間がラグジュアリーなんだという形なのかもしれませんし、
台湾は10%しか入っていませんし。
どういう風な方向性でいくかでしょうね。
そうですね。
人数が減っていくっていうのを逆に逆転とれば、
ちょっとラグジュアリー感を出すような限定されたものになる可能性もありますし、
とはいえやっぱり多くの人に関わってほしいというと、
大会に見合ったメリットがないとなかなか入ろうと思えない人もいるかもしれないので、
どういう戦略を取るかは大事かなと思いましたね。
どちらかというと値段を安くするとか、ネガティブな方向にいっているわけですね。
値段を安くした結果どうなっているかというと、
これまで使っていた学会運営費とかが削られたりとかするわけですよね。
学会運営する側がヘトヘトになっているんですよね。
そうなったらもうやめようって形になってきます。
お金を減らすというのはめちゃくちゃネガティブな方向に動きます。
もちろん無駄は省くべきですけど、
今の日本のいろいろな個性度を見ると、
無駄ってまあまあ省いているんですよね。
これ以上省くということは貧しくなっていくことに近くなってくるので、
どこかにシワ寄せが来て、今やっぱり学会運営とか大変ですよ。
結構学会もたくさん数あるかなと思うので、
どこに関わるかというのは選択肢が多いから細迷うと思いますし、
なのでそれぞれの学会が関わるとどういうメリットがあるよというのを
どう提示できるかというのは結構鍵な気がします。
学会に関しては究極ですよ。
たくさん関わってもらいたいとは思うけど、
たくさん関わらなくてもちっちゃな学会の方が仕事量が減るわけですね。
僕ら学会運営全部ゼロ円運営でむしろ手出しでやってるから、
ちっちゃい学会で人が来ない方がいいです。
という風になっちゃうんです。ネガティブに動いちゃうんですね。
大きな学会で例えば3000人とか4000人とか来るスタッフがやって、
すごかったけど、仕事終わっていろいろ学会の話して土日使って学会行ってとか
誰が喜ぶんだという形になってます。
理学療法士の現状と課題
そこにやっぱりステータスだとかラグジュアリーがないと
人は動かなくなってくるので、どちらかというと今めちゃくちゃネガティブな方に動いてます。
そうですね。できるだけ低コストでコスパよく、
小規模な形をちょっとちょっとこう、
立地するような感じになるとどんどんどんどん。
大きくやってお金を稼がないと運営ができないという圧力があるから、
結構無茶やるんですよね。
ここで誰かが疲弊してしまうんですね。
そうです。一人二人と優秀だった人が抜けていくという感じですね。
なかなか深刻なフェーズですね。
そうなんですよ。だから今、奈良伊沢が作ってきた日本理学療法士協会、
奈良伊沢ががではないですけど、奈良伊沢が率いてきた部分というのと、
今時代に、だから今の日本理学療法士協会が悪いということではなくて、
時代とマッチングがうまくできていないことがあって、
そこに対する対応というのを早くやらないと、
どんどんどんどん悪くなっていく。
だから奈良伊沢が率いてた時と時代がだいぶ違うので、
今ここで奈良先生が帰ってきてうまくいくかというのはまた別の話ですけども、
とはいえ、今本当に世界を見た時、そして日本を見た時に、
海外との関わりの重要性
いろいろな問題を抱えているので、
何か抜本的にひっくり返すぐらいのことで、
結構うまくいかないんだろうなと思っています。
そうですね。なので、個人単位で言えば、
そうやって資格だけにとらわらずに職域広げるというか、
多行進行みたいのもあるでしょうけど、
とはいえ、日本理学療法士のこの界隈がより良くなるためには、
教育システムから、働き方の面からいろいろ変更が必要かなと思いますし、
なんか海外との関わりも、結構言語的な壁も大きかったかなと思います。
最近、AirPods Proとかでも翻訳できるやつもできたりしているみたいですし、
結構コミュニケーションはより取りやすくなるような気もするので、
海外の中での関わりが広げていえるといいのかなと思います。
海外の学会、よし行きましょうって言って、
僕ら大学教員は研究費があるから行けるんですけど、
一般の病院にいると全部自慢なんですよね。
となってきた時に、例えば次回のWPTってメキシコで、
メキシコは多分50万円くらいかかるんですよ。
行かないよねって。
ただ、来年2026年のACPT、
国際学会で理学療法士が我々が行ける学会って大体3つあるんですね。
WPTっていう世界理学療法、正確にはWPCになりますけど、
World Physiotherapy Congressなんで、
2027年にメキシコ。
それ以外でAWPっていう、
アジア・ウエスト・パシフィック・リージョンのWPT、
つまり地方大会ですね。
WPTの地方大会っていうのがアジアと艦隊併用でやってるのがある。
これが2年に1回です。
それが来年インドでやります。
9月に。
そしてあとは、
これは僕もよく分かってないんですけど、
アジアの、これはオーストラリアとかニュージーとかが入っていない、
アジア圏のコングレスがあって、
それはACPTっていうんですけど、
これが3年に1回やってるんですよ。
これが今度の4月に韓国でやります。
なので、4月の韓国が一番費用が安いから、
ぜひ参加しましょうって感じです。
これ聞いていただいてる方で興味ある人は、
ぜひ行ってもらえるのはいいかなと思いますし。
そうじゃないとメキシコインドですからね。
言語の壁とビジネスチャンス
逆に今円安みたいなのもあって、
海外郵送とかだと日本にどんどん来るところも、
観光客としてはあるかもしれないですけど、
そういう人向けのラグジャリ的なサービスなのか、
そういうのを漁師が提供していくみたいな可能性もなくはないんですか。
そうですね。
先日僕マルタンの人を見てましたけども、
日本の技術ってそんなに低いわけじゃない。むしろ高い方なんで。
そういったものを提供していって、満足度を上げていく。
ただ長期顧客にはならないってことですね。
短髪顧客っていうのをどれだけ増やしていけるかっていうリスクはありますけども、
それ分単価を上げてやっていくとかっていうこともできるかもしれませんし、
特に旅行来て体調が悪くなった時に、
多くの人が病院に行けないんですよね。
そういう病院もありますけれども、
実際オリンピックの時に結構多かったのが、
腰痛カタコリがすごい増えるんですね。
これ日本の病院に行っても解決できないと。
あと言って、ダイレクトアクセスのフィジオどこにあるのさ。
ありませんって言われて、
生光通院に行こうと思って英語通じない。
それこそ東京駅周辺とかにそういうの1個やっとくと、
そこそこ客が来るんじゃないかなと思いますけどね。
確かにそうですね。
2万円ぐらいでやってもいいと思うんですよね。
これはだから他のところがないので、
値段設定は強気でいいと思うんですよね。
その代わりその一発である程度成果を出すというところで、
それから1時間やったら旅行がさらに行けるとかっていう感じのものかなと思います。
まだそういうサービスってここっていうのはないですよね。
調べたらあんまなかったです。
ダイレクトアクセスという制度を、
理学療法を持っている国はフィジオに行きたいって言うんですよ。
フィジオで、
例えばこれも制度のギリギリのところだと思いますけど、
フィジオは理学療法士の資格を持っています。
英語対応できます。
保険診療は使えませんけど、理学療法できます。
肩こりとかはあれが使えないですね。
カードのクレジットカードとかの保険が使えないんですよ。
診断がつくもんね。
ほぼみんな慈悲で来るから、
それはね、
実際にイギリスで一発診療行こうとしたら、
プライベートに行くと5万円かかりますから、
そう考えたら2万円の理学療法で、
治療までやってくれるっていうのは安いかもしれません。
そうですね、確かに。
海外から日本に来た時に、
例えばもし病院にかかるっていうと、
クレジットカードの負担とか保険を使って
療するみたいな感じになるんですか?
そうですね。
あとはクレジットカードの会社に連絡をして
判断を合わないといけないというのもありますけれども、
いわゆる10割の診療を
東京とか梅田とかにはあります。
そういうクリニックが。
いわゆる完全英語対応で
診療までもらってっていうところがあるんですよ。
ただ入院施設とかはないし、
本当に何かあったら応救急で運んで
っていう形だと思いますけど、
段階的なものがあって、
日本のクリニックみたいな制度は
あんまり他の国持ってないんですよ。
ということは、
フィジオなんかの制度はあるわけですから、
ダイレクトアクセスフィジオの制度があるから、
それを作っちゃうっていうのはありだと思います。
完全に英語対応ですよね。
フランス語とか中国語どうするか。
そうですね、確かに。
その言語の壁はありますけど、
完全に自費な形で
海外の方、対応できますみたいな場があれば、
それは確かに海外から来る人にとっても
安心で喜ばしいかもしれないですし、
可能性はありそうだなと。
インドから日本に、
インドでフィジオの資格を取って
日本に来てるんだけど、
そういった働ける場所ないかって
突然僕相談を受けましたけど、
知らんって。
そういう海外から日本に来て
働ける場所にもなるかもしれない。
そうですね、確かに。
それもあるかもしれないですし。
その意味では、
食べ物であればビーガン向けの店とか、
ハラールフードとか、文化圏に合わせて
いろいろバリエーションあるような感じで、
例えばこういうPT的なこととか、
生態みたいなのも文化圏に合わせてとか、
いろいろバリエーションあってもいいかなと思うので、
それは結構考えるうちにありそうな気がしました。
本当にフィジオを渡しましょうか。
マルタとかその辺の人向けに。
本当に元々マルタの人を見るきっかけは
フィジオにかかりたいけど、
フィジオがないからどうしたらいい
っていうところだったので。
そうですね。
全然自分の知り合いでも
京都とかで外国人向けに宿やってますとか、
ちょっとそういうサービス提供して、
観光案内とかやってる人とかもいたりするので、
それと接続して、
何かあったら相談してくださいみたいな。
そうですね、連絡もらって、
最初はケータリング系的に行って、
そこで治療して、
お金貯まったら店舗持って。
でも多分ホテルとか泊まってて、
場所にもいるかもしれないですけど、
訪問して、
部屋まで行きますよとかっていうのも
全然ニーズはありそうな気がします。
単価が大きければ
やってくれる人もいるでしょうし、
1回2万ぐらいの単価取ったら、
1時間2万取れば、
よし、英語勉強しようっていう人も
全然いるんじゃない?
そうですね。
多分ニーズは、
潜在的なニーズはあると思うんで、
枠組みというか窓口とか作れば
なんかいけそうな気もするので、
それはそれで考えていきましょう
っていう感じで。
いいなと思ったら、
各口で真似してもらっても
全然いいかなと思いますけど、
そんなところですかね。
個人の働き方としては、
違う業種を見せるのもありだし、
海外から来る人をターゲットにするのも
ありだし、
国によって運営がうまくいっている
ところとかもあれば、
日本の中で何ができそうかっていうのは
考える余地にいろいろありそうなんで、
この辺ディスカッションできる人がいれば
どんどんそれが増えていくと
いいかもしれないですし、
課題満載ですけど、
世の中のニーズはいろいろあると思うので。
課題満載なんだけども、
一つはやっぱり英語の壁っていうものが、
アプリを使いやすくなっている
ということもありますし、
それは自分がトレーニングするのも
やりやすくなってますし、
あと言語の壁がちょっと低くなってきている
はずなんですよ。
それは精神的な言語の壁が高すぎる人たちは
そこを切り抜けるとビジネスチャンスだとかが、
実は国内にいても相当大きく、
実際年間2500万人ぐらいが来るわけですから、
2500万人のうちの結構な数が
大阪、京都来るわけですよ。
そういった人たちを対象にするとか
ということは、
日本の高齢者だけではない世界っていうのは
作れるのかなと思ったりはします。
そうですね。
ちょっとこの収録の翌週に
自分も英語でプレゼンする機会があって、
最近ちゃんとGPTと音声で英語でしゃべってるんですけど、
結構優しく教えてくれますし、
ベリーターだと思います。
あいついいやつですよね。
そんなところですかね。
なんで言語の壁もうまく頑張って越えていけば
新しい世界見えてくるところあると思いますし、
本当に理学療法はいい仕事だなと思いますし、
理学療法士の国際的視点
社会でも価値あるなとは自分も思ってるんで、
その辺を改善していける。
ぜひ新しい世界を見ていけるし、
これを聞いてる人がさらに一緒にやりたいとか、
あるいはもっと広げていきたいとかっていうのがあれば、
今回もこれね、
例明記の話を教えてくださいっていうところが
心に来てますので、
何かいろいろテーマを投げていただけると
またいろいろ話ができると思います。
はい、そうですね。
じゃあ最後にまたオンラインコミュニティの
案内をしていくんですけど、
Discordっていうプラットフォームを使って、
まだニーズかなり小規模なんですけど、
オンラインコミュニティという形で運営していて、
そうですね、こういうテーマ聞きたいですとか、
その話の感想とかご意見とか
やり取りできるような場になってますし、
今後の働き方考えてる人とかは、
もし要望あれば相談にもらえるかなと思うので、
概要欄とかに貼っておきますし、
興味ある人は覗いてみてもらえたらなと思います。
はい、じゃあ今回はこの辺にしようかなと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
52:37

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