こんにちは、田代です。
こんにちは、堀です。
Advanced Therapist〜エピソード18本目ということで、
今回は、今収録しているのが10月30日なんですけど、
10月27日に厚生労働省から、
「医療機関の業務効率化・職場環境改善の推進に関する論点」という資料が出ていて、
これを読み解きつつ、今後の医療業界とかのことを考えていけたらなという感じです。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
この資料は厚労省からダウンロードできるんですけど、
内容量がかなり多い78ページ、パワーポイントで78枚のページ数になっています。
厚労省お得意の資料がパワーポイントっていう、
これポンチ絵とかって言ったりするんですけども、図しかつ文章で読み解くのがものすごく大変な資料だと思います。
これ自体で、我々はセラピストという視点で捉えていくと、
セラピスト自体っていうのが、大きく言うと今後足りなくなるだろうというような状態。
それはなぜかというと、養成校での定員割れがすごく起きているということと、
少子化によって成り手が少なくなっていっているということになります。
これ実は理学療法人のみならず、全ての医療職種に言えそうだということになっている状況になります。
全ての医療職種というのは医者以外ですね。
安護士、これはだから、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科技工士の話でデータが出てます。
成り手は少なくなるけど、高齢化は進むからどうしたものかという感じですかね。
実際にその高齢化自体というのは、正直なところ実は止まるんですね。
要は今いる高齢者というのが、段階の世代のところに非常に多くいて、
その段階の世代というのが、昭和の22年から24年かな。
だから1945年から1950年あたりの人たちというのはすごく人が多いので、
その人たちが亡くなっていくというのが、あと10年から15年なんですよね。
そこで高齢者という数というのは極端に減るんですよ。
なのでその時に合わせて医療職というものが、実はピークアウトしているのではないかという考え方もあるわけですよね。
だから減らしていった方がいいという考え方も中にはあるんだけれども、
医療職の仕事量というのが、質的にも量的にも変化していっているので、
球体質のものであればいらないだろうということです。
だけど今非常に理学療法士とかだと、旧世紀医療の方に変化しようとしているとかということがあって、
旧世紀医療人材は全く足りないわけですよね。
回復期の人材とかっていうのが実は余ってくる。
在宅も足りないというような状態で、
理学療法士は数としてはある程度いるかもしれないけど、分野別に見ると全然足りないとかということになってます。
なので今後は旧世紀の医療性が増していったりとか、地域での活動だったり施設だったりというと、
結構二極化というか活動の形も大きく二分化されていきそうという予測なんですかね。
そうですね。なので分かりやすく言うと、旧来的な例えば都市療法とか、
ハンズオンを中心とした理学療法士よりも、
ハンズアウト的な情報をちゃんと読んで、
医療全般を回せる人が欲しいというような状態になってくるんですね。
これってめちゃくちゃ難しいってことです。
要は例えばコンビニ業務の中でレジできる人が欲しいのではなくて、
マーケティングだとか、あるいはどれぐらいのデータ読みができて、
このぐらいの時間にはこんなお客さんが来るので、
これぐらいの人数配置がいりますよとかいろいろなことって、
そういうのって本来はフランチャイズの中の上の会社がやってくれるわけですけども、
それを店舗でやれっていうことになってくるわけですね。
店舗のマネージャーとか、店舗のいわゆるインテグレーターというか、
情報統合できる人が必要になってくるっていうことで、
理学療法士そのものに求めていた能力という以外のものが
必要とされていくっていうような感じのことがこの厚労省のデータに書かれてます。
そうですよね。特に旧世紀の対応でも地域のほうに出ていくっていうのは、
どちらとしても都市で一対一っていうよりも、
ちょっとデータのマネジメントだったりとか、
状況に合わせての判断が重視されてきそうな感じはするので、
この辺を早めに意識しておいたほうが良さそうですね。
意識することはものすごく、
例えば今我々はすでに理学療法士かつ経営者と大学教員という形になってきて、
現場の理学療法士ではないんですけども、
現場の理学療法士かつ学生あるいは大学学生養成ということを考えたときに、
もう教育と実習を変えなきゃいけないというターンに入ってきたってことです。
そこに多分ね、いわゆる頭の中のシフトがほとんどの人たちができない。
なので追いつくかっていう心配があります。
これは理学療法士のみならず、他の業態もそうなんですけども、
例えばもうちょっと業態として分かりやすいところで、
分かりやすいってこれ僕が分かりやすいだけなんですけど、
地下技工士の仕事っていうのがこれからめちゃくちゃ変わるんですね。
どういうふうに変わるかって。
そうか、僕が知ってることとどういうふうに変わるかって、
田代さんどんなふうに変わると思いますか。
なんで、前も言ってたような、
なんか画像で撮って3Dプリンターとかで成形できるみたいなところが増えてきたりする。
地下技工士が手で作業してっていうよりは、
そのデータをもとに患者さんに合わせたものを作っていくとか、
っていう流れが増えていくって感じですか。
まさにその通りで、これまではさっき言ったハンズオンの職人だったんですよ。
ハンズオン職人でいい技工士がいれば、
その一発で、例えばその穴が開いた部分に埋まるような銀場を作れる。
あるいは入れ場を作る技師を作るのに、
現場であんまり調整しなくてもいい技師が作れる、
地下技工士っていうのが優秀だったってことなんですね、これまでは。
それが今からは3Dスキャナーで送られてきたものを
プリンターするところで、より良い機械調整ができるとか、
その3Dスキャナーデータの修正ができる人とか、
そういった人になってくるんですよ。
だから仕事が全く違うってことですよね。
そうですよね。なんで職人的な手の器用さとか、
よりもうまくAI使いこなしてとか、
データを見れてみたいな人のほうが活躍できる可能性が高まってくる。
これまでは例えば建築業だったら、
ノコギリをうまく引く、トンカチを叩けるっていう人が、
今はそうではなくて、建築業界って従来工法をやる場合っていうのは、
もちろんまだノコギリ、トンカチってすごい必要ですけど、
例えば今はもうトンカチ打たないわけですね。
釘打ちの機械があるから釘打ちですし、
ノコギリも電動のやつがおいて、最後の調整はもちろん必要なんですけども、
結局どれだけ速度を上げれる人が優秀な人なわけですよね。
なので段取りがうまい人が優秀なんですよ。
それと同じように、結局今後、
歯科技工士とかも3Dプリンターの数が、
例えばそこの技工場所に2台しかないと。
2台のところをどれだけこれから来る発注に合わせて回せるかなんですよね。
これまではちっちゃいやつを何個自分で作って、
大きい人は何個作ってとかっていう技工士の能力に合ってたのが、
マネージングスキルになってくるっていうことに、
今からの歯科技工業界は変わってくるし、
歯医者もそれに合わせてどこの技工士に出したら早く来るか。
例えばこれまでだったら銀歯を作るのに、
技師を作るのに1週間後に来てくださいって言ってたのが、
明日来てくださいになるわけですよね。
さらに歯医者自体がその3Dプリンターを買って、
技工士いらずでやることもできてくるわけですよ。
そうなった時に技工士のところに、
技工所のところに行かなくなってくると仕事が減るわけですよね。
そういうマネージングと営業と強みを作っていかなきゃいけない
っていう状態になってくるってことです。
なるほどですね。そうなると、例えばセラピストでいくと、
もう医師からしたら、例えばもうこれはAIで、
手術後とか何か回復のリハビリテーション的な取り組みができるってなったら、
人がいなくても大丈夫だよねみたいな業界も出てきたりとか、
本当に人が何をするかっていうのはかなり変わってきそうな感じですかね。
そうですね。理学療法士、作業療法士、健康長学士とは
ちょっと特別な枠で捉えてるんですけど、
AIとロボットのことですごく影響を受けるのが薬剤師ですよね。
薬剤師というのは薬剤処方を受けて、
その薬剤処方を作って渡すっていうのがこれまでだったけど、
最近は医者がそれをちゃんと正しい処方ができてるのかっていう
モニタリング係になってて、ファクトチェックというか
ダブルチェックのための役割になってると。
それがAIが発達することによって、そのチェック自体が
AIによってやられていくと薬剤師の人たちってすごい困るんですよね。
なので、実は薬剤師の人たち、
歯科技工士はロボット系でやられて、薬剤師ってのは
AI系でやられるっていうこと自体をちょっと考えておくと、
今度はなる人が減ってくるわけですよね。
そうすると俗人的なファクトチェックができなくて、
実は医療業界めちゃくちゃ問題になってくるんですよ。
なるほどですね。
俗人的なチェックってすごくやっぱり必要なんですよね。
やっぱりAIってのはある一定のところまでしか届かないので。
これが理学療法師になってくると、理学療法師って
処方をもらった後に評価してプログラミングまでやるわけですよね。
この能力がある人たちが優秀であるっていう風になるんですけども、
そのプログラムの考え方っていうものに、
いち早く出せる人だとか、即実行できて
医者にフィードバックできる人たちっていうのが優秀になってくるってことです。
なるほど。
AI的な画一的なものとか、単純な推論だけじゃなくて、
もうちょっと患者さんの気持ちも考慮したものとか、
人にしか感じ取れない部分とかがやっぱり強みにはなってくる。
それは多分後付けの強みになってくると思います。
理想を言うと、そこがすごい後の強みになるんですね。
だけど現場で求められているのは、それはおそらくその後の話であって、
それよりも旧世紀でリスクをいち早く見出せる。
ドクターとかが見逃している部分っていうのは絶対あるわけですよ。
一人で見てる患者数も多いわけですし、救急で瞬間瞬間の勝負なので。
例えばICUとかに入って、とりあえず一旦落ち着いたと。
ドクターは違うところに行っている間に理学療法士が入って、
この人実はここ呼吸の音がおかしいと。
単に脳卒中だけじゃなくて肺炎リスクがありますとか、
極端に言うとここ実は脱臼してますよとか。
要は心臓の専門では見れなかったものを見つけるとか、
こんなところに軸層がありますとか。
いろいろなものを総合的に見れる能力っていう、
理学療法士なんだけれども、
ドクターのフィジカルアシスタントみたいな能力が求められるってことです。
確かに。有識だと特にそうかもしれないですね。
そうですね。これは在宅でも同じなんですよ。
ナースとかが見れないフィジカルの部分っていうのを、
どこまで理学療法士が見れるかによって、
より良い在宅のサービス提供ができるんですよね。
その界隈の専門的なところは突き詰めきれないかもしれないけど、
それ以外の派生した部分とか、
そうなるとやっぱり総合力みたいなところが結構追われる感じですかね。
そうだと思います。ものすごい広い範囲でのジェネラリストを求めていく。
それこそ今回扱っているこの資料も基本はそこです。
ハンズオンの関節可動域を良くする理学療法士が欲しいのではなくて、
問題をいち早く見つけて、それに対処できる人を求められています。
これはもう理学療法士だけじゃなくて、
さっきの言語聴覚師とか作業療法士もそういう方向性って感じですか。
そうですね。僕自身どうしても職種の仕事の内容、完全に実は網羅できていないので、
理学療法士というふうになってきたときは、
まさにフィジカルの部分の専門家として、
その問題をいち早く見つけられるかという立ち位置に立たなければいけない状況ですね。
なるほど。それも踏まえて、人材確保っていうところだと、
定員数と応募する人の数が結構ズレが起きてきているようみたいな資料の内容ですかね。
今の大学教育って、基本的には次回から102単位になるらしいんですけど、
現状だと101単位の国家試験に受ける上での必要な単位数が決められてるんですよね。
それっていうのは、ある程度従来的な教育、従来的な理学療法のやり方なわけですよ。
だからそのハンズオンスキル、例えばわかりやすく言うと、
理学療法評価は、まずRMから始まってMMTに行って、
そして例えばブルーンストロングリカバリステージだとか感覚検査とかっていう風に進んでいくわけですね。
ここに心疾患だとか呼吸の評価っていうのは、各種疾患論に任されるんですよ。
もっと実はフィジカルアセスメントみたいなのを本来は入れなきゃいけないってことなんですね。
それはフィジカルアセスメントっていうのは、主には看護がやるんですけども、
バイタルチェックと表情だとか。
そういうフィジカルアセスメントの部分のほうが、もしかしたら重要視されていくんではないか。
そうなってくると、看護と理学療法師が合わさっていく部分がものすごく強くなってくるってことです。
すでにその辺に注目して教育してる学校もどこかにはあるというか、結構学校次第なところって感じですかね。
どうなんでしょうね。僕が知る限りではあんまりやってないと思います。
むしろ湖南女子は兵庫県の理学療法協会の会長がいるから、そういった情報をいち早く取ってきて、教育って結構変えてるんですね。
だからどちらかというと、旧世紀医療に合わせた授業ってすごく重要視しているんですけども、
ただかといって、RMのスキルだとかMMTのスキルが落としてる人たちっていうのは現場に受け入れられないから、
ものすごくやっぱり触診とかそういったところもしっかりやってるんですよ。
だから幅広くやってるっていうのはそうなんですけど、じゃあこれから広く求められていくっていうのは、
触診能力よりももしかしたらフィジカルアセスメントかもしれない。
とはいえフィジカルアセスメントはナースがやるから、あなたたちは例えば触って評価できるような部分っていうのをやってくださいっていうから、
もしかしたら触診のほうが重要視されるかもしれない。ここがある種の賭けです、教育の。
その辺をどっちが重視するかっていうのは結構学校とか先生の採拝次第なところがありそうなんですね。
なので実技的な部分っていうのを本当にどこまでちゃんと教えていくか、そしてかつそれの評価結果の解釈部分をどこまでやれるか。
なので究極やっぱり理学療法推論っていうものがものすごく重要視される時代になってくるってことです。
だからすいません手前ミスで僕の読みは間違ってなかったんです。
なるほど、なんでこう推論を学べるところとかっての増えた方がいいかなと思いますし、現場でもその辺のニーズは高まってきてるっていうところですよね。
そうです、なので多種類データを読める人間が必要になってくるってことなんですね。
多種類データを読めるっていう前提は単種類、いわゆる種類が少ないデータが読めないと多種類は読めないわけですよ。
なので積み重ねの教育をちゃんと受けていないと非常に難しい状態になってきた。
だから従来型のすごい古い教育をしていたりだとか国家試験対応型の授業をやっている養成校は相当厳しくなってきます。
国家資格は取るかもしれないけど現場に出たときにそこがなくなってくる。
そうです、国家資格もおそらく国家試験も厚生労働省がこんなデータを出してきてるってことは国家試験もこれから変わってくるんですね。
だから国家試験の変化に合わせて大学教育っていうのがしっかり変わっていかなければいけない状態であるということと、
先ほどから言う根本的なレベルで言うと評価学っていうのが実は他の業態にはあまりないんですよね。
他の業態っていうのはセラピスト業界にはあるんだけれども、例えば看護師にもそうですし薬剤師っていうのも理学療法士ほどしっかりやらないんですよ。
それはなぜかというと医師がやる仕事だから。
で、理学療法士の能力が上がれば上がるほど医者は楽になるんですよ。
となった時に、今はもう医者の業務改善だとか働き方改革とかで医者をできるだけ仕事させないようにしようとしてるわけですね。
なので、理学療法士が専門性として生き残ろうとした時に、フィジカルのドクターアシスタント的な立ち位置っていうのがすごく価値が出てきそうだっていう感じがします。
今でも評価とかデータの読み方っていうのは授業もあるかなと思うんですけど、その辺がより増えていきそうな感じですかね。
そうですね。特にこの部分っていうのはスクール形式のこの数字はこう読むんだよっていう一人の教員が50人の学生に対して一方的にやるのでは無理なんですね。
だからOJTだとか、それこそOSCEとかの中でこういうデータ読みをさせたりだとか、実習もそういった実習先に送って本当に簡単に言うとOJTを増やさなければいけないっていうことだと思います。
そうですよね。本当実習のあり方とかやる内容も結構変わってきますよね。
そう思います。それに合わせるために学内教育をちゃんと変えなきゃいけないってことです。
なのでそのスクール形式だけをやっている養成校はかなり厳しくなってきます。
なるほど。どちらかというとこういう変化っていうのは現場が一番感じるところが強いってところなんですかね。現場定格教育、国家試験の内容が変わってとかっていう順番で言うとどういう流れで変化していくんですかね。
国家試験の変化は最後です。なぜかというと国家が試験で出すと国家が全てを認めたことになるんですよ。
だから例えばものすごい極端に言うと傷口があった時に傷口の処理を理学療法士がやるような問題を仮に出したとします。
これは国家が理学療法士に傷の処置を認めたってことになるんですよ。だから国家試験っていうのは最終的なハードルなんですね。
国家試験で画像診断とかが出始めたから画像は理学療法士は読んでいいという風になったんですよ。
それはなので国家資格として国家が認めた内容はすべてオールオッケーという判断になるんです。これは法的な判断です。
だから例えばなんでお前らがそんな画像なんか使ってるんやって仮に医師が怒ってきたと。国家が認めてることですからこれはあなたが決めることじゃないと。医師法の解釈なんですよ。
そうなるともうここは国家試験で出していいかっていう判断は結構きっちり精査されないと難しいから一番最後に変わる。
国家試験がどういう風に変わるかって言ったら究極は現場のニーズ現場でやってることに合わせていくんですよ。
実際に現場のニーズがめちゃくちゃ変わってきているという状態ですし、例えば今回の厚生労働省の資料に対して特定行為に関わる看護師の研修制度とかっていうのがあるんですね。
27ページのところにあるんですけど、ここに看護師に臨床推論という言葉がもう明確に示されています。
45時間やれっていう臨床推論を。
理学療法の中には、まだカリキュラムの中にはこれ入ってないんですよ。
ただ日本理学療法士協会の登録理学療法士のところとかには臨床推論やれって書いてるんですね。
なので看護のところも資格を取った後の方に動いてる。
特定行為に関わるだから、いわゆる特定認定看護師とかっていう話になってくると思うんですけども。
だから臨床推論をやれる人材を作ろうとしてるんですよ。
だけども臨床推論をやる教育を理学療法の中では、やらなきゃいけないって分かったけどやれる人がいないっていう実は問題になってるんですよ。
今は特定行為に関わる看護師とか、理学療法士の中でもある程度進んだ方は学ぶっていうところですけど、
徐々に学校教育でもこういうのが入っていくだろうっていうのは僕からも予測される。
現状は現場教育なんですよ。
どちらかというとOJTの臨床推論ってなってるんですけども、
田代さんと僕はよく分かってると思いますけど、それには限界があって、
その前の全教育としてしっかりやったりだとか言語統一だとか、
フレームワークを作らなきゃいけないっていうことができていないのが本来は問題なんですけども、
それをいったん飛び越えて、やれやれってなってます。
これは海外から入ってきてるんだと思います。
なるほど。そうですね。
なんで海外から輸入するような形もありつつもやっぱり中でも整備していかないといけないですよね。
そうですね。だからその整備のところの臨床推論というのはどういうふうに本当に整備していくのか、
これは例えば僕ら個人でやることと国がやることはちょっと違うので、
我々がどんだけやっても国が受け入れなければ一緒なので、
国に我々が発言できるような状況に持っていくにはどっちがいいかということも考えなきゃいけないと思いますけれども、
いずれにしろハイレベルというのは他情報を読み込める医療職というのが今求められてて、
の割には給与が上がらないという大きな問題、つまり高度人材を作ろうと思ったら高度教育をやらなきゃいけない。
高度教育を受けた人間には高給料を払わなきゃいけないというようなところがうまくいってないです。
どうしたらいいんでしょうね、この辺は。
これは誰かが違うところでXでポストしてたんですけども、
実際にいわゆる高齢者の方たちとか、高齢者のみならず我々もそうなんですけども、
医療というのは安いものという判断がめちゃくちゃ強いんですよね。
医療はナイチンゲールの近いじゃないですけども、ある種ボランティアなんだろうという発想がすごい強いみたいなんですよ。
だからお前らには金払わんけど俺たちを助けろっていう発想が、
これはマインドシフトしない限りはすごい難しいみたいです。
究極にものすごい悪い言葉ですよ。
助けて欲しかったら金払えっていう風にならない限りは給与上がらないと思います。
なるほど。
だから自由診療が増えなきゃダメだと思います。
そうですね。
でも少しずつOTC類似薬の件とかでもこれはもう慈悲でしましょうみたいな流れも出てきてると思うんで、
安く提供されたところが減らしてちゃんとお金払わないとみたいな流れにはなってきそうな雰囲気は感じますけどね。
ここ違うところから聞くと整形系の人たちが慈悲診療でいろいろやろうとしているらしいんですね。
それは国が動いて潰しにかかりました。
だから慈悲の位置抜きはダメなんですよ。
お前が勝手に抜けるのはダメだ。
これは医師会から多分通報が入るんですよね。
そこは結構叩かれたらしいです。
何千万回の追加のあれを取られたって言ってましたよ。
それはすぐアルファベットを忘れますけど、
結晶板を増殖させてその結晶板をまた戻すっていうやつがありますよね。
PLPじゃないなんかそんなやつです。
ありましたね。
あれを推進していたクリニックがやられたって言ってました。
なるほど。
そうなるとどこかから動き出すとか、
全体的に共通するものから動くのかとか。
なので慈悲の中心は今は美容でしょう。
これは裏を取っていないから簡単には言えないかもしれませんけど、
今はわりとネット上で話題になっているのが、
天野先生って天皇陛下の失踪したスペシャリストの心臓外科医、
潤天堂大の教授だった方が、
潤天堂大がやってると思うんですけども、
美容クリニックの理事長になられたんですよ。
心臓外科医が美容の理事長って言って話題になってて、
その後本当はなんかいろいろ意味があるのかもしれませんけど、
見立て方言うとこういったスペシャルな医師が美容の方に行くんだみたいな見方になってるらしいんですよね。
ここはすいません、追加情報が絶対いると思うので、
そこだけで判断してはいけないと思うんですけども、
こういったレベルの人がそういう美容の方に行くんだみたいな、
美容のみが自由診療が許されているっていうことなのか、
ちょっといろいろ今のまだ日本の医療状態、
医療の自由診療の成熟っていうのがまだ迎えていないっていうことは事実です。
なるほどですね。
ちょっとその辺の動きも見つつ、
理学療法的なアプローチの中でも自由診療的に見るところも出てくるかもしれないと思います。
だから理学療法の自由診療って言った場合に、
生骨院的な理学療法とパーソナルトレーナー的な理学療法とあると思うんですよね。
どちらも今すでにやってはいると思うんですが、
結局金額自体の高額金額設定ができないわけですね。
高額金額設定したらお客さんが来ないから。
そうなってくると生活ができないっていうことですね。
例えば人を雇ってそこの店舗を借りて、
利用者にサービスを提供しようとすると、
1人当たり1万円で10人見ていくぐらいの設定でやっていかないと、
人を雇って店舗借りて、物を買って借金返してってなかなか難しいわけですよね。
これ1人4000円とかでやってると多分増えないんですよ。
じゃあ1万円で来るかって言われると、
なかなか患者さんを脅すっていうのは来いよじゃなくて、
あなたすごい悪いから通った方がいいですよとかっていうような、
極端な情報操作をして患者さんに来てもらわないとなかなか来ない。
かつすごい腕がいい人は直しちゃうから、
1回で直したらもう来ないとかっていう大きな問題が絡んでるんですよね。
それは一つは日本の医療は安いという基本的な設定が
マインドセットがあるからです。
なるほど。国の制度の中だと救世機とか在宅とかの割合が増えていって、
多分回復は減っていく流れになると思うんですけど、
回復的なところでプラスアルファの質の高いものは慈悲で、
みたいな流れになりそうなんですかね。
本来はそれに行くべきだと思って、
脳卒中のリハビリテーションに関する個別のクリニックというか、
慈悲のところをやっている人たちっていうのは一定数来たんですけども、
ちょっと広がりきれてはないですよね。
ということは脳卒中になった患者さんたちがそこに行っていないんだと思います。
成果は出しているかもしれないけども、
行っていないっていうことが多分あるんですよね。
なるほど。
一時期脳梗塞リハビリテーションってすごく流行ったんですけど、
それは僕が情報を取ってないだけかもしれませんが、
最近ちょっと少なくなったなって感じはします。
そうですね。自分の周りでもちらほら、
慈悲の脳血管リハの施設ですってやっているところはありますけど、
大々的にめちゃめちゃ広くはまだなりきってないんですかね。
それこそ定陣とか大手が結構そこに入ったんですけども、
理学療法士の新しい職域を開拓するほど増えてないと思います。
ただもちろんその中でボバースコンセプトを上手に使って、
一つの店舗あるいは自分が経営しているいくつかの店舗で
うまくやられている方はおられるんですよ。
ただその人がうまいだけであって、
全体的にそれを広げる、いわゆる回復期は早く終わって、
回復がしたい人にリハビリテーションを提供して、
自宅でうまく生活してもらおうとかっていうところは
あんまり動いてないと思います。
そうなると本当に今後新しく理学療法士になる人とか
今働いている人でもどういう身の振り方をしていこうかっていうのは
ちょっと考えどころですね。
なので日本人の例えば自費支援料で確実にこれは動いているっていうのは
覇の矯正ですよね。
なるほど。
そういう意味で教員の立場である堀井先生からすると
学生には早めにそういうことを伝えていってるって感じですかね。
僕は基本的に就職は
救世機医療の方に行きなさいとは言うようにはしています。
回復機の恨みがあるとか回復機が悪いって言ってるわけではなくて
必ず転職をしなきゃいけないっていう時に
回復機スタートから救世機に行くのって結構大変なので
救世機に行ってあるいは全部見れるところに行って
ちゃんと救世機も経験してその上で回復機に行く。
回復機がゼロになるわけではないので
その救世機にいつでも行けるような準備もしておかなきゃいけないし
データが読めないとダメだよっていうことは
学生にはしっかりと伝えてるつもりです。
なるほど。臨床としたらそういうとこですし
あとはその情報関連のところっていうのは
今後もニーズがより高まってくるだろうから
研究とかも見据えるとそういう情報研のところもいいよねみたいな感じですかね。
そうですね。理学療法研究ってなった時に
基礎研究だとか脳卒中研究だとか運動機の研究だとかっていうのは
それは必ず広がっていかなければいけないものではあるんですけれども
同時にその理学療法士周辺領域をちゃんと見どかなきゃいけないわけですよね。
どうしてもその理学療法士が例えばAIだとかロボットとかももちろんそうですし
例えば幸福度だとかいろんな問題が関わってくるので
そういった周辺領域にいた方がニッチなところにいた方が
勝てるよっていうような指導をしてるわけですね。
なるほど。あとその定員割れとかも増えてきてるっていうと
もっと若い世代、中学生とか高校生とかに対して
こういう理学療法的なものとかセラピストの意義みたいなことも
どう伝えていくかっていうのも結構課題ではあるんですかね。
そうですね。実際その定員割れというところがこの厚生労働省のデータから見ると
専門学校が100%の定員数に対して78%しか入っていない
大学は97.6%。だから大学はまだ大丈夫なんですけども
実はなだらかに定員割れがずっと続いてて
例えば平成27年は113.3%だったのが今96.6%なので
どれぐらいだ。16%のパーセンテージが落ちてるっていうのは
これ結構有意識問題で。専門学校は10%落ちてるんですね。
実は大学の方が落ち率で言うと急激に落ちてます。
その定員割れというところ自体はこれは全ての大学におけるので
理学療法だけということでは全くないんだけれども
これまで定員割れをし続ける中でも理学療法が強かったと言われたんですよ
それが実は理学療法のそういった神話が崩れてきているのは事実です
じゃあどういう風に価値を上げていくかというと