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こんにちは、田代です。
こんにちは、堀です。
前回ですね、内部疾患に対する医学療法のあたり、循環器・呼吸器とか、不随性糖尿病・腎臓あたりの話もしていったんですけども、
今後セラピストとして活動するんだったらどう考えていったらいいかみたいなところで、
この辺堀先生の関わるメンタルヘルスとかにも繋がってくるんじゃないかみたいな話もしたのもあるので、
そのあたりについて話していけたらなと思います。
前回、疾患別リハが始まって20年で、26年のところで、大きく心臓報酬改定があるんじゃないかという話をさせていただきました。
これはまだ決まっていないので、すぐにどうこうしろということではないんですけど、
ただ、歴史的な背景から予測していくと、疾患別リハがなくなるということは、
今の回復器での在り方には先細りをしていくであろうと。
回復器自体に今、心疾患のリハというのが認められていますので、
例えばこれを聞いている人が若く学生とか、あるいは新人であるとすれば、
心疾患の方に、理学療法の自分の専門性をシフトさせていくというのは、
その後の20年生きていく上ではすごくいい選択だろうなというふうに思います。
20年やってきて、その後また急に大きくは変わらないと思うので、
おそらく20年ぐらいはまた新しいシステムで動くかもしれないですよね。
ただ、どうしても今ちょっと社会の動きが早すぎるというのがあって、
その後20年となると2046年になっていくんですけど、
2046年前後に日本の人口が1億を切ると言われているんですよね。
1億を切ると同時に、高齢者の人口数というのも基本的には今よりは減っていく。
だからそうなった時に、現状の医療モデルがどこまで維持できるかというのは、
正直分かっていないんですよね。
なので、予防だとか公衆衛生だとかという分野の方にも目を向けておくというのがすごく重要だと思います。
なるほどですね。ちょっと何か視点ずれるかもしれないですけど、
例えば何かもし移民とか外国から日本に住むみたいな人も、
日本の人口減少に伴って増えるみたいなことがあった時に、
外国人に対応するみたいなことも見せといたほうがよかったりするんですかね。
日本って歴史上、移民政策っていうのをやったことがない国なんですよね。
なので、仮に移民が入ってくるとなった時に、
言葉の問題もそうでしょうけど、やっぱり人種によって身体的特徴が違うので、
それがどこまでうまくやれるかなというところは、
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例えばヨーロッパとかアメリカとかで多種多様な民族の人が来るので、
データベースがあったりするかもしれませんけど、
例えば今、クルド系の人だとか、
あるいはアラブ系の人たちがバッと来る、
あるいはアフリカ系の人がバッと来るとなった時に、
通常の理学療法で対応できるのかなとちょっと今思っています。
なぜそれを思うかというと、
僕はオリンピックの時のポリクリニックで働いていた時に、
結構多くの人種の人たちを見たんですよ。
身体の作りが違うんですね。
だから例えば僕は都市療法を中心にやっていってたんですけど、
都市療法の漢字が、
例えば単純に言うと黒人の人はすごいスネと大腿骨が長くて、
ガストロのつき方が違うとか、
あるいは僕はアラブ系の人の、
その人2メートルを超えるアラブ系の人だったんですけど、
というか全く動かないとかですね。
そうなってきた時にいろいろ大変だなと思いつつ、
ただどうは言ってもらえない部分があるので、
いち早く海外に出て、
その4,5年海外で働いて、
それをフィードバックできる立場になるというのが
一つの手だと思います。
確かに、そうですね。
それはそういう方向もあるかなと思うので、
また海外の活動とか、
その辺をまた取り上げてもいいかもしれないですけど、
中心の部分は予防とか、
個性性みたいなところは結構関わり方として
変わっていく感じになりそうって感じですね。
個人的にはそういった視点を持っておくほうが、
今の医療モデルだけ、
病院に雇用されるだけのモデルというものに対して、
ネガティブにもポジティブにも限界が来ると思うんですよね。
心疾患に移行して回復期でっていうことになったとしても、
結局患者数が減っていくことに関して、
患者さんの取り合いになってくるわけです。
患者さんの取り合いになったら何が起きるかって言ったら、
重症化例をたくさん見なきゃいけないんですね。
重症化例を見るということ自体は、
その心疾患だけではなくて、
呼吸器あるいは内部疾患全般も見れなきゃいけない、
脳卒中見れなきゃいけない、あるいはメンタルヘルス見なきゃいけない
という、いわゆるジェネラリストが求められる時代になってくる
ということになるんですね。
スペシャリストよりもジェネラリストのほうが
必要になってくるというふうに僕は思います。
なるほどですね。
なぜ病院を中心に活動するっていうと、
劣化に伴っていろんなことが起きると思うんで、
いろいろ勉強して、ある程度の専門をありつつ、
ジェネラリストという形もあると思いますし、
さっきの予防と公衆衛生というと、そこは別物なのか、
予防的な関わりの公衆衛生的なアプローチなのかというと、
どんな感じなんですかね。
そうですね。
まず公衆衛生をどのように定義するかになってきますが、
英語で言うとパブリックヘルスというところに
当たった時に、非常にパブリックヘルスというと
予防概念というのが非常に強く出たりするのが、
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もちろん手洗いだとか、
そういう予防というのが予防になってきますし、
内科系にも運動系にも幅広い予防を病気にならない、
つまり健康を扱うということですよね。
CFでいう健康、ICIDHでいう疾病を扱う。
ここに分けた時に、パブリックヘルスというのは
非常にICF的なわけですよね。
だから健康というものを捉えた時に、
健康が何によって作られているのかというのを
逆算的に見ていくというのが公衆衛生だと思うんですよ。
だから環境の問題もあるし、
個人のものの因子の問題もあるし、
あるいは酸化の問題もあると。
そうしても疾病というだけになってくると
心身機能、身体構造、そして活動のところだけに
目が行くんですけれども、
パブリックヘルスとなった時は、
酸化と環境、個人因子まで含めていくという、
これはまたジェネラリックというか、
汎用的ということなんですよね。
確かに。
介護領域とかに結構出ていく人も増えるというのは、
広く見れば公衆衛生的な役割で活動する人が増えている
みたいな意味合いにもなるんですかね。
福祉というのを健康として捉えるかどうか、
健康福祉みたいなのももちろんあるんですけれども、
僕が思っていたところでいうと、
福祉と公衆衛生というのはちょっと僕の中では
不安定だという感じがありますね。
なるほど。
なんで公衆衛生というと、
今回話した内部疾患を予防するように、
運動する機会を増やすとか、
それを地域で取り組んでおくとかですかね。
最近デジタルで言えば、
例えばこのアプリ使うと運動習慣が付きやすくて
いったいなのも、
公衆衛生的なアプローチに近い感じですかね。
なので、より広く公衆衛生を捉えると、
これは教育だと思うんですね。
若いうちから健康概念というのを持って、
どういうふうな健康を作らなきゃいけないのかというのを、
心身機能、身体構造、
プラス、心身機能なので心の問題も含めて、
上手に捉えておかなければいけない。
アプリを使うというのも、
健康意識がない人は使わないんですよね。
なので、学校教育の中に健康意識がない人は
そこで学校教育の中に健康意識に関する科目を入れていくとか、
会社の中に健康意識に対するセミナーだとか、
社員の健康を守るというのは、
ある種会社の責任もなってきますので、
さらに言うと市民の健康を守るという公共サービスの責任がある。
前回の話でしたように、
医療費の削減って予防が一番効果的なわけですよね。
理想論的には。
なので、その人たちの概念を変えていかない限りは、
公衆衛生というのは達成がすごく難しいと思うんですね。
介護とかになってくると、
もう起きた状態に対する対応なので、
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その公衆衛生意識というよりは、
介護者自体がどのような能力があるのか、
そしてどのような法的なサービスを使えるかというところになってくる。
どちらかというと法律との兼ね合いが強いんです。
なので教育というよりは、
より幅広い専門家と関わるのが介護なのかなというふうに思います。
確かになるほどです。
そういう意味だと予防とか公衆衛生みたいな流れでいくと、
最近学校とかでも、
部活とかは学校の先生がやるっていうよりも外部で委託するとか、
スポーツトレーナー的な人が関わるみたいなことも増えていると思うので、
そういう学校切り口で関わるみたいなところもあるでしょうし、
さっき言った企業とかだとやっぱり健康経営とか結構言葉は普及してきてますし、
そういう企業に関わる産業への取り組みみたいなものはイメージしやすい感じですかね。
大きく分けると、
健康というものを医療がやらないぐらいの方向に行かないといけないだろうなと思って、
健康という分野をいかに公的資金を投入するのか個人でやるのかっていうのはちょっとわからないところはありますけども、
健康を害した時に来るのが病院になってきて、
我々理学療法士っていうのは法律上、いわゆる病気モデルなんですよね。
心理モデルなので、
どうしても公衆衛生という言葉が、
理学療法、作業療法、手法の中の文言にないので、
組み込みづらいというのが現状なんですよ。
ただ、平成何年だったかな、平成20何年に厚生労働省が、
理学療法士が予防やることは違法ではないという声明を出したんですよね。
なので、言ったらやってもよいということになっているけれども、
これは、それを知らない集団からすると、
お前たちは、いわゆる越前行為だというところに、
一時説明をしなければいけない。
だけれども、法律のものの中に公衆衛生に携われるということを書いてくれれば、
健康モデルの方にかなり踏み込めるんですよね。
実はこれを今、
政治家が4人いますので、
これを書いてくれれば、
健康モデルの方にかなり踏み込めるんですよね。
実はこれを今、
政治家が4人いますので、
そういったところで、どうにかならないかという動きはやっています。
これが達成すると、だいぶ大きいですね。
なるほど。現状でいうと、保健師さんみたいな方が、
結構公衆衛生的な役割になっているっていう。
そうですね。パブリック、まさに公的な部分でいうと、
保健師、そして、いわゆる産業医とか、
その世界ですよね。
それにお金を使わないところで、
体育系の人たちが入っているということなので、
理学療法士が入るスキーというのが、
今のところそんなに広くないということです。
確かに。もう既にやられている領域もあるでしょうし、
そうじゃないところで、どこで価値を出していけるか、
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みたいなところは考える意義があるという感じですね。
これはどうしても日本人という、
その介護犬に慣らされた民族において、
健康というものにお金をかけないっていうのが、
非常に強く根強くある概念なんですよね。
健康にお金がかかる、もうちょっと違う言い方をすると、
病気にお金がかかるということが分かっていたら、
健康にお金をかけるんですよ。
日本は病気にお金がかからないものだから、
病気になってしまったらどうにかしたらいいという概念。
そういう一点に関してはやっぱり海外に比べて弱いんですよね。
この時も話したかもしれませんけど、
iPhoneの画面が壊れて3万円取られるのは何ともないが、
病院に行って3万円取られたらみんな嫌がるんですよね。
これが日本のベースにある考え方です。
なるほどですね。
なのでアメリカとかは、
もう病気になったらめちゃめちゃお金かかるみたいなのがあると、
予防への意識も比較的高く持ちやすい仕組みにはなっている
という感じですかね。
特に企業が優秀な人間を病気にしてしまったら
売り上げというのが下がるというのがあって、
企業がそこに対する投資をしますよね。
だから優秀な企業であればあるほど、
そういった講習衛生、
例えば有名なところで言うと、
Googleのところには理学療法士がいてマッサージしてくれるとか、
運動指導してくれるとか、
というのが仕事中いつでも受けられるよ、
みたいなのがあったりするわけですね。
つまり企業がそういう話をすると、
企業がそういう専門家も既に雇っている。
それはなぜかというと、
その人たち、優秀な社員のパフォーマンスが落ちることが
企業経営に影響があるからですよね。
日本はそういう考え方というのは、
一部の企業ではあるとは聞きますけれども、
産業医と言われる人たちが基本的には入っていて、
産業医が問題があったときに対応するという形が
中心かなと思います。
なるほどですね。
そうですね。
自分も今独立して働いたりしていると、
保険外のところで関わる形とかも結構模索はしますけど、
やっぱり世の中の人が健康に対してお金払いづらいというのは
ありますし、そもそもみんな健康になりたいと思って
すごい生きているわけではないと思って、
やっぱり楽しみとかをベースに健康につながるといいかなと思うと、
やっぱりスポーツとかそういうのというのは楽しみつつ、
けがすることもあるかもしれないですけど、
健康につながっていくこともあるかなと思うので、
改めてスポーツみたいなところに関わる意義もあるのかなと
思ったりするんですけど。
心臓呼吸というところからスポーツというのを見ると、
結構この辺りってスポーツ業界ではかなりデータ化されてきて
いるわけですよね。
要は心臓心拍数だとか、あるいは心電図とか、
あるいは酸素分放圧とかってiPhone、Apple Watchとかで取れると。
結構古い段階から心臓、いわゆる昔ポラールっていうのが心臓だと
つけて心拍数を取るとかっていうのをかなりうまくやってて、
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それは今トップ選手たちっていうのは
少なくともサッカーとラグビーは必ずつけてるんですよね。
で、静止交代というのは、
どういう基準でやるかって言ったら心拍数とかを見るわけですよ。
こいつも走れんなっていうような感じだとか、
あとは自転車競技っていうのは今はもうデータ化社会で、
もちろん心臓もつけてますし、ペダルに圧センサーとか
いろいろつけてて、
まだあと何回踏めるまで計算するらしいんですよ。
パワーで何回踏めるっていうことはどれぐらいのスピードで
いったら勝てるよとかっていうのを全部データを見ながらやってるし、
これを踏むためには心臓のデータとかっていうのを全部見てるわけですよ。
だからスポーツ業界のほうが実はものすごく心臓を使っています。
呼吸器もそうですよね、呼吸数とかっていうのを計算してるので。
だから理学療法がパブリックヘルスに心臓とか内部っていうところで
行こうとすると、そういう意味では心拍数が
どんどん上がっていって、
あるいは簡単にそれが取れる時代になっているので、
そこから何か新しいアイディアっていうのを出していくっていうのは
すごく重要かなと思います。
確かにそうですね。
エリートのトップでもそうですし、
日本だとやっぱりマラソン人口とかもすごい多い方かなと思うんで、
結構その辺の衆生的な役割みたいなのもあるのかなと思うんですけども。
そういう意味では、
僕も一時期マラソンを走っていた時はずっと心拍数見ながら走っていましたね。
しんどくなるのが嫌なんですよ。
マラソンってことなんですけど、心拍数を見ながら速度ではないです。
心拍数でどれだけいけるかっていうのをやっていましたね。
最大心拍の60%くらいとかだとそんなに息が上がらないかなとか。
そう、だから140くらいぐらいまで走ってました。
実際に、
マラソンで行くときには心拍数が
おだしょー 140ぐらいを安定させて 頑張っても160までしか上げない
みたいな走り方をずっとしていました 起こらないですね 後に
おだしょー そうですよね なんで 本当に市民ランナーみたいな人
もすごい多いかなとは思うんで そういう人に対してそういう教育
みたいなことをしていくとか 学ぶきっかけを作っていくとか
にリフレクションを使われたり すると 分かりやすく 結構 価値
提供はしやすいかなと思いました これを幅広く産業的なことに言う
と 心拍数とか呼吸数とかって ものすごくメンタルヘルスに影響
する 影響として測れるわけですよ ね だから 一般企業の人たちも
Apple Watchとかのデータを収集させて もらえるようなアイデアとかを
出していって どの職種の人たちが ストレス値が高いとか どの職種
の人たちがしんどそうだとかっていう のをデータ化していくことで 早く
全員にメンタルヘルスアプローチ をするんではなくて コールセンター
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の人がすごくストレス値が高い から できるだけ部署転換を上手に
やっていくよとか 例えば配達の 方はそんなに肉体的な辛労はある
けどストレスはないから肉体的な アプローチをしていきましょう
とか そういったのって産業系 ではおそらくできると思うんですよ
ね データが取れるので なので 理学療法士のやっぱり強さって
そういった内部疾患に関する情報 も読めるというところなので いわゆる
産業系 公衆衛生系には結構役に立てる と僕は思ってるんですよね
確かに 広く健康系とかっていっても そういう職種とか業種みたいな
ところで結構違いはあると思うん で その辺もスポーツみたいなという
か 仕事の特性でこういうとこに 負荷がかかりやすいとか こういう
状況にはこうしたほうがいいっていう 体系化しながらしていくと 多分
かかりやすさはより深まるかな と思いますし そういう分析しながら
があるみたいなところは結構いい かなと思いましたね
確かに内部が見れる これ スポーツ 系 ATの人たちっていうのもおそらく
内部のこととかって勉強させられる はさせられるんですけども ちゃん
とカリキュラムとして長い時間 あるいは実習を通してとかって
なってくると これ やっぱり理学療法士 とか もちろんもしかしたら看護師
とかもそうなのかもしれんけど 結構社会の役に立つと思うんですよ
ね
確かに
だから 本当に健康の部分にいち 早く入っていくビジネスをする
ときにもそうかもしれませんけど 結局 人って一番困るのは病気になる
ことなんですね お金がなくなる ことも確かに 人間関係が崩れる
こともそうなんですけど 命に直結 するっていうのはやっぱり健康
のことなので 健康があって初めて 仕事がうまくいく 健康があって
初めて人間関係がうまくいくっていうこと を考えると 健康ベースだと思うん
ですよ なので その健康を支えて いく ただ 健康っていうのは崩れない
とみんな見ないので 崩れないように していくっていう すごくバック
オフィス的というか 食事があって 当たり前っていう状態をつくる
っていうのは これ 健康をつくる のと一緒ですし 戦争っていうのは
食事がなくなったら負けるんですよ ね なので 市長といわゆるいわゆる
輸送のルールを決めているとこ が勝つんですよ ちゃんと輸送が
できる前線にまで食事が運べる ような輸送形態をちゃんと持ってる
とこっていうのは強いわけなので それは食べてるほうからすると
当たり前なんですよ だって俺たち 戦争してるんだから 前線に食事
あるの当たり前じゃん だけども それが輸送系のところで叩かれたり
とかすると メイジミスさせられる わけですよね それと同じように
健康っていうのは当たり前すぎて 目に見えないんだけれども 実は
そういう健康を運んでくれてる 人たちっていうのがいて その役割
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を理学療法士が一部担えるんだ とすると まだまだ職域としての
可能性はある それのベースとなる のが単に体のいわゆる目に見える
ところだけではなくて 神経系も 循環器系も呼吸系もやれるっていう
強みがあるんだというふうに思 ってます
中村 確かに なるほどです 自分も 結構 健康についてはいろいろ
考えたりするんですけど 1つはでも やっぱり貧富の差というか お金
持ちの人はいろんな情報も入って いろいろ食事も気をつけて運動
もしやすいけど なかなか貧困状態 だと健康に対して意識しきれない
みたいなところもあったりとか あとは個人単位で言うと 愚行犬
とかっていう考え方もあると思 うんですけど 別に健康っていう
のは健康に過ごすためにはこう って言ってても 個人の自由として
別に煙草吸うとかお酒飲むとかは 自由だよねみたいな考え方もある
ような気はするんで その辺が健康 に過ごす人が多くしようと思う
と 結構課題になってくる部分かな とは個人的にはちょっと思った
りしてます
中村 今のところすごく重要な視点 だと思うんですけど 健康づくり
において最も重要なのっていう のは 未来に対する視点なんですよ
ね 人自身が未来をどのように捉 えてるかっていうのが健康づくり
にすごく重要なので 10年先の自分 を考えたときに健康を作るのか
明日の自分に向けて健康を作ろう かって思ったときに 明日における
健康って今の快楽だと思うんですよ ね
だとするとお酒とかタバコだとか いわゆるゴーマ薬だとかっていう
のは明日にまでしかないんだとする とやりますと ただ10年後自分が生きてる
ときに今の生活を続けてると 明らかに10年後がしんどくなるっていう
のがこれが恐らく公衆衛生教育 だと思うんですよ 人間っていう
のは簡単に死ねなくなってるっていう のがこれがすごく重要なところ
で それこそ今日朝コテンラジオ を聞きながら来てたら 昔はがん
のステージ4に進んだりだとかしてる 状態でも気づかない つまりがん
っていうのは症状が出た段階では あんまりよろしくないと言われる
病気なわけですね あるいは腎臓 もそうです 肝臓もそうです なので
症状が出た段階ではポコッと死ぬ 時代だったわけですね なので昔
はみんなある日突然死んでたと だけど今の日本ってある日突然
死なないんですよね なので ある日突然死なないっていうこと
は簡単に死ねない国なんですよ ということは簡単に病気にならない
状態を作らなければいけないって ことなんですよ 病気になってから
が長い つまり日本の寿命は長い が健康寿命が比較的寿命と健康
寿命の差があるっていう これが いわゆる日本の幸福堂の問題な
わけですよね ぽっくりいけばいい けれども ぽっくりいかせてもらえない
っていうのが今の日本で そう考えた 時に本当の寿命と健康寿命っていう
のができるだけ短くなっていく というのがおそらく健康なんですよ
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精神的にその健康に対して理学 療法士がこれまでやってきたデータ
っていうのはすぐ蓄積されている はずなんですよね 例えば片足立ち
の時間が長ければ長いほどいい とか あるいは6分間歩行でこれぐらい
の速度であったほうがいいとか そういった健康に対する蓄積っていう
のは結構あるはずなんですよね その部分にやっぱり踏み込んで
いくっていうのは お前が踏み込 めよと言われるかもしれません
けど いうアイデアはありますよ っていう感じのことですね
そうですよね そうなると何でしょう 子供の時って身体力テストって
言われるような一般的な体力テスト がありますけど あれの形とかも
もしかしたら変わる余地もある のかなとも思ったりしますし 今
の新しい知見をもとに 結構長く 続いてるかなと思うんで そういう
とこだったりとか あと 未来への 視点っていうのは時間割引率みたいな
考え方もあったと思うんですけど 今 例えば1万円もらうのと何年
後にもらうのだと どのくらいの 価値の差を感じるのかみたいな
そういうことで 結局 さっきの 貧困とかっていうと 目の前で余裕
がないから 今 目の前での必要な ことを求めたりするとかもある
でしょうし そうなると何ですかね メンタル面というか考え方の切り替え
みたいなとこは 結局 根本的には 結構教育みたいなとこが大事かな
みたいなとこになってきたり するんですかね
日本がおそらく健康維持にすごく 役立ってるものの一つが これ 賛否
ありますけど 会社がやってる健康診断 なんですよ あれを多分 他の国
って ちゃんとやってないところ が多いらしいんですね 年に1回
きちんと健康診断をやらないと これ 会社が罰則を受けるんですね
つまり その人が健康かどうかっていう のを確実にチェックしていく ここ
に社権みたいに運動能力のチェック を入れるべきだと思うんですよ
確かに なるほど
それは そんなにしんどくない運動 能力でもいいと思うんですよ 例えば
ロコモチェックとかいいと思うん で ロコモチェックとかでも結構
運動量 いわゆる10センチ 20センチ 30センチ 40センチ台からの立ち上がり
と あと2歩の距離ですよね 2ステップ テスト ああいうのだけも40台ぐらい
からやるべきなんですよ 友人 30センチ台片足で立てませんでした
から そういった人たちに対して 未来を見せる そして未来を見せ
た上でどうするかっていう判断を する 今は判断がもうちょっと乱雑
だと思うんですよ 未来に対して これはもう少し具体的な未来を見
せた上での判断をさせる もうちょっと 厳しいことを言うと そこまでやる
から 高額医療費だとかっていう ものの削減とかっていうのを 自己
責任部分のところまで ちゃんと 健康をつくるんだから ここはどうしても
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お金がかかるので そこはどうしても 国としては支えられない だから
今の段階からここで頑張ってください っていうような形っていうのを
ちゃんとつくっていかないと高額 医療とかっていうのは 多分 今 結局
自民党取り下げました 政府は取り下げ ましたけども ああいった問題っていう
のが解決しないと思うんですよ ね
おだしょー なるほど 確かに 何か 大人の体力テスト的な仕組み
いいなと思いましたね 今 メンタル ヘルスのこと
三沢 例えば 長野県が非常に寿命 が短かった 全国でトップクラス
に寿命が短かったのを 今はちょっと どうか知りませんけど しばらく
前は全国でもトップの寿命の長 さに変えたっていうのが 運動する
ことと塩分を控えることがあった 二点でやったわけですよね そういう
ような地域が戦略を持って健康 経営をやっていく いわゆる行政
が健康経営をやるってことですね 自民党 そこにお金がないとかっていう
かもしれませんけど 余ってるわけ ではないが 比較的人数が多い理学
療法士等を組んで どっかのモデルケース をつくっていくっていうのはすごく
いいと思うんですよね 例えば 足足とかって比較的 市民が裕福
で高齢者が多いし 市がちっちゃい ので 足足でモデルケースをやって
みるとかっていうのはありですよ ね
おだしょー 確かに お互い近いんで 関わりやすいかもしれない
本当に市が小さいって結構重要 なんですよ 広すぎたら来れない
ので 足足って多分兵庫県の中でも かなり小さい市だと思うんですね
市は市民病院も持ってますし おそら くお金持ちの地域ってそういった
潤沢な体育館とかそういうの持ってる と思うので
なるほど 確かに 隣の神戸とか 西宮とかだと結構広くて 山の
ほうまで広がる
そうですよ 神戸市ってなると 西区と北区が入ってくるじゃない
ですか 西宮もナジオでした あそこ まで行くと結構大変ですし 足足
とかでまずモデルをつくってみる とかっていうのは 健康を大人の
体力テスト あとは長期的なスパン で見たときのデータ予測ですよね
だから 我々理学療法士の専門性 として僕が掲げたいと思っている
予後予測の考え方っていうのを そういった行政と一緒につくって
いくっていうのはすごく価値がある と思うんですよね
なるほどですね 面白そうですね そういうのとか あと昔だと地域
の大人も参加する運動会みたいな のもあったり
あれ良かったはずなんですよ
うん ああいう楽しみもありつつ 普段の健康にも必要なチェック
もしつつみたいな 両方 自治体とか 中心にできたら面白そうだ気が
します
本当に介護予防っていうのは 実は あんまりうまくいかなかったん
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ですね 実際 僕が10年ぐらい前かな いろいろ市に関わって介護予防
っていうのをやっていたんですけども 市が目指していたのは 介護が必要な
人をどうにか介護がない状態に したかったんですよ 介護予防に
来る人たちで元気な人しか来ないん ですね 元気な人がより元気になって
いくって言って 行政としては失敗 したなみたいな見方をしたんですけど
元気な人を元気にしていくのって これ すごい重要なことなんですよ
ね もう既に介護状態にある人たち を介護がない状態にするっていう
のは現実的にすごい難しい だけど 元気な人をすごく元気にしていく
っていうのを本当はポジティブ な解釈をやって捉えていければ
よかったはずなんですよ あとは 年齢を下げていくことですね 多分
40代ぐらいからやらなきゃいけない と思います
確かに 今後は特にその辺の重要性 が増しますよね
国の本当に医療費を下げたいということ を考えていくのと 高齢者のいろいろな
モデルを考えたときに これ 何で 読んだか覚えてないからエビデンス
がすごいあるわけじゃないんですけど 人間の身体能力の発達って58歳
までらしいんですね 58歳以降は貯金を切り崩すらしいん
です だから 例えば60代で転倒する人 70代で転倒する人 80代で転倒する
人がいるんだけども それは何の違い があるかっていったら58歳時点
の運動能力らしいんですよ だから 58歳まではしっかりと鍛えていって
それがいろいろ貯金を使っていた ときに90歳で転ける人っていう
のはおそらく58歳段階の筋力が 多分強いんですよ 65歳で転んで
高齢層骨折する人たちっていう のはおそらく58歳時点での筋力
は少ないんですよね そうなった きたときは45ぐらいから運動習慣
をつけさせないと58歳の筋力量 と多くならないんですよね
そうですね 結構その40とか45ぐらい が境目な気がしますよね
いや本当僕が今47今年8になります けれども運動のモチベーション
っていうのはとにかく上がらなく なるんですよ だから運動のモチベーション
を今僕が全然運動をせずに運動 しようってなっているのは多分
やらないんですけど 僕は14歳ぐらい から筋トレを続けてきたので いわゆる
30年ぐらいの筋トレの自分の意思 があるから何かしら運動はしよう
とするんですよ だけど今僕がこれ まで何も運動してこなくって よし
じゃあ今からあなた筋トレしなさい あなた歩きなさいってなかなか
しないんですよ ということは もっと早い段階 あるいは何かしら
罰則だとか あるいは賞賛ですよね というインセンティブを与える
っていう形を作っていく必要が あるかもしれないです
そうですね そんな気がしますね 本当に子どもとかであれば ある
程度体育の授業とか 最低限運動 するのはあると思いますし そこから
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大学とか社会人とかになると する人はするけど しない人は本当に
しないみたいな感じになって 多分 体力の衰えとかをよく感じる
のが多分30代とか40代とかだと思 うんで その辺の取り組みを企業
で単位でやるのか地域としてやる のかみたいなとこが 結構鍵な
感じですかね
本当 特に女性生は僕は男性なので 分からない部分もあるんですけども
男性生でいうと40を越してくる とテストステロン量がやっぱり
だいぶ減ってくる 男性高年期とか っていうふうによく言われるわけ
ですけど これもはっきりとエビデンス があるわけではないらしいんです
けど 例えばテストステロンの増える ようなご飯を出しつつ そして
運動したくなったぞって言ったら 運動を 別に筋トレではなくても
いいと思うので 例えば会社が業務 時間を15分減らすから 一駅長く
歩けとかですね そういういろいろな ことをやる必要があると思うん
ですよね そういういろいろなアイディア っていうのを どっかが成功モデル
を作れば おそらくうまくいくんですよ ね 今 ちょうど足足の高嶋
市長が足足の教育モデルを作ろう としていますよね その足足の教育
モデルを作った結果 日本の教育 が良くなるっていうことをしたい
からふるさと納税にしてください と ふるさと納税の返礼は未来の
教育ですって言ってるわけですよ ね それと同じように 未来の健康
のために何かそういったふるさと 納税でいわゆるファウンディング
して そのファウンディングの結果 成果を出すっていうことはやれる
と思うんですね 行政として 僕 すみません 政治家にはなりません
けど すごい政治家になったほうが 今 自分でいいなと思ったんですけど
大平 まあ でも政治界で活動する 理学療法士とかも増えていって
ますし 理学療法士じゃなかった としても 健康に関わるような職種
の人がそういう政治的に活動する ことで そういう地域が増えてきた
りってすれば すごいいいなとは 思うんで このときに役立つエビデンス
を作るとかっていうのも意義ある 活動かなと思いますし
大平 なので ちょっと勝手に期待 している高島市長のところに 二人
で企画して持っていきましょうか
三沢 確かに 近いところだね
大平 近いところで
三沢 何かきっかけがある
大平 何かしらルートはないことは ないような気がするんですよね
三沢 うん 確かに そうですね その 地域の活動は自分もしていけ
たらなと思ってますし 最近 ちょっと 地元の愛知県のほうとかでも 町
作り系の取り組み ちょっとかかり そうなところはあるんで ちょっと
そうですね 自治体とか行政みたいな 場合も意識しながら それが長く
見ると 今回話したような内部疾患 の予防とかにもつながってくる
と思うんで 活動の形はいろいろ あるなと思いますね
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三沢 本当に内部疾患の絶対的特徴 っていうのが 外から見えないって
いうことなんですよね なのに 症状がきついんですよ だとすると
症状を出さないっていうところを われわれ理学療法士は そこでの
怖さだとか それの問題とか発生 あるいは どういうふうな予防っていう
のを分かっている職種なわけですよ ね これは他の職種に比べて そこは
強いはずなんですよ おそらく看護師 とかよりも強いんですよね だから
理学療法士が内部疾患に対して しっかりとコミットメントをして
いくっていうのは すごく価値が ある 理学療法士そのものとして
働こうとしたときには 回復器が 循環器をやっていくので その循環
器にやっていくのは意味がある 何よりも呼吸器っていうのは人の
死と直結するので 呼吸器ができる っていうのは これは在宅でも病院
でもすごく価値がある 糖尿病腎臓は実は すいません 僕 そんなに詳しくない
からあんまりコミットして コメント してないところもあるんですけど
おそらく内部系の部分っていう ものは 見えないからこそ 予測値
データを読める人間っていうの を作っていかなきゃいけない
っていうところから考えると 結構 将来的な可能性というか 将来的な
広がりがあるので これは若い セラピスはやるべきだと思います
若くなくてもいいです 僕ぐらいの 人で次のステップをしようとした
ときに 内部系のところにしっかり とそこで働くっていうのは すごく
意味があると思います
確かに そこで前回も呼吸器みたいな ところは 結構 運動器の考え方
とかも密接に関わるところなんで 勉強しやすいところでもあると思います
し また 循環器っていうと 結構 栄養も絡む 他の糖尿病とか腎臓
もそうですけど だから そういう 栄養のほうも勉強したりとか 他の
多触種連携も考えていくとか 現場 で臨床で活動していく方法もあります
し その公衆衛生的に地域とか 広く関わる可能性もあるかなという
感じですね
もう1個おすすめません 終わり が近づく中で 1つ 若くて受験勉強
だとか 国家試験が比較的得意だった 人 呼吸器系もそうですし 循環器
系もそうなんですけども いわゆる 生理学データを読む傾向の強い
分野で これはドクターが主に出す データになるんですけども 数字化
されるので 〇×がつけやすいんですよ 稼働域とかって 結構 感覚的な
ものが強いから 〇×がつけづらいん ですけども 循環器 呼吸器って
〇×がつけれる そして 変化も数値 で終えるので 正しく正しい 正しい
正しくないっていうのが すごい 読みやすいんですよね なので
受験戦争を戦ってきた人たちから すると すごくやりやすい分野
なんですよ いわゆる質的なもので よりも数的な変化が読めるので
39:01
自分 そっち系だなと思った人たち は どんどん呼吸器 循環器に行った
ほうがいいと思います
おだしょー 確かに そうですね また 例えば 最近のAIとかテクノロジー
として分析して それを分かりやすく するものを作るとかっていう
のもあるかも
おだしょー いろいろ
三沢 一部 ちょっとドクターとの コミュニケーションスキルがい
りますよね あと あるいは看護師 とか いわゆるICUとかもそうですけ
ど 多分野との関わりがすごく重要 になってくるので そういうのも
もし必要ではあるけれども データ としては変化が読みやすい データ
量が多いので 勉強量はいります けれども 答えやすいです
おだしょー 確かに そうですね なんで なんでしょう そのコミュニケーション
も必要だし 感覚的なところも もちろんいるんですけど 結構
ちゃんと真面目に勉強して カットオフ とか数字を読めたりすると 活動
しやすい領域ではあるかもしれない ので そういう人はそういうとこ
を見据えてもいいかなと 思いました ね
はい じゃあ 4本目の第2 後半部分 という感じで 内部実感のあたり
の今後のまた可能性みたいな未来 のことを考えて話してみました
はい じゃあ 今回は以上になります ありがとうございまーす
ありがとうございました