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ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
これまでの経験とゲストの皆様とともに、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今週はビルドアップローカルプラスということで、
一般社団法人北区サッカー協会会長の山田和範さんにお越しいただきました。
山田会長には、北区の新一万円札発行カウントダウンプロジェクトに事業提案を行ったというお話を伺いたいと思っております。
山田会長、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
まず最初にサッカー協会、競技団体についてお尋ねしたいと思うんですが、北区サッカー協会はいつ創設された団体なんでしょうか。
はい、1961年に創設されました。現在では、会員少年少女からシニアまで6226名おります。
2019年に一般社団法人化し、生会員現在192名おりまして、赤羽スポーツの森屋北運動場で各種リーグ戦、大会を運営管理しております。
なるほど。会員数が6000名を超えているということで、北区内では非常に大きな競技団体ということですよね。
そういうふうに自負しております。
ありがとうございます。
本題なんですが、今年の7月の3日に新一万円札が発行されるということで、地域のサッカー協会さんが北区が主催する新一万円札発行のカウントダウンプロジェクトにどんな事業提案をしたのか、非常に大変興味深いんですが、
山田会長、まずこの北区のプロジェクト、これがどんなプロジェクトなのか、まず最初に教えていただけますか。
北区の新一万円札発行カウントダウンプロジェクトとは、今年の7月3日に新一万円札が発行されます。
新しい一万円札には、日本近代経済の父といわれる渋沢栄一王の肖像が描かれます。
渋沢栄一王は晩年を飛鳥山で過ごしたことで、非常に北区にゆかりのある方です。
数年前にもNHKの大河ドラマ、青天をつけて渋沢栄一王の生涯が取り上げられました。
北区飛鳥山公園には渋沢栄一王記念館やお土産館などがあります。
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これらの関係から北区は、新一万円札発行を地域活性化の機会と捉えて、さまざまな取り組みを行っていて、それがその一つ、このプロジェクトであります。
なるほど、わかりました。北区は地元にゆかりがある渋沢栄一王の肖像が描かれる新一万円札、この発行を地域活性化の機会と捉えているということですね。ありがとうございます。
ところで、北区サッカー協会さんは、具体的にどんな事業提案をされたのでしょうか。
このプロジェクトの中で、企画アイデア募集というものがありまして、自分たち区民のアイデアで北区を元気にするというもので、
北区サッカー協会等協会は、このアイデア募集の中の事業提案コースにアイデアを応募しました。
なるほど。新一万円札発行の機運を醸成するという、こういった目的の企画に応募されたということなんですね。
この企画内容なんですが、具体的にどんな内容で応募されたのでしょうか。
タイトルは、渋沢栄一郎の紙から作ったサッカーゴールネットの未来を考えるという企画です。
渋沢栄一郎が日本で最初に北区の大寺駅前に設立した消費会社、紙をすくと書きますが、
大寺ホールディングスの関係会社の大寺ファイバーという会社が開発したSDGs精神の王女という、
和紙から、和紙糸から作ったサッカーゴールネットを使って運動場での使用検証を行いました。
身近なサッカー用品、道具を通じてSDGsについて学習するという企画の内容であります。
なるほど、そうなんですね。紙でできているサッカーのゴールネットって意外ですよね。
確かに環境には良さそうなんですが、大寺ファイバーさんの製品技術力ってすごいですね。
大寺ファイバーさんは環境保全の意識が非常に高い会社です。
日本ではすでに奈良時代から存在した紙の糸に注目して、
土口の生産体制を確立して、王女という名の小戦士を開発しました。
今回その王女を使ってサッカーゴールネットを作っていただきました。
なるほど、そのゴールネットの元になる小戦士というのは奈良時代から存在しているということらしいんですが、
それを大寺ファイバーさんが独自の生産体制を確立して量産化に成功したということで、
確かに環境保全に対して非常に意識が高い、同時に高い開発技術、こういったものを持ちなんですね。
そしてそのゴールネットを一体誰がどのように検証して今やられているのでしょうか。
まず東京会で大寺ファイバーさんから紙の糸から作ったゴールネットを購入しました。
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そしてそれを北区の浮間子どもスポーツ広場、少年サッカー場に設置しました。
対象者はそのサッカー場を使う主に少年少女と、そして指導者の皆さんです。
なるほど、ということは現在北区の浮間子どもスポーツ広場に設置されるということで、
現地に行けば誰でも見られるということなんですね。どんな検証をされているんでしょうか。
実際に使用している少年少女の選手たちがネットの緩みや切れなどを注意深く観察し、
紙製品とプラス製品の長所と短所について深く考えてもらうというのがポイントです。
なるほど、比較して考えるということで同時に環境意識、そういったものも高めるということにつなげるということですね。
本当に素晴らしい取り組みだと思います。これで並行して同時に得られた他の効果などはあるんでしょうか。
はい、北区は紙の町ですから、この企画を通じて渋沢栄一王のことを王子が養子発祥の地であるということで、
紙に誇りを持って興味を持ってもっと知りたいと思ってくだされば非常に幸いだと思います。
なるほど、そうなんですね。SDGsだけではなく地元地域の誇り、こういったものを感じ取ってくれるということですね。
さあ、そしてこの企画提案ですが、北区から賞をいただいたということをお聞きしましたが。
一次審査、二次審査を通じて、最終的に幸運にも最優秀賞を受賞させていただきました。
引き続き渋沢さんのことについての講演会とか、そういうことも企画して実際に取り組む予定です。
なるほど、最優秀賞の受賞ということで、本当におめでとうございます。
持続可能な共生社会と未来を目指してのお話ということで、
本日は一般社団法人北区サッカー協会の山田会長を迎えして、紙製のサッカーゴールネットの事業企画提案についてお聞きいたしました。
山田会長、本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルドアップローカル、本日はここまでとなります。
番組の感想は、各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグビルドアップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
お相手はビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。