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ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
これまでの経験とゲストの皆様とともに、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今週も王子ファイバー株式会社、代表取締役社長の平井雅一さんにお越しいただきました。
平井社長、どうぞよろしくお願いいたします。
今週は、スポーツの領域ということで、その展開のお話なんですけれども、紙の糸で作られたゴールネットについてお聞きしたいと思っております。
平井社長、紙の糸とゴールネットというのは、非常に対極的なお話だと思うんですけれども、
これ実際にゴールネットを作るって可能だったんでしょうか?
そうですね。実を言いますと、前回も申し上げましたけれども、紙から糸というものにしております。
この糸というものから、当然ゴールネットも糸を束ねて作っているものでございますので、
かなり世の中では、これは日本だけではなくて、世界を含めてなんですけれども、
地球の環境問題に化石燃料の材料というのが、非常に自然に対しては、環境に対しては負荷がかかってしまうということで、
当初製品化を始めた時も、すでに環境省さんはじめ、いろいろなメディアさんも、地球環境を守るためにということで、
天然由来のものというのには、非常に着目されていたのが最初だったと思っております。
その中で、弊社が非常に紙から生まれた糸なんですけれども、非常に強度もありますし、
そういった中で、もしゴールネットのような太い糸に束ねて、世の中のネットを使われる世界でご使用いただけば、
少しでも環境負荷の緩和にもなりますし、非常にそこでご使用になられる方、もちろんお子さんはじめ、
成人の方も含めて、もしこちらの天然のものに変化できれば、きっと皆さんにとってもいいことだなということで、トライアルをしたというのがスタートかと思います。
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先週もお聞きしたんですけれども、紙の糸、軽くて非常に強いと、そういう特徴を十分に生かしながらの製品ということで、
ゴールネット以外にも、いろんな分野、領域でトライアルをされているということも、もしかしたらあるのではないかと思うんですけれども、
何かそのあたりのトピックスとかってございますでしょうか。
今、ゴールネットの世界も当然スタートさせていただきながら、環境で一番とらわれているのは、身近なところでは芝ですね。人工芝。
人工芝につきましても、化石燃料の意図がやはり今世の中中心でございますので、その世界も含めて今開発も進めておりますし、
あとはもっと身近なところでは、壁紙ですとか、インテリアの皆さんの生活に密着するところの素材に対しても、
こういった天然の紙の糸からそういったものができればいいなということで、そんなところも含めて事業の方はいろいろと進めるようにしております。
なるほどですね。幅広くということなんですけれども、ちょっとゴールネットのお話に戻りますが、
強度を増すというか、強くするために何か特別な工夫みたいなものっていうのは何かされたんでしょうか。
当時はですね、このゴールネットを作られる大手のメーカー様が、魚毛メーカーって言い方をいたしますけれども、
要するに海で使われる、漁師さんがお使いになる魚を捕る用の魚毛ですね、網ですね。
これは広島の方の大手さんだったんですけども、ご縁があって、そちらの方で紙の糸でもそういったネットにできるというようなことで、
特に特別に何かをしたということよりも、まずは一回紙の糸で、強度があるということを前提にですね、
一度製品化にトライアルをして、当時、血糊もありましたので、広島の方のサッカーのチームの方でご使用いただいたりとかっていうので、
まずは既存のサッカーゴールネットの基準値に近いサイズですね。太さも含めて。
それで商品化してトライアルをしたというのはスタートでございました。
なるほど。その時の感触というのはどうだったんでしょうか。
非常にやっぱり画期的でしたので、これは素晴らしいと、お声は頂戴したと私も聞いてはおります。
なるほど。
ただ一方でですね、残念ながら強度という部分は、今やっぱり世界中の世の中で化石燃料と申し上げてますけども、
合線の糸というのは非常にやっぱり細くて丈夫でございますので、さすがにここまでは強度が保っていずにですね、
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水に強かったり、そういった部分は確かに紙の糸でも弊社がやっているものはあるんですけれども、
残念ながら当初はスタート段階ではもうちょっと強度がないとちょっと難しいのかなということのご判断は当時はいただいたと聞いております。
なるほど。そうですか。その後やはり改善をしていったという流れになっていくんでしょうかね。
そうですね。実はそれで一度を問差しています。
なるほど。
ちょっと難しいのかなということでしていたんですが、この帰宅産の坂協会さんとちょっとご縁がありまして、
先ほどちらっと申しましたけれども、人工芝を紙の糸で開発しております。
その話を帰宅の坂協会さんがちょうどお聞きになられて、ぜひその話を聞きたいということで弊社の方までおいでいただいたんですね。
先ほど申した通り、まだ人工芝につきましては競技場でご使用いただけるまでの商品のレベルと申しますか、
まだそこまでは至っていないというふうに私も思っておりますので、まだ開発途上であるということで、
非常にご興味をいただいて、非常に環境にもいいですし、もしこういうものに変えていけるのであればということでお話をお聞きにおいでいただいたんですけれども、
ちょっとそのようなことで、もうちょっと製品的に開発が進みましたらまたぜひご案内させていただきたいというお話を申し上げた際にですね、
実はこのゴールネットが市場の方で昨年から一度頓挫していたんですけれども、やはり環境配慮というのが非常に近年は加速もしていますので、
そういった中で非常に興味を持たれていただいたチーム等々がございましたので、そちらの方にちょっとそんなことでゴールネットをもう一度しっかりやっていこうというふうになっておりましたものですから、
それで北区の作家協会さんの方に、ぜひこの紙の糸のゴールネットを紙の糸100%で、ぜひこちらの方からやっていただけませんかというお話を申し上げましたら、非常にそちらにもご興味をいただいて、それは素晴らしいということで、
実は紙製のゴールネット100%というのが以前トライアルして、なかなかちょっと形にはならなかったものが取り上げいただきまして、それで設置もいただいたと、そんないう風な流れになっております。
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なるほど、わかりました。設置ということは、今現時点ではそのゴールネットが実際につかれているということですね。
はい、おかげさまで北区さんでは浮島の方のサッカー競技場の方に展開をご使用いただいております。非常にそちらの関係者さんからも、最初紙の糸ということで大丈夫なのかなみたいなのもきっと思われたかと思いますけれども、
実際ご使用いただいているお声を聞きますと、想像以上に合戦のものと本当に匹敵するぐらい、特にダメになっちゃうということもなく、今のところは環境配慮でやっているということも含めまして、ご利用いただいていることには非常に喜んでいただけているのかなと。
そんな風にも思っていますし、以前から広島でスタートしたという話もしましたけれども、今回北区さんの方で酒協会さんの方でお取り上げいただいたものについても、当時よりも実はより強度を上げなければいけないということで、これは魚毛メーカーさんと話をしまして、当時の太さよりもより太い、1.5倍ぐらいの糸の太さにしまして。
それによって強度が保たれ、なおかつサッカーのゴールネットの場合は、両サイドからギャラリーさんもおられたりしますので、そこから見えなくなっちゃうといけませんので、ギャラリーの方たちが見るところでも配慮させていただいて、損失がないようにということで、それのギリギリのサイズを考えましてご使用いただいているということですね。
そうです。強度を上げるために糸の太さを太くしつつも、お客さんの見方にも配慮している。
そうですね。
なるほど。素晴らしいですね。
いえいえ。
分かりました。
ありがとうございます。
北区の浮間ということだったんですけども、実際にそこに行けば実物が見れるということですね。
そうですね。
分かりました。ありがとうございます。
まさに今、オージファイバーさんがやられている取り組みというのは、スポーツ環境面でもサポートするという商品のお話ということで、本当にとても夢が広がるなと思いました。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
今週もオージファイバー株式会社の平井社長に紙の糸の開発についてお聞きいたしました。
次週も引き続き、紙の糸で開発したゴールネット、それから人工芝についてのお話もお伺いしたいと思います。平井社長、今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルダップローカル、本日はここまでとなります。
番組の感想は各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグビルダップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
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そしていつも番組をお聞きくださっているリスナー様に素敵なお知らせです。
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皆様のご応募どしどしお待ちしております。
お相手はビルダップローカル番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。