こんばんは、本谷有希子です。震動第11回始まりました。
このポッドキャストでは、あなたが感じ取った震える事情を、私、本谷有希子が本谷なりに読み解きます。
はい、というわけで、今週は、私が読んでたというか、聞いてた本で気になったフレーズがあったから、その話かな。
最近というか、割とオーディブルを利用してて、そう、音声で聞くようになったんですよね。
これ言うと意外がられるんだけど、それは私があれか、作家だからかな。作家はオーディブル聞かない的なイメージ。いや、でも実際そうでした。
ちょっと前までは、なんかやっぱり、うん、聞けないだろうって思ってて、手もつけてなかったんだけれど、なんか一回読みたい本があった時に
これだったら聞いた方がいいかなっていう内容で、要するにちゃんと文字を目で追って読みたい本と、情報系かな。
情報系の内容のものって耳で聞いた方が頭入る気がして、頭に情報として入れたいものはオーディブルでいいかもって思って、入会して、聞いてみて。
そしたらやっぱり、良くて、耳で聞く方がやっぱりなんか残るじゃない?で、情報だから別にどんなトーンで読まれてもいいし、逆に小説とかは絶対聞く気がしなくて。
っていうのはやっぱ、聞いたこともないからめちゃくちゃ想像で喋るけど、なんかやっぱ、読まれるとさ、どうしてもその想像力が限定されるというか、
自分が目で追ってる字面で、なんかそういう音程とか抑揚で読んでなかったり、多分あれって想像の中で声を生成して、そのなんか自分の中にある声で読んでる気がするんだけれど、
それとずれるから違和感があってしょうがないみたいな、多分自分の著作とかも読まれても、いやそんなんじゃないって絶対なると思うし、
って思うと、物語とか小説をそっちで読む気は全くしないんだけど、あのこれ耳で聞いた方が頭入っていいなーとかっていうのは、最近聞いてる。
なんかね、上出良平さんの、っていう方の書いた、「ありえない仕事術」っていう本を読んでて、これあの普通に知り合いから面白いよって言って勧められて、
で、読んでみようっていうか、まあ聞いてみようと思って、あのタイトル検索したら出てきたから、まあ流してたんですけど。
まあ面白くて、まだちょっと途中だからあれなんですけど、その自分の仕事術について書いてあって、まあ全体面白くて聞いてたけど、その中で話してた、
ごめん、めちゃくちゃ今ウロウゴエね。僕は心は筋肉だと思ってるっていうフレーズがあったんだよ。
これ私、最近自分が思ってたことと結構合致して、思わずこう止めて、メモアプリにメモったんだ。心は筋肉って。
私もなんかね、ずっとこれをどう表現しようかなと思って。要するに心ってやっぱり、鍛えたら鍛えただけムキムキになるよねっていう、筋肉質になるよね。
強くなるよねみたいなことを、私もなんか人に伝えたいくて喋ってて、でもその時私は筋肉っていう変換をしなかったから、なんかいい表現ないかなと思ったけど、
もうまさしくその心が筋肉、心は鍛えたら強くなるみたいなことで、心は筋肉っていうフレーズがめちゃくちゃ私は共鳴して、で、これはメモった。
いいなと思って。なんかだからどうってことはないけど。なんかこういうさ、本読んでていいなって思う文章とかを結構メモったりはしていて、
Kindleは夜寝ながら暗い部屋で読むときに重宝していて、Kindleでも本読むんだけど、
オーディブルとKindleと、まぁ実際の書籍に分けるんだけど、そのこれはここ、これはこれ、これこれみたいな。
で、Kindleでそういうフレーズが出た時は、あのハイライト機能を使ってピックアップしとく。
これ別に後から読み返すとかじゃないんだけど、なんとなくやっぱり面白い表現だなって思ったら、なんか癖でつけちゃう。
最近武田佐徹さんの書いた本読み返してて、そこでね、なんかいい表現って思ったんだけど、これ多分佐徹さんの文章じゃなくて、
佐徹さんにメールを送った女性編集者の書いた文言だった気がするんだけど、そうこれね、今メモったやつ読むけど、
あの時軽率に笑いで処理しなくてよかったっていうフレーズがあって、いいなぁと思って。
あるじゃないですか、軽率に笑いで処理してはいけないことを処理してしまうことって、なんかいいなぁと思って、これはメモっていた。
なんかあれだよね、リアルの本だとそういうこと実はしないから、なんかやっぱり意外とその電子書籍とか、意外とそういう意味で活用した。
見ないんだけどね。
はい、だから今週は心は筋肉をメモりました。
振動ネーム 後藤内さん
お土産を受け取る度に震えています。
わぁ何ありがとうと満面の笑みを浮かべながらも、一方的に不採用しつけられたような気持ちが拭えません。
その後数日間、お返しのことで頭がいっぱいになります。
なんとも言えないこのストレスを知人に与えることにも気が引けてしまうので、私が旅行や出張に行くときはできるだけその事実を知られないようにしたいですが、
バレた時のストレスの方が甚大なのは想像できるので、結局ありきたりなお土産を買って、ありきたりなやりとりを重ねています。
そんな規範や風習を破ることが究極の決断ならば、徹の意志で向き合うこともまんざらではないのですが、それが警備の意思決定だという事実にも震えています。
なんなんすかね、これ。
じゃあ、お土産、今回お土産。
これはゆる買いで。
いや、でも私結構、お土産問題は、お土産にまつわる色々な考え方はね、この人生でしてきましたよ。
基本は私はお土産は買いません。
えっとね、思い出さないんだよね。お土産を買わなきゃいけないなぁって思いながら行くんだけど、
結果その思い出さないまま、いつも買わなかったみたいに終わるっていうオチがあるので、
まあなんか買わなくていいとか、その意思決定しているわけじゃなくて、いつも忘れるっていう感じかな。
でもなんかその、結構日数があって、暇な時とかは買います。
あれはでもさ、あれだよね。買う側のさ、イベントじゃない?お土産買うって。
私は特にそうで、旅行来たけどやることないなって時に、ちょうどいいじゃないですか。お土産を選ぶというタスク。
だから、割となんかあれって、買う側のただの暇つぶしじゃないかなとかって思うんだけれど、
せいぼ、これ私昔、ちょっと人と喧嘩したことがありますね。
海外の旅行に行った時に、一緒に行ってた人は、お土産買わない派の人で、それはもうポリシーとして買わない派の人で、
で、私はだからノンポリなので、あの普通にイベントとしてお土産買いたいって言って、お土産屋とかを回って行った時に、
なんかそれでそういえば喧嘩になったなぁ。
時間、貴重じゃないですか。貴重な時間を潰して、そうやってお土産を買うことに、時間を使うんだ、みたいな話になったんだろうか。
私もだから、あの時、なんか正直に言えばよかったんだよ。暇つぶしですって言えばよかったんだけれど、
なんかその言い方がなんかあんま好きじゃなかったから、いやだってこれだってさ、楽しみにしてる人がいるんだよとか言ってさ。
このお土産をめちゃくちゃ楽しみにしてるんだよ、うちの父親は、とかってすごい言っちゃったんだけど。
でも実際、人のお土産めちゃくちゃ楽しみにしてるやつなんかいないよね。
ある?人のお土産めちゃくちゃ楽しみにしたことなんて、私人生で一回もないから、なんでもいいんだよ。だから。
本当は、だから私の欲望を満たすためにお土産買ってますって言えばよかったのに、なんかその時、引くに引けなくて、
あの、大事なコミュニケーションだからとかさ、言ったりして、すごい大喧嘩をした記憶はある。
でもあれは今思うと、相手が正しくて、私がなんか本当のことを言わなかった、私の趣味なんだって言えば終わったと思う。
私がこれを楽しんでるんだって言えば納得したと思う。それはなんか余計なことをこちゃこちゃ言っちゃったからなんだけれど。
でもその時すごい思ったんだよね、言いながら。これを楽しみにしてる人だっているんだよって言いながら、いや、いないいないって思って。捨てる捨てるみたいな。
捨てはしなくても、だいたい何をもらっても、だからあれってさ、もらった気持ちですよね。
もらうという行為の中で、なんかで読んだことあるよ。お土産は物質が大事なのではなくて、旅先でもあなたのことを考えていましたよっていう時間を物質化したものがお土産だっていう話を聞いて、
だからそれはわかるなって思って。あ、旅先でも忘れなかったんだ。だからそれは、でも本当に恋愛初期とかにおける好きな人に対してだけだよね、それが嬉しいのって。
なんか、あ、私のことを覚えててくれたんだ、みたいに思うだけだから。なんかそれ以外のお土産って、なんかほとんどが、それこそもっと社会的な話じゃない?社会性の話じゃない?
なんかこう、お土産もらったのに、お土産返さないと思われる人に思われるの嫌とか、あの知り合いのお家ホームパーティーじゃないけど、なんか例えばお家に招かれた時に、なんか手土産を持っていくか問題もあって、
私、どっちでもいいと思っちゃうんですよ。持っていきたかったら持っていけばいいし、なかったらなかったで、まあいいんじゃない?って思う方なんですが、
あの知り合いと話すと、すごく怒られる時があって、非常識だって。手土産を持っていかないって考えられない、みたいな風に言われたことがあるんだけれど、
どうなんですかね。いや、持っていくよ。私最近持っていくけど、なんか正直、私は自分の家に誰か呼んだ時にその人が手土産持ってこようが、持ってこなかろうが、何にも気にならないから、
だからその、信じられない非常識っていう否なんがちょっとわからなくて、どっちでもよくないですか。持っていきたかったら持っていけばいいし、っていうだけじゃんっていう、なんかその持っていかないことが非常識はなんか全然落ちないんだよなぁ。
あ、でも、あ、でもこういう気持ちはあります。その、自分を呼ぶために掃除もしてくれて、料理もしてくれて、いろいろやってくれてるから、じゃあその、あの、一品になるようなおかずとかを持っていくことで、ちょっと楽になったり。
あ、それこそね、こういう、あの、いろいろ手間暇かけてくれてありがとうの印っていう意味での土産は持っていく。
うん、いいじゃんね、じゃあ持っていくで。でもなんかその、非常識って言われたのが、なんかやだったなぁ。
なんかやだったなぁ。それって、やっぱ本質的に抜け落ちてるよ。なんかそれをあげたいっていう気持ちより先に、なんかその、体裁上のお話をしているじゃない。常識と異常識と思われたらどうとか。
で、そう、ちょっと持っていく時の手土産は、私最近いいの見つけて、私は最近鉄板にしてるのは、パンと有機野菜。
パンと有機野菜を売ってる店が近くにあるんです、両方。で、パン食べない人いないだろうと思って、パンじゃない?やっぱり。
で、その、甘いものとかはさ、まぁ冷蔵庫かさばるし、なんかまぁ食べない人もいるし、おかずもなんか、なんかおかずがいい時、いける時といけない時もある。その、買いにふさわしい時とふさわしくない時。
だから、食パン、特に食パン一斤とかさ、いい食パン一斤と、もうちょっと日持ちのするパンと、あとはその時の旬の有機野菜、色が鮮やかなやつみたいなのを。
買ってって、これだろって思って渡してるんですけど、どうですかね?これ、どうですかね?あの点数的に持ってこられたら。
野菜は使うでしょっていう感じ。しかも自分でちょっと買わない野菜みたいな、ちょっとこう大きい株とか紫の株とか、そういう。
なんかやつを、最近これだと思って。それまでちょっとあの手土産、何持っていったらいいのか難民だったんで、今それにしてます。
嬉しかったお土産?あー、今までで一番嬉しかったお土産か。
いやだから、ほら。こんなもんなんだって、お土産って。めちゃくちゃ嬉しかったお土産って。
何?あるの?違うんだって、それはもうお土産じゃないんだって。プレゼントなんだって。
正しいお土産っていうのがあって、私はこの正しいお土産は、もらったかどうかもよく覚えてない範囲にとどめるっていうものの、さじ加減ってあるじゃないですか。
すっごいいいものもらっても、この相談の人みたいに、じゃあお返しどうしようとかもあるし。でももらって嬉しいじゃなくて、基準ってもらって困らないだよね。
なんか出産祝いとか難しいんだよなぁ。
あ、私出産祝いね、もうこれで自分の中で一つ答えを出したんですけど、出産祝いも毎回難しい。
出産祝いは本当に、なんか1人目いるか2人目いるかでも違うし、あとなんか、出産祝いってみんなわーってくれるじゃん。
だから結局誰から何もらったか全然わかんなくなっちゃうっていうのを、身をもって経験してて。
で、これにも正解を最近出しました。私は最近出産祝いで送るのは、えっと、すき焼きの肉。
どうですか?すき焼きの肉を、何だったら野菜も一緒に、すき焼きの肉を家族分送るっていうことで今正解としてるんです。
すき焼き食べた方がいいよっていう、そのお母乳出したりするためにもお肉食べなさいっていうので、これ今一旦これで今確定させてるんですけど。
家族みんな嬉しいし、消え物だし。消え物って結構いいんじゃないかなって思っているんだけど。