心動ネーム佐藤さん。最近職場を辞めました。会食の挨拶を同僚一人一人にしていたところ、ある一人、同性、年上がLINE交換しとこうよと言ってきました。
私は仕事上の繋がりをプライベートに持ち込むことにあまり前向きではありません。もちろん社交事例の可能性もありますが、いきなりLINE交換しようよと言われたこと、自分が友人枠にカウントされていたこと、今後も関わる前提で見られていたこと、この距離感のずれに震えました。
あー全く思ってなかったってことか。これまで仲が良かったり、一度でもご飯に行った関係性ならまだわかるのですが、フルリモートなので一度も対面したこともありません。
これすごいよね、フルリモートなんだ。それなのに卒業式だから実はずっと好きでしたとか、人数合わせの合コンにひとまずこいつら、こいつ読んでおくか、みたいなノリで来られたような不意打ち感。
生乾きの自我のまま他人に触れてくる感覚、嫌いすぎて今もずっと震えています。
あー女性かな、女性かな。
ね、きっとLINE交換しようって言われたから。
あーなるほど、嫌いすぎて震えるんだ。めっちゃはっきりしてるね。
あとなんかこの、生乾きの自我という表現がすごい私、面白って思っちゃった。生乾きの自我ってどういうこと?
傘ついてない、乾いてない、まだこう粘土のある状態の自我か。なるほどね。
なんかもうそういう自我とかないのかなっていう印象を受けたけどね。こっちの言ってきた人の方。
いやこれさ、みんなはどっちに感情移入するんだ?
そうだよね、こういうの言われるのすっごい嫌だよね。なんか、私うっすらあの言った側に感情移入してしまったんですけど、あの、
別に私これ言うわけでもないんだけど、なんかあの、
LINE交換しとこうよって、もし自分が言われたらこういう気持ちになるのかなって思った時に、
私割とその仲良くなりたいみたいな、これってそういうプレゼンテーションというか、このまま離れるの嫌だよね。だから私はあなたと仲良くなりたかったですよっていうことをアピールするための
LINE交換しとこうよっていう言葉に変換されただけで、なんか悪い気しないけどなぁっていう興味を持ってもらえたんだったら悪い気しないけどなぁって普通に思った。
なんか最近そうなんだよな。なんかこう、自分に好意を持ってくれた人に対して、割と私誰にでも開くようになってきたっていうか。
あとさ、こういうのって多分、何も考えてないじゃん。何も考えてないから、LINE交換しとこうよって言ってる可能性の方が大きくて。
でもそれは、なんか私悲しいですよっていうことを伝えたいっていう手段の一つなのかもしれないなと思った時に、逆にこの佐藤さんが、
うわぁこいつ、私のこと友達だと思ってたんだ。
今後も関わる前提で見てきたじゃんって思ってることが、なんかそんな風に思われてたら怖って思ってしまった。
えっそんな、そんなもう友達、絶対友達でもなんでもなかったんですか私みたいな。
なんだろう。あ、だから私これ、ちょっと自分の中で、ちょっと妄想して深掘りしてみますけど、私はなんか佐藤さんが本当に嫌だったことは、
今後も関わる前提で見られていたことが嫌だったのではなく、今後関わる気もないくせにLINE交換しとこうよって言われた、
そのなんか扱いの雑さが、自分がすごく雑魚キャラっぽい感じに扱われた気がして嫌だったのかなって。
全然連絡取る気ないじゃんってとこまで含めて、めっちゃ適当なこと言われたっていう、
なんだったら、うっすら傷ついたくらいの、すごく適当に自分を扱われたことに対しての、うっすら傷ついたことの方が、なんか私文面からあったのでは?って思っちゃった。
なんかすごい適当じゃん。あ、だからそうそうLINE交換しとこうよっていう軽い感じ、そんな簡単に言ってこれる感じなんだ自分っていうのと、
あとその、この佐藤さんが例えてるさ、まるでその卒業式だから実はずっと好きでしたとか、人数合わせの高校にひとまずこいつ呼んどくかみたいなノリで来られたようなんて書いてるじゃん、自分で。
だからとりあえずLINE聞いとくか、みたいな扱い方が多分、嫌なのであったんじゃないかなって思うんだけど。
私も昔そういう出す気もない手紙を出すよって言われたり、連絡する気もないのに連絡先交換したりっていう行為が、そういえばすごい苦痛でした。
なんだろう、あの、どうせ守られることのない約束を雑に交わされることに対する、私は少なくともうっすら傷ついていた。
その、あ、そんなに雑に扱っていいと思われてる人間なんだっていうことに多分傷ついていたし。
でもなんかね、逆もあって、私もでもじゃあしないのかって言ったら、結構普通に適当なこと言ったりしてんだよ、すっごい。
別にそんなに連絡する気もないのに連絡先聞くとかなくないし、なんかあの来た手紙に出してない返事とかがずっとあって、すっごい適当なことしてるんだ。
で、たまにそれを思い出して、うって胸が苦しくなることが、昔あった、そのあの人に、なんかすごい沖縄行った時があってね、一人旅行で。
で、そこでどちどちでなんかお家止めてもらったり、めちゃくちゃ人の親切に触れた1週間でさ、なんかもう心が洗われて、みんなにも住所聞いて、
あの連絡先聞いて、もうお礼も忘れないよ、みたいな感じで、一切帰ったら思い出さないみたいなさ。
あるじゃん、あるじゃん、あれ。あのその時はすごい本当になんか、人間生まれ変わったぐらいの感動するけど、戻ってきたら忘れるみたいなやつあるじゃん。
みたいな、その、人間としてのどうしようもなさ、みたいなのに、昔は苦しかった、そのなんか、あのあんなに感動したのに、みたいな、あんなに連絡する気満々だったのに。
最近それが苦しさは抜けて、赤みたいに溜まっていく感じがあってね、そういうその、人に適当なことしちゃうものって、赤として自分の皮膚の上に溜まっていく感じがするんだけど、
なんかその赤も香ばしいなって思うようになったんだよ。わかる?私?なんか、私はこの関係する気もないくせにLINE交換しとこうよって言ってる人を見た時に、赤溜まってんなーって思うし、
でもその赤もまたそれはそれで香ばしいな、みたいな風に、その人の人間としてのどうしようもなさを、ちょっとこう、楽しむ側に回ってしまったから、昔ほどの、こういう人が適当であることに対する傷つき、みたいなものがなくなってしまったんだけれど、
私が、ちょっとね、人を雑に扱わないようにしようって思ったきっかけがあって、それはね、本当にこれ私の結構心の、今もどうしてそんなことしちゃったんだろうって思ってる闇の部分の一つなんですけど、闇じゃないか。
あの、私、昔、ある作家さんに対してめちゃくちゃ雑な扱いしてたっぽくて、その人はずーっとそれを覚えてて、で、そうしたらもう今、すごい方になったんですよ。
で、当時、だから20年以上前に、私が演劇をしてて、それを編集者に連れられて見に来たとか、そういう流れだったんだけど、で、なんか私とその人が2人でタクシーに乗ったらしくて、で、私これ覚えてないんですよ、本当に。申し訳ないことに、覚えてないんだけど、で、それをその10年後ぐらいに、別の人の口から聞いたんだよ。
で、あの時、元屋さん、まだ売れてなかったあの作家さんに対して、超適当に喋ってたらしいよって。で、その時にその人はもう絶対忘れないって思ったんだって、このことを。私はこんな風な扱いを受けたことを絶対忘れないって言ってたよって人から聞かされて、なんか怖い、怖い。
ごめん、本当ごめんね、ごめんなさいとしか言えないけど、でも実際私はその記憶にないから、どういう風に喋って、その人にすごく適当、すごく雑、私を思わせてしまったかわからないんだけれど、でも少なくともその、もう10年、20年経っても覚えてるようなことを私はしたのかって思った時に。
で、その人が売れてなかったから、そんな感じだったっていう風に、やっぱりその人は受け取ったらしくて、私はわかんない、どういうつもりでそういう雑だったのかが、どういう感じだったのかもわかんない。でもそれを聞いた時に、本当に、なんかこう、その人がどういう人かで態度変える人は最低だと思ってるんだけど、でも自分がそれやってたのかと思って。
やってたのかな?やってたんだろうね。無意識に。わかんない、思い出せないからわからない、どれぐらい。いやでも疲れてた可能性ない?あの、私。ないかな、私、疲れてても本番中ってもう精神削り取ってやってるから、その後にお酒飲んでタクシー乗った時にちょっと疲れてても違うかな?違うのか。
わかんない、無駄、否定できないです。なんか自分が人を雑に、あの、でもその人が誰だったかとかはさすがに関係なかったと思うんだけどな。わかんない、わかんない。でもこういうことがあるから、あのめちゃくちゃ気をつけようって思ってその話を聞いた時に、少なくとも、その当時の私が何を思ってたかわからないから、少なくともでもその人に、
あ、私は今雑に扱われてるんだっていう対応するのはやめよって思って。それもあってか、今割と本当に、なんていうかな、誰がお酒の席の隣に来ても楽しめる自信があるの私。
あの、そういう人が誰とかじゃなくて、なんかその人自身に個人として興味を持つことが全然できるようになって。どうして興味を持てるようになったかは、なんだろうな、えっとね、カメラを変えたみたいな感覚。
カメラを変えたみたいな感覚で、すごい細かいものを見れるレンズに変えたみたいな感じ。大きいものしかわからないレンズをそれまで持ってて、そうするとその人が社会的にどういう人で、何やった人で、みたいなことから入って、やっぱ社会的なとこから入ってなるけど、もっと細かいものが見えるレンズに自分の中で変えて、そうすると、なんかやっぱりその何をしたかとかじゃなくて、