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こんばんは、本谷有希子です。震動第6回始まりました。このポッドキャストでは、あなたが感じ取った震える事象を、私、本谷有希子が、本谷なりに読み解きます。
はい、ということで、今週あったことなんですけど、私の中でホットな話題があって、こないだ新宿行った帰りに、自転車でたまたまお腹が空いたからランチをしようと思って
なんか通りかかった、良さげな、あれなんだろうな、台湾の料理出すご飯屋さんがあったから入ろうと思って。入ったら結構そのランチ時で混んでて、店が。もうほぼ満席みたいな状態だったのね。
で、ちょっと待ったら入れて、定食を頼んだりしてた中でね、すごい良い動きをする店員さんがいて、もう注文待ってる時も、ご飯来てからずーっとその子を見てたんだが、とても良い彼。
で、若い、若くて、多分もう20代前半で、外国の子、そのアジア系の外国の子で、でも日本語もちゃんと喋ってて、で、他その子以外は全部日本人が働いてるんだけど、なんかすごい彼が目を引くわけ。
別に何か特別なことしてるわけじゃなくて、ただただ働いてるんだけれど、動きが非常に良い。たまにいるよね、その、この人ナンパしたいって思う店員がたまに現れるんですよ。
で、私は別に飲食店を経営してないから、ナンパはしないが、でも私が飲食店経営者とか、何か自分の会社があって、そこに引き抜きたいと思ってる人たちは、そう、ずっと考えてるんだけど、私は多分ね、面接に来た人とか撮らないの。
多分、街で見てとか、自分が直接目で見て、この人めっちゃいいやんって思った人に、多分直接声かけてナンパするが絶対正解だと思ってて。
で、まず表情がいい。表情が、もう、なんか肌ツヤがいい。あとイキイキしているように、目が、やっぱり生命力にあふれている目をしている。
で、他の日本人の店員は、なんかやっぱ目が死んでるんだよね。比べたらだよ、比べたら。で、目が死んでて、表情もあんまり動いてなくて、その子はすごい目が良くて、あとは本当に気配りがとても良い。
率先して、他の子のやる仕事をやってあげたりとか、なんか聞かれたら、こうだよって答えるだけじゃなくて、自分が動いて、そうやって見せたりとか、料理の出し方とか、お客さんに聞かれた時の対応の仕方とか、ずっと見てたんだけど。
いや、誠実だね。その誠実さと、この人絶対丁寧な仕事するなっていうことと、あとはもうそのオーラですよね。雰囲気が良くて。ずっと私、ご飯食べ終わるまでに、ナンパしよう、ナンパしようと思ってて。
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ナンパしようっていうのは、別に男の子としてじゃなくて、少なくとも、あなたの働き方めちゃくちゃ良いですねって言って帰ろうって思って。何だったら飲食店にしか興味ないの?って聞こう。何だったら芝居に出たりするの興味ある?って聞けたら良いな、ぐらいまで考えてて。
で、最後に、そう、その子が私のその、お支払いの担当もしてくれたから、で、私のカード持って戻ってくるタイミングがあったから、絶対に戻ってきた時に言おう、言おう。あなたの仕事、すごい良いですねって言おうと思ったが、言えなかった。言えなかった。忙しそうだったから。
一回店出て、店の前で立ち止まって、やっぱ言いに行こうと思って、一回店戻ったんよ、私。でもやっぱり言えなかったね。もうダメだよね、やっぱ。あのタイミングでちゃんと言えないと。一回戻ってきたら、もう気持ち悪いじゃん、だって。だから、私、人を見る目が自分あるのかないのかわかんないんだけど、なんかどこかで自分は見る目があると思っていて。
なんか、この子を会社なり、その自分と一緒に働く人としてお願いしたら、絶対に良い仕事をする。だからもう、人にも紹介したもん。すごい良い子見つけたけど、ナンパしない?とかって言う。
だから、もう一回今度、ちゃんと暇な時間帯に行ってみようと思って、何だったらこそ声かけようと思っているっていう話です。
振動ネーム サテライトムースさん
もてあさんこんばんは。自分は自分という存在がいつかなくなることを思うと、時よりたまらなく心が震えます。
年齢を重ねるとともに、その震えに鈍感になっている気もしますが、決して消えることはありません。
祖父が亡くなる直前に、「怖い!」と言った小さな声を忘れることができません。
誰もが直面するこの震え。平気な顔して過ごしているように見えるけど、人は皆心の中でどう折り合いをつけているのでしょう。
なんですけど、これ祖父の亡くなる直前に怖いって言ったっていうエピソード
すごくない?よく考えたら。私なんかよく考えたら、その死ぬ前に怖いっていう人を
フィクションはあるのかな?でも少なくともリアルに聞いたことがないような気がして
なんかやっぱり心のどこかで、死が直前に迫った時って
そういう怖さってなくなるもんだ、ないもんだっていう思い込み?イメージ?があったんだなぁと思って
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これすごい怖いよね。怖いんだと思って、ちょっと知りたくなかったよ。怖いんでしょ?めっちゃくちゃだとしたら怖いじゃんって思って
なんでこんな当たり前の感情が今までそんなに流通してないんだろうっていうのも不思議で
祖父がレアなのか、それとも人がわざわざそうやって口に出さないだけなのか
なんか病気で死を考えた時に怖くなるとかわかるけど、本当の本当の直前ってなんか、もっと全然違うことを考えるんだと思ってたなぁと思って
確かに私が目の前でおじいちゃんにこれ言われておじいちゃん死んだら、結構残るよね。それに縛られるよねと思っていたんだけど
と同時にさ、死を怖がれることって才能だと思っていて
というのは私はですね、子供の頃、小学校高学年かな?小学校高学年の時は
1回ものすごく死が怖かった時期があったことを思い出した。2段ベッドに寝てて、私あの上段だったんですけど、その上段で天井の木目とか見ながら
自分が死ぬって考えた時に、やっぱりその消滅するっていうイメージが頭の中で
ブワーって湧き上がって、消滅するっていうことがものすごく恐怖。そう、それこそ震えて本当に恐怖を心から感じたなっていう記憶が
最初の死に関しての自分の中の恐怖っていう記憶で。でもあれははっきりあるんだけど
いつからか、なんか全然死に関してリアリティを持って考えられなくなっている自分がいて。それってなんかね、逆なんですよね。私はなんかもっと死を
死が当然あるものとして日々生きたいんだけれど、でもどれだけ考えても、なんか自分が多分どっか心の中で死なないと思ってんだよね
でもなんかそういう人の方が、私実は多い気がして。っていうのは、この間なんかVIを脱毛って知ってる?
あの、股間周りの毛を永久脱毛するっていう。なんかで見てた時に、その理由が
介護される立場になった時に、綺麗な方がいいからとか言っている人が結構いるっていう話を何かで見かけて
まずそれ本当かなって思ったわけ。なんかそのVIを脱毛に対しての最初の本当の答えではないよねって思った
で、2番目の答えというか、これ言っとけばなんか確かにそうする必要あるよねって自分を納得できる答えの一つ、衛生面とかってそうだなって思った
のと同時に、自分が介護されるまで生きているっていうことが当然っていう考え方なんだなって思って
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それってなんていうかな、ある意味想像力たくましいとも言えるけど、すごい想像力の欠如だと思っていて
それってやっぱり私と同じで、多分自分が死ぬってことを、ちゃんと当事者として考えられていない証拠だと思うんだよね
だからなんか、死をちゃんと本当に起こることとして受け入れられている人の方が私は少ないと思っていて
えっとね、私がこういう組み合わせがいいなって思った組み合わせがあって、それは男女問わずなんだけれど
ペアで例えば暮らしたり、人生ともに過ごす時に、一人はそうやって死が怖いとか死について考えちゃうとか言ってるパートナーで
抽象的なね、ことを考えているパートナーで、でもその横にいる相手は多分、死のこととか考えずに明日の飯のことしか考えられないみたいな人がいいんじゃないかって思っていて
それって多分、そう、もう男女差に、男女の違いないみたいな、もう科学的に発表されているのもなんか知ってるんだけど
なんとなくやっぱ抽象的なこと考えるのは、なんか男性の方がまだやや多い気がしていて
なんか横尾忠則さんとかも確か、死にたくないみたいなのが最大の興味だったみたいな
なんかそういう人が男性的な多い気がして、そうでもないのかな
まあそうでもないんだろうね、考える人は考えるんだろうね
でも、私が理想とする自分の在り方って、死をちゃんと怖がりたい反面、ちょっと死とかわかんなくてとにかく明日の飯のことしか考えられないんですけどって言ってる人も理想なわけ
それ、佐野陽子さんだったかな?なんかのエッセイで書かれてて、要するにそれって、生命力の象徴でもあるじゃないですか、明日の飯って
そういう、なんかその、地にすごいしっかり足がついてるパートナーでペアだったら、とってもいいんじゃないかなと思っていて
私はどっちかって言うと、そう、もう明日の飯しか考えないから、だから逆に死をたまにちゃんと考えなきゃって
どういう人生をこれから毎日送ったらいいんだろうって思った時に、あ、そうだ、まず朝起きて
今日、人生で最後の日って思えばいいみたいな話あるじゃないですか
あれやろうとしたんですよね。なんかこう、起きて、よし、明日死ぬって思いながら毎日生きれば、たぶんすっげー幸せになれると思って
やろうとしたけど、やっぱ全然そう思えないよね。なんて、明日続くもんって思っちゃうから
っていうのがあったりとかして、うまく自分で、私この間人間ドッグを受けたんです
そしたら、なんかほぼ健康なんだけれど、頭部のmri化の結果だけ、ちょっとその異常がありますって言って
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えっとね、脳の一部に巨血兵変化してるところがある。それはなんか血流がうまく行き渡らないから、酸素とか栄養が不足する箇所がある
が、まぁ異常っていうか、異常ではない、まだ正常値みたいな結果が、これまですっごい8年ぶりに人間ドッグ受けたんだけど
今まで何もなかったのが、初めてそういう結果が出て、まぁ怖いでしょ。頭だから怖いけど、と同時にね
あ、これで私ちょっと死を意識して生きていけるって、ちょっと嬉しかったんよね
けど、やっぱり忘れちゃうね。なんかしないろって思ってる。忘れちゃうなぁ、ダメだなぁと思っているんだけれど
でも、なぜその死を意識して生きたいかっていうと、たぶん
そう思えた方が、全部が無じゃんって思いながら人生生きれた方が、なんか怖いものがなくなる気がして
今ちょっと老僧思想にもハマってて、それでなんかこの世は無であるみたいなことが書かれてるんだけど
無であるからこそ、だってここに今やってることって何もないじゃんって全部思えるっていう考え方って
だから何してもいいし、失敗してもいいし、どう生きてもいいしっていうところに触れるから
なんか結局その死を受け入れることが、一番とても生を生きることになる。死の役割って何だと思う?
えっとね、死の役割って、生を意識できることなんだって
それすっごい風に落ちる。で、友達が赤ちゃんを産んだ時に
言ってたエピソードもすごい印象的で、その人は赤ちゃんを産んだ瞬間にブロブロブロって泣いて
先生どうしよう、私絶対に死ぬもの産んじゃったって言ったらしくて
それもなんかすごく本質をついてるなぁと思って、そう絶対死ぬものなんだよ、赤ちゃんってって思って
あ、私後悔恐怖症かも。なんかこれしたら後悔するんじゃないかっていう、結構怖い思いで
その原動力になってる時がある。これをやりたいからやるじゃなくて、これ断ったり、これ蹴ったら後悔するかもっていう風に
後悔をするのが嫌だから、それを選ぶみたいな選択をすることも結構ある。だから
子供、そう、だから子供作らないと後悔するかも、みたいな呪いみたいなのはすごいあったかも、私
一人目は自分が欲しいと思って作ったんだけど、なんか二人目がなかなかできなかった時に
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諦めるか諦めないかみたいなことを結構悩んだ時があって、でもその時ね、正直諦めたら後悔するかもっていう
恐怖の方が勝った子供が欲しいっていうか、子供みたいな、そんな大事なことでさえそれで選択してるっていう事実があるんだよ
だって多分ね、原動力としては多分間違ってるよ。これがやりたいでやるんじゃなくて、これやめたら後悔するかもで動いてるのって
なんかちょっと歪だというか、なんか本当の原動力ではないなっていう感じがするから
後悔してもいいじゃんって思って自分の選択を決断できる方が本当はいい気がする
あーあのね、これをなんかね、結構大きいことを断ったのね、若い時に。めちゃくちゃ大きい仕事を断った時に
それは私のなんとなくの直感で、この人と仕事しない方がいいっていうすごい曖昧なもので断った時に
どっかで、いやでもこの仕事しとけばよかったかも、みたいにやっぱり後悔が始まって、なんか間違ったんじゃないかなとかって自分が思った時に
その時さ、3.11の地震があったんだよ。で私、あの時すごい高層階にいて、でテーブルの下に潜って
もうその耐震構造からめちゃくちゃ揺れるんだよ、上が。でグラングラン揺れてる時に、そのテーブルの下でうずくまりながら
ああ、あれマジで断ってよかったやつだったって思った。くそ、死の直前で。あれ全然別にどうでも、なんでもよかったわ、あれ。みたいな、なんか
っていうことを覚えている。あんなの後悔するでもなんでもないわって思ったことは覚えている。後悔で言うとね。全然別になんでもよかった。だから、だからそう
だから、死をちゃんと意識して、すべてが死が来るもの、つまりすべてなくなるものってわかっていれば、別に後悔とかもう何もないんだよな、みたいな
だから、でもまぁ基本なんでもやればいいかな。今こうやってポッドキャストやってるのとかも、とりあえずもうなんでもやったらいいやん、みたいな
どうせあの、みんな死ぬし、みたいな感じではあるかも。うん
なんだっけ、この話。なんだっけ、なんだっけ。そう、だから、つまり私、死を意識できること、このサテライトムースさんの死を意識できることって
才能だと思います。だから、うらやましい。
なぜなら、生を意識して生きられるから。という感じですかね。
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あと毎週聞いてほしいので、この番組のフォローとコメントもお待ちしています。
エゴサはまだしてません。する気ないかも。したほうがいいのかな。したほうがいいのかな。
でもとにかく、ありがとうございました。今週も。じゃあまたね。