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はい、どうもお疲れ様です。
オッタントット店主の飯田kojiと申します。
この放送は、オッタントットをより深く知るための参考書のような配信になっております。
今日もよろしくお願いいたします。
はい、ちょっとね久しぶりの録音になりますけども、
今日はですね、オッタントットってどういうお店なのかっていうところに関してですね、
ジャンルっていうところについてお話ししていきたいなと思っております。よろしくお願いします。
はい、ちょっとね最近忙しくて、深夜までね仕込みをしているっていうことが多くなってきていますが、
今日はなんかちょっとタイミングがあったので、ちょっとね録音してみようかなと思って録音しております。
はい、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
はい、一人で喋っているとですね、問いかけに反応もないからですね、微妙ですけども、
まあなんかいいですね、こういうのも。
はい、まあそういうことですよね。
本題に入っていきますが、オッタントットってですね、どんなジャンルの料理出しているのか、
どういうお店なんだっていうことをよく聞かれることがあります。
で、なんかねよくイタリアンっていうふうに言われるんですね。
なんかあのさそぐりにあるイタリアンですよね、みたいな。
そういうこと言われるんですけども、
まあ個人的に言うとですね、うちがあのイタリアンだって言ったことは一度もないんですね。
自分からうちイタリアンですって言ったことはもう一回もないんです。
じゃあイタリアンじゃないんだったらフレンチなのか。
でもフレンチというわけでもないんですね。
そういう意味で言うと。
で、タパスだとか言ってるし、ヒージョとかもやったりするんですけども、
このあたりは皆さんご存知のようにスペイン料理なんですね。
で、生ハムもね最初はイタリアの生ハム使ってたんですが、
まあちょっとブタコレラかな、ブタコレラとかの関係で、
イタリアものが全然入ってこなくなっているので、
今はスペインの有名なイベリコブタですね。
このイベリコブタのハモンセラーノっていうのを使っていたりします。
で、今この今使っているハモンセラーノなくなったら、
今度はね国産に変えようかなと思ってるんですよね。
国産で結構おいしいのがあるので、
それはそれで面白いのかなと思って、
使おうかなと思っています。
そんな感じでですね、ジャンルで言うと、
イタリアンでもない、フレンチでもない、スペイン料理でもないと。
だから店名にですね、
欧風食堂っていう風に入ってるんですね。
欧風食堂ってなんだって、
欧風料理ってなんだっていうのもたまに聞かれるんですが、
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そこはニュアンスで察してくれませんか。
だからイタリアとかフランスとかスペインとか、
あの辺のヨーロッパ系の料理なんですよね。
食堂ぐらいの気軽な感じで来てもらっていいですよっていうのを、
店名に託したわけですね。
ただ逆に分かりにくくなったというのは否めないかもしれませんが、
僕としてはそういう意図がありました。
でもやっていくうちに、
そういうことでもないのかなっていうのは思ってきたんですよね。
っていうのは、
僕がどんな料理を作ろうかなって考えるときって、
食材ベースなんですね。
食材ありきで料理を作っていきます。
普通は料理ベースだと思うんですよ。
例えばね、じゃ今夜肉じゃが作ろうと。
肉じゃが作るからジャガイモ買って、
玉ねぎとか人参もあったほうがいいな、牛肉もいるな、
あと糸こんにゃくとかあったらいいなとかって、
作る料理を決めてから食材を調達するっていうのが普通かなと思うんですけども、
僕の場合は食材ベースなんですよね。
今春でアスパラが出始めましたね。
野上ファームのアスパラ出始めたんで、
アスパラあるんだったらこういう料理作ろうかな、
アスパラのパスタ作ろうかなとか。
あとはそうですね、里山札幌で言うと今キャベツね、
キャベツいろいろできてますが、サボイキャベツっていうね、
なんだろうな、チリメンキャベツとかって言ったりもするんですけど、
シュワシュワシュワシュワってなってる柄の、
伝わりますかね、伝わんないかな。
なんかね、クシャクシャってなった柄のキャベツとかあるんですよね。
これとアサリを合わせてパスタ作ろうかなとか。
そういう感じで、基本今ある野菜とか、
魚とかもそうですね、季節感あるので。
お肉に関してはね、あんまり季節感ないんであれなんですけども、
ジビエはちょっとありますけどね。
豚とか鶏とか牛に関しては、
日本で言うとあんまり季節感ないのであれなんですけども、
魚とか野菜の今何があるのかっていうところから、
計算して料理を作っていきます。
で、もう一つベースがあるんですけども、
これはワインベースですね。
これは単純に僕がワインが好きだと、
ワインが飲みたいということで、
だから今ある食材からワインに合うような料理を作っていく、
そういう形になっております。
なのでですね、あんまりジャンルにとらわれないでほしいというか、
たまにですね、そういうところにこだわる方がいらっしゃるんです。
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結局何なの?イタリアなの?フレンチなの?
どっちなの?みたいないうことを言われるんです。
欧風料理って何なの?結局何料理なの?
みたいなことを聞かれることが本当にたまにあるんですよね。
でも、僕正直にそれはどうでもよくねっていうふうに思ってるんですよね。
イタリアンだからとかフレンチだからってあんまり関係ないと思ってて、
これはだからオッタントットの料理なんですよね。
言い換えると僕の、この飯田浩二が作っている料理ということになってくるので、
ジャンルとかって別にこだわらなくてもいいですよね。
ビートルズとかを聞く人が、これはロックだって言う方もいらっしゃいますよね。
逆に今2020年代に入ってますから、これはオールディーズだよねっていう方もいらっしゃると思うんですよね。
古いよねっていうね。
どっちも正解かなって思うんですよね。
オールディーズじゃねえ、これはロックだろっていう人もいるかもしれないですけど、
そこってどうでもいいじゃないですか。
ビートルズはビートルズなんですよね。
そういう文脈で言うと、だからオッタントットはオッタントットの料理っていうことですね。
あんまりそこを考えずに、
食べてもらって美味しいか美味しくないかで判断すればいいんじゃないかなっていう風に思ってます。
なんか、なんかそうですよ。
まあその後はね、ついでに説明しとこうかなって思うんですけども、
いろいろあるじゃないですか。
イタリアもフレンチもそうなんですけども、
例えばトラットリアとかリストランテとかオステリアとか、
あとはバルとかバールとか言ったりもしますかね、ビストローとか。
いろいろ呼び方があると思うんですが、この辺ちょっと軽く説明しておきますね。
まずね、細かく分かれてるなって感じるのはイタリアですね。
イタリアでリストランテ、リストランテ何々とか日本にもいろいろありますけども、
リストランテっていうといわゆるレストランですね。
一番高級なところかな、そういう風に理解してもらえばいいのかなと思います。
下手するとドレスコードとかがある、それぐらいのところですね。
で、トラットリアとかもよくありますね。
僕も大好きなトラットリアデルチェーロっていうお店があるんですけど、福岡にね。
これ大好きって言いながら僕ちょっと未だに行けてないんですけど、
SNSとかでずっと見ててめっちゃいいなって思ってるんですが、
トラットリアっていうとどっちかというと大衆寄りなレストランになりますね。
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日本で言うとちょっといい感じの居酒屋ぐらいの感じかな。
ただ日本の中の、後から言いましょうかね。
あとイタリアにはオステリアっていうのもありますね。
オステリアっていうのは多分ね、ちょっと諸説ありとかそういうとこなんですけども、
ワイナリーですね。ワインを作っているところの醸造所で
身内を集めて食事会をしてワイン飲んでるみたいな。
もともとそういうとこから始まったと思うんですよね。
だから作業着のまま行ったりとかするみたいな。
要は居酒屋には近いのかなと思うんですよね。
ただし、ここもちょっと日本では異なる。
日本っていうのはですね、独自の食文化と言いますか、
イタリアにしてもフレンチにしても、
いい具合に取り入れてですね、
ちょっと広げていくのがうまいんですかね。
なのでトラットリアとかオステリアとか名乗りつつ、
レストラン並みの価格とか雰囲気を作っているところも多くありますね。
これは全然その良い悪いの話ではなくて、
日本からするとですね、
そういう発展の仕方をしてきちゃったっていう、
ただそれだけですかね。
例えばイタリアですごく庶民的な、
最近僕もやってるんですけど、
貧乏人のパスタっていう名前のパスタ料理があるんです。
これってどんな料理かっていうと、
目玉焼きを乗せてチーズぶっかけてぐちゃぐちゃぐちゃっと混ぜて食べる。
家に何もない時の料理。
冷蔵庫に卵とチーズだけあった。
あとパスタはあるよ。
じゃあそれ茹でて混ぜちゃおうぜ。
みたいな感じの料理なんですよね。
で、貧乏人のパスタっていう名前がついてるんですけども、
これ日本でやろうと思うとチーズがまず高い。
そこそこ高いので、
全然貧乏人じゃないんですよね。
結構高級になってはくるんです。
そういう感じで、だから向こうでは割と庶民な、
イタリアでは庶民的なものでも、
日本だと割と高級になってくるっていうのは、
よくあることですし、
それがレストランとかトラットリアとかオステリアとか、
そういうジャンルに関しても言えるのかなっていうところですね。
結局ワインを取り扱うってなると、
割と高級になりがちだなと。
もちろんリーズナブルなワインばっかり扱ってるお店なんかもね、
もちろんあるんでしょうが、
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基本的にはそういうことです。
レストランっていうのが一番高いと。
で、その下にトラットリアとかがあって、
オステリアっていうのもあるよと。
この辺ちょっと曖昧なんでしょうね。
僕もちょっとはっきり言うと分かんないなと思います。
で、バールっていうのもありますよね。
イタリアで言うとバールっていうのなんですよね。
スペインだとバルになるんですが、
イタリアとバールですね。
このバールっていうのは、
経営食と喫茶ができるみたいなイメージにはなると思いますけども、
割と朝から開けるんですね。
朝朝食食べたりとかコーヒー出したりとかしてて、
お昼ランチも食べる。
夜は待ち合わせ前のいっぱい引っ掛ける。
ゼロ時会ですね。
ゼロ時会でいっぱい引っ掛けたりとか、
人によっては食事だけして帰るとか、
そういうこともできる。
だからすごく便利だね。
今、日本で言うとコンビニに近いかもしれないですね。
こういうお店もありますし、
あとは有名なピッゼリヤ。
これはピザ屋さんですよね。
あとはパステリヤっていうのもあるんですね。
これはパスタ屋さん。
あとはお肉専門とか魚介料理専門とか、
そういうところもあるにはあります。
あるらしいです。
僕行ったことないからね。
断言しちゃやばいですね。
あるらしいです。
よくありますね。
バルですね。
今、僕も平日はバル営業とかって一人でやってますけども、
バルっていうのはスペインのイメージがやっぱり強いでしょうね。
スペインバルとか言ったりもしますけども、
こちらもですね、朝から晩まで開けてて、
喫茶店でもあり居酒屋でもあり、
食堂でもあり、コンビニでもあると。
そういうイメージ。
イタリアのバルとちょっと似てますよね。
それぞれ食事に特化しているところとかもありますし、
あとスペイン、バスク地方ですね。
こちらのサンセバスチャンっていうところでは、
そのバルでも一人2、3万持っていかないといけないお店もありますし、
逆に3、4000円で済ませたいみたいな時に、
いけるバルもありますし、
でも価格帯がバラバラなんですよね、すごく。
その辺も面白いなとは思うんですけど。
あとフランスで言うと、
ビストロってありますよね。
ビストロはさっきのね、
イタリアで言った時のトラットリアとかと一緒で、
割と大衆的な食堂っていう風に思ってもらっていいと思います。
だからうちも最近はビストロを名乗ったりもしてるんですよね。
それぐらい大衆的でありたいと思っている次第であります。
なんかちょっとね、長くなりました。
もう15分ぐらい喋っていますが、
とりあえずね、オッタントットっていうお店はですね、
ちなみにオッタントットはね、イタリア語ですね。
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イタリア語でオッタントットって言うんですけど、
長民にとってですね、笹栗町民にとっては88っていうのは
割と馴染みのある数字なので、
ここにあやかってと言いますかね。
イタリア語で何て言うんだろうと調べたら
オッタントットって言うんだなと。
なんか友達とかにね、聞いてみると
オッタントットの響きが、
オッタントットの響きが、
オッタントットの響きが、
そのまま決めちゃったという感じですね。
で、イタリア語の名前が付いていますが、
ジャンルについては全然イタリアンではない、
フレンチでもない、スパニッシュでもないと。
ただ食材ベース、ワインベースに考えて、
僕のね、
オリジナルの料理みたいになってきているんじゃないかなと
思っています。
だからそのままね、
そういうところでね、
独自性は出ているのかなと思っているので、
ぜひ皆さんのね、
SNSとか口コミとかでね、
周りの方にシェアしていただいたら、
僕はすごく嬉しいなと思っております。
といったところですかね。
今日はそんな感じでこの辺にしたいと思いますが、
あまりね、僕個人的に思うのがですね、
日本人っていうのは割とジャンルとか、
区分分けが好きだなと、
分けるのが好きだなという風に思っていて、
どっちなの?右なの?左なの?
っていうのを決めたがる癖があるなという風に思っています。
僕はその辺をね、
うやむやにしていきたいタイプなので、
ぜひですね、
ジャンルにはとらわれずにですね、
お店の方に一度足を運んでいただいたらいいのかなと思っております。
ということで、今日もお疲れ様でした。
ありがとうございました。