トップンデジタルの概要
Location Weekly Japanです。今週は、トップンデジタルの諸井さんにお越しいただきました。諸井さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、じゃあまずは自己紹介からお願いします。
はい、トップンデジタル株式会社事業開発センターで、ロジネット事業開発部という今、物流DXのビジネスをやっております。
佐野諸井と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
諸井さん、トップンデジタル長いんですか?
トップンデジタルはそうですね、もう20年以上にはなりますね。
あれ、トップンデジタルになったのは最近なんでしたっけ?
トップンデジタルになったのは最近、昨年の10月からですね。
そこはどんなコンセプトで分社化というか、専業化したとか、そんなイメージなんですかね?
そうですね、昨年の10月に少し大きなトップンデジタルのグループ全体としての事業改変がありまして、
昨年10月にもともとトップン印刷でございましたけれども、
印刷という言葉が会社の名前から取れまして、トップンホールディングスという形になりまして、
そのホールディングス化に伴ってですね、我々デジタル関連の研究開発だったり、
サービス推進、企画推進やってた部隊が一つ切り出されてですね、
トップンデジタル株式会社というところになりまして、
これまでのトップングループのビジネス、特にDXを推進するといったところに関しては、
このトップンデジタルがグループ横串でトップングループを引っ張っていくというような位置づけで今おります。
ありがとうございます。そんな中でご紹介もありましたけれども、物流DXなんですかね?
もろしさんの名称というか、事業は。
トップンの印刷という名前が取れてですね、
本当に一言で今どういった会社なのかといったところを表現するのが難しくなってきているところはあるんですけれども、
これまでの印刷テクノロジーといったところはベースにしつつも、
そこから情報系であったり、パッケージだったり、半導体だったりだとか、
いったところの大きく3つの柱を事業として、我々のグループとしては推進しておりましたけれども、
やはり今後はですね、DX、それからSXといったところでの、
さらに新たな変革といったところが、今推進している真っ最中でございまして、
その中でですね、昨今物流2024年問題もございますし、
一般性的な人手不足だとか、そういったところの課題解決といったところを目指すために、
デジタルの力を使って物流の課題をですね、突破するといったところの事業推進をしております。
この突破するっていいですよね。使いやすいですね。どこでも使えます。
ありがとうございます。
いつも突破さんの資料を見ていると、どこかでそういうの突破するって書いてあるんで。
おかげさまでCMの方でもいろいろと環境が良くてですね、
やりやすくていいねと言われるようにはなっております。
ちょっとずるいですよね、突破って言ってきゃ。解決しそうな雰囲気が。
突破する会社なんでしょうということで、
せっかくなんで、ロジネクトのサービスを教えてください。
物流DXの推進
ロジネクトはですね、なんでもともと印刷会社が物流の領域に参入しているかといったところでございますが、
やはりそこに課題があるからそれを突破するというですね、非常に分かりやすいメッセージではあるんですけれども、
もともと突破の中ではRFIDのID事業だとか、タグを使ったソリューショントレーサビリティといったところの事業アセットを持っておりました。
それに加えて、昨今の物流課題をどう解決していくかといったところをですね、
企画の方でも検討していく中で、2つ会社を買収をM&Aを行いまして、
1つがですね、IoSシステムという、これは仕分けに必要なピッキングのですね、表示機になるんですけれども、
そこの国内トップシェアで、海外にも73カ国以上にですね、展開しているニッチトップな感じのですね、会社をM&Aをさせていただいて、
さらに今年ですね、2月にはシンガポールの総合管理システムですね、
WMSをビジネスにしているキーフィールドというシンガポールのソフトウェア会社もM&Aをしまして、
これまでの突破が持っている事業のアセットと、さらにM&Aでですね、獲得した事業アセットというのを組み合わせて、
それぞれをですね、うまく融合しながら物流の課題に立ち向かっていこうといったところで、
この4月から新しくですね、物流DXを専門とする部門が立ち上がりまして、今私はそこの推進リーダーとなっております。
はい、じゃあ具体的にどうやって物流課題を解決していらっしゃるか、事例交えて教えていただけると。
ロジニクトという言葉がですね、ちょっと聞き慣れないかと思いますけど、
これはロジスティックスとコネクトという言葉を合体させた、我々のブランドの名前ではありますけども、
我々ミッションとして人と物をつないで豊かな未来を届けると、そういう思いでですね、ビジネスをやっていこうというふうに考えておりますし、
ビジョンとしては、あるべき姿としてはやはり我々デジタルといったところ強みとして持ってますので、
デジタルロジスティック革新がもたらす事業、持続可能な社会といったところを目指していきたいというふうに考えております。
その中でですね、我々の方向性ですね、事業の方向性というのは、物流DXといってもいろいろあるかと思いますけれども、
やっぱり人手不足、人的リソースのですね、不足の課題に対して2つサービスの軸を今設けてやっております。
1つが倉庫DXですね。こちらは物流のデバイス、それからロボティックスによる作業の標準化、あるいは自動化といったところを推進していくといったところでのサービスになります。
やっぱり人とロボットのですね、ベストマッチといったところを目指して今事業の方を作っております。
もう1つ目が配送DXですね。
こちらはやっぱり最近ですと分散倉庫とか、あるいは共同配送だとか、そういった物流の課題に対して、これまでは荷主さんがですね、全て管理していたところありますけれども、
こういったところが徐々にIDを起点とした荷物による物流プロセスの全体管理につながってくるんじゃないかなと、そういった仮説の中からですね、配送DXといったところ、この2つの軸ですね。
IDに関しては今お世話になっておりますLBMAさんのところでの位置情報といったところの利活用も非常に重要になってくるかと思うんですけれども、
この配送DXと倉庫DX、これをサービスの基軸に立てながら、そこから取ってくるデータをどう分析するか、可視化するかといったところのデータビジネスでまとめていくといったところを今、事業の方向性として考えております。
倉庫DXと配送DXの具体例
なるほど。ちょっとなんかより分かりやすく事例としてというかざっくり教えてほしいんですけど、倉庫DXって倉庫で働く人が足りないですよね。
だけど荷物というか管理すべきものはどんどん増えているっていう状況に対して、じゃあそこ個人的リソースなくても基本的には全部管理ができるようにしますよっていうことだとすると、
100人でできてた仕事は何人ぐらいでできるようになるんですかね、これを使うと。
そうですね。我々のロジネクトのソリューションの中にもいくつかサービスがあるんですけれども、例えば分かりやすいのですと、やはりデジタルピッキングシステムというものがありまして、
これはものが仕分けで流れてきたところをですね、実際に人がそのものを取って次のカゴに入れるだとか仕分けの工程があるんですけれども、そこをですね、デジタルの表示器を使ってボタンを押してですね、
何個今取らなきゃいけないのかっていったところと、それをピッキングしたらどこに入れなきゃいけないのかっていったところもシャッターと連動してですね、
特にECサイトでいろんなものを使うところにはそれが使われてはいるんですけれども、実際にそれをポカミスなくですね、次の工程に渡すといったところがありまして、
今あるお客様の方でも導入していただいている例ですと、80%向上したと人のですね、生産性があっていたところもやっぱりミスが減って効率が良くなっただとか、
そういったところとか、仕分けの効率化で翌日の配送を実現したとか、数日かかっていたというところがですね、翌日に配送が実現するといったところもやっぱり出てきています。
なので、そういったデバイスを組み合わせたところのシステムもそうですし、それから今度ソフトウェアの部分でございますと、例えば人のところは先ほどのソリューションになりますかね、
それと同時に物流コストというところも年々上がってきていますので、それを梱包内の商品の体積率、一つの箱の中にどのくらい満パンに入れられるかだとか、
そういったところのシミュレーションだとか、そのトラックの設計材質をどう向上するかといったところをデータを取りながら見せることによって、
あるお客さんの方では前年比で20%の配送コストの削減につながるだとか、そういったところの事例も出てきております。
なるほど。結構導入するの大変なのかな、高いのかなとかって思うんですけど、どうなんですか?
我々目指しているのは、やはりこれからいろいろと物流の課題も多様化するかと思っておりますので、
非常にスモールからスタートできるようなビジネスパッケージを用意しております。
先ほどのソフトウェア関係ですと、SaaS型の月額利用料といったところからご利用いただけるといったケースもありますし、
お客様によってはもうちょっとこれをやりたいといったところのニーズが出てくる場合には、
自宅開発といったところはご用意しておりますし、そういったところはケースバイケースにはなりますけれども、
非常にフレキシブルに導入できるような、そういった形でのビジネスパッケージを考えています。
なるほど。物流というかサプライチェーン全体を管理できるプラットフォームみたいな、そんなイメージであってますかね?
そうですね。やはりお客様によっては入庫のところに課題があったりだとか、
仕分けピッキングでもう少し人を効率的に回したいとか、あるいは今の状態がベストなのかといったところがデータがなかったりだとかしますので、
そういったところの可視化から始めてデータ分析による可視化を行って、先ほどのピッキングの表示器を入れるかだとか、
あるいはもう少しRFIDを使って工程を自動的にID管理するといったところのソリューションにつなげるか、
そこはお客様といろいろとお話をしながら進めていくところが多いかなと思っております。
このプラットフォームを運営していく、これからどんどん成長させていくんだろうと思うんですけれども、
現状の諸井さんにとっての課題が何で、どうやってそれを解決しようとしているみたいなところってお話いただけることはありますか?
そうですね。やはり我々の物流といったところに関しましては、IOシステムという表示器の会社に関しては長年物流業界をやっておりますが、
それ以外の工程も含めて課題解決しようと思っておりますので、まだまだ物流のところに関しては、
お客様と一緒にいろいろ競争しながらビジネスを課題解決につなげていくといったところが必要かなと思いますので、
一件一件、少しお話し合いの中での時間といったところはかかるといったところはありますので、
その辺をより我々の知見をためて、最終的にはコンサルティングができるような、そういったところに持っていければなというふうに思っています。
将来のビジネスモデル
なるほど。実際に2024年物流問題ってどうですか?特番さんから見てきついですか?
我々はそれを支援する側の企画の人間なので、
いろいろと工場の方だとか特番も物流総顧を持っておりますので、そういったメンバーとの会話はやっておりますけれども、
実際にお客様からいろいろとお話をさせていただく中では、24年ってまさにもう今年じゃないですか。
ただですね、まだいろいろと手を打てていないお客様って非常にたくさんいるなっていうのは感じております。
これがいわゆる物流会社さんというだけではなくて、メーカーさんであったり卸さんだったり小売も含めてですけれども、
自社の製品を持っている会社様の中でもこういった物流の課題、材料が届かないだとか、出荷が間に合わない、お客様の納品が間に合わないだとかっていったところの課題はやっぱり出てきておりますし、
これ我々はビジネスと関係ないですけども、お寿司食べに行った時にもですね、大正の方が新鮮な魚がなかなか届かなくなってきているといったところのお話も聞いたりはしますし、
やはり単なる物流流通といった工程のトラック配送会社だけではなくて、それぞれの本当に我々の生活のところにですね、
関わってくるところでも課題がやっぱり見え始めてきているなといったところが感じてはいます。
なるほど。なんか僕の行きつけの飲み屋で僕の好きなウィスキーが入らなくなっているのは関係あるんですかね。
あ、あるんじゃないですかね。
どんどん値段が上がって困ってるんですけどね。
はい、ありがとうございます。そしたらじゃあ最後に今後の展望というか、どんなことを突破されていくのか教えてください。
そうですね。突破はソフトウェアとハードウェア、両方ともこれまでの事業の中で培ってきたビジネスのノウハウがございますので、
ソフトとハードを組み合わせたトータルのソリューションで様々な倉庫から配送からといったところの物流課題を突破していきたいなと考えておりますが、
それを一つの単品のソリューションだけではなくて、将来の展望としては自らお客様の課題といったところをお聞きするだけではなくて、
我々から見つけてソリューションを提案できるような、そういった姿の方になっていけるようにビジネスモデルというところを目指していきたいなというふうに考えております。
はい、ありがとうございます。今日はドッパンデジタルの諸井さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。