2023-11-27 19:16

藤 俊久仁 株式会社truestar 代表取締役

データ分析を軸にしたコンサルティングを実施するtruestarは、ふわふわ要件をTableauやAlterixなどのツールを活用して可視化、分析を実施した上で、改善提案を行っています。Excel関数のスペシャリストであった藤氏が、現在のマーケティングダッシュボード、ツールなどの活用にフェーズを変え、どのようなコンサルティング施策を行っているのかを語って頂くとともに、現在のデータ利活用における課題などをディスカッションさせて頂きました。

00:06
はい、みなさんこんにちは。Location Weekly Japanです。今日は、truestarの藤さんに来ていただきました。藤さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。では、早速会社紹介と自己紹介をお願いします。はい、truestarの藤と申します。
truestarはですね、データ分析、可視化が得意なコンサルティング会社になります。親会社にtruestar HDという会社がありまして、また、ホールディングス機能を持っているんですけれども、
もともとそこが出たtruestarという会社で、私もそこにジョインしてまして、2015年にBIの実装専門の会社を私がその中で作りまして、
それはtruestar Activationという会社だったんですけれども、そこの代表になってですね、2020年に親会社の方から記録の授業と、あと社名ですね、を
紹介する形で今のtruestarという会社がありまして、ちょうど今年の10月に10期目を迎える会社です。親会社まで含めると15年ぐらいずっと同じようなことをやっております。
私自身なんですけれども、データ分析界隈でもう20年以上ずっとキャリアを積んできておりまして、もともとはマーケティングコンサルティングの会社に6年ぐらいいて、その後、スポーツアパレルでマーケティング分析とマージャンダイターみたいなことをやっておりました。
2011年にtruestarに入りまして、13年にBI2のタブロに出会って、その時に衝撃を受けまして、これは行けるということで、この事業を拡大して15年にこういう会社を作ったような感じになりまして、私自身は効率感を含めてうまく賢くやるみたいなのがすごい好きですね。
で、データを効率よく効果的に見せる、これにこだわりを持っていて、データビジュアライゼーションの教科書みたいなものを2019年に出している、そんな感じの人間になります。
はい、ありがとうございます。そうなんですね、ちょっとこのオールディングスから名前を継承してみたいな、その辺が私も理解が追いついてなかったんですけど、そういうあれだったんですね。
そうなんですね、truestarを起業したりしているわけじゃない。
なるほど、はい、わかりました。そのtruestarとして、いろいろ今本質的にどういうことが富士山が好きで、みたいな話を伺ったんですけれども、事業の中、今軸としてはまだ引き続きタブロをベースにしたっていうことをしてらっしゃる感じなんですか?
そうですね、振り上げを大半はタブロ系の可視化事業なんですけど、もともとデータ分析がすごい、領域がすごい大きくてですね、それがタブロの実装がどんどん大きくなってきました。
ただ直近で言うと可視化もできる方がすごい増えてきた、ツールが使いやすくなってきたものもあるんですけれども、そこよりももうちょっと分析寄りのところに回帰していったほうがいいんじゃないかというふうに、ここ1、2年ずっと考えていまして、
今はそちらの方に実家指標を移していくために組織もちょっと変えていこうみたいな流れにはなっています。
なるほど、せっかくなんでちょっとデータ分析を掘り下げさせていただければと思うんですけど、データ分析のビジネス構造というか、ビジネスの生態系みたいなのをざっくりわかりやすく教えていただいてもいいですか?
03:13
生態系、そうですね。ビジネスの生態系。
まず、例えばお客さんから要望があってスタートするのか、その要望のレベル感ってどんな感じで来て、それがどういったモネタイズスキームになるのかみたいなところがみんな多分知りたがってると思うんで、一般論で構わないのでざっくり教えてもらえると。
そうですね、弊社のケースでいうと、お客様側からなんとなくこんな課題があるんだけどなんとかならないみたいな、すごいふわふわした話でくることがほとんど。
それに対してこんなことができるんじゃないかっていうちょっとしたタッチボールからスタートして、我々ができることと、あとは我々じゃなくても他の会社ができることもこちらとしてはご提案をして、
そっちのツールを使った方がいい、そっちのソリューションを使った方がいいんじゃないですかってこともたくさんありますし、我々ができることであれば、そこは我々は絶対できますというような形でスタートすることが非常に多いんですね。
あと直近は多分案件とかで、まず可視化、実績データの可視化が入りますので、それをしていった後にもうちょっと深く分析をしていきたい、予測をしていきたいみたいな作成の仕方っていうのは王道としてはありまして、
そこに対して分析の提案をしていくっていう流れが多いかなという気がします。
なるほど、そうすると例えばお客さんが持っているデータをまずは可視化されて、その可視化した中から見えてくる課題みたいなものがあってっていう、そういう感じになるんですかね。
そうですね、理想的にはそうしていきたいんですけど、実際は実装しているとそこまでいかないケースっていうか、そこまで頭が回らないケースってやっぱり多くてですね。
やっぱり見たいもの、こういう目的でこういうものを見たいっていうのを一生懸命作るんですけども、出てきているものをクライアントと一緒に読み込んで、じゃあこういう課題があるからこういうことをやっていきましょうみたいなところまで持っていけるケースっていうのはそんなに多くなくてですね。
我々はそこを持ってやっていきたいっていう思いもあるんですけども、実際にそれをされている方とダッシュボードを作るっていうところの方が部署が違ったりとか、
あるあるですね。
うまく繋がらなかったり、あとは我々がこの提案を上手にできていない部分もあるかなっていう気はしているっていうのは実情ではあります。
なるほど。ただ将来像としてはそういった実際にデータで可視化して分析された課題を抽出するっていう、その先っていうのもやっぱりトゥルースターさんとしては見せてらっしゃるんですかね。
じゃあ実際にこういう、小売さんだったら売り場をこういうふうにしたらいいんじゃないでしょうかみたいなことであったりとか。
おっしゃる通りそこまでもやっていきたいと思っていまして、結局可視化にしてもデータ分析にしてもあくまでビジネスにおいては手段でしかないわけですね。
06:02
ビジネスの課題があってそれを解決するための手段なんです。今ここで終わってしまってるんで、やはりそこではなくてちゃんとクラウントのビジネスの問題を解決するところ、
あとはそれをちゃんとPDCA回してどんどんどんどん良いものをしていくところまでバランスをしていきたいっていう思いがすごく強くありますので、
そこに耐えうる装置を作っていきたいなっていうのが今の状況ですね。
なるほど。これなんかその3段階目のじゃあ実際にそのPDCAを回すとか改善計画を作るみたいなところって一般的に言うとなんか単価のものすごく高いコンサルがやるような仕事なのかなとか思ったりするんですけど、
トゥルースターさんもやっぱりお高いんですか?
それなりに高い方だと思うんですけど、結局ここができないと高い単価も通らない時代にはなっていまして、我々トゥルースターの前からも分析会社にいた時はあるので、
その頃で言うと分析をすること自体がもう目的勝手だったので、ワンショットで分析して予算を取るために使って来年また同じ分析を繰り返して、だからPDCAも回さないんですね。
とにかく一回やっておしまいで満足っていうようなことをずっとやってきたんですけど、もうそれは通用せなくなってきていて、ちゃんと投資に対して効果が出てるのかっていうものを見られる時代なので、
そこがちゃんと出せればなりに高い単価でも通しますし、そこまで見せられないとやっぱりもう難しいとはなってきたかなっていうのは実感として思います。
そういった意味で言うと、何でしょう、そのトゥルースターさんのバリューというか優位性ってどこにあったりするのかっていうのを教えていただけると。
そうですね、我々結構特定のツールに属化して専門性を高めていくところはちょっと得意だったりするので、ずっとタブルを使っていたり、
あとはアルタリクスっていうツール、これも空間向け強いんですけど、そういったツールをゴリゴリ使って、それを使ってらっしゃるお客様で、
やっぱり自分たちだとできないないし、もっといろんなことをしたいっていう課題を抱えてらっしゃるときに、我々が入ってお手伝いさせていただくっていうケースが非常に多いかなと思います。
なるほど。せっかくなんで、惚れ込んだタブローについてタブロー愛を語っていただけると。
タブローってダッシュボード、マーケティングダッシュボードが作れると思うんですけれども、
もともと私はExcelのヘビーユーザーというか、自分よりExcelの数を使いこなせるやついるのかっていうふうに思っているぐらい、2000年代はそういう人間だったんですね。
とにかく関数とかを使いこなして、ものすごい帳表とかをゴリゴリ作って自己満足をしていたわけなんですけど、ただそれってやっぱり運用できない。
できないですね。
誰も読み解けないですし、やっぱりそれじゃダメだよねっていうのもありましたし、2000年代にマーケティングダッシュボードみたいなのが欧米では出てきた頃ではあって、
会社の中で手組みでダッシュボード、アプリケーションとしてダッシュボードを作って、それをお客様に提供することを細々とやってたんですけども、小さい会社だけだったこともあって、
09:00
特定のエンジニアに超俗人化して、ニーズがあるんですけど、その人が動けないので全然スケールしないという状況になっていて、これを何とかしなきゃいけないんだけどなって思ったところにタブローがやってきました。
タブローだと、エクセルのバワーユーザーみたいな人たち、普通にダッシュボード、普通にウェブで展開できちゃう、これ私でもできるの?というふうに思ったのが本当に対象で、
当時ツールさんがエクセルとか使えるメンバーだったらすぐタブロー使いこなして、今までだとある程度デフォート作ったときに、じゃあITに頼んで仕組み化して展開していくみたいなところが、そこを通らなくてよくなってたというのが非常に大きくてですね、これはスケールできるなというふうに思ったのが対象ですね。
それが本当に2013年、14年くらいのことでした。
ちょっとじゃあ話をLBMぽくすると、なんか位置情報回りとかってどんな取り組みをしてらっしゃったりっていうのを教えていただけますか?
そうですね、位置情報に売れたというか、それがデータ分析としてとりあえずこれをやったのが2010年代の12年とか13年くらいから、
お、早いですね。
そうなんですよ。なんですけど、単発で終わるものがすごく多くて、証券の中にお客様がどれぐらいいるのかっていうのを住所からグルーピングして集計して可視化してみたいなことをやったりしてたんですけど、なんかあんまりビジネス化はしなかったっていうのがあります。
ただ、アルタリクスっていう分析ツールを使ったときに、位置情報、例えばポイントとかポリゴンのマッチングとかがもうノーコードで簡単にできちゃうツールだったので、これいろいろできるなっていうふうに思ってですね、
そこもツールを買っていろいろ試して通信会社さんのポイントデータをグルーピングしたりマッチングしたりとかっていうのをやったりですね、いろんなところで使う機会があったんですけど、
それでもマネタイズすごいできたかっていうと全然そんなことはなくて、やっぱり案件自体は少ないので、年に1本2本で結局私含めて同じ年だって、
スケールしないみたいなのが続いてたっていうのがありました。最近はただデータもすごく取れるようになりましたし、その分析ツールとか手法とかもすごく進化してきていると思っているので、
可能性はめちゃくちゃあるなっていうのを思っているんですけれども、ただやっぱりデータが高いので、なかなかですね、お客様からに対してこういうことができますよって話をしても、
我々の費用を乗せる余裕がないというか、データとツールの話をしただけで高すぎって言われたんで、どこに我々入ればいいんでしょうかっていう意味やったら、いい価値かなとは思っています。
いい課題ですね。データが高いっていうのはちょっと。
ただなんかデータを自分たちで、例えばオープンデータを集めて加工して大量にしてやってるんですけれども、そこのコストの高さとかってやってみると本当に大変で、間違いだらけだし、
結局それをちゃんとメンテされてるわけじゃないですか。それを収集、加工して集めて、管理して、共有してとかっていうものすごくコストがかかるわけで、ある程度しょうがないなっていうのは思いつつ、
12:10
ただやっぱり技術の進化でデータの蓄積とか共有とか管理がすごく低コストでできるようになってきてるんで、我々としてはそういうところのお手伝いとかももっとできるかなと思っていて、
要はビジネスユーザーサイドに対してデータ分析してましたっていうところから、データホルダーさんの方のお手伝いという形で、もうちょっと低コストでそういった環境を用意して、
お客様に安価に届ける形でサービス展開できないかっていうのを最近はすごく模索しながらなんですけど、まあ言うほど簡単じゃないかと。
なかなかそのムーアの法則的なものが一条データにおいては出てこないなっていうのは、ちょっと業界としての課題でもあったりはするんですけど、でもそうですね。
なんかそういう管理コストをどうやって下げるかみたいなのが共通課題として全体で取り組んでいってもいいかなと今聞いてて、お叱りを受けたかなと思ってますね。
いやなんかデータを例えば購入しますって時に、じゃあ購入するセグメントを決めて、そのデータもフル内の量なんていうかフルの受け渡しどうしますか、更新データどうしますとかっていうと、めちゃくちゃコストかかるじゃないですか。
そうなんですよね。
誰も幸せにならないでしか言ってない。
そうですね、ちょっとこれは是非データプロバイダーさんには全員に聞いてほしい話だったりはするんですけど。
今やっぱりインフラ側がすごい便利なものがいっぱい出てるんですけど、そういうものを使いやすいというか、それも結局プロバイダーさんがそれを勉強して使えるようになりました。
そこで100時間、200時間かけて勉強して作って、もうそれ1回しか使えないじゃないですか。
動くのに勉強コスト高くついちゃうんですけど、我々みたいな話題だと勉強したことを例えば10社に勉強していくみたいな話題はしやすいんで、そういうポジションを生かして何か貢献できることがあるんじゃないかなっていうのは良いと思います。
なるほど、それもいいですね。そういう形を作れるっていうのを是非ちょっと皆さんに知らしめていって、全体的に。
やっぱり単価で何でしょう、儲かっても仕方がないと思うので、やっぱり相対的に取り扱う件数っていうのをいろんなステークホルダーが増やしていかないということは多分全体的な低下を下げていかないと実現していかないっていうのは、もうちょっと推進していけたらいいかなというのは思いますね。
そうですね、こんな勝手なことばっかり言って。
いえいえ、多分そんな感じでみんな思いを語っていただければ誰かに刺さるんじゃないかと思ってるんですけど。
はい。鶴下さんとしての新しい取り組みみたいなのがあれば是非ご紹介いただければと思いますが。
そうですね、この間川島さんにもコメントいただいたんですけど、今Snowflakeっていうデータプラットフォームを使っていろいろなことをやっていて、そのうちの一つがまさかのお話をしていたオープンデータを加工して使いやすくしたものを無料で共有するみたいなものと、
15:01
あとはそれを使った分析アプリケーションを作ってクラウドで展開するっていうものをやっていて、この間出したのがその逆ジオコーディングのアプリケーションを作って無料で展開するっていうことをやってますので、
そういったものを非常に簡単に外部に展開することっていうのは今できるようになっているので、我々は無料でやっている理由はいろいろあるんですけれども、そういったものをお手伝いさせていただいて、
例えばデータフォルダーがAPIを作って展開しているときに、リユーザーが来たらターバーの負荷が高くて参っちゃうみたいなものが起こるわけですけど、そういうものが起こらないような仕組みが結構出てきているので、
そういうものをちゃんと正しい形で情報発信をするのと、あとそこを我々ご支援できますという形で、もっともっとそういったところで価値を出して、
要は今、せっかく価値のあるデータをいろんな会社さんがお持ちなのに、結局それが限られたユーザーにしか届いていないので、そこをもうちょっと広げて、日本のいろんなビジネスのところで使われるようなところの裏で暗躍したいなと思っています。
いいですね。どんな業種業態とかのお客さんがフルスターさんにご相談すればいいですか。
これは結構幅広く何でもやりますよっていうのをやってきたんですね。タブローとかってあんまり関係ない業種とか業態関係ないと思います。
ただ、それをやってきた結果スケールしないなっていうのはあります。
そうですね、確かに確かに。学習コストが高すぎますからね。
そうなんです。やっぱりデータに関するドメイン知識とか、文字も同じなんですけど、そういうものってやっぱりすごく積み重ねなので、
ある程度限った業界の中でちゃんと腰ついてやる方が、それも活かしてクライアントに提供できる価値となると思っているので、
今、もともとやっぱりマーケティング領域が強かったりとかもあるので、マーケティングの領域で分析、
関連と使った分析とかももっともっとやっていきたいなと思っています。まあ、マーケティング広いんでやるんですけど。
別に業種みたいなのは関わらず、基本的にはマーケティングフォーカスでっていうような?
そうですね。あんまりこだわらずにしたいんですけど、我々はそのフォーカイビューアーという証券分析ツールを出して、もうすぐ壊れちゃったと思うんですけど、
やっぱりクオリタイムとかに向けてやったんですけど、やっぱりものすごいシビアで深い、
値段の問題でも全然思ってもらえなかったというのがあって、厳しい世界を知ったところなんですけど、
ただやっぱりそういうところがエンドの商品にすごい近い領域なので、現実にしたいなっていうのは、
本当にちゃんと価値のあるものをちゃんと資格金額で提供すればいいだけなので、それができていないと価値が出せないだけなんです。
そういったところでももうちょっとやっていきたいんですけど、ただ独立な一社でできることってすごい限られているので、
いろいろなデータプロバイダーさん、ターゲットプロバイダーさんと連携してやっていく前提にはなってくるかなと思っています。
18:00
ありがとうございます。そしたら最後に今後の展望というか、心意気含めてお願いします。
そうですね、あんまりちょっとLBMAのメンバーでいろんなことができていないなっていう状況なので、
それは大丈夫です。
この中で今日お話ししたようなことを言ってるだけじゃなくて、ちゃんとヘッダーとして示しているようにもうちょっと頑張っていきたいなと思っていますし、
加盟の会社さんといろんなところで連携してソリューションを開発するところにも役に立てればなと思っています。
いや別にLBMAのことはいいんで、会社としての今後の方向性みたいなのを語ってもらったほうが。
そうですか。会社としては分析とか可視化ってやってきたんですけど、もうちょっとデータ分析の基盤周りだったり、
あとはアプリケーションをもっとちゃんと作って、ずっと使われるような分析アプリケーションとかをお客様用に作って、
展開できるような組織をこれから作っていこうとしている、まさにそんなタイミングなので、そういった界隈でも存在感出していければなと思っています。
はい、ありがとうございます。
今日はアッテルスターの藤井さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。
はい、どうもありがとうございました。
19:16

コメント

スクロール