2025-09-15 12:57

伊藤 嘉信/ 金子 芳幸 ポールトゥウィン(株)

POIデータ整備のスペシャリスト


本インタビューでは、ゲームデバッグや品質検証、投稿監視を基盤にBPO事業を展開するポールトゥウィンの伊藤氏・金子氏に同社のBPO事業内容や展望について伺いました。札幌拠点を中心にコールセンターやPOI情報収集など幅広い業務を担っています。収集データは顧客ごとに個別納品し二次利用せず、個人情報同等の厳格な管理を行っていること、短期間で100名規模の体制を在宅人材で構築した事例や、今後は位置情報・地図分野での知見を深め、加盟各社へのフィードバックを強化していく方針などをお話頂きました。


登壇者:

ポールトゥウィン株式会社

カスタマーエクスペリエンス事業部

モニタリングサービスグループ

グループマネージャー

伊藤 嘉信


ポールトゥウィン株式会社

営業本部

QAソリューション・CX営業部

シニアスペシャリスト

金子 芳幸

サマリー

ポールトゥウィンの伊藤さんと金子さんは、同社のBPOビジネスやゲームデバッグ業務について詳しく紹介しています。特に、位置情報データの収集やその管理方法についての説明があり、業界の現状と今後の展望についても語られています。ポールトゥウィン(株)は、顧客ごとにカスタマイズされたサービスを提供し、投稿監視やPOIデータの管理において日々変わるトレンドに対応しています。今後も新しい取り組みへの迅速な対応を目指す姿勢が語られています。

ポールトゥウィンの紹介
Location Weekly Japan です。今週は、ポールトゥウィンの伊藤さんと金子さんにお越しいただきました。お二人、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
じゃあ、早速会社紹介と自己紹介をお願いします。
はい、私、ポールトゥウィンの伊藤と申します。弊社の説明を簡単にさせていただきますと、弊社はもともとゲームのデバッグをやっていた会社、ポールトゥウィンという会社と、
あとはインターネット上の投稿監視ですとか、風評調査を行っていたポールトゥウィンという会社を含めまして、3社が合併しまして、今のポールトゥウィンという会社になっております。
主にBPOビジネスを展開しておりまして、お客様のサービス運営を広報から支援する業務を行っております。私は事業部で責任者をしております。伊藤と申します。よろしくお願いいたします。
私はポールトゥウィン営業の金子と申します。私は営業部に所属をしていまして、いくつかのお客様、小取久貴様の担当をさせていただいているという形でございます。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。ちょっとせっかくなんで、BPOって何ですかっていうところを、みんななんとなく使ってるけど、ちょっと本質的に分かってないんじゃないかなと、私も含めてなので、ちょっとそれを教えてもらってもいいですかね。
略称としてはビジネスプロセスアウトソーシングの略称になっています。前回浜松町で行われたこの団体の展示会にも私参加させていただいて、そこでいくつかのお客様にお話ししたんですけれども、我々がBPOと言ってもなかなか寸前に伝わらなかったということもあったので、改めてお話しさせていただきますと、
いろいろな各社様でサービス運用されていらっしゃって、そこで一手で運用しなければいけない、例えばメール、電話、チャットでお客様対応をするですとか、コンテンツを運用するにあたって何かしら編集、入稿、そういった作業が必要、今バックオフィス側の作業もそうですし、そういった諸々の運用を企業様に代わって代行させていただくというものがBPO事業になっています。
BPO事業自体ってやっぱりだいぶ伸びているんですかね、全体としては、御社のみならずだと思うんですけれども。
そうですね。弊社の俗に強豪と言われる企業がいくつもたくさんあって、私は都内に在籍しているんですけど伊東が札幌です。
札幌の駅前の周辺にもそのBPO事業を行っている会社が無数に存在しているというような状態です。ですので、そういった運用方法支援をするベンダーもたくさんおりますし、お仕事自体はどんどん増えてはいっているという形でございます。
やっぱりあれですかね、各企業で人が足りなくなっている。自社で全部やるっていうところから、2024年の労働者不足問題とかも含めて、そういったアウトソースをしていきましょうっていうところが強いって感じなんですかね。
そうですね。やはり自社で全てを叶うというのがなかなか大変だったり、短期間で必要な時だけ必要な人数が欲しい、リソースが欲しいというお客様がやはり重要がありますので、そちらの関係で弊社にご相談をいただいたり、他のベンダーに相談をしているというケースが多いのではないかなというふうに考えております。
なぜ札幌なんでしょう。
そうですね。弊社はもともと東京でスタートをしまして、その後に札幌のセンターと岐阜のセンターを立ち上げているんですが、札幌はやはり人口も多いというところと、あと弊社の前にすでに大手のコールセンターがいくつも札幌に入っていたものですので、人を雇いやすい環境があったというところで、札幌にセンターを立ち上げたということで伺っております。
伊藤さんは札幌に移住されたんですか。
私はもともと現地採用で札幌で移住されて、今でも札幌におります。
じゃあポールトウィンズさんのBPO事業というか詳しいお話をお聞きください。
弊社では主に先ほどもお話ししました通りゲームのデバッグですとか、品質検証ですとか、あとはコールセンターですとかも行っております。
お客様からこういったこともできないかという相談ベースでのお問い合わせが結構あるものですので、その中で例えばインターネット上の掲示板の投稿監視から始まりまして、バックオフィス系のお仕事、今ではPOIのデータ収集なども行っているような形になっております。
POIのデータ収集に関しましては主に施設ですとか店舗さんですとか、そういったところのサービス内容を家電やオンライン上の情報を通じて調査の方をしてお客様に納品をするような形になっております。
POIっていうと具体的にどういった情報を集められている実績とか、お話しできる範囲でシェアしていただけたりしますかね。
そうですね。やはり緯度、経度の情報、あとは店舗さんの営業時間ですとか、定休日ですとか、そういったものっていうのがかなりのスピード感で変更になりますので、そういった情報の鮮度を保つための情報収集ですとか、開店ですとか移転、営業時間の変更などの情報を始めとしまして、ちょっと変わったところですと、収集したそういった店舗さんですとか施設の情報をユーザビリティを向上するためにいくつかのジャンルに振り分けるようなカテゴリー整備ですとか、
位置情報の取り扱い
そういった情報を取り扱っております。
店舗情報、例えばじゃあそれがレストランだとしましょうと。
はい。
例えば札幌市にあるレストランの開店時間とかそういうの全部集めるも一つですし、それが変わっていくので、その情報をアップデートしていくっていうことって、どうやってやってるんですかというか、人力でやってらっしゃるんですかね。クローリングを駆使してとかなんか。
一部ではクローリングなども行っているんですが、今弊社では主に人の手というところ、人の判断というところを特に重視しているところがありますので、データの信頼性を担保するために人を多く使ってやっております。
全国でこういった業務で約150名のスタッフがこういった位置情報ですとか、そういったものの店舗情報を調査するのに従事しております。
例えばそれってA社がそういう情報が欲しいからって言って御社に依頼をしたとしても、たぶんB社も同じ情報を欲しいんじゃないかと思うんですけれども、そういうのってどうされるんですかね。
このこういう情報、例えば札幌のレストラン情報もA社の依頼でA社のお金で作ったからB社には出さないとか、そういう塩梅ってどうされるんですか。
そうですね。原則といたしまして情報の流用というのはしておらず、弊社の場合ですとそのお客様にあったサービスをその都度構築して、そのデータはすべてお客様に納品して、納品後は弊社の中でデータを持たないようにしておりますので、すべて個別に対応するような形になっております。
なるほど。じゃあそのデータ自体の所有権っていうのもA社さんにも移ってしまっているので、御社が二次利用するみたいなところはないんですかね。
はい、そういうことでございます。
この点結構、位置情報とか地図情報も個人情報として取り扱える需要のケースも増えてきていると思っています。ですので、弊社側はその情報の取り扱いには、ご依頼いただく際のその条件にもよる形にはなりますが、基本的にはその個人情報と同等という扱いをさせていただいているということもございます。
なるほど。ありがとうございます。
オールトゥウィンサーって話全然変わりますけど、社名の由来はF1ですか。
はい、創業者のものがそういったものが好きでして、冒頭伊藤が3社が合併したという話をしましたが、もう1社、私も伊藤も合併前はピットクルーという会社に所属をしていました。
どちらもそういったレース系の社名を好んで付けているという形です。
私も昔ゲームをやっていたので、ゲームの授業をやっていたので、オールトゥウィンサーにお世話になったこともデバッグというところではあったかなと思います。
そこは多分変わらず、ゲーム系のデバッグというのはすごい大変だし、オールトゥウィンサーのような専門業者でないともう無理だなというのも実なんですけれども、やっぱり投稿監視とかって結構すごいんですか?大変ですか?
カスタマイズされたサービスの重要性
そうですね。投稿監視の場合ですと、一般的な工場領属ですとか、モラルですとか、そういった部分だけではなくて、サイト運営者様のガイドラインですとか、ご意向に沿った対応をしなくてはいけませんので、一口に投稿監視といっても監視対象が異なることによって、全て判断基準というのが変わりますので、なかなかそこを覚えるというのが難しいところになってくるかなと思っております。
また弊社の場合ですと、大体の業務がお客様一社一社に合わせたような形でカスタマイズの方をしておりますので、例えば監視、例えば空表調査ですとか、そういったものにひとくくりにしましても、中身は全然違うものということが多くなっております。
それもやっぱりそのソーシャルネットにおける行動、人々の行動というのがやっぱり日々変わっているじゃないですか、この20年ぐらい見ても、やっぱりどんどん変わっているなと。昔はメールとかだけだったのに、Twitter、今Xになってとか、いろんなソーシャルメディアが出てきてという中で、そういった形を変えていくというのも御社としても常にアップデートされているとか、そんなイメージなんですかね。
そうですね。やはりその時流行するものですとか、あとは社会的な常識ですとか、そういったものも変わってきますので、都度それをアップデートしていきながら、お客様もそういった現在のトレンドですとか、そういったものを知りたがりますので、弊社の方からそういった部分はフィードバックできるように心がけております。
今回LPMAとしてインタビューさせていただいているので、一時予報関連とか、御社としてはそのPOIデータのBPOというか、あれですね、アルファベットばっかりでしゃべっていますけれども、POI、Point of Interestですね。
なんかこの業務を行っている中ですごい苦労した点みたいなことが、ちょっと笑い話的に支配していただければぜひお願いします。
業務上というよりかは、とある取引先様から1ヶ月後に100人用意してくれって言われたことがあったんですね。
で、弊社としては大変ありがたいお話。で、なんとか実現したい。で、どうやって実現しようかって私と伊藤とで相談をして、で、人を確保しなければいけないっていうところもありますし、じゃあ場所を確保しなきゃいけないっていうところで、ここで解決をしたのが在宅のスタッフさんを使うっていう手でした。
で、100人を新規で採用するためには結構な人数の面接をしなければいけない。それは面接する部隊は別でいて、100人以上の人を面接をして、雇用をして、採用をして、で、1ヶ月後になんとか間に合わせたっていうのが直近ここ2、3年では一番大きかったかなと思います。
ちなみに弊社の業務に関して言うと、コロナ以前と以降ってやっぱりだいぶ変わったんですかね、お客さんの観点というふうにも含めて。
お仕事的には多分あまり変わりがないのかなと思ってます。ちょうどその時オリンピックをやるやらないで、オリンピックの仕事が1年延期されたらとか。
弊社はいくつかオリンピックのお仕事があったんですけど、っていうのはありましたが、基本的に弊社扱っているのがウェブサービスになりますので、従来からウェブサービスのお仕事はありましたし、じゃあそれがコロナで急拡大したかというと、そうでもないかなと思っていますので、あまりコロナ影響なく毎年毎年新しいお客様側で新しいサービスを作られて運用を開始されて、それに伴って弊社側のお仕事も徐々に増えていっているというような状態になっています。
今後の事業展望
おだしょー ありがとうございます。
続きましては最後に今後のお社の事業の展望をお話しお願いします。
おだしょー こちらの団体に加盟させていただいたのも、もともとPOI、ポイントオブインターレストのデータ整備のお仕事をよくやっていたということと、こういった地図情報位置情報を扱っていらっしゃる企業様のソフトウェアテスト、開発の支援ですね、っていうところもいくつか対応させていただいている企業様もいらっしゃいます。
こういったものをそれぞれ別々で運用していました。それぞれ業界で抱えているお悩みですとか、今後の展望ですとか、新しい取り組み等も多分これからもどんどん出てくると思っています。
そういうものの情報を弊社側も会社としていち早く吸収して、中身を知っていって、そこに対応できるような新しい取り組みに対してもすぐに弊社側で対応ができるような知見を広めていって、それを加盟されていらっしゃる企業様に何とかフィードバックができればなというふうに思っております。
ありがとうございます。
じゃあ今日はオールグリーンの伊藤さんと金子さんにお話を伺いました。お二人どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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