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  2. #106 視野と深度(解像度)
2024-11-08 20:58

#106 視野と深度(解像度)

一つの物事を見て、どれだけの角度で認識できるか、どれだけ深掘りできるか、というのが考察力かなと思っていて、デザイナーは特にそういった視野の広さは武器になるのではと思った次第です。合間に雑談あり。

サマリー

視野の広さと深さについて、自動販売機を題材にしながら考察が行われます。デザインや内部仕組み、冷却機能など多様な観点から分析されることが特徴です。視野の深さや解像度を高めることが、様々な仕事や生活において柔軟性を持つために重要であると強調されます。このエピソードでは、視野の広さと深度の重要性が語られ、特に経験からの学びがどのように視野を広げるかに焦点が当てられます。また、心の柔軟性や情報の取得方法が人生に豊かさをもたらすことについても触れられています。

視野と深度の重要性
こんにちは、シロクロの伊藤です。
ポッドキャスト106回目、今回は視野について話したいと思います。
今日は2024年11月上旬です。
よろしくお願いします。
今回は視野について、視野と深度とか解像度とか、そういったところの話ができればと思います。
視座はちょっと、結局は視野の話になるのでちょっと置いておいて。
まず視野の広さ、どれだけの角度からいろんなものごと見れるかというところ。
かつ、それぞれの角度から1個1個どれだけ深掘りできるかというのが、
解像度とか深度とか、そういう言葉で言い合わせるかなと思っていて、
なので視野と深度、どれだけ広く見れて、かつ1個1個が深く見れるかどうか。
その辺ひっくるめて考察力になるのかなと思います。
例えば、さっき思いついたのが自動販売機、飲料水の自動販売機。
なんかあれは結構面白い題材、そういう考察っていう意味では面白い題材だなと思っていて、
じゃあ自動販売機ってどれだけ考察ができるかっていろんな人にさせると面白そうだなと思って、
じゃあちょっと自分でさっきやってみたんですけど、自動販売機の考察。
例えばそうですね、見た目、デザイナーなんで一応見た目の話。
自動販売機、筐体のデザインについて、
要はどの色が一番目立つのか売り上げがいいのかといった考察の話。
でもメーカーによって基本の色っていうのが決まってそうだし、
コカ・コーラ社だったら赤だろうし、サントリー、サントリーなんか青っぽいイメージ、
あれ違うか、とかそういう見た目の話。
色で言うと例えば地域、観光地とかだとね、景観を守るために地味な色、
茶色とかにしないといけないとかいうのもあるし。
あと自動販売機のお金回りの話。
オーナー性になると思うんですけど、
どのぐらいの売り上げの何%がオーナーに入るのかといった話。
多分そんなにビビたるもんなんだろうけど。
あとは自動販売機の商品のラインナップは自分でオーナーが選べるのか、
もしくは多分お任せとかがありそうだろうけど。
補充とかはメーカーの人がよく街で目にしますけどね、回っていますよね。
あとは何でしょう。
あとその内部の仕組み、コンピューター?
またそのあたりどうなっているのか。
ちょっとハード太いから何ともわかんないんだけど。
そこらへんが今みたいに視野として含まれるけどめっちゃ浅いみたいなところもあるだろうし。
あとたまにあるルーレットというか抽選があるじゃないですか。
1回買ったら数字の…大体数字の4桁で9998とか。
あれの抽選確率とかどうなってるんだろうとか。
一個一個の筐体によって設定できるのかとか。
でもあれも多分確率っていうよりかは、
要はUFOキャッチャーと一緒でいくら入れたら…
UFOキャッチャーも俺の勝手なイメージだけど。
いくら入れたら1本あたりのフラグが立つとか。
多分そういう仕組みになってるんじゃなかろうか。
あとそういう意味でいくと、
コンピューター何かしらの制御をしている割には、
パソコンとか他のソフトウェアとか家電製品とかに比べて、
不具合ってあんま起きてないよねっていう。
パソコンだとすぐ再起動しなきゃとか、
家電とかでもいきなり壊れたみたいなのが発生。
少なくとも自分の自動販売機が故障しているとか、
いつの間にか使われてないやつともかくとして、
普段使ってるのであれ動かないみたいなのって体験したことないので。
でも日頃補充してメンテナンスしてるからっていうのもあるのかね。
あとは最近見なくなったけど、
一時期災害対応の自動販売機とか見たことがあって、
地震とかあったときに多分何かしらの、ちょっと記憶いないけど、
すると緊急時に使えるとかねっていうふうに、
いろんな見た目の話だったり、
お金回りの話だったり、内部の動きの話だったりとか、
っていうふうに見れて、
それが視野の広さ、狭さだったりするんですけど、
さっき自分でそんなふうにやって、
他に自分が思いつかなかったことをちょっと探してみたら、
めっちゃ根本的なやつが抜けていて、
冷却機能とか保温機能とか全然頭には思い浮かばなくて、
調べたら面白いのがあったんですけど、
冷却機能だとピークカット機能っていうのがあって、
ピークカット機能とは13時から16時の間だけ、
自動販売機の冷却をストップさせる機能のこと。
そのため午前中にしっかりと冷やしておくことで、
省エネ効果が得られますとか、
そういうふうに単純に冷却機能、
冷蔵庫的なニュアンスなのかなと思わせつつ、
そういった機能もあったりして、省エネ機能がね。
例えばそれ以外だと、これも後で調べたけど、
自動販売機の歴史についてとか、
これも一切頭に思い浮かばなかった。
いつからこういう機械ができたのか、
どこで生まれたのか、そういう話。
で、何だろう。
自動販売機に対してどれだけ考察ができるかっていうことで、
お題があったとして、
自動販売機の歴史いつからとかは知らなくても、
自動販売機の歴史についてっていうのが思いつかない時点で、
その分視野が狭いというか、見えていなかったところ、
そのさっきの冷却機能に関しても。
そこが自分が見えている世界の狭さであり広さであるのかなと思っていて、
そういう意味でいくと、視野の深度、解像度、
どれだけ深く考察できるかっていうのは、
知識の取り入れ方
視野の広ささえあれば、いくらでも後で調べようがあるので、
やっぱり見えている範囲が広い方が一般的には良いのかなという気がしていて、
というか視野が広いとどうかっていうと、
いろんな仕事だったり生活において、
無いよりあったほうが柔軟性があって生きられるような気がする。
ちょっとこれは後で話すとして、
デザイナーは結構重要なスキルというかじゃなかろうかと思っていて、
何かしら自分で一般、媒体ともかくとしてデザインしたり、もしくはレビューしたりする時にも、
こういうシチュエーションでこういう人が見た時にどう思われるかとか、
いろんな視点がないとこういうケースで抜けがあるね、落ち度があるね、
こういうケースが一番メインターゲットだからここは切り捨てていいとか、
どれだけ広く考えれるかっていうので、
やっぱり完成度というか最終的な効果っていうのは影響がある気がするので、
デザイナーという職種においては結構クリティカルな能力じゃなかろうかと思っています。
じゃあどうやってその視野が広くなるかっていうと、
一つはやっぱり本を読んだり人の話を聞いたりっていうのが一番大きい気はするし、
あともう一つは自分を過信しないことというか、
自分が見えているものが全てだと思わないこと、
まだ足りてないよねって思っておかないと気づきにくいし、
自分は視野が広い、自分は賢いと思っていると多分それ以上の物事が見えてこない。
仮に多分そういう時って話を聞いても頭に入らないんですよね。
そういう情報のインプットの話でいくと、ちょっと違う話だけど、
ある程度大人になってくると今までの吸収してきた知識で物事を判断しようとする。
嫌いがあって、例えば僕だと、
10代、20代の頃に読んだ東アジアとか、日中間、日米間の問題とか西洋政治周り、
その当時の知識のみで生きているので、
そこへ培った知識で現代の動向っていうのを判断しちゃう不思議があって、
多分これが本当に良くなって、
そうすると要はトランプが大統領にもう一回なったとて、
今までの自分の知識で判断するから、結局これこれこうこうなるよね、
っていう最新の現状に合わせた愛用力っていうのが、
なかなかちょっと難しい気がしていて、
プラスそういうふうにある程度、一つの解を持った時に、
日本と東アジアと中国との関係性で自分なりの解釈をしてしまったら、
その後どれだけ本を読んだりしたのか、
自分の解釈に近づけるようなものしか吸収しなかったり、
結局自分の解釈と繋がるよねっていうふうな解釈をしがちで、
なかなかこう、改善されない。
それがさっき自分で言ってた、自分で答えをそこで持っちゃうと、
なかなかこうアップデートされにくいよねっていうところで、
だから普段本読んだりとか新聞読んだりとかするのと、
例えばYouTubeだったりとかインターネットのちょっとアレな記事とかも、
やっぱり本とYouTube、SNSとかって全然裏付けの度合いが違うので、
逆にそういったものも裏付けがない状態で得ると、
本とかどうかはともかくとしてっていう意味では新鮮さはあるし、
視野の広がりと仕事
そこで全然違う解釈の話とかも得られるので、
本プラスそういうカジュアルな知識っていうのも有効なんじゃなかろうかと最近思います。
あと若い頃にどんだけ人の話を聞けるかっていう。
これもね、デザイナーっていう仕事をしているといろんな業種でいろんな話を聞けるので、
仕事によってどれだけ社会に触れるかっていうのはやっぱり違う。
そのよしよしでは全然ないんだけど、
昔僕がバイトしていて一番過去最高に辛かった仕事っていうのが、
郵便局のお正月限定の年末年始か。
年賀状の仕分けの仕事。
あれが最高にきつくて、たった1週間ぐらいだったんだけど、
基本年賀状がでっかい機械で流れて勝手に郵便番号で仕分けされるんだけど、
その機械を見守る仕事があって、
やっぱり紙で、ああいう機械で動くから、
数字を認識できなくてペッペッペッってはみ出す紙をまた別に持っていったり、
それぞれ紙が詰まったりしてもう一回動かしたりっていう仕事とそれをやりつつ、
あともう一個がコンピューター、機械で仕分けできなかった郵便番号を
手で自分で170003とかの数値を見て棚に入れていく、振り分けていくっていう仕事があって、
あれがもう過去最高にきつくて、時間が…単調作業がゆえ、時間が全然経たない。
飲食店でもある程度自分がこの飲食店に慣れると、
あ、全然時間経たないってなってきつい時間なんですけど、
それの数百倍きつかった郵便局の仕事は本当に単調も単調すぎて、
何の話だっけ?
それはそれでもちろん大事な仕事なんだけど、
同じことだけをやる仕事っていうのもやっぱり世の中には存在していて、
そういうふうなのが日常だと視野っていうのはなかなか広がりにくい。
人の話とか全然発生しないし、新しい視点でいう余地もない仕事なので、
だからああいう仕事は休憩がすごい多かったんですよね。
1時間20分休憩はもちろんあるけど、2時間か3時間やったら30分休憩とか、
4時間5時間経ったらかなり45分休憩とか挟んでたけど、
でも確かにあの休憩挟まないと相当疲労が慣れる人もいるんだろうし、
あれが向いてるっていう人もいるんだろうけど、また脱線するけど、
唯一自分が今こういうデザインとかインターネットとかマーケティングとかの仕事をしていて良かったなと思うのは、
そういうアルバイトを経験しているのがために時間が経たない仕事って相当しんどいなと思っていて、
僕らの仕事基本時間が足りないっていう認識で急げ急げってやってるんだけど、
逆にいつまで経っても時間が経たない仕事を選んでいたら、それはやっぱりきついだろうし仕事行きたくないって思うだろうなと思っていて、
飲食店にしてもバイトだとそういう風になるけど、それが自分がオーナーだったら全然感覚違うだろうしね。
だから大半の仕事…どうなんだろうね。仕事行きたくないとかいう人はひょっとしたらそういう感覚なのかなと思った次第です。
ちょっと話だいぶずれたけど。
なのでそういう仕事によってはその視野の広さが役に立つというか、むしろそれがないと成り立たなかったりもするだろうし、
仕事以外の面においてもやっぱり生活だったり人付き合いだったり、視野が広い方が多分豊かになるんじゃなかろうかと思っていて、
なんかあと脱線ばっかりだな今日。
知識のトレーニング
要は大人になると体のためにランニングしたりトレーニングをする人がまあまあいるじゃないですか。
トレーニングって究極的には自分の生命のためだったり健康のためだったり生活のために毎日の体のトレーニングをするんだけど、
それと同じ意味合いで頭のトレーニングも多分必要で、
折り固まった思考にならないために本を読んで人の話を聞いて人と話してアウトプットするようなトレーニングをする。
で、心が豊かになるっていう気がしていますよ。
なので体も、言うて結局体の方が大事な気がするんだけど物理的にね、フィジカルだからね。
でも頭もきちんと柔軟性を持っておかないと、やっぱ多分人生つまんなくなる。
いや違う、ごめん今のは言い過ぎだね。
より豊かに、単調で全然人から見たら何それっていうような生活だとしても、本人が楽しければそれがそれでいいわけなので、
そこ自体に否定はしたくないのでそれはいいとして、
より豊かに色んな物事を楽しめて、色々こういう色んな視点で物事を見れて考えれてっていう方が、
個人的には豊かである豊かな生活だろうなと思うので、そういった意味でも色んな視点で見ないといけない。
自分にとってのトレーニングの一つはこのポッドキャストだったりするんだけど、
でもやっぱり一人で話しているとそういう意味でいくとかなりもったいない限界があるので、
色んな人とたまには話した方がいい気がしますよね。
なので話して本読んで、たまにYouTubeとSNSで雑な情報も得て、
頭を常に柔らかくしていくと良いんじゃないでしょうか。
特にデザイナーはね。
意外に話せた。
というところで今回は視野の話でした。
じゃあ今日はこれで終わろうと思います。
ありがとうございました。また次回。さようなら。
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