2025-08-07 18:27

EP691 【ADHD】なぜ昔は発達障害が存在しなかったのか?【ASD】

元動画:https://www.youtube.com/watch?v=gmyleWzvCn0

サマリー

発達障害は古代には概念がなく、もし存在していても特に困ることはなかったと考えられています。近代以降、産業革命を経て、発達障害のある人々が社会で困難を抱えるようになり、その支援が求められるようになっていきました。現代社会において、発達障害のある人々が生きづらい理由を資本主義や社会の価値観に関連づけて考察しています。また、職人やブルーカラーの仕事の重要性を認識し、学歴や市場主義の見直しが必要であると提言しています。

発達障害の概念の歴史
はい、こんにちは。今回なんですけれども、なぜ昔は発達障害が存在しなかったのかというテーマで、僕の意見をお話しさせていただこうと思うんですが
昔、発達障害は存在しなかったっていうか、存在はしていたと思うんですよ。
例えばね、極端な話、石器時代とか縄文時代の生きている人たちに、今の診断基準に当てはめると
ADHDとかASDとかLDとかっていう風に診断に至るっていう人は、大昔でもいたと思うんですが
僕が言いたいのはですね、昔は発達障害っていう概念すらなかったっていうことです。
その発達障害っていう概念ができたのは、もう最近なんですよね。
1943年にアメリカの精神科医のカナーという人が、早期幼児自閉症を初めて報告して
1944年にオーストリアのアスペルガーっていう人が、後にアスペルガー症候群となる概念を発表したと。
1960年から70年代にかけて、自閉症、注意欠陥、障害、ADDという言葉が徐々に医学界で普及していって
1980年にアメリカ精神医学会が自閉症、ADD、後のADHDを正式に精神疾患として分類したと。
2000年代以降、発達障害っていう総称が日本でも広まってきて、教育とか医療の現場に定着していって
2005年に日本で発達障害者支援法施行ということで、行政的にも正式な支援対象になったということで、発達障害という概念自体が本当に
現代社会における発達障害の影響
最近のものなんですよ、ということが言いたいわけでございます。なので発達障害の診断に当てはまる人はいたんだけど
概念がなかったというのは、結局大昔だったら発達障害の人がいても特別困らなかったと思うんですよ。
石器時代とか縄文時代だったら基本人間、集落で生活して狩猟採集をしていたと。肉体労働がメインなんですよね。
言語はあったとして、会話するわけなんですけれど、普段の日常生活が今と比べると圧倒的に単純作業なんですよね。
仮に今の診断基準でADHD当てはまる人がいたとしても、そんなに困らないということなんですよ。
この現代の世の中というのは、多くの人たちが組織の中で働いている、会社員として働いているという人が多いわけですよね。
会社の中で会社員として働く場合って、本当に様々なスキルが必要になるわけですよ。
まずコミュニケーション能力すごく大事ですよね。同僚と接するとか、上司とか部下と接するとか、
あと営業をする人だったら営業の相手と接するという形で、学校の中でも同級生とか先輩後輩と接するとか先生と接するとか、
その相手に合わせて適切なコミュニケーションを取らないといけないわけであって、
あと会社員だったら、当然文章を書けないといけないですよね。レポート出したりとか、プレゼンテーションの資料を作って配ったりとか、
あとパソコンを使えないといけないですよね。コンピューターを使えないといけない。計算もできないといけないし、様々な社会人として経済のこととか勉強しないといけないし、
発達障害だとそういった能力に差があるんですよね。ある能力はすごく長けてるんだけど、ある能力が全然できないとかってなると、会社員として働くには、
さっき話した能力がまんべんなくある程度できないと生きづらいわけですよ。ついていけなくなったりとかして、そうすると精神を病んでしまうと。
精神科受診すると、うつ病とかうつとか診断されることもあるし、家庭で発達障害ってことがわかって診断下るとかそういうこともあるわけであって、
要するに現代の世の中って、一人前の社会人じゃないといけないですよみたいな風潮なわけですよ。
学校教育、小学校中学校の義務教育からしてみても、一人前の会社員になるための教育なんですよ。
職業って本来いろいろあるわけであって、職人さんとか料理人とか研究者とかあるわけなんだけど、
ある職業、例えばYouTuberとかだったら、会社員としての能力全部備わってなくても、YouTuberとしての能力が備わってれば結構活躍できたりとかするわけであって、
結構ね、僕の知り合いのYouTuberとかでもね、発達障害の人すごく多いですね。
むしろ発達障害だからYouTuberとして成功してると思うんですよ。YouTuberとしての能力がすごく高けていて、ガーンと。
だから普通の人にはできない能力を持ってて、たまたまYouTuberやって成功するっていう人が多いんですよ。
だけどね、そういう人でもすごい時間にルーズだったりとか、ちょっとコミュニケーション能力がですね、ちょっと欠けてる部分があったりとかですね、
そういうところもあるわけであって、会社員としてだったらうまくやっていけないけど、YouTuberとして成功したとかね、そういう人いっぱいいるわけですよ。
なので、発達障害でもね、現代の世の中で活躍してる人っていっぱいいるんですよ。
会社員としてはダメなんだけど、もし会社員やってたらダメなんだけど、この職業だから成功してるって人いっぱいいるんですよ。
例えば医者ですよね。特に大学病院の中で働いてるとね、上に行けば行くだけ発達障害の人が多くなるんですよ。確率が高くなるんですよね。
例えば教授、医学部の教授ってね、なんかね、ASDっぽい人すごく多いですよね。
それはインパクトファクターをためて論文を書いて研究をやったりとか、手術して、
普通の人が、他の人たちがやってないことをですね、業績を作って、教授選で選ばれてっていう流れになるとですね、
やっぱり発達障害の人の方が教授になったりとかするんですよ。特に研究者、医者以外でもね、医学以外でも様々な研究者って、
研究の能力がすごく長けてると。なので、ガーッと研究室にね、引きこもって、すごい集中力で何日間も何日間もね、家に帰らないで研究ばっかりやって、それも楽しくて楽しくてしょうがなくて、
で、結果出すっていう人、やっぱりね、発達障害の傾向は強い人多いんですよ。まあASDの傾向がある人が多いんですけど、
発達障害ってさ、もうASD、ADHDってもう綺麗に分かれるわけじゃなくて、だいたいどっちの要素も複雑に絡んでて、ASDなんだけどADHDの要素もあるっていう人いっぱいいるわけであって、
だから大学の教授でね、ASDっぽいんだけどADHDの要素もあるっていう感じの人ね、いっぱいいましたよね。
あと職人さんとかね、船大工とかさ、一つのことをひたすらやり続けてハイレベルな結果を出すと、すごい職人技ってね、やっぱり集中力も大事だし、一つのことをずっと追求してやり続けるっていうのは、まあASDの人とか向いてるんですよね。
あとはラーメン屋さんとかさ、うどん屋さんとか、最近は少ないかもわかんないけど、昔すごい頑固なラーメン屋の親父とか、うどん屋の親父とか、頑固親父っていたじゃないですか。
まあ今考えればね、すごいASDなんだなーってね、融通効かなくて、こうじゃないとダメなんだーって、だけどラーメンめちゃくちゃ美味しいとかね、そういう人もいたわけであって、
そういう人たちって普通に会社員として働くと、結構ダメだったりとかすると思うんですよ。ちょっと時間にルーズだったりとか、コミュニケーション能力ちょっと欠けてたりとか、すると思うんですよね。
なので、現代だから発達障害っていう概念が確立して、会社員として働くとね、困るんですよね。
精神が病んでしまうから、そういう人たち助けないといけませんよと。発達障害の薬も開発されて、精神科受診するとそれが処方されたりっていう、そういう世の中になりましたよと。
なので、昔は発達障害でも今ほど困らなかったんですよね。じゃあ、いつから発達障害の人たちはこの世の中で困るようになったのかっていうと、僕はね、やっぱり産業革命の頃からだと思うんですよね。
ヨーロッパの産業革命にせよ、あと日本、明治維新からのその日本の産業革命、そのあたりから徐々に徐々に発達障害の毛がある人たちが困るような世の中になっていったと思うんですよね。
産業革命の前、例えばヨーロッパでも多くの人は農業に従事したりとか職人さんをやってて、個人レベルで仕事してたっていう人が多かったと思うんですよね。
発達障害と職業の関連
職人さんにしてもね、家の中でやるわけですよ。家業でそれを継いで、別に朝決まった時間に出勤して大勢の中で仕事してとかなくて、個人レベルで仕事してたと。
だからそういう人たちって、別に発達障害でも困らなかったと思うし、むしろちょっと発達障害入っててASDっぽい人の方が向いてるような仕事だったりとかしたと思うんですよね。
それが産業革命が起きて、巨大な資本を持っている資本家が工場を建てて、大量の労働者を雇って機械を使って生産性を上げて物を生産するっていう世の中になったわけですよね。
だから今まで田舎で職人やってた、農業やってたっていう人たちが都会に来て、みんなと同じように朝出勤して工場で働いて、っていうことを朝から晩まで繰り返すっていう世の中になったんですよね。
それが現代では会社員っていう形で、資本家が会社を作って会社員を雇ってっていう感じ、集団生活をすると、みんなが同じように規則正しい仕事をするっていう世の中になったわけですよね。
なのでそうすると、やっぱり会社員として必要な能力、これはもう生産性が上がれば上がるだけ発達障害の人たちは生きづらくなると思うんですよ。
っていうのはDX化すればそれだけみんなコンピューター使えないといけないわけなんだけど、やっぱりコンピューター使えないとか計算ができないっていう人たちが生きづらい、取り残されてしまって精神病んでしまって、発達障害だっていうことがわかるっていうことになるんですよね。
なので現代って、高校出て、大学出て、一流の企業に就職する、ホワイトカラーとして働く、これが勝ち組みたいな風潮あるじゃないですか。
これが問題だと思うんですよ。この風潮のせいで余計に発達障害の人たちが生きづらい世の中になっていて、これは今後どんどん加速します。
やっぱり企業っていうのは生産性を上げるために機械化したりとか複雑な作業になっていて、やっぱり会社員として働いてる人でも高度経済成長期に働いてた人、やっぱり今より労働時間長かったと思うんですけど、
今と比べると、会社員としての仕事も単純だったと思うんですよね。やりがいも感じたと思うんだけど、今やっぱり生産性がどんどん上がっていって複雑化して、たくさん書類作らないといけないしコンピューターもやらないといけないから、発達障害の人たちが生きづらくなると。
今、ホワイトカラーが勝ち組で、ブルーカラーは負け組みたいな風潮があるじゃないですか。これが本当によろしくないと思うんですよね。
職人さんとか、肉体労働をやるとか、そういう人たちでも、昔って自分でプライドを持って仕事してたんですよ。別に負け組とかそういう概念なかったから。
ブルーカラーの人、肉体労働、職人さん。僕も普通に今でもリスペクトしてるし、僕が子供の頃でも職人さんとか、肉体労働、ブルーカラーの人たち、心の底からリスペクトしてるんですよ。
だってそういう人たちが日本で働いてくださってるから、日本の社会がうまく回ってるわけじゃないですか。絶対に必要不可欠な仕事なんですよ。
だけどやっぱり今、みんな若い人たちそういう仕事つきたくなくて、会社の中で働く、椅子に座ってデスクワークするホワイトカラーで働きたいと。それが勝ち組だって思っちゃってるので、
余計に本来だったらブルーカラーとか、職人さんの仕事が向いている人でも、そういった人たちでもホワイトカラーの仕事を選んで会社員として働くから、発達障害の傾向がある人は行きづらくなると。
そこに問題があるかなと思うんですよね。結局諸悪の根源は資本主義なんですよ。資本主義、しょうがないですけどね。資本主義が進めば進むだけ貧富の格差は拡大するし、不幸な人は増えるわけですよ。
だけど資本主義の社会じゃないと経済が成長しないんですよ。経済力がつかないので、ある程度貧富の格差は許容しないと国全体の経済力って上がらないんですよね。現実的な話をすると、過去の社会主義国家を見て、
国民どんだけ働いても、サボっても頑張っても給料同じだとなると働かないんですよね。国全体の経済力っていうのはアップしなくて、国際競争力っていう点では低下してしまうわけですよね。国際競争力をつけるためにはある程度資本主義っていうのはしょうがないのかもわからないですけどね。
競争力がなければ軍事力もなくて、他国に攻め込まれるとかそういうリスクもあるので、ある程度の資本主義は許容しないといけないんだけれど、今の日本の世の中見ても、お金稼いでるやつが偉いとか、ホワイトカラーが偉いとか、ブルーカラー肉体労働者負け組みたいな風潮は本当に良くなくて、
こういう風潮が進めば進めるだけ不幸に感じる人たちが増えるわけですよ。ということが僕は言いたいですね。競争しないと経済も技術も進歩しないんで、ある程度は仕方ないと思うんですけれど、ということで、なんで昔は発達障害っていう概念がなかったのかっていうのはこういうことだと思います。
職人の重要性
なので発達障害の人たちが生きやすい世の中にするためには、学歴、市場主義をやめて、職人さん、肉体労働、ブルーカラーの仕事、これ絶対日本の世の中に必要不可欠な仕事ですので、そういう人たちを国民みんなでリスペクトして、その現場で働いている人たちも
自分のやっている仕事に誇りを持ってほしいと、僕はそういう風に考えております。ご視聴ありがとうございました。
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