2025-04-07 24:43

EP.549 【ADHD】なぜ発達障害は増えているのか【ASD】

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=S88Hkr3XrQU

サマリー

発達障害の増加に関する議論が行われており、ASDやADHDに対する認識や医療の面での変化が影響を与えていると考えられています。また、社会全体が高い教育水準を求める中で、発達障害を持つ人々の環境が変わりつつあることが示されています。発達障害が増加している理由はいくつかあり、高齢出産や不妊治療の普及がその影響を及ぼしています。また、スマートフォン依存症が子どもたちの発達に悪影響を与える可能性があり、新たな問題として浮上しています。

発達障害の増加の背景
はい、こんにちは。今回なんですけれども、発達障害はなぜ増えているのかというテーマでお話しさせていただこうと思うんですが
というのはですね、例えば2006年だと発達障害の児童って7000人くらいって言われていたんですけど
2019年だと7万人を超えたと、6.3%くらいなんじゃないかっていう調査もあるわけですね。
で、抗精神薬の処方も増えているということで、ADHDなんかは10年で6倍になったんじゃないかとかね、そういうデータもあるわけですよね。
じゃあ、なんで発達障害が増えているのか。発達障害の原因って、いろんなことが絡み合って発達障害になるって言われていて、はっきりわかってないんですよね。
遺伝的要因もあるし、あるいは収酸期の異常などもあるし、しつけとか愛情不足とか育て方とか
こういうのは直接的な原因ではないっていう意見もあるし、あとはなので、例えば人工乳で育てるか、実際にお母さんがおっぱいあげて育てるか、それによっての情緒の形成の仕方とか
そういうのも影響しているかもとかね、そういう意見もあるんだけど、はっきりわかってないですよね。遺伝的要因があるっていうのは間違いないとは思うんですけれど。
じゃあ、なんで増えているのか。いろんな要因があると思うんですけれど、一つの要因としては、発達障害っていうのが世間で広く認知されるようになったっていうことですよね。
なので、別に僕が小学生の時とか発達障害っぽい子ってクラスに普通にたくさんいたんですけれど、普通に変わったやつとか面白いやつとか落ち着きのないやつっていうふうに思われてただけであって、そういう子たちも普通に義務教育を得て就職して働いたりとか、いろんな仕事やれる仕事がたくさんあったわけであって
別に発達障害って認定されるとかそういうのって昔ってなかったんですけど、今は広く認知されてきたからっていうのがあるわけですよね。
で、一つの要因に発達障害という薬が開発されていって、それが販売されてきたっていうのもあると思うんですよね。
教育水準の変化と社会の影響
基本的に医学の世界っていうのは新しい薬が開発されるとその薬の治療の対象になる疾患が増えるんですよね。それは当然だと思うんですよ。
例えばちょっと前だとSSRIっていう抗鬱薬が出始めた時、僕が研修医ぐらいの時ですよね、2000年とかそれぐらいの時なんかは、SSRIを売る製薬会社が大キャンペーンをしたんですよね。
打つ病は風邪みたいなもんだから何か心の不調があったらお気軽に精神科とか診療内科にかかってくださいっていうような大キャンペーンをしたんですよね。
そうするとちょっと調子が悪いな、ちょっと気分が落ち込むなっていう人でも気楽に精神科診療内科に行って打つ病とか打つ状態とかそういう診断を下されて抗鬱薬が処方されるっていう形になって
そういう新しい薬が開発されてキャンペーン製薬会社が打つと格段に疾患が増えるっていうことが起きるわけであって、あった生涯の薬も開発されていって販売されるとそういう流れになるっていうのもほんのわずかあるかもわかんないかなっていう感じですよね。
僕が研修生の時なんか本当打つ病、抗鬱薬のキャンペーンすごくて、僕形成外科とか麻酔科とかで働いてたんだけどそういうところにも製薬会社がチラシ置いていったりとか薬の説明会していってちょっと高いご飯食べさせてくれたりとか本当はそういうの良くないし今はそういうのほとんどないと思うんですけど当時はそういうのいっぱいあって
製薬会社が大学の研究室にお金を払って、それで研究室が成り立って研究してっていう密月関係っていうのがあったかな、そういうので新しい薬が開発されると診断が増えるっていうのもあるかもわかんない。ただ発達障害に関してはちょっとわからないです。
ノーコメントです。
という感じで、なので僕美容外科医として働いてるんですけれど基本的に初心の患者さんは今飲んでる薬を書いてくださいとか今までに受けた治療とか手術とか診断された病気とかを書いてくださいって問診票に書いていただくんですけどね
本当にここ数年はですね、ASD、ADHD、LD、あとはアスペルガー症候群っていう名前を自分で書く人もいて、コンサーターとかね、そういった発達障害に出されるお薬をたくさん飲んでる人、それ以外の抗鬱薬とか抗不安薬とか睡眠薬とかもたくさん飲んでる人が急激に増えましたね。
なので、基本的に僕美容外科医なんだけど、僕の患者さんってだいたい半分ぐらいの人が精神科に通院中で投薬治療を受けてる人なんですけど、うつ病とかパニック障害とか、あと臓曲性障害とかね、そういう疾患の方が多いんだけど、本当にここ数年は発達障害、ASD、ADHDって書いて投薬治療を受けてる人が多いので
やっぱり薬が広く浸透したことによって診断される人が増えたっていうのも要因としてはほんのわずかあるかもわからないっていう感じで、ちょっとそれに関してはよくわかんないっていうか、ノンコメントとさせていただきます。
という感じで、広く世間で認知されるようになってきたわけですよね。
だから抗うつ薬、SSRIが販売されるようになってから、うつ病の診断ってすごく増えたし、うつ病っていうのもすごく広く認知されて、実際そのSSRIをうつ病の人に出すか出さないかでいろんな議論があるわけなんですけど、今回はそれに関してはちょっと置いときまして、
昔はただのちょっと変わったやつとか落ち着きのないやつって思われてた人って普通にいたんですよ。
なので今思えばそういう人たちは今の基準だったらADHDとかちょっとこだわりがあって変わってるとか言われてて、だけど別に悪いやつじゃないよねとか普通に友達付き合いとかしてた人もASDだったりっていうのはあるんじゃないかなって思います。
空気が読めない人とか暴れ回る人とか普通にいたんですよ。
ただ昔って僕らが小学生とか中学生の時ってそういう落ち着きがない子とか大暴れする子とかいても先生が結構強烈に怒ってたんですよね。
叱ってたんですよね。お前何やってんだって。それでも反抗してきたりとか何回も注意しても同じことを繰り返す人はバーンってピンタしたりとか並べてケツバットとかあって、それで恐怖によって抑えつけられてたので暴れ回ってたりとか落ち着きがない子もだんだんそれでいいのか悪いのかちょっと置いといて強制されていったと。
恐怖によって支配されてきたっていうのもあると思うんですけど、今の世の中だと昔に比べるとかなり大罰ってやってはいけないことっていうのが認知されるようになって、なので暴れ回ったりとか大声出したりとか事業中に走り回ったりする子も論理的に注意するんですよね。
ダメだよ、やってはいけないよとか。それは恐怖がないので、返答体に深く記憶として刻まれないんですよ。恐怖、ドカーンって怒られてびっくりしたりとか、バーンって突然ピンタされれば痛くて、恐怖ってなると深く記憶に刻まれるんですよね。
で、やってはいけないって学ぶんだけれど、今はそういう恐怖を与えること自体がいけなくて、優しく論理的に説明してあげましょう、寄り添ってあげましょう、恐怖がないんで深く記憶の中に刻まれないので、改善しなくてずっと暴れ回ってたりとか、しょうがないよね。
今だと発達障害、ADHDとかが認知されるようになったんで、しょうがないよねみたいな感じになってるっていうのもあるかも分からないから、余計目立つっていうのもあるかも分からないですね。
あとは日本国民全体が高い教育水準を求められるようになったんですよね。昔って大学の進学率って今より高くないんですよ。
で、高校行かないくて、中卒でそのまま就職したりとか、工事現場で働くとかね、あと職人さんになるとか、農業に充実とかね、いろんな道をそれぞれ目指していたわけなんだけれど、今ってなんとなく社会全体が高校は絶対卒業しないといけない。
大学も行ったほうがいいと、行かない人もいるんですけど、4大行かないと収入が下がるとか、就職できないとか、世間からそういう人間だと思われるとか、僕はそういうふうには思わないんですけど、そういうふうに世間で認知されるようになったのか。
なので、大学行かないといけない。どんな大学でもいいが、とりあえず大学出ないといけないみたいな感じになって、そのためには小学生とか中学生のとき、塾行く子がすごく増えましたよね。僕が小学生のときなんか塾行く子なんて本当にクラスに1人か2人か3人ぐらいしかいなかったんですけれど。
となるとですね、勉強ができない子ってダメな子だよねみたいな感じのレッテルが払えるようになったんですよね。
発達障害と現代社会
なおかつ大学出て、会社に就職して、1人前の会社員として働ける人間がノーマルっていうふうに今世の中では思われてるんですよ。
だから学校教育っていうのは、1人前の会社員を育てるための教育っていう感じで、実際には会社員以外でもいろんな職業、いろんな道があるわけなんですけれど、
なんとなく1人前の会社員として普通に朝起きて出勤して、コンピューターとか仕事したりとかコミュニケーションが取れたりとかっていうのが、そういうのが普通にノーマルにできるのがノーマル。
それができないのが外れた人間みたいに扱われて発達障害っていうふうに思われる。
それができない人たちも、なんで自分はできないんだろうっていろいろ調べたら、自分は発達障害なんだとか思ったりとか、あるいは人に精神科とか診療内科に連れられて、そこで発達障害の診断を受けるとかですね。
そういう流れになってきたから、だから増えてるっていうのもあって、実際には思った以上に増えてないんだけれど、昔だったら発達障害って言われなかった人が今だと言われるようになったっていうのは多いと思いますよね。
で、結局世の中の仕事がハイテク化してきてるわけですよね。みんなスマホ持ってるし、パソコン使えて当たり前で、事務作業が増えたわけで、僕ら医者の仕事だけ取ってもですね、昔よりも事務仕事って何倍にもなってるんですよね。
2倍3倍ぐらいになってるんじゃないかな。昔だったら取らないから同意書も取るようになるし、あと入院診療計画書とかサマリーとか、昔からあったとは思うんですけれど、カルテも電子カルテになってパソコン使えないといけないとかね。
事務作業がとにかくすごい増えてるなって思いますね。医療の現場見ても。昔だったらそういうのできなくてもそこそこ働けたんだけど、今そういう事務作業とかパソコンが使えないといけないわけであって、発達障害だとそういうのが使えない人が一定数いるわけですよね。
なのでそういう人たちが弾かれてしまって、発達障害のデッテルを払えるというか診断を受けるとかね、そういうことがあるんじゃないかなって思います。
だから昔に比べて肉体労働をやる人が減ってきてるわけですよね。その分肉体労働、単純労働とかブルーカラーの仕事をする人が減ってきて、その分野は実際人手不足なんだけれど、みんなホワイトカラーとか会社員とかそういう仕事を目指すようになったから、
よりそれでそういうのができない人たちが発達障害っていう風に言われるようになってきたっていうのもあるかなとは思いますよね。
なのでね、本当に極端な話になるんだけど、大昔は発達障害なんていう概念すらなかったんですよ。
例えばね、産業革命が起こる前の世の中、日本にせよヨーロッパにせよ、多くの人たちは農業に従事してたわけですよ。
日本だって江戸時代以前なんかね、国民の多くの人たちはね、ほとんどの人たちは農業をしていたんですよ。農民だったんですよね。
あるいは職人さんとか、それは日本以外でもヨーロッパでもそうだったんですよ。
なので発達障害なんていう概念なかったと思うんですよ。
結局発達障害っていう概念がなんとなく出てきたのは、なんとなくはじかれる人間みたいなのが出てきたのはやっぱり産業革命からだと思うんですよね。
産業革命って基本資本家がお金を出して大きな工場とかを建てて、そこでたくさんの人たちを雇って働かせるわけですよ。
なので朝起きて出勤して、みんなと一緒に仕事をして、協調性がないといけないとか規則正しい生活をしないといけなくなったと。
それが今に至って多くの人は会社員として会社に雇われて仕事をしているという状態で。
昔は自分の畑を耕したりとか、田んぼに植えたりとか、あるいは職人としていろんなものを作ってたりとか、個人でやってたんで自由にできたわけであって、
今は発達障害って言われていて、会社員としてちゃんと働けない人でも、昔だったら働けたと思うんですよね。
だからそもそも発達障害っていうのは僕は全然病気だとも思わないし、
たまたま今この世の中、現代社会で会社員としてみんなと一緒に普通に働けない人たちが何となくそういう存在になっているというわけであって、
たまたま今の会社員がメインの現代の世の中にマッチしないだけであって、病気でも何でもないと僕は思うんですよね。
発達障害の原因
ということなんですけれど、あとは発達障害が増えている原因といたしましては、
医学が発達することによって増えるっていうのはあるかもわかんないですよね。
あんまりこのことに関しては深く追求してお話しすると、一部の人で深く傷つく方もいるので、
このことに関してはさらっと話そうと思うんですけれど、本当はこのことに関してはそれなりの深い見識があるんですけど、
あんまり深く追求して話すつもりはないんですけど、
例えば収酸期の異常、妊娠中とか、昔だったら助からなかった赤ちゃんでも今だったらNICUのね、
新生児とか早産、未熟児の管理がしっかりしてるんで、救うことができるわけですよね。
あとは高齢出産が今増えていますよね。
それは女性の社会進出によって、晩婚化、子供を産むのも昔と比べるとちょっと遅くなってるっていうのがあるわけであって、
基本的に高齢になるとDNAって損傷されるわけであって、それは母親だけじゃなくて父親もそうであって、
例えば女性に関しては出産年齢が5歳上がると自閉症のリスクが18%上昇するとか、
あるいは父親でも20代に比べて40代だと6倍の割合で自閉症を有するとかね、そういうデータとかもあるわけですね。
いろんな意見があると思うんですけど、そういうデータもありますよと。
あとは不妊治療ですよね。体外受精、顕微鏡受精とかと、発達障害の因果関係。
これはね、本当に諸説あるんで、これに関してはそれなりの僕深い見識持ってるんだけど、
これに関してはあんまり深く話すと一部の人で傷ついてしまう人がいるんで、あんまり深く話すつもりはないんですけれど、
これも本当に因果関係があるのかないのかで専門家で意見が割れたりとかするわけなんですけど、
海外のデータとか見ますと、例えばですね、顕微鏡受精などの体外受精で自閉症スペクトラム障害が2倍に増えるとかね、そういうデータもあるわけなんですけど、
それに関しては高齢出産の方が不妊治療をするので結果的にそうなるのではないかとかね、いろんな意見があるわけなんですけれど、
結局今、日本って不妊治療大国なんですよ。
政府の方針も不妊治療を進めていこうっていう方針で、保険適用にも一部なっているわけなんですよね。
だいたい9人に1人ぐらいが体外受精で生まれてるって言われてるわけ、かなりの割合なんですよね。
なので今世の中には不妊治療、体外受精で生まれてた人たちっていうのがいっぱいいるわけですよね。
親もいるわけであって、大事なお子さんなわけですよ。本人も一生懸命生きてるわけなので、
そういう方が増えてる世の中で、政府も不妊治療を進めていく段階で、あんまりこういうことを深く追求して話すっていうのは良くないわけだし、
そういうのをみんなで支えていく世の中にしていかないといけないと思っています。
スマホ依存症の影響
この話はちょっと置いておきまして、話を戻すんですけれど。
あとはスマホの影響とかもあるのかもわかんないですよね。
結局スマホって楽しいことがいっぱい詰まっているわけであって、
昔だったらスマホのない時代、コンピューターゲームとかもあったんだけど、
テレビがあってお茶の間でそういう環境がなければできないわけであったし、
親にももうやるなって言われたらできなくなっちゃうし、取り上げられたらできなくなるし、
基本的にやることがなくて暇だっていう時間があって、
じゃあサッカー行こうとかカラオケ行こうとかそういうことがあったんですけど、
今だとスマホ一台があれば無限にいくらでも遊ぶことができるわけですよね。
YouTubeだって見れるし、InstagramとかTikTokとかも面白いし、配信のゲームとかも面白いし、
だからスマホ依存症になってしまっている子どもがすごく増えていて、
それが原因で鬱になったり不登校になったり、やる気が出なくなったりとかね、
そういうのがあるんじゃないかなって言われていて、
それが発達障害の症状に剥奪をかけているんじゃないかっていう意見もありますよね。
という感じで、いろんなことが重なっていると思うんですけど、
不登校の子どももですね、毎年ものすごい勢いで増えているわけですよね。
これからの日本は確実に不登校は毎年どんどん増えていくと思います。
スマホ依存症に対する対策とかしっかりやれば減らすこともできるかもわかんないんだけど、
今日本全体がですね、不登校でもいいんじゃないかって、不登校を認めてあげようって、
別に学校行かなくったっていろんな道があるからっていう世の中になっているので、
さらに不登校はどんどん増えていくし、
不登校の子も社会全体で見守っていこう、寄り添っていこうっていう世の中になっているので、
となるとですね、もちろん不登校で学校行かないんだけど、
それなりに職を得て仕事してお金稼いで自分の力で生きていくっていう子もたくさん出てくると思うんだけど、
残念ながらその反面、社会人として自分の力でお金を得ることができなくて、
大人になっても引きこもりの生活をするっていう人たちも増えていく可能性は高いわけであって、
となるとそういう人たちも社会全体でみんなで助けてあげようと、寄り添ってあげようっていう世の中になっていくと思うんですよね。
それが正しいのか正しくないかは別としてそういう世の中になっていくと僕は予想していきますので、
発達障害が今増えていますよと、スマホ依存症も増えていますよと、
自分でお金を稼いでいくことができない、誰かに助けてもらわないと生きていくことができないっていう人間も、
そういう人たちの割合も増えていく可能性は高いわけですよね。
なのでそういうことがないように、自分の力で生きていけるように、そういう社会を作っていくと。
別に会社員だけが全てじゃないし、会社員でもある程度発達障害を抱えていても、
働ける環境をみんなで作っていく、支えていくと。
発達障害でできない人がいたら、そうじゃない人たちがその分の仕事をして支えていくっていう世の中を作っていかないといけないかなと、
いうふうに僕は考えていますね。
というのが僕の意見です。
異論もあるとは思いますけれど、自分はこういうふうに考えています。
ご視聴ありがとうございました。
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