小泉防衛大臣の発言への賛同
はい、こんにちは。今回なんですけれども、先日小泉信二郎防衛大臣が
原子力潜水艦の導入も検討しているという発言をしたことについて、僕の意見をお話しさせていただこうと思うのですが
結論から言いますと、小泉防衛大臣、この発言は僕はもう賛同できます。
日本は原子力潜水艦の導入すべきだと僕は思っています。
小泉大臣、就任してから一つ一つの発言は、もう支持できることばかりでございます。
マスコミとの対応も素晴らしいし、やはり日本の国防安全保障、これ第一に考えてくれているのだと思います。
それでですね、朝日新聞なんかがちょっと否定しているところもありまして
これは核兵器なのではないかみたいな感じで批判してくるメディアとか一般の人もいるわけなんですけど
決してこれは核兵器ではなくて、動力源として原子力を導入すべきだと言っているわけであって
核爆弾、核弾等をついた核ミサイルを導入すると言っているわけではないです。
動力源というのは、日本が保有している潜水艦は通常の動力型、ディーゼル型なわけですね。
ディーゼルで発電して、バッテリーで駆動しているという形なわけであって
その動力源が原子炉、要するに小さな原子力発電所を積んでいるような状態
その原子力潜水艦を日本が保有することによって、安全保障上、国防上様々なメリットがあると
それによって抑止力を強化して戦争ディスクを下げるということができると僕は考えているし、これが現実だと思っています。
現実的には今中国が12隻原子力潜水艦を保有しておりまして
韓国も導入を検討という流れで、北朝鮮も導入する流れであるということなわけであって
国防上必要ということは、これからも防衛大臣が国民の皆さんに向けて、マスコミに向けて正しく説明してくれることを期待しています。
原子力潜水艦の意義と種類
やはりこういったことは、今まで自民党、公明党と連立を組んでいたことによって、なかなか発信できなかったことがあって
国益を損ねていた状態だと思います。この度、公明党との連立を解消して、維新の会も防衛力強化に関しては賛同してくれておりますので
本来日本のあるべき姿に持っていってほしいと僕は願っているわけでございます。
別にこれは原子力潜水艦を日本が導入することによって、国際社会から非難されるとか反発を食らうということは基本的にないです。
敵対している国、中国、ロシア、北朝鮮は反発するというのはあるとは思いますけど
例えばアメリカ、イギリス、オーストラリア、台湾も日本が原子力潜水艦を保有することに関しては支持してくれているわけであって
そのことによって台湾融資のリスクを下げるということができるので、結果的に世界の平和につながるわけでございます。
原子力潜水艦なんですけれど、まず日本が保有しようとしているのは恐らく攻撃型の原子力潜水艦ということになると思います。
必然的にそうなるわけだと思うんですけど、原子力潜水艦というのはざっくり大きく分けると攻撃型と戦略型に分けられるわけでありまして
攻撃型というのは魚雷とか巡航ミサイル、対艦ミサイルとか、対地攻撃用のトマホークなどを搭載して
相手の艦ですね、軍艦であるとか、地上を攻撃するというものと。
あとはもう一つの戦略型というのは弾道ミサイルを搭載している原子力潜水艦ですね。
これは主に核弾頭を搭載した潜水艦発射弾道ミサイル、SLBMですね。これを配備しているものですよね。
これは核抑止になるわけであって、例えば核を保有している国が、例えば北朝鮮が仮に戦略型の核弾頭を搭載した原子力潜水艦をもし保有していたらと。
アメリカと戦争になって、アメリカは一瞬のうちに北朝鮮の地上の核ミサイル発射装置、それも含めて地上の基地を一瞬で破壊して、さらちにする能力を持っているわけであって。
北朝鮮がアメリカに攻撃してきたら、それをきっかけに一瞬で北朝鮮の地上の基地を一掃しまったとしても、もし北朝鮮が原子力潜水艦、弾道ミサイル、核弾頭を搭載した潜水艦を保有していたら、それは生き残っているわけですね。
その地上を破壊された報復に潜水艦から核弾頭を搭載したSLBMをアメリカ本土に発射して、例えばロサンゼルスをさらちにする、廃墟にする能力を持っていたとします。
そうすると、アメリカは決して戦争に勝ったとは言えないわけですよね。北朝鮮を、基地をすべてさらちにしても、ロサンゼルスを壊滅して何百万人ものアメリカ国民が死んでしまったとなると、決してこれは手放しで喜べない。
なのでこれは北朝鮮にとって核抑止になるわけです。地上の核ミサイルの装備だけではなくて、原子力潜水艦を長期間太平洋上などを航行している状態であるならば、いつでも反撃できるということ、これが核抑止になる。
そういうのが戦略型の原子力潜水艦、それ以外のいろいろな用途というのはあるとは思いますけど、なので核ミサイルを搭載している原子力潜水艦を日本が保有するわけではないです。
導入する際の課題
もちろん日本はNPTにも参加しているわけだし、核兵器を保有することはできないので、あくまで動力源としての原子力潜水艦、原子力を保有するという、ただそれだけなわけです。
原子力潜水艦を日本が導入する場合、それは国産のものを開発するのか、あるいはアメリカ製のものを輸入するのかなんですけど、これは国産のものが望ましいわけなんですけど、これやっぱりハードルが高いわけであって、また開発していかないといけない。
もちろん日本は潜水艦を開発する能力、そして原子力発電所も稼働している状態で、原子力の技術力も世界トップレベルなわけなんですけど、これを動力源にして原子力潜水艦をまた開発するというのは年月がかかるわけだし、それを使いこなす人員も育成しないといけないわけですよね。
ただ、そっちの方が望ましいわけですよね。それで同盟国とか友好国と技術を共有して、やっぱり内部は機密のものが多いわけなので、そして場合によってはそれを同盟国が友好国に輸出するとか、そういう流れになるのが望ましいわけなんですけど、
例えばアメリカ製のものを輸入するとなると、こちらの方がハードルが低いわけですよね。オーストラリアはアメリカ製の原子力潜水艦を購入する予定にもなっておりますし、あとはIAEAですよね。
要するに原子力潜水艦の原子炉ですよね。これはウラン235で核分裂を起こして熱を発生させて水蒸気を発生させてそれでタービンを回すという構造になっているわけなんですけど、
やっぱりウランを濃縮して核兵器に転用する、これはやってはいけないことなわけです。国際的にも認められないわけであって、なのでIAEAの調査が入るわけですよね。
なのでそういったハードルがあるわけなので、アメリカ製のものをそのまま輸入するということになればその分ハードルが下がるということになる。国産のものを開発するよりハードルは下がるわけです。
日本は通常動力型、ディーゼル型の潜水艦を保有しているわけなんですけど、22隻保有しているんですけれど、ディーゼル型ではダメなのか、原子力潜水艦と何が違うのかという話をさせていただきますと、
要は原子力潜水艦は艦内に小型の原子力発電所を搭載している状態なわけです。ウラン1グラムは石油2000リッターに相当するエネルギーを作り出すということができるわけです。
となると、理論上は半永久的に潜行するということができるわけですね。大体3ヶ月くらいの間ずっと沈んでいる状態で潜行するということが可能なわけでして、
エネルギーが尽きるということよりもむしろ人的なこと、人間の食料とかそれ以外のメンタル的なものの方がハードルになるわけであって、あとはスピードも原子力潜水艦の方がディーゼル型よりも速いわけですね。
空母の航行に対してもそれについていくということもできるわけなので、その点でも原子力潜水艦の方がメリット、有意な点はあるということ。
ただディーゼル型の日本の潜水艦も非常に性能が高くて静かなんですよね。ディーゼル型の潜水艦というのはディーゼルでバッテリーを充電させてそれで推進力を得て進むという形なんですけれど、
原子力潜水艦の必要性
バッテリーの充電が尽きてしまうわけなので、その前に水上近くまで上がってスノーケルを出してそれで外気を取り込む必要があるわけですね。
それが30分から1時間ぐらい時間がかかるわけです。作戦中だったら夜のなるべく見つからない時間なんかにそれを行うわけなんだけど、やっぱり発見されやすいというデメリットがあるわけです。作戦遂行中に発見されて攻撃される、破壊されるという懸念があるわけですよね。
ただディーゼル型の方が安いので大量生産できて数で対抗するということもできるわけであって、だいたい500億円とか600億円ぐらいですね、1隻。原子力潜水艦だとそれの5倍から10倍ぐらいかかるということですよね。
なんですけれど、長距離を先行するということができるし、発見されにくいというメリットもあるわけですよね。
となるとやっぱり台湾有事の抑止力になるわけですよ。今第一列島線とか第二列島線ってかなり長い距離になっているわけなので、その距離を移動する必要もあるわけだし、台湾有事の際に中国側に西空圏、西海圏を奪われないためにもやはり日本の原子力潜水艦が先行していると。
いざとなったらそこから巡航ミサイルを撃つ、あるいはトマホークミサイルを撃って攻撃できるという体制を整えることによって、やっぱり中国が台湾に上陸するというのを阻止することができると。
その状態が維持できていることによって台湾有事のリスクが下がると。やっぱり抑止力になるというわけです。
原子力潜水艦って基本的に原子炉があって、それを冷却しないといけないわけですよね。そうすると冷却するための水を回すポンプの音がちょっと出たりとか、あるいはタービンを回す音とかもあるわけなので、
日本のディーゼル型の通常型の潜水艦というのは世界一静かとも言われているわけなので、ただやっぱり原子力潜水艦に比べると長期間の間、先行することができない。
定期的にスノーケルを出して外気を取り込むために水上近くまで上がってこないといけないとか、いろいろな制約があるわけなので、どちらもメリット・デメリットがあるわけなんですけど、やはり原子力潜水艦は必要になってくると考えられます。
ということで、1隻だいたい3500億円くらいかかると言われているわけであって、それを3隻保有すると1兆円超えてしまうわけなんですよね。
となるとやっぱり世間の人はこうやって財源があって言ってくると思うんですよね。
そこでなんですけど、高市首相ってほんと賢くて、首相になる前から、総裁選の前から、政府債務対GDP費ということ、そういう概念ではなくて、準債務対GDP費、これをゆっくりゆっくり縮小していくというふうに発信しているわけなんですよね。
なので、僕はおそらく原子力潜水艦、これを調達するためのお金は国際発行で賄うのではないかなと思いますね。
国際発行して原子力潜水艦を調達すると、となると原子力潜水艦が戦争なので破壊されたりとかしない限りは、それは政府の資産になるわけですよね。
なので、それを考えると、準債務対GDP費で考えるとほとんど変わらないわけですよね。
劣化するとかそれ以外の予算というのはかかるわけなんですけど、やっぱり資産として残るわけなので、準債務対GDP費で考えると資産になる分は有利になると。
そういうことまで考えて準債務で見ると、実際それが世界の標準になりつつあるわけなので、そこまで考えての発信だったのではないかなと思います。
ということで、これから小泉防衛大臣にも期待しておりますので、マスコミとか一部の人たちから反発くらうこともあると思いますけど、ここを見事な説明で納得させてほしいと思います。
小泉防衛大臣には期待しております。
というのが僕の意見です。ご視聴ありがとうございました。