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2024-09-25 34:29

にじシバラジオ#016 「虎に翼」再び 忘却される「葛藤」、そして埼玉県立高校男女別学問題

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にじシバラジオ第16回

8月のにじシバ振り返り後半。8月第2回目のにじシバは暑くて人があまり集まりませんでした。そんな中話題になった「虎に翼」轟カミングアウト回、そして埼玉県立高校男女別学どうするか問題を今回はピックアップ!

MC:にじシバ座長・ともぞー、ぶなのもり・小倉

毎週水曜 午前5時配信予定


にじシバラジオ#016 概要

  • 8月中旬までの「虎に翼」の展開
  • 轟「この方は俺がお付き合いしている方だ」
  • 能町みね子さんのXでの投稿に共感
  • よねさんのジェンダーをめぐって
  • ファンタジー化する「戦後」/同性カップルの位置づけの変化
  • 同性愛が性倒錯とされていた戦後/「隠花植物」とおすぎとピーコ
  • 「虎に翼」で描かれない同性愛者の「葛藤」/雑誌『薔薇族』と友情結婚
  • 戦中・戦後のリアリティと朝ドラの限界
  • 埼玉県立高校の男女別学をどうするか問題/男女別学を残す理由/男女別学の制度疲労
  • 埼玉県の学校部活動(文化部)のジェンダーバランスが悪い件

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◆にじシバは、川口市芝にあるシェアスペース「スペースとプラン」で開催している、ジェンダーやセクシュアリティ不問のおしゃべり会です。月2回開催。

開催日程の詳細はにじシバ公式HPでご確認ください!

◆また、にじシバはNPO法人レインボーさいたまの会の活動の一環でもあります。活動の詳細についてはレインボーさいたまの会公式HPをご覧ください。

◆にじシバラジオの感想・お便り・お問い合わせはこちらから→ ⁠https://forms.gle/EMNvwJGcmJDFdcb49⁠

◆にじシバラジオMCの一人、小倉さんが経営する出版社・有限会社ぶなのもり

◆にじシバ開催場所、シェアスペース「スペースとプラン」

◆にじシバ発祥の地、ブックカフェ「ココシバ」

OP・ED曲はBGMerさんが配信している楽曲を利用しています。→ BGMer ⁠http://bgmer.net⁠  ※OP曲 [Free Music] Lunar Eclipse - Drunk   ※ED曲 フリーBGM [夕暮れコスモス]

00:10
こんにちは、にじシバラジオ第16回です。
にじシバは川口市・芝で定期的に開催しているおしゃべり会です。
にじシバラジオは、にじシバで話題になったことやならなかったことについて、
にじシバ座長・ともぞーとぶなのもりの小倉さんとで語り合う番組です。
毎週水曜日配信です。
第16回ということで、今回は8月のにじシバの振り返り後半ということで。
8月のにじシバの第2回なんですが、昼間の開催ということもあって。
熱くて。
人が来ない。
こんなこともあるのかってくらいに来ない。
ラジオやってもよかったんじゃないかってくらい来なかった。
にじシバを開催しているスペーストプランという場所は、
わらび駅から徒歩13分という、ちょっと距離がありまして。
歩きたくないということですね。
日差しの中で、ビルの中を抜けてくるわけでもないから、日が当たる日が当たるって感じですよね。
商店街の中にあるんですけど、別にアーケードとかがあるわけでもないので。
急い。
アーケードのある商店街なんて今時ほとんどないですよ。
強い日差しの中、歩いて来ないといけないっていう中で。
なので、非常に少ない参加人数の下、開きまして。
そこで話題になったこと柄っていうのが、いくつかあったんですが、
その中でちょっと今日話したいなって思ったのが、
虎に翼の話ということになります。
虎に翼の話は以前もね、二次芝ラジオで、
私のおすすめコンテンツ会では取り上げて、
その時はまだ前半の折り返し部分というか、
くらいのタイミングでちょっと話をしたんですね。
まだ戦争が終わってないような状況。
そうですね。
物語の展開的に。
今の虎に翼の展開っていうのは、戦後しばらくした、
てからのお話みたいな感じになっていまして。
すごいですよね。
何せ私たち、てか違う。
私が子供の時に朝の連続ドラマ小説を見てた時は、
本当に多分親の世代のちょっと前ぐらいの、
親が見てるわけだけど、
だからおばあちゃん、おじいちゃんの時代の話とかを
普通にやったわけじゃないですか。
ところがもう本当につい最近まで、
私たちにしてみるとつい最近。
でも今多分見ている層の家にいて、
03:04
その時間ね、見ることができる人たちって、
もう戦争なんて歴史ものですよね。
そうですね。
大昔の話。
だから戦後もどこまでいくんだろうなとかって、
何年ぐらいまでやるんだろうと思うけど、
この後ね、郊外運動で戦った女の人とかさ、
なんか出てきそうな勢いですよね。
えっとですね、
今日が金曜日なんですよね。
で、ちょうど来週の実習予告っていうのが出まして、
で、次週、9月第1週になるんですかね。
この週はですね、原爆裁判の話がメインで主に取り上げられて、
予告の中だとケロイド消防の女性の姿が描かれてたりしましたね。
チャレンジングなドラマでしたね、最初。
いつまでやるんですか、これって。
これは9月の9月いっぱいですね。
じゃああと1か月で終わっちゃうわけですね。
みなさんがあんなに毎朝大騒ぎをしてるから。
アサトラの基本的な知識として、
4月から9月までの前半は東京放送局というか、
NHKの本局が作るんですね、制作になりまして。
で、10月から3月までの後半分の朝だらば大阪放送局が作るっていう、
そういう交代で毎回やってるんですけど。
なので10月からはおむすびだったかな。
橋本環奈が主演のドラマになるという。
おむすび屋さんの人かなんかなの?
そうですね、そういうお話っぽいですね。
今回、なんで虹柴で虎に翼を取り上げたかっていうと、
主人公のトモコが戦後ですね、裁判官として、
キャリアを再開するっていうところから話がスタートしていて、
一旦その戦後直後はですね、
家庭裁判所の設立のために放送をするという姿が描かれ、
そこから裁判官とキャリアを積むために、
一旦新潟地裁に赴任するっていう、
新潟の地方裁判所長として赴任するっていう、
そういう状況が描かれるんですね。
新潟の地方裁判所長からまた東京の地方裁判所に復帰するっていうような、
そういう感じの流れになってまして、
今は地裁判事としてお仕事をしているというような状況ですね。
それで地方裁判、東京に戻ってきた後に、
ちょっといろいろありまして、
かつて戦前に明治大学法学部がモデルになっている、
法学部で勉強していた仲間が上野で弁護士をやっているということがあり、
06:05
その弁護士事務所を訪れるシーンというのがあるわけです。
それで主人公の智子が上野の弁護士事務所を訪れた、
悩み相談というか相談に訪れたところ、
その弁護士事務所の弁護士の轟きっていう、これは男の男性なんですけども、
轟き弁護士が男性と寄り添って寝ているところに遭遇っていうところまでが、
虹柴で描くのが行われたときに描かれた。
その後もっとすごいことがいっぱい起こってますけど、
とりあえずは、そういうこともこのアサトラでやる時代なんだねっていう、
おばあちゃんの感想みたいな。
そういう描かれ、その翌週ですね。
翌週どういうことになったかというと、
寄り添っていて、それで目が覚めるわけですよね。
寄り添って寝ているんですけど、その轟きが目を覚まして、
隣にいた男性の方も目を覚まして、
その轟きさんが寄り添っていた方っていうのは、
今お付き合いしている方みたいな感じで、
ともこにこの隣の男性は自分のパートナーなんだっていうことを紹介するっていう、
そういうシーンが描かれた。
そこから翌週に行くっていう感じなんですけどね。
その翌週の展開だと、
轟き弁護士とそのパートナーの方と、
さらにもう一組男性カップルが登場し、
それにプラスで中村たるしさんが演じる、
トランスジェンダーのMTFの方が登場して、
その人たちがその弁護士事務所に会して、
みんなでおにぎりを作ってたのかな。
もともとその轟き弁護士と、
あとはともこの同級生の山田佑音さんという、
女性の弁護士の人。
その人が山田轟き法律事務所っていうのをやっていて、
もともとは戦後すぐの上野で、
上野には戦災小児がいっぱいいたので、
その戦災小児の救済というか支援とかもしてたんですね。
そこの支援をしていた拠点を、
そのまま弁護士事務所にして活動しているっていう、
そういう流れなんですけど。
それで戦後しばらくしてからも、
貧困者支援なのかな。
その焚き出しみたいなものをやっていて、
それでもおにぎりを作っている。
なんかモデルはあるんですか?
モデルはあるんですかね。
ちょっとよくわかんないですけどね。
09:01
それでともこが、
そこに娘を連れて行くんですね。
自分の娘を連れて行って、
それで一緒にこういう人たちもいるんだみたいなことが印象に残るというか、
そういう感じの展開でしたっていうところなんですが、
いろんな人がいろんなことを思っているというか。
僕がすごく腑に落ちたのが、
腑に落ちたというか、
自分は同じような感じの受け取り方だったなっていうのが、
野町美音子さんがですね、
Xで書いていたんですけど、
当事者の端くれとして、
これは野町さんの投稿の内容なんですけど、
当事者の端くれとして、
LGBT関係のいろいろに周りが極めてスムーズに理解を示す描写になると、
かえってモヤモヤした気持ちが長く残ってしまうという非常に複雑な性質になると。
分かる分かる。
これはすごいよく分かる。
分かる分かる。
特にだってこれ何年?昭和でいうと40年になってない?
そんなにもなってないです。
20年代?
いや、さっきの劇中30年くらいですかね。
両方30年。
いや、私ら、
また普通形にしました間違い。
私は結構長く生きてくる中で、
LGBTQと言われる前の時代、
まだゲイはゲイで、
レズビアンはレズビアンで、みたいな時代があったわけだけど、
そのゲイはゲイでの時代が経って、
少なくとも世の中には、
寛容、
寛容と字で寛な人はいて、
その人の性思考に、
そんなのどうでもいいじゃない?って言ってよく応援する人たちは、
いっぱいいたとしても、仮にいたとしても、
まず、当事者の自意識としても、
あるいはその周囲の形としても、
パートナーを作って、
継がうっていう形を取れるものだっていう風に思ってなかったと思う。
だから当時の雰囲気としては、
男性だから、
なんて言うんだっけ?
MSMですね。
MSM、なるほど。
だからそういう概念、
今で言ったらそういう概念に近いのが、
男性同性愛者であるっていう雰囲気だったんですよ。
その昭和のね、
語りとして挙げていくとするなら。
あとは、
何だろう、
オカマちゃん的な、
女装をしている人たち。
その人たちはその人たちと一定数いて、
周りはそれを、
どんな目で見て受け入れたかは知らないけれども、
12:00
もちろんお店で、商売で、
そういう女装をしている人もいれば、
普通に日常的に女装して、
パートナーと暮らしをしていて、
後ろでは、裏では何を言われているかわからないけど、
言っていくと自分たちはこうであるから、
と言って生きている人たちがいたぐらいの感じであって、
そんなパートナーシップを持っている男性同士がいるね、
みたいな感じにはなってなかったよね。
たぶん。
セリフの中で、
俺たちは法律的な後ろ座席がないから、
みたいな話も出てきたりするんですよ。
同性婚がないっていうような話だったりとか。
どどろきと同じ事務所に所属している、
山田佑音さんという女性の弁護士も、
もともと佑音さんは学生時代から男装をしていた。
なんで男装をしているかというと、
上野のカフェでバーテンをやっているっていうことがあり、
男装家はいたよね。
今と文物が違う、昭和の界隈は。
佑音さんが男装をしているのは、
カフェでバーテンをやっているっていう部分もあるんだけども、
専門別に男装をしていて、
その背景としては、
ある意味、佑音さん自身は今で言うノンバイナリー的な、
そういうことだということを、
佑音さんがノンバイナリーって言葉は使わないけれども、
それはそうだ。無茶だ。
そういうふうな説明をするっていうようなところもあって、
それが月曜日の会で描かれたの。
そのところに、ゲイカップルの同性婚的な話題と、
トランスジェンダーの話とノンバイナリーの話と、
もうガンガンボックンである感じですね。
州全体の話で言うと、
友子の夫婦別姓の話が主題としてはあるんです。
再婚すること、
再婚っていうか、
ちょっと細かく話すのが長くなっちゃうんで、
ちょっと買い詰まるんで言うと、
友子の先輩にあたる裁判官がいまして、
その裁判官の人と、
ちょっといい仲になってるんだけど、
結婚すると、
どちらかが名字を変えないといけないってことになっちゃうんだけど、
友子は友子で、すでに今の名字で活動している。
15:00
実績というか経歴もある。
男性の方は男性の方で、
ママ、母にあたる方が、
その名字は絶対に変えたくないというか、
変えてほしくないみたいなことを主張する。
そんなところで、
最終的にどうなるかっていうと、
事実婚を選ぶという、
そういう流れなんですよね。
だからこの、
自流というか、
夫婦別姓の訴訟もあるし、
一方では結婚の自由を全ての人に訴訟もありまして、
そうした部分と、
ある意味では補聴を合わせるかのような、
展開を引っ張られる的なものを載せてきていて、
そこの部分が、
やっぱり視聴者の反響が結構大きかったのかなとは思います。
そうですよね。
だからそういう手法があったのか、
アサドラって感じですよね。
現代の話題と過去のものをパラレルに見せながら、
何らかの共感を呼んだりとか、
フィクションですからね、
話の中で進めていくんだけど、
人間が長く生きていると、
そんなことはないみたいなことも出てきちゃうじゃない。
若い人だったら純粋にもう少し見れたかなって思うし、
アサドラは別に若い人たちにメッセージをいっぱい送って、
それこそ女性の生き方であるとか、
そういったことの意義っていうのはずっとあったわけだから、
アサドラも制度披露してるんだと思うんだよね。
戦後は遠くなりにくいじゃないですけど、
あまりにもちょっと遠くなりすぎちゃって、
やっぱりどっかファンタジー化しちゃってる部分があるのかな。
ファンタジーですよね、完全に。
でもみんなここまでやってくれるなんて、
盛り上がってるし喜んでるから、
エンターテインメントとしてはいいかというふうには思いますけど、
エンターテインメントだからね。
だけど私が知っている、
私は昭和30年代は1ミリもわかんないけど、
少なくともチラチラと自分の目の前にそういう芸人とか、
当時芸人とは言わなかったが、
明確にするのは昭和50年代くらいからなんですけど、
昭和50年代とかでパートナーとかっていう発想はなかったよね。
そうですね。
男同士だとパートナーシップが結べないくらいまで思ってたし、
当事者も周りも思ってたっていうような時代だから、
そうじゃないかということを思考していた人がゼロではないと思うし、
もちろん当時から付き合ってる人とかいるじゃん。
今に続いてる人たちとかもいるから、
多分それは、でも世の数聖としては、
何をそんなオカルトみたいなこと言ってんのみたいなぐらいの気分で、
チャレンジでしかなかったと思うんだよね、パートナーシップ。
パートナーシップ、つまり法制度にも頼れない。
世間的にも男性同士が長くつがうということが想定されない。
自分たちもそれを内面化しているっていうところで、
かなり状況が違ったよっていうところがありますよね。
18:00
だからなんかね、パラレルワールドの話だなっていう感じじゃない?
そうですね。
まだ昭和30年代くらいで、
ゲイたちが弁護士事務所に集まれる環境があったので、
もっと状況は変わってたはずだろうって。
そうですね。
当時まだイギリスとかだったら逮捕されてるからね、普通に。
ソドミーフォーが普通にあった時代。
あった時代ですからね、ど真ん中ですね。
日本は一貫して、警官罪だっけ?
警官罪はすぐ明治初頭に作られましたけど、すぐ廃れちゃいましたけど。
だから日本は一貫して、そこに関しては性的な行為自体、
あるいはそれに伴う言動については自由であり続けたわけだけど。
ただね、やっぱり性投擲っていう、
要するに明治大正時代くらいから日本に精神医学がどんどん導入されていって、
そこで性科学が発達というか、性科学的な知識も導入されていく中で、
それで同性愛は性投擲ですよみたいな知識が形成されていったと。
その影響で戦後の芸について書かれた書物、小籍とかですかね。
そうしたところでも、例えばインカ植物。
インカ植物っていうのは影で咲く植物っていう花みたいな、そういう感じですよね。
日向に咲くのは、いわゆる異性愛のヘテロセクシャルな文化であると。
我々の芸衣の文化っていうのは影でひっそりと咲く綺麗な花だみたいな。
そういう感じ。
覚えてるよ。だって大杉とピーコがそう言ってた。
いつの間にかね、その時代の流れで言う発言は変わってくるけど、
私はパックインミュージックを大杉とピーコを見ながら育った世代で、
それが13とか14の頃だと思うんだけど、
その頃から元リブの活動とか、芸リブの活動とかが盛んになった時も、
芸はね、お釜はねって言ったかな、本はねって言ったかどれか覚えてないんだけど、
っていう風な言い方で、表に出ちゃダメやな、そういうことを。
あんたは表に出て喋ったって思ったけども。
大杉もピーコもそういう主張をね、ずっと。
してましたよね。
してましたからね。
それで、だから自分たちは正当作。
すごい正当作の人間なので。
不意はなんだけどね、そういう意味ではまさにね、それが。
やっぱりその、精神学の中で正当作とされたっていう部分があって、
昭和の結構戦後間もない頃っていうか、だいぶ引きずって、
結局その高次元から同性愛は精神病じゃないんですよ。
削除されたのが93年とかそのくらいの推進なので。
21:01
なので、虎に翼に描かれているゲイたちは、
自分たちを正当作というか、性的当作をした変態だっていう風に、
自己認識をしてたはずで。
弁護士でも当然いたと思うけど、
曲がり間違って、例えばずっと続くじゃないにしても、
しつこない間でもパートナーシップ的な生活をしたりとか、
彼氏として付き合ってたってことはザラにあったとしても、
少なくとも本人たちは自分は間違っているということとセットでやってたと思うよね。
他人に打ち明ける、カミングアウトするっていうことがあったとしても、
逆に葛藤がすごい強い、今よりも全然強い葛藤があったはずで。
なかったよね、ほとんどカミングアウトって発想自体が大体。
もちろんすごい、私が分かっているのは昭和50年以降だから、
50年以降だと同級生の男の子がカミングアウトしてたりとか、
要は私たちの世代からじゃないですか、そことがもっと一般的になってきたので。
正解法って言えば、70年代くらいからかな、
それこそバラ族が発観されたりとかっていうことから、
だんだん表に出てくるようにはなったと思うんですけど。
バラ族もインカ植物系の。
インカ植物系の貴重がそうで、伊藤文学さんとかそういう影でひっそり生きる芸たちのために雑誌を作ったっていう。
私も覚えてるけど、友情結婚募集すごかった。
一回その文通ラーとかで、自分は当時ネットなんかないから、文通を編集部が預かってお手紙交換コーナーみたいなのがある中で、
その中で女性で自分ともちろん性行為なしに結婚してくださるから、
カムフラージュのための結婚を募集するっていうのがすごいいっぱいあったからね。
もうはっきり覚えてるけど。
そういう当時社の葛藤的な部分っていうのがプラニスバーサーでは一切描かれてなかったなっていう印象があって、
そうすると、あれがもちろんフィクションなので、フィクションだと思ってる方は問題ないんですけど、
確かに当時ももちろんゲイもいたし、トランスジェンダーもいたし、それはもちろん当然なんですよ。
当然なんですけど、特に上野っていう土地柄でいうと、上野公園で男性が体打ってたりとかっていう話もあったりとかして、
かつ、戦前からの性的倒作であるとかっていうところの、結局同性愛者っていうのは単なる変態なんだみたいな、
そういう偏見っていうのもすごい熱力残っている中で、
そこを明らかに東京地裁の判事に対して、僕たち付き合ってるんです、みたいな。
24:09
そう明らかに言えるのかっていうと、そこまで言えなかっただろうし、
付き合ってるって何?っていうことになるぐらいの勢い。
もっと華厳な顔で見ちゃうとかっていうのは普通にある話だし、
だからなんか、もっとトドロキも絶対隠そうとするみたいな、そういう素振りがあっておかしくないんだけど、
そこがそういう躊躇とか葛藤が描かれないっていうのは、めちゃめちゃリアリティがないなって。
そうだな、すごい強愛とかされてる状況なんだね。
だから確かに、じゃあ逆に今すごい隠そうと、無理無理隠そうとしてる話を作ったところで、
そこにリアリティがあったかって言われると、
そのリアリティも逆に今の人たちには持てないじゃん。
だから、それはすごい難しい。
あるいは逆にリアリティが持てないで済むならいいけど、
差別的な描写だったとかぐらい言われかねないことになるじゃないですか。
なので、そこら辺はすごいチャレンジングなトドロの作り方だけれども、
当時から生きてる人はもっと葛藤して、
54歳のゲイトは言わずとも、あの時代を見てる人はいっぱいいるでしょ、まだいまだにね。
で、私の気分だけは覚えてるよ。
だからその10年後であろうが20年後であろうが、気分だけは覚えてて。
それを考えると、だからアサトラもオワコン化してるよねっていう。
結局に続き、アサトラもちょっとやばい感じっていう。
戦後のね、いろんな女性像を描いてきたアサトラではありますが、
なんていうか、やっぱり戦前戦後。
でもそろそろアサトラも戦前戦後の文脈から離れた方が逆に。
もうリアリティが出るかもしれない。ちょっと無茶が過ぎる感じがちょっとして。
無茶があって。
もったいないね。心づちが。
そうなんです。戦後80年を迎える中で、
やっぱ時代劇要素の方が強くなっちゃって。
前回、アサトラの虎に翼のお話を取り上げた時はオシンの例をしましたけど、
オシンはやっぱりまだリアリティがその辺に残っていた時代のアサトラなんですけど、
もう時代が相当下ってきてしまって、
なかなかやっぱり現代的要素を戦前戦後のお話の中にぶっこもうとすると、結構無理が。
出てきてますね。メタリティの意味でね。
心情描写が間違っちゃうっていうか、
どうしてもそれはその気持ちを共有できないよねっていうことになってしまうので、
ここもまたちょうど変わり目なんざございませんかね。
そうですね。
だから今はかまびしく言われている、別学の教学問題は、
27:02
私はもう数年前に転校して教学科してもいいんじゃない?に変わったんですけど、
やっぱりその卒業生に聞くってのはさ、どういうことが発生するかっていうと、
あの時はね、やっぱり必要だった。どうしても女子校が必要だった。
男子校の必要性は置いとこう。私にはわからん。
だけど女子校は必要だったし役に立ったよねっていうさ、
その思いが強くあるから、別学派、維持派だったんだけど、
ちょっと待てと、今じゃあその子どもたちとか、今中高生がね、
だってね、女の人が女子校じゃないといろんなこと自分でできないのっていうのって想像するの難しくない?
もともとその学校っていうか、特に中学校以上、
まあ、給生中学以上っていうのは、高等小学校ともそうですけど、
男の子しか行けないみたいな。
女学校とか別にあったよね。
女子は女学校に行くもんだみたいなところが、戦後になって、
教育基本法ができるところで、男女教学が基本ベースになったっていうところがあると。
だから、根本的には男女教学がベースにはあるんだけれども、
ただ、高校、義務教育ではですね、義務教育は男女教学がベースになっていて、
ただ、高校に関しては義務教育じゃないってところがあって、
男女別学も一部残っていったけど、少子化の影響とかいろいろある中で教学化が各地で進んでいったっていう。
それでも残さなくちゃいけない理由的なところでね、
やっぱり数年前までは、あれは絶対女性が自立して生きていくために、
いろんなことを学べるいい場所だったっていう価値観、
かつての卒業生としてはそう思うけど、
でも今となってはさ、
多分今の中高生、普通に女子の生徒会長バンバがいるし、
どっちかっていうと女子ばっかり生徒会長、また今年も女子かよみたいな時代になって、
男女いるとできないっていうロジック自体がちょっとうそくさくなってきたし、
多分陳腐化してきてるなと思うと、
それもいいのか、あれも一つの、
無くなってもいい、別にそこで努力する気はないけど何も、
そこに力を入れて声を上げたいとかっていうそんな暇はないけど、一つもないけど、
オリンピックとアサドラに続いて3本目の橋だとして、
女子校っていうのがあるかもしれないね。
もういらないかな、ちょっと形変えた方がいいんじゃないかな、
そろそろなんか姿勢の広いを起こしてんじゃないかなっていう。
女子校がいらないっていうよりかは男女別額がいらないっていうかね。
実際に教学にすべきって言って声が大きい人の話聞いてるとちょっと腹立ったりするのよ。
30:06
何でかっていうと、いやいやそれなんか別額勘違いしてますから、別に別額そんなことないですからみたいなことがあって、
分かってないのにここまで言うかすげーなとか思うっていう意味では、
その教学科の声を大きい人聞いてるとちょっと反発はあるけど、
でもちょっとやっぱ制度疲労を起こしてるよねって思う、どれも。
三大話みたいになっちゃう。
埼玉県の男女別額教学科にしようっていう話なんかで、
どっかの高校生がなんかの報道で喋っていたのかコメントがあって、
男子校の場合の吹奏楽部ってのがあって、
これ日頃思ってるんですけど、
埼玉県なのかな、埼玉県の高校の吹奏楽部の男女比率ってめちゃめちゃバランスが悪いんですよ。
女子が圧倒的に多くて、男子がすごい少ない。
何でこんなにジェンダーバランスが非常に悪いのかなっていうふうに思っていると、
ちょっと話戻すと、男子高校生の意見が、
男子校の吹奏楽部だったら、みんな男子なので気兼ねなく入れると。
だから男女別額のほうがいいんだみたいな。
なるほど、一瞬回ってんだ。
でもそれって、そもそも埼玉県の部活動の指導の問題なのか、
男子はスポーツで、女子は文化部みたいな、そういうのがずっと残っちゃっている結果、
男子が吹奏楽部入りたくても入りづらいみたいな。
だいたい演劇部とダンス部と吹奏楽部はほぼ女子主流でしょう。
だって埼玉県知らないからなんとも僕は言えないんだけど。
この3つは夫的に女高男低じゃなくて、
あれ、女高男低。
だから逆に他の県が違うっていうのを聞いてて、
なるほどって。
他の県って僕の静岡くらいしか知らないですけどね。
でもちょっと極端なことになっていることは事実だしね。
やっぱり仮に他の県でもそうなっているとするならば、
それはちょっと逆にいかがなものか。
いかがなものか論法。
いかがなものかって思っちゃうんですよ。
ただ合唱部とかでも女子が圧倒的に多くなっちゃって、
だから婚姓支部合唱とかできないですね。
そうですよね。
でも合唱をやるんだったら婚姓の方が面白いなって僕は思うんですけど、
そういう機会を奪われちゃってるなって感じはあって。
女性合唱とか男性合唱の決めらさは決めらさで、
33:01
めっちゃ妙な快感があるんだけど。
面白いのは面白い。
でもまあ婚姓でやるのもよろしいよ、良いよっていうのをやっぱり知る機会がないっていうのも変だよね。
そうですね。
そういうところでちょっとそもそもいびつな状況に今なっているので、
そこはちゃんと解消した方がいいんじゃないかなっていう感じ。
そういうところにも出てるから、
ひとつのちょっとしたね、名簿順じゃないか、たかが名簿順じゃないかっていったものが、
名簿だけの問題じゃないのと同じぐらいに、
たかが別格の問題じゃないかって言っても、
もしかしたら違うかもしれないよぐらいは考えてもいいかもねって思うね。
うん、なるほどね。
それは面白いと思います、目の付けところとして。
そんなところですね。
二次芝は川口市芝のシェアスペース、スペーストプランで月2回開催しています。
ジェンダーやセクシャリティに関わらず誰でも参加できるおしゃべり会で、
LGBTQに関する様々な話題などについておしゃべりしています。
詳しい開催日程などは概要欄のホームページをご覧ください。
またよろしければチャンネル登録やフォローをお願いします。
それではまた来週お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
34:29

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