可愛い。
猿は毛づくろいをするときに、お互いの関係性を良くしようとは思ってるけど、
毛づくろいをしたから体が清潔になるとかさ、病気が防げるなんてことはそうそうないじゃん。
野生の猿なんだから。
だと思えば、そういうグルーミング作業だと思って、ちょっと付き合えばいいんじゃない。
人間の話していることの7割から8割に関しては意味がないって言われてるの。
なので、そう考えてみると、意味のない会話がメインなんだよね。
それで、お互いの関係性だったり、
確かに。
仲間意識みたいなのを育むための会話なので、それとかちょっと許してあげようよ。
でも、まだ若いからあれなのかな。
でも、なんでこんなイライラしちゃうんでしょうね。
自分と会わないと言われたり、くだらない話されるとイライラする。
一つは、自分は何か役に立つ人間だし、頭がいいと思ってるんだと思うんだ。
でも、頭がいい人間が逆に役に立たない無駄な話を面白くしてくれるって、すごい楽しいよね。
確かに。
そっかそっか。
何か、いつかも話しましたけど、東大生が面白い話。
東大生が面白い話できないっていうのと似てますよね。
でもね、東大に対する偏見を怒られますよ。
テレビに出てるイメージが、どうしてもそうなっちゃうっていう。
あいつたちは、東大の中でも出来の悪い子たちだから。
どこにでもいい人と悪い人がいる。
そっかそっか。
なので、しょうがないよね。
でも、いつか大人になれば、無駄なことも無駄じゃないと気づく時が来るんですかね。
でも、無駄じゃない人生なんてあるよ。
なんか、余白なくて嫌ですね。でも。
人生なんて、9割無駄だと思うんだけど。
でも、本当に大事な時の10%、1割の時はさ、無駄な9割がないと来ないよね。
すごい。確かに。そうだ。無駄なこと、無駄って思う必要がないですね。そうすると。
まあね。だから、すごい頑張りたいとか、何か役に立つことをしたいってみんな言うんだけど。
いや、いいんじゃないって思うけどね。
しかも、エテして僕だけかもしれないですけど。
結構、意味がないとか、無駄だと思うんだけど。
無駄だって思ってた方が、実は後々すごく大事だったり、
なんか、自分でこれはもうすごい価値があると思ってやってたことが、後から振り返ったら無駄だったりとか、結構分かんないもんですよね。
分かんないからね。
そっかそっか。
あんまりさ、効率的に生きようとか、何かの役に立てようと思ってしないと、しない方がいいよね。
特に人間関係でさ。
確かに。
この人が役に立つから仲良くしようとか思ったら、途端にうまくいかなくなるじゃないですか。
いかないですよね。
確かに。
ぼーっとしてもいいし、自分だってつまんないこと言ってるよ、言っとくけど、君24でしょ。
24の女の子の喋ることで、これはなるほど面白いんだけど、ほとんどないからね。
そっかそっか。
言っとくけど。
わー、ケーって言ってればね、なんか会話せりしちゃいますよね、このぐらいの年って。
いや、ほんと。いや、でも面白いね。でもイラついちゃうんだね。
でも、なんか、今イラさんが言った、ついその、人のために頑張ろうとか、なんかやってやろうみたいなのって、なんかつい思っちゃいます、なんか。
あ、思っちゃう。
思っちゃう。
そう思うと。
できないんですよ、ほんとに。
だから、やんないほうがいいんだよね。
ね。
ほんとですね。
一回ね、なんか40枚ぐらいなんですけど、30枚とか。40枚なんですけど、もうね、なんかすごい楽しかったな。
実際どうですか?今まで、今後書きで書いたように、なかったようなとか、ないようなやり方とかっていうのは、試したりできたんですか?自己評価というか。
結構できてるね。
あの、You Look Good To Meっていう短編があるんですけど、これ、オスカー・ピーターソン・トリオの曲から撮ってるんだけど。
あ、ありましたね。
そう。You Look Good To Meって、君は僕にはとても美人だよっていう意味なんだけど、あの、集計恐怖の女の子と付き合う話なんですよ。
集計…
自分が醜いと思い込んでいる女の子と。
はいはいはい。
あと、真珠のコップっていうのは、渋谷のあの、デリヘルの女の子と恋をするっていう話。なんていう風なのをちょっと書いていくと面白いよね。
ハートレスっていうのは…
3ヶ月間セックスをしていないカップルの話なんです。なので、そんなのちょっと楽しそうでしょ?
うん、楽しそうです。
やっぱちょっと違うでしょ?
はい。
なんか、銀座のホステスさんをおくどいて、ステーキハウスとか寿司屋に行きましたっていうのに楽しそうじゃない?
楽しそうですね。もうそんな単純なのはもういいやっていう感じですよね。
うん。ということなんだよね。でも、書いてみて意外と分かったね。
分かった。
自分の質として、あのミステリー池袋みたいなものも書けるけど、あ、こういう世界も書けるし得意なんだっていうのが分かったのがすごい大きかったよね。
うん。なんかその、今ここにのね、あとがきの中にも入ってましたけど、その今までその犯罪が起きたりとか人が死ぬのを結構基本的に書かれていて、そっからいきなり恋愛小説書くっていうのって、なんかやっぱり切り替えが難しいというか。
いや、全然そんなことなくて、実は。僕、あの少女漫画とか恋愛小説とか好きでいっぱい読んでたんだよね。
はあ。
だから逆にあの謎解きの本格ものとか読んでないから、そういうね、こっちのがなんか合ってたかな。
へえ。
うん。
なんか好きな少女漫画とかあります?イラさん。
え、いっぱいあるよ。
特集する?
え、特集したほうがいいんじゃない?
まあ、一番好きなのはあの大島由美子なんだけど、え、大島由美子って言ってパッと思い浮かぶ。
大島由美子なんですか?タイトル。
そっか、あんまり読んでないな、漫画。あの、え、萩尾元っていえばなんか出てくる?
出てこないです。
萩尾元、大島由美子、竹宮慶子は読んでないんだ。
あ、大島、大島由美子か。え、多分タイトル言われたらわかると思いますけど、作家さんがわかんないです。
あ、そっか。え、えっと、ポーの一族とか読んだ?
ん?
ポーの一族。
読んでない。
えっと、一時の歌。
え、読んでない。
じゃあもう、少女漫画は読んでないに等しいな。
あ、もうダメですね、ほんと。
新しい方の、ポップのやつは読んでるけど。
そうですね。
日本の少女漫画が一番最高にクリエイティブだった頃の御三家なの。
あらららら。
今の萩尾元、大島由美子、竹宮慶子っていうのが。
そうなんだ。
その三人の中では全員読んでるんだけど、大島由美子が自分には合ってたんだよね。
渡野国星っていうのが一応あるんで、代表作で。それだけちょっと見てみたら。
え、読んでみよう。
素晴らしいよ。
もう私の少女漫画のスタート、セーラームーンですから、でも。
あ、だから、もうポップになった後だよね。
そうですね、完全に。
僕、高校の頃にさ、その渡野国星のさ、ララーになってたんだけど、立読みでララーを読んで、渡野国星、すごい、これものすごい傑作だって言って、家に帰って妹に話をしたんだけど、
それ買って帰るの忘れて、もう一回本屋に行ったもんね。買わなきゃと思って。
それぐらいいい本なんだ。
え、でもやっぱイイラさん、ほら、お姉さんとか妹さんとか、やっぱいるから少女漫画入ってきやすかったとかあるんですか?
も、あるし、もともとなんかそういう恋愛品種とか好きだったんだよね。
あ、そうなんだ。
はっきり言ってさ、人を殺すのはあんなに熱心に殺しといて、人を生み出すとか恋愛をするとかはさ、男はそういうのは違うんだみたいなことを言う、その感じがもう受け付けなかった。
あ、そっかそっかそっかそっか。
なんかすごい今だからな。
警察さんとか刑事が、なんかヤニ臭い、汗臭くなって一日努力して犯人探すみたいな話を読んで、鬱陶しいな、もう汚いとか思ってたから。
うーん。
でもそういう意味ではね、その後、今現在2020年ですけど、男性でも恋愛かけるね、もちろん小説家の人結構出てきてますけど、やっぱイイラさん、自分では自分で言わないでしょうけど、やっぱなんかパイオニアみたいな感じですよね、ここの分野で。
でも全然いいんじゃないですかね。たくさん書いてるしね。
うん。
でもさすがにね、10本短編を書くと。
自分で経験したようなことは大体使いちゃうね。
そんな視点でこれ読んでほしいですね。
うん。
一番リアルにそれが出てるのってどれですか?
タイトル作のスローグッドバイですね。
ぜひ皆さんね。
このお話は大学生の話に書いてあるんですけど、僕が昔一緒に暮らしていた同性相手と別れたときの話を書いてるんで。
へー。
でも本当、あっという間に使っちゃうな。
それ、そのリアル度は何パーセントなんですか?
いや、何パーセントってこともないんですけど、そのときの感情とか、実際にどういうふうにしたかってことはほぼそのまま書いてますね。
へー。
いや、もうその、なんかもうすでにときめきますね。その設定だけで。
そうだね。でもいいよね。渋谷のデリヘルジオに恋をする話なんていいじゃない。
いいですね。
しかもちゃんとハッピーエンドになるわけだしさ。
いいですね。ロマンがあります。
人生相談でも似たような相談あるけどね。
ほんと、ほんと。
地元のキャバクラ城に恋をしました。
あー。
ね、ありますね。
いやだからさ、不思議だよね。
リアルな世界では大抵うまくいかないじゃん。
うん。
ね、キャバ城とデートしてもうフライちゃうみたいな話多いからね。
うんうん。
まあ出会い方が悪いっていうのもありますよね。なんかもうお店で会っちゃったらもうお客とね、なんかお姉さんっていう立ち位置でも。
いや、そう言うけど、あのソープで会ってお客とね、あのお姉さんで、それで結婚する人だってザラにいるのよ。
そっかー。
だから出会い方っていうよりは、その人とほんとに縁があるかとか合うかなんじゃないかな。
なるほどなー。
うん。
でもやっぱりね、付き合っちゃう人いるから風俗嬢と。
うん。
結婚してる人もたくさんいるしさ。
うん。
でもやっぱ体重ねてるとわかることもありますしね、相手のこと。
うん、そうだね。しかもなんか性格もあったりすると。
うんうん。
で、でもどうですか?その、このスローグッバイ。書いてから、あのいわゆる人生相談でアンアンとか、それかアンアンが先なんですか?
えー、どうだったかな。でも同じくらいの時期だと思います。
やっぱそうですよね。こういうのを書ける人なんだ、答えられる人なんだっていうことで、そういう人生相談枠もゲットしたのかなと思ったんですけど。
あ、そうか。でもそんなの、そのマガジンハウスの人に聞いてないからわかんないよ。ただいきなりやってくださいって言われてやっただけなので。
うん。まあでもそういう意味ではこれは一つターニングポイントな一冊でもありますよね。
そうだね。なんか自分の新しいあの資質っていうか可能性が開けたなっていう感じはするよね。
うん。
やっぱりなんか、やじゃんずっと殺人事件とか書いてんの。
アキるじゃん。
確かに。
うん。
いつも誰か殺さなきゃいけないみたいなね。
うん、そう。あ、また事件かみたいなさ。
うん。
まあ書くよ、ちゃんと仕事だから。
笑。
僕も面白いとは思うんだけど、でもなんか恋愛ものっていいよね。
うん。
ちっちゃな心の動きをかけるっていうのが、大きな事件より。
うん。
もうね、嫌なんだよね、ほんと残酷な殺し方をして、10年前の事件がまた起こったみたいな話が。
笑。
もう本当にタイプじゃん。
そうですね。
アニコミと一緒。
うん。
スーパーヒーローものと何も変わらないっていう、ああいう話が大嫌いなので。
でもよくありますよね、そういう話。
あれあれ、もう山のようにある。
笑。
でもなんでしょう。
僕もこれは好みなんでね、あれですけど、僕はあんまり殺人ものとか読むの好きじゃないんですけど、世の中としては市場があるわけじゃないですか。
うん。
人間ってやっぱりそういうの好きなんですかね。
いや、だからさ、定型のものをさ、ただ淡々と読みたい人いるんだよね。
ああ。
なんかNHKの朝皿、つい癖で見るんだよね。
ああ。
で、癖でなんか耳をそぎ落とす話、毎回読んでんだよ、そういう人は。
笑。
意外とつい癖なんですね。
うん。
面白いね。
うん。
でも逆恨みですもんね、ほとんどその原因が。
そうね。
うん。
逆恨み、そうだね。
逆恨みっていうか、めちゃくちゃな逆恨みだよね、理由のないような。
そう。
うん。
面白い。
だからテセースの船もさ、ね、漫画版とは違う結末だったけど、なかなか作るよな。
あれ結局、なんでしたっけ、お笑い芸人の。
せいやくんね。
言って大丈夫かな、はい。
大丈夫、大丈夫。
もうだって特に応援してるから。
終わってますからね、すみません。
霜降り農場のせいやくんが犯人だったんだけど、
ね。
頭回したときに、彼が鼻水垂らしながら、お母さんを捕まえたお前が憎いとか言ってるのを見て、うわー、このドラマもうだめだと思った。
ひどいなと。
もうちょっとキャスティング考えないと。
そっか。
うん。
なんかでも、すごい笑い者にされてたらしいですよね、なんか出たとき。
うん。
なんかなんか、別の方に行ったほうがいいんじゃない。
なんか相方のもう一人の方の彼がやるとかさ、少なくともお笑いの中でもちょっとインテリジェンスを感じる人が犯人だったら、あの子供をうまく使って殺人をやったっていうのもわかるけど。
うん。
ね。
彼はそういうインサイドワークとかヘッドワークで、ね、人を殺せるタイプには見えないので、意外性だと思ったのかもしれないけど、いや、キャスティング失敗しちゃうんだろうと思ったよ。
キャスティングって監督がするんですか、あれ。
いや、いろいろ。
いろんな。
監督も出すし、あれぐらいちょっと人気になって後半盛り上がってきてると、プロデューサーも脚本家も監督もみんなで集まってうんうん考えて、この役なんだけどちょっと意外性でこっち行ってみようかと思って、全員でこけたっていうパターンでした。
うん。
そうか。
全国ですよ。
そういうこともあるのか。
でもやっぱりあれですか、そこだけだと思いたいけど、たまにそういう政治的ないろんな絡みで入れざるを得ないとかってやっぱりあるんですか、ドラマによっては。