今回は、4月第2回に実施したにじシバの振り返りということで、主に長野県辰野町で起こりました、性的少数者の学童支援員の発言を辰野町の教育委員会が制限した問題に関して、町の教育委員会が謝罪した件というのが1件と、
あと、イギリスの平等法で定められている女性の定義というものを、最高裁判所が生物学的女性に限定するよというふうに判断した件。
あと、鳩ヶ谷のゲイ・アートの家というのがあるんですが、そこが今年でめでたく開館20周年を迎えた件。
すごいですね。
すごいです。
その3件くらい取り上げたいなと思っています。
これが4月の2回で話された内容というのがありまして、改めて振り返ろうかなというところです。
まず1件目の長野県辰野町の学童支援員さんの発言というところなんですが、
これが一番盛り上がりましたね。みんなの会話としてはね。
最近あまり見なかった露骨な差別事案だという。
今回毎日新聞の記事を読み上げさせていただきますが、
長野県辰野町教育委員会は4月16日、学童クラブで支援員として働いていたLGBTQプラスのリトオレナさん。
20歳、20歳ですね。この方は稲市在住ということですが、
に対し、町教委の職員が性的指向に関する発言を制限するハラスメントがあったと発表したと。
記者会見で宮沢和則教育長は、LGBTに関して頭では理解していたが思いが至らなかったと謝罪した。
そこはみんな笑ったところですね。
というところですね。ちょっとこれだけだとちょっとわかりづらいなというところがあるので。
具体的に何があったかと言いますと。
何があったかというところなんですが、朝日新聞の記事からちょっと引用しますと、
町教委によると、伊藤さんは男性にも女性にも魅力を感じるバイセクシャルであることを以前から公表し、音楽活動を続けていると。
昨年春にそれを明かした上で、学童支援員として町教委に採用され、
同5月から辰野町内の学童クラブで働き始めた。
調査報告書などによると、伊藤さんはLGBTの当事者らしき子供から、
僕は○○君のことが好き。これはいいの?と相談され、
伊藤さんがですね、ありのままに誰かを好きになることは何も悪くないよと答えたと。
本当に普通の非常に素晴らしい答えを、回答をされていたんですけど。
この出来事を伊藤さんが教育委員会の職員に伝えたところも、勤務時間外にやってくれと言われた。
どうしても性の問題、セクシャリティの問題はプライベートな問題だから、
仕事とは似つかわしくないというようなことを言われることが多いよね。
そういう個人的なことは言わないでとか、仕事の時とかでもよく言われるやつですね。
さらに子供たちの前でLGBTの話はするな。子供たちにLGBTはないなどと言われた。
また伊藤さんが、私は男の人も女の人も好きになれるよと言っているところを目撃した職員に呼び出され、
自分のことをさらけ出すなど、叱責されるなどしたと。
伊藤さんは昨年12月に退職したということみたいです。
調査報告書によると、町教委の接的少数者に対する理解が芸術的な理解にとどまっていると指摘したと。
伊藤さんが個人的に出演する音楽活動の専念をしていると誤解し、伊藤さんの心と人格を立て付けたと。
そういう立て付けで一応出席したことになってるわけだ。音楽活動としてのバイセクシャルみたいな。
そういうキャラ付けを意図的にしているみたいな、そういうところだと町教委が判断をして。
営業すんなと。おかしいおかしいおかしい。そんな話一つもしてない。
してないですよね。
なるほど、でもそういう説明になったのね。
一方で好意的な言動ではないことや、伊藤さんが職員の処分を求めていないことから、行政上の処分は必要ないと結論付けた。
これは報告書の結論ということですね。
記者会見をした宮沢和則教育長は、先ほどの毎日新聞の書きぶりと同じですけども、
職員は性的少数者の問題を頭では理解していたが、性的少数者の傷つけやすい部分について。
違う違う違う。その発言が差別だよ。
伊藤さんに悲しい思いをさせてしまった。
違う違う違う。もう天啓だよね。見事な。ちょっと笑っちゃうやつだよね。
頭で理解しているんだったらそういう問題は起きないんですよ。だから理解してないんですよね。
見事にしてないって話で笑っちゃうよね。だって傷つけてしまいましたみたいな。悲しませてしまいました。違う違う違う。理解してないからだってだけだよ。悲しむのはとてもいいけど。
朝日新聞の記事の最後の方に書いてあるんですけども、記者会見の様子を傍聴していって、伊藤さんが最後に自ら発言を求めて調査内容に納得は言っていない。職員たちは性的少数者のことを頭でも理解できていなかったのが本当ではないか。
ごめんごめん。みんな同じこと言ってるだけだった。新聞に書かれたのに言っちゃった余計なこと。
それを認めるところから反省や改善は始まるのだと思うと述べた。本当その通りだと思いますね。
例えばね、じゃあどう答えるんだろうね。実際その人がね、僕何々君のこと好きなんだって言ってきた時に、これっておかしいのって聞かれたら、営業活動じゃない回答っていうのはどうなるの?
いや、同じこと言うよね。
伊藤さんの回答が模範回答だと思いますけどね、基本的にね。
頭で理解できていれば、それは模範回答してたね、素晴らしいねって言えるところなんだけど、じゃあその素晴らしくなくてもいいから、その研究員が出席しないで済む回答っていうのは、こういう話はしちゃダメよとかそういうことか。
そういうこともなっちゃうんじゃないですか。そういうのは人前で言っちゃダメだよとかね。
なるほどなるほど。
でもそんなこと言われたら、子供はこれは言っちゃいけないんだなって思ってクローゼットに引きこもっちゃうだけですよね。
ね、もちろんそうだし、それが例えば別に何々くんじゃなくてね、何々ちゃん、例えば異性愛の形でね、例えば僕はさくらちゃんが好きなんだって言ったときに、そうなんだとかっていう風にして答えるでしょ別にと思うんだけど、それはどうなんだろうね。
それは許さきょうされるんじゃないですかね。
ああ、そっかそっか。
そこはやっぱり異性愛機関があるので、男の子だからねみたいな話になるんじゃないですかね。
ダメじゃんそれ。
そうそうそう。
としか思えないからみんなあのときにあれだけ盛り上がったんだよね。
なんかね、ラジオを通じて言いたいのは、そういう対応をしてると若者はどんどん田舎から出ていきます。
本当ですよ。稲市。
稲市というか辰野町ね。
あ、辰野町だごめん。
辰野町、伊藤さんは稲市の人だけど、辰野町は稲市からちょっと北側にある町ですけど、
結局そういうこと、そんな感じで、例えば僕は○○くんの子が好きなんだって相談したのに、そういうこと言っちゃダメだよとか、それって変だよねみたいに言われたら、子供としては絶対こんな町出てやるみたいな。
いや町の問題だよっていうのが全体の問題だと思われちゃうともっとね、切ないことになりがねない。
最高の大人たちはもうこんな町に住みたくないよみたいに大人になって思うんですよ。
そうだよね。今時だってさ、普通にyoutube見ればさ、そういうさもうなんていうの、LGBTQのどれだかわからんみたいな人がいっぱいさ、自分はゲイでとか自分はバイセクシャルでとか散々放送してるから隠しきれないよね、その現実を。
ね、あのコウノトリが運んできたんです赤ちゃんは、ずっと貫き通せない何かと一緒でさ、やっぱ無理だよって、無理だよに気がついてほしいなタツノ町。
だからやっぱりその、頭では理解していたっていう言い訳が最悪なんだけど。
そうそう、言い訳が最悪。
理解をしているんだったら行動に移さないという意味がない。
理解はしてないです、100%。かなり自信があって、一体何が理解したというふうに彼は誤解させたかの方が気になるやつだよね。
で、そういう街脅威の対応がなんか閉塞的な田舎の街にありがちな閉塞的な空気感を生み出してしまい、
言い訳が、先ほども言いましたが、やっぱ若い世代は言い訳がさせてしまうというような感じになっていっちゃうので、
そこは本当にね、地方の行政の担当の人たちというか、深く反省をしてもらいたいところだと私は思います。
思いますけど、でも理解している気になっている人が一番やりづらいよね。
それはそれでね、問題はあります。
だから、分かっているから自分たちは大丈夫とか思っちゃうでしょ。で、畑からは全員から分かっていないわって思われているわけで、
これがさ、だからもう一回人に聞いてみようとか、当事者に話をね、ちょっと相談してみようとかもないわけじゃない。
しかもこの場合さ、当事者が当事者なんだから、その人に聞けばいいじゃんねとか思う話じゃない。
そういう話ってさ、ってさ、いや僕分かんないんだけど、子供たちにとってそういう話をするのってどんな感じなの?っていうさ、
しないほうがいいとかって思ったりしちゃうんだけどどうなの?とかさ、
なんかぶっちゃけ聞いてみたらいいのにとかね、相手当事者20歳のね、聞いてみたりすればいいのに。
まあ聞く気もなく下に見てんだろうな。
まあそうなんですよ。だから、LGBTQだっていうことを、LGBTQだっていうかそのバイセクシャリだっていうことは、
あらかじめ分かった上で採用しているはずなのに、そこをやっぱりきちんと採用した段階で、
なんていうのかな、伊藤さんのことを、そういうセクシャリティがあるっていうことを踏まえた上で、
伊藤さんの個性として受け止めて理解をするっていう姿勢もなかったっていうことなんだろうとも思うし。
本当ね、多分学童クラブにしてみればそういう先生が一人いてくれたことで、すごくいい解説当事者の見本モデルがいてさ。
プラスになったと思いますよ。
なったはずなのになったはずだし、それこそだって伊藤さんがいたからその子だって、そういう相談ができたわけで。
そうだよね。相談しようって気になってね。
多分、もしかするとそのね、親とかには言えなかったけど、伊藤さんだから相談できたっていうところがあったのかもしれない。
貴重な機会だったのに、それを町教員のほうがね、潰しちゃったみたいな感じがする。
珍しい感じの、ここんとこ最近聞かないよ、みんなそこまで露骨なことはしないよっていうね、もっと上手にやってるよね。
上手にやってください。まだ納得いかないんだったら。
結局ね、LGBTQ研修とか溢れてますけど、それで身につく知識なんて大したことないんですよ。
大したことなくて、それを身につけたところで、実際にそういうきちんと寛容な精神ができるかっていうとそんなことはないんだけど。
もちろんそう。でも失敗しないってことはできるじゃない。頭でだけ理解できてればね。
理解できてれば、こういう場合はこういうケースだから、こう対応したほうがいいかなみたいな、最低限の対応はできるべくして、LGBTQ研修とかやってるはずなの。
やっぱりね、行政はね。頭で理解できてないから失敗したんだな。
頭で理解できないくらいということもできてないってことですね。
ちゃんと研修受けた後でことなかれをやってください。
そうですね。というのが長野県辰野町での学童支援をめぐる問題が話題になって。
みんなめっちゃ盛り上がって。
そう盛り上がりましたね。
もう一つ盛り上がったのがイギリスの最高裁判所が、その平等法の女性の定義を生物学的女性に限ると限定した話で。
イギリスっていうのは言わずもがなですけども、連合王国でスコットランドとウェルズと北アルナンドとあとイングランドの4つの王国が連合して一つの国家としてまとまってるよっていう。
そういう体制の中でスコットランド政府としては別に生物学的な性別に関わらず、ある意味政治人的なところを重視して性別の扱いをしていたんだけども。
性別変更の手続きも簡易化してというのは2022年に可決されていると。
他はまだそういうことではなかったってことだよね。
ところが今回イギリスの最高裁が平等法で定められている女性っていうのは生物学的女性なんだよっていう判断をしたということで、その影響が危惧されているという、そういう状況でイギリスの陸上。
リクレーンじゃない。イギリスの陸上でイングランドですねこれはね。
トランスジェンダー女性選手が6月1日から出場禁止になりました。
これはイギリスの最高裁の判断を受けてルール変更しましたと。
イングランドサッカー協会の判断ですね。
だからこれから実際ウェールズとかね、スコットランドとかね、それどうするのか知らんけど、少なくともイングランドサッカー協会はお日様とは6月1日からトランスジェンダー女性は出られないということになりましたね。
最高裁としては女性の定義は性別学的女性としたけど、そのトランスジェンダー女性に関してはもうすでに平等法の保護対象というか、平等法できちんと救済されるので大きな問題はないんじゃないかみたいなことを言って。
差別はいけないって言ってる。
意味がわからない。ほとんど理解できない。どうするの。
それはなんていうの。その人が性別学的性、あるいは出生時の性が例えば男性でしたと。その時は男性として差別しないってことなのかね。
だよね。そこだよね。そうなりますね。
意味がわかる。
ホール・ロイターの報道を読むと、英国の最高裁判所は16日、トランスジェンダー女性が2010年の平等法の下で、女性的に女性であるかどうかをめぐり、スコットランドの女性団体を起こした訴訟で原告の訴えを認め、同法で用いられている女性という用語は、性別学的な女性を指すとの判断を示したという話だった。
訴訟ではジェンダー認定証明書、JRCというものがあって、そこで女性とされるトランスジェンダー女性が平等法の下で差別から保護されているかどうかが争われたということで、
ジェンダー認定証明書というのはスコットランドが出していて、そこでトランスジェンダー女性が女性とされていたんだけれども、それがイギリス全体の平等法の下で女性に当たるのかどうかというところが争われていた。
なるほど、なるほど。
軸はわかることはわかるな、まだしてもね。
ただ、そこで結局イギリスの最高裁の判断ということになるので、それがスコットランド政府であったりウェールズだったりイタリアンランドだったりというところに影響が及ぶので、それぞれの自治政府が行っている、
例えばスコットランドが発行しているジェンダー認定証明書の効果であったりというところが今後危ぶまれるかもしれないと危惧されているということですね。
政治的な判断によって差をさせられる人たちだね、本当にね。
トランスジェンダー女性は平等法上は差別されないというふうに、そこの差別は禁止はしているとはいえ、そもそも女性という枠組みの中から
トランスジェンダー女性は弾くという
弾くということになってしまうと、結局オーセンティックな女性というか、オーソライズされた女性というか、女性とそうではない女性がいるよみたいな
女性の分断を図るということですよね。
結局トランスジェンダー女性は女性じゃないよねっていうふうな認識っていうのがそこで出ちゃうとしたら
もう出てますよね。
それこそが差別的取扱いなんじゃないの?
そうそう。やっぱね、これの声の高まりはもうイギリス中心にここの数年ずっと盛り上がってきていた議論なので
そこが、だからもう自分たちの主張が通ったと。
まあなんか石井貴昭が言っているような状態に突入していると私は判断しているけどさ
とにかくその話はすごく盛り上がってたわけだよね。
で、GRC、これ取る意味なくなったよね。
結果として、女性っていうところからトランス女性を排除するというか、分離するとしたらね。
ただ一応その最高裁のパトリック・ホッチ副長官という人がですね
だが今回の判決で社会の一方の集団が消祖し、他方の集団が排祖したと受け取らないよう忠告する。
そんな都合のいいことがあるか。そんな都合のいいということがあるか。
いやそれはみんな心の底からそう思っとるわい。
だったらそういう判決にすなよっていう話ですよね。
だからそのトランス女性は女性じゃないけど差別はしないでくださいみたいな
そういう二段構えの形になっちゃっていて
だったらそもそも分断すんなよってついでしかないと。
まあでもね、この声を受けた結果での最高裁判決だと思うんだよね。
かなり世論におもねった形でこう言わざるを得なかったってことなんだろうなと。
特に差別は禁止するっていうことを最後につけた人も含めて
かなり世論におもねった、世論におもねったんだろうなっていう感じはするので
対岸の舵じゃねえぞっていう気分もありますね。
対岸の舵ではなくて同性婚の話もそうだし
日本におけるそのトランスジェンダーの地位的な部分というところも手はまります。
今後そういう話も出てくるかもしれないですけど。
あれは2006年何法だっけ忘れた。
性同質性障害特例法ですね。
いろいろ矛盾はあるにせよそれがかなり支えてきたところが
ここから先そういう各国のかさむきを見るとどうなるのかなっていうふうに思うよね。
さっき同性婚の話に触れたのは
以前もちょっと話をした同性婚を実現するにあたって民法改正と特別法の制定みたいなところで
例えば特別法の制定にしちゃうとオーセンティックな結婚があった上で
それとは別の制度で実現される同性婚というのがあって
オーセンティックな結婚ではないものとしての同性婚みたいな形になっちゃうと
それは差別だよっていうのが裁判所大阪交際とかが示したところであるので
そこは非常に注意が必要で
だからよく言われるのが結局権利は認めてあげるよみたいな形になってきた時に
一種の二級市民みたいな形での認め方みたいな感じになってしまうと
それはやっぱり差別性があるというような形になってしまう
民法改正が簡単なんじゃないかっていうふうに言っているが
でも今その話を聞いたところだと
独立法の方が逆に異性愛カップルがそっちに参入するっていう方向での対応が可能で
夫婦別姓問題とかも含めて何らかの違う使い方ができるのかなっていうイメージも持っている
だから同性婚が実現しているところだとフランスとかもそうかな
同性婚はあるけどパックスはパックスで残るみたいな
両方あるので
日本はどっちもないので
特例法が先に決まろうが民法改正しようが
それはどちらもそんなに嘆くべきことでもないのかなって今聞きながら思った
だからどちらにしても市民的連帯パックスはそういう意味ですけど
共同生活を送るにあたって結婚とは別の契約に基づいた
共同連帯生活者みたいな感じのそういう立場で生活するシステムというのと
あとは伝統的なというかいわゆる結婚という楽味と2つあって
どちらでも自由に選べるというか
自由にというかフランスのパックスの経緯にはどうしてもカソリック教国で
離婚についてもっていうところも引っ張ってくるから
単純にあれを日本でないのはおかしいというふうにも言いづらい部分もあるじゃない
フランスパックスそのものってよりか
例えばアメリカでもシビルユニオン制度があって
同性婚がある一方でシビルユニオンみたいなものもあったりするので
保管するシステムとしての結婚未満
友情以上結婚未満みたいなところの制度的なものっていうのは必要かもしれない
それはそれで別にそっちを立てていく方が
私としては好みかなというふうに思いましたね
当事者は当事者でやっぱり民法上の結婚
民法上の結婚じゃねえ
民法でそっちを調整していくって方じゃないと
2級間つきまとうから嫌だなって思う気持ちはわかるけど
私はそういう立場にないから
これはどっちかというと特例法も悪くねえぞと思わさせられた一瞬でした
趣味です単純に
ということでこの英国最高裁の判断も
皆さん関心を持っていたところなので
今後の動向が我々としてもより気になるところかな
やっぱり世界の潮流的なところでは
影響を受けるのは必死ですからね
気をつけたいと思いますね