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2025-07-15 35:20

#032 アーティストの実情と市場ギャップを埋めるために──「積極的自由」のデザイン【ゲスト:CANTEEN 代表取締役社長 - 遠山啓一さん】

今回のゲストは前回に引き続き、株式会社CANTEEN代表取締役社長の遠山啓一さん。

CANTEENが挑戦している直近のプロジェクトや遠山さんの今後の野望について伺います。


●エピソード詳細

・オープニング

・経済産業省「New Music Accelerator」

・アーティストの実情と商慣習の乖離

・J-POPのゲーム構造

・日本が音楽で勝てる世界戦略

・一番早く変化が起きる音楽業界

・挑戦者を輩出する支援者

・至る所で起こる構造のギャップ

・SEALDs前後の世代

・音楽と同じスポーツマネジメントの構造

・八村塁「BLACK SAMURAI 2025 THE CAMP」

・マスメディアに最適化されたカルチャー

・VCに感じること

・積極的自由

・攻略本化するスタートアップのゲーム

・野望は5000人規模のお葬式!?


●ゲスト紹介

遠山啓一 https://x.com/keeischi

1991年東京都生まれ。ロンドン大学SOAS修士課程修了後、帰国。外資系広告代理店にてプランナーとして勤務する傍ら、国内外で都市文化や音楽に関するリサーチプロジェクトを展開。2019年に株式会社CANTEENを設立し、音楽アーティストのマネジメントをはじめ、アートやカルチャー領域に関わる様々な事業を手がける。


●番組へのメッセージフォーム

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●制作

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サマリー

CANTEENの遠山啓一さんは、アーティストと音楽業界の現状や市場のギャップについて話します。特に、日本の音楽産業における成長機会やスタートアップの重要性に深く掘り下げ、メジャーとの関係性や新しいビジネスモデルの必要性を考察します。このエピソードでは、音楽業界とアート市場における構造の違いや、そのギャップをどのように埋めるかが論じられます。特に、挑戦する若い世代の価値観と、アーティストが必要とする環境の変化について深堀りされ、音楽制作やギャラリーの新たな取り組みが紹介されます。アーティストとその環境が持つ文化的および経済的な接点についての考察が行われ、日本の音楽シーンとその影響力についての期待も語られます。また、積極的自由を促進するためのデザインや支援の重要性も言及されています。遠山啓一さんは、アーティストの実情と市場ギャップに対処するための「積極的自由」のデザインについて語ります。

CANTEENと遠山さんの挑戦
こんにちは。創業期のスタートアップ投資に特化した ベンチャーキャピタル、ANRIの代表、さまたANRIです。
この番組では、毎回様々な企業家精神を持った方をゲストにお呼びし──
その人を突き動かす熱について、深く盛り下げ、 熱くためになる話をお届けしています。
今回のゲストは、CANTEEN代表の 遠山啓一さんにお越しいただきました。
本日は遠山さんに、直近CANTEENで 挑戦されているプロジェクトですとか──
今後のCANTEEN、そして遠山さんの目標や野望について 根掘り葉掘り伺えればと思います。
今日はよろしくお願いします。
前回ですね、CANTEENっていうものがどういう存在で──
どういう思想を持っているかっていう 草原の話をたくさん伺ったんですけど──
大丈夫だったのかっていう気持ちが──
私の満足で基本的に測ってるんで。
よかったです。
直近、もう少しCANTEENで 取り組んでいることを伺いたくて──
例えば、今のギャラリーの話とか含めて、 今挑戦されているプロジェクト。
音楽のレーベル的な事務所的な活動以外にも やっていることがあると思うんで──
今どういうことをやっているかって 伺ってもいいですか?
そうですね。ちょっとギャラリーの話は またすごいそこから広がっていきそうなので──
一旦、音楽の話でいくと──
計算書でやったNew Music Acceleratorっていう──
プロジェクト?企画?なんて言えばいいんですかね。
事務局をEYと一緒にやってますと。
で、これは僕が今日本の音楽産業において 足りてないなと思うものを──
普通に結構ストレートに──
プレゼン?ロビー?
して、ある枠の補正予算の一部を取ったっていう話なんですけど──
日本の──うちがなんで成立してるか みたいな話にも繋がるんですけど──
西洋世界だとiTunesがまずあり──
デジタル配信っていうのがあった後に サブスクになってるじゃないですか。
で、その間にいろんなことっていうのが──
スタートアップ的な言い方をすると DXされたわけですよね。
制作の部分とかプロモーションの部分。
例えばビデオって前はこんなでっかいカメラで 何千万作らなきゃいけないとか──
制作でいうとスタジオに入ってエンジニアがいて──
CDを作らないと流通ってできなかったわけだけど──
そのデジタル流通になることによって──
全部アートだからあれですよね。
DAWっていう要は──
ラップトップ上で音楽が作って完結できる状態っていうのが──
できましたと。
要は誰でも音楽作れて、誰でも配信できるようになって──
誰でもプロモーションできるようになったわけですよ。
その状態になってから実際には結構久しいんですけど──
日本の場合はiTunesが入ってくるのを結構阻止したというか──
あんまりスムーズにはいかなかったですね。アメリカほど。
コピー、コントロール、CDを作ったりとか──
ソニーが参入しなかったりとかっていうことによって──
ある種サブスクにパコンって切り替わってるんですよ。
その間に日本の場合ってアイドルカルチャーが流行ってて──
AKBとかが流行ったから一人一人の客単価を上げるっていうことによって──
市場規模を保ってたっていうのがあって──
そこのねじれがあるんですよね。
西洋世界だと要はそのグラデーションの中で産業が変化してきてるから──
広告にかなり近いんですけど──
マネタイズのポイントってそんなになくて音楽って。
工業、ライブと権利から発売する打原板券、著作権と──
ファンエンゲージメント、グッズとかファンクラブみたいなものと──
あとはメディア出演みたいなタイアップとかその4つぐらいなわけですね。
ほとんどっていうのはマスメディアが過剰してる領域なんですよ。
それがある種──
これは電波利権的な話とかテレビ的な日本の他の産業にも関わる話ですけど──
解体されずに日本っていうのはそのまま来てる。
ヨーロッパとかアメリカとかの場合は衛星側とかっていうこともあるし──
代理店の構造とかも一緒で、ロールによってかなりエージェント的に色々な職種ができてきた。
音楽で言うとレーベルの他にもデジタル流通サービスがレーベルみたいな機能を果たすっていうスタートアップがいっぱい出てきたりとか──
パブリシストみたいなPRとプランナーを一緒にやるようなフリーランスのプロモーションでかける人がいっぱいいたりとか──
エージェントもブッキングエージェントと事務所みたいなマネージメントみたいなところと──
あと例えばシンクっていってネットフリックスとかに著作権を差し込むみたいな営業する会社みたいなのがあったりとか──
そういう変化があったんだけど──
自分の場合はその変化がきちんと起きてないことによってCDを作ってた時の召喚集のまんまサブスクになってるんですよね。
そうすると権利は会社が持ったまま──
現番券って株とほぼ一緒なんでお金いっぱい出した人がいっぱいリターンもらうみたいな形なんですけど──
実情は作れるようになってるんですよみんな自分たちで。で、プロモーションもできるわけ。
だからそのアーティストの実情と今の舞踊界の召喚集にめっちゃ乖離がある。
その間っていうか調整をしないといけないですよっていう話。
新しいビジネスモデルの必要性
スタートアップ的にいくとAIとかがあってお金儲からなくて承認でできるからVCとかやらなくなったのになぜかVCが挟まないと出れないようになってるみたいな構造論に音楽がなってると。
もちろん例えばソニーミュージックみたいに垂直統合されたとにかくめちゃくちゃレバレッジをかけるみたいなものも必要ではあるんですよね。
世界に出てたら例えば夜遊びみたいなタイプのアーティストってそういうことでしか出てこないやつも毎回タイアップ当てるみたいな。
でもそれあってもいいけどそれ以外が日常音楽化ってやばいだろっていう。
僕らが思考してる日本の文化っぽい話になりますけど、オーガニックに良いカルチャーっていうものが外に出ていくときに、
同時代性とかを獲得しながら格好つきの良いものっていうものはどうやって出てくるかなみたいなことを考えると、
やっぱり日本らしさとかそのアーティストらしさみたいなその都市らしさとか、
要は他の場所にないものだったりとかそこにしかない物語とかナラティブみたいなものがないと良いもの出てこないという前提がある。
その辺のロジックをノノオトとか読んで欲しいんですけど、それが出てくるためには0-100日常音楽化かメジャー化じゃダメだと。
なぜかというとメジャーっていうのは基本的には最適化された売り方で、
要はZEPPやってZEPPツアーやってアリーナやって武道館やってアリーナやってアリーナツアーやってみたいな。
途中でMステ出てファーストティック出てみたいな。
改造の高いな例えが。
それしかないんですよねJ-POP。
階段がすごくシンプルなわけですよね。
J-POPのゲームをやるのは全然良くて、ただJ-POPのゲーム以外にも当然、
例えば東京で1000人しか集められないけど、
ロンドン、ニューヨーク、LA、アムステルダム、パリス、ベルリンで1000人集められるアーティストっているわけですよ。
面白い。
当然。
世界にはね。
でも日本にはそういうアーティストってほとんどいないんですよ。
これなんでかっていうとさっき言った0-100だからなんですよ。
国内の内需に対してニーズが作れなかったアーティストっていうのは基本的にはプロとして生きていけないという構造があって、
それはまずいだろうと。
それなんでまずいかっていうと、
アメリカはめちゃくちゃでかいから勝負にならないとして、
でも日本って世界2位の市場規模を持ってるんですね。
音楽で言うと。
でもそれって何でだその横。
K-POPより大きいわけですよ。
何が担保してるかって言ったら量とコンテクストの厚さなんですよね。
それを世界で戦わせるってなった時に、
やっぱK-POPみたいにいくつか買いつまんで、
めっちゃ1個の1個とか5個ぐらいのIPに死ぬほど金かけてアメリカ挑戦させるみたいなことじゃなくて、
これは僕の一時見ですけど、
日本の良さっていうのはさっき言ったみたいな1000人どこでも集められますよ。
1万人どこでも集められます。5000人どこでも集められますよっていうのが、
各ジャンルに20人ずついるみたいな。
っていうのが日本が多分音楽で勝てる世界戦略なんですよ。
おー面白い。
それをやんなきゃいけないよねっていうことを言うために、
とりあえず頑張って中小規模の日本のアーティストとかアーティストサポートチームに補助金を出そうっていうのはこのニューミュージックアクセサリー。
なるほどこれよく経産省もこの文脈を理解してくれましたね。
まさにこれと同じ文脈で僕らも投資させてもらってるNothing Newっていう会社が映画で同じようなコンセプトをやってて、
それもやっぱり映画って産業がマーベルを擦り続ける以外もう出せない。
あのビジネスモデルになっちゃってる。
映画館で上映して映画館が興行一定%持っていくみたいな。
モデル出来上がってるから新しい映画っていうのをやるコストがまかなえない。
のでああいうインディーで比較的短いフォーマットでホラーとかだったらこのコストで作れるからみたいな回してて、
それを経産省さんと一緒に支援してるみたいな。
いろんなエンターテイメントでいろんな産業でもなってるし、スタートアップも結構そういう構造論がよく起きる。
これだから僕前から思ってるんですけど音楽ってやっぱり無形商材で人に伝わるスピードがめっちゃ速くてトレンドもあって、
音楽業界の現状
かつ最終的にファンエンゲージメントってなるとライブ場所が関わってくるんで、
すごい変化が早いけど本質的なことが起きる産業としてなんかウォッチしておくとめっちゃいいとこだと思ってて、
いろんなものの一番早い変化が起きるのって音楽なんじゃないかと思ってるんですよ。
だから僕別に当時始めた時は才能に惚れて始めたわけだけど、こういうことが5年ぐらいやってると構造上分かってくるわけですよね。
だから僕個人でいくと絶評抑えらんないんだみたいな正面から言っても。
イベンター入れなきゃいけないのみたいな、そういうことだみたいな。
そういう構造で出来上がっちゃってるから。
これ要は代理店とかと一緒で要は講義のメディアですよね。
講義のメディアを抑えている人っていうのはいっぱいIPを持ってるところとだけ仕事をすればいいわけだからメジャーレベルが商売相手になっていて、
普通の一個人だったりとか小さい会社っていうのは何かしらにされると。当然。
それは最適化してるとそうなるんですけど、
それのありとあらゆるところがそういう風に最適化されていってビジネスモデルだったりとか、ある種自分たちの召喚集っていうのが更新されていかないことによって、
実情、さっき言っていくと政策とかプロモーションがDXされてるっていう今の実際に作ってる若い子たちの現状と離れていってるんですよ。
アート市場の変化
これさっきもおっしゃってたようにいろんなところで起きてると思わせて、
これ僕だから性格もあるんですけど、噛み付いてるのは噛み付いた方がいいよっていう結構メッセージがあるっていうか、
例えば僕が今一緒にビジネスやってるのって僕が今34になったばっかなんですけど、基本的には20代の子たちなんで、
あなたの目の前にあるゲームっていうのは全然変えられるものだから、変えなきゃいかんということを普通に思ってもらわないと、
このまま普通にめっちゃ沈んでいくんだこの国は。
そういうことか。
そういう風に思ってほしくて、そういう意味でいくと今の若い子とかの方が僕とかの世代とかよりも全然リアリティがある。
これはいろんなところで起きてると思って、最後に話したいんですけど、まあいいや。
今のすごい面白いと思ってて、カンティーンとか、そして東山さんは音楽プロデュース的なことはしてない。
知ってますよ、クリエイティブディレクション的な。
クリエイティブディレクションもしてる。でもより強いのは、根底に流れる思想性があって、そこで共鳴する人たちでやってますっていうのと、
全体の構造論を俯瞰して、こういうことやらなきゃいけないよねみたいなことは価値観共有してるってことですかね。
そうですね。今の構造っぽい話とかはあんまりそういう話をしてる人が横浜にいるイメージがなくて、だから面白がられてるのかなという感覚はあります。
それはすごい面白いし、僕最近の自分の興味関心が、挑戦する人ってのがいて、プロフェッショナルとして支援する人たちがいるなと思ってます。
最近支援堂とかいろいろ言ってるんですけど、なぜかこの人の周りは挑戦する人がいっぱい出てるなっていう支援者って、わりとメディアとか出ない人多いんですよ。
それはやっぱり挑戦者、起業家とかクリエイターを尊敬してるがゆえに、自分は出ないっていう手遣いが結構強くて、出ない人が多いから、そういう人をポッドキャストに引きずり出すっていうのが私のミッションっていう。
だからそういう意味では、東山さんが今どういう思想性でいて、どの辺までタッチして、どこから先はタッチしないかっていうのが結構僕の中で興味深いんですよね。
でも最初の頃は本当に全部やってましたよね。
そのいわゆる、楽曲はそうでもないけど、ビデオとかプロモーションのプランニング、プロデュース、クリエイティブディレクションみたいなこととか、チーム編成みたいなこともやったし、本当にPOみたいなこともやってて、
会社の経営もしながら、アーティストを一個の事業部としてファイナンス的に見るみたいなことも全部やってたけど、今でいくとあんまりそういう現場っぽい話はなくなったので、
どっちかというと経営っぽい話になってるんですけど、経営っぽい話でどういうことが多いかっていうと、やっと人事とかファイナンスとか出てきたみたいな、2,30人くらいの規模になってきたんで、レベルにはあるんですけど、
それでいくと、同じようなことをめっちゃ繰り返しやってるみたいな感じだよな。
さっきのギャップの話があるじゃないですか。構造と今の作る人たちの。これ至る所で起きてて、同じようなことでギャラリーも始めてるんですよ。
要はギャラリー60年代70年代含めて、そっからバブルあって、その後のアートバブルみたいなことで日本のアーティストが出てきましたと。
その時に重要なロールを果たしていた、今やっぱり60アッパーぐらいの55アッパーぐらいのギャラリーっていうのがあり、そこに属さないと世界に出てけない。
だけど、コロナ禍中に色んなちょっとお金持った代理店の人とかが家にちっちゃい絵買うとか、それこそだから最近スタートアップの人とか、うちの専属のアーティストの例えば山中幸野ちゃんってこの絵とか結構買ってる人多いんですけど、買ってるんですよ。
だからそのD2Cでいけるみたいな感じもちょっとあるけど、実際世界で有名になろうと思ったらやっぱりそういうところに属さなきゃいけないみたいなのがあって、コロナ禍のアートバブルが終わった後にD2Cで結構売れてたアーティストが何組か有名なギャラリーにポンポンと所属する機会、ことがあって、やっぱそうなのかみたいななんか絶望感みたいなのがちょっと漂った感じがあって。
それもだから富山さんから見ると音楽の構造論に結構似てるものがあるし、同じような噛みつく武器ポイントがあるなっていう。
そうなんですよ。で、普通に、だからその前提としては今の例えばシールズってあったじゃないですか。
うん。
シールズ以降の前、後ろと前でなんか世代感が全然違うと思って。
面白い。そこを分岐点にするな。
なんかシールズぐらいの時ってやっぱり政治性をすごい問われるからアーティストとかクリエイターめっちゃ少なくて。
うん。
音楽もそうだしマイアートもそうなんですけど、その後になるとやっぱりなんかこうある種リベラル左っぽいスタンスをアーティストって持ってなきゃいけないよねっていう感覚が薄いんですよ。
分かる。なるほどね。
今の若い子って。
うん。
だから例えばタイアップやったりとか、例えば経産省とかも。僕が大学生の時に好きなレーベルが経産省とプロジェクトやってたら、お?右か?みたいな。自民党か?みたいな感じだけど。
でも多分今の子たちとか全然思ってない。
そんなにそういう思想と全部ピタッとくっついたらダメだっていう感じはないと。
面白い。
で、そういうのもあるし、あと普通にビジュアルコミュニケーションがメインになってるんで、なんかこう世界に通用する普遍性みたいなのがもっと持ってるっていうか、いける。
パンっていけるみたいな。DMでパンって繋がれて、別にパンってニューヨーク行って誰かとコラボするとか普通になってるわけですよ。
っていう実情とギャラリーの構造って全然違うから、だったら頑張って自分たちでレバレッジかけて海外のフェアとかにちょっとずつ日本の若手を送り込むっていうギャラリーをちゃんとやろうと。
かつ東京で面白いって思われる場所を自分たちで持ったらいいんじゃないっていうのをギャラリー始めて。
それこそもともとストアーズにいた加藤くんっていうむさびで、それこそシールド真ん中世代で自分が制作っていうよりはアートから離れてちょっとスタートアップ界隈にいた子で手伝ってくれてる子が社長やってて、その子がギャラリーを仕切ってくれてるんですけど、ギャラリーもそういう感じ。
そのまま最近の話でいくと、その最近発表された橘瑠衣がやる夏の名古屋の中高生向けのキャンプがあるんですけど、スポーツマネージメントももう完全に一緒なんですよ、音楽と構造が。
挑戦する若者たち
これちなみに橘瑠衣の話はフラッとやってきた。
これは僕が新卒の時に一緒にインターンしてそのまま入社した、まさきっていう本当に埼玉のヤンキーなんだけどなぜかアメリカの4代出てるみたいなめちゃめちゃ変な奴がいて、そいつがうちの会社の、一緒にいた会社の後にフリーランスの通訳とかやって電通行って東京オリンピックの時のIOCとかに出港した時にいろんなスポーツ選手とか担当したりとか権利処理とかをやってて、
その時にちょっと繋がったりとかして、その後いろいろ運用曲折あり、本人と仲良くなってある種マネージャー的な立ち回りになり、僕は加藤ってやつとずっと仲良くて一緒に筋トレしたりとかそういう仲だったんで、
なんかルイがキャンプついにやりたいって言ってるよみたいな、なんか自分でやらなきゃいけないらしいみたいな、自分みたいな、名古屋のIGアリーナなんだけどみたいな、あ、それ1万7000だみたいな、あ、1億円規模の興行を俺らでやるんだみたいな、主催2人みたいな、まあでもやるみたいな、で頑張ってるっていう、今、ちょっとどうなるかわかんないけど、
夏に死んでるかもしれないですけど、でもそれもスポーツマネージメントって日本においては芸能事務所しか基本的にあんまりない、アミューズとか、吉本さんとか、あとサニーサイドアップとか、あれって基本的には旧マスメディアに芸能人としてのスポーツ選手を入れていくっていうビジネスがあるんだよね、でそれが当然最適化されてるからいいんだけど、
普通にじゃあアメリカに目を向けると、VCやってるNBA選手もいれば、個人のブランドめちゃくちゃデカくなってる人もいれば、投資やってる人もいれば、エージェントやってる人もいるわけですよ、普通にそういう世界をみんなインストとか見てるわけですよ、で当然個人の発信力というのが強くなればなるほど、いろんなことでマネタイズできる世界ができてきてるっていうめっちゃ差があるのに対して、
例えば橘瑠衣ぐらいのIPだったとしても、それを支援しますって言って手を挙げる人っていないですよね。
なるほどですな、面白い、ちなみに見えてきたわ、基本的に結構構造で捉えるの好きなんですね、そういう構造で見えてて、そして基本的にはクリエイターリスペクトがある中で、クリエイターがこれでは才能が発揮しきれないじゃんとか、よく分かんない奴に利益がいくだけじゃんっていうのがムカつく。
そうそう、それはめっちゃそう。
なるほどですな、分かってきたわ。
それは昔から思ってて、日本のもちろんすごい好きなカルチャーもあるし、僕の同級生でメジャーデビューしたバンドとかもいるから、日本のロキノンみたいなロックを聴いてた時期ももちろんあるけど、やっぱり自分の人生にどういうものが影響を与えてきたかっていうと、
例えば初めてエミネム見た時とかに、ズボンでかみたいな、これありなんだみたいな話とかもそうだし、あとやっぱりうちの母親がずっと東京都現代美術館の立ち上げからいたクリエイターだったんで、いろんなアートとかを見たりとかして、こういう感じで自己表現していいんだとか、そういうの繰り返し見ていく中で、
なんて言うんだろうな、なんとなく思ってた、僕はずっと言語ができてなかった、最近本当にできるようになったけど、やっぱりさっきの日本のJポップというか、日本のマスメディアに最適化されたコンテンツとしてのカルチャーっていうものが、なんかそこに出ている人たちのアイデンティティとか個性とか自分たちらしさみたいなことを失っていて、なんか地に足ついてない感じっていうのがずっとあって。
海外行った時にそうかっていうと、例えばロンドンがめっちゃいいかっていうと別に別の問題もいっぱいあるんだけど、文化と生活と政治と経済とか全部ちゃんとくっついてる感じがするんですよ、きれいに。
それはもうちょっとこう解像度上げていくといろいろな要素っていうのがあるので、それはなんかどっかの別のインタビューまた読んでくださいって感じなんだけど。だけど、なんかこういうふうにこれは消費してくださいって言われてる感じがずっとあって、日本のカルチャー全体に。
積極的自由のデザイン
すごろく感と取説置かれてる感がムカつくと思う。
あとなんか参加できない感じっていうのも平成のカルチャーでそういう感じだと思うんですよ。
せいざして鑑賞してろっていう。
自分のアイデンティティとか自分が何者かっていう問いとかそういうものの発露としてあるはずで、ってことはそれを見た人はどういう反応っていうかどういうことを気づきを入れるかっていうと、自分もこういうふうにあっていいんだとか自分らしさってなんだろうとか自分にしかできないことってどういうことなんだろうみたいな。
それこそ企業とかとも一緒だと思うんですけど、自分がこの世にいたっていう後みたいなものをどうやったらいい形で人に影響を与えたりとか残せるのだろうかみたいなことについて考えさせてくれるのが抗議の後だと思うんです。
そういうものを作れなかったらそれって意味あるのかなみたいなやっぱり疑問とか、熱?ラジオに合わせて言うと熱があり。
熱ですよ。
だからさっきおっしゃってたように、こういうこと普通にやりたいのになって思ってる人とかを見ると、そうだよねみたいな。とりあえずやった方がいいよねって思うみたいな。
で、それにすぐ手を差し伸ばしがち。
なんで、結構両方、作る側もそうだし、それを支える側、例えば橘のマネージャーやってる子とかも、僕はなんかすごいずっと5年間以上彼との関係を見て、たまに最近どうかキャッチアップしたりとかしてこうした方がいいんじゃないみたいな。
ちょっとメンタリングみたいなことをしながら、そいつはもうピュアに半端ない才能だから、絶対その素晴らしさを日本、世界に知ってもらわなきゃいけないと思ってるけどちょっと不器用みたいな。
なるほど、でもなんか分かっていました。支援者的なスタンスで何を見てるのかっていうのと、やっぱりクリエイター、素晴らしいクリエイターって人たちが自分の人生掛けで表現してるものをその人らしく伝えられるというか。
分かったのはとりあえず、すごく取り捨てはムカつくことだな。
いや、だってそうでしょ、そりゃ。それこそ企業とかも、どういうどこまであれか分かんないですけど、僕、ここ2年ぐらいはちょっとVCの人たちとかと喋る機会が多くて、なんとなくみんな飽きてるなっていう感覚を外から見てて思ってて、
いや、なんかそれこそ今言ってた話っぽくなってきてる?なんか3文字の数字で何パーセントかこうこうだから、これは何億円だみたいな。いやでもそこになんかこう、それを見て、とかそこで働いて、おーってなるんかなみたいなこととかがなんとなくのノームとしてお金を出す。
まあもちろん普通でも、プロパーってか普通のVCの人たちはそういうのが仕事だと思うけど、そうじゃないちょっとずれた人たちっていうか、いやなんか企業ってもうちょっと違うものじゃないっていうなんとなく感覚を持ってる人が僕らとかにちょっと興味を持ってくれてるのかなって実感はあって。
そこは結構こう理解できるっていうか、いやそれはそうでしょみたいな。だから別にディスラプトとかどうでもよくて、いや自分の島とか自分の家とか自分のテリトリーみたいな、自分のことをちゃんと分かってくれて自分が自己表現できる、まあ僕はいろんなところで積極的自由って言ってますけど、
経済的および社会的インパクト
っていう環境を作れないんだったら、つまりゲームの攻略をやるんだったら別に普通に大企業に行った方がインパクト悪くないみたいな、っていうのがなんかフィールしてるのかなみたいな最近ちょっと思いますね。
まあでもさっき言ったまさにスタートアップのゲームってわかりやすくなんか攻略文的な話になってきてると思ってて、なんかあるんですよ。この数字をこれぐらいの時期にこれぐらい達成すればいけるみたいなものが。まあ良くも悪くも日本のスタートアップって北米にすごく似てきてはいて、まあそのがちゃんと輸入されてるんですよね。
確率的ではある。僕はスタートアップも好きだけどスタートアップ以外のものも好きなんで、スタートアップってもう型なんですよあれ。あれもう何ですかね、クラシックバレーとかに近い。右足が下がってるみたいなのがあって、厳然とあるのがあって、これを完璧にできて初めて創造性を出す権利があるみたいなのが厳然と決まってるゲームなんで、
まあ特に高校生大学を育つ時にスタートアップをやるべきかはわからんよ君たちはっていう。スタートアップがクラシックバレーだから。そのあなたたちがやりたいのはもっとコンテンポラリーとかの世界かもしれないし、クラシックってのは基本が99%の先に創造性があるから、本当にやる?これみたいな。
このルールを守る限り、いわゆるクラシックバレー好きのスポンサーっていうのがVCなんで、クラシックバレーはここでなきゃっていう人しかお金をくれるっていう。あのフォーマットで幸せな人って別に万人じゃないなって少なくとも。
だから本当にYouTubeでゆとりの白石さんとか出てくるんですけど、本当にすごいなと思って見てます。
いやそこ、やっぱりあそこまでやりきれない。でもあれもだからもともと彼が普通に出る役である種そういう個性があるから、ああいうやり方ができるわけじゃないですか。
でもあそこまでやりきれないなあとか思いつつ、でもあれはめっちゃ個性があっていいと思うんだけど、でもじゃあ全部のスタートアップがあんぐらいウォッチしてて面白いかみたいなことで言うと、うんみたいな。
さらに授業内容とか聞いても別にそんな、お金儲かるのはわかるけどみたいな、それって人派遣してるだけではみたいなとかあったりするわけじゃない?普通に。
僕スタートアップ関係ないという前提で今ここでどんどん喋ってますけど、それも雇用を作り出し売り上げを作ってるという意味では意味があるのかもしれないけど、
だからそういうことで野望の話になるんですけど、めっちゃ記憶に残るかみたいな話でいくとどうだっていうのを思ってて、
このオファーいただいた時に野望についてきて考えてくださいって言われたじゃないですか。別に野望はないんだけど、日本のカルチャーとかが普通に世界で評価されてほしいっていうのは普通にあるんですよね。
だから例えば日本のアーティストってニューヨークでワンマンとかやったら多分バイオに書くと思うけど、アメリカのアーティストは別に東京でワンマンやってもバイオに書かないと思うわけですよ。
何だよみたいな。ざげんなよとか思うよね。そういう野望はありますけど。
毎回ねその話聞くとめちゃめちゃ面白いなって。でもそれはすごい、まさにそれと同じ。やっぱり音楽のアメリカ編長というか。
だしもうだから韓国とかもそう、だって2番目に大きいんだからさみたいな。もっとプライド持ってやってよみたいなのはあるけど、そういうレベルじゃない、もっと野望みたいな話でいくと、
公式に死ぬほど人が来てほしいっていうのが多くあってずっと。結構いろんな人がいて家族に。
なんとなく自分の存在意義みたいなことを、なんていうんだろうな、言われてるわけじゃないんだけど、ずっと自分の育ってきた環境にプレッシャーをかけられ続けてきた感じがあって。
それをすごい嫌だなと思った時期もあったし、エンジンした時期もあったんだけど、なんとなく最終的にこうなればいいなってたどり着いてる一個の答えとしては、
それが経済的なインパクトなのか社会的なインパクトなのか文化的なインパクトなのかわからないですけど、葬式にめっちゃ人来るってことは、とりあえずなんかあいついたなって思うやつがめっちゃいるってことですよ。
どれでもいいんですけどインパクトの内容は。葬式くそ人来たらやっぱいいよなっていうのが野望。
最後にいい野望聞いたわこれ。
なんでそれをちょっと胸に頑張ってます。
なんで偉くならなきゃいけないなみたいなのも偉くなりたい欲というよりは、もちろん一番手前の部分では自分たちが支援してるアーティストとか事業がもっと積極的自由を獲得できるように、
いろんな手段を手に入れるために自分がある種偉くなったり、いろんな取材とかもフォーブスとかも受けたのはそういう1個のロールモデルになっていくっていう必要があるなっていうのはあるんですけど、
アーティストと市場ギャップ
まあ別に偉くなりたいとかっていうよりは、葬式に経産省の人とかも来てほしいみたいな。いろんな人いたら面白いなみたいな。
めっちゃ入れ墨だらけのラッパー、お呼ぼうになったラッパーと中央省庁のやつと同級生と鍵をついた僕の幼稚園のやつと、
いろんな人が対応で、何かわかんないけど、5000人くらい来たら面白いじゃないですか。
何人かいるんですよ。僕の人生の中で死んで、そのぐらいの規模のとんでも葬式をやったやつっていうのが。
なんとなくそいつらの見てると、経済だけじゃないんですよ。
自分が言ってたお受験塾の創始者の先生とかは、半端ない人とか来てるわけですよ。
あれはちょっとずるくて、親も子どもも来るっていう。
ダブルカットできる。
掛け算できるからずるいんですけど。
すげえ研究してる。
葬式ゲームの。
葬式研究してる。
だけど、それはやっぱりいいなっていうか、その先生は誰かの結婚式とか行っても、みんなが挨拶に一回行く。
誰も知らない人からすると、誰だ誰だ感じになるんだけど、そういうのがおもろいなっていう。
これ最後にめちゃめちゃいい話が聞きましたわ。
大丈夫かな。大丈夫でした今日。
いやもうね、多分今までで最長収録なんですよ。
なぜかというと、僕がちょっと面白くなっちゃって。
本当に長くなって。
全然大丈夫です。こういうのを話すためにですね、ポーテキャストやってるんで。
よかったです。
本当にね、こういうのを話すのが一番面白い。
よかったです。
三部さん本当にすみませんでした。
ということで、第32回は東山圭一さんにお越しいただきました。
めちゃめちゃ面白かったです。
一番初めですね、すごい低いテンションをもらえたのでどうなるかと思ったんですけど、
最後は有意義なお葬式の話を聞けたんで、5000人を目指すという。
5000人、そうですね。まだ2daysか3daysかみたいな話もありますから。
2days、3days型。
はい。
なるほどですね。4大ドームとかでもできるんでね。
そうですね。
まあいいや。
ありがとうございます。
そして番組では皆様の感想や質問をお待ちしております。
XなどSNSではハッシュハートに火をつけろをつけて投稿してください。
投稿はすべて読ませてもらっています。皆様いつもありがとうございます。
また案理では企業相談や資金調達の相談を受け付けております。
番組概要欄にリンクがありますのでそちらからお送りください。
それでは次回もお楽しみに。
圧倒的未来をつくるのは君だ。
ハートに火をつけろ。
35:20

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