出雲 いきなりちょっと台本にないこと聞いてみたくなったんですけど、
もともとデータ分析の仕事をし始めたのって、どういうきっかけで出雲さんはされてたんですか。
出雲 そうですね。大学の専攻はマーケティングだったんですけれども、
分野的な消費者行動論っていう、お客さん消費者がどうやって物を買うのかとか、
満足っていう、満足を得るのかみたいな、そういったものを定量的に検証していくってところをやっていて、
その流れでデータ分析っていうものに興味を持ったっていうのがきっかけですね。
最初の就職はメーカー入って財務的な仕事をやっていたんですけれども、
その後にゼミの同期の紹介というか、一緒に会社を作るじゃないですけど、
そんな形でデータ分析の仕事を始めたっていう形ですね。
三沢 なるほど。今、TenXで高利用に対していろいろなデータ活用のアプローチをされているって話なので、
もともと大学で学ばれていた知識なんかが今も活かせていたりするんですかね。
三沢 やっている仕事はマーケティングの教科書的な内容とかにも関わってくるところなので、
そう繋がるんだなという感じで関わっているなって感じますね。
三沢 なるほど。ありがとうございます。
三沢 じゃあ具体的に今TenXで出雲さんがされているお仕事の内容をちょっと紹介してもらってもよろしいですか。
三沢 今はネットスーパーの事業と新規事業を大体半々ぐらいで取り組んでいます。
ネットスーパーの方は個別の企業の支援をするっていうよりも、
ステーラーというプラットフォームとしてパートナー全体に広く価値を提供するというところをメインで取り組んでいます。
具体的にはCRMとか商品価格の最適化機能というものを作っていまして、
その開発だったり運用だったりというところに取り組んでいます。
新規事業の方は実店舗向けにAIプライシングというあらりの目標に応じた商品の価格を最適化していくというプロダクトの開発に取り組んでいまして、
今は小売のパートナー様と一緒にPOCというか検証を進めているという状況です。
CRMは結構世の中一般的に仕事だったり、我々以外のプロダクトもあると思うんですけど、
ネットスーパーの商品価格の最適化だったり、実際小売の商品、お店の価格の最適化っていうのって、
あまり世の中、プライシングの話は割とセンシティブだったりするので、
事例も少ないだろうし、世の中的に同じプロダクトを提供している会社も少ないような気がするんですけど、
話せる範囲で構わないので、具体的にどういうデータアナリストとしての活躍、
関わりがあって価値を提供されているのかみたいなところ、
価格最適化の分脈でちょっと教えてもらってもいいですか。
ネットスーパーと実店舗で価格最適化というものに取り組んでいるんですけれども、
一旦実店舗の方から、そもそもどういうことをしているのかというところなんですけれども、
実店舗の方はAIプライシングという名前をつけていまして、
まず大前提として、商品の価格というものを一回調整して終わりという形にはならずに、
長期にわたってメンテナンスをし続ける必要があるというのがありまして、
その背景として、社内の事情だけでいっても、
例えば棚買いで商品が変わったりですとか、原価が変わったりというところで、
再度価格を付け直さなきゃいけないみたいな話があり、
同じような理由で競合の価格を変えたりですとか、
あと季節だったりの環境の要因に影響を受けるので、
かつその店舗が扱っている商品というのが何万という商品になってくるので、
その商品の価格設定というものを継続的に行っていくというのは、
かなり小売さんにとっても負荷の高い業務というのがありまして、
そこをデータをもとに自動で価格を調整していくというのが、
AIプライシングで提供しようとしているものになるんですけれども、
それに対してネットスーパーは、実店舗とはそのお客様の買い物行動が違っていて、
例えばバスケットサイズが実店舗だと10点くらいに対して、
ネットスーパーだと30点くらいという形で、
より多くのものをまとめて買うみたいな購買行動をされたりですとか、
実店舗は当然お客様自身が店舗に行って商品を買うのに対して、
ネットスーパーはスタッフの方が自宅まで商品を届けてくれるという、
そういったネットスーパー特有の価値もあるというところで、
実店舗と異なった商品ごとの価値みたいなものがあるので、
という状況なんですけれども、
お客様が商品に対してどういう価値を感じているのかとか、
買い物行動が違う中で、実店舗の方はどういった商品で、
例えばどれくらいの粗利益を達成しなきゃいけないのか、
みたいなものが小売各社さん、部門ごとに持っていらっしゃるので、
それを多くの商品の中から、どの商品でどういった根付けをして、
粗利益を改善して、そこで改善された粗利益をまた別のところでは、
反則に使ったり、お客様の獲得につなげたりみたいな、
そういった投資の配分みたいなものをうまくするとかが、
実店舗の価格最適化で、データを使って求められるところで、
ネットスーパーはネットスーパーの提供している価値が、
実店舗と違うというところで、
実店舗と違った根付けというのが求められる、
みたいなところがデータの活用しての価格最適化になります。