10Xの事業を支えるビジネス本部とプロダクト本部の執行役員が、事業やプロダクト、組織に対する想いをリアルに語るPodcastシリーズ
▼スピーカー
- 執行役員 ビジネス・グロース管掌 橋原正明
- 執行役員 プロダクト管掌 江波拓郎
▼ハイライト
- 10年はコミットして働く理由
- 説明責任から逃げない姿勢
- プロダクト開発における協調と牽制
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●10X.fmについてこの10XFMは、「10xを創る」というクレドと、「小売業の未来を拓く」をミッションに、小売チェーン向けECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」や小売業の構造的な課題解決を推進するDXプロダクトを複数開発している株式会社10Xのメンバーがキャリアや、日々の出来事・学び、プロダクトに対する思いをつつみ隠さずリアルにお届けしていくポッドキャスト番組です。
サマリー
このエピソードでは、橋原さんと江波さんが仕事に対する価値観や基準について語っています。特に、10年理論、自己実現、家族、そして社会との関係性について深く考察しています。今回、橋原さんと江波さんは、仕事に対する価値観や10年コミットメントについて話しています。特に説明責任や協調と牽制の重要性を強調し、長期的なキャリア形成に向けた考え方を共有しています。また、プロダクトマネージャーとしての説明責任と協調と健全のバランスについても語られており、責任を果たすことが自己成長やチームの成功に不可欠であることが強調されています。最後に、橋原さんと江波さんは10年間のコミットメント、仕事における価値観、説明責任、協調と牽制について掘り下げています。
00:00
皆さん、こんにちは。株式会社10X執行役員の江波です。
この10Xfmは、小売知恵向けECプラットフォームStaylerを中心とした プロダクトを手掛ける10Xのメンバーが
キャリアや事業への思いなどを包み隠さず リアルにお届けしていくポッドキャスト番組です。
今回は、橋原江波の個室、改め 橋原江波の小声ラジオの第3弾として
10X執行役員の2人が10XやStaylerの魅力、 キャリア、仕事観など様々なトピックについて
ザック・バランにお話ししたいと思います。
はい、橋原さん。第3回がやってまいりました。
やってまいりましたね。
これ、小声ラジオに改めた理由を 話さなくても大丈夫ですか?
はい、ちょっとお話ししたいと思ってるんですけど
第1回の公開が終わってすぐ
すごい2人の声が小さいぞっていう声が 社内で飛び立ったんですよね。
それは多分、公開時の設定が あれだったと思うんですけど
ヤモトさんから、だったらもう小声ラジオに してしまえという号令が実は
第1回公開の後にあって
本当に第2回から小声ラジオに 変えようかなと思ったんですけど
ちょっと単純に忘れてたんで 変なタイミングなんですけど
このタイミングから小声ラジオに改名して
小声ラジオと言いながらしっかりちゃんとした 音声でお届けしたいと思うんですけど
普段大きい声で話せないような 裏話的な話とかも
ここでしていければいいかなという思いも込めて
小声ラジオとしてお送りできればな というふうに思っています。
じゃあ本編のほう 入っていきたいと思うんですけど
前回は10Xの魅力とかステイラーの魅力っていうところを 結構触れたと思うんですけど
今日はちょっと10Xとかステイラーからは離れて
橋原さん個人とかえなみ個人に少しフォーカスした お話ができればなというふうに思っています。
ネタ帳を見てみると
仕事を選ぶ基準
仕事をする上で大切にしている価値観や考え方とか
あとたびたび触れてきた 橋原さんの10年理論についてっていうのがネタ帳に書いてあって
とはいえ10年理論の話も
仕事をする上で大切にしている価値観や考え方の 一つだとは思うので
今日はこの仕事をする上で大切にしていることっていうのを
もしあれば足元を日々意識していることと
もう少し中長期的だったりキャリア的な観点で 意識していることっていうふうに
少し分けて話していければなというふうに思っています。
最初に橋原さん ちょっとその辺りから聞いていきたいんですけども
この仕事をする上で大切にしていることっていうのは 短期中長期で何かあったりされますか?
そうですね
自分が仕事を選ぶときにどういう基準で 仕事を選んでるかなっていうのを
最近あんまり考えてなかったので 結構思い出しながらしゃべるんですけど
仕事選びの基準みたいなのを 昔から4つぐらいあるなと思っていて
4つちょっとお話したいなと思っています
その4つっていうのは 仕事そのものの自分としての面白さみたいなのが1つ目
自分の自己実現みたいな要素が1つ目
2つ目が それが一応家族がいるので
自分の自己実現だけに寄ってしまって
そこの周りには家族の犠牲があるっていう状態だと あんまりヘルシーではないっていうふうに思っているので
2つ目の軸としては家族にとって それが適切なものなのかみたいな話
3つ目が 社会にとって価値があるかどうかみたいな
これ当たり前の話かもしれないんですけど
楽しいし そこそこ自由に待って家族も平和に暮らしてるみたいな状態だったとしても
この事業って本当に社会に価値あるんだっけっていう状態って
やってる意義そのものがなかなか見出せないっていう話があると思っているので
3つ目として社会にとって価値があるかどうか
最後に基本的には1人で働くわけではないので
そこの仲間との関係みたいなのも やっぱり人としては重要だなっていうふうに思っているので
自己実現と家族と社会と仲間みたいな軸があって
結構自分は1つ突き詰めたいというか それらのバランスがより高いレベルで維持されている状態が
仕事やる上で必要だなっていうふうに思っているので
そういう観点でそもそも仕事を選んでいるっていうのが まず大前提としてあるかなっていうふうには思って
ちょっと考えながら喋ったので取り留めない感じはあるんですけど そんな感じですかね
話聞いてて 前も10年以上の時とか思ったんですけど
自分と橋原さんは結構価値観とか考え方が 遠い近いでいうと結構近いタイプだなと思って
自分もほぼ同じような仕事とか 自分の働く環境を選ぶとき
そういうことを考えてるなと思って聞いてたんですけど
ちなみに橋原さんにとってこれらが大事っていうのは どっかでこれが大事だと思ったんですか
それとも気づけばこれらを大事にしてたって感じですか
2社ぐらい前の結構上の上司の部長ぐらいの人に 1回話す機会があって
その時にちょっと今の軸に近いんですけど 似たような話をその人から聞いた記憶があって
その時に聞いたのは仕事だけやってても お前一人前じゃないからなみたいなことを言われて
家族とか社会に対して価値を出さなかったら 自分だけ良かったらお前の人生としては
全然一人前じゃないからなみたいなことを 当時言われた記憶があって
その時20代だったので結構自分のキャリアとか 自分の仕事にすごい目が向いている時期
それはそれで若手としていいと思うんですけど 自分のキャリアに対してすごく集中して
努力している状態になるといいと思うんですけど 20代の後半ぐらいに家族もできてっていうシチュエーションで
その時に言われた一言が結構未だに頭に残っていて 今言った自分と家族と社会みたいなのは
その時になるほどなと思って 頭の中に出てきた軸になっていて
最後の仲間みたいなのは仕事していく上で 一緒に何かを成し遂げる仲間との関係性も
とても仕事をやる上でのパフォーマンスに 影響しているなっていうのは
やってるうちにすごく身に染みて思うことが たくさんあるので
そこが加わってその4つになったみたいなのが 20代の後半から30代前半ぐらいに考えて
自分で言語化して整理していったら その4つになったみたいな感じですね
いいですね 20代の時にそういう言葉をかけてもらえる人と出会えるって
すごく羨ましいなって思いながら聞いてました
なんかちょいちょいキャリアの軌道が変わるタイミングで
あの人の言葉が後押しになったみたいなのって いくつか今思い出したけどもあるので
そういう一言を自分は他の人にも言えると いいだろうなと思うんですけど
意図して言えるものでもなかなかなかったりするので
そういうインフルエンスを与えられてる言葉が 自分も発せれたらいいなとは思います
なるほど ありがとうございます
仕事に対する意識
今のって仕事の選び方とか 働く環境を選ぶ基準みたいな話だったと思うんですけど
実際に今10Xで日々仕事をしてる中で 仕事する時に何か意識してることとか
自分として大切にしてること みたいなのってあったりされますか
自分が10Xで成したいと思っていることは
まず一つは自分が主に担当しているネットスーパー事業
ステイラーネットスーパーを世の中に浸透させて
ネットスーパーそのもの 要はお買い物体験に選択肢を増やすってこと自体を
実現したいなっていうふうに思っていて
それ自体は例えば来年完成しますかって言われると 全然そんなことないだろうなって思っていて
結構時間のかかる仕事になるだろうなっていうふうには思っているので
割と目の前の例えば商談だったり いろんな交渉事だったり
ここは絶対落とせないみたいな 重要な仕事もたくさんあるので
そこにすごい集中をして 勝負するみたいなのはもちろんあるんですけれども
割と日々意識していることとしては 中長期でなさなきゃいけないことは何であるかっていうところを
ぶらさないように取り組むこと自体は意識しているので
10年理論の話にここから突入するかもしれないですけど
結構長期でしっかり継続してやり切るっていうことを前提として
そこから軌道がずれないように 意識しながら働いているっていうのはあるかなと思います
ちょうどあれですね 最近公開された10X VALUESの中の
逆算みたいなところとも少し繋がるかなと思って聞いたんですけど
この後 本題というか 10年理論の話も聞きたいんですけど
やっぱり発車さんは結構中長期というか 先にあるところから逆算して物事を考えるっていうのが
結構染み付いているというか その辺10Xとかネットスーパーの事業との相性が
そもそも良いんだろうなと思いながら聞いたりしてました
ちょっとだけ補足すると その逆算する
もともと10X VALUESももともと SYNC 10X みたいなのがあったと思うんですけど
それに多分近い概念だと思うんですけど
全職のモノ太郎で仕事をしていた際にも
結構その考え方自体は10Xに入る前からしていたなというふうには思っていて
モノ太郎の事業自体も結構継続して成長していくっていう事業の形態だったんですけど
とはいえ今その時々の成長って数年前にやった
いろんな試作の結果が数年後に現れているっていうのは
結構経験 実際の実体験としてあったりするので
例えばですけどこの今事業成長に効いているレバーっていうのは
3年前のあの取り組みが今ようやく花開いてるような
みたいなのが実際事業をしている中であったので
なので結構ネットスーパー事業もそうですけど
短期的に例えば GMV を伸ばすのって実際問題難しかったりするんですけど
今 GMV が例えば伸びているのは2年前とかにいろいろ取り組んだ
試作の結果があって今それが花開いてるようなみたいなのはあるので
なのでちょっとバックキャストして
数年後の自分をイメージした時に今やっとかなきゃいけないことってなんだっけみたいなことは
日々仕事を考える上で意識していることではあるので
逆算するみたいなのは自分の実体験からもそうですし
新しく改定されたバリューでいう逆算にもへこづいていると思うんですけど
自分の中では結構締め付いている周回になっているかなというふうには思いますね
転職とかの経験もあるからこそ説得力があるというか
なるほどなと思いながら聞いてました
ここからはしあわさんが提唱している10年理論の話も少し聞いていきたいんですけども
10年理論の深掘り
改めて10年理論についてのご説明と
ちょっとそこの深掘りみたいなのお願いしてもいいですか
まず補足として僕が10年理論って言い始めたんじゃないっていうところだけ
言っておかなきゃいけないかなと思ったんですけど
もともときっかけとしては
社内で10年ぐらいコミットして働かないと成し遂げられないよねみたいな話を
社内の全社ミーティングで全社会議でした際に
それぐらいコミットして考えてるんだねみたいな反響があって
そこから柱原の10年理論みたいな話に
今社内になっていますっていうのがまず前提ですと
自分がその時に話したこととしては
もともと自分も10Xが4社目で
20代の頃に2回転職をしていて
1社目が3年半で2社目が2年半って形で
短いサイクルで転職をしていましたと
3社目が物太郎だったんですけど
ちょうど30歳の頃で
数年で転職を繰り返すと
もちろん待遇だったり経済的なメリットだったりを得れたりとか
新しい環境に行くことによって新しいスキルを得られたりとか
自分にとっていいことはもちろんあるんですけど
このサイクルで転職していった際に
自分がそこの同会だったり事業に何かしら価値をしっかり出せるのかであるとか
その事業の本質的なところにタッチせずに
次の会社に行くみたいなことを繰り返していると
長期で見た時に本当にそれって自分のキャリアとしてもいいんだっけっていうのが
ちょうど30歳ぐらいの時に問いとしてありましたと
その時の答えとしては良くないと
もう少ししっかり腰を据えて仕事をしないと
何も成し遂げられないんじゃないかなっていう風な考えが当時あったので
前職ちょうど入社した時に
別に周囲には言ってなかったんですけど
10年間絶対転職しない縛りっていうのを
自分の中に課していて
結果的に11年半ぐらい働いたんですけど
それぐらい長期でコミットして働いたと
その結果やっぱこれぐらい
少なくとも10年ぐらいはコミットした方が
いろいろその事業の本質だったり
あるいはその自分がやった結果が
世の中に成果として現れるっていうのが
それぐらい時間必要じゃないかなっていう風に思っているので
当時僕は40数歳ぐらいでTENXに来たんですけれども
あと60歳まで働くとしたらあと2回ぐらい
その10年スパンで事業をするっていうのは
チャンスがあるなっていう風に思ったので
そういうサイクルでここに来ましたよみたいな話を
数ヶ月前半年以上前の全社会議で話したっていうのが
今橋原の10年理論みたいな話になってるっていう
説明に徹しましたみたいな感じです
この話が自分も本当にその通りだなという風に思っていて
自分今TENX5社目で
大体3,4年で転職繰り返して今があるっていう感じなんですよね
別にその瞬間その瞬間で何か逃げて転職をしたとか
やるべきことやりきらずに転職したとは思っていないし
それぞれの経験があって今があると思ってるんで
それ自体否定するものではないとは思ってはいるんですけど
やっぱり橋原さんさっきおっしゃってたように
事業とか社会に対する価値みたいなものっていうのを
積み上げきれたかというと
やっぱりその時間軸で積み上げられるものって
やっぱり限界があったりとか
橋原さんさっき言ってたような
3年前に仕込んだことが今花開いてるみたいな
成果出るまでに時間がかかるものだったりとか
もしくは福利で利いてくるようなものの
それが実際どういう世界につながったかっていうところの
最終成果を見たり感じる前に
次のステージで選んでるっていうことに
結果的にはなっているので
やっぱりもう少し大きなことを成し遂げようと思うと
長くやるっていうのは結構大事なことだなというふうに思っていて
自分転職した結構初期から長くやるって言い続けてはいたんですけど
その長くやるって何故長くやろうと思ってるのかみたいなことが
橋原さんの10年理論の話聞いた時に
こういうことだなって思って
ものすごく共感したんですよね
なので今自分がプロダクト上の本部長やっていて
橋原さんビジネスの本部長やっていて
前も話しましたけど
そこを引いてる人間の目線とか時間軸が
合っているみたいなところっていうのは
結構一緒に事業を作っていく上ではありがたかったりもするし
すごく良い意識・マインドだなというふうに思います
ちなみにもし仮にネットスーパー事業が
5年ぐらいでうまくいきました
めっちゃ市場として角度がつきました
みたいなのを10年経たずともできたら
それはそれでいいなっていうふうには思ってるんですけど
そもそも市場を選ぶ時点で
難しいものを割と選んでしまう
選びたくなるっていうところがあるので
結果的に多分10年で終わるんかいな
みたいなのも少し思ってもいますし
それぐらいかけてやれることをやりたいなっていうふうに
思っているので
絶対10年しがみつきたいとかは全然なくて
やったら結果的にやっぱり10年ぐらいかかってしまうことに
チャレンジしたいみたいなのがあるかなっていう気がしてますね
10年で足りますかね
足りてほしいんですけどね
足りないかな
橋谷さん今3年ぐらいですか
僕2年半ですね
あと7年ぐらい
7年半ぐらいで出したいっていう感じ
10年経ったタイミングで一旦中間振り返りをしましょう
中間振り返りなのか最終振り返りなのかわからないけど
そうですね
でもネットスーパーって閉じるとそうですけど
小売りの業界って考えると
我々まさに今新規事業を含めてトライしてますけど
多分取り組まなければいけない課題自体はたくさんあると思うんで
そうなんですよね
なんで例えば山本さんとかって死ぬまでやるみたいなこと言ってるじゃないですか
死ぬまでとは言ってないかもしれないけど
なんで本当にもう少しスコープを広げて取り組もうと思ったときには
10年では全く足りてないんですよ
実際問題で
なんか最近中学高校の同級生とかと
飯食いに行ったときに思ったんですけど
なんか僕らってスタートアップの業界にいるので
みんな転職組じゃないですか
そうすると数年で転職してきた人がほとんどで
10Xもたぶんまだ8年目とかなんで
マックス山本さんと石川さんが8年がマックスですみたいな感じだと思うんですけど
世の中の人ってもっと一社で働いてる人ってたぶんめちゃくちゃ多くて
その人たちからすると僕らはめちゃくちゃ短期で転職している
なんてリスキーなやつなんだみたいに見られたりしますと
とはいえ2,3年で転職するってなってきた時には
やっぱりそれってやっぱり弊害もあるよなっていう風には思っていて
40年勤め上げるにはちょっと僕はそこまで同じ好奇心を維持するのは
難しい人間なので無理ですなんですけど
2,3年で転職してしまうとそれはそれで何も成し遂げられていないと思うので
やっぱりなんか何だろう
折衷案というか自分の人生の中で一つのことにかけられる時間軸を考えたときに
僕は40年何かのことにかけるのはちょっとリスク高すぎて無理だなっていう風には思っているんですけど
10年だったらいいかなっていう風に義理を思える最大みたいな感じなので
もっとコミットしてる人は世の中にいるので
10年理論が長いと思えるのは割とスタートアップにいる人たちだからこそみたいなところはあるよなっていうのは
実際思うところかなって感じですね
確かにそうですね
1社で勤め上げる人からすると10年理論はてみたいな感じになります
はーですよ本当は
短ーって思う
確かに
僕ばっか話しすぎたので
えなみさんの
協調と牽制について
だいぶ話戻しますけど仕事をする上で大切にしていることみたいなの
次えなみさんの番で話してもらってもいいですか
はい
柱さん結構仕事を選ぶ軸みたいな切り口で話していただいたと思うんで
ちょっと自分は切り口を少し変えて
実際に自分が日々仕事をする中で意識していることとか
大切にしていることみたいなところを話せたらなという風に思っています
特に短期的というか本当に日々意識していることみたいなのは
2つあるんですけど
1つが説明責任を果たすということ
もう1つが強調と研制っていう
この2つを大事にしていますと
それぞれ少し補足をしたいんですけども
この説明責任を果たすとか
その説明することから逃げないみたいなところ
っていうのは
特にプロダクトマネージャーという仕事において
すごく大事なことだなとも思ってますし
あとはネットスーパーのプラットフォーム
パートナー様の事業を預かるようなプラットフォームを運営していて
その一社一社のパートナー様に向き合っているフロント
ビジティブの人間がいるみたいな
このTENXステーラーの構造だからこそ
より大事なことだなと思ったりするんですけど
結構プロダクトマネージャーって
自分で何かデザインをしたりとか
何かコードを書いたりっていうようなアウトプットって
比較的少なくて
結構意思決定とか投資判断とか
その辺が主なアウトプットになる
ってなった時に
何かその意思決定とか投資判断って
自分の中に閉じて終わっていいものではないことが大半なんですよね
何か自分だけ納得できればOKではないので
その時には人とかチームとか組織に対して
何かその意思決定とか投資判断を
インプットしたりフィードバックして
その人とかチームの行動が変わるとか
アウトプットに影響を及ぼすっていう形になるので
何か機械的に
私はこう意思決定しましたよろしくお願いします
っていう風にすればいいわけではなく
やっぱりそこには理解とか共感とか納得っていうのを
伴う必要があるケースが多いと思っています
もちろん何かものすごく
何て言うんですかね
ドライでロジカルな組織であれば
決定したことに従ってくれってなると思うんですけども
TNXってそうではないと思うし
自分のスタイル的にも
そういうことをあんまり良しとはしない
どちらかというとやっぱり理解とか共感
納得ともなって
物事をチームで進めていきたいって考える人間なので
何かそこで
何かコンテキストが複雑なものだったりとか
トレードオフが大きいような
意思決定判断みたいなものをした場合は
特にこの説明責任を果たすっていう姿勢が
何かすごく大事になってくるかなという風に
思っています
加えて何かこの説明責任って
果たさず逃げることもできる
ものだったりするんですよね
説明責任の重要性
何か逃げるテクニックって
いくらでもあると思っていて
しかも説明責任果たそうと思うと
結構苦しかったり
痛みを伴ったりとか
自分もそんなに精神的に強い人間じゃないので
説明責任果たした暁には結構心に
その瞬間ダメージを負ってるみたいなことも
あったりはするんですけど
とはいえやっぱりそこから逃げないで
やり続けるっていうことが
プロダクトマネージャーとしての
自分を成長させると思っているし
チームで物事を成していく上でも
絶対に必要なことかなという風に思ってるんで
その説明責任を果たす
説明することから逃げないっていうことは
結構自分の中で大事にしていることですね
それを説明責任を果たすっていうことを
意識し始めたのっていうのは
プロダクトマネージャーっていう
その仕事をやり始めた際に
その機会が結構多いので
そこをやっぱり強く意識しないと
成果を出すのは難しかった
みたいな背景からだったりするんですかね
そうですね
自分もともと一社目
営業の仕事をやってて
二社目でプロダクトマネージャー
本当にそのIT領域の経験がない状態で
その仕事をやらざるを得ないっていう状況から
始まっているので
やっぱこう対面するデザイナーとかエンジニアと
コミュニケーションするときにも
やっぱりこうなんていうんですかね
あうんの呼吸みたいなものとか
えなみが言ってるから間違いないみたいな
なんかそういうのは得られない状況から始まっているので
やっぱりこう丁寧に説明するとか
その説明責任を果たすっていうことが
そもそも状況的に必要だったっていうのがあります
で別にそれをなんか説明責任を果たそうと
強く意識していたわけではなく
当時はそういう状況だったんで
無意識的にそうせざるを得なかった
っていう形ではあるんですけど
結局それを積み重ねていった結果
なんかこの姿勢っていうのは大事だな
っていうことに徐々に気づいていってというか
っていう形でとか
もしくはこう一緒に仕事してるメンバーからのフィードバック
それらの良いフィードバックとかを得る中で
自分のそういうスタンスっていうのは
間違ってないんだなっていう風に気づいて
引き続き大事にしていこうって思うようになった
っていう感じですかね
さっきのどうやら説明責任を果たす際に
心が痛むこともあるみたいな話があったと思うんですけど
責任から逃れずに退治するっていうのは
もともとえなみさんのパーソナリティなのか
強くそこって意識してやっているものなのか
どういう感じなのかなっていうのは
結構聞いてて思ったんですけど
難しいですね
間違いなく意識はしてますね
意識はしていて
特にそういう難しいシチュエーションになった時に
できるだけ説明を尽くすみたいなことっていうのは
無意識的にできているというよりは
結構自分に行かせてやり遂げるっていうことはやってはいます
そうしようと強く思えたりとか
逃げることをよしとしないのは
それは何なんですかね
もしかしたらパーソナリティですっていう説明になるのかもしれないですけど
気持ち悪い
自分の中ではそれはヘルシーじゃない
逃げたら逃げたで
その逃げたという追い目だったりとか
心が落ち着かないざわざわを抱えて
それを抱えながら仕事をするのが
自分としては心地よくないので
苦しかったとしても説明責任を果たしたっていう
その事実を持ってその痛みを受け入れた方が
自分にとっては心地よいというか
やるべきことをやったっていうふうに思える
っていうことからそっちの道を選んでるのかな
ちょっとわからないですね
例えばですけど
普段自分が意識してる仕事の心得というか
意識してることの一つで一個思い出したんですけど
準備をしっかりするみたいな
小学生みたいな話があるんですけど
それって過去に準備を怠って失敗した経験がいくつかあって
準備大事だなみたいなのを意識するようになったエピソードみたいな
失敗から学んでそれを意識するようになった
みたいなのがあったりするんですけど
例えば説明責任みたいな話って
逃れた経験とか僕もたぶんたくさんあるだろうな
っていうふうに思っていて
そういうところからやっぱり意識し始めよう
って話なのかなって話聞いてて思ったんですけど
どちらかというと割とパーソナリティで
そういう責任逃れをしたときの
ヘルシーではない状態に対する
えなみさんの反応がたぶんベースとしてあって
そういう責任から逃れないみたいなところが
協調と健全のバランス
強く意識されてるのかなっていうふうに思ったんですけど
過去こういうことがあったかとかには話はなさそうという感じ
そしてたぶん小さいことはあったと思うんですけど
何か象徴的に説明責任を果たさなかったことで
何か起こしたみたいな1個の強いエピソードがあるとか
っていう話ではない
なるほど
もう一つは協調と研制のところもぜひお話聞いてみたいですけど
どうでしょうか
これはもともと昔から強く意識していたものではなくて
TenXに入ってから特に意識するようになったことなんですよね
自分がプロダクトマネージャーとして成長したタイミングって
3社目の医療系のベンチャーにいたときだったんですけど
そのときって自分はプロダクトマネージャー兼事業責任者という形で
プロダクトも事業もどっちも自分の責任下にあったという形だったので
強調と研制ってどっちかというと自分の中に閉じていったというか
自分の中で結局折り合いつけてやっていくという形だったので
何かあんまり意識する場面がなかったということかもしれないんですけど
TenXって今完全にプロダクトと事業というのは明確に分かれていますし
さっきも言ったようにパートナー様には対面するVisDevがいて
VisDevからするとパートナー様からの直接的な要求というのを
ストレートに受け取る立場だったりするわけじゃないですか
一方で我々はプラットフォームを運営していて
必ずしも個社の要求というのをストレートに述べない場面
述べることはほとんどなくて一般的にはその要求は要求で受けたとして
最終的にプラットフォームとしての優先順位とか
それで物事を決めていくとなると
どうしても歩み寄りたいんだが歩み寄れないみたいなことが
多かったりするんですよね
あとはStaylerってパートナー様から見たときに単なる一ツールではなく
ネットスーパーの事業というそのものを担うプラットフォームになるので
多分パートナー様からVisDevにかかる要求のストレート具合とか
その要望の強さみたいなものも多分ただの一ツールを提供している場合と
だいぶ違うんだろうなっていうのは
自分も一時期フロントに立っていたこともあって理解はできる
理解はできるので強調はしたいんだが
一方でそこに強調しすぎるとプラットフォームとしての健全性を失ってしまったり
本来的にプラットフォームとして重要視したいこと優先したいことが
優先できなくなるっていう形になると思うので
ステラーのプロダクトマネージャーという立場で仕事しようと思うと
やっぱりこの強調と健全っていうのが非常に重要になるし
意識する場面もすごく多いっていうことになると思っています
みんなそれぞれ立場があってみんなそれぞれ大事にしていることとか
やらなければいけないことがあって
何か1個やるやらないを判断すると
いろんなところに大小様々なトレードオフが発生するっていうシチュエーションが
生じやすい構造になっていると思うので
そこに健全に対峙するためには
自分の中に強調する自分と健全する自分っていうのを
ちゃんとバランスよく買っておかないと
どこかに歪みが生じたりとか
最終的に自分はプロダクトマネージャーなんで
プロダクトに責任を持つ立場ですけども
そこの責任が果たせなくなるっていうところがあると思うので
この強調と健全っていうのは
結構これはさっきの話とは違って
かなり強く日々意識をしているっていう形ですね
結局強調と健全のところも
特に健全をしようと思うと痛みを伴うのだったりするんで
強調側に流れた方が表面上は
心地よい場面は多いんですけども
それが後々自分の首を絞めるとか
組織のためにならないっていうことがあったりするんで
時に心を鬼にして健全するみたいな
そういうことがあったりするかなと思ってますね
この2つ説明席に果たすと
強調と健全するっていうのが
自分が日々仕事の中で強く意識していることです
なんでセットなんですね
強調と健全しようと思った時には
説明責任を果たせる人じゃないと健全ができないので
強調と健全はやってるけど説明責任がない人は
うまく我々みたいなプラットフォームと呼ばれる
ビジネスをすること自体は
プロダクトマネージャーの役割
BDMとしての役割としてやること自体は
難しいんだろうなっていうのを
今お話聞いてて思ったので
永井奈美さんが説明責任と強調と健全っていうのを
2つ挙げられたのっていうのは
今話を聞いてて
なるほど繋がってるなっていうふうには思いました
ちなみにの質問なんですけど
例えばプロダクトマネージャーとVizっていう
ちゃんと明確な役割があって
今回は健全しなきゃいけないっていうのって
比較的説明責任を果たさなきゃいけないとはいえ
立場が明確なのでやりやすいなって思うんですけど
自分の中でも強調と健全のバランスを取らなきゃいけない
みたいなのって
事故の中で矛盾を抱えることになると思うんですけど
それって人格が2つあるんですかみたいな話なんですけど
どうやって事故の中で解決していってるんだろうな
みたいなのがちょっと関心を持ったんですけど
そこって意識されてることってあるんですか
めちゃくちゃ強く意識してるってわけじゃないですけど
でも割と人格を2つ買ってるみたいな側面はある気はしますし
あと結構何て言うんだろう
両極端に考えてみる
見てバランスを見てみるみたいな手法は
結構取ることが多いですね
仕事における価値観の探求
そのまま上手いバランスに落ち着ければいいんですけど
当然自分って一人の人格で
思考の癖とかもあると思うんで
右と左と割と極端にというか
右に肘を置いた考え方と左に肘を置いた考え方をしてみて
バランス取りに行くとか
その時にどの辺に落とし所を設けることが
今回のこの件においては良いのかみたいなことを
自分の中で折り当てつけなきゃいけない時には
意識的にやったりすることはあります
なんで今の話聞いてと思ったのは
割とテクニカルに
えらみさんの中ではそれをやる方法が
経験からか得得されていて
このケースは両極端のケースを考えてみて
どちらよりのバランスを取った方が
全体に取っていいのかみたいなことを
検討するっていうのをされているので
私は二重人格じゃないのでプロダクトマネージャーできません
とかそういう話ではなくてこれは技術である
テクニックであると
なので良いPDMになりたかったら
えらみさんの下につくのがいいんじゃないですか
みたいな話と思っていいですかね
どうですかね 再現性があるかどうか自信はないですけども
ただ自分の場合
それを頭の中で完結できるほど賢くなかったりとか
脳内のメモリーがそんなに大きくないので
かなり書き出すっていうことは自分
ノーションのプライベートページとかに
かなりいろんなこと書くんですけど
書いて整理していって
それをまとめあげた時に
どういう落とし所にすべきかとか
そういう脳内でやりきれないことっていうのを
書き出して処理するみたいなことは
かなりやっています
それもでもあれですよね
だからテクニックなので
再現性ありそうな気がしますね
なんか話聞いてて
自分も試作を立案する時とか
プロジェクトを起こさなきゃいけない時とかに
例えばですけど
ワーストケースを一回まず書いてみるとか
そういう極端なケースとかを結構一回
僕も脳のメモリーがもう44歳なんで
結構固発してきてるので書かないと
整理できないやみたいなのあるあるなんで
結構ノーションのプライベートページ
書き殴るみたいなのは普通にあったりするので
その辺は職種は違えと
似通ったテクニックみたいなのは
ありそうだなって思いましたし
その辺のテクニックはいっぱい教えてほしいなって
思いました
そうですね
じゃあ今度教えます
割といい感じの時間になってきたかもしれない
そうですね
じゃあこの辺で
今日の収録はエンディングに向かいましょうか
今日はStaylerや10Xというとこからは
少し離れて
橋原えなみの仕事をする上で大切にしていること
などを掘り下げてお話ししました
10XFMではリスナーさんからのお便りを募集しています
エピソードの感想や10Xのメンバーに聞いてみたい質問など
どんなことでも構いません
番組概要欄にあるお便りフォームからの投稿
またはXでハッシュタグ10XFMでツイートをお願いいたします
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今回は10X執行役員の橋原とえなみがお送りしました
それではまた次回
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