ジョイとスポッキャス。
っていうわけでよろしくお願いします。
よろしくお願いします。こちらこそ。
最初会ったのはニューロダイバーシティのイベントだったんだよね。
あれ誰の紹介で来たんだっけ。
松本里月さん。
そうです、松本さん。
ニューロダイバーシティスクールを作られる松本さんとロフトワークの林千明さんのご縁で出会って。
なんとなくわかる、そういうバイブが。
その流れから参加させていただいたって感じですね。
そのイベントのときにお兄さんの話と会社の話を聞いてすごいびっくりしてこんな会社あるんだと思って。
ありがとうございます。
ずっとその後フォローしてて。
お茶とかデザインとかとっても僕の気になるボタンいっぱい押して。
ありがとうございます。
今日は本当にいろんな話を聞きたいと思うんですけど。
こちらこそありがとうございます。
まず最初に、僕もよく知ってる話なんだけども、エラルモニを作るきっかけと、兄貴の話とかちょっと最初にそこで始めてもらっていいですか。
もちろんです。
今双子で会社をやってて、さらに4歳上の兄貴がいて、兄貴が重度の知的障害ともいわゆる自閉症なんですけど。
生まれながらにして兄貴いたんで、結構叫んでたりとか。
テーブルを叩くのが好きでこうやってパンパンパンパンパンってずっと叩いてたり。
BGMみたいにそういうのが家で聞こえてたりとかもして、普通に仲良く楽しく過ごしてたんですけど。
でもやっぱり中学校の時にすごい兄貴をバカにする文化とか、いろんなのが出てきてヤンキーの方に行っちゃったりとかもして。
そういうのもありつつ、でもやっぱり障害ってものを根本的にイメージをひっくり返すようなことを会社としてやれたらいいなっていうので、
27歳の頃、6年前ですねちょうどにヘラルボニーっていう、まさに25歳の頃に知的障害になる人たちの後にこれだっていう感銘を受けて、
SDGsとかCSRとかなんかそういうことチャリティーみたいな文脈じゃなく、かっこいいねとか美しいねっていう文脈で出てくっていうシンプルなことをやれたら面白いなというふうに思い、
それをしかも通常のギャラリーとか画廊みたいな感じで、半年後に展覧会やるから10作品描いてねみたいな納期に縛られるモデルじゃなくて、
著作権のIPとしてデータで管理することによって、作家さんや画家さんの許諾さえ取ればビジネスとして回っていくっていうようなプラットフォームを作れたら、
本当に資本主義にね、作家さんが当たり前に参画するってこと起きんじゃないかという仮説を持って、最初は苦労しましたけど始めました。
松田隆さんを率いるヘラルボニーは、知的障害がある作家のアート作品のライセンス事業を手掛けるスタートアップ企業、「イサイオ花手」をミッションに掲げ、弟のふみとさんとともに2018年に設立されました。
アート作品はシャツやハンカチ、ネクタイなど様々なプロダクトとして展開。
さらには、ニコンのカメラやJALビジネスクラスのアメニティなど、企業とのコラボレーションも盛んに行われています。
確か一緒に会った時、野田誠子さんも、野田さんも僕長いんだけども、彼女もあの時確か言ってたのが、パラオリンピックの時に某広告代理店は、障害がある方をコマーシャルで使いたくないと、誰も見たくないよねみたいなことを言っていて、彼女はかっこよく見せることができるじゃんって言ってて、無理矢理やったら、やっぱりみんなかっこいいと思ってヒーローがいっぱい出てくるわけなので、
障害持ってる人、ヘラルボリーで言葉があるよね、エクセプショナルって言葉を使うよね、自閉症の言葉を使うんですけども、ほとんどのジーニアスは自閉症なんだよね、これアートも同じだよね、アンディ・ウォール・ホームもそうだし、草迷いもそうだし、だからチャリティーで助けてるんじゃなくて、本当に天才的なところをアンロックしてるっていう感じのプロデューサーっていう立場なわけだよね。
まさに、障害者って言葉はすごい強いし、福祉って言葉もやっぱりすごく強いんで、その言葉がパッと入ってくると、実力通りに評価されるっていうのがかなり難しくなるっていうのは、むしろやっぱり邪魔になってくるってすごくやっぱあると思っていて、
作品そのもそもは本当に素晴らしいけれども、障害のある人たちのアートだからみたいなような文脈になると、だからって文脈やっぱりきつくって、そうするとやっぱりなんか、市役所の一角で障害者アート展みたいな虹のかかるポスターと一緒にふわふわみたいな感じになっちゃったりしちゃうん、でもそれがやっぱり障害があるからできてるっていう文脈に持っていけるっていうのはすごいね。
やりたいことではありますね、ほんとに。
なるほどね。もともとデザイナーじゃなかったっけ?
全然です。
もともとは企画の勉強というか、今回のラジオのプロデューサーもね、もともと小山くんどさんのとこで働いてましたけど、私も小山くんどさんっていうくまモンを作ったり、
オクリビートって映画でアカデミー賞取ったりとかした人が大学のゼミの先生で、そのまま入社して、ほんとに5年間働いて辞めてっていう感じで、今も顧問としてお世話になってるんですけど、なのでそういう企画の方ですね、プランニングとか。
でもやっぱりデザインのセンス、ヘラルモニのブランド、確か兄貴が作った言葉。
そうなんですよ、よくご存じでありがとうございます。
でもやっぱりかっこいいっていうイメージがすごく重要で、レコードレーベルにしても、LVMHのアルノーさんにしても、やっぱりいいものをピックアップするデザイナーがいて、最後磨くことによって一般の人たちが安心してこう買う、そういうテイストメーカーだよね。
で、そのヘラルモニっていうブランドで新しいノリを提供して、そこの素材としてオーティズムとか障害を持ってる人たちに実はそういう天才的な人たちがいっぱいいるんだよねっていうことを見せてくれてると思うんだけども、そのテイストがすごく重要なような気がするけど、そこはなんか意識的になんか。
そうですね、意識的にもちろん足りない面もあるんでどんどん頑張ってるんですけど、やっぱり双子だけではほんとなくて、例えばやっぱり今キュレーションの責任者をやってるのは黒澤博美さんっていう金沢21世紀美術館のチーフキュレーターの人が、実際は作品の良し悪しというかたくさん作品が応募ある中で、
彼女の目を通して契約したいってなったら作家の親御さんと福祉鉄と話してみたいな感じで、やっぱりその知的障害があるから全員アーティストですっていう価値観ではやっぱりないんですよね。知的障害があるけどものすごく素晴らしい作品を書いていて、でもやっぱり世の中に素晴らしい状態で発露するのが難しいという作家さんがちゃんと実力どおりに評価されるっていうことになればいいなっていうので、
本当にやってることはすごいシンプルで、かっこいい作品をかっこいいまま出すっていう超シンプルなことをやり続けられて、そこにアートの文脈とかいろんな文脈が乗ってくるといいなと思ってるんですよね。
やっぱりその表現をパッケージしたり出したりどう見せるかっていうのはもちろんあるわけだよね。
ありますあります。
ちょっと違うかもしれないけども、MITは多分自閉症6割7割で、ほとんどの天才は自閉症だけどほとんどの自閉症は天才じゃないのでその天才見つけるのは結構大変で、数学とかは結構わかるようにだんだん学校を通じてあるんだけども、
やっぱりアーティストも多分ほとんどの障害者は天才アーティストじゃないけど、どっかにいるわけだよね。彼らどうやって見つけるの。
でも本当に創業初期ってもう本当双子でお金もなく、スタートアップっていう価値観もなかったんで、なんとか食いつないでやってたんですけど、その時やっぱりもう双子で夜行バスに乗って、新幹線に乗るのもできなかったんで。
なのでいろんな福祉施設、情報がないんで、いろんな人捨てで紹介してもらったりして。
噂を聞くの?それともとりあえず行ってみるの? 噂を聞きます。なんか噂というかもうやっぱり横は繋がってるので、いい作家さんがいるんだみたいな。
そしたら、ぜひ会いたいですみたいなので、なんかお会いして、こういったことをやってちょっと気象化のイメージ変えたいと思ってますみたいなことを伝えて、ご契約してっていうのも永遠にね、いろんなところ回ってっていうので、
徐々に徐々に株式会社って携帯でこれをやってる会社がないのこともあって、もうどんどん来るようになったんですよ作品として。
そこからはやっぱり、なんで選ばれてるかって透明性を高めていかなきゃいけないと思って、去年ヘラルボニーアートプライズっていうアートコンペティションを、
そろそろLVMHさんの審査員とか、日比野克彦さん東京芸大の学長とか、まあ本当にいろんなねフランスのギャラリストとかと作ったんですけど、
そこでちゃんと応募して入賞したりすると契約されていくっていうプロセスで今、28カ国からやってますけどね。
だから僕LVMHと相性合うのかなと思ったのは、あるビニヤードがあって、ナパで、すっごいいいビニヤードで、しかも結構お金持ちの旦那さんで、
絶対売らないと、でも自分たちは少ないロッツで必ずやるって言って、でLVMHに売ったのね。
そこからですか。
どうしてって、いや、アルノさんはテイストがあるし、うちのワインの価値も上がるし、絶対僕らを変な方向に持っていかないからっていうテイストとその信頼。
逆にアルノさんって、イーロン・マスクとお金持ち1位を競い合うじゃない、でもそれはやっぱりテイスト持って、絶対売らないようなところが、彼だったら一緒にやろうっていう、それってすごく重要で、
で、たぶんヘラルボニーがオッケーって言って、そしてしかもちゃんとアーティストを大事にしてっていうのって、実はビジネスにもすごくなるんじゃないかなっていうふうにちょっと見てと思ったんで。
なるほどですね。
で、LVMHとつながってるのは全然こう、僕は違和感がなくて。
ないですか。嬉しいです。いやいや、でも本当にどうやってこの世界に対して挑戦の切符を取りに行くかって思ったときに、やっぱりフランスが圧倒的にメゾンも多いし、
あとやっぱり自分としても障害のある人の作品イコール安いとか、作ってるものイコール安いみたいなものをオセロみたいにガランガランってひっくり返せるって何だろうなと思ったときに、仮にヘラルボニーの作家がドカーンとルイビトンとコラボしたりしてたら、それは破壊力あるなと。
人権の感覚に何か訴えかけるんじゃないかなと思って、そういう意味でね、フランスで思いっきりやりたいなと思って、頑張ってやってるんですけどね。
で、今その選んだ言葉が破壊力っていうのがすごく重要で、やっぱりパンクだからいいんだよね。今最近お茶もやってると思うんだけど、やっぱりリキューってパンクだったし、破壊したんだよね。
そのなんかこうキラキラした、造芸とかなんかじゃなくて竹田って言って、そしてその造芸関係なんかボカーンってやって、でパンクロックから始まった佐藤と同じで、なんかヘラルボニーの中にパンクロックな精神が、これもしかしたらよたってた時代がまだ残ってない。
それはあると思います。やっぱり私すっごいヒップホップが好きなんだ。特にジャパニーズヒップホップなんですけど、で高校時代はグラフィティアートやってたんです。スプレーアート。なのでよなよな描いてたんですけども、ヒップホップの歴史だってニューヨークのサウスブロンクスみたいな、今も危ないって言われてるようなああいうエリアでね、
で本当に大停電が起きて、DJ機材が大量に盗まれて、なんか黒人の人たちもDJとかできるようになってみたいなので始まってって言うので、今もうなんかビリオネアにヒップホップアーティストってもうめちゃくちゃいてみたいな、そう考えた時に障害のある人たちのビリオネアが出てきても面白いし、