1. JOI ITO 変革への道
  2. #27 「お金ってなんだろう?」..

今週はWeekly gmから米本位制の復活を目指す石高プロジェクトのディスカッションと、11月1日に行われたGaudiyの石川裕也さん、Comugiさん、そしてJoiさんで行われたトークセッション「教養と実学としてのWeb3、AI」の中から一部をお届けしました。


【編集ノート】

編集ノートには難しい用語や人物名などの詳しい解説をお伝えしています。

https://joi.ito.com/jp/archives/2023/11/07/005929.html


【おさらいクイズの申請先】

今週から始まりました新コーナー。「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。おさらいクイズはKamonホルダーか否かによって申請方法が異なります。


<KAMONホルダー>

KAMONホルダーはHENKAKU COMMUNITYのQuestサイトから申請してください。正解した方には100HENKAKUをプレゼントします。こちらのサイトは新バージョンのポッドキャスト会員証を持っている人のみが対象となります。Kamonをゲットしたい方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。

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<KAMONをまだお持ちでない方>

KAMONをまだお持ちでない方は、MintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。また、発行時にかかるガス代も不要となりました。


特設ページの中からお聞きの配信回をクリックし、NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。


MintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページ:https://www.mintrally.xyz/ja/events/202


ヒント:大文字半角英数字で入力ください。




【JOI ITO 変革への道 - Opinion Box】

おたよりを採用した方にはHENKAKU COMMUNITYへご招待いたします。是非あなたのメッセージをお寄せください。

https://airtable.com/shrKKky5KwIGBoEP0



【コミュニティ醸成実験について】

Joi Ito’s Podcastのリスナーを中心としたコミュニティを形成しています。番組という枠を飛び出して、リスナーの方々同士が交流できる場となっています。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

https://community.henkaku.org/ja


この実験に参加をご希望の方は下記リンクから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

https://airtable.com/shrbDbYUBoFgkg0tY




【求人サイトCool Job Listの開設】

番組にご出演いただいた方々と聞いている方々を結ぶプラットフォームとして、ジョブマーケットを作ってみました。今、実は仕事を探している、なんてあなた!ぜひこちらを確認してみてください。ぴったりの仕事がみつかるかもしれませんよ。

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サマリー

このエピソードでは、千葉工業大学の産学懇談会での話や、コクダカプロジェクトについての話が取り上げられています。ファイナンスは本来の目的から逸脱している問題や、AIとWeb3の関連性について、石高プロジェクトの石川さん、Comugiさんとの対談で考察されています。トークエコノミーとトーケンコノミーの関係について考えましょう。日本のエンターテインメントカルチャーはトーケンコノミーにおいて重要な役割を果たす可能性があります。コンピュータに計算させれば、サブに対しての価値計算が可能だと言えます。ビットコインはトラストだけで成り立っており、コンピティション的な要素も持っています。

千葉工業大学の産学懇談会
JOITO'S PODCAST 変革への道
こんにちは、伊藤穂一です。こんにちは、奥井奈々です。
今週、僕は千葉工業大学の産学懇談会というのがあって、
これは千葉高大の学生たちをリクルートして採用してくれる会社たちとの集まりで、
先生たちとか彼らが交流するんだけども、
今年、なんと568社来て、
そして去年、僕がちょっとオープニングを下手くそな日本語でやったんだけども、
94.5%の学生の就職率で、いろんな会社の人たちからいろんな話があって、
スバルの人事の人が、まず女性エンジニアがやっぱり今足りないと、
みんなダイバーシティーやってるんで、
エンジニアリングの確か15%ぐらいが平均なんだけども、
うちもそのぐらいで、女性を増やしてくれって野党側が言ってて、
そしてやっぱり大学側ももちろんビジネスとして、やっぱり女性エンジニアのディメンドがすごく上がってるっていうのが、
ESGっていろいろ言ってるけれども、それがちゃんとマーケットとして響いてるっていうことと、
あと94.5%ってすごくやっぱり、計算書もエンジニアが足りないとか言ってるけれども、
この568社とうちの先生たちが交流してて、
ぜひうちに学生たちをっていう話を聞いてると、
なんか肌でSDGの話とエンジニアリングが足りないっていうのが感じることができました。
奥井さんはどんな感じでしたか?
そうですね、まずジョイさんのお話で女性エンジニアが足りないというところで、
日本人が今チャンスっていう話も昔あったと思うんですけど、
特に日本人女性エンジニアがすごく需要があるっていうところは、
すごくリスナーの方も女性が多いと思うので、
すごくチャンスだなということは感じてもらえてればなと思います。
そして私は最近都市養蜂、蜂を育てる都市養蜂を見に行きまして、
その中でも女性の話が出てきまして、ちょうど蜂って一つの巣に女王蜂一匹いて、
働いてる蜂、蜜蜂は全員メスなんですよね。
要するに蜂蜜を作ってるワーカービーたちは全員メスで、
お巣は一匹もいないっていうことが昨日初めて分かって、
やっぱり蜂の世界では、労働も育児も子育ても社会を動かすのも全部メスっていうのが、
すごく今の日本と逆で、でも女性が回した方がうまくいくところもあると思うんで、
そこはすごく人間が蜜蜂から学べることっていうのはすごくあるなと、
ジョイさんの話も聞いてちょっと思ったというところになります。
ありがとうございます。
はい。
コクダカプロジェクト
今週のウィークリーGMのセグメントでは、
コクダカプロジェクトって言って、お米の作り物を使ったウェブスリープロジェクトでめちゃくちゃ面白いです。
はい。このプロジェクトですけれども、
出演しているのはコクダカのプロジェクトメンバーである長橋ゆきひろさん、
藤井やすしさん、
井部智信さん、
そしてモデレーターはハートキャッチ代表の西村麻里子さんです。
ファンコミュニティとともに地域の持続可能な農業を支える仕組みを作っています。
これは地域と関係人口の方々との在り方であったり、
CSAと呼ばれる地域支援型農業をウェブスリーを使ってDXするというものであります。
イネの1年に合わせてユーザーが参加します。
ユーザーは貢献をしてもらうんですけれども、
収穫前にお米を買ったり、イベントに参加したり、
SNS宣伝で農家さんに貢献すると。
それらの貢献に応じて報酬を受け取る。
それをお米に交換する。
この流れをトークンで仕組み化しています。
貢献に関しては、譲渡不可能なNFT、つまり人に渡せない証明書のようなものを
貢献に応じて付与していく。
これを我々はボードと呼んでいます。
そのボード数に応じて米手形、これがNFTですね。
そのNFTをお米に交換したり売買したりというような流れになっています。
NFTの二次流通マーケットを整備して、NFTを売買していく。
そこで得たコインを使って西安町でお買い物をしたり、
はたまたシステムを他の地域で導入していただいて、
そこの産品と交換したりというようなことを考えています。
農家が未来に投資をしやすくなるというところを実現するために、
自然相手の不安定な稲作系を安定化させること。
先ほどの米ボードの購入で、
農家さんは収穫前に現金収入を得ることができます。
不作のリスクをコミュニティで分担します。
農家さんが自分で価格を決めることができて、
こだわりを価格に反映することができるというところですね。
先ほどの安定化の部分でリスクの分担、ここを少し詳しく見ると、
やはり農家さん、自然相手などで自然災害や米貨の影響を受けて、
損益分岐点をしまうリスクがあります。
これのマイナス分をコミュニティで分担していく、負担していく。
なので、収量が少ないときはファンが支援して、
逆に収量が多いときはファンに還元されるという仕組みにしています。
こうすることによって、農家さんの収益構造が安定化して、
将来の計画が立てやすくなって、投資がしやすくなるということをしています。
素晴らしいですね。
金融の新しい挑戦
なんかこう一つ一つ壺だなと思うのが、
いいねとか、ライスミーチューとか、これは長橋さんのセンスなんですか?
これはですね、西合図町に矢部さんというデザイナーがいらっしゃってですね、
この方と一緒によだよなダジャレをいっぱい考えたというところです。
最高でございます。
ありがとうございます。
そこのまさに西合図町のCDをやっていらっしゃる、
藤井さんここからお願いいたします。
そうですね。私、西合図町でCDを最高デジタル責任者ということで、
自治体のデジタルのところをやっています。
ただ、今回のプロジェクトに関しては、
ふざけてるって言って怒られちゃうんですけど、
すごい楽しくさせていただいてまして、
もともと私も愛知大学にいまして、
そのときにブロックチェーンのオープンソースの開発ですね、
をして、その後、セントラルバンクデジタルカレンシーですね、
カンボジアの中銀の仕組みに関わってっていう意味では、
ここの世界には結構長くいます。
そのときにですね、やっぱり現在の金融っていう仕組み自体が、
もしかしたらちょっとおかしいんじゃないかという疑問がありまして、
そもそも持続可能な金融じゃないんじゃないかという、
ちょっと疑問がありまして、
そのときに新しい仕組みがないかなと考えているときに、
このイニシアイズに来ていただいている、
いろんな方々とのディスカッションの中で、
ここがちょっと見えてきたと。
いわゆる米に交換できるお金っていうところをですね、
いわゆる国高、昔日本がやってたというスタイルっていうのが、
実は世界に発信できる考え方なんじゃないかと。
現状の金融を否定するわけではないんですけど、
世界に対してこういう自然に、
いわゆるミハイル・エンデが言ったような腐るお金みたいなものですね、
を実装していくことができるんじゃないかというところもあってですね、
このプロジェクトを始めているというところですね。
素晴らしいですね。
でもその既存の金融に対しての新しい挑戦というところで、
井上さんの方から、
このプロジェクトにどのような形で関わっていらっしゃるのかというところと、
なぜこういうものが今必要なのかというところを教えていただけますか。
既存の金融対新しい金融みたいな話になると、
少し余裕をした話になるんですけれども、
それこそ私、ニューヨークのゴールドまで働いていた時期が2年ほどありまして、
目の前に何千億というお金がですね、
通り過ぎる一方で、
例えば私当時アフリカとかによく行ってたんですけれども、
その一部でも正しい形で還元できるような仕組みってないのかなって、
ずっと考えてたのは事実です。
ただそれが既存のシステムだと、
例えば日本円でもドルでもアフリカのケニアとかガーナにですね、
100円送るとかって難しいんですよね。
ただブロックチェーンは単純に言うとそういう金融とか送金とかですね、
口座の概念を変えるシステムであろうというのを今認識しておりまして、
逆に言うとそれ以外はあまり有用性がないのかなと思っております。
で、今回のそのコクダカのすごくいいところはですね、
まあ難しい話を抜きにして、
お金って何なんですかみたいなことをみんなに問いかけているような気がしてまして、
じゃあ日本円って何なんでしょうと。
じゃあ例えばお米って日本円じゃないと買えないんですかみたいな話とか、
それこそこの最初の企画の段階で出たお話なんですけれども、
西藍住町はお金ないけどお米あるよと。
でもちょっと前の時代だったらお米ある方が豊かな生活をしていましたよねと。
っていうところをブロックチェーンを使うかどうかっていうのは別に手段の一つなんですけれども、
皆さんに問いかけられるようなプロジェクトなんじゃないかなと思ってまして、
そういった発想っていうのは、
例えばアフリカのコーヒーを作っている人でも東南アジアのお茶を作っている人でも、
本当は持っている発想なんじゃないかなと思ってまして、
もともとそういう資本主義の権限のようなところで働きながらですね、
目の前のお金の流れを見ていた人間からすると、
そういう新しい形の金融ですとか、問いかけをするこのプロジェクトってのはとても面白いですし、
興奮する、毎日楽しんで参加させていただいているというところです。
そうですね、いろんなものが流動性を高めることもできるし、
流動性を下げることも全部コントロールできるので、
誰にとって流動性が良くて誰にとって悪くてっていう、
ファイナンスの問題と石高プロジェクト
だから今までのファイナンスっていうのは、
本来であれば世の中がもっともっと、
みんなにとってコーディネーションもしやすくなるし、
平和になるっていうのが本来である会計とかお金の目的で、
それを結構トゥイストされるんだけども、
でもちょっとこれゴールマンサークスの人にとったら嫌な話かもしれないけども、
結構人力でファイナンスやっていると、
間に入っている人たちズルチンこけるんだよね。
だからファイナンスで人たちが利便性をちょっと出しながら、
自分たちに一番得するっていうことができるんだけども、
本来であればマーケットが良くなってくると、
このリスクも減って利便性も上がって、
でもこの中間に人もいなくなる。
しかもプログラムブルになると、これ理想論なんだけども、
理想論からするとリスクが欲しいときだけ取れるようになって、
だから今回のお米のやつはすごく面白いなと思うのは、
やっぱりお百姓さんだとか現場目線で設計してるし、
間にあんまりズルチンの金儲けを入れてないから、
すごくいい例だと思うんだよね。
素敵ですね。
実際に私たちも米作りとかもお手伝いできたらなっていうところは、
その換気人口ってキーワードからもすごく気になりましたけども、
さてこれから本当に応援していきたいときに、
ぜひこの現状の課題と思っているところで、
どういうことを課題と思っていらっしゃってて、
未来を目指しているのかというところをいただいてよろしいでしょうか。
今年バーッと1年間ジェットコースターでやってみて、
課題もいろいろやっぱり現場の農家の方々とのコミュニケーションだったりが、
すごく重要になってくる。
まさにその方々の現実感を持ってこのプロジェクトに
血を通わせていくってことがすごく大事だなと思っていますし、
これが今日は出てきてないんですけど、
そういう先駆的な農家さんの存在があったから、
こんなにリアリティのある仕組みになっていると。
これをやっぱり次の農家さんに若手の農家さんにつなげていったりとかっていう、
本当にアナログな開拓というあたりが課題かなと私は思っています。
このプロジェクトすごくこの理念とかビジョンに共感した方々で、
やっぱスモールスタートでやっているのがすごいいいところだと思うんですよね。
ただこれを横に広げていったりですとかするときに、
先ほどジョイさんのお話でもズルンみたいな話がありましたけれども、
その理念とかビジョンが崩れていっちゃうと、
やっぱりそれって良くないなとすごく思いますと。
ただ一方で広げていく中で、
これってやっぱりちっちゃいけれども金融なので、
例えば金融機関とどういうふうに付き合っていけるのかとか、
既存金融とどういうふうにつなげていけるのか。
我々はその裏のシステムの担当ですけれども、
そういう金融って言われたときにも耐えられるシステムを作っていかないといけないよねとかですね。
そういったところがすごく意識していかなくちゃいけないなと思いますし、
広げていきたいという気持ちと、
このコンセプトとかビジョンをずっと大切にしたいという気持ちのバランスを
保ちながらやっていけるととてもいいんじゃないかなと。
ちなみにゴールドマンもとてもいい会社でございますが、
こういったことにも多分興味を示し始める日が来るんじゃないかなと。
そのくらい限界を感じ始めていると私自身は思ってましたので、
そういう融合が今後起きていくということを期待していきたいなと思っております。
以上、ウィークリーGMのポッドキャスト特別編集版でした。
次はガウディの石川優弥さんと小麦さんと3人での対談があります。
11月1日に行われた教養と実学としてのWeb3 AIから一部を凝縮したお届けします。どうぞ。
Web3とAIの関連性
Web3っていうのも暗号通貨とかプログラマビリティのインターネットも含めた
50年前ぐらいからやっているトレンドで、AIも50年前から起きているトレンドなので、
全然新しいものではないんだよね。
そのうねりの中で流行りが上がったり下がったりしているし、
面白い実験もできてくるし、石川さんみたいに新しい人間も参加してきているので、
もちろん変わってはきていると思うんだけれども、
インターネットの接続数だとか見るとすごくきれいなカーブなんだよね。
なんか突然AIとブロックチェーンが出てきたわけでもないし、
突然この話が始まったわけでもなくて、結構長いトレンドの中で行われているっていうのを
長老としてのオプションからっていうのはちょっと入れときたいかなと。
本当に早速教養と実学が出てきたという感じではあるんですけど、
本当にそこの大きなタイムスケールで動いているっていうところが非常に重要だという話なんですけども、
石川さんも同じような感覚というか時代観というものを持って、
今目の前の取り組みをされているって感じなんですよね。
そうですね。時代観自体はやっぱりそんなに詳しくないというか、あんまり生きていないので、
そういうのをむしろジョイさんとかが教えてもらっていて、
面白いなと思ったのはそれこそクリエイティブコモンズがあってシェアリングエコノミーがあってDAOがあるみたいな、
すごいやっぱり地続きだっていうところとかはやっぱりいろいろ聞いていて、
突発的に出たものじゃないんだなとかっていうのは教えてもらっているっていうところが面白いです。
本当に国というもの自体をAIに運営させることができて、
トークンの部分で分配もできるよねみたいな話とかをしていると、
別に僕は社会主義を肯定はしないですよ。
ただ、社会主義というもの自体は多分コンピュータパワーがものすごく強かったとするのがあれば、
実は成り立っていた仮説もあるよねとかっていう話の、
そういう今の最先端技術という部分とコミュニティ、
いわゆる一番大きなコミュニティは国だと思うんですけど、
そのDAOとかそういうところを歴史的なものとか、
ちょい哲学的な寄りでよくディスカッションしているので、
めちゃくちゃミクラの論文のところから哲学というか、
ジョイさんいつもお茶の話をしている。
今の話とお茶の話がつながるんですね。
つながります。
それは教養としてちょっとだけ伺いたい感じがします。
そうですね。いろんなレイヤーでつながるけれども、
あえてつなげるとすると、
今の資本主義経済のAIを使っての最適化っていうのは、
どっちかっていうと競争、コンペティションに集中してるんだよね。
だからザッカーバーグとマスクがピークにいる人たちはケージマッチで格闘技したいっていうのが、
今のアメリカのAIの状況だと思うんですよね。
結局日本って戦国時代ってみんな殺し合って、ぶっ殺し合って、
そしてやっと平和に向かっていくところで、
禅が入ってきてリキューがいて、
秀吉の下でみんなポライトに仲良くしましょうと。
刀よりもお茶碗の方が大事で、
隣の人にお先にって言いながらみんなでお茶をしながら文化を作るっていう、
禅の和の感覚、和気、静寂みたいな文化を作ろうとするんだよね。
お茶を通じてこれが結構一般市民に広がるんだけども、
特に海外から見るとお茶っていうのは伝統とみんなとポライトに仲良くして、
ルールに基づいて平和に生きていこうの一つのパターンだと思うんだよね。
今のDAOもそうだし、AIのガバネンスもそうなんだけども、
今の一番たくさんものを持っている短期的な稼ぎの最適化の資本主義によって、
今やっぱり貧富の差とか戦争だとか環境破壊っていうのが起きていて、
今のAIの開発っていうのは、
そういう資本主義の権力者の権力の最適化にしか今動いてないんですよね。
特に今のディープワーニングっていうのはすごくやっぱりコンピュータリソースが必要なので、
お金ない人には今開発ができないっていうすごいことになっているから、
AIを考えると、今のメインのAIっていうのは一般の人たちの行動を予測して、
その予測に基づいて権力を持っている人たちが物を売ったり動いたりするので、
どう考えてもこれっていうのはお金がない人からお金があるAIを持っている人たちに
エージェンシーを移しているだけなので、
すごく中央集権権力競争型のシステムの中で生きていて、
そこって日本のちょっとコンサーバティブの文化っていうのはあんまり向いてなくて、
やっぱりベンチャーとかに向いてないんだよね。
お茶の文化とコオペレーション
このお茶の世界の和の感じっていうのが。
でもサステナビリティとか平和で生きようとかコオペレーションのところは、
結構日本の文化って実はいい文化だったりすると思うんだよね。
進化論的に言うと、自然っていうのは競争と協力両方バランスして進化って起きるんだよね。
このコオペレーションのところで、
どういう美学でみんなでどうやってうまくやっていくかっていうところが、
今のやっぱりベンチャーとかAIに入ってないんだよね。
そこが400年500年前のこのリキューの、
リキューって結構パンクなんだよね。
結構ギラギラでみんなお金を見せ合って、
権力だけの中で生まれてきたお茶に、
すごく変なパンクな、もともとの原価のコストがすごい安いもの、これがかっこいいんだと、
これがあなたの刀の夢大事なんだよって言って、
みんなああそうなんだっていう気持ちにさせて、
すごくおっきいお城からちっちゃいボロボロなお茶筒がかっこいいっていう、
なんかテイストするっていうのが結構パンクロックで、
トークエコノミーとトーケンコノミー
そこでガラッと美学を変えてるので、
僕は今のイーロン・マスクとザッカーバーグがケージマッチしてるのがかっこいいと思ってる、
アメリカのこのダサい感覚を、
もうパンクロックで美学ショックして、
本当にもっともっとこうサステナビリティとか平和をかっこよくする。
お茶のもう一つ言うのは、
リキューってかっこよかったんだよね。
この新しい日本の文化をみんなでコミュニティをやってうまく進めるけれども、
これはなんかこう、自分を身を削って悲しみながらのサステナビリティじゃなくて、
かっこよくやる、かっこよく仲良くするっていうこの日本の美学を今入れないと、
僕はAIは変な方向に変な人をエンリッチしちゃうと思うので、
そこはこの戦国時代にお茶が出てきた時代と同じで、
今、それこそ石川さんがやってるそのオタク文化だとか、
このガンダムのコミュニティだとか、
物にこだわってどんどん深くいって、それでコミュニティができて、
それで新しい価値観が生まれて、
原価のこのお茶のこのたけのコストと、
ガンダムのプラモデルの原価のコスト、
すごく生むから新しい価値を生み出してきて、
お金だけ追っかけない。
で、そうすると今腐ってるこのカシノみたいなWEB3の文化も、
少し前進するんじゃないかなっていうので、
なんかいろんなレイヤーでつながってるような、
日本の貢献のチャンスかなと思ってるんですよ。
すごくつながってることがありますね。
まさか戦のリピューと現代がつながってるとはという感じなんですけど、
今キーワードがいくつか出てきたと思います。
これ石川さんに聞いていきたいと思うんですけど、
競争と協力ってコンピティションとコーポレーションっていう話があって、
ガウディさんは最初は国内でまず自分を固めるじゃないですけども、
国内、特にこのオタク文化やIPってものを扱って、
いろんな事業を行ってきて、
ここから世界に出ていくんだっていうところにフェーズが変わってるところと
見受けられるんですけども、
このコンピティションコーポレーションみたいな建て分けだとか、
日本らしさみたいなところってどういうふうに意識されているのか、
今のジョイさんの茶の湯の話、どういうふうに受け取られていらっしゃるんですか。
まずそう、トークエコノミーっていうのは本当に価値を
コーポレーションのいわゆる競争の部分を作っていくものなんですよね。
なんでこれないかっていうと無価な価値を作るってことなので、
今までのやっぱりさっきジョイさんが言ってたように
資本主義っていうのは基本奪い合いなので、
今ある1000円をどうやってみんなで奪い合うのかっていうゲームなんですけど、
ビットコインとかのコミュニティとか、
インスタグラムとかも含めてですけど、
やっぱり今ある価値っていうのはそれが変わっていない中で、
どうやってその価値をつけるのかっていうところに対して、
みんながいろんなものをする。
で、それこそNFTとかそういうユーティリティ、
いわゆる原価が低いんだけれど、
人が価値だと思うようなユーティリティを作っていく。
昔で言えばこれは多分ナポレオンが戦いに行くってなったときに、
このクイションというものを使って、
どんどんみんなが戦いに行くようにしてるみたいな、
そういう無からみんながコミュニティの中で価値だと思うよね、
いいよねって思えるものを作っていくっていうことと、
自分たちが持っている通貨の価値をだんだん上げていく。
これがマーケットと接続をしているようなドロップチェーンなので、
それが本当に実際の価値になっていくっていう、
このトーケンコノミーっていうのはやっぱり今までの資本主義の奪い合いではなくて、
競争する社会になっていくので、
ものすごく発展するようなっていうふうに思ってます。
日本のエンターテインメントカルチャー
それがトーケンコノミーの前提だと思う。
僕らがやっぱり日本でやってる、特にエンターテインメントでやってるなっていうところにおいては、
やっぱり拡張経済的な文化、
家宅文化。
家宅って何かって言うと、やっぱり人の力を使っていくっていう日本の文化だと思うんですけど、
これがやっぱり日本人は得意なんですよね。
例えばですけど、コスプレとか、
同人誌コミケだったりとか、カラオケだったりとか、
そういうようなものですね。
実際にいろいろな二次創作みたいなものがあって、
いろんなものを拡張して面白くしていくってこと自体は得意にしていて、
それ自体をカルチャーとしている。
これ自体はそれこそさっきのお茶の話じゃないですけど、
仏教の、いわゆる大乗仏教とか密教とか、
そういうふうにどんどん拡張していくってこと自体はそもそもお家芸なので、
そういう話で考えると、やっぱり日本のエンターテインメントのカルチャーっての自体は、
トーケンコノミーにおける拡張経済。
そうだと思いますけど、それをどんどん拡張していく。
そうですけど、相性がいいと思っているので、
日本にいるからって話ではなくて、ブロックチェーンとしての一番地は、
結構日本のエンタメになるんじゃないかなっていうのを仮説として思っているのでやってる。
この無から有を生み出すっていうところに、
コーポレーション的なものが必要だっていうような、
そんなような感覚があられるんですか?
そうですね。そもそもやっぱり、
あるものを奪い合うのはそれは競争の話だと思っているので、
これをみんなで価値であるようにしましょうっていうのは
共に作ることですね。共にみんなで幻想。
でも、僕らがじゃあ1万円札をなぜ1万円に持っているかなんて、
幻想ですよね。
みんなあれを1万円だと思っているっていうアートじゃないですか。
あの紙に書いたアートをみんなで信じているっていう話は、
競争の上で成り立ちましたよね。
みんなでこれをお金にしようと思っているからお金になっていると思っていて、
そんなにあんまり変わらないかなと。
そういう意味で本当に競争とコオペレーションって
すごく関係していると思うんだけども、もう1つあるのは、
お金にすぐ換算しないものの価値っていうのはあると思うんだよね。
コミュニティの中だけで存在している価値っていうのも
トークンカっていうのは可能だと思うし、
そこも重要かなと思うんだよね。
そこはちょっとまたそのコオペレーションとつながっているんだけど、
この信頼とかトラスト。だから結構
ドルにはIn God We Trustって書いてあるんだけども、
1000円が1000円だっていう価値は、
どういうトラストなのかわからないけども、
みんながこの幻想を続けていくっていう信頼もあるので、
だからブランドに対するトラストか国に対するトラストなのか、
人間の行動パターンのトラストかもしれないけども、
小さいコミュニティで考えると、
このコミュニティの中の人たちはみんなでこれに盛り上がっているんだけども、
このノリを続けるっていうトラストがあるよね。
だから例えばバンドだったら、
このノリでこの美学で続けてくれるっていうことを
信用しないと好きになれないっていうのもあるので、
だからそういうファンっていうのは、
ファンの対象のものにあるというのはトラストがなきゃいけないと思うんだよね。
このトラストビルディングっていうのは結構コオペレーションと関係していて、
ここも僕は日本はいいなと思うのは、
トラストビルディングと競争とコーポレーション
10何台やってても同じことを
一生懸命やってくれる職人がいるし、
日本が弱いのはピボットとか、
さっさと辞めて次やるのが弱いんだよね。
そうするとベンチャーには結構向いてないんだけども、
その代わりこの店は閉じないで一生懸命頑張るし、
だから頑張るのって本当にある意味
コンペティションにはすごく良くないことなんだけども、
トラストビルディングにはすごくいいことなんだよね。
だから日本のブランドがやっぱり強いのは、
結構みんな最後まで頑張ってくれるっていうトラストもあると思うんだよね。
弱みのストラテジーがうまく展開すると強みになって、
よくダイバーシティの話をするんだけども、
世界中にいろんな国があっていろんな文化があっていろんなコンテンツがあって、
こういう時はこっちがいいんだけども、
今なんとなく石川さんが言っているように
Web3にはすごく相性がいいのが今の日本のコンテンツだったり
コミュニティのあり方だと思うんだよね。
そうですね。お金に返還できない価値みたいなものを
この経済の中でどう入れるのかっていうところは、
ブロックシェアの世界でめっちゃ言われていて、
それこそソールドバウンドトークンがそれの思想で。
ソールドバウンドトークンを書いているところのブログには
ディセンシャライズソサイティとかネーション3とか
ネットワークステートみたいな、いわゆる国みたいなことを
表現されるんですけど、そういうような中で
今までやった価値というもの自体を与えることによって
例えば安く何かを手に入れることができるとか、
何かのコミュニティに参加できるっていうところで
お金と同等、もしかしたらそれ以上の価値を
作っていくってことをベースに経済を組んでいて、
今までもそれって行われてるわけですよね。
例えば僕とジョイさんがローンを組むってなったら
コンピュータによる価値計算
信頼が全然違うので、僕は高くなってしまうって
このパーソナルプライシングは僕らの紐づいてる
SBTを計算してると思うんですけど、
でもそれって大きいものしか人間が計算しなきゃ
いけないのでできないですけど、やっぱりAIとか
パブリックにおけるブロックチェーンだとすることがあれば
計算は簡単にできるし、価値がないものにも価値を
与えられると細分化されたものを入れる。
でも人間が測ろうとするとそれはできないけど、コンピュータに
計算させれば、それは本当にサブに対しての価値っていうのは
あるよねっていう計算がコンピュータでできるっていう。
もうですね、先ほどナポレオの空想の話も
ソウル版都道府県と繋がってくるような話なのかなと思って
聞いておりましたし、本当法廷通貨と呼ばれる
円とかドルっていうものもそれが使えるって
信じてるトラストとは何かっていう話もありましたけど
そういうふうに繋がってって話かなと。
ビットコインってめっちゃ不思議だなみたいなことを思った
わけですよね。ビットコインって今や価値がついて
日本円だと500万円とか価値がついてるんですけど
誰もそれを保証してない
っていうことですよね。トラストだけで成り立っている
っていう感じがありますので、この価値がどうやって
信じられるようになってきてるのかっていうことで言えば
ビットコインとトラスト
どちらかというと今だとコンピティション的なもの
かもしれないんですけど、既存の金融、トラディショナル
ファイナンスの領域に入ってネットワーク化していくことで
価値を帯びているという側面はあるのかなという感じが
見ていてするなというところでは
本当に価値のない、全く価値のない無を有にする
っていうところの非常に特殊なテクノロジーであり
パラダイムシフトが起きてるっていうようなところに僕ら
いるんだってことが今お二人の話を聞きながらも
思ったところです。
では今週のおさらいクイズのコーナーです。
ジョイさんから今週の問題をお願いします。
お米とWEB3を組み合わせたプロジェクトの名前を入れてください。
正解が分かった方は専用ページで入力をお願いします。
入力時には大文字半画英数字で
ご入力ください。
それでは今週のチェックアウトのコーナーです。
ジョイさんの今週のご予定はどんな感じでしょうか。
来週末アメリカに行って
デジタルガレージのNCCがサンフランシスコにあるのと
あといくつかAIと倫理の
秘密会談があります。
世界を飛び回っているジョイさんで大忙しですけれども。
奥井さんは何ですか。
私はですねサントリーのWEB3イベント
酒好きに行く予定です。
僕もそれ行くと思う。
今週は以上でございます。
奥井さんありがとうございます。
このポッドキャストでお話しする内容は
クリプトやWEB3に関する一般的な情報に過ぎず
これらへの投資の加入を
目的としたものではありません。
また特定のトークンなどの推奨を
目的とするものでもありません。
クリプトの投資と売買はとてもリスクが高いものです。
自分もやりたいと思ったら
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また最終的な投資決定は
皆さんご自身の判断でなさるようにお願いします。
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