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2024-07-12 21:18

まずは体調チェック~緊急レベル編~

「緊急レベルの相談を、見きわめることはできますか?」
今回はセラピーにおける四葉視点のひとつ「カラダ視点」に焦点を当て、特に体調チェックの緊急レベルについて詳しく解説します。DVや災害などの緊急事態、医療機関が必要な状態、そして即休養が必要なレベルの見極め方を学び、適切な対応方法をお伝えします。カウンセラーやセラピストの方々にとっても、緊急対応のスキルを高めるための必聴内容です。ぜひお聞きください!

 

▼noteでは、番組内容を1枚の画像とポイントでまとめています。
 視覚的に確認したい方はこちらをご覧ください。
(「こころの耳」のセルフストレスチェックのリンクもこちら)
https://note.com/yotsuba_cafe/n/na558ff878f20

 

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#相談 #緊急対応 #リファー #見極め #ストレスチェック #うつチェック診断 #受診

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こんにちは。のびやか四葉カフェをお届けします。公認心理師の四葉さわこです。
自分自身が生きづらさを感じている人、あるいは生きづらさを感じている人をサポートする立場にある人、そのような人に役立つセラピー理論を少しでも分かりやすくと思ってお届けしています。
今日からようやく四葉視点の説明に入っていきます。
四葉視点というのは、私、四葉さわこが考えるセラピーに不可欠な4つの視点のことを四葉視点と言っています。
自分や他者を癒したいとか整えたいという時は、この4つの視点で点検や調整をしてほしい。その四葉視点をこれから説明していくよと言ってきたんですけれども、
そのよつば4つの視点の中で一番大事だと思っているのが、
今日からお届けするカラダ視点なんですね。
実は私、4月の時点で、4月19日の配信で、これからカラダ視点をやります、説明しますと言って、心理学の何倍も使えるカラダ視点というふうに銘打って言っていたんですけれども、
すいません、そこからちょっと私、休んだりとか、メンバーシップ、オンラインサロンの募集などが入って、3ヶ月近く間が空いてしまいました。申し訳ありません。
でも無事にオンラインサロンも開始したので、今週からカラダ視点の説明をしていきます。
カラダ視点の最初の内容ということで、まずは体調チェック。
体調をチェックするときに、緊急レベルと改善レベル、問題ないというレベルごとに見極めができた方がいいと思うんですね。
今回は、まず緊急かどうかというところは見極めたいところなので、緊急レベルをどう見極めて、しかもその後どう対応すればいいのかということをお話したいと思います。
ちなみに今回の前提は、こちらが相談を受ける側。
この番組では、一緒にのびやかセラピストになろうというのをコンセプトにしていますが、セラピストやカウンセラーや相談を受けた友達とか親とか、そういう立場として見ているというイメージで前提でお聞きください。
今回一番言いたいことは、緊急レベル、相手が緊急レベルのときにはカウンセラーやセラピストができることっていうのは、正直難しいとか無理っていうことなんですね。
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そういうときには心理療法よりももっと優先すべきことがある。だからこそ緊急レベルかどうかということを見極めて、必要なところに繋いだりとか、医療機関を勧めるとか、そういうことができるようになりたいんですね。
その見極めと対応ができるようにということで、説明していきたいと思います。
ちなみにnoteの方では、どういうものだっていうことを一枚の画像に表していたりするので、目でも見たい人はそちらをご覧ください。
では改めて、まず緊急レベルとはどういうものか。緊急レベルは大きく3つのレベルというか、3つのポイントがあります。
まず、身の危険があるレベル。それから、医療機関につなげるべきレベル。医療レベルですね。
3番目が、すぐ休養に入ってもらった方がいいというレベル。身の危険、医療、すぐ休養。
この3つがあるなっていうときは、それは緊急レベルなので、心理療法などは難しいということを考えてください。
まず最初の「身の危険」というレベルはどういうものかというと、
例えば、DVを受けているとか虐待があって、見えるところにあざがあるとか怪我しているとか、あるいはそういう報告があったってときですね。
災害、災害を受けて住むところも厳しいとか、緊急事態ですよね、まさにね。
あとその人が家出してきたとか、そういうので住むところも衣食住の部分でも困難があるとか、
それから借金などがいっぱいあって、借金取りというかね、そういう人からの連絡があるとか、
本当にこう生活どうしようとなっているレベル、そういうものです。
こういうときはもう身の危険があるわけだから、とにかく安全確保ですよね。住まいがないんだったら住むところを考えなきゃいけないし、
そのレベルになるとやっぱり一般のカウンセラーだったりなんだりの対応では難しいので、
行政とか専門機関、そういうところに相談窓口とかあるものですから、緊急ダイヤルとか、
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そういうところに相談することを勧めるというのがありかなと思います。
DVだったり虐待だったり、借金とかもそうなんですけれど、市役所とかに行くと、
そういうときの相談窓口のこととか、こういう相談機関があるよって説明してあるチラシとかパンフレットなどがあったりするんですよね。
だから支援職の人は、私もそうしてるんだけど、たまに市役所とかに行って、
そういうチラシだなんだ持っておいて、もしそういう方が来たらチラシやパンフレットを渡すようにするっていうのもありかなと思いますね。
とにかくそういうレベルになったら、カウンセラーやセラピストが対応できるレベルじゃないというか、
まず最優先は緊急対応になりますから、そういう専門機関に任せるという判断が大事だと思います。
次は医療レベルですね。医療機関にかかった方がいいというレベル。明らかな病気とか怪我とか、
この後、次の項でもちょっと説明しますけれども、明らかに眠れない状態が、睡眠障害みたいなものが続いているとか、
そういう時は私は医療機関だったりお薬の力を借りてでも少しでも眠れるようにするなどの対応が必要だと思います。
頭痛や腹痛がずっと続いているとか、あとは腰痛とか、そういうものが確かにストレスとかメンタルから来ていることもあるんですけれども、
その前に精神的なものじゃなくて、実際に内臓的にとか、身体的に医療レベルでの原因だったり、そういうものがないかということを確認することは大事ですよね。
明らかにそういう心身の不調が続いているときには、だから一旦病院で調べた方がいい。
お医者さんに相談してから、そこで原因がはっきりわからないようだったら、そういう心とかね、物の見方考え方とか、そういうのも点検しようというのがあると思います。
疑わしいときは、まずは医療レベルの問題とか検査とか、そういうものをしてから、まずはそちらを確認してからことを進めた方がいいと思います。
次に3番目、すぐ休養を勧めた方がいいレベルの方ですね。
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多分これが一番あるというか、カウンセラーやセラピストとか相談を受ける立場にある人は、
ここの見極めができるのが一番臨床現場でも求められることが多いんじゃないかなと思います。
今はカウンセリングより何より、休んだ方がいいよっていうレベルですね。
これはいわゆるうつ状態。うつ状態って結局心身がものすごくストレスで消耗してしまって、そういう状態になっている。
その心身の消耗具合が、ちょっと一晩寝れば済むレベルなのか、休んだ方がいいレベルなのかということですね。
これまでの配信でも言いましたけど、そういうコンディションが明らかに悪いときに、カウンセリングだとかアドバイスだって言っても入ってこないですから、
まずは休むことを勧める。
その心身の消耗度をチェックするのに、私は大きくというか、7つのポイントでチェックをしています。
今回はそれをご紹介しようかなと思います。
ちなみにこの7つっていうのは、うつ状態を確認する時に、うつの診断基準みたいなものがDSM-4みたいなものがあるんですけれども、
その診断基準を元にしたチェックシートとかチェックリストっていうのが、医療機関とかストレスチェックの現場とかであるんですよね。
簡易チェックツールみたいなものが、それにも基づいている内容ですし、
私自身も17年、そういううつの方たちもいっぱい見てきて、本当にそういう病院とかにつないだ方がいいレベルの人は、
確かにこういうストレス障害が出てるんだなっていうのを実感しているものでもあるので、そこでの7つをご紹介します。
はい、じゃあまず1つ目ですね。
1つ目のチェックポイントは、本人の報告を聞く前に、「見た様子」ですね。
やっぱりね、明らかに落ちてるとか、明らかに具合悪そう、調子悪そうです、やっぱり。
そこを、見た目が明らかにっていう、その自分の感覚、観察した感覚っていうのも大事にしてください。
それが1つ目ですね。見た様子でチェックする。
で、次からが本人に報告を聞いて確認する内容ですけれども、2つ目が「睡眠」ですね。
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睡眠が取れてるかどうか。
ずっと全然眠れないんだとか、眠りにつくのに30分以上1時間とかかかるとか、朝すぐに目が覚めてしまうとか、なんとも夜中に目が覚めちゃうとか、
そういう睡眠状態、睡眠の具合が悪いっていうのは、1つチェックすべきポイントです。
あと2つ目は食欲ですね。
食欲がない、物が食べられない、あるいは逆にストレスから食べ過ぎる形になっている方もいますね。
その食欲のところもチェックしたいポイントです。
ストレスから食欲に影響が出ていることあります。
次に4番目は思考力や集中力、判断力ですね。
最近の仕事や家事のやり具合がどんな感じかっていうのを聞くといいと思います。
そうすると、ちょっと頭が働かないんだとか、ケアレスミスがすごく多いだとか、
本読んだりとかテレビ見たりとか、集中力が全然出なくなったんだとかね。
そういう思考力、集中力、判断力みたいなものが普段と比べてやっぱり落ちるんですよ。
そういう心身消耗が強い状態になっている時、うつ状態、疑われる時って。
生活具合や仕事、家事のやり具合で、思考力、判断力、集中力がどうなっているかなっていうのもチェックポイントです。
あと次に5番目。5番目が「楽しむ力」ですね。
そういう状態の時って、物事に対してほとんど興味が持てないとか楽しめないって状態になってたりします。
趣味とか好きなことありますか?とかやる時間ありますか?っていう聞き方でもいいと思います。
その時に、前はこういうの好きだったんだけど、最近全然そういうのやる気がしなくてとか、楽しめなくなっている、楽しむ時間が全くないようなことをおっしゃるのはやっぱりチェックポイントですね。
前は楽しめてたのに、最近それができなくなったっていうようなことはチェックしておきたいところです。
そういうのがあって、6番目が抑うつ状態ですね。
明らかに落ちている、気分が落ちている、憂うつになっている、疲労感とか無気力、やる気が出ない、もう全部めんどくさいとか、そういう気力が明らかに落ちていたり、うつうつとした状態になっている、そういう気分などを語る、語っているってことですね。
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これは何かあった時とかに、時々ちょっとそういうプチうつ状態というか、なることはあるんだけれども、これがチェックポイント7番目にもなるんですが、そういう状態が2週間以上続いている。
2週間以上続いているという時は、やっぱり要注意です。何かショックなことがあって、1日2日そういう状態になっているけど、だんだん落ち着いてきたというかね、上がってくるなら、それはまだ様子を見てていいレベルなんだけど、
2週間ぐらいずっとそういう疲労感とか、うつうつとした、何もやる気が起きなくてずっと寝てる感じだとかね、そこまで来ると、これはちょっと緊急レベルになりますよね。
その7つの心身消耗チェック、もう1回言うと、見た目の様子、2番目睡眠、3番目食欲、4番目思考力、集中力、5番目楽しむ力、6番目抑うつ状態、7番目そういう状態が2週間以上続いている。
それがあった時には、もうちょっとうつ状態にそのまま放置しておくと、うつ病に発展しちゃうかもしれないうつ状態になっている可能性があるので、心身の消耗が結構激しいと思われるので、
病院を受診すること、あるいは学校なり会社だったり家の家事だったり、そういうことを休む、今すぐ休養を取るということをはっきりと勧めてあげた方がいいと思います。
ちなみに今、精神科や心療内科って、ある程度のレベルのところは結構混んでいて、すぐに診察してもらえないことも多いんですよ。
だからまずはすぐに予約を取って、診察してもらえるのが2、3週間後とか1ヶ月後だったとしても、受診の予約を取る。
その上で、まずは今は休むことが一番だと。結局病院受診しても、仮にうつ状態とかうつ病という診断が出ても、一番の薬というか治療法は休養になりますから、
だから予約を取った上で、できれば休むということを勧めてあげてほしいです。
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その方が一人暮らししているとか、家事をしなくちゃいけない立場にあるという時には、緊急的な状態なので、
例えば実家とかに帰って、一時的に休むことができないかとか、ご家族に伝えて、会社なども少し休みをとってみたいなことを検討してもらうようなのがいいと思います。
はい、ではここまで。相談を受ける立場になった時に、自分自身のチェックもそうなんだけど、まずは体調チェック。
まずは普通の改善レベルとか問題ないレベルじゃなくて、緊急レベルではないかという確認をしようという話でした。
緊急レベルの時は心理療法などは無理なので、まずその緊急レベルなのかどうかって見極めができるようになりたいと。
その緊急レベルは身の危険、医療、すぐ休養、この3つが疑われるとか、考えた方がいいレベルじゃないかっていう確認ですね。
実際の臨床現場だったり相談の場で知っておいた方がいいことは、7つの心身消耗チェックだということで、7つこういうのだよっていうことをお伝えしました。
そういう状態が2週間以上続いているような時には、すぐに病院受診とか、今すぐ休養を取ることを進めた方がいいというお話をさせてもらいました。
でもね、自分だけではそういう一般の方には、診断はもちろんできないけど、判断がつきにくい部分があると思うので、
noteの方のページに、セルフストレスチェックができる心の耳というサイトでね、ストレスサインだったり、ストレス状態とかうつ状態を確認してくれるチェック、ある程度信頼できるサイトだと思うんですけど、
そこは厚生労働省なども関わっているようなサイトなので、そこのリンクを貼っておきます。気になる方は、心の耳のセルフストレスチェックができるページのリンクを貼っておくので、自分だったり誰かに対して確認するときに見ていただけるといいのかなと思います。
じゃあ、今回は緊急レベルということでまずお話をいたしました。次回はそこまでの緊急レベルじゃないけれど、改善レベル、改善レベルとして体調のチェックっていうのと、体調を整えるだけで違うよっていうところもありますので、その話をしたいと思います。
21:04
今回ちょっと長くなってしまいましたけれども、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
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