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2021-11-05 16:00

394. 【sorae】白亜紀後期の地球は表面が約12度回転していた!?なハナシ

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大人気宇宙ポータルサイトsoraeとの週一コラボ企画!白亜紀に地表が謎の回転をしていたハナシ!

「白亜紀後期の地球は表面が約12度回転する「真の極移動」を経験した可能性が高まる」

https://sorae.info/astronomy/20211102-true-polar-wandering.html


地球を一つの星として見ると、実は面白い話がたくさん。

地球の中の構造だったり、何千万年、何十万年規模で何が起きていたのか、ぜひ知っていただきたい。


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題をドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題ですが、今日は昔、もう本当に昔ですね、白亜紀に地球の表面が約12度も回転してしまう
真の極移動と呼ばれる、ちょっと不思議な現象が発生していた、そんな研究結果が出ていたので、今回はそちらを紹介していきたいと思っております。
で、今回のお話なんですけど、毎週恒例の大人気宇宙ポータルサイト【sorae】とのコラボ企画になっていて、ちょっと難しい部分で感じたところがあったりとか、
あとはもっと詳しく知りたい、なんて思った方は概要欄のリンクから記事の方に飛んでいただけるようになっていて、そこでより詳しい情報を聞けるようになっているので、今回はそちらで楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。
でですね、今回のお話なんですけど、簡単に言えば地球の表面が地表がぐるっと動くみたいな不思議な現象が昔発生していたというような、そんなお話なんですね。
これ、宇宙規模で見ると、実は地球っていうのは単純に一つの星で、その中っていうのは実は私たちは固い表面にいるけど、中は液体になっていたりして、その特性がすごいよくわかるお話になっているかなと思っているので、
今日は宇宙目線で地球を一つの星として見た時の、そんな性質のお話だと思っていただければいいかなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の近況報告させていただこうかなと思うんですけど、今週の土日会は2日前ぐらいに予告させていただいた通り、
Pale Blue っていう人工衛星のエンジン、スラスターってやつを作っている CEO の浅川潤さんに来ていただいております。
で、それの収録っていうのを昨日11月4日にさせていただいたんですけど、これがまあ面白くて、なんか僕自身結構詳しい自信があったんですよ。
っていうのも、あの空畑っていう宇宙ビジネスメディアでライティングの仕事させてもらっている中で、1回記事で取り上げたことがあって、その時結構調べたんですよね。
Pale Blue が出しているサービス内容だったりとか、プレスリリースに載っている情報だったりとかっていうのを色々調べた時に、すごい面白いなぁと思ってたんですけど、
今回はそういうところからは読み取れない、もっとこの水を使った人工衛星の制御っていうところの未来像のお話だったりとか、
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あとはやっぱそういう革新的な技術に取り組んでいる会社のCEOをやられている朝川さんがどういう方なのかっていうのを、なんか2日間に分けて色々聞けるような形になってるんですね。
なので、これはぜひ聞いていただきたいなと。で、日本から世界に飛び出ていく宇宙ベンチャーの一つとして絶対に出てくる名前だと思うので、そのあたりしっかりつかめるすごい面白い内容になってるんじゃないかなと思います。
なので、基本的に、まだ編集してないんですけど、収録が終わった後の満足感っていうのが基本的に放送の出来栄えに非常に反映されてくるっていうところは、結構ポッドキャストの性質上あるのかなと思っていて、
そんな中で、このドリッチの会は非常に面白い会になるんじゃないかなと思っております。なので、興味がある方はぜひ覗いていただきたいというような感じで、先週コラボ1回お休みしたんですけど、そこからかなりまた自分の中でも気分転換ができてる感じがして面白かったです。
なので、ぜひ未来を、宇宙開発の未来を担っているペールブルーのお話ですね、ぜひ聞いていただけたら嬉しいです。もしかしたら、明日の午前中詳しい予告編じゃないですけど、ちょっと触りを聞いてもらうと本編がより楽しめるなんていうものを公開するかもしれないので、よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の緊急報告、以上というところで本題入っていきたいと思います。今日の本題は、もう遥か昔ですね、8000万年前とかのお話になるんですけど、地球の表面の土地っていうのが、今とは考えられないような12度ぐるっと回転させられる真の極移動と呼ばれる、ちょっと不思議な体験をしている。
そんなお話をしていきたいと思っております。で、今回お話しするのは結構重要なポイントがいくつかあって、まず昨日とかのお話でもあったように、地球っていうのが全体として大きい磁石ですよっていうお話が前提としてあったり、
あとは、私たち地球の表面で生活していて、地面しっかりあるみたいなところで当たり前に感じているところとは、もうちょい違う引き目で見ていただいて、地球っていうのもあくまで星で、中にはマントルって呼ばれるようなちょっと液体っぽい部分があって、その上に地殻って呼ばれてるような地表みたいなのがあるというような感じで、
実は地球もちゃんと星なんだよっていうところが抑えられていると非常に分かりやすく考えられるのかなと思います。
で、地球っていうのは大きい磁石みたいな感じになっているっていうのはなんとなくお話として知ってるかなと思っていて、そのコンパスを持ったら北の方向が分かる。
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それは地球全体が磁石だから、北の方向に針が引っ張られて、北が分かれて、そんな感じなんですけど、じゃあその北の方角を目指していくと何があるかっていうと、これ北極点って呼ばれるものだったり、逆の方向に行くと南極点と呼ばれるものがあったりします。
で、これ何かっていうと、地球って太陽の周りをぐるぐる回っているときに、ぐるぐる回るのに対してまっすぐぐるぐる回ってるっていうよりは、地球自体が若干傾いているっていうような状況になってるんですね。
これが地点軸の傾きっていうのをよく言われるんですけど、20何度とかでしたっけ?すみません、僕そういう詳しい角度っていうのをあんまり覚えられない立ちで申し訳ないんですけど、そうやって傾いている状況があると。
で、そうやって地球が傾いてるから、地球表面それぞれに太陽の当たり方が若干違うなんていうところの差が出てくるんですね。
で、その地点軸の傾き、つまり地球がくるくるくるくる回る地球儀の軸みたいになってるところ、あそこと地表が接する部分っていうのを北極側だったら北極点、南極側だったら南極点なんていうふうに呼んだりするんですね。
で、この位置っていうのはあんまり固定のものではないので、地球儀であそこにブスって刺さってる位置っていうのは実は地質学的に見るとちょっとずつ移動しているっていう性質があったりするんですよ。
で、実際には地球の表面っていうのが回転することで生じる。つまり地球の表面がちょっと動くことによって北極点だったり南極点だったりっていう地球の地点軸とぶつかるところの位置っていうのが変化する。
これが真の極移動っていう言葉で呼ばれるらしいんですよね。
今回僕も実は初めて知った現象だったんですけど、まあそういったところがあると。で、毎年なんかちょっとずつ動いてはいるものの、結局そこまで大きい動きはないから、なんか歴史上特に注目される部分っていうのは基本的にはなかった。
で、いくつかのタイミングで実は地球ってすごい動いてるらしいよみたいな、その北極点とか南極点に対して。で、これがなんで発生してしまうのかっていうと、冒頭にお話ししたみたいに地球っていうのが実は内側の構造まで見てみると非常に不安定な状況にあるっていうところが背景にあるんですね。
どういうことかっていうと、地球っていうのは単純にぐるぐるぐるぐる回っている石の塊ではなくて、内側を見てみるとまず一番地球の中心には核、コアとか呼ばれる部分があるんですけど、そこは鉄だったりとか、あとはニッケルっていう物質によってできている中心の核みたいなのがあって、
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で、そこ、それが覆っているんですね、核の周りを。で、その周りにゆっくり移動しているマントルだったりとかっていうような、よりマグマみたいな、粘性が弱いっていうんですか、
言っちゃえば液体みたいなものがあって、で、その表面にさらに硬い地表みたいなのが存在していると。そうすると、中に若干そうやって動きやすい液体みたいなものが入っていることによって、単純に回そうとしても一番内側とその液体部分と外側で回り方が変わったりするじゃないですか。
完全に一緒にぐるっとは回らないですよね。なので、そういったところの性質があったりとかで、地球の表面っていうのはちょっとずつ地球全体の回転に対して動いてしまうタイミングがあると。
で、これがなかなか面白い点で、地球ではそれが何となくはあんまり大きくは動かないような性質を持っているんですね。
具体的に言うと、100万年でその表面が動く角度がせめて2.4度とかそれぐらいだっていうお話なんですよ。
まあ2.4度、地球の大きさで見たら実はすごい動きなんですけど、これが100万年で動くとか、そういうレベルなので実はあんまり気づかなかったりすると。
ようやく何千万年とか離れたタイミングで見た時に、実はあの時ちょっと動いてたよねみたいな、そんな話になるんですね。
で、今回研究の結果を分かったことっていうのは、こういった地球の自転軸に対してずれて地球の表面が動いてしまう。
で、やばいずれすぎたよって言って地球が元に戻そうとするなんていう、かなり地表が大きく動いたっていう、そんな過去の事例っていうのが見つかったっていう、そんな研究結果ですね。
これが8400年、8400万年前に発生した曲の移動だと言われていて、今回はそういった研究をずっと続けていた。
で、これどうやって調べるかっていうと、これ面白くて、石に記憶されている地球の昔の地球、地場の方向みたいな情報をひたすら集めるらしいんですよ。
で、そうすると、めちゃめちゃ集めまくると、この時期のこの石っていうのはこっち向いてるけど、この時期の石はこっちだよねみたいな感じで、地層から地球が昔どういう状況にあったかっていうのを確認することができる。
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で、それによって、なんと8400万年前の白亜紀に地球の表面っていうのが、今の南極とか北極っていうところに対して12度もぐるっと回転していた。
で、それがさらに戻ってまた12度動くみたいな感じで、合計24度も動いていたっていう、そんな研究結果が出ていたんですね。
なので、もちろん当時の地球の表面の大陸の構造とかっていうのは実は全然違かったりするんですが、そういったところも含めても、今とは全然違う地球の見え方っていうのが当時はあったんじゃないかっていう研究結果が出てるんですね。
で、これから何が分かるかっていうと、今そんな地球の表面が南極の南極点とか極点に対してぐるんと回ってしまうことってそんなになくて、じゃあなんで当時そんな風になってしまったかっていうと、内側にあるマントルって呼ばれるところのぬめぬめ度合。
結局ものすごいぬめぬめだったらほぼ固体として動くんで、表面が動いても地球全体が動くみたいな。で、逆にサラサラだと中の液体と地表が全然違う動きをしちゃうので、地表が勝手に動いて極に対して24度も傾いてしまうなんていうことが生じてくる。
そんなところが予想されてるんですね。で、ものすごい昔だと、例えば地球の南極と北極、つまりS極とN極っていうのが反転するっていう極反転っていう現象が結構ちらほら見えていたりとか、あのちょっと前に話題になったチバニアンっていう千葉の地層から見つかったそういった
地磁気の反転っていうところの歴史もあったりして、それがだいたい70万年前とか13万年前とかぐらいのそのぐらいの幅で確か行われていたというところで、なんかこう遥か昔っていうのはもっと地球の内部構造っていうのが全然違ったんじゃないかっていうような見方っていくつかされてるので、そういったところの違いがもしかしたらこういう研究から明らかになってくるのかなっていうところです。
で、これ面白いのが、実はそういった地球の磁気の反転だったりとかっていうのは太陽とかで、しかも太陽では11年とかそういうペースで発生してきたりとかで、なんていうでしょう、宇宙全体見てみると、なんか地球だけがそういった不思議な地場によっていろいろ変わるなんていうところはなくて、結構星にとって地場っていう構造、
そのS極、N極みたいなそういうところの概念ってものすごく重要になってきていたりするので、今回こうやってポッドキャストで紹介しましたけど、これからもそこら辺の地場っていうお話、ちょっとイメージしづらい部分があるから今までポッドキャストかけてきたんですが、これからは400回も超えてくるっていうところで、いろいろチャレンジしながら紹介していければなと思っております。
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ということで、今回は大人気宇宙ポータルサイト、SORAEとのコラボ企画というところで、昔、白亜気候期には地球の表面が12度も回転していた、そんな時期があったという研究結果を紹介させていただきました。
今回の話、ちょっと難しいなと思ったら、ぜひSORAEの記事の方に飛んでいきたいので、興味がある方は概要欄を覗いてみていただけたら嬉しいです。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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