1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 374. 【sorae】中国の月面探査..
2021-10-16 14:37

374. 【sorae】中国の月面探査機が20億年の月の姿を明らかに!?なハナシ【中国】

宇宙ポータルサイトsoraeとの週一コラボ企画!中国が明らかにした月面の年齢の話です。

https://sorae.info/space/20211011-change5.html


月には昔火山活動があったと言われています。

今はおとなしいですが、何十億年も前は活発だったとか。

月の研究には、いつの火山活動でできた土地なのか、という研究があり、

アポロ計画から続いています。アポロ計画と今回の中国の研究、どんな違いが見つかったのか!?


soraeの記事はこちら

月探査機「嫦娥5号」のサンプルから約20億年前に形成された比較的新しい火山岩を発見

https://sorae.info/space/20211011-change5.html


感想、質問は「#宇宙ばなし」をつけてツイッターで呟いてください!

すぐに見に行きます!


リクエストフォームを開設しました!

話して欲しい宇宙の話題、いつも聞いてるよとかの感想、ジャンジャン受け付けております。

https://forms.gle/AFgYyA1W55u77V6D9


Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)を再開します!

顔が見たい!宇宙の画像を見ながら楽しみたい!という方におすすめです。

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzT


Voicy公式パーソナリティーとしても活動中!

Podcastの収録と同時に、Voicyでの生配信も実施している!?

https://voicy.jp/channel/1726


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということでですね、毎日更新1周年記念後の1発目の放送というところで、今回は人気宇宙系ポータルサイトの【sorae】とのコラボ企画となっております。
この企画はですね、【sorae】っていうポータルサイトがあって、そちらで詳しい写真だったりと記事とかを読みながら、僕の方の音声でも同じ話題を楽しむことができるというところで、
より正確で、より視覚的に見たい方は記事の方を、そしてそれよりももっと軽くインプットしたいですっていう方は音声の方から楽しんでいただけるような、そんな企画になってますので。
今回お話しするそのメインのトピックなんですが、中国の月面探査機が月面からものを持ち帰ってきたものの解析結果が出てきましたというお話もさせていただきたいと思っております。
これ、このポッドキャストで実はあんまり月面のお話ってしてこなかったかなと思うんですが、実は2020年に中国が進めていた定画5号っていう月面探査機のプロジェクトによって、
2020年12月大体10ヶ月前とかですかね、11ヶ月前とかに、月面から1.8キログラムの岩石、結構たくさんですよね、が持ち帰られて研究がずっと進められていたと。
今回はそれによって月面の年齢、そこの火山活動っていうのがどうなっていたのかっていうのの月面の年齢が明らかになったというような、そんなお話をしていきたいと思ってますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
ということでですね、毎日恒例の近況報告挟ませていただこうと思うんですが、昨日の時点で毎日更新1年を突破いたしました。
で、それの記念放送については今日の朝お届けしたんですが、その時は最後に今日はコラボ会ですとか言いながら、それの前にソラエとのコラボ企画っていうのをお届けするような形になっております。
で、こういうふうに1年間宇宙管理にも突き抜けていろいろ活動させていただいたことによって、こうやって他のメディア、今回だったらソラエさんみたいなところと、本当に大きいサイトですから。
日本の国内で宇宙系のサイトって言ったら本当に一番二番っていうところのサイトなので、そういったところと一緒にコラボして進めていけるっていうのは非常に嬉しいことだなと思っております。
03:00
今後はですね、もっと音声の方でも宇宙の最新ネタ引っ張っていけるように。
そしてソラエさんとこうやってコラボすることによって、僕のこの音声配信だけでは伝わらない実際のイメージ。
やっぱり月って見て綺麗だなって思うものだし、月面の情報って写真で見た方が直感的にわかりやすいじゃないですか。
なので、今回はそれが行われて何がわかったかは僕のポッドキャストでわかるんですけど、そうではなくて、やっぱ視覚的にも楽しんでいただきたいっていうので、そういう仕掛けはこれからもどんどんしていけたらと思っております。
なので、このソラエさんとのコラボっていうのは今後も続いていきますし、ソラエさんの方で僕のポッドキャストのバナーっていうのも表示していただいているので、そこら辺も楽しみながらいろいろ宇宙のネタ触れてみていただけたら嬉しいなと思っております。
ということでですね、じゃあ早速本題に入っていこうかなと思います。
今日の本題は、中国の月面探査機、定画5号が持ち帰ったサンプルによって、月面の火山活動の新たな年齢が明らかになったというお話をさせていただきたいと思ってます。
で、今回お話するのは冒頭で話した通り、2020年に中国によって持ち帰られた月面探査のサンプルリターンですね。
こちらの解析結果が出ていたので、こちら紹介しようと思ってます。
で、これ今回の話すごい面白い点があって、それは実は陰謀論とかが未だに残っているアポロ計画、アポロ計画で月面に降り立ったっていうところがすごい注目されてはいますが、
あれ降り立っただけじゃなくて、ちゃんと月面の物質も持って帰ってきてるんですね。
で、今現在もアメリカの大学の研究所だったりとかでどんどん分析されていて、そこと今日本で例えば進めているハヤブサ2だったりとか、
あとアメリカで進んでいるオシリスレックスだったりとか、そういったところの小惑星で持ってきたサンプルとの比較っていうところで太陽系の歴史っていうのをどんどんひも解いていこうっていう動きが出ているんですね。
今回の研究、中国のものをお話しするんですが、こちらも月面の火山活動がどうなっているかっていうのを明らかにした。
そしてこれをアポロ計画で持って帰ってきたサンプルで見つかった年齢だったりと比較したりとか、中にどういう元素が入っているのかっていうので比較したりしてるんですね。
06:06
なので、こういった学術的な面でアポロ計画で持って帰ってきた月面の物質だったりとかっていうのと比べるような段階に来てる。
つまりは皆さんがもしかしたらちょっと疑っている陰謀論みたいな、アポロ計画の陰謀論みたいなのは、こういう研究結果でどんどん整合性が取れなくなっていくっていうような状況に陥るはずなので、
そこら辺は注目しながら見ていただきたいなと。
プラスで、僕はそんな陰謀論あまり信じないので、そういったところで信憑性を少し持ってアポロ計画とかも感じていただけたらなと思っております。
今回はアポロとは違くて、中国の月面探査機、定画5号っていうのの研究結果ですね。
2020年になんと1.8キログラムもの岩石を持ち帰ってきたっていう。
これも本当に、なんだろうな、早草2とか早草とかで少しサンプルを引っ張ってくるとかっていうのの量とは比べ物にならないぐらいの量が今回持ち帰られてるんですね。
それに対して、そこって火山活動でできた岩なので、
例えば富士山みたいな、ああいうところにあるようなだったり、地層の勉強でするような、そんな種類の岩が含まれていたりするというところで、その岩の中にどういう物質が含まれているのかだったりとか、
あとはどういう冷え方をしてどれぐらい時間経ったのかっていうのをどんどん研究していった結果ですね。
今回、定画5号、中国の月面探査機が撮った場所の火山活動が過去にあったのは19億年と、19億と6万、6300万年ですね。
19億6300万年前に起こったものだというふうに言われております。
これ、19億6300万という数字に、やっぱり学術的な研究なので、それに前後するような年代もあり得ますよという書き方をする誤差がついてるんですが、誤差がなんと5700万年ですね。
前後5700万年の間、なので幅で言うと1億年弱あるんですが、その幅でこの火山というのは活動していたというような研究結果が出てます。
で、これワシントン大学の所長さん、その研究結果を評価して総評みたいなのを出しているんですけど、これ非常に正確な年代を得ることができましたというふうにコメントしてるんですね。
つまり、一般的にイメージするような5700万年っていう数字、これは宇宙の中では正確に求められている程度の誤差というようなことになるわけですね。
09:05
ここがやっぱり宇宙の数字の大きさかなと思っていて、19億6300万年に対してなので結構確かに精度はいいなと僕も思いますけど、
例えばこのポッドキャストでも話すみたいに300光年が近いか遠いか問題があるのと一緒で、5700万年っていうのが長いのか短いのか得られている研究結果として正確なのかどうかっていうのは結構感覚の違いかなとは思いますね。
で、今回出たその19億年前の結果だっていうのを、じゃあアポロ計画で見つかった火山岩のサンプルと比較すると、これがなんと10億年ぐらい差があるんですね。
というのもアポロ計画っていうのは大体30億年前に作られた火山活動の結果の岩だというふうな研究結果が出ております。
なので、もちろん月の到着する場所によって火山活動の歴史っていうのは違いますし、今回中国が降り立った部分っていうのはそういう比較的新しい火山活動が起こっていた月面の状況だったということですね。
で、これやっぱり今の表面パッて見ただけの自然な月面の状況、なんかサラーっとしている状況とは違って、その火山活動が月面であったっていうのは結構想像できないですよね。
なんかこういうわかりやすいイメージとかあったら僕も見たいなと思っているので、もし知っている方いたらTwitterとか、あとは新しく作ったオープンフォームとかから教えていただけたら嬉しいなと思っています。
で、年齢だけじゃなくて、その火山活動の年齢だけじゃなくて、中に含まれている元素ですね、特に放射性元素って呼ばれるカリウムとかウランとかそういったものの物質の配合の量みたいなのを調べてみた結果、
この含有量っていうのはトリウムとウランっていう2つの物質に関しては、アポロ計画で得られた火山でできた岩と同じものだったっていうのが明らかになっているので、なんかそこの共通点と今回見つかった年代の違いっていうところで、何かこう新しく見えてくる知見っていうのがあるんじゃないかっていうので議論を進んでいるっていう感じですね。
あとは月面のそのいつできた土地なのかっていう議論については、クレーター年代学っていうお話もあるようです。こちらはクレーター年代学っていうのは月面にはもうたくさんの隕石がボコボコぶつかると。
なので1年間にどれぐらいぶつかるかっていうのはなんとなく決まっていて、穴の数が多ければ多いほど古い土地っていうのも月面っていうのは地面が動いたりだとか風で侵食されるみたいなことがないので、基本的に1個できたクレーターって半永久的に残るみたいなようなイメージで持っていただければ良くて、
12:12
なのでたくさん穴があればあるほど長い間あった土地、逆に新しくできた土地っていうのはツルツルでできますので、例えば1年前にできた途中には1個しか例えば隕石をぶつかってないとか、そういうようなことも分かるクレーター年代学っていうのもあるんですね。
そうすると、このクレーター年代学ではなかなか解明することができなかった30億年前から10億年前っていうところの年代を調べる方法というか、クレーターからではなかなか言及することが難しかった層があったらしいんですよ。
今回は、だいたい20億年前の岩石だったっていう研究結果が出ているので、そのパッと見で分かる30億年から10億年という間の空白の20億年間っていうのを埋める新たな手がかりになるのが今回の中国の研究結果だと言われております。
なので、これからどんどん月面っていうのはもう行くのが当たり前の時代になってきますから、変な陰謀論とかを語るんじゃなくて、実際に新しく出た研究結果と過去の研究結果の比較みたいなところで、きっと陰謀論でできたものだったら過去に出た論文がどんどんこの後潰されていくと思うんですね。
なので、そういったところで嘘っていうのは確実に暴かれていくものだというような背景もあるので、そういったちょっとひねくれた楽しみ方をしながら宇宙を感じていただくのもいいかななんて思っております。
ということで、今日は宇宙系人気ポータルサイトソラエとのコラボで、中国が月面から持って帰ってきた月面サンプル、これによって20億年前の土地の情報が明らかになったというお話をさせていただきました。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話し、または概要欄についている応募フォームから話題のリクエストをいただければと思います。
それではまた明日お会いしましょう。
今日の夜か。お会いしましょう。さようなら。
14:37

コメント

スクロール