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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙科学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介します。今日は、観測史上、なんとまだ2つしか見つかっていない、その2つ目の地球に近いトロヤ群小惑星と呼ばれる天体が見つかったというお話をしていきたいと思っております。
でですね、今回はこのネタを紹介しようと思った大きなきっかけの1つっていうのが、トロヤ群と呼ばれるこの天体の名前というかカテゴリーですね。
これが結構面白い性質を持っているなぁと思って、ただ、ポッドキャストの中でこのトロヤ群と呼ばれるもの、トロヤってカタカナで群はあの群れですね。
って書くんですけど、そのトロヤ群と呼ばれる天体、これがどういうものなのかをぜひですね、宇宙好きの皆さんに伝えていけたらなぁと思って、今回はこちらのネタをピックアップさせていただいております。
でですね、今回のお話は大人気宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画になっております。
今回の話ですね、たぶん初めて聞くワードとかがいくつか出てくるかなと思います。
もしですね、もっと深く理解したいなぁなんて思う方は概要欄のリンクからぜひ記事に飛んでいただけると、文字でも音声でも楽しむことができるようになっておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告を本題の前に挟ませていただこうかなと思うんですが、今日は2月6日日曜日というところで、
今更新がですね、すいません、若干遅くなってしまっておりました。
というのも今日はちょっと昼間にやらなければいけない仕事がガッと入っていたりとか、
あとは一応休日っていうところなので、自分のリフレッシュの時間も取らないとなっていうところで、夜今22時半とかになってしまっているっていうところになってます。
申し訳ありません。でですね、なんか今日はすごく1日の時間を有効的に使えたなっていうふうに思ってて、
朝ですね、なんか近くの、家の近くの犬も連れて行けるカフェじゃないですけどレストランみたいなところでモーニングを食べ、
で、そこから帰ってきて、今いろいろ仕事一緒にやらせてもらっているワイスペースで使う資料作り、
本当宇宙を売り込むってこういうことなんだろうなみたいなのを想像しながら手探りで資料を作ってみたりだとか、
で、それをガーッとやって夕方になって、夕方日没ぐらいのタイミングでサーフィンをしに行き、
で、帰ってきてまた資料作成をしてみたいな、夜ちょっとカフェに行って読書してみたいな感じで、かなり1日を有意義に過ごせたなというふうに思ってます。
で、このポッドキャストも収録できて、ちゃんと毎日更新の手はというか、というところだけは確保できたかなと思っていて、
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なんかこう、最近ですね、先週はちゃんと時間通り更新できたものの、ポッドキャストの更新遅れてしまうっていうタイミングがあったりしたように、
ちょっとですね、出勤っていうのが入ってきたりして、なかなか忙しかったりするので、こういった休日っていうところで自分のやりたいこととかを優先してがっつりできる時間が取れたのは本当にいい時間だったなというふうに思っております。
なのでですね、皆さんもきっといい休日を過ごせたんじゃないかなと思うのでですね、明日からまた仕事を一緒に頑張っていければなと思っております。
平日も毎日更新しますので、今週も1週間よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、じゃあ早速今日の本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は地球の近くを回る地球のトロヤ群小惑星っていうのが、なんと観測史上2つ目のものが発見されたというお話をさせていただきたいというふうに思っております。
で、今回こちらを紹介する理由っていうのの大きな目的の一つは、まずこのトロヤ群と呼ばれるもの、こちらをしっかりと皆さんの頭の中に入れていただきたいというところですね。
で、もう一つはちょっと前にお話しさせていただいて、2021年去年の12月末に打ち上がったジェームスウェップ宇宙望遠鏡ってありますよね。
あれと実は関連するようなところとかも若干出てくるっていうところがあるんで、そこら辺をしっかりと楽しんでいただければなというふうに思っております。
でですね、今回のは繰り返しになりますが、ちょっと難しい話出てきたら記事でも、そして動く動画みたいなものでも確認できるようにですね、
大人気宇宙ポータルサイトソラエとのコラボ企画として、記事の方でも楽しめるようにしてありますので、気になる方は概要欄から覗いてみてください。
はい、ということでですね、じゃあ今日紹介するのは地球のトロヤ群小惑星ってとこなんですが、皆さんトロヤ群小惑星ってピンときますでしょうか。
これトロヤ群っていうところがなかなか捉えにくいというか、音声だとなかなか伝わりづらい部分あるかなと思うんですけど、これを紹介するためにはラグラン受点と呼ばれるものを皆さんにイメージしていただけないといけません。
ラグラン受点って何かっていうと、地球と太陽っていう2つの天体を見たときに、それぞれの天体が重力を持ってるじゃないですか。
例えば意識してほしいのは、そもそも私たちは地球上にいて、地球の重力に引っ張られてこの地面に立っているっていうところがあります。
なので物を落としたりしたら下に落ちますしっていうところがあって、この地球の重力っていうのがあるからこそ、例えば地球の周りに月が回ってるだったりとか、
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あとはそもそも地球に大気を保ってられるだとか、そういう状況になっていたりします。
重力っていうのは何にしても地球だけのものではないんですね。宇宙の中のものすべて、万物は重力を持っているっていう背景がありつつ、太陽ももちろんあるわけですよ。
太陽も重力があって、その重力のおかげで地球は言ってしまえば太陽の周りを回ることができている。そんなところになっているんですね。
じゃあこれって太陽も引っ張る力があるし、地球も引っ張る力があるっていうふうになると、こうやって2つの力がお互い引っ張るってなると何が起こるかっていうと、
お互いの位置関係によってどこかにその力が釣り合う場所っていうのが必ず存在するっていうことなんですよね。
例えば地球と太陽って同じ方向に物を押しているわけじゃなくて、お互いがお互いに対して引っ張り合ってるわけなので、
例えば地球と太陽の間にはある一点の場所で言うと、太陽にも地球にも引っ張られないちょうど中間の釣り合った場所がある。
これをラグラン樹点というふうに呼ぶんですね。
ただこのラグラン樹点っていうのは1つだけではなくて、今代表的な地球と太陽の間の引っ張り合う力の釣り合う場所っていうところを紹介したんですけど、
こういった釣り合う場所っていうのが実は他にも5カ所ぐらいあったりします。
っていうところで、そういったラグラン樹ポイントって呼ばれるところに行くとどうなるかっていうと、宇宙空間でいわば安定して存在できるんですね。
地球が太陽の周りをぐるぐる回っていようが何していようが、結局はその重力が引き合う力の釣り合う点っていうのは、
どっかの方向に対して一方的に力が引っ張られるわけではないので、その場にずっと静止してられることができるっていうのが特徴なんですよ。
そんな中で、地球の近くのラグラン樹点っていうところにたまった小惑星のことを、これをトロヤ群小惑星って呼んだりします。
っていうところで、まず地球の重力と太陽の重力が釣り合う点が宇宙空間にはいくつかあるっていうところを覚えておいていただきたいと。
これ、冒頭にJames Webb宇宙望遠鏡と関わる部分があるってお話ししたのは、
実は、James Webb宇宙望遠鏡は安定した場所で、なるべく安定した視野の下、観測をしなければいけないっていう背景があるので、
このラグラン樹ポイントっていうところに到達して、そこでいろんなミッションを行おうとしてるっていうところがあったりします。
なので、もしかしたらラグラン樹点、ラグラン樹ポイント、こういった言葉最近聞いたような気がするなって思う方は、きっとJames Webb宇宙望遠鏡のニュースかなんかで聞いたんじゃないかなというふうに思っております。
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今回、この地球型のトロヤ群惑星っていうところを発見したっていうところが、なんと観測史上2つ目なんですね。
つまり、地球と太陽の重力が釣り合っているところに、いわゆる帯流しているみたいな、そんな小惑星って今まで全然見つかってなかったんですよね。
で、今まで僕、ポッドキャストで何度か小惑星のお話しさせていただいてたと思うんですけど、じゃあなんで小惑星ってそこまで重要なのかっていうと、
これはやっぱり小惑星自身っていうのは、太陽系の初期の頃の情報っていうのをその体の中に秘めている可能性があるというふうに言われています。
なのでですね、今ってまだ太陽系全体がどうやってできたりとか、そもそも太陽系ができた当初の太陽系の環境がどうだったかなんていうところって実はまだ謎に包まれているんですよね。
なので、そういったところの情報を持っているかもしれないっていうところで、小惑星探査は重要っていうところになっています。
プラスして、この地球と太陽の重力が釣り合うところにいるっていうところは、より地球に近いところにある小惑星だったりっていうところで、行きやすかったりする可能性があるんですよね。
これは結局、宇宙空間を移動するっていうのは、いろんな星から受ける重力とかのバランスをうまく考えて、まっすぐ目的の天体に行くっていうのは難しくて、少しずついろんな重力の考慮しながら宇宙空間を浮遊して目的地にたどり着くというところがあるんですが、
中にはこうやって地球のトロヤ群小惑星っていうところの場合だと、もっと近い月に行くよりも実は安いコストで行けるかもしれない。
これは地球がぐるぐる回ってるこの力をそのまま利用して、ラグランジュポイントにたどり着くことができるかもしれないだったりとか、そういった可能性を秘めていて、
今、月で行おうとしている、例えば宇宙空間での資源探査だったりとか、あとはそういった太陽系形成の情報っていうのを月に行くっていう行為よりもより安いコストで到達することができる可能性があるというところで、地球のトロヤ群小惑星が見つかったっていうところは、
非常に今後の天文学の展望を明るくしてくれる面白いニュースだったので、今回はこちらを紹介させていただいているという感じになっております。
ということで今回はですね、史上2つ目の地球のトロヤ群小惑星が確認されたというお話をさせていただきました。
今日のですね、ラグランジュポイントとかっていうところが分かりづらい方はですね、ぜひ概要欄に貼ってある今回のコラボ相手、そらえの記事に飛んでみていただけたら嬉しいです。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。