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2021-06-10 12:57

244. 人工衛星のフォーメーションフライトが宇宙を変革する!ハナシ【宙畑】

今日は人工衛星がかなえるフォーメーションフライトについて!

宇宙開発を牽引する最新技術を紹介するこちらのシリーズ。

天文学にも宇宙ビジネスにも応用される人工衛星の編隊飛行を是非知ってください。


ピンポン玉級の超超小型衛星で衛星通信を狙うOur Stars株式会社、

宇宙イルミネーションを狙う株式会社ASTRO FLASHなど

ワクワクする宇宙ビジネスの企業も目白押しです。



本日の放送は『やまさん』さんの提供でお送りしております。


今回僕が書いた宙畑の記事「3Dプリンター、水推進、衛星間光通信……宇宙ビジネスを変革する要素技術7選」はこちら!

https://sorabatake.jp/20746/


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、ヤマサンさんの提供でお送りしております。ヤマサンさん、どうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠については、オンラインショップ天文屋で販売しております。興味がある方は、ぜひ覗いてみていただけると嬉しいです。
ということで、今日の本題なんですけど、今日紹介する宇宙のお話は、宇宙開発を変革し得る技術7線というところで、シリーズ的にやらせていただいている企画ですね。
この中で、今日はフォーメーションフライトと呼ばれる人工衛星、複数の人工衛星を連動させて、何か一つの大きな仕事をさせる、そんな技術を紹介していきたいと思っております。
これは変態飛行、対立を組んで動くというところで日本語になっていて、例えばたくさんのドローンとかを飛ばして軍を成していったり、あとは戦闘機とかですかね、ブルーインパルスとか皆さん見たことあるかなと思うんですけど、
ああいうのの対立を組んで何か一つのことを成し遂げる、というようなことでフォーメーションフライトというところ、これが技術発展に伴って宇宙空間でも人工衛星複数でできるようになってきているというところで、
今後ここで広がっていく宇宙開発っていうのは結構大きいんじゃないかなというところで、今日はこのフォーメーションフライトを紹介していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、それの本題を話す前に毎日恒例の近況報告、活動報告になるんですけど、そうですね、明日大学の広報誌から取材をしていただくことになっております。
というのもこれもこのポッドキャストを皆さんが聞いていただいているおかげで、調子がぐんぐん伸びていっておりまして、その話を大学の広報の方にさせていただいたら、大学の広報誌として、自分が卒業生っていうのもあるので、中央大学の広報誌で紹介していただけることになりました。
これは滅多にない良い機会なので、ポッドキャストの話とか、あとはそこに至るまでのお話だったりっていうのを色々セキュララに話させていただこうかなと思っております。
私とかみたいにこの科学系のチャンネルっていうのをやってる人たちの色々聞いてれば、例えばこのコロナ禍の中で大学の授業とかでちょっと満足いくような話がもし聞けないっていうちょっと物足りない気持ちだったりとかっていうのがあった場合は、
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ポッドキャストでそういったところの知りたい欲っていうんですかね、知的好奇心みたいなのを満たしてもらえるんじゃないかなと。
なんせこう科学系のポッドキャストやってる方って、私も含め博士課程修了してたりとか、元々研究者、現在研究者っていう方も結構いたりするので、そういったところでちょっとコアなお話とか、
自分が周りにはあんまりいないけど、結構マニアで色々知ってるんだよねっていうところに刺さるようなチャンネルって必ずあると思うので、大学生の方とかにそういうの知ってもらえるいい機会なのかなと、今回の取材は。
そういうところで、明日は色々お話しさせていただこうという感じになってます。
なので、僕みたいなものが取材をしてもらえるような立場になったっていうのも、このポッドキャストをいつも聞いてくださってる皆さんのおかげでなってますので、
皆さんの期待に添えるよう、今後も毎日更新をし、面白いお話をどんどんしていき、もっともっとポッドキャスト、人にお話ししたくなるようなチャンネルにしていこうと思ってますので、よろしくお願いいたします。
ひとまず、明日の取材はポッドキャストを人気にさせるために頑張っていきたいと思います。
そんな感じで、明日のお話、個人的にはワクワクしているというところで、本題に移っていきたいと思っております。
今日の本題は、人工衛星を複数動かすフォーメーションフライトというお話をしていきたいと思います。
日本語にすると変態飛行ですね。
これはもう文字通りで、複数の人工衛星を組み合わせて新しいミッションを成し遂げようとする動き、これがフォーメーションフライトと呼ばれるものですね。
いろいろ定義はあるんですけど、複数の人工衛星を組み合わせる、さらにこいつらをアクティブに動かしていって、アクティブにというのは細かい制御とかをして
こなしたいミッションとか場面場面で様々な対立を組むこと、というのをフォーメーションフライトというふうに論文なんかでは紹介されていたりしますね。
これちょっと前に、興味がある方はぜひスターリンクとか調べていただければいいんですけど、スペースXが1万機とかという人工衛星を飛ばして地球上にインターネットを供給しようなんていうお話をしているものがあるんですけど、
あれは衛星コンステレーションといって、それぞれの一個一個の人工衛星を軌道上に回してあげて、まんべんなく仕事をさせるイメージなんですが、今回紹介するフォーメーションフライトというのは、
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例えば全然数が10個とか20個とかだったとしても、それらを近い距離で一つの人工衛星を基準に相対的な位置っていうんですかね、真ん中のやつがゼロのとこにいたら、一つは1の位置、2の位置、3の位置みたいなので、ちょっとずれたらそれを修正していく。
別の仕事をさせたいと思ったら、その比率っていうのが変わって、例えば縦長だったら動きっていうのを横長に変えるみたいな。そんなことをやっていって、様々な大きなミッションをクリアしていこうっていうのがフォーメーションフライトですね。
これが成功できるようになったっていうのは、やっぱり電波だったりレーザーだったりとかっていう人工衛星同士、そして地上との通信の方法っていうところがいろいろ変革が起きているっていうところがあり、
プラスして、複数の人工衛星を一気に制御する、または連動させて制御させていくっていうアルゴリズム的な技術っていうところでかなり進歩してきたことによって、だんだん実現してきている技術の一つになっているっていうところですね。
実際にこれを、例えばビジネス応用だったり、天文学の応用だったりっていうところも進んでいて、例えば軌道上サービスでいうと、燃料の給油とか、例えば人工衛星が動くために必要な燃料の供給を行ったりとか、
あとは軌道、一つの人工衛星が違う軌道に移っていく、なんていうところに複数の宇宙機、人工衛星とかによってそいつらをサポートしていってあげよう、なんていう動きをさせるお話も出ていたり、あとはフォーメーションフライトを使って地球を観測してあげる。
これはどういうことかっていうと、望遠鏡ってすごい漠然としたイメージを持ってもらいたいんですけど、大きい望遠鏡の方がすごいっていう感じでしませんか。
これ結構その感覚はすごく大事で、本当にそうなんですよ。望遠鏡っていうのは大きければいいと。
もちろん他にも細かい要素はあるけど、一つ大きいそういうのがあります。
それを宇宙空間で表現するためにはどうすればいいかっていうと、人工衛星を例えば遠景というか指定の場所に10個20個並べたとします。
そうすると一つ一つの人工衛星がまるで望遠鏡の、例えば仮想の鏡がパラボラアンテナみたいな湾曲した鏡があったとしたら、その中の一点一点っていうのを小さい人工衛星が担っていく。
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それを組み合わせることで、まるでその大きな鏡の上に映った1枚の画像を撮っているように見える、なんていうような組み合わせの仕方ができたりするんですね。
この方法ってブラックホールの写真を撮るときに使われたイベントホライズンテレスコップ、地球サイズの望遠鏡なんていうふうに言われているのを聞いたことある方いるかなと思うんですけど、
あれも結局は南極で撮ったり、チリで撮ったりっていうような細かいデータを、まるで地球全体が1枚の鏡だったときに、ここからこの光が飛んできている、ここからこの光が飛んできているってことは、組み合わせたらこんな画像になるだろうっていう計算の仕方なんですね。
なので、それと同じようなことが宇宙空間でもできるようになると。なぜなら人工衛星をお互いの位置っていうのをきれいに調整してフォーメーションを組むことができるからというような感じですね。
こういうことを行うことでフォーメーションフライトは、今まで例えば巨大な望遠鏡って宇宙に打ち上げられなかったのに、それが細かい衛星10個で再現することができるだったりとか。
あとは、そんなのがあったり、もう一つ紹介しておこうとすると、インターステラーテクノロジーズっていうオリエモンロケットっていうふうに言われたらもしかしたらピンとくる方もいるかと思うんですけど、あの会社が子会社として作ったOurStarsっていうところがあるんですね。
これはピンポン玉の大きさのようなものすごい小さい人工衛星を複数打ち上げて、多分100個とかの単位で打ち上げるんですかね。50個とか100個とかの単位で打ち上げて、それらのフォーメーションを組ませることで、より今その一つ一つではなし得なかった巨大な仕事をさせてあげる。
今回の場合でいうと、宇宙からの衛星サービス、衛星通信ですね、っていうのをピンポン玉サイズのやつを組み合わせることで大きな仕事をさせてあげようだったりとか、あとは株式会社アストロフラッシュっていうところはフォーメーションフライトを用いて宇宙エンタメを提供しようとしたりしてます。
人工衛星、小型の人工衛星を輝かせて、地上でも見えるぐらい輝かせて、それらを自在に操ることで夜空に何かアートを描くだとかっていうような宇宙イルミネーションっていうのを計画してる会社もあったりします。
そんな感じでフォーメーションフライトっていうのは天文学みたいな、あとは地球観測だったりっていう学問でも使えそうなものだったり、プラスして衛星通信とか、あとは宇宙エンタメなんていうところにも幅広く広がっていきそうなかなり可能性を持った技術になってます。
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なので宇宙技術を支えるフォーメーションフライト、ぜひ今後も楽しみにしていただけたら嬉しいなと思っております。
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それではまた明日お会いしましょう。
明日の取材頑張ってきます。さようなら。
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