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こんにちは、ツイてるブッククラブです。 ツイてるブッククラブは橋本ダイヤ、石谷まさき、
セイコー、達夫の4人がお送りする月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。 それでは11月の課題図書を選んでいきます。
1人3冊ずつ推薦書を出して、最後投票で1冊を決めるという、いつも通りのやり方です。 今回はですね、新書縛り。
新書しか紹介しちゃいけないという回です。 プレゼンの順序は、今月はセイコーさん、橋本、石谷、達夫の順番でいきたいと思います。
それでは最初の3冊、セイコーさんよろしくお願いします。 今回は新書特集ということで、新書を3冊選んでみました。
私が1冊目に選んだのは、アントニオ・イノキ、新潮新書です。 アントニオ・イノキさんは最近亡くなったんですけれども、
年代によってアントニオ・イノキさんに対するイメージって、いろいろ違うと思うんですけども、プロレスラーとしてのアントニオ・イノキさんを知っている人、
あと国会議員としてのイノキさんを知っている人、 あと時々テレビに出てきて、バーって言う人とか、格闘技イベントの最後の方に出てきて、
ちょっと偉そうな感じの人とかですね、いろんなイメージがあると思うんですけども、 私はプロレスラー時代も知ってるし、国会議員時代も知ってるんですけれども、
そんなアントニオ・イノキさんのいろんなエピソードを散りばめた、 エピソードを書いた本なんですけども、この本で面白かったのがですね、
イノキさんが国会議員のときにですね、イラクで人質事件があったときに救出するときの話なんですけども、
当時私、大学生か高校生ぐらい、平成2年の頃なので、あまり詳しく知らなかったんですけども、
今読んでみると、いかに外務省とか官僚から反対されてたのに、スポーツイベントやるっていう口実でイラクに行って、
自分のお金で飛行機をチャーターして、で、フセインさんにスポーツのイベントを見せて、最終的に平和に持っていったっていうのがすごいなと思ってですね。
もちろん裏にはいろいろ駆け引きとか、もっと違う交渉があったのかもしれませんけれども、
その全然当時話が全く進まなかったのを、いきなり行って一人で解決するヒーローみたいな感じで書かれて、ちょっとすごいなと思いました。
あとイノキさん、北朝鮮にですね、スポーツイベントで言えば北朝鮮に行って、スポーツの平和の祭典っていうのもやったんですけれども、
どういうわけかその前後に行って30回ぐらい北朝鮮に行ってるんですけれども、
そういうのもプロレスラーアントニオ・イノキだけしか知らないと、知らない話かと思うんですけども、
あとモハメド・アリと戦ってモハメド・アリを尊敬してイスラム教になってるとかですね、
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結構いろんな顔を持ってるアントニオ・イノキさんなんですけども、
アントニオ・イノキさんのこと、名勝負とかそういうのはプロレス不安なら知ってるし、
プロレス興味ない人は別に誰とかと戦って名勝負を演じたっていう話しても面白くないかと思うんですけども、
その辺が非常にバランスよく書かれてて、一般的な、後で紹介しますけれども、
一般的な人の教養として知るアントニオ・イノキとして入門としてちょうどいいんじゃないかなと思って紹介しました。
もしアントニオ・イノキのことを知りたいなと思う方いたらこれがおすすめです。
2冊目なんですけども、ストレス脳っていうアンデッシュ・ハンセンさんって、スマホ脳がすごくベストセラーになって、
知ってる方も多いかと思うんですけども、その方の本ですね、ストレス脳。
人間が何でストレスを感じるかとか、そのストレスの克服法とか、現代特有のストレスとか、そういうことについて書かれた本なんですけども、
まずストレスっていうのは、人間、もともと恐怖とか危険を感じたりするのがずっと長く続いてきたので何万年って、
基本的にストレス感じるのは別に当たり前のことなんですけども、そのことが、ただ現代ではまた非常に、
北欧とかって日本だと素晴らしい漢字に書かれることが多いんですけども、北欧見習おうみたいな、
8人に1人がうつ病にとか、何かの薬を飲んでる人がいるって。
その話、結構出ますよね。
北の方だからね、もしかしたら日光もあんまり浴びなくて、あれなのかもしれないですけども、
ストレスについて、すごく今は、スマホとかを使うのもあんまり良くないって、
そのスマホが体に良くないんじゃなくて、スマホで実感を奪われることによって、
歩いたり、人と対話したり、いろんなことが疎かになるのが良くないっていうふうに書かれてて、
なるほどなと思って、実際はスマホそのもので喧嘩したり、あれしたりすることもあるんでしょうけど、
だらだらネットニュース見たばっかりでお風呂入るの遅れたりとか、やることやらなくてとか、
そういうストレスもあるんだろうなと思いました。
ストレスの本なんかにはよく書かれていることなんですけども、
解決法としては、ちょっとストレス感じたら一呼吸整えて深呼吸何回もしてみるとか、
ひたすら歩いてみるとかですね、あと筋トレしてみるとか、そういうのが良いと書かれてたんで、
こういうのをものすごく読んでいる方にとってはあまり目新しい内容ってそんなにないかもしれませんけども、
ストレス感じている方、ぜひストレスを知りたい方、
流行のアンデッシュ・ハンセンさんの本を読みたい方にはおすすめです。
これが今月の2冊目です。3冊目、今月の一押しですね。
ファスト教養、10分で答えが欲しい人たちっていう本があるんですけども、
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今から15年ぐらい前に下流社会っていう本が出てですね、
なんかものすごく話題になって上流と下流の分断とか、
下流は郊外に行ってイオンに行ってなんかするみたいなのを書いてたんですけども、
あの頃からですね、この本によれば2000年あたりから教養を手っ取り早く仕事に結びつけるっていう動きがあの頃から出てきたというふうにこの本で書かれてですね、
昔から教養とか勉強して立診出世しようというのはものすごいギリシャ時代からでも昔からでもあったんですけれども、
それが教養を知らなきゃダメだなって、
若い人が仕事の道具として教養を扱うようになったっていうのがこの20年ぐらいにすごく広がったみたいで、
しかもそれがだんだんですね、この本の中にもちょっと書いてるんですけど下流化してるんですよね、教養が。
昔教養ってギリシャ哲学とか、中国の漢詩を暗記して空で言えるとか、
シェイクスピアにこんな一説あったよねみたいなのが教養だったのに、
この頃の教養っていうのは広行とか中田敦彦とかそういう人たちが10分で分かるみたいな、
まさにタイトル通り10分で分かるようなのを教養として仕事で使えるからっていう深い教養を身につけたり、
自分の人生の幅を広げるんじゃなく、とにかく仕事に結びつけようみたいな、
寂しい人が増えてるみたいなことを書いてあるんですけども、
ただこの著者のレジーさんって人も若い人で、まだ多分30代ぐらいかな。
フォリエ門が捕まったあたりで大学卒業するとかしない人たちなので、
まさにファスト教養の先駆者っていうか真っ只中にいた方なので、
そこまでファスト教養に対して批判的でもなくて、しょうがない面もある。
立診出世したい人もいれば、そうじゃなくて、
とにかく今の状況から落ちたくないから、これ以上下がりたくないっていうのでも、
やむにやまれずやってるっていう人もいて、
すごい今のこの20年、小泉郵政改革から始まって、
イラクの自己責任っていう言葉が流行った頃から、
だんだんかつま活用が流行ったりとかした頃から、
そういう教養と英語会計、IT身につけなきゃ時代に取り残されるみたいな風潮が出てきて、
さらにこの頃ではYouTubeのあれとともに、
中田敦彦とかヒロユキとかそういうのが出てきてとかって、
私も読んでて、でもそういうふうに教養を軽くやるのは良くないんじゃないかな、
中田さんとか間違った知識っていうか、
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浅い知識でやるのは良くないんじゃないかなとか思ったんですけども、
中田さんの本の中で、本とかただ紹介するとか、これ読めとかっていうのは、
素材をただ出してるだけで、僕はちゃんとその素材を、例えばリンゴであればリンゴを切って、
食べやすい大きさにしてフォークに刺して口元まで持って行ってあげるのが僕のやり方なんですとか言って、
なるほどなと思って、確かにそうでもしなきゃやらない層とか、
そういう層っていうのもいて、実際欲してる人もいるわけだから、
それはそれでありなんだなと思って、なるほどと思いました。
あとこの著者のレジーさんっていう人、音楽とかライターもやってるそうなんですけども、
それに関して、AKB48ってこの20年間すごく流行って、ちょっと今廃れてますけども、
そのアイドルの在り方っていうのが、昔だと事務所の人が一人一人丁寧に育ててあげたりプッシュしてくれたと思うんですけども、
AKBって総選挙やって上がった人だけプッシュセンターになってとか、
あとCDの枚数とかによって投票権でとかで可視化されてて、
それがそのすごい自己責任、アイドルのグループの中でも自己責任で、
努力する人は上がれるけど、努力しない人は上がれないみたいなシステムで、
そういう今の社会の祝図みたいなのを体現してたのがAKB48ではないかみたいに書いてて、
そういう見方もあるんだなとか思ってですね、いろいろこの20年の流れが、
私もそういう教養365日とかそういう本は自分では買わないですけども、
類の本は結構読んでますので、なるほどなとか、ここはそう捉えるんだとか、
そういうのがいろいろあってですね、ぜひ皆さんにも読んでいただいて、
感想を聞きたいなと思う本でした。
今回はこの3冊が私が紹介する3冊です。
ちなみにこのファスト教養っていう、昔新書ってそれなりに古典と言われるような教養的な本が多かったと思うんですけども、
今回私が紹介した本も本当ファスト教養的な、手っ取り早く何かを知りたいっていうのにぴったりな本ばっかりで、
申し訳ないなと思うんですけど、そんな感じで時代を励した3冊ということで紹介させていただきました。
以上です。
はい、ありがとうございました。
それでは次、私橋本の3冊です。
1冊目はですね、
岩波新書の法典30年 女王、女王時間があって、女王の方です。
で、これ何の本なのかというと、この本出たのは1938年なんですけれども、
スコットランド人のクリスティ、ドゥガルド・クリスティという医者ですね。
で、先教師なんですけれども、この人は1883年に中国満州に渡ってですね、
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そこでその布教をしたり医療をしたりしていたんですけれども、
なんとまあこのスコットランド人40年間も中国人満州人のために尽くしてですね、
民衆に大変支持をされた、そういう医師の自伝的な階層なんですね。
で、今読むとちょっと偏見も入ってるなっていうところはあるんだけれども、時代的に。
そういう中国のために尽くしたスコットランド人の40年期です。
で、なんでこの本を紹介しようとしているかというと、
今回新書特集なわけですけれども、
新書って、世界初めての新書ってこの本なんですね。
1938年11月20日に岩波新書が岩波文庫に対して、
現代的な教養、一般啓蒙書を廉価に安く提供するということを目的として、
1938年11月20日に創刊されているんですが、これがだから世界初の新書なんですよ。
で、ラインナップの第1弾の第1巻なんですね。
だから岩波新書1番ってこれなんです。
実は岩波新書の最初のラインナップってこれじゃなかったかもしれないですね。
これ急遽これに変わったらしくてですね、最後の段階で。
なんでなのかなんですけれども、これが非常に面白い。
当時日本の陸軍が征服、侵略活動的に満州を進めていたわけですね、征服を。
それに対する批判なんですよ。
満州で頑張っている人々のために尽くしているスコットラ人の本を、
新書のラインナップの最初の1冊として出すっていうのは、
要は政府に対する批判としてこれが選ばれたんですね。
そういう岩波新書の最初のポリシーというか、そういうものが分かる。
時代の空気が分かる。
そういうことで、この法廷30年というのを1冊みんなで読んでみたらどうかというので持ってきました。
2冊目がですね、これは伊藤浄一さんの本です。
テクノロジーが予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなるっていう本です。
さすがに、伊藤浄一さんなだけあって、ちょっと何回か前に回収騒ぎになったweb3本がありましたけれどもね。
あの本とは違ってさすが上位、最初にざっとまとめをしてくれるんですけれども、
非常に安定感と安心感がある振り返り、インターネットのこれまでが読むことができ、
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その後非常に総括的な整理ができていて、非常に面白い本だなと思いました。
例えばその通貨でしかないビットコインに対してコミュニティありきのイーサリアムがあるよとか、
web1.0っていうのは読む、2.0は書く、3は参加するというふうに大きくまとめてくれていて、非常にわかりやすい。
それから後半はいろいろ、ただ伊藤浄一さんは必ずしもこの新しい技術に対して明るい面だけは見ていなくて、
結構最初からヤバい面もあるよということも述べていて、両面を全体としてはポジティブでオプティミスティックに書かれているんだけれども、
でも新しい技術の怖さみたいなものっていうのもちゃんと書いていて、
いずれweb3になると自分の評判をマネジメントする手段としてブロックチェーンとか使うようになるだろうということなんですけれども、
そうすると今までの取引履歴全部が入ったウォレット、それが綺麗かどうかみたいな、
綺麗なウォレットかどうかっていうのが人の信用を採用するようになるみたいなことも書かれているんですけれども、
消せないから、一回ちょっとちっちゃな間違いをするとずっと残っちゃうんじゃないの、それとか、そういう怖さもあるわけですね。
あと、誰がweb3時代の覇者になるかっていうところでは、マイクロソフト、メタ、ツイッター、バーサス、ボワードエイプの戦いになるだろうということなど、
伊藤浄一さんの考えを書いていて、非常に面白い本でした。
この種の本としてはとてもいい第一級の本なんじゃないかなと思って読んでました。
3冊目いきます。
次は、AI新生 人工知能と人類の行方っていうやつですね。
文春新書から出てます。
この本は、伊藤浄一さんの本が総括的な本だとすれば、こちらは格論というか、もっと現場の本ですね、テクノロジー。
これはIT系の準教授3人が書いていて、私、この本を結構夢中で読んじゃいました。
何がいいのかというと、偉い先生が上から語るんじゃないんですね。
準教授という肩書き3人が揃ったことが、まさにそういうことなのかもしれないんですけども、
この若手の研究者たちが上から教えるんじゃなくて、一緒に調べていくスタイルなんですね。
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AIにできることとか、社会をどう変えるか、あとAIの歴史と未来っていうのが大きな3つのテーマで、
3人の先生たちが、それぞれ自分のまとめを語るんですけども、
すごいのが、事例の数が半端じゃない。
全部出典がウェブなんですけども、ウェブのURLも全部付けてくれるっていう。
だから、読んでいくと、最初に一緒に調べてる感じがするんですね、ウェブを。
それぞれの分野がどうなっているかっていう、最新の事例を探していく旅なんですね。
後半に関しても、一緒に調べると同時に、ディスカッションする感覚で読めるというか、
この3人の若手の研究者たちと、講義を受けるんじゃなくて、探す旅なんですね。
この誰にもまだわからない新しいテクノロジーの行方ですからね。
このスタイルは、本としてはある意味では未完成と言っていいような気がしているんですけども、
逆に情報量半端じゃないと。情報量的にはとてつもない量が入っていて。
この本は、真面目にこの分野、AIの将来を考えてみたい人は、非常に具体例から考えていくことができて、
素晴らしい本なんじゃないかなと思いました。
これをベースに授業とかやるっていうのも、面白いんだろうなと思って読んでました。
以上です。
それでは、次は石谷さん、3冊よろしくお願いします。
今回、新書特集ということで、ちょっと個展を1つ入れたいなというのが僕ありまして。
1冊目が、タイトルそのまんまですけど、仏教ですね。
第2版、渡辺先生の本ですね。
仏教ってよくわかんないっちゃわかんないじゃないですか。
なんか宗教っぽくもあり、宗教っぽくもなきみたいな感じなんですけども、
仏教のことをこの人はだいたいわかってるよねとか、あと本職の人たちで、
僕トータル何人に聞いたかはよく覚えてないですけど、
とりあえずざっくりその歴史も含めて、仏教というものを知ろうと思ったらどの本がいいですかって言うと、
だいたい8割がやったらこの本を勧められます。
僕もこれを読んで初めて仏教が腑に落ちたっていう。
内容、ページ質もそんなに厚くはないんですけど、
結構最初のところから、日本の仏教はそんなに細かいところまで入ってはないんですけども、
仏教というものがどう始まって、どう関係してくるのかみたいなところを、
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とりあえず仏教というものについてざっくり知りましょうっていうところの入門書としては、
多分これ以上の本は多分ない。
日本人にとっては少なくともないだろうなっていう本で、
僕も時々ちょっと仏教わかんなくなるとこの本を読み返しているので、
仏教の入り口としては多分これベストっていうことでの個展として仏教を選びました。
いつぐらいだっけな、1974年か。
だからそんなにものすごい古い本でもないんですけど、
第2版が1974年なんで、第1版多分もっと前なのかなっていう感じですね。
これがまず1冊目。
2冊目はですね、たまたま実は先週ぐらいに届いた本で、
新しいアートの形ということで、要はNFTアートの話です。
これも実際に現場で動かしている、
それから会社としてもNFTアートを推進しているシークさんという本、
この人の本なんですが、1つネタバラシがあって、
1つは僕は実は彼が学生の時から結構仲良くしていて、
若い時からその活動をよく見ていたっていう人と、
この後がネタバラシなんですけど、
実はこのついているブッククラブのアイコンにしている写真ありますよね。
本がこう並んでいるやつ。
なんか塗りつぶされたような文庫が並んでいるような画像があるんですけど、
その作品は実は彼の作品です。
そういえば許諾はちゃんと取ってはないんですけど、
彼が昔、僕が彼に依頼して作ってもらった作品なので、
正直僕にあるのでまあいいだろうなっていう感じですけども、
元々アートの現場にいた人がどんどんやっていく中で、
アーティストとしてやっていくよりも、
自分はデジタルの領域でアーティストをサポートする側に回った方がいいということで、
キャリアをちょっと変えていった人の話なので、
まさにNFTアートの現場の話がたくさん入っている本なので、
お勧めしたいなというのが2冊目です。
3冊目がですね、せっかく新書特集なんでこの手口はありかなというので、
3冊目がですね、師匠官邸で働いて初めてわかったこと。
著者は元TBSアナウンサーの下村健一さんですね。
オウム心理教とかあの辺で異常に名前を挙げた方でもあるんですが、
わかりやすく言いますとですね、私の元ボスです。
僕がまさに関わっていた、今も関わってはいるんですけども、
一番時間的にもコミットしていた時代のボスで、
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ネタバラシをするとですね、一応4行ぐらい僕出てきます。
下村さんの時代は当然民主党で菅さんの時代なので、
その後も当然政権も変わっているし、総理も何にも変わっているんですけども、
官邸というものがどういうことで動いているのかっていうのを結構しっかり書かれている。
下村さんなんだよね。まさに書いていることに間違いがない。
実はこれ書いている時も実は横で今書いているんだけどさーっつってさ、
つらいねーって言ってたのをよく覚えているという意味で、
若干自分も関わっているというところで、せっかくの新書特集なので、
これを紹介してみようかなというところの3冊目です。
以上になります。
どうもありがとうございました。
それでは最後、辰夫さんからお願いします。
1冊目は橘晃さんの言ってはいけない残酷すぎる真実ですね。
政耕さんも大好きな橘晃さんですけれども、
僕も20年くらい前にお金持ちになれる黄金の羽の拾い方っていうのを初めて読んだんですけれども、
それに結構ハマってしまって。
露悪的でありながらちょっとしんみりする話もあるし、
こうなのかみたいなちょっとモヤモヤするところもあったりとかして、
僕も結構好きな作家さんなんですけれども、
この本は言ってはいけない、結構流行った本で、
2016年なので6年くらい前ですね。
僕入院中、手術で2週間くらい入院してたんですけども、
入院中にちょっと読み始めて、あまりにも面白かったので、
2週連続で読んでしまったみたいな経緯もあったりとか、
最近オーディオブックにあるのに気づいてですね、
それも聞き始めてちょっと2週くらいまた聞いてしまったりとか、
結構個人的に中毒っぽくなっているところはあるんですけれども、
どんな本かっていうと、いろんな研究の紹介という形で、
世の中のタブーに切り込んでいくみたいな、
やばい何々学とかそういうのもあったりするんですけども、
そういう系な本だと思っていただければいいんですけれども、
煽り多めでですね、田島のあきらぶ自然界で楽しく読めますと。
読書案内本とかそういうのの研究要約本みたいな感じで、
読んでいってもいいのかなと思います。
例えば、うじか育ちかみたいなところで、
遺伝の影響の話とかがあっちゃって、
ちょっと差別的な話とちょっと勝ち合っちゃったりするとか、
あとは双子を環境が別々になった双子のそれぞれの研究みたいな話を
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結構ページサイトで説明したりとかしてて、
結局遺伝が何割で育ちが何割だみたいな話を、
本人が調べた研究者ってわけじゃないんですけど、
そういうのをいろんな本から語っていて、
結局、あれで生まれたよねとかそういう話になっちゃった。
あとオストメスの話ですよね。
人間の祖先はそもそも一対一の都合じゃない。
女性一人に男性がたくさんだったんじゃないか、
みたいなところの考察とか研究の紹介とかもあったりします。
他にもちょっといろいろな、
品がないっていうとあれなんですけれども、
ちょっと語りにくいようなタブー的な話とかもいろいろあったり。
結構目次すごいですよね。
あんまりちょっと声に出しにくいところある。
面白いんですけども、
もちろん彼がいろいろいろな研究を選別して、
自分の主張に合うように紹介してる側面もあるわけで、
無批判に全てを真に受ける人っていうのは、
このポッドキャストを聞いてる人にいないと思うんですけども、
ただ参考リストもきっちり揃っているので、
必要に応じて原点にも当たれるっていうところは、
ちゃんとしっかりした本となっているなっていうふうに思います。
何にせもそういう可能性もあるのか、
みたいなそういう新たなモヤモヤを得ることができているかと思います。
これ続編も何冊か出てたりして、
結構ブームになって、
面白いのでみんなで読んでみたらいいかなと思ったところ次第です。
2冊目がですね、
米原麻里の愛の法則という本で、
米原麻里さんは一回どこかで紹介したいなと思っていたので、
このタイミングで。
この本はですね、2007年に出てて、
2006年に米原さん亡くなられたんですけども、
亡くなられた翌年に出ています。
これどういう本かというとですね、
公演録ですね。
4本の公演の書き起こしになっています。
そのうち2本は高校生向けだったりするので、
際どくない話で。
さっきの話もそうなんですけど、
若干米原麻里さんは下ネタが得意ぶめだったりするので、
そういうのもあるんですけれども。
4本の公演なんですけど、
これ前ブログで紹介したときにも書いたんですけれども、
公演っていうのはバンドで言うとライブみたいなものなんですよ。
だから自分が持っているとっておきの曲でセットリスト作って勝負すると、
ベスト版みたいな感じになるという感じなので、
寄りすぐられた内容。
いろんな本に書いた内容からピックアップされた面白話みたいなね、
ベストの話の連続になるっていうのがあるので、
絶対滑らない本です。
かなり面白いです。
もちろん米原麻里さんのエッセイとか、
いろいろ読んでいる方にとっては、
この話聞いたことあるなっていうのはもちろん出てくるんですよ、
公演ですからね。
30:00
そこは気にせずに、面白いところがいっぱい詰まっている本ということで、
新書というには、新書のコンセプト的にはどうなるかなって感じもしないではないんですけれども、
非常に面白くて、書き起こしながら結構臨場感もあってね、
会場での笑い声が聞こえてきそうな、
そんな雰囲気もして楽しい本です。
どんな内容かみたいなのをブログに抜き書きしたとかもあるんですけれども、
なかなかこういうところでは口に出しにくい話が多かったりするので、
ちょっとあれなんですけれども、
そうですね。
まあまあ、死ぬければ無理にしなくても。
危なくない話だと、
日本語に外来語が入りやすい理由っていう話がちょっとあって、
中国語とかと比較して日本語に外来語が入りやすいのはって話で、
中国の場合は意味がわからないと中国にならないって話で、
日本語は意味がわからなくても適当なペケペケパーとかいうやつでも、
日本語らしく使っていくことができると。
カタカナがあるからって話ではあるんですけど、
例として挙げれるのがラブホテルで、
日本語はそのままラブホテルってカタカナで言ってしまって、
別に普通に誰でも口に出して言える話なんですけれども、
香港とか行くと中国語になってますって、
これがもう情人旅館、愛情の女王の人の旅館ってなって、
そのまま厳密に訳されていると。
厳密に訳されているので、
カジュアルに使う日本みたいに口に出しにくいみたいなところがあると。
そういうとこもあって、
本当の意味はちょっとあれなんだけれども、
カタカナでふわっとするっていうふうにコーティングすることによって、
ガンガン外来語が入りやすいっていうような作りの言葉になってますよみたいな話もあったりします。
ちょっと他にも結構面白いんですけれども、
下ネタ多いからあんまりみんなで語るにはいかないかもしれないんですけど、
これはおすすめなのでぜひ読んでみてくださいということで、
1冊あげてみました。
3冊目はですね、
平野圭一郎さんという作家の方の
私とは何か、個人から文人へ、
という高談社現代新書の1冊で、
これは10年前、2012年に出ていますね。
これ文人主義っていうのの話で、
本当の自分幻想みたいなのを崩すみたいな、
コンセプトというかそういう話で、
人ってコミュニティごとに違う顔を持ってるじゃないですか、
高校の同級生たちとはこんな感じでとか、
会社ではこんな感じでとか、家族に会いとかこんな感じで。
そうすると本当の自分はただ一つ、あとは仮面みたいな形にすると、
本当の自分は何なんだろうみたいな話になるんですけど、
そもそもそういう考え方は間違っているよっていう話です。
人間はその唯一無二の分割可能な個人ではないみたいな話をしていて、
複数の分割可能な人格の集合であると。
その分割可能な人間というのは、
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その文人、分ける人って書いて文人っていうふうに呼んでいます。
その文人全てが本当の自分だと。
たし多様な文人の集合体が私ってことで、
そのいろんな会社の私、学校の私とか家族といる私みたいなのが
いろんな割合で混じって私を構成して、
その一人一人も全部私であるっていうような、
考えてみれば当たり前な概念ではあるんですけども、
そういうのを分析定義とかしていて、読語がすっきりするっていう感じになります。
だからその文人主義で、文人の丁寧な説明書と言えるかなと思います。
だからその本当の自分はとか、自分探しはみたいなのに悩んじゃうような若い人にもよいし、
高校生とかそういう人にもよいし、
何か多重人格に憧れる中二病患者の人にもよいかもしれない。
まあ知らんけどっていう。
で、なぜこれを今になって取り上げたかっていうと、
まず一つはですね、最近3ヶ月くらい前から文人主義公式サイトっていうのが、
今頃というか突然出てきていて、
そこで動画で文人主義とはみたいな説明がすごくわかりやすい、
ピクトグラムを使った解説とかも出てて、
ちょっとそれ、何でこのタイミングかわかんないんですけど、
そういうのも出てるっていうのが一つです。
文人サイトとかで検索すると出てくるんですけど、
これ公式ですね、平野さんがやってるやつです。
それからですね、社会のアップデートのためのキーワードとして、
その文人っていう考え方、文人主義っていうのは結構あちこちに広まりつつあって、
例えば先週、先月か私が紹介した成田先生の22世紀の民主主義っていう3冊の4冊なんですけども、
中にもこの手の話が出ています。
選挙だったら一人を選ぶんじゃなくて、複数の割合で配分してみたいな話ですよね。
で、あとその話で鈴木健さんっていう企業家ですよね。
スマートニュースの偉い人、今なっちゃってますけど。
が10年くらい前に、なめらかな社会とその敵っていう本を出しているんですね。
これも文人主義的な話で、大見つきネットワークで自分の何かを分配していろいろ決めましょうみたいな、ざっくり言うんですよね。
それもお金で、お金の話であったり選挙であったり、あれやらこれやらとかいろいろな話なんですけど、
それの文庫版が今年の10月に出るんですね。
っていうところもあって、自分の人格を分けて分配して、重み付けでいろいろアウトプットして何かするっていうのは
一つの考え方として、またちょっとトレンドになってるのかなっていうことで、
その辺も語り合うのも面白いかなと思って、一冊として挙げさせてもらいました。
なんかね、一昔前に人流れしましたけどね、文人ってね。
そうそうそう、ちょうど10年くらい前ですよね。
36:01
なんで今さらってる、なんか不思議なところですね。
またまたそれが来てる、波が来てるかなっていう。
はいはいはい。
はい、じゃあ私からは、以上3冊です。
はい、ありがとうございました。
それでは皆さん、投票を行っていきたいと思います。
1と2をそれぞれ発表してもらおうと思います。
選びましたでしょうか。
で、あの、そうだな。
順番、さっきの順番通りでいきましょうか。
はいはい。
逆がいいと思います。
前回私が最後だったので、それだけ責任が重かったので。
じゃあ辰夫さん、石谷さん、私、橋本、セイコーさんの順でいきます。
はいはい。
じゃあ辰夫さんどうぞ。
はい、了解です。
はい、私はですね、1冊目はですね、セイコーさんの選んだファスト教養ですね。
僕も教養大好きで、教養こそ、なんかやっぱり人生に必要なものだみたいな感じでやってるんだけど、結構ファストな感じがしてるなって、
ここ20年思ったので、ちょっとこの辺読んでみたいなって。
で、もう1冊は、2冊目はですね、石谷さんの選んだ仏教ですね。
やっぱ仏教、教養としてやっぱ仏教を治めるっていうかなっていう。
やっぱり定番な本で昔からあって、みんな今でも勧められている本っていうのは結構読むべき価値があるのかなと思っているので、
ちょっとこれ読んでみたいなと思いました。
はい、以上です。
はい、では石谷さんどうぞ。
はい、えーどうしようかな。
1位はね、決まったんですけど、2位を悩み中だな。
どっちかな。
はい、はい、はい。
えー、1位がですね、AI神聖。
はい、あのちょっとこの辺僕も今まさに勉強中の領域でもあるので、
えー、これはちょっと最新の事例ということで、ぜひ読みたいなっていうのが1位の理由ですね。
で、2冊目をですね、非常に悩んだんですが、
あんなに言い淀む割には選ぶ達人さんのことを考えて、愛の法則にしようかなと。
あんなに言い淀むのにでも選ぶみたいなね。
別の本にすればいいんじゃないかと思って。
そうそう、そんな言い淀むんだったら別の本にすればいいんじゃないかみたいな。
それ作戦なのかもしれないですね。
わかんないですけど。
新しい作戦ですね。
ので、2位を愛の法則にしました。はい。
はい、ありがとうございました。
えーと、私橋本ですけれども、えーと、1位はですね、米原麻里の愛の法則で、
米原さんは非常に面白い文章を書く方だったなと思い出しまして、
39:04
あと結構際どいことも書かれていて、今読んだらどんなこと書いてただろうと思って、
今ネットにあげると炎上しちゃうようなものだったかどうかを判定したいなと思って、
改めてまた読んでみたいなと思いました。はい。
で、1位がそれで、2位はですね、ファスト教養、10分で答えが欲しいですし。
なるほど。
このファストと教養っていう逆のものが並んで一つになるっていうのが、
現代的で確認したいですね。はい。
じゃあ最後は成吾さんどうぞ。
はい。
僕ですけども、1位がですね、個人的に好きなのでもう1回読みたいなっていうのは言ってはいけないなんですけども、
2位がですね、新しいアートとテクノロジーが予測する未来でちょっと悩んだんですけども、
アート、こういう機会でもなきゃ読まないかもしれないので、新しいアートの形が2位です。
はい。
はい、ありがとうございました。
そうすると、
そうすると、
ファスト教養が1位一つと2位一つを獲得していて、
愛の法則がもう同じですね。
同じですね。
一つ一つ獲得しています。
どうしましょうっていうことなんですが、
この同点の場合、天の声、プロデューサーの宮本さんの声で決めようというルールになってます。
天、どうでしょう?
どうかって感じ。
なるほど、愛の法則ですね。
愛の法則ですね。
はいはいはいはい。
いや、これね、とても良いと思います、私も。
高校生向けの講演も2本あるので、そんなに語りにくすぎることはないので、選べば大丈夫だと思います。
非常に面白いこと。
いえいえ、我々は大人ですからいいんですよ。
そうですね。
ということで、米原麻里さんを読んでみようということで、いきたいと思います。
それでは、今月も皆さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。