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2022-10-02 44:27

第45回「2022年10月の選定会議」

お待たせしました。新しい月になりましたので、今月の課題図書を選んでいきます。今月もいい本が揃っています。

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こんにちは、ツイてるブッククラブです。
ツイてるブッククラブは、橋本大也、石谷まさき、セイコー、達夫の4人がお送りする月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
それでは、今回は10月になったので、今月の本を選んでいきます。
1人3冊ずつ本を推薦して、最後投票で1冊を選ぶといういつもの形式です。
それでは、第1弾が私、橋本からですね。
1冊目はですね、7月19日に発売になったばかりの、松田セイコーの誕生、新調新章。
これがもう、私、ファンクラブ会員で大ファンなんですけども、毎回行く。
この本はめちゃ惜しいですね。
若松さんという今82歳になる、松田セイコーを見出して育てた伝説のプロデューサーがですね、
今になって、なぜか今になって82歳、本を出したと。
この人にしか書けないひわばっかりで、それがもうめちゃめちゃいいと。
松田セイコーが最初にデビューするに対していろいろハードルもあったんですけど、
それをいかに一緒に乗り越えて、大スターになっていくかっていう。
この人しか見てないところが書かれているので、これは本当読む価値がある本だなと思いました。
あと、構成もすごく良くて、前半は松田セイコーがデビューして、ベスト10のランキングをかき上がっていくところなんですけども、
最初の8年ぐらいかな、7、8年ぐらい。
後半は、アルバムを、ファーストアルバムのスコール、1980年から15枚目のシトロン、1988年まで、
この若松プロデューサーが一緒にやった15枚のアルバムをレビューしていくんですね。
これがたまらんみたいな感じがあって、
ビニールのレコードで15枚中、ほとんど持っているんですけど、
これを一個一個振り返って思い出を語られると、たまらんみたいな感じになってしまって、
これは企画の勝利というか、この人の勝利、書いた人の勝利。
かなり読みやすくなっていて、多分編集者が入ってるんだと思うんですけどもね。
多分インタビューベースだと思うんですけど、とても読みやすくて、
あと読みたいことだけ書いてあって、最高にいい本でした。
あと松田誠子の日は、面白いんだけれども、それが主なんですけども、
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82歳になった若松さんというプロデューサー、この人自身の思い出、
自分自身の仕事の振り返りというのも結構私は面白かったです。
この人は元々プロデューサーのプロではなくて、
いきなりあらゆる意味でサラリーマンで、その部門に配属されてやってたんですね。
だから元々クリエイティブ系の人ではなかったから、
ビジネスマンで、それこそ松田誠子のお父さんのところに誠実に通って、
いかに信頼してもらうかっていうようなところから話が始まっていて、
ビジネスマンが読んでもとてもわかるんですよ。共感できるこのプロデューサーに。
そういうところが私この本、いいなと思いました。
あと昭和的なことがいっぱい書いてあって、レトロ的なところで楽しめるというのがこれです。
1冊目が松田誠子なんですけども。
2冊目がですね、これは8月19日に出た。
これも最近のAI翻訳革命。
あなたの仕事に英語学習はもういらない。もういらないとまで言うみたいな。
この人は情報通信研究機構フェローで、
自動翻訳研究の第一人者ということなんですけれども、
そういう立場の人がこれを書いているというところが注目で、
AI翻訳で本当に英語学習いらなくなっちゃうんだろうかとかいうことだけではなくて、
最初、前半はAI翻訳の研究の歴史。
それからAI翻訳の長所とか短所とか。
最後に新しい時代の英語への向き合い方っていうのを論じているんですね。
この人の言うには、現代のAIはトイック900点レベルの英語ができると。
だけど、職業翻訳者を超えることはないだろうみたいな。
あとまだまだ精度は9割で、10回に1回間違えるから、
実際問題は精度としてはそんなにまだ高くないというか。
あと普段は翻訳ソフトを使っていて思ってたことがやっぱりいろいろ書いてあって、
例えば前編集って言って、日本語自体をちょっといじってから訳しやすいように入れると、
とても精度が上がるとか、そういうことが書いてあって面白かったなと思いました。
英語教育が全く不要かっていうと、そこまでは実は言ってない本なんですね。
正直にはそう書いてあるけど、どういう意味で人間に置き換わるのかっていうことを、
いろいろ書いてくれていて、結構納得できるレベルの翻訳ソフト論が書かれていたかなというふうに思いました。
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AI翻訳と英語学習に興味がある人は結構出読の本かなというふうに感じました。
最後が3冊目なんですが、これはですね、エレホンっていう本を紹介したいです。
これは翻訳が出たのが2020年、新訳ですね。書かれたのは1872年、19世紀です。
サミュエル・バトラー、日本は明治維新の真っ只中に書かれたシンギュラリティSFでぶっ飛びます。
今読むと大変なことが書かれていて、明治維新やってる間に人工知能が人類を超えるぜっていう話を書いてるんですよ。
思いっきりそのまま、その通り、という信じられないような先取りをした本なんですね。
サミュエル・バトラーっていう人は、実は歴史を学んでいると別の面で出てきます。SF小説家ではなくて。
ダーウィンの宿敵、種の起源に反論したのがバトラーなんですよ。
ただバトラーは当初ダーウィンの信者だったんです。
種の起源を読んで、種の起源にハマるんですね。
ダーウィン以上に、種の起源にハマったために、どんな小さな見逃しや間違いも認められなくなるんですよ。
反ダーウィンというよりは超ダーウィン、主義者になってしまって。
それでダーウィンとメディアの新聞史上とかで、一生結構ダーウィンはこの人に悩まされたと告白していてですね。
そういう大宿敵なんですね。
この本は、エレオンっていうのはノーウェア、どこでもない場所を後ろから英語で続いて書くとエレオンになるんですね。
ニュージーランドなんですね。実際にはバトラーが移住していまして、ニュージーランドに。
そこを舞台にして書かれたと書かれていて。
この機械主義者たちがですね、隠れ里を作っているんですよ。
そこにバトラーが入り込んでしまって、そこだと機械文明なんかやっているとそのうち人間を超えてしまって、私たちは機械の奴隷になってしまうということで、洗濯機以上の機械は使ってはいけないコミュニティが作られている。
洗濯機はいいんだ。
っていう世界なんですけどね。
そこで他にもいろんな常識が転倒していて、ノーウェアをエレオンにひっくり返したということで、いろんな常識とか倫理がまるで反対になった世界なんですね。
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そこを探索している外部から来た男が、そこで最後に機械の書っていう本を見つけるんですね。
機械文明がなぜ危ないのか、そこにまさにシンギュラリティ論が書かれていまして、それが今読むと超驚き。
エレフォン裁縫っていう続編もその後出ています。
なのでバトラーを再評価するシンギュラリティが明治維新の時にもうすでに書かれているよっていう、驚きなのでお勧めっていうのがこの本でした。
以上3冊です。
それでは次はセイコーさんお願いします。
はい、私は1冊目は一言を書くだけ日記、やるべきことやりたいことが見つかる伊藤洋一さんの本を紹介したいと思います。
伊藤洋一さん、1分で話せとかいろんなビジネス書最近書かれてるんですけども。
Zホールディング株式会社、Zアカデミア学長とかヤフー株式会社コーポレートエヴァンジェリスト、
ヤフーアカデミア学長、武蔵野大学アントレプレーナーシップ学部学部長なんですね。
東京大学経済学部卒業、日本工業大学に行くことが肌晴らしい経歴をお持ちの方なんですけども。
タイトルにあるとおり、一言を書くだけ日記って非常にわかりやすいタイトルで、
シンプルに本当に一言を書くだけでこういういいことがありますよっていうのを書いた本なんですけども。
一言をどういうことを書くかっていうことは、自分が今日やったことを一言を書くだけ。
心の中で自分にとっての意味とか、そうかってわかったことを考えたり、
その後こうしようっていうのは自分の心の中で考えるっていう感じで、
一言をずっと書いていくと、一年間ずっと書いていくと、
誰でもそれなりのものになるみたいなことも書いてたりして、
例えばラーメンの食べ歩きが趣味だったら、
ラーメン屋行ったときの感想を一言書いて、ここはスープが濃かったとかですね。
また次の日も、ここは強烈ができる店だけど、ここもスープがいい味だった。
でやると、それ1日だけだとあんまりわかんなくても、そういうのが3日8日続いてると、
そうか、名店の味はスープの味なんだとかでわかるとか、
そういう感じの気づきが得るっていうようなことも書いてあって、
その一言をずっと書いていくのを小振り返り、
1週間で振り返る小振り返り、1ヶ月で振り返る中振り返り、半年に1回の大振り返りとかでやると、
自分を客観視できて見ることができるっていうふうなことも書かれてました。
で、この本はいいなと思ったのは、本当に一言を書くだけで良いっていうのと、
あと、日記とか手帳の本とかってだんだんだんだん迷宮にはまり込んでいくというか、
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1、3年ぐらい前、バレットジャーナルとかそういう本も流行った時期があったんですけども、
それによると、バレットジャーナルの本質とは何かとか、
この手帳にはボールペンがいいとか、だんだんすごい細かいところまで入り込んでいって、
宗教戦争みたいになっていって、
だんだん最初何の目的でやってるか分かんなくなるようなことがよくあると思うんですけども、
この本は本当にシンプルに一言を書いて、自分を客観視していけばいいっていうだけなので、
非常に分かりやすいし、効果も分かりやすいし、長続きしそうっていうのがあります。
今から20年ぐらい前かな、3行書くだけ日記とかいうのが流行った時期もあったんですけど、
いろんなことがだんだん短くなってきて、ついに1行書くだけになったかっていうのもあって、
ちょっと感慨深いというか、今後もしかしたら一文字日記とかって、
1文字だけ書くとか、絵文字だけで自分の気分は、もうすでに出てるのかな、
絵文字だけで自分の気分を表して振り返るみたいなのも、
だんだん出てくるのかもしれないなって思いながら読んでました。
結構、私なかなか日記とかそういうのが続かないタイプなんですけども、
1行だけなら何とか続けられそうかなと思って、
ちょっとこちら読んでみて、他の人にもちょっとお勧めしたいなと思いました。
続いて2冊目。
99%の人に伝えたいこの世界を変える方法。
うつみさとるさんの本ですね。
皆さんうつみさとるさんってご存知ですかね、わかんないですかね。
時々Facebookなんかのシェアとかで回ってきたりして、
反ワクチンの陰謀とか、こういうのを食べてはいけないとか、
確か東日本大震災以降、原発関連のやつで、
すごいいろんな情報が回ってきた時期とかにものすごい回ってきて、
私も名前だけ知ってて、こういうのをシェアする人微妙だなとか、
勝手に思ってたりして、そんなに良い印象はなかったんですけど、
この間ちょっとたまたま読む機会があって読んだら、
基本陰謀論と言われるようなことを書いてるんですね。
飛行機雲みたいのをケムトレイルって言って、
飛行機から化学物質を闇の勢力が撒いてるとか、
金融は全部ロックフェラー系が牛耳ってて、
全世界の人を操ってるとか、そういうほとんど陰謀論みたいなことがずっと書いてて、
やっぱりそうかなと思ったんですけど、実はすごくいいことをいっぱい書いてて、
なんでこんなにいいことを書いてるのに、こういうのを読む人、あれなんだろうとか思ったりね、
例えばどういういいことを書いてるかっていうと、物事は自分で調べ、自分で考え、自分で選択し、
自分で責任を取ることが何より大事だとかって、ものすごく真っ当ないいことを書いてたりね、
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あと人を変えたり世界を変えたりする前に、まず己を変えることが大事ですとか書いてたり、
あと社会を変えたいという人は往々にして未熟で依存的で他人の評価を求めがちである。
他人の評価、社会を変えたいという前にまず自分自身をちゃんとしなさいとかですね。
なんでこういういい信念を持ってあんなことになるんだろうっていう。
あとですね、社会を変えたいという大層な目的意識を持つより、
自分が住んでいる市町村で子どもを守ったり自然を守ったりという草の根活動のほうが重要なのではないだろうかみたいにですね。
最初から最後まですごいとんでもないことを書いてると、とんでもないなって思うんですけど、
この微妙にすごくいいことが時々書いてあるのがポイントなのかなとか思ってですね。
時々すごく本当に添加物多いのは食べちゃいけませんとか、
真っ当なことも書いてあったり、チェーン店に行くのをやめ、
地域の店を大事にすることが地域の衰退を防ぐことになるので、
まずはそういうところから始めましょうとかですね。
なんというギャップというか、
うつびさんという方も非常に頭がいい方だし、
本当に社会を良くしようとか思っていろいろ書いてるんだと思って、
読んでみて初めてわかることがたくさんあるというか、
もしかしたらこういう半分ぐらいいいこと書いてあると、
善良な人はコロッと行っちゃうのかなと思ったり。
意外に最初から奴らを倒せみたいな論調でずっと書いてるんじゃなくて、
コーナーを織り混ぜてるっていうか。
これがコロナ前に書かれた本なんで、
当然東京オリンピックもコロナもない時期なんですけども、
すでに当然その後の安倍首相のあれもないんですけども、
その時期からずっと統一協会と政治家の関係を、
自民党は統一協会とズブズブだとか、
オリンピックは汚職の温床だとか書いてて、
当時は何言ってるんだろうなみたいに、
半分妄想でしょみたいに書いてたのが、
今になってみると実は結構意外に当たらずとも遠からずなんだみたいのもあったりして、
振り返ってこういうのを読むのも意外に面白いんだなっていう、
ちょっと新しい読書体験が得られた本でした。
AmazonのUnlimitedで読めますっていうことです。
最後3冊目なんですけども、
お金の名著2作札を読破してわかった投資の正解っていう本ですね。
投資本の要約チャンネルをやってる方、
YouTubeで投資本の要約をやってる田崎さんという方が書いた本なんですけども、
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よくその人の本棚を見ると、
その人の人生がわかるとか、
その人の考え方がわかるみたいなのがあると思うんですけど、
この方はわりと私の評価だとかなり真面目で本格的な方だなと思いまして、
紹介させてもらいます。
本の中身は前半がよくある宝くじの期待値の話とかやって、
宝くじとかパチンコは割に合わないからやらないほうがいいとかですね。
あと次あたりはお金持ちっていうのはお金をいっぱい使える人がお金持ちじゃなくて、
お金を持ってる人がお金持ちで、
意外にそういうのは質素な生活をしてるとかですね。
そういう話がある。
よくお金の教養本みたいなの流れなんですけども。
中盤あたりインデックス投資があって、
個別株投資よりもインデックス投資のほうが負けないし、
それより本業のほうが頑張ったほうがいいみたいなので終わる本が多いんですけど、
この本はそれからさらに発展してですね、
インデックス投資を中心としつつ、
ちょっと投資の勉強もして、
余剰資金で個別株投資を行う、
今コアサテライト投資って言われてるらしいんですけども、
そういう新しい投資法なんかにも踏み込んだり、
あとこの頃の投資本で言うと、
昔はインデックス投資ならインデックス投資がいいですよで終わってたんですけど、
この頃は出口戦略と言いますか、
それをどういうふうに取り崩していくかというか、
どういうふうに使っていくかという、
退職後に収入がなくなった後に、
どういう割合ぐらいずつ取り崩していけばいいかっていうのも盛んに議論されてるんですけども、
そういうのにも踏み込んで書かれていてですね、
非常にマネー本としてバランスの良い一冊だなと思いました。
あと最後の方にですね、
お金の名著200冊を読書させて分かったっていう名著200冊のリストもありますので、
金セリという達夫さんやってるサイトあるんですけども、
そちらの方で、
時々安くなっている本があるんですけど、
私安くなっているから買っていいのか悪いのかよくわかんないという状況になるときもあるかと思うんですけども、
この200冊に書かれている本であればおそらく間違いなく買っていい本だと思います。
時々投資の本ってすごい高い本があるんですよ。
1万円ぐらいする本とかあったりして、
それが時々500円で売ってる時もあるので意外に見逃せないし、
パンローリングって出版社の本だと1冊4,000円とか5,000円するっていう本もざらにあるんですけども、
そういう本がお買い得だったり、
こういう読み方すればいいのかっていうのもわかるんで、
非常にいろんな意味でおいしい本だと思いました。
私が紹介するのは今回この3冊でした。
はい、ありがとうございました。
それでは次は石谷さん、よろしくお願いします。
はい、私はですね、
21:03
1冊目がネオサピエンス誕生で、
ダエさんはよく知っている橋本さん、
あっごめんなさい、服部勝さんがまとめられた本で、
総勢何人かな、結構な人数の人が出てくるんですけど、
今流行っているAI絵画とかも含めて、
スマホ10年ざっくり過ぎて、
やっぱりいろいろ先端的なものが、
いよいよ生活にまた入ってくるフェーズになったりもするのかな、
なんてことをよく最近思ったりもするので、
情報科学であるとか、その辺のところの、
要は最新の話ですね。
その辺の話って普段僕はほとんど知らないので、
その辺のところをですね、
つまみ食い的にいろいろ読ませていただけると、
これは嬉しいかな、
要は基本的にはみんな考えていることは、
人類の未来についてというところなので、
これはぜひ読んでみたいなというのが、
まず1冊目です。
2冊目がですね、
これいつ出たんだっけな、
でも割と1年前ぐらいか、
これ書いたのは、
イギリス人の作家なんですけども、
東京リタックスっていうのかな、
何を扱っているかというとですね、
国鉄総裁下山事件という、
戦後の国鉄総裁であった下山さんが、
要は暗殺されたみたいなところ、
一番恐らく有名なのは、
松本政調の日本の黒い霧の冒頭で出てくる話で、
それを今さら書くというところですね。
当然その時代なので、
GHQが絡んでてという話がいろいろ出てくるんですけど、
要はそれをミステリー仕立てにして書いているそうで、
僕も何人か読んだ人の話を聞いたという感じなんですけど、
要するに戦慮下の東京でどういうことが起きたのかというのを、
結構3部作ぐらいで描いている本で、
ただやっぱり下山事件が絡んでいるので、
これが圧倒的に面白いということだそうです。
一応2007年から14年ぐらいかけて、
この東京3部作というのを描かれたそうです。
下山事件はね、いろんな人がいろんな形で取り上げて扱ってますけども、
結構僕が、社会というのは表に見えているものだけではないよね、
24:06
というのを最初に結構体験したいのが、
やっぱりさっき話した日本の黒い霧の松本成長の、
特にこの下山事件のところだったので、
別の方で優れた作品なのであれば、
ちょっと読んでみたいなというやつですね。
日本の黒い霧は時々自分でも読み直したりもするので、
それも合わせて読んでみたいなというふうに思ってます。
3冊目がですね、一応僕3つ目を漫画枠に最近してるんですけども、
これ異世界おじさんというやつで、
実は今期アニメ化されました、されてた、
すごい微妙なことをなぜ言ってるかというとですね、
今期なんで、7月、8月、9月でやる予定だったんですが、
まず最初にですね、スタッフの一人がコロナになって、
制作がうまくいかなくなって、
一旦2週間くらいかな、再放送をしてやりますというのがあり、
それから復活してまた始めたんですけど、
またコロナが出たみたいな話が出て、
今完全に実はアニメの放送が止まっているという状態です。
どうも噂によるとコロナだけじゃないらしい。
なんか制作側に問題があるらしいです。
とかいうのは、いわくつきの中物らしいんですけど、
でも10月から仕切り直しして、
10月から3ヶ月でまた放送するということが決まっております。
アニメの出来はむちゃくちゃいいです。
非常に素晴らしい。よく出来ています。
おそらくでもアニメいいところで終わるので、
ぜひ原作も読んでいただきたいというやつなんですけど、
これちょっと変わっているのは、いわゆる異世界物の中でいうと若干変わっているのが、
一応で主人公は若い、多分高校出たぐらいの男の子で、
その子には17年間病院で眠り続けているおじさんというのがいた。
そのおじさんが17年ぶりに目を覚ました。
じゃあその17年間おじさんは何をしているかというと、
実は17年間異世界にいて、
17年かけて帰ってきたという話なんですね。
帰ってきてみたら、日本はもう別世界になっているわけです、当然ね。
このおじさんが設定として、なぜそうなっているのか未だによくわからないですけど、
なぜかセガのゲームに異様な執着を持っていて、
27:01
人生のいろんなことは全てセガのゲームから学んだということを言い続けるという、
非常に困ったおじさんなんですよね。
そのおじさんは実は異世界から帰ってきたんだけど、
現実世界でも魔法が使えるんですね。
なのでお金稼ぎとしては、その魔法を使って面白動画を作ってユーチューバーとして暮らしている。
もう一個として、その異世界で何があったのかということを、
そのお一子と幼馴染と、
17年前のことをおじさんの魔法を使いながら振り返っていくという話になっていて、
要は現在の話と異世界の話がパラでずっと動いている。
おじさんは相当まずい人なんですけど、お一子も相当まずいということがだんだん描かれていく。
お一子にちょっと魔法を使えるようにしてあげたりとか、いろんなことが起きていくんですけど、
だんだんその、
要するに劇中劇として語られていく異世界の話がだんだん分厚くなっていくっていう形の異世界物としての描き方なので、
非常に珍しいというか珍しい構成になっているってやつですね。
僕も正直最初全然乗れなかったんですけど、
何かというとおじさんがすぐセガの話をしだすので、セガの話はいらないだろうと思いながらもやっていくと、
結局ゲームで学んだことが実は異世界で役に立ったんだっていうところに、
おじさんなりの理屈の通し方があるっていうことがだんだん分かってくるんですよね。
そうするとだんだんおじさんという人が分かるようになってきて、
おじさんという人が分かれば分かるほど、同じDNAを引き継いでいる、
追いっこも相当やべえやつだっていうことがまた分かってくる。
で、それがある部分、
そのYouTuber、おじさんの魔法を使ってYouTuberで暮らしているっていう、
完全に浮世離れした2人の生活がその後どうなっていくんだろうっていうのは、
これからこの先楽しみだっていうところで、
異世界ものとしては非常にうまい構成。
よくこの構成を思いついたなっていう。
なので、冒頭は普通は異世界に行くっていうので始まるのが、
異世界からおじさんが帰ってくるというところから始まるっていうのが非常に面白いです。
はい、以上です。
はい、ありがとうございました。
それでは最後、辰夫さんお願いします。
はい、一冊目はですね、
22世紀の民主主義、選挙はアルゴリズムになり政治家は猫になるというSBC書から出ている本です。
著者は成田雄介さんといって、
イエル大学の助教で、
半熟仮想株式会社っていう会社も持っていて、
30:00
そこの代表取締役もやっていて、36歳で若い研究者ですね。
専門はデータとかアルゴリズムを駆使して、
社会制度とか政策とかを分析したりとか提案したりとか、
あと行動経済学的なアプローチとかで、
広告とかショッピングとかそういうのの最適化などもやってます。
実は弊社とも共同研究やってて、
これは本の中でもうちとやってるみたいな話も出てくるし、
半熟仮想のサイト見ても載ってるんですけれども、
実は僕のチームのメンバーが一緒に共同研究やってるみたいなところで、
結構近いところがありますが、
僕はまだ話したことはないですというような関係です。
この本自体は、選挙とか政治とかの問題をアルゴリズムで解決しようと、
アルゴリズム民主主義だみたいな話で、
テーマとしては昔から何度も議論されている話ですけれども、
ここ最近のAIとか技術の進歩でだいぶ変わってきていると、
その使える道具やその時代の雰囲気とかがだいぶ変わっているので、
今に合わせた最新の議論提案みたいな形で結構面白くなっています。
そもそもこういう捉え方とした民主主義っていうのは、
入力が民衆の意見を表す何かしらのデータだったりとかして、
アウトプットと出力が何かしらの社会的にこういう政策であったりとか、
こういう意思決定だったりとか、そういうのが出てくるみたいな、
インプットと出力がそういうような装置みたいなものだと見出せるという話があって、
そうなると機械学習的なアプローチでいろいろやれるだろうと。
何ら先生はアンサンブル学習だといって、
要するに小さな機械学習だったり、単純な判別機とかがあって、
それに重みがついてたりとか視点で多数決を取ることによって、
最終的な意思決定をするみたいな話になりますね。
それを政治家をどうこうじゃなくて、
政策単位にそういうことを細かくやっていくというアプローチがいいんじゃないかみたいな話になっています。
実際に正解データとかどうやって集めるのかみたいなのは難しくはあるんですけど、
そこをええやとやってしまえばうまくいきそうかなという話ではあります。
タイトルの副題にもある政治家は猫になるみたいな話なんですけれども、
慣れた先生は政治家はソフトウェアと猫にとって変わられるっていう主張をしていて、
政治家の役割っていうのは実務ですね。
調整したりとか何か実行したりとかそういうような実務なものと、
あと象徴的なもの、アイドル的な感じでキャッキャ言われたりマスコット的だったりとか、
あとはサンドバック的になるとかそういう2つの側面があるんだけれども、
実務的な役割っていうのはソフトウェアにとって変わられると。
33:02
で、象徴的なものはもうそれこそ猫でもいいんじゃないかっていうような、
そんな意味で副題はなっています。
話としては最終的にはSF的なマザーコンピューターみたいな感じのがあって、
それがもう全部政策を決めるみたいなありがちSFな話なんですけど、
結構それが現実的だなっていう話がいろいろ展開されていて、
例えばその中国共産党とかは今でもそのSNSでこっそり民意データ集めて、
それでこれと近いことをやってるかもみたいな話もあったりしたが、
民主主義じゃなくてもその民意の反映っていうのは、
そういう民意データをいっぱい集めてきて機械的にガーってやればガンガン反映できるんだよみたいな話があったりします。
とりあえず機械学習とかアルゴリズムとかでの政治とか政策とか決定って話はあるんですけど、
結局今の政治家にそういう変化を起こすモチベーションとかがなかったりするので、
なかなか難しいかなっていう話があったりします。
他にもちょっといろいろそこに至るまでの話でも面白いところがあったりするんですけど、
そこはちょっと本編を読んでくださいということで、
とりあえず一冊目は、22世紀の民主主義という本です。
これは新書なので非常に読みやすくて楽しいです。
それから二冊目はですね、アフターコロナのニューミジネス大戦、
新しい生活様式、世界15カ国の先進事例というタイトルそのままの本なんですけれども、
原田陽平さんという若者研究みたいな感じの本を出している方と、
あと小岩井富次夫さんという方二人で協調になっています。
これは何かというと本当にタイトルの通りで、
アフターコロナの時代に海外とか若者とかそういう切り口で多種多様な新しく出てきた
新興のビジネスっていうのを紹介するカタログ的な本なんですけど、
我々としてはネットでITニュースを見ているとそういうネタジャンジャン来るので、
目新しさはないっちゃいないんですけれども、とにかくいろいろあるのがまとまってて、
テーマごとに固まって紹介されているので、
通してみることによって自分の中でも整理できるかなというのはあります。
どっちかというとコロナの前のように戻るまでのつなぎとしてのビジネスというよりかは、
もう何かこうなっちゃったからにはというか、新しくしようみたいな、
新しく開拓する方向性のビジネスというのが多く取り上げられています。
スマートミラーでフィットネスだったりとか、遠隔バーチャルで不動産の内見をするだとか、
サブスクで野菜を作るだとか、そんな話がいろいろ紹介されているんですけれども、
これ出版されたのが2021年の7月なんですけど、まだ1年くらい前ですよね。
その間にやはりあっという間にスタレたという、本当に一発屋だなというものも結構見受けられて、
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例えばZoom演劇とかなんか一時すごい話題になったり、今ちょっとないですよね。
そういうのがいっぱい出てきて懐かしい感じもします。
話題に上がらないけど、本当は定着して当たり前になってしまったのかもしれないし、
消えてしまったのかわかんないんですけど、そういうのがいろいろあります。
だから新しいアイディアもいろいろ詰まっているので、そういうの触れるのも楽しいし、
答え合わせ的に見るのも楽しいので、そういう観点で見るのも楽しいかなと思って取り上げさせていただきました。
アフターコロナのニュービジネス対戦ですね。
それから3冊目はですね、宇宙人と出会う前に読む本。
全宇宙で共通の教養を身につけようという、私の大好きなブルーバックスの本です。
高水雄一さんという方が書かれていて、これも2021年7月に出た本ですね。
これタイトルからわかる通り、面白いコンセプトの本でですね。
天の川銀河のどこかに宇宙人交流センターみたいのがあって、地球人がやっと文明がそこそこ発達したからとかで、
地球人も呼ばれて地球人代表として招待されましたと。
他の星から来た宇宙人たちとコミュニケーションを取るために楽しく雑談するような、
仲良くするための共通の話題って何だろうみたいな、そんな感じの問題提起から始まると。
ちなみに自動翻訳機はあるので、言葉は通じるというような過程になっています。
なんじゃそれって感じなんですけど、それはそういう感じです。
SFチックな想像から始まる、宇宙を中心とした科学入門書みたいな感じで、ブルーバックスならではな本かなと思っています。
内容はそのままで地球限定ではなくて、宇宙共通の知識概念というのを選別していって、物語チックな場面も挟みつつ紹介していくって話で、
宇宙共通のものとして物質や体を構成する要素ですね。
周期表の話とかも出てきて、周期表は宇宙どこでも共通する共通言語というか、ロゼッタストーンみたいなものだみたいな話が書いてあったりする。
そういう話とか、星のライフルサイクルの知識みたいなもんね。
それはどんな宇宙人だろうと共通だろうとか、あと数の概念だとか、重力とかの力の種類とか、
あとエネルギー源としてどういうものを使うかみたいな、この辺は宇宙、地球以外の人たちとも共通の話題として盛り上がれるというような感じになっています。
最初のテーマ、本の最初のテーマはあなたはどこから来たのかという問いに答えるみたいな話なんですけど、
普通、銀河の中心からの座標形、緯度、経度みたいな感じで答えれば済む話ではあるんですけど、
それだけでは味気ないのでということで、この著者の人は星座ってもので考えてみようみたいな話があって、
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相手の文明にも星座みたいなものがあるとすると、見え方が違うわけですね。
自分の太陽っていうのが、何々座の何か、ライオン座の尻尾、ライオンいるかどうかわかんないですけど、
謎な生き物座のお尻の部分ですとかいう感じで話が弾む。
基本的には、銀河系の中の有名な恒星、シリウスとか、そっちでは見えなかったりするのかな、反対側から。
いくつかの恒星があった場合に、それがあなたの星から見てどういう配置で見えるかということで、
お互いどういう位置にいるのかっていうのが相対的にわかる。
そういう感じでコミュニケーションできますね、みたいな話があったりします。
そんな感じで、宇宙全てで通用する普遍的な教養が自然とわかってくるような作りになっていると思います。
とりあえず宇宙のコミュニケーションセンターで、他の宇宙から来た人と雑談をするみたいなパートと、
そういう解説パートみたいなところで挟まりながらの構成になっています。
あと、どれだけ宇宙の教養が身についたかというと、宇宙偏差値っていうのを算出するチェックシートがあって、
最初読む前と読む後にやりましょうって、読む前ちょっとやってみたらちょっとヘロヘロだっちゃうんで、
途中でもうなんかこれはもうダメだってやめてしまったんですけれども、
というのがあるので、ちょっと読み終わった後も、まだこれちょっと3分の1くらいしか読んでない、
読んでないというか、これあれでオーディオブックで聞いてるんですけれども、
ちょっと終わったらもう1回チェックシートやってみたいかなと思っています。
という感じで、これ宇宙人と出会う前に読む本っていう面白コンセプトな本が3冊目です。
はい、以上になります。
はい、どうも皆さんありがとうございました。
それでは、いつも通り投票をしていきたいと思います。
1位と2位をそれぞれ発表と同じ順序で行っていきましょう。
じゃあ一番最初発表したのは私だから橋本からですね。
私はですね、1位がネオサピエンス誕生ですかね。
ハットリさんに手当てられているということで、
ちょっと気になっていたもので、いつか読まなきゃと思っていたので、
これを気に読めたらと思います。
あと2冊目が、これも著者についてちょっと気になっていたが、
なかなか読む機会がなかった伊藤洋一さんの一行書くだけ日記。
これを2番目に選びたいと思います。
それでは、次は成功さん投票してください。
はい、僕の1位はやはりちょっと気になる。
アフターコロナのニュービジネス大戦っていうやつがちょっと気になりますね。
42:02
ちょっと僕、次世代何が来るのか全然わからないので、
ちょっと新しい知識を得たいなと思います。
そして2位がですね、AI翻訳家東京リリュース下山迷宮。
ここはちょっと過去を珍しく振り返る下山迷宮でいきたいと思います。
2位は下山迷宮です。
それでは石谷さんどうぞ。
はい、僕は1位は松田誠子の誕生。
僕歌謡曲大好きっ子なので、これは読もうというか読もうと思っていたので、
はい、これはもう1位です。
2位がですね、宇宙偏差値をちょっと知ってみたいということで、
宇宙人と出会う前に読む本が2位です。
では最後達夫さんどうぞ。
はい、私は1位はAI翻訳革命ですね。
これちょっとキンドロバンデルまで待とうかなと思ってたんですけど、
私も取り上げられてしまったので、選んでみました。
2位が、これも悩むところなんですけど、
ネオサピエンス誕生かな、という感じで2冊です。
はい、ということは2票入ったのがネオサピエンスだけですね。
はい、じゃあネオサピエンスということでいってみたいかなと思います。
いろんな著者がいて、いろんな論文が読める、小論が読めるので。
そうですね、だから全部紹介しなくてもいいかもしれないですね。
気になった部分だけ紹介するみたいなのでもいいかもしれないですね。
ケビン・ケリーもいますね。
ハットリさんですからね。
何気に富野由悠季も入ってますからね。
富野さんの言ってること大体当たってるんでね。
はい、楽しみです。
次回はこの本でいきます。
それでは皆さんどうもお疲れ様でした。
はい、お疲れ様でした。
44:27

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