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2024-07-07 45:32

第89回「2024年7月の課題図書選定会議」

ツイてるブッククラブは、橋本大也、いしたにまさき、聖幸、たつをがお送りする月に1冊本を読もうというポッドキャスト番組です。


7月の課題図書の選定を行います。

サマリー

ついているブッククラブは、橋本大也、いしたにまさき、聖幸、たつおがお送りしています。7月になりましたので、今月も課題図書を選びます。可愛い女の子がワイワイやるガールズバンド漫画とは異なり、ジャンプ的な努力を描いた青春ものである『本当に普通の軽音部』が紹介されています。また、渡辺純一著の『古代文明と星空の謎』についても紹介され、天文学と古代文明の関連性について解説されています。厨房に包丁がないサイゼリア、手塚治虫の泥臭い仕事ぶり。読者によって投票された主な本は、健康診断の結果が悪い人が絶対にやってはいけないことと、魔王断定です。

ブッククラブの紹介と課題図書選定の開始
ついてるブッククラブです。ついてるブッククラブは、橋本大也、いしたにまさき、聖幸、たつおがお送りする、月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
7月になりましたので、今月も課題図書を選んでいきます。それでは1人2冊ずつプッシュする本を押して、そして最後に投票で、その次にみんなが読む本を決める、といういつものやつです。
では私、大也、たつお、聖幸、いしたにの順で2冊ずつのおすすめを話していきたいと思います。
司会の私、大也からですね。1冊目が漫画なんですけど、「魔王ダンテ」というかなり1971年に僕らマガジンというところに連載された長居豪の作品ですけれども、
私これ読んだことがなくて、魔王ダンテっていくつかバージョンがあるようですね。結構いくつもある。だからどれを読むかっていうことで違ってくるんですけども、今回押してるのはこのザ・ファースト復刻名作漫画シリーズっていうもので、
2巻組なんですけど、いやもうこれがドギモーグだというもので、なんでこれまで読んでなかったんだろうと思いました。デビルマンとかすげえなと感動してずっと思っていたんですけども、長居豪、いやいや魔王ダンテすごいじゃないですかということで。
魔王ダンテがないとデビルマンはなかったと言われている作品ですよね。なるほど。デビルマンとかマジンガーZとか長居豪のルーツをここに見ることができるのではないかというふうに思いました。
魔王だから悪魔なんですけど、悪魔と人間が合体してしまって中の人間が葛藤するみたいなストーリーですけどもね。この悪魔の描き方が私すごい。まず絵が素晴らしい。キリスト教とかの悪魔の視覚的イメージっていうのを、日本人にとってこれ以上悪魔的な悪魔いないんじゃねみたいな描き方をしている。
なんかザ悪魔みたいな感じのダンテがいるのと、あと第1話がなぜか100ページあるんですけど。なんで第1話が100ページあるんだっていう。そもそもね、このドリゴンを抜かれた後に最後後書きを読んで、かなり大笑いしたと同時にすげえなと思ったんですけども、長居豪は何も考えていない。
結構私衝撃的なストーリーで、哲学的にも深いなって思ったにも関わらず、ぶっちゃけトークをしてみると、長居豪はあんまり深い考えはなかったと。かなり行き当たりばったりで描いてると。
もともと100ページの第1話だったから、細かいことを書いてると終わらないので、でかいコマでガンガン描いたんだと。でもそれが結果的にはすごくいいわけですね。
あと、結構真面目なキリスト教の信者が読むとブチ切れそうな、すごい冒涜的なシーンが、いろいろ構想が入ってるんですけども。そこらへんも特に深い意味はなかったようで、辻褄を合わせるかのように出てきたアイディアっていうのを繋いでいったら、この形になったんだと。
本当の意味では天才ですよね、長居豪はね。
そうそうそう。それでも真相真理に深く刻み込むようなすごい話がその行き当たりばったりでできちゃったっていう、長居豪は真の天才なのではないでしょうか。
でもなんかこれ雑誌が終わって連載が最後終わって、一応無理やり結論に達する終わり方をするんですけども、長居豪はそこも安心したと。これ俺話広げすぎて、このままだったらどうして終わればいいんだみたいなふうに思ってたという素直に書いていて。
雑誌が終わるんで、一応こううまく一通り終わらせることができてほっとしたらしいんですね。だからそういうエピソードもすごいなと思いました。だから私の全漫画、今まで読んだ中でもかなり上位に魔王ダンテ入りますし、あとデビルマンをまた読み直そうと思ったというそういう本でした。すごい日本の漫画史に残る漫画ではないでしょうか。
2冊目ですね。2冊目はファサンのパーティーが終わって中年が始まるという本です。
かつてシェアハウス界隈でオピニョンリーダーであったニートの代表選手みたいなファサンが書いた本で、これがニートを勧めていた自由な生き方を気ままな生活を勧めていたにもかかわらず、ここに来て中年の危機に陥って。
本当に今までこれまでこれで良かったんだろうかみたいなことになっている。それを素直に書いていて。今までニートでフリーでやるの楽しいじゃんって言って、ついて行った人たちにどうするんだみたいな。ハシゴを思いっきり外すような本。
しかし、すごいウダウダした内容です。どうでもいいことを、かなりもうどうにもならないことをウダウダと後悔している内容なんですけども。そのどうしようもない話なんだけど、ファサンに文采があったら面白いっていうか。
もうなんか最後までずっとどんどん読んでしまって、内容的にはね、ある意味どうしようもない話を延々と繰り広げているが、面白い文章ってこうかなみたいなことが思いました。やっぱりファッシュはなんだかんだ言って京都大学を出ていらっしゃって、インテリーなんですよね、非常に中身はね。頭がとても良いっていうのがあって。
ある意味ニートというか、できない人を代表しようとしているのだが、発信をしていると頭の良さが前に出てしまって、実は彼自身は強者の側に立ってしまうという面白い人だなと。前からそう思ってるんですけどね。
あとファサン、嫌味がないのが素晴らしいですね。とても良い人そうっていうのがあって、うだうだ後ろ向きなことも言うんだけれども、なんかでも相対的には次どんな本を書くんだろうなって、また読みたいなみたいに思わせる内容になっておりまして、ちょっと不思議な本だなというふうに思いました。
健康診断の本と軽音部の漫画について
だから、一つの時代が終わった感を感じさせる。一つの世代が。そういう本でした。面白いエッセイ。読みごたえのあるエッセイという。それとしておすすめという本でした。では次ですが、辰夫さんお願いします。
辰夫です。一冊目はですね、健康診断の結果が悪い人が絶対にやってはいけないことというタイトルの本です。
書者は野口みどりさんという医学博士の人ですね。公衆衛生とかその辺を専門にやられて、もともと大阪の区だったか府だったかのそういうところをやってた方です。
日経BPから2023年9月に出ている本です。
これはですね、健康診断に関する本なんですけど、日本って年に一度健康診断が定期的に受けられるというのは非常に珍しいというか、海外ではあまり例のない日本独自の制度があるわけですね。
健康診断定期的に多分皆さん受けてらっしゃると思います。私も会社の憲法のやつで健康診断毎年受けてるんですけど。
結果が返ってきてシートを見て検査項目を見ると判定結果がAだBだCだとか、結果が悪いと指導が入ったりだ、だらこうだらとかあったりとかして、
その時に検査項目の説明して、これがこうでこういうのが良くないんですよとかその通り説明してもらうんだけど、なんかざっくりだし大体忘れちゃうんですよ。
そもそも健康診断の検査項目のこれはどういうものですかみたいな詳細の説明っていうものがないんですよね。
そういう場でもらえないと。簡単なパンフレットをもらって、この項目はこうですよねと2,3行書いてあったりするんですけど、何を目的としてこの検査をするのかとか、この検査結果がちょっと変わるとどうなのかとか、
どういう時にどうしたらいいのかっていうのが、結果で悪かった時にしか説明してもらえないみたいなことがあるわけですよ。
要するにマニュアルがないんですよ。検査結果だけ渡されて、解説書も参考書もないという状況。そんな中、我々何年も何十年も健康診断と向き合ってきたと。そういう現実があるわけです。
話はちょっと大げさなんですけど、そういうような状態を解決するっていうのがこの本、そういうコンセプトで作られている。
健康診断の検査項目をメインに据えた健康本で、分かるシリーズだとすると分かる健康診断みたいな、そんな感じの内容になっています。
検査項目の説明とか検査の意義とか、検査の全体の設計、個別じゃなくて複数の検査結果で何をどう見るのかみたいなところね。
検査結果が悪かったらどうするとか、悪くならないにしたらどうしたらいいかみたいな、そういうようなところまで幅広くカバーをしています。
健康診断の検査結果が返ってきたら、それを見ながら一緒に読んでいって、この項目がこうなって、去年からこんだけ数字変わってどうだったっていうのをやるのにちょうどいい本。
こういう話って結局自分ごとじゃないと読まないわけなんですけども、悪くなってから調べるんじゃ遅いんで、こういうのを見ながら健康診断の結果をゲームのスコアみたいな感じで認識しながらこういうふうに読んでいくっていうのもあるのかなと思います。
結構ね、ヘーっていうポイントもいろいろあったりするんですけど、ちょっと僕が一番ヘーと思ったのは、健康診断で悪い項目があって、病院で細かく見てくださいね、これ高血圧のケースなんですけど、そういうふうに言われても実際にそれで行く人は3割くらいしかいない。
あとの7割はほったらかして危険な状態になるっていうのがあって、ちょっとこれは僕はびっくりしました。
僕なんか素直なので、精密な検査を病院で受けてくださいと言われたら、そのままはいはいって言っちゃうんですけど、意外とそういうのを受けてないので、この本読むとそんなことやってられないみたいな感じで、絶対行かなきゃみたいな感じになるかなと思います。
健康診断を何回も受けたことがあるような人、大体の人はそうだと思うんですけど、おすすめな本で、病気を見つけるだけじゃなくて生活習慣の改善のヒントとかね、本書の後半はケーススタディとか生活習慣の話だったりするんですけど、そういう話だけ生活習慣を良くしましょうだけの本だったらあんまり読む気しないんですけれども、これちゃんと検査項目のあれがあって、それのスコアがどうで、そういう時にはこうですみたいな話があるので、結構生活習慣を改善するんやっていう話が結構ね、
自分ごととしてすんなり入って非常に読みやすいなと思いました。
ちなみに編集者は竹内さん方ですね。これはですね、20年近く前にですね、口コミの技術っていう、メタフルの小暮さんといしたにさんの本の編集者の方で、実はうちの子と竹内さんの子が同じ保育園だったので、実は昔パパともだったりしたんですけども、
この本は健康とかプロモーションではないです。本当に必要な健康に関する療法ということで紹介させていただきました。というのが1冊目です。
2冊目はですね、漫画でしてですね、これね、最近ハマっているんですけれども、普通の軽音部っていうタイトルの漫画です。
これ、ジャンププラスっていうネットで漫画連載するサイトがあるんですけれども、それの予備ごとに作品、この作品は何曜日とかあるんですけど、
日曜日更新の作品なんですけど、日曜日更新の作品の中でもここのとこもずっと毎回トップっていう大人気の作品で、
SNSとかでも結構いろんな人が言及してるっていう、もうちょっと大ヒットに行く感じの途中の作品という感じになっています。
著者はですね、原作が桑張、カタカナの桑張って書く桑張さんって方で、
この方がジャンプルーキーっていう、新人が漫画を出すみたいな、ジャンプの青たがり的なサイトみたいなのがある。
そこで連載してたやつに、出内哲夫さんっていう、何作品か商業出版出してた漫画家さんが絵をつけてやってるっていうような形に、
この2人の作品って形になっています。
これでちょうど5月下旬に2巻が出たところで、ジャンププラスの連載もちょうど第1部、
終わり、第1部巻みたいなところまでちょうど6月くらいに来たので、
ちょっとこのタイミングで紹介させていただきました。
内容はっていうと、軽音部青春漫画ですね。
主人公は鳩野さんっていうんですけど、女の子なんですけれども、
邦楽ロック、邦ロックか日本のロックを愛する高校生なんです。
高校入学前にギターを買って、高校に入学して軽音部に入部してバンドを組んでみたいな、
そういう流れのバンドもの。
で、恋愛のいざこざがあって、主人公は関係しないんですけど、
バンド抜ける人がいたりとか、部活やめちゃったりとか、学内ライブのオーディションに落ちたりとか、
学内ライブで出たけど声が出なくて失敗したり、そういう青春的な話があるんですけれども、
『本当に普通の軽音部』の紹介
可愛い女の子がワイワイやるガールズバンド漫画的ないくつかあると思うんで、
そういうのとちょっと違って、昔でいうところの萌え要素はないです。
ジャンプ的な努力、努力ベースジャンプ漫画みたいな、そういう青春もので、
本当に普通の軽音部っていうタイトルは、そういうのを意図しているのかなと思うんですけれども。
これですね、ハードルさん自体はギターも始めたばっかりで、特に特別な才能はないみたいで、
歌もうまいわけじゃないんだけど、声が独特だと。
これは同じバンドのベースのリンちゃんって女の子が神とあがめ、浸水して、
勝手に軍師になっていろいろ陰謀を巡らすっていう、ポイントの一つとして、
なぜか軍師がいるっていうのがあって、勝手に軍師やってるリンちゃんが陰謀策略で、
一人ずつバンドメンバーを取り込んでいくと、もともといたバンドから陰謀で引き剥がして、
事務たちのバンドに取り込んでいくっていうところを、鳩野さんの知らないところで進めたりみたいな、
そういうトリックスター的なキャラ一人おいて、他は普通なんだけど、
彼女だけはちょっとそういうカオスな役割をやってるっていう。
なので、その普通なんだけどちょっと不穏な感じっていうのが、
ちょっとこのストーリーの面白さみたいな、ネタ的な面白さはあるかなと思います。
ただ、読者にわかりやすくするために、ちょっと脱俗的なわざとらしい演出とかがあったりするんですけども、
それは漫画だからっていうのはあるかなと思います。
あとは、ジャンプ漫画の努力主人公ムーヴな作品の系譜にきっちり載っていて、
鳩野さんは公演で引き語り、武者収穫とかやったりして、ちょっと上手くなるとか、あの感じですね。
あとはさっき言ったみたいに、メンバー一人一人メンバー増えていくってところは、
ファンタジー作品とか冒険物でパーティー組んで、なんか増えていくみたいなところがあるので、
ワンピースとかワールドトリガーとか、そういう系譜として読めるなっていうところの構成になっています。
あと、3つ目のポイントとして、10年から20年くらい前の邦楽録、邦楽歌そのまま登場して、
要所要所で人物が歌うっていうのがあるので、世代の人には刺さるのかな。
これだとアンディー・モリとか、銀団ボーイズとか、ハンプバックとか、
私、実際この時期にあんまりそういうのを聞いてたわけではないんですけど、
作品で出てくる曲とか調べて聞いたりすると、知らないかっこいい曲であえて楽しいなっていう感じになります。
肝となるシーンでは、過去のそのモヤモヤの回想シーンと歌詞が連動してみたら、
そういう定番の演出とかあったりして、その辺もなかなか読ませるものがあります。
今、ジャンププラスで最初のハイライトの8話までが無料で読めるので、
まずはそれを読んでみて、こういう話なのねっていうのを納得してもらえると、
それで面白いなと思ったら、結構読んでもらえたらいいかなと思います。
全体的に青春の痛さとか、共感性周知とか、そういうのを感じつつも、
爽やかと不穏さがある感じっていう、いろいろミックスされた感じで、
とてもお勧めできる感じになっています。
僕自身もですね、ブログでタイトルと歌詞の一部が作品登場する曲のリストみたいなのをまとめたりとかして、
そこそこページビューあったりするんですけれども、
そういうのを聞きながら漫画読むみたいなのもありかなと思います。
という感じで、私から2作品紹介させていただきました。以上です。
はい、ありがとうございました。
それでは、セイコさんどうぞ。
『古代文明と星空の謎』の紹介
僕が紹介する1冊目は、古代文明と星空の謎、
チクマ・プリマーシン書、渡辺純一著ですね。
著者の方は天文の偉い先生で、国立天文台の特任教授で、
国際天文学連合の惑星定義委員でもやっています。
天文と古代文明っていかにも関係ありそうな感じなんですけど、
その割には意外とその解説書とか入門書っていうのが少ないらしくて、
その理由として、やっぱり天文学詳しい先生は古代文明について詳しくはないし、
古代文明研究している歴史の研究家の方は天文学にすごい詳しいわけではないんで、
なかなかその入門書とか教養書っていうのは解説書は出ないっていうことなんですけど、
東大に古天文学っていう、古い天文学っていうものを調べる研究所というか研究室があるらしくて、
その研究にも関わっているのが渡辺先生っていう方で、
この本前半は位置天文学っていう天文の地球と月と太陽の位置とかの計算の方法をどうやって計算するかとか、
一年はなぜこの一年なのかとか、四季はなぜあるのかとか、
そういう北極と赤道と南極で星の見え方がどう違うかとか、
基本的なその星の見え方とか周期に関するのを丁寧に解説されてます。
これだんだん深入りしていくと、
ケプラの第一法則って角速度と面積は常に比例して2分の3のR3乗でとかってすごいめんどくさくなってくるんですけど、
そういうことはあまり説明しないで、わかりやすく、必要なことだけ簡潔に説明してくれています。
後半のほうになるといろいろ事例が出てくるんですけど、
例えばピラミッド、エジプトのピラミッドって正確に東西南北になってやられてるんですけど、
それがどうも物によってちょっと微妙にずれてるんですね。
それの東西南北がずれてるのが、当時技術が未熟だったっていうことが考えられてたんですけど、
その後スパコンかなんかで古い星の位置を計算したら、
その時代ではちゃんと正確にそっちが南だったっていうのがわかって東西南北が合ってたとするならば、
逆にピラミッドの位置と星空の関係から作られた年代を正確に把握できるようになったとかっていう話があったら、
なかなか面白いなと思いました。
あとマヤ文明のピラミッドでは階段が365段あって、
それがカレンダーの役割をしていたとか、
あと1階、2階、3階の18階建てになってて、
それがマヤ文明の1年が18ヶ月で、
それでカレンダーになってたり、
あとピラミッドの前にヘビの置物があるんですけど、
それが終分の日とか終分の日とかにちょっと特別な見え方があって、
その影と光の関係でヘビがすごいいい感じに見えるらしいんですよ。
今でもそれは変わらなくて、
なんか大勢の観光客が集まるようになってきました。
あと日本の事例だったの、キトラ古墳っていうのが奈良にあるんですけど、
私もそういうのはあまり興味あってニュース聞くほうじゃないんで、
キトラ古墳っていうと、なんかそういうのあるんだねぐらいに思ってたんですけど、
そのキトラ古墳の天井に世界一古い天文図が描かれているということで、
天文図をいろいろ奈良の文化研究所とか国立天文台とかで研究したらですね、
どうも奈良の奈良県から見える星空とはどうもその年代からしておかしいということで調べたら、
どうも緯度・経度計算したら中国の洛陽とか長安の付近で星空を見たのと
だいたい合ってるみたいな感じが分かって、
その後さらに調べたら、そのキトラ古墳からキトラ古墳で描かれたよりも、
さらに2,300年前の星空なことも分かったり、ところがどうもそれでも辻褄が合わないなとか思ったら、
途中でコークリを経由して、このコークリでなんか変に修正してきたものが伝わったから、
なんか合わないんじゃないかとかです。
いろいろ地質年代とか顔料、ペンキとかから年代測定する方法もあるんですけど、
そういう星空から逆に追っていくっていうのもなんかロマンがあって面白いなと思いましたね。
本当は星を見るのとかって冬が進んでて綺麗なんですけど、冬見ると寒いですからね。
あとこういう遺跡とかそういうのを見物するのも冬は寒いですから、
これから夏に向けてこの遺跡と天文学とかっていうのを合わせて見学するにはいい時期なんで、
ちょっと今回紹介させていただきました。
サイゼリア創業者のサイズエリアの法則
あともう一つ、サイズエリアの法則、なぜ自分中心を読めるとビジネスも人生もうまくいくのかっていう、
サイズエリア創業者の会長の本なんですけど、さっき宇宙の本を紹介したんですけど、
これも実は結構宇宙系な本でした、読んでみたら。
経営コンサルタントの方とか、すごい立派な会社の社長さんとか、
なんか突然宇宙と調和するとかそういうことを言い出す人いるんですけど、
この方も割とそんな感じの宇宙と調和するとビジネスがうまくいくみたいな。
なんかだんだん達人になるとそういう気になるのかと思って。
学歴的には東京理科大の物理学科卒業されてる方ですごい超理系な方なんですよ。
東京理科大在学中にレストランでバイトしてたら、その飲食業の面白さに目覚めて、
バイトしてたレストランがなくなったかなんかしたら、
勧められて自分でその東京理科大在学中にレストラン創業するんですね。
もうちょっとかなり今だと変わってるっていうか、
当時でも多分かなり変わってたのかなと思いますけども、レストラン創業したんですね。
ところが千葉で始めたんですけど、場所も悪いし、駅から離れてて場所も悪いし、
さらに店舗が2階の八百屋さんの2階だからそういう意味では場所も悪いしで、
なかなかうまくいかなかったんですけど、2年目になって何とか軌道に乗ってきたかなと思ったら、
火事にやっちゃうんですね。朝4時までやってたから、
暴力団の人たちとかの溜まり場みたいになってて、その人たちが喧嘩して、
タバコを投げつけたとかなんかで酒かガスリンかに引火して全焼しちゃって、
前在さんも、前在さんとか自分も命の危機にもなったりとかすごい苦労されたんですけど、
なぜかまたお母さんが、そこでもう1回頑張らなきゃダメだっていうふうに言って、
それがあなたにとって幸運だったっていうので、まだまだ頑張れるっていうことで、
同じところでやるんですけど、そういう苦労もされてるんですけど、
このサイゼリアの目標っていうのが結構やばくて、
安くておいしい料理を出して多くの人を幸せにするっていうことで、
お金持ちも貧乏な人も公平においしいものを食べるのが理想社会みたいな感じで、
結構やばいんですね、なんかね。
理想は無料で料理をサイゼリアが提供することで、
現実的に可能だけど、ただそれだと会社として健全に発展するっていうのとまたちょっと違うから、
今はまだその段階じゃないっていうので、
でももうすでに何千店舗ってあるし中国にも進出してて、
中国に進出してる理由も貧富の差が激しいから、
庶民でもイタリアンを食べれるようにやってるっていうんですけど、
やばくないですか、なんかお金持ちに貧乏にも平等においしいのを食べれる社会を目指すとかって、
サイゼリアはいろいろ安いので有名だったり、
まあそこそこおいしいっていうか、そこまでひどい店じゃないし、
不衛生でもないって言うかあれなんですけど、いろいろ変わった会社でして、
まず本社が失踪なんですね。なんか上場企業なんだけど、
その本社が立派だとかそんなのは別に関係ない、お客さんに関係ない話だからつってちっちゃい。
で、創業記念日もない。
そんな創業記念日で運動会とかやるの意味ないとかってこうやらない。
広告もないっていうのもすごいびっくりして、
飲食業ってテレビ見ればね、マックのCMやってたりケンタッキーのCMやってたりするんですけど、
回転寿司のCMとか、そういう広告も出さない。
広告出さない理由が、広告出すと忙しくなってロスが出るんですね。
その忙しい時と暇な時とあるとロスが出て、そうすると無駄が出るから。
サイゼリアの特異な点
で、広告出さないから広報部も必要ないからその人も必要ないし、
もちろん広告予算も必要ないしっていうことで、
その分安くておいしい料理を出すことに注力するっていうことですね。
いろんなものがないんですけど、ご存知の方も多いかもしれないけど、厨房に包丁がないんですね。
噂には聞いたけど、包丁がないと当たり前だけど包丁を買う必要がないし、
包丁を置く場所も必要ないし、包丁のメンテナンスも必要ないし、
あと怪我もしない。怪我しないっていうのが、
僕あんまり自分で料理したりしないからわかんないんですけど、
意外に包丁あると怪我する人も多いらしくて、
あと心理的にその職場に包丁があると危ないっていうのがあるらしくて、
そうかもしれないけど、だからって普通、
調理場から包丁なくそうって発想にはならないと思うんですけど、
ないらしいんですけど、普通ね、この方もレストラン最初やったときは料理人でやったから、
包丁ないっていう発想にはならないと思うんですけど、
相当、新年、安くておいしい料理を出すために必要ないものは、
もう包丁すらなくするっていう恐ろしい会社だなと思って。
で、随所にですね、その謎な宇宙系の話が出て、
人間はエネルギーでできているから、
自分が死んでもエネルギー保存の法則からすると世界の相和は変わらないとか、
DNAからすると他人と自分に違いはないとか、
99%DNA同じだから、他人と自分の境界はあまりないとか、
あと、ボンジ徹底してやると、いろんなことをボンジ徹底してやっていると、
あるとき臨界点に達して核分裂を起こしてものすごいエネルギーになるって、
確かに日常でもその不の面で、
普段から人間関係を悪くしていると、あるとき突然臨界点に達して切れられるとかってあると思うんで、
確かにないわけでもないですけども、サイゼリアは潰れるときは、
サイゼリアより安くておいしい店ができたから、
それは安くておいしい料理を多くの人が食べられるということなので、
社会にとっていいことだからサイゼリアは潰れてもかまわないとか、
結構いろいろ随所に面白いことが書いてあって、
細かい店舗経営とかメニューの作り方とかそういう細かいことは書いてないんですけども、
この社長の信念というかそういうことがすごい書いてあって、いろいろ。
今社長変わって、社長さん変わっても、
他のお店だとタブレット端末でメニューが操作性が悪いタブレット多いですけど、
なかなか注文までたどり着けない。
でもサイゼリアはお客さんのスマホで番号だけ入力すればいけるようになってるとか、
すごい無駄がないやつで話題になってましたけど、
今でもやっぱり会長さんの教えっていうのは今もあって、すごいなと思いました。
もちろん直接農場持ってたり直接工場やって、
いかにしてミラノドリアを290円で出せるようになってるかみたいな話もあるんで、
サイゼリア普段から利用してる人にとっては必見の内容になってるんじゃないかなと思いました。
私が紹介したのはこの星空の本とサイゼリアの本の2冊でした。
ありがとうございます。
はい、ありがとうございました。
手塚治虫の漫画創作秘話
それでは最後いしたにさんお願いします。
僕はいつも漫画1冊、本1冊という感じなんですけど、
漫画の方がですね、ちょっと古いといえば古いんですが、
タイトルがですね、ブラックジャック創作秘話というやつで、
多分最初出たの2010年とか2011年とかそのぐらいだと思っていたんで、
当時結構話題になって、何で話題になったかというと、
哲川さんはいかに漫画を描いていたかということのドキュメンタリーなんですけど、
絵がですね、完全に何が金融道なんですよ。
哲川先生こんなん?みたいな感じなんですけど、
そういう絵を描く人だからっていうのもあるし、
あとやっぱりその漫画を描くって結構泥臭い作業の連続だったりみたいなところもあって、
結構1巻が出た時話題になったんですよ。
で、何でそうなっちゃったか覚えてないですけど、
なんか僕別にすごい好きな本だったんだけど、全然読んでなくて、
実は5巻で完結をしていて、
5巻が出たのが2014年なんで、
まあまあ普通に連載ですね、3年で5冊だから早い方ぐらいなんですけど、
完結したのを全然読んでなくて、
これ何で終わってたんかい?みたいな感じで慌てて読んだら、
やっぱり亡くなるところまでちゃんと絵が描かれていて、
最近もブラックジャックがドラマ化するのに、
キリコが女優さんになってるとかですね、
いまだに手塚漫画というのは色々と話題を提供し続けている中で、
要するに話の筋をすごく大雑把に言うと、
手塚治虫に関わった人たちがですね、
いかに手塚治虫は酷い人だったかっていう話を、
ものすごく楽しそうに話すっていう、だからなんかほら、
あれに似てんじゃん、スティーブ・ジョブスって酷いやつだって、
でもスティーブ・ジョブスと働きたいかって言ったら絶対に働きたいっていうのに似てて、
でも確かに酷いんですよ、ちょっと銭湯に行ってくるって言って、
鹿児島行って3日間帰ってこないとか、
結構酷いエピソードが山のようにやって、手塚先生は。
で、あと虫プロっていうのが1回潰れてるんで、
僕はアニメを作らないって言った3年後にまたアニメ作りだしたりとか、
本当に酷い話が山のようなんですけど、
こうやって手塚治虫というのは、
まあまあ信じられない量ですよね、
早く亡くなってしまったわけですけど、
まあそれは早く死んでしまうわなというのも納得の仕事量という感じもあって、
途中まで読んでて、やっと最後まで読めたので、
最後まで読んで、やっぱりこれは手塚漫画を読んでいたのではわからない、
非常に手塚先生の泥臭い人間らしい部分みたいなのがよく見える漫画なので、
やっぱりこれは名作だなというところで、
改めて紹介したいなというのが1冊目です。
で、もう1冊目もですね、これもちょっと漫画系っちゃ漫画系なんですけど、
藤田和弘の漫画家道
藤田和弘って言って、たぶん一番のヒット作はウシオトトラかな?
を描いた漫画家さんなんですけど、
この人がいかに、これから漫画家になりたいという人に向けて、
こうやれば漫画家になれるよみたいなことを話している本なんですけど、
割とこの人は、この人自身は結構デビューに苦労したっていうのがたぶんあって、
僕が見たのはNHKでやってた漫弁っていう漫画家のドキュメンタリーなんですけど、
ここのスタジオ、要はアシスタントを抱えて漫画家さんっていうのは今の漫画家さんって大体やるんで、
スタジオがあるんですけど、このスタジオが無言禁止なんですよね。
要は漫画を描いているときはとにかく話をしろと。
要はコミュニケーションができないやつは漫画家になれないっていう。
同じチームで働くんだから、こういうものが面白いとか、
そういうのを共有しなきゃいけないよねみたいなところで、とにかく無言禁止っていう。
だから大体、言わなくてもわかると思うんですけど、漫画家さんのスタジオってみんな静かなんですよ。
みんなカリカリとペンに向かってたりするから、今だと当然デジタルも多いんですけど、
この藤田さんの回だけがものすごくうるさいっていう。
ただ藤田さんのところは実は結果を出していて、
ここのアシスタントから後に漫画家になった人がものすごく多いことでも知られていて、
その辺の僕はサブ的な情報は知ってて、
ただ藤田さんが本を出してることは全然知らなくて。
で、読んでみると、まあまあなるほどねっていう、
要はアシスタントになったところから、
いかに新人漫画家としてデビューするには何が必要かっていうのを徹底的に叩き込んでいる。
だからもう漫画家虎の穴みたいになっていて。
で、要はアシスタントで終わってほしくない。
漫画家を志したのだから、ちゃんとみんな作家としてデビューしてほしい。
で、いかに編集という壁を越えて、どうすれば連載を勝ち取れるかっていうことを非常に事細かに解説をしてくれて。
で、読んでいくと結局、どうすれば仕事できるようになるのっていう本でもあるんですよね。
そういう本としても非常に優れていて、とにかく優しいんですよね、この人は。
多分ご本人が苦労されたっていうのが一番の理由ではあると思うんですけど、
とにかく丁寧で優しくて、若干口が悪いところもあるんですけども、
いいからやんなさいということをいろんな角度で、
しかもただやれということではなくて、論理的になぜそれが重要なのかということを非常に事細かに解説をしていって、
新社会人になったらとりあえず読んどけみたいな本でもあるなというところで、
最近読んで非常に感銘を受けたので紹介をした次第です。
はい、以上2冊でした。
はい、それでは全員のプレゼンが終わったので、先ほどのプレゼン順で投票をしていきます。
では最初は私、大也ですね。
1位はですね、ブラックジャック総作の一話。
なんか何を気に入ったみたいな絵柄で、その手塚治虫を描くっていうのが、
それはぜひ読んでみたいなと思いまして、ただそれだけかな。
手塚作品はほとんど読んでますからね、読んでみたいですね。
それから第2位がサイゼリアの法則で、2億人も客いるのかというのを今知りましたが、
驚異的だなと、しかも1台で気づいて、
しかも東京理科大っていうレストラン関係なさそうなところから、
なのでその2冊が私の投票です。
ではたつをさんどうでしょう。
僕はですね、サイゼリアですね。サイゼリア株主なので。
なんでそりゃ。
株主優待で結構、子供の友達にサイゼリア連れてって、
何でも好きなもの好きなだけ食べなさいっていうために株主になって、
株主優待券毎年もらって、それをそういうのに使っています。
というのもあって、ちょっとサイゼリア自体いろいろ気になっているところはあるので。
それとあとは2冊目はですね、ファさんのパーティーが終わって10年が始まるんです。
これはちょっとやっぱりファさんネットでね、いろいろよく見かけてたけれども、
結局どうなったのかみたいなところは、まだ終わってる。
別に人生終わってるわけじゃないですけど、
今どういうふうなターニングポイントを迎えているのかっていうところをちょっと目撃しようということで。
2冊目はそれです。はい、以上です。
それでは聖幸さんどうでしょう。
僕ですね、1冊目が健康診断の結果が悪い人は絶対やってはいけないこと、1冊目ですね。
僕健康診断受けたことがなくて、この多分10年、20年ぐらい。
会社の時代は受けてたんですけど、しかも酒もタバコもやるし、脂っこいラーメンが好きで、
深夜まで起きてたりするんで、ちょっと結果悪いのはわかってるんで、
悪いことを先回りして先にやっといてから健康診断受けに行こうかなと思ってちょっと読んでみたいと思います。
2冊目はですね、中年系ということで健康診断も絡んで、パーティーが終わって中年が始まるですね。
もう中年は私多分相当始まってるんですけども、
パーさん確かに一時期見かけたけど、この頃あまり聞かないなと思ってたけど、どういう感じなのか知りたいなっていうのもあったり、
ちょうど昔やっぱりニートとかシェアハウスとか憧れあったけど、
自分はさすがに実際やるのは厳しいだろうっていう感じもあったりしてできなかったんで、
実際やればどうなるのかもちょっと知りたいなと思って読んでみたいなと思いました。
以上です。
いしたにさんはどうでしょう。
主な本の選出
1位と2位を非常に悩むんですが、
1位はこっちかな、健康診断の結果が悪い人がやってはいけないこと。
僕も健康診断オールAではないので、悪いのもあったりはするので、
確かに言われてみると、だから何なのっていうところは疑問には思っていたところではあるので、
こちらを1位。
2位はですね、分かりやすく言うと買おうと思っていたので、魔王断定。
僕も噂ではずっと聞いてはいて、ただやっぱり入手しにくかったんですよね、ずっと。
で、もちろんデビルマン。
ただ長井豪さんですね、行き当たりばったりなのは実は魔王断定だけじゃなくて、
ほぼ全ての漫画がそうらしくて。
ただやっぱりこの時期、すごく暴力的というか、人間社会に対しての厳しい悪魔がそれこそ出てくるみたいなのは、
たぶん確かね、これの前にハレンチ学園があるんですよ。
ハレンチ学園がめちゃくちゃ社会から批判されたので、それの反動だったらしいんですよね、結構。
それがやっぱり、そういうのも素直に出てしまうのは長井豪が長井豪をたるゆえんなのかなって。
大天才ですけど、いつか読もうと思っていた本なので、これを2冊目とします。
あと、まあ想定いいなっていうね。
長井豪の絵は綺麗な絵じゃないんだけど、ちょっとこうやってデザインすると本当にいい絵なんだなっていうのがよくわかりますよね。
ということで投票が終わったんですが、どうやら健康診断が1位に選んでいるので、正確な署名は?
健康診断の結果が悪い人が絶対にやってはいけないこと?
はい。
その本になりました。ということで健康実感になります。
まあまあみんなそれなりに年寄りですからね。
確かに強制的に。
強制的に。
1回健康系入れたほうがいいかもしれないですね、これから。
なるほどね、あえてね。
そういうことで、頑張って読みたいと思います。
ありがとうございました。
45:32

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