1. ツイてるブッククラブ
  2. 第99回「2024年12月の課題図書..
2024-12-01 42:13

第99回「2024年12月の課題図書選定会議」

ツイてるブッククラブは、橋本大也、いしたにまさき、聖幸、 たつを がお送りする月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。 2024年12月の課題図書を選んでいきます。

00:03
ツイてるブッククラブです。ツイてるブッククラブは橋本大也、いしたに正樹、聖幸、たつおがお送りする、月に一冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
2024年12月の課題図書を選んでいきます。 そうですね、もう最後。1人2冊ずつ、いつも通り推薦してください。1位を決めます。
それでは今日は聖幸さん、私、橋本、いしたにさん、たつおさんの順で行くので、聖幸さんお願いします。
はい、僕が紹介する1冊目は、ネット怪談の民族学、早川新書というやつですね。
これはネット怪談と言われるものがありますよね。最近有名なのが、キサラギ駅とか、くねくねとか、虚筒、虚筒って読むのかな?
虚頭って読むのかわからないけど、おうとか、いろいろネットのもはや名作と言われるような怪談っていろいろあるんですけど、
それがどういうふうにして広がっていったとか、どういうふうにして作られていったかっていうのを調べたというか、書いた本なんですけども、
昔から怪談って当然、日本昔話に出てくるような定番のロックロック日とか、番長され屋敷とか、いろいろ怪談ってあるんですけども、
そういう歴史から、あといろいろ、それが最近になると、最近というか昭和になって、あなたの知らない世界とかあったり、
あと21世紀のストラダムスとかが流行った頃があったり、あと心霊写真が流行った頃があったり、
怪談っていう口コミの怪談で言うと、トイレの花子さんとか、ああいうのが流行って、ブームには口裂け女とかね、そういうのもあったりとか。
定期的にあれなんですけど、心霊写真はこの頃もうあんまり聞かなくなってきたっていうか、
念写とか写真にあれが写ってるからどうだっていうのは最近聞かなくなってきましたけど、
このネット怪談、今回というかこの頃のネット怪談の特徴として、投稿した人が、投稿したある方があって、それが広まってくんじゃなくて、
一緒に作られていくようなものが時々あったりして、こういうことがあって悲しばりにあった、怖いですねみたいな、こういうおまじないあったら悲しばりにあったら怖いですねとか言うと、
私もなりましたとか、私もなりましたみたいなのが作られていったり、あとSNSでそのままコピペされてってすごい広がっていったりとか、
そういう流通の過程と作られていく過程がいろいろ昔と変わってきてるみたいなのを紹介されてる本ですね。
最後までちょっとパラッと読んだだけで、まだそんなに詳しく紹介できてるわけじゃないんですけども、
やっぱり都市伝説とかそういうのは自分は好きなんですけど、なんか怪談みたいにやって、私も実は同じ体験しましたとか、
03:02
妥当意みたいに絶対嘘だみたいな人が盛り上げていくとかっていう風潮はどうなのかなって、それをネタで楽しんでるとかって言うけど、
それと何が面白いのかって個人的には思ったりするんですけど、ただね、そうやって楽しんでるとこにいて、
マジレスして、わざわざ水をさすようなの大人げないからやらないですけど、大人げないって言いつつ見てるんですよね、結局自分もね、そういうのがつまんないと言いつつ。
昔から2chのオカルト板っていうのがあって、そこ発祥が多いんですけど、なんか最近すごい廃れてきて、それの専門サイトもいっぱいあって、
そこから出版されたり映画化されてるっていうのもいっぱいあるらしくて、そういう専門のサイトがあるのは知らなかったし、さすがにそこの専門サイト、
真偽不明のやつとか、そういうんだったら面白いけど、明らかなネタの階段をわざわざ見に行く趣味はないんで、ちょっとそこまで抑えてなかったんですけど、
そこまでもそういう、階段っていうのもネットの進化で、普通の最初のジオシティーズのホームページとかそういうのに投稿されてた頃から、
今度2chのフロート型掲示板になったり、ブログがあったり、ツイッターがあったり、その都度でこの階段の形式とか広がり方が変わっていくっていうのが面白いなと思いました。
ちょっとこの辺、ネットにも興味もあって、階段にも興味ある人にはおすすめなんで、ちょっと紹介させてもらいました。
次の2冊目ですね。
これは、普通の人が資産運用で99点を取る方法とその考え方っていう本なんですけど、これは今年1月からかな、1月、もっと前かな。
最近新ニーザーが始まったっていうので、すごい投資の本がいっぱい出てますよね。
政府も貯蓄から投資へとか、この新ニーザー始めたりとか、あと老後年金増えませんよう的なオーラを出したりとかで、すごい投資本っていうのが多いんですけど、
その投資本っていうのはだいたい証券会社とかそういう金融関係の人が書いたりとか、あとファイナンシャルプランナーの人が書いたりとか、
あとカリスマ投資家の人が書いたりとか、そういうのが多いんじゃないか。大半そうだろうなと思うんですけど、この方は実はGoogleのエンジニアの方らしくて、
GitHubってソースコードとかライブラリー置いてるページありますよね、黒いバッグで。
普通の人そんなにアクセスしないと思うんですけど、辰夫さんとかはよくアクセスするんじゃないかと思うんですけど、
そこに1枚のすごい長いページがあって、普通の人が資産運用99点取る方法っていうのがザーッと書かれてたページがあったんですね。
すごい話題になったんで、僕も見に行ったら、確かにその論理的にすごい理路整然ドゥワーって書いてあって隙がない。
06:01
もうあらゆる方面で隙がない。こういう場合はどうなんだ、こういう場合はどうなんだ、こうこうこうで。
プロとかすごい才能ある人は別にして、普通の人は結局イデコとかニーサットの制度を使ってオールカントリーS&Pをやればとにかくそれが良くて、
それに勝とうとするのは時間の無駄だとか資産を減らすだけだみたいなことをちゃんと、そんな言い方はしてないですけどもっと理路整然と書いてるっていうページがあって、
それがきっかけで、果て部もすごいついてて、何年、2022年とかの果て部が一番ついた記事だったとかって書かれてましたけど、それぐらい話題になった本なんですね。
話題になった記事だったんですね。それが出版されたということで、内容は本当に単純で、単的に言えばオールカントリーS&Pをやるのが普通の人にとっては一番いいっていうあれで、
それは他の専門的な書籍でも、ランダムガイのウォールオーカーとか敗者のゲームとかいろんな人が、カリスマ投資家じゃないけど、投資新宅とか、プロが選んだような投資新宅でやるのは、
結局ガチャガチャ入れ替えやっても成績が悪くて、果汁何とか式のS&Pとかの500とかオールカントリーでやったほうが、結局は世界は経済成長していくのに合わせて、自分の株とか資産も上がってくるのがいいんだよっていうような主張ですね。
それをやれば一番いいんだっていうことですね。それについていろいろ、最初の前半のほうは理論の説明で、
後半はでもこういう場合だとどうなんですかとか、いろんなQ&Aみたいなのを答えてるんですけども、そこも結構楽しいし、何よりグラフが美しいんですよ。
美しいっていうのは作った感じがないんですね。二次曲線なら二次曲線を後からイラストレーターとかグラフソフトで描いたようなんじゃなく、ちゃんときちんとした数式で作ったグラフなんだろうなっていうようなグラフが描かれててよくてですね。
適度に数式も入ってて、エンジニアの方だからちゃんとブラウン運動でランダムに行きますとかっていうのを、ちゃんとブラウン運動のシミュレーションを50回とか100回やったのをさらに100回やってるとこういうグラフになりますとかみたいなのを示してくれてて、
それの数式もあるんで、今チャットGPTとかGoogleコラボなんとかでPython、自分の環境を構築しなくてもいろいろ簡単にプログラム、自分でできる人じゃなくてもチャットGPTに数式とか入れてこのプログラム作ってとかやるとやってくれますんで、
そういうグラフとかも自分で再現しやすいんで、そういう楽しみもあるかなと思います。
この本は他の投資本とはちょっと異質で、読みやすいですね。ページ数もそんな多くないんで、もし過剰になんか証券運用いいよみたいなアピールしてくる本とかも多いと思うんですけど、
09:14
そういうのとちょっと一線を引いたような本なんで、面白いんで、ぜひ読んでいただければなと思って紹介しました。
今回はその会談の本とこの資産運用の本でした。はい、以上です。
はい、どうもありがとうございました。
それでは次が私ですね。
一冊目がですね、シンギュラリティはより近く。
人類がAIと融合するとき、レイ・カーツワイルが書いた本です。
レイ・カーツワイルってシンギュラリティは近いっていう本を約20年前に書いて、そのうちAIが人間を超えてしまうぞっていうような話として理解されているわけですよね。
その第一人者シンギュラリティがついに最新の本を書いたと。
最近生成AIの進歩がすごく早くて、シンギュラリティの本に書いてあるよりも早くそれを達成してしまいそうだぞということでアップデートした本なんですね。
前半はですね、俺が20年前にあの本に書いたこと全部正しいだろうっていうなんともなんとも自慢があります。
しかももっと早くなりそうだということなんですね。
もともと2045年ぐらいにシンギュラリティっていう話だったかなと前兆では思うんですけれども、
もうかなり追いついた感があってですね。
レイ・カーツワイルはいろいろ話すんですけども、この本を読んでですね、私20年前にもその前のシンギュラリティは近い読んだと思うんですけども、
だいぶ誤解をしていたなと思いました。
今回彼はそのシンギュラリティっていうコンセプトをもう一度説明してくれるんですけども、
AIが人類を超えるっていう話ではないんですね。
実はシンギュラリティって、メディアもそう理解してそういうふうに報道しちゃってるような気がするんですけれども、
今回のタイトルがとてもそれを表してるんですけども、
超える超えないっていうよりは人類自体がそのAIとともに進化してしまうという話で、
あとAIが人類に追いつくなんていうレベルの話はしてないんですよ、そもそもレイ・カーツワイル。
2045年ではですね、数百万倍ぐらい人類が今より賢くなるっていう驚異的な話をしている、もっとすごい話、SFみたいな話をしてたんですね。
12:08
なので2045年にはですね、人類はAIと融合してしまってですね、どうやるかというと2つあるんですけどもやり方は、
一つはバイオテクノロジーで脳の中にAIみたいなものを生物学的に作るか、
あるいはそのブレインマシンインターフェースを通じてそのデジタルコンピューターと人間のアナログな脳が一体化するかの多分どっちかなんですけれども言ってるのは、
それによって人類は今の何万倍も高いレベルで思考することができるだろうということを言っているんですね。
あと人類はもうすぐ死ななくなるという話も書いてあります。
そういう社会で世の中どうなるのかみたいな、ユニバーサルインカモ制度が普及するとかですね、
人類は働かないと言う、でもリッチに生きていけるよみたいな話とか、
あるいは究極の物質コンピュートロニウムっていうものを作り出してっていう結構すごい話で、
そのコンピュートロニウムという物質自体が最初のコンピューターみたいなものですかね、
物質を作り出してそれで宇宙を満たしてしまうのだみたいな話で、
もうもはや何を言ってるのかわからん状態のものすごいポジティブ思考で、
一応リスクのこと書いてるんですけども、それ形だけ書いてるだけで、
ものすごいオプティミズムに満ちたすごい本です。
なので今年はですね、2冊すごい本が出ていて、
これに対抗するハラリが書いたネクサスっていう本があるんですけども、
ハラリの方はこれと全く真逆で、ほとんどラッダイト主義者になっちゃったんですね。
ホモデウスとか書いたハラリは。
レイ・カーツェルの名前も挙げてですね、そんなことはないんだっていう話を書いていて、
2冊読むとバランスの取れたAI理解ができるかなみたいな感じなんですけども、
まずはレイ・カーツェルの方を読んだ方が話は論点としては面白いというふうに思います。
今年出た本の中でも最も注目する1冊ではないかというふうに思います。
AIとか興味ある人は絶対読んでおくべき本だなと思います。
2冊目なんですけども、闇の中をどこまで高く。
セコイヤ・ナガマツっていう日系人のアメリカ人作家が英語で書いたSFです。
これはですね、セコイヤ・ナガマツというのはハワイ生まれのサンフランシスコ育ちで、
15:04
日本で2年間英語教師をしていた経験もあるっていう作家なんですけども、
日本もちろん大好きで、日本文化いっぱい登場してくるので、日本人に読みやすいと思います。
どんな話かというと、いわゆるコロナなんですよ。
コロナはたまたま致死性が高くなくて、早いうちにワクチンも見つかって、
どうやら収束させることができたわけですが、
もしもコロナみたいなものが蔓延して、
しかもそれが致死性が高くてほとんど死んじゃうみたいな状態だったらどうなったのかっていうこと。
この世界だとものすごい危険なワクチンが広がって人類どんどん死んじゃうんですけども、
しかもワクチンが見つかるまで何百年もかかるっていうようなものが流行っちゃったっていう話なんですね。
北極の永久島の中から古代の少女の遺体が発見されるんですね、最初。
そこからウイルスが出てきてしまって、
研究者に広まって、そこから一般人に広まってっていうふうになっていって、
結構すごい、読んでもらったほうがいいんで内容は言わないんですけども、
結構恐ろしい影響を人体に及ぼすウイルスなんですよ。
治療法は見つからなくて、見つかるかなと思ってるんだけど見つからなくて何百年も過ぎちゃうんですね。
人類絶望の時代を生きるわけですよ、そこから。
しかも気候変動というものが何百年のうちにまたさらに悪化して、人類ダブルパンチを食らう。
ウイルスが終わらないわ、環境変化、気候変動、死ぬほどつらいわで、
もうほとんど終わりだねみたいな状態になっていくっていうもので、
結構スケールは大きい話ですね。
パンデミックの発生から最後確か6000年後までを描くんですけれども、
途中は非常に暗い話も多いです。
感染し合った子どもたちを安楽死させるためのテーマパークのショーとか、
死者と別れの時間を過ごすための悲しみホテルでの一生とかですね、
いろんな絶望的な状況も描かれてきますが、
でもコロナがもしそういう恐ろしいもので、
人類そういう別の未来もあったのかもしれないっていうことを思わせる内容です。
あと日系人なので非常に日本文化よく出てきて、
例えば縄文土偶とか秋葉原のポップカルチャーとかいっぱい入ってきますし、
宇宙移民の船の名前がヤマトだったり、
そういう日本人読んですごく読みやすいと思います。
なので日本人におすすめの小説ですね。
18:01
賞もアーシュラケイルグウィン特別賞などを取っていて、
非常に評価も高いSFなのでぜひ読んでみてください。
以上です。では次がいしたにさんですね。
私は昨日まで別の本を紹介しようと思ってたんですが、
昨日から読み始めた本があまりにも面白かったので変えたんですが、
1冊目が去年のM-1チャンピオンの令和ロマンの高平久留間さんが書いた
M-1と漫才を完全考察という本で、漫才過剰考察という本で、
M-1というものは漫才という世界で非常に立ち位置があるのと、
テレビの世界、芸人の世界でも重要なポジションにあるというのは、
なんとなく日本人ならみんな知っているところなんですけども、
そのまさに優勝した人がM-1と漫才というのはどういうことなのかということを、
まさに現役のチャンピオンが解説をした本で、
簡単に言うと言語化能力が極めて高いんですね、この人は。
なので、漫才が面白いことはわかるけど、なぜ面白いのかとか、
それなりに歴史のあるM-1というものがどういうものであるのかみたいなことを、
かなり細かく解説する本と思って読み始めると、まず完全な自己否定から始まって、
そういう人間がM-1というものをどう捉えてみたいな、
個人史と漫才というもの、それを両方言語化していくという、
非常に想像以上に面白い本で。
1点だけ出版社の問題なのかあれなんですけど、
電子書籍もあるんですが、何て言うんでしたっけこれ、
テキストがテキストになってない本?
画像のままっていうところだけが非常に気に食わないんですが、
だから要は検索できないんですけど、っていうところは気に入らないんですが、
読み始めて、わりと本とか読んでるようなタイミングじゃなかったんですけど、
始めのところを一気に読んでしまって、非常にいい本だなというところですね。
21:02
ちょうど12月、またM-1が開催されるというところもあって、
ちょっと思った以上にいい本だったなというところです。
で、もう1冊がですね、これがジャンプコミックスで1巻で完結なんで、
漫画的には中編かな、にあたるかですけども、
バサシが食べたいというタイトルの本で、
何年かな、10年に1度の1冊と言っていいかな、中編としては。
長すぎず短すぎず、非常にいいコンパクトなサイズで、
基本的にはボーイズ・ミーツ・ガールの本ではあるんですが、
これは別に落ち着いて問題ないので言っちゃうんですけど、
別に恋愛ものではないんですね。
主人公の男の子が、いろんな事情があって、
食べることが非常に苦手、
ほぼほぼ食べることに興味がないという、
でも食べることがほぼほぼできないという人が、
とある女の子が描いたバサシの絵を見てですね、
10何年ぶりに食べ物がうまそうだということを感じて、
ところがその女の子は、その子はその子で絵の問題を抱えていて、
要は高校生ぐらいで絵を描くというとですね、
人を描いたりとかですね、
自分は何を描きたいんだろうかというところに、
いかに絵とは何かみたいなことに、
要するに向きあたえるような年代なんですけど、
この子が食べ物を描くことにしか興味がないという、
またちょっと変わった子で、
その2人の興味というものが割といい感じにクロスをしていって、
非常に素晴らしいエンディングを迎えるという、
非常に中編として、なかなかこれだけ綺麗にまとまりつつも、
非常に高揚感もありという物語で、
あんまりジャンプらしくないところも含めて、
中編として本当に10年に一度の漫画と言ってもいいんじゃないかなというふうに思います。
1冊で終わるというのもちょうどいい、長さとしてはちょうどいいので、
ということでこれをお勧めします。
はい、それでは最後が辰夫さんお願いします。
はい、私1冊目はですね、植物に死はあるのか?生命の不思議をめぐる1週間。
SB新書から出ている本で、
24:00
調査は稲垣秀博さんという方で、静岡大学の教授をなされている方で、
いくつかその本出されて、面白くって眠れなくなる植物学とか、
生き物の死にみざまとか、そういうちょっとポピュラー系のやつとか、
あとはずれものが進化をつくるっていう、これチクマプリマ新書の本なんですけれども、
結構小学校6年生くらいのうちの子がやっていた教材の台座になってたりとかもしてるんですけれども、
そういう植物学者の先生です。
この本何かっていうと、植物学に関する入門書みたいなものなんですけれども、
エッセイの題材を取った小説みたいな感じになっています。
一応この本の解説的な話だと、人気植物学者が送るサイエンスミステリー、
生命の本質に迫る一週間には驚きの結末が、みたいなそんな感じであったりするんですけれども、
エッセイ的なものに非現実要素を混ぜてみましたら、
Q&Aコーナーで質問を自分で作って自作自演みたいな、そんな感じのノリだと思ってもらってもいいかなと思います。
大学で植物学を教える大学の先生が主人公なんで、
これが著者なんですけれども、講義をいくつか受け持っていて、
学生からのメールでの質問があったら返信したりとか、
そういうようなことももちろん、質問が来たら答えるって当たり前な業務なんですけど、
やってたりとかするんですけれども、
毎日一通ずつシンプルな質問のメールがポコポコっと来ると、
それに月曜から日曜まで7日間くらいあるんですけど、
1日1個ずつ答えるっていうようなのが格賞になっているみたいな感じで、
シンプルな質問に簡単に答えて返信しようとするんだけど、
いや待てよみたいな感じで試作が始まって、
あだらこだらって結論が出てというところが主題というか内容になっています。
例えば、初日はどうして植物は動かないのですかみたいなメールが来て、
それは植物は動かないやつに決まっているじゃないかみたいな話なんだけど、
ただ結果としてはそもそも生き物っていうのは動かないで住むなら動かないでいいわけで、
動いている動物っていうのが要するに動かない植物に対抗するために動かなきゃやっていけないから動いているってことなので、
むしろどうして動物は動いているのかみたいな質問が良いんじゃないかみたいな感じな話だったりとか、
あと植物と動物はどこが違うんですかっていう質問が来るので、
それに関しては光合成、葉緑体を持っているかどうかみたいなのが定義なんだけれども、
変身しようとしたけれども、いや待てよみたいな感じで、
ある種の生み牛は植物を食べるとその中に含まれている葉緑体を自分の体に消化せずに自分の体の細胞に取り込んで光合成をするっていうのがあるから、
27:03
これはちょっと植物なんじゃないかとか、たまたまその生み牛だけがそうなだけじゃないかみたいな反論も考えられるがあったけれども、
そもそも植物自体がもともとその葉緑体を持っていたわけじゃなくて、それを後から取り込んだものであると、
もともと光合成しないものだったので、そうすると植物と動物の違いで光合成するかしないかっていうところもちょっと怪しくなってくるみたいな話になったりとか、
そんな感じの問答が続いてきました。
あと木は生きているのか、木は生きているんですかとかいうメールがあって、木は生きているんだろうって話なんだけれども、実は木はほとんど死んでいるっていうのが実際のところで、
木って幹のところが年輪があるじゃないですか。年輪の内側っていうのはもう全部死体なんですね。
骨みたいなもので、植物の実体っていう木の実体っていうのは、表面の皮のところだけそこだけが生きていて、
現時点で細胞分裂を行って、葉っぱとかもあるけれども、幹の部分はもう表面だけで、その他は全部死体であると。
だから木の幹に穴が開いてリスが住んでたりしたりするんだけど、植物としては全然痛くないというか、というような状況であるっていう話があって、
結構そういう意味では本当に生きてはいるんだけれども、全体としては生きていないっていう、ちょっと不思議な感じ、感覚になりました。
そんな感じで、結構、木は何本あるのかとか、植物は死ぬのかとか、植物は何からできているのかっていう、一見簡単そうな質問なんだけど、
よくよく考えると、ちょっと哲学っぽい話も含めて、結構面白い感じになっています。
これ結構、本当にノンストップで一気に読んじゃって、引き込まれて止まらないくらい面白かったくらいです。
1時間半くらいで簡単に読めちゃって、この短いのに中身が濃いし、読後感爽やかってことで、こういう若者向けの科学啓蒙書、いろいろよく読むんですけれども、
ここ数年読んだ中ではピカイチの面白さとためになり度も高い、なるほど度が高いっていうところで、1冊目はこれ、植物に死はあるのかでした。
2冊目はレシピ本なんですけど、虚無レシピですね。
リュウジさん、著者。リュウジさんはYouTuberとして有名で、料理研究家の方です。
結構YouTubeの動画とかもバズったりとかして、最近だと料理研究家なのに味の素を使うことを結構プッシュしてたりすることもあって、
それで料理研究家なのに味の素を使うなんて、みたいな感じで、いろいろとXかツイッターでギャーギャーあったみたいなことが最近ありました。
30:06
このレシピ本は、リュウジさんいくつかレシピ本出してるんですけど、この虚無レシピっていう本は、
その名の通り、極限までいろいろ削ぎ落とした、しても何もなくなるくらいまで削ぎ落としたレシピがいろいろ載っている。
いかに少ない食材と手間で、いかにうまいものを作れるのか、つけつめたのがこの本です、みたいな説明がされてるんですけど、
サバイバル飯みたいな感じですね。
そういうミニマムだけれども、実際のところこういうので十分だよね、みたいなレシピがいっぱい載っています。
例えば一番極端なのだと虚無ご飯っていうメニューがあって、ご飯に味の素かけてバターと醤油と鰹節をかけて出来上がりみたいなやつ。
結局これは美味しくて、うちの子も勝手にこれ読んで勝手に作って食べてたりするんですけれども。
虚無豚丼とか醤油とかみりんとかいくつかのやつを混ぜたやつを鍋で煮込んで、それに豚肉をさっさとシャブシャブみたいにしてご飯に乗せて食べると豚丼になって美味しいみたいな。
すごい手軽なんだけれども、結構がっつりと美味しいミニマムなレシピ集です。
で、なんでこの本の話を僕はしてるかというとですね。
青春の食卓っていう本が昔ありましてですね。
知ってる方は知ってるかもしれないですけど。
80年代の後半くらいに、これは僕調べたんですが、リクルートのフロムAっていうバイト雑誌で連載されてた漫画なんですけれども。
これも料理レシピ漫画なんですね。
これは後にテレビ番組化されて、小柳留美子と大隅賢也が踊りながら料理を作るみたいなコーナーがあったりとかするような感じで、青春の食卓ってなるんですけれども。
で、この本、僕が大学生で一人暮らしで自炊してたときのバイブルで4冊出てるんですけれども。
全部持ってこと細かく読んで、それでいろいろ料理をしていたっていう、非常に今の現在の私を作ったレシピ本みたいな感じなんです。
でもコンセプトとしては冷凍食品とかレトルトとか缶詰とか、そのコンビニとかスーパーで手軽に入る加工食品をベースとした、若者に絞った手軽なレシピっていうようなものです。
炊飯器に入ったままの炊き立てご飯にちょこっとポコッと穴を開けて、そこに卵を入れてまた閉じておくと、美味しい卵ご飯できますみたいな、そういうノリな感じのものがいっぱい載っています。
青春の食卓っていうレシピ本の後継的なものを今ずっと探してたんですね。
青春の食卓いい本なんですけども、平成どころか昭和末期な本なので、電子レンジとかがないような時代のレシピとかだったりするので、さすがに今の時代に合わない。
33:02
これは2019年に大人になった青春の食卓っていうような新しい本も出てるんですけど、それは当時の世代に合わせた年齢の今の人向けになってるので、とことん健康執行であんまり憎々しくなかったりとかしてガッツリ系じゃなかったりとかして、ちょっと違うなって。
そういう意味では、青春当時のこういうサバイバル料理的な感じのものの現代版、ヘルシー執行すぎなくて、そういうズボラ飯的なものの最新版っていうのの後継者を探していたんですが、それはこの本だと、この虚無レシピだということを最近見つけて、今日紹介させていただいたということになります。
これは本の帯に、リュウジさんの言葉で、たぶんこれをレシピ本として出せるのは僕だけですみたいな書いてあって、さっきの青春の食卓みたいなのがあったんですけど、令和の時代ってことだともう本当にリュウジさんの独断状かなと思っています。
リュウジさん他にも本、レシピ本といって、2022年に思考のレシピって本を出して、料理レシピ本大賞を取ってたりとかして、これもうちにあるんですけど、うちの子はこれで虚無レシピはやめて、こっちの思考のレシピで作ってくれとかいろいろ要望を出すんですけれども、
僕はカタクナに虚無レシピでいろいろと作って、子供に食べさせたりはしています。ということで、レシピ本なので、読んでどうこうではないんですけれども、ずっと探していた、青春の食卓の後継者的なものっていうのが見つかったなってことで紹介させていただきました。はい、以上です。
ありがとうございました。それでは、4人揃いましたので、候補作8冊に、それぞれ1位と2位を投票していきたいと思います。では、しゃべった順なので、最初、聖幸さんからです。
はい、私の1位は、漫才過剰考察ですね。これ読もうと思ってたんで、同じ時期に、たしかノンスタイルの石田さんも漫才の本出してて、このレイワルマンの方の漫才過剰考察どっち読もうかなって迷って2冊買えばいいのに、迷ったまま結局買えなくて、今に至るので、これを機にちょっと漫才過剰考察の本を読んでみようかなと思いました。
あと1冊がちょっと難しくて、AIのシンギュラリティの難しそうな本にするか、それとも、僕も青春の食卓好きだったんで、虚無優先主義にするか、アッシー君とかメッシー君とかオバタリアンとか、そういう青春の食卓の時代、マルキンマルビで、青春の食卓読んでるようならマルビだなとか思ったような。
なんか懐かしいけど、そんな懐かしさに浸ってはいけないなと思って、いつまでもそんな80年代90年代を背負っていってはいけないと思うんで、シンギュラリティにします。
36:07
シンギュラリティですか? 二番目、いろいろ長々言ったけど、二番目シンギュラリティにします。 何か料理にすんなかと思った。 未来に生きることにします。過去は過去で、懐かしい。見たいんですけど。
わかりました。じゃあ次が私ですね。1位はですね、普通の人が資産運用で99点を取る方法とその考え方かな。私今まで投資の本って一冊も読んだことないんで、初めて定評があるこれを読んでみようかなと思いました。
2位が、2位すごい迷ったんですよ。たつおさんの植物の本といしたにさんの馬刺しを食べたい。これはですね、どっちにしようかなと思ったんですけども、たつおさんは数年に一冊、最高の一冊。いしたにさん10年に一冊。
たつお もうそこだけで馬刺しが食べたいです。 ボジョレヌーボーみたいになってますね。 この本で気をつけなきゃいけないこと、1個だけ言うのをさっきは言ってたんですけど、この本を読み終わると本当に馬刺しが食べたくなります。
たつお 馬刺しね、結構いいですね。 じゃあそういうことでいしたにさんどうぞ。 いしたに 僕はですね、ちょっと悩んだんですけど、しょうがないんだよな。読まなきゃいけないからなこれ。1位はやっぱシンギュラリティはより近く。
決めた理由が実は僕は、たつおさんが言ってたようなシンギュラリティというのは、人をAIが超えていくっていうのがシンギュラリティと思ったことがなくて、僕も何か大きな勘違いをきっとどこかでしていたのではないのかなという。
でもなんかほら、報道とかああいうとこでは人間とAIの話ばっかりするじゃないですか。あれなんかおかしいなってずっと思ってて、っていうのがあったので、まさにそのことそのものをズバリと言われてしまったので、これはもうちょっと読まざるを得ないなというところです。
もう一冊がですね、これがかなり悩んだんですが、これほぼ大也さんと同じ理由になってしまうんですが、僕も資産部員の本を読んだことがないので、何か一冊ぐらいは読んだ方がいいよなというのはなんとなくここ何年か思っていたことなので。
39:01
やるやらないは別にしても、何か一冊標準というか自分の中で基準になるようなものっていうのを一個読むのはいいかなと。
どうせ僕はこういうものに時間をかけるタイプの人間ではないことも十分わかってはいるので、Amazonのほうにやるべきことは1年に30分って書いてあるので、それがどういう意味なのかをちょっと知りたいなと思って2位に選びました。
それでは最後は辰夫さんです。
1冊目はやっぱりシンギラリティはより近くですね。シンギラリティは近いは4段ですよ。
ただ僕もなんか読んだんだけれども結局何だったのか、その後どうなったのか的なところはちょっとやっぱりよくわからないので、復習も兼ねてこれからのことも考えてちょっと読んでみたいなということで、1冊目はシンギラリティはより近く。
2冊目はですね、これはバサシが食べたいですね。これなんか一貫で完結してるっていうのは良いかなと。ダラダラ続かないところも良さそうだし、バサシが食べたくなるというような評判も良い感じで食欲も増しそうなので、2冊目はバサシが食べたいです。はい、以上です。
はい、ありがとうございました。ということで、シンギラリティということになりました。バサシもある、シサンウィもいいんだけどバサシも。
2冊選ばれた本が3つあるっていうのは結構初めてのパターンですよね。
まあシンギラリティはこのメンバー的にもなんかこれ出したらこれになっちゃうかなとかは思って持ってきた。
他の人が書いてるならともかくですね、言ってみればご本家じゃないですか。それはちょっと目を通しておかないとなっていうのは正直ありますよね。
でもシサンウィとバサシも強かったということで。
他の回だったら勝っていたかもしれない。
そうそう、カーツワイルがいなければ勝ってましたね、たまたまね。
漫才も気になったんですけどね、結構悩みどころが多かったです今回。
あれ?シンギラリティはまだ紙の本だけなの?
シンギラリティこれから発売。
まだ出てないのか。
これ放送のときに次回放送中には出ております。
なるほど、はいはい。
という感じなんですね。
ということでシンギラリティがより近づいたという本。
つい先日英語版が出たばっかりなので、すごい速さで。
多分英語版出す前から翻訳を始めてたやつかなと思いますが、楽しみですね。
42:03
そりゃそうですねって感じですよね。
ベストセラー確定ですからね。
そんな感じで行ってみたいと思います。
お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
42:13

コメント

スクロール