00:00
5月13日、月曜日の声日記です。
今日午前中、一コマの授業がありました。
いつも通り、授業の最初には、学生が提出した課題の共有を行い、私がコメントをするという活動をしたのですけれども、
そのコメントをするというのがなかなか難しくて、
私はいつもできるだけいいところを褒めるような、そういうコメントをするよう心がけているのですが、
でも、たまに、いわゆるダメ出し的なコメントをしてしまうことがあります。
特に、そこで提出されているものが、文章的にはとてもよく書けているのですけれども、
それは単に、私の講義ビデオの内容をまとめただけで、
自分の考えたこと、感じたことなどがほとんど書かれていないような、そういうものに対してはよく書けていると言いつつも、
これはAIが書いたような文章だ、私が求めているのはこういうものではない、というようなことを言ってしまいます。
それがいいのかどうかはよくわかりませんが、学生の中には、そうやってある種のダメ出し的なことを言うというのがいいというふうに言ってくれる学生もいるのですが、
しかし、その課題を書いた学生にとっては、やはりあまりいい気分はしないのではないかなというふうに思うんですね。
そんなふうなことを、実は今日聞きましたポッドキャストのエピソード、これを聞きまして反省したところです。
そのポッドキャストというのは、子育てのラジオ「Teacher Teacher」という名前のもので、
お二人の方がやっているポッドキャストです。
テーマはまさにその子育てをしているお父さんお母さんの悩みを聞いて、それに対するアドバイスをするような、そういう番組になっています。
最近は無料のフリースクールを作ろうということでクラウドファンディングをやりまして資金を集めて、この4月にフリースクールが始まったようですけれども、
03:08
そういった活動もとても興味深いのですが、私は去年の4月頃ですか、始まりました
一番最初から順に聞いていこうと思いまして、今日はその2番目のエピソードを聞いたんですけれども、そのタイトルが「子どもが勉強を好きになる魔法『ヨイ出し』」というタイトルです。
ヨイ出しというのはダメ出しの反対ですね。
良いところを褒めるということなんですけれども、それだけだったらばよくあるアドバイスかなと思うんですけれども、これはダメ出しはしない、ヨイ出しだけするという、そういう話で、
たとえ良くないところを見つけたとしても、そのことには触れないで、良いところだけを指摘する、そういう方法だということです。
ダメなところを指摘した方が早いような気はしますけれども、しかしそれによって勉強が嫌いになってしまったり、あるいは親や先生が嫌いになってしまったり、というのでは良くないということで、
良いところだけ指摘し、良くないところは何も言わないか、あるいはあまり嫌な感じがしない形で少し知らせるという、そんな方法のようです。
私の場合に照らして考えてみれば、私があまり好きではないもの、そういう課題が出てきても、あっさりとコメントしてすぐ次に言ってしまうくらいの扱いが良いのかもしれません。
そのあっさり感からですね、学生は何かを感じてくれるだろうと思います。
学生たちは自分たちは良いと思って選んだのに、何で先生はあっさりと済ませて次に行ってしまったんだろうか、というふうに考え、そして私がとても熱心に紹介しコメントをしているものと比較して、どこが違うかということを考えてくれるようになる。
そういったことを期待して、気長に学生たちと交流していくというんでしょうか、私の考えを伝えていくという、そういう方法が良いのかな、などと思うようになりました。
06:16
少し授業で試してみようかなというふうに思っています。
ということで、今日の声日記、これで終わりにします。