2021-01-20 36:08

第189回 【対談】『個人事業主として生きる』を学ぶ(前編 ゲスト:便利屋ミヤナミ 宮南洋さん)

社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』今回のゲストは便利屋ミヤナミの宮南洋さんと対談します。  

※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。  


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【ハイライト】 

・便利屋業とは? 

・便利屋業の事業範囲 

・便利屋業として独立開業したきっかけ 

・便利屋業を営む上でのやりがいについて 

・個人事業主として生きていく上でのあり方


本エピソードの後編のリンクはこちらです。

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000506064027


ゲストプロフィール:

宮南洋さん

明治学院大学卒業後、サラリーマンを経験した後、東京の駒込で義理人情をテーマにした便利屋業を独立開業されました。

目に見える範囲のお得意さんや、仕事仲間(同業者)を大切にしながら商売をする、こじんまりさをモットーとした便利屋業を営んでおり、大手の業者とは違い、「目先の数字」「損得勘定」にとらわれずに商売をすることを強く心がけており、格安引っ越しや不用品回収、草むしり、会社のカギ当番等幅広いニーズに応え、最近では新プロジェクトとして司会派遣や余興・プロフィール動画撮影等の結婚式に携わる事業も行っています。


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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00:01
社労士ラジオ 【対談】サニーデーフライデー
社労士ラジオ 【対談】サニーデーフライデー 田村陽太です。
この番組は、社会保険労務士として活動する田村が、 普段の侍業という固いイメージから外れ、
様々な分野で活躍する方や、その道の専門家、 スペシャリストと語るトーク番組です。
本日も素敵なゲストをお呼びしております。 便利屋ミヤナミの宮南裕さんです。
宮南さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
来てもらえまして、ありがとうございます。
いえいえ、呼んでいただいてありがとうございます。
宮南さんとのきっかけは、多分大学時代の共通の知り合いの紹介で、 飲み会であったっていうのが僕の記憶なんですけど。
間違いないと思います。
国立かどっかの飲み屋で飲んだかな。 国立か立川かそこら辺で、地下の飲み会で飲み会で。
駆け込み施設?
そこか。
知ってる?
分かります。
本当に彼の引っ越し、僕2週間前くらいにやりました。
マジで?
今じゃ付き合ってるの?
いやいや、外来時ぶりとかに連絡くれて。 6年7年ぶりぐらいに突然連絡きて引っ越しやってた話で。
じゃあもう宮南君の仕事これやってるって知ってて。
なんとなく鍵つけたらしくて。
久しぶりに行ってきて。
すげえ記憶が曖昧だったけど。
なんとか思い出して。
知り合いの彼の引っ越しとか手伝ったらどんな気持ちなの?
嬉しい気持ち?
要するに嬉しいですよ、単純に。
やっぱり初対面のお客さんよりも、もともと友達って文脈だった人の仕事を受ける時の方が気持ち的には楽ですよね。
思い入れがあるというか。
思い入れがあるというかね。
単純に嬉しいし、仕事とか抜きに頑張ってくれたっていうのはね。
大学からそういうので起業してそこまで繋がってるってすごい良いですね。
お客さんのほとんどが学生時代遊び歩いたりとか、飲み歩いた時の人がベースになっているので。
そうなんだ。
大体そういうパターンです、僕のお客さんは。
普段のこれ困ってるからちょっとお願いしますっていう感じで。
その時宮並区みたいな感じで。
家族がとか親戚がとか、その人じゃなくてもどんどんそこから繋がっていくみたいな感じで。
元々の人間関係がベースになって商売してるんで。
紹介の紹介で繋がっていくみたいな感じ。
繋がっていくみたいな感じなんで。
〇〇パターンもそんな珍しいパターンじゃなくて。
王道パターンというか、お客さんの中ではね。
目の見える範囲でっていうところでね。
そう、そんな感じでしょうね。
分かりました。ありがとうございます。
ちょっとまだ軽く宮並さんのご紹介をさせていただきます。
03:02
明治学院大学卒業後、サラリーマンを経験した後、東京の駒込で義理人情をテーマにした便利屋業を独立開業。
目に見える範囲のお得意さんや仕事仲間を大切にしながら商売をする、こじんまりさをモットーとした便利屋業を営んでおり、
大手の業者とは違い、目先の数字や尊徳感情にとらわれずに商売することを強く心掛けており、
格安引越や不要品回収、草むしり、会社の鍵当番等幅広いニーズに応え、
最近では新プロジェクトとして、視界派遣や予況、プロフィール動画撮影等の結婚式に携わる事業を行っているということですよね。
そうですね。
便利屋業というと、カテゴリーとか範囲はどこらへんまで行くんですか?
てかね、そもそも便利屋って言葉で田村さんは何をイメージしますか?
僕はなんか、お店とかで鍵の便利屋みたいなのがあったじゃないですか。
鍵を無くしたみたいなところを開けたりとか、そんなイメージかな。
便利屋って。
僕いろんな人に質問すると、本当に千差万別の答えが返ってくるんですよ。
便利屋のイメージって多分皆さん持ってないんですよね。それぞれ持っていて。
これってものが多分ないと思うんですよ。
みんな聞いてみたら全然違うんだ。
今だから田村さんは鍵の話をしてきたけど、人によっては犬探してるんじゃないかとか。
人によってはこれが正解。僕の場合は引っ越しメインでこの仕事をやってるんですけど、
引っ越しをやったりする人でしょって言ってくれたりとか。
いろいろな答えが返ってくる感じですよね。
お客さんとかでも、便利屋さんなんでこれお願いできるって言って、
すごい想像つかないのを送りたいって。
とんでもない変化球が4回ぐらいかかったような依頼とかが来ますよね。
例えばどのようなものが。
これは受けるか受けないかは別の話です。
これどうなんですか?ラジオ的にピーが入ってるんですか?
ちょっと放送機器を入れますんで大丈夫です。
大丈夫です。
これちなみに受けてないですよ。取り合わせできた内容なんですけど。
ピーが来ましたね。
これ完全アウトですよね、ラジオ的に。
ラジオ的にオッケーな話でいくと、
お願い来たのが彼氏のフリをしてほしいっていう依頼が来ましたね。
レンタル彼氏的な。
レンタル彼氏って言うんですかね、今流行り風の言葉で言うとね。
要はなんか自分が今ある男の子にちょっとストーカー的に付きまとわれてると。
だから私はもう彼氏がいるってことで、宮波さんをうまく使って撃退させてくれと。
なるほど。
という形で電話が来ましたね。
シナリオ作りも一緒に手伝うってことですか?
だから僕はいろいろ1から10まで状況を聞いて、彼氏のフリをしてあげるように動くということで、
そういう電話を進めていったってのがありますね。
06:00
無事撃退できて、彼氏。
意外な内容なので深い話はできないですけど、そういう問い合わせがありましたということで。
あわやく彼女もゲットっていう。
いやいやいや。
いや一応仕事としてやってますからね。
そうそうそうそう。
幅広いですね。
だからお客さんが便利やって看板を見て、自分はこれ頼めるのかしらってところから連絡くれるんで、
僕の方からこれができますってあんまり言わないんですよ。
お客さんの方からこれできますかって聞かれるんで。
それに対してできるかできなくて答えるみたいな感じですよね普段はね。
じゃあ唯一答えられなかったのはさっきのピーってやつだけど。
あれはどうしても僕も、モットーとしては断りたくないっていうのはあるんですけど、
どうしてもやっぱりLINEっていうのがあるのかなって。
仕事のLINEっていうのはね。
会社的に受け入れる?
やっぱりあるかなって思いますよね。
ちょっと一つ聞きたいんだけど、実際にいろんなニーズを受けて仕事を受けてみて、
その仕事の今までの受けてきたやつを見てきた中で、
思うことってある?こんな仕事を受けてもらえるんだみたいな感じたこととかありますか?
こんなことが商売になるんだってことですか?
そういうこと。
これ本当に僕のオーソドックスな仕事なんですけど、
例えば草むしりですよね。
これ本当に驚いたんです。
最初ね、ある意味冗談半分というか誰も頼んでこないだろうと思って、
草むしり看板の中に入れてみたんですよ。
ツイッターにも入ってますね。
だいたいおよそね、もちろん現場によって見積もり変わるんですけど、
だいたい10平米あたり5000円くらいの単価でやってるんですね。
そういった形で出してみたんですけど、
思いのほか依頼がたくさん来ると。
むしろ収入のメインになってしまうくらい依頼が来るんですね。
僕の感覚では草むしりって、そもそも自分でやるじゃんとか、
誰でもできるじゃんとか、
便利屋なんでね、やっぱりアルバイトの値段ではないですよ。
10平米5000円っていうのはね。
プロですかね。
そうなんですよ。
そんなに高いお金を払ってまで僕に頼んでくれるってことは、
ないんじゃないかなって感覚があったんですけど、
どうもそうじゃないんですよ。
この商売になるってことで。
意外に僕が思ってる以上に世の中の人って便利屋的な仕事を求めてるんだなと。
例えば草むしりの例で言うとね、びっくりしましたよね。
たくさん依頼くれる。
しかも仕事終わった後にだいたいみんな言ってくれるのが、
こんなに安くていいの?みたいな言い方をしてくれるんですよ。
だからやっぱりそういう需要っていうのはね、
僕の見えてないところにたくさんあるんだなとこで、
戸惑ったりすることはありますよね。
草むしりを依頼する方っていうのはどういうことを求めてる感じなんですか?
いや、どういうことを求めてる?
単純に草を蒸しとしくて依頼するわけですけども、
僕は八王子で生まれて触ってるんですね。
ちっちゃい頃から草の中とか森の中とか駆け回ってきてるので、
09:03
あんまり土で汚れることに抵抗ないですけど、
だいたいお客さんが言うのは虫に刺されたくないとか、
土で汚れたくないとか、
そういうことを言ってきますよね。
なるほど。
自分で触りたくないから誰かにお願いしたり。
あとやっぱり暑いとかね。
ですね。
夏はクソ暑い中で蒸しるの大変だからね。
やりたくないですよね、やっぱりね。
じゃあ宮山奈美君の中では、夏こうやって草を知ってても、
それもお金にもなるし、自分自身も楽しいというか、慣れてるというか。
草むしりはそれなりの対価をいただくので、
嫌だなって気分で現場に行くのは仕事ではないですね。
もらった分だけ頑張ろうということで、
お客さんに納得してもらえるように頑張ろうと。
割と指揮は高く、夏の現場に向かうみたいな感覚ですかね。
それを積み重ねてきてリピートに繋がったりとかそういうのがあったりするんですか。
もちろんだいたいだから草むしりって一回もしても当たり前ですけど、また生えますよね。
そうそう。
無限に生えてくるよね。
やっぱりリピートが多いですよね、草むしりってのは。
はいはいはい。
そうだよね。
そうやって毎年の恒例行事となっていくみたいな。
そうですね。もうだいたい同じ時期に宮嵐さん頼もうって思い出すんでしょうね。
だいたい去年と同じぐらいの日付周辺で電話が来るっていう。
そうなんだね。
草生えてきたから宮嵐くんの顔思い出したみたいな感じ。
そう、そんな感じなんですかね。
なるほど。面白いな。
皆さんのニーズ、自分たちで看板掲げていても、
いろんなお客さんがニーズを作ってくるというか仕事を増やしてくるみたいな感じですね。
だから僕の方からこれができますっていうよりも、
お客さんからこれができるっていう電話が来るみたいなイメージですね。
草むしりもそういうところから始まってますよね。
なるほど。これからもそうやってニーズが増えてくれれば
いろんなことができるっていうのが広がってくるんですね。
もう本当にカメレオンのように七変化して、
なんでも受けれるみたいな、そういう弁儀屋になれればなと思ってますね。
リスナーさんの方もこれができるかなっていうところがあると思って、
また宮上さんのところに連絡いただけたらと思うんですけど。
連絡いただけたらと思います。
宣伝しに来たみたいになってる。
いやいやいやいや。面白いな。ありがとうございます。
ちょっと何個かいろいろ質問をしていきたいんですけども、
今こういう弁儀屋業っていうお仕事をされていると思うんですけども、
このお仕事を始めたきっかけってどんなところにあるんですか?
一個目の質問なんですけど。
きっかけか。これ難しいですね。
サラリーマンになる前フリーターやってたんですけど、
軽トラックを地元の友人たちとシェアして持ってたんですよ。
私は八王子出身なんですけど。
そのシェアした軽トラに仕事が来るというか、
もう本当に地元のつながりで、ちょっとこれ運んでよとか、
ちょっとごめん、軽トラを使ってこれやってくれないかみたいな感じで、
12:04
もともと依頼が来るような関係があったんですね。
お客さんというより地元の仲間とか、親戚のつてとか、
そういう感じで弁儀屋仕事をもともと頼まれたりしてたんですよ。
僕の記憶ではそれが最初なんです。
そしたらいつの間にか弁儀屋になってたんですよ。
いろんな仕事、仲間が頼まれてる。
そうなんです。だから僕は会社員になってからも、
土日記憶によると弁儀屋仕事をしてた記憶があるんですよ。
けっつきんから会社員やって、
そう、けっつきんから会社員やって、
土日なんかちょっと引っ越し手伝ったりとか、
なんかね、頼まれてたんですよ。
いつの間にか弁儀屋になってましたね。
さっきも軽トラを使ったものを運んだりとか。
そうですね。今思い返すと当時はお金をもらうような
お仕事をしてなかったと思いますよ。
ホロもついてない軽トラックに物をどんどん放り込んで、
しかもね、僕はあの時段ボールに詰めるって概念なかったんですよね。
ビニール袋かなんかに物を入れて、
それでトラックに積んで引っ越しする。
しかも雨降ってたりとか。
当たり前のようにそういうことをやってましたね、当時はね。
今はもう信じられないような仕事を当時はしてたと思います。
他の業者から差別化するところですよね。
いや、業者って枠組みでそういうことをやってる人はいないでしょうね。
そもそもなんで軽トラをシェアするってことですか?
それはね、話すと長くなるんですよ。
長くなるんだ。寝ていいですよ。
もともとフリーターになる前に地元の友人と一緒に
タカオさんで行商をやってたんですよ。
行商と言いますと?
行商って言うとね、タカオさん分かんないかな。
歩きながら、例えば野菜とかお茶とか飲み物を背中に背負って
人力で歩きながら物を売って歩く。これ行商って言うんですけど。
最近は減ってますよね。
あんま見たことないかもしれないね。
今でも田舎の方に行くと、農家のおばあちゃんとかが
作った野菜を背負って街まで出て売るみたいな。
やってるみたいですけどね。
それをやってたんですよ。
私は北の出身なんです。東京の八王子の北野なんですけど。
そこに市場があって。
その市場に行くと、安くお茶が売っているんです。
要は卸値というか仕入れ値でお茶が売られているんですよ。
そこで50円のお茶を仕入れてきて、
それをたくさんタカオさんのふもとまでトラックで持って行って
そこから台車に詰め替えて、台車に乗っけて頂上まで運ぶみたいな。
これを毎週やってたんですよ。
そのためにトラックを買ったっていうのは最初に
最初ですね。
頂上にはそういうニーズがあるんですか?
あるって当時は思ったんです。
僕が小さい頃よりも、小さい頃は汚い山だったんですよ。
15:02
言葉悪いですけど、汚い田舎の地元の山っていう感じだったんですけど
だんだんタカオさんは観光地みたいになってきて
外国人とか東京の外、八王子の外から
たくさん人が来るようになっているなって目の前で見てきたんですよ。
この人相手に商売したらもう億万長者になれるんじゃないかって
地元の奴らで盛り上がってね。
これ50円で仕入れたペットボトルを150円で売ったら100円の利益だと。
それを100本売ったら1万円じゃないかと。
1球1万?
2時間で売れば時給5000円だとかなんとか騒いでね。
そういうことをやってたんですよ。
やってみたらどうでした?
売れましたよ。2時間でね。
僕が初めて時給1000円を超える利益を出したのはその行商が初ですね。
その行商が初ですね。
すごい、まじか。
それがスタートでしたね。
今の弁流と繋がっているかというと微妙なところですけど
トラックを買ったきっかけっていうのはそういうところにありましたね。
それと頂上に登ってくる人のニーズを聞いて水だったりお菓子とかを仕入れてくるの?
やっぱりだんだん変わってきますよ。持ってくものがね。
最初のうちはカップラーメンとお湯持って行ってましたね。
富士山みたいな感じ?
お湯を僕が注ぐと勝利したってことは保険所に引っかかるから
お客さんにお湯を入れてもらうとか
色々小細工をね。
引っかからないように。
引っかからないようにうまくやってたんですよ。
でも気づいたんですよね。お湯だけ持って行っても結局カップラーメン売れてねえじゃんとか。
当たり前ですよ。山登って途中カップラーメン食わないで。
だいたい飯は持ってきてるしね。
しかも美味しいそば屋さんあるしとか。
富士山ぐらいじゃないんだ。富士山よりも高尾山とかちゃんとあるんだね。
そうなんですね。
そこからどうなったんですか?その後。
結局1年続けて気づいたんですよね。
これって確かに時給2500円とか3000円ぐらいいってるけど
見合ってなくねってみんな言い始めて。
見合ってなくて。
要はねものすごい重いお茶を台車に乗っけて
重力で頂上まで飲むって。
これ部活レベルの。
部活を超えるきつさというか。
きついんだやっぱり。
きつくねって気づいたんですよ。
みんなで持って行って。
かついで。
しかも朝も早起きするじゃないですか。
市場に5時起きとかで行ってね。
真夏なんで氷とかも前日にセッティングとかしないといけなくて。
その氷の的重いんですよ。
なるほどなるほど。
そういうところでだんだん不満が出てきて。
自然消滅みたいなのがありましたね。
1年経ったところで。
誰かがね。
これ意味なくねやめねって言ったんですよ。
めちゃめちゃ肉体仕事じゃんみたいな。
仕事でね。
やめようって言って終わったっていう。
その業所の仕事やめて軽トラックを登りましたね。
そうですね。
その軽トラック850で駐車場代安いんで。
ずっと置きっぱなしてから残ってたんですよ。
無用の長靴というか。
どうしよっかみたいなことを考えながら。
18:00
でも安いから適当に駐車場代払って持ってたんですよね。
なるほどなるほど。
そのトラックに対して仕事が送るようになったのがきっかけというか。
スタートでしたね。
すごいね。
業所から始まって今の仕事につながってるっていう。
なんかね。
すごいバーテリー的に動いた結果ですからね。
当時から結構マーケティングみたいなの興味あったんですかね。
いやあのね全くないですよ。
もうほんと動物的な感でやるっていう感じですよね。
すごいですね。
自分で独立して仕事をやっていくみたいな感じっていうか。
それがだから。
僕も普通にサラリーマン家庭で育ってますから。
あんまり自分で商売をやるって感覚がなかったですよね。
あくまでもそれは遊びというか。
やっぱり週1回ですよ業所もね。
あくまでも会社に入ってる中での土日どう動くかってところで便利をやってたので。
もともと独立したいとか商売やろうって頭そこまでなかったです。
頼まれたからチップをもらって仕事をすると。
業所は稼ごうって気持ちもあってやってますけど。
それで食ってこうみたいな気持ちが100%あったかって言うとちょっと微妙なラインですよね。
そうなんだ。
会社員っていう自己を持ちながらこっちの業所っていうところを
復業的な感じでやってたみたいな感じ。
そうですそうです。
その中で独立したきっかけっていうのはどういうタイミングで独立したの?
これ難しいですよね。
今でも何か紙一重で会社に続けてたかもしれないですからね。
そうなんだ。
もうね、さすがに会社員に戻れる体にはもうなくなっちゃいましたけど。
考え方からね。
普段の仕事の取り方とか動きとか。
完全にもう自分でやる人間になってしまいましたけど。
やっぱり辞めた直後は会社に残ったほうがよかったんじゃないかとか。
人並みに考えるような感じですね。
もう独立みたいなかっこよく書いてある。
もう独立みたいなかっこよく独立してみたいイメージではないです。
迷いながらって感じですよね。
会社員から独立してやっていけるなっていうきっかけって何かありますか?
どういうところが契機になって。
これやっぱり単純で土日に入ってくる仕事の売上ってものがやっぱり高かったんですよ。
7日あるうちの2日の売上がこれなんだったら
これ単純に7倍したら会社にいるよりも稼げるんじゃないかと。
確かに。
かなり適当な計算でしたよ。今思えば。
やっぱりそういう感覚がありましたよね。
土日にニーズが殺到して単価が上がってきて。
そうですね。だんだん仕事を断るようになってきて。
もう仕事埋まってるからとか。
やってくると頼む側もさすがにお金出すからとか言ってくるわけですよ。
あれ?これ自分ってもしかして求められてるんじゃないかと。
確かに。すげえ。
そう思い始めた頃に独立を考えましたよね。
21:01
すごい。
値上げっていうのがお客さんからニーズがあって自動的に上がってきてみたいな。
そうですね。だから最後は本当に辞めるか辞めないか迷ってた時期っていうのは
普通の会社なんで有給ってなかなか取れませんよね。
そう普通は取れないと思うんですよ。
そういう中僕は何かこう無理して有給を頑張って取って
その日に仕事してました僕は。自分の仕事してました。
使ってその分復帰は終わる。
そうそうそう。そういう状況に最後はなってましたよね。
ああそうなんだ。
やったらもうこれいけんじゃないかみたいな。当時は思っちゃったんですよね。
いけるんじゃないかっていうのがやっぱり今ありますけど
独立してよかったんですか?
もちろんそれはよかったと思いますよ。今になって思うのはね。
ただ辞めた直後っていうのはものすごい不安ですよね。
不安というのはどういう不安?
4日先まで依頼は埋まってるけど5日先真っ白なわけですよ。
ああなるほど。
これってもう自分ってほぼ無職と変わんないんじゃないかみたいな感覚ですよね。
会議をして野望を出してるけど仕事が来なければ一緒じゃないかみたいな。
一緒じゃないか。しかも当たり前のことですけど
人様は土日休みじゃないですか。
土日僕に頼むんだけど平日あんま頼まないですよね。
みんな会社員とか仕事してるから。
だから辞めてからも月のうちの土日しか埋まってないとか。
ああなるほど。
めちゃくちゃ恐ろしくなりましたよ。
あれこれ間違ったんじゃね?みたいな。
なるほどなるほど。
その月金を埋めていくときに工夫したきっかけとかあるんですか?
いや全くないです。だからいつの間にか月から金も埋まる業者になっていった。
ただ最初のうちは全然そんなもう会社に戻りたいと思うから。
暇で暇でしょうがない。
だから僕は結局派遣のアルバイトとかやってましたね。
ああなるほど。
なんか仕事してないと不安になってしまうので。
あんなに休みが欲しかったのに会社員のときって。
逆なんですよ。辞めてからもう休みが恐ろしくてしょうがない。
そうだよね。
その休みっていうのが自分とで不安じゃなくなったときってどんなときが不安じゃなくなったんですか?
今でも不安ですよ。
さすがに今はもう1ヶ月先ぐらいまで予定が埋まるぐらいまで
皆さんのおかげで成長できてるんですけど、それでも不安。
1ヶ月後から先何も依頼ないじゃんって。
今でも不安ですよ僕は。
これ一生この不安は消えない気がしますね。個人事業というよりは。
でも今は不安なくこうなんですかね。
全く1ヶ月先に仕事がないってことはないじゃないですか。
今はねさすがにそうですね。
そこら辺はやっぱり今までのお客さんっていうのがリピーターとしてきたりとか身の回りの人たちが。
そうですね。だからおそらく僕は1ヶ月後にまた1ヶ月先まで仕事埋まってるはずなんですよ。おそらくね。今までの経験上。
24:05
ただそれでもやっぱ不安ですよ。何があるかわからないから。
わかりました。ありがとうございます。
なんかこうネガティブな話になっちゃいました。
不安感っていうのはどうしても嘘つけないですね。
そうですよね。個人事業主としてはね。やっぱり自分で仕事取ってくるというところが僕自身も不安がありますから。
そうですよね。
どうやって乗り越えたのかなってすごい。
これはもうなかなか一生乗り越えられないんじゃないかなと思いながら仕事してますね。
本当に。わかりました。ありがとうございます。
次の質問なんですけど、お仕事をメンディア業っていうのをやっていて、やりがいを教えていただけたら。
やりがい。難しいですよね。これってみんななんて答えます?やりがいって聞かれて。
なんかやりがいって言うとなんて言うんですかね。やってて今まで知らなかった世界を知ることができて楽しかったとか。
例えばクサリーマン時代だったらこういうお仕事を今までは受けてなかったけど新たな自分が見れたみたいな。
いろんな自分に挑戦できるみたいなやりがいとか。これもいろいろ人それぞれ。
前向きな人もいればいろんな人いる。
難しいですね。やりがいって言われると困るんですけど、楽しいなって思えるポイントっていうのはいくつかあって。
これはもしかしたら便利屋だけじゃないかもしれませんよ。
会社員の時って背広着てお互い名刺交換するわけですよ。
そうするとある程度のドレスコードみたいなのがあって、ドレスコードって言えばいいんですか。
要は会社員としての作法をお互い守った人間同士で名刺交換をするので、極端にズレた人というかあんまりいないわけです。
触れ幅が少ないんですよね。会社員時代の仕事の付き合いで広がっていく人間関係っていうのは。
便利屋やってるともう10代から80代までいろんなお客さんから依頼が来ますよね。
ある人は会社員だし、ある人は公務員だし、ある人はやっぱりそこら辺の八百屋のおっちゃんだし。
いろいろな職業でいろいろな考えでいろんな性別の人から連絡が来るので、もう本当に飽きないですよね。
いろんな人と話ができていろんな価値観を知ったり。
そうですね。やっぱり例えば明日仕事行きたくないなって思うことがないんですよね。
楽しみ感があるというか、明日のお客さんどんな人なんだろうとか。
リピートの人だったら、この人って何か去年こういうこと言ってたけど今年は何か言ってること変わってるんだろうとか。
要は人と接するのが楽しいというか、好きという感覚が増しましても。
やりがいって言っていいのかわからないですけど。
楽しいというかどういう感覚が楽しいというか。
いやーこれ難しいですよね。僕もともと人が好きなので、いろんな人と話せることが楽しいですよね。
どういうところが楽しいというか、何が楽しいというか。
いやー難しいですよね。僕ね単純に人と話してるだけで楽しいんですよ。なんでなんですかね。
27:05
いろんな考えをしてるか。
いやあんまりそんな偉そうな理由はないと思いますね。いろいろな価値観に触れてとか。難しいですよね。
ただこれ会社員の時はそういう感覚がなかったなと思いますね。なんでだろうね。
すいませんね、その答えで。本当にそうなんですよ。難しいんですよ。
よくインタビューあれば質問するっていうのを勉強させてもらってたら、いろいろゴツゴツ質問するかもしれないですけど。
えぐるようにせめてしてください。
楽しいってどんな感覚なんでしょうね。
例えばそういうエピソードってあります?
こんなにこんなこと話しててこんなこと知れてよかった楽しかったとか。こんな思い出を共有して楽しかったとかそういうのあるんですか。
いや例えばね。他の大手の引っ越し屋さんがどうかわかんないですけど。僕はお客さんとかなり距離感が近い業者なので。
例えば引っ越し中に身の目話を聞いたりすることが結構あるんですよ。
箱を一緒にお客さんと運びながら、ふとお客さんが今宮波さんに渡したこのダンボール箱は実は昨日逃げてった彼女のダンボールなんですとか。引っ越しの前日に別れちゃってたんですよね。
あ、それで。
それでいや、えーってなるじゃないですか。で妙に明るいんですよねお客さんはね。でも実は前日にそういうことがあったと。
その話をきっかけに引っ越し終わるまでずっと恋愛相談を僕が受けるんですよ。
思い出話というか、次の恋愛とかそういうの。
いやもう含めてですよね。なんかいろいろな恋愛話をお客さんとするみたいなことがあったりとか。
そういう経験ってなかなか僕は会社員の頃はなかったので。
ないですよね。
そういう楽しさですかね。楽しさっていうのも変ですけど、その人かわいそうだなっていうところで話を聞いてましたけど。
一つ質問したいのが、いろんな10代から80代、いろんなお客さんいるじゃないですか。
そうですね。
身の上話しするっていうことは結構、気を許してるみたいなのあるじゃないですか。
まあまあお客さん、まあまあそうなのかな。
あるじゃないですか。そこで工夫してることって何かありますか。
ないですよ。
普通に僕は大学とか中学とか高校で友達を作る感覚というか。
どうやって、中学生の男の子からどうやったら友達できますかって聞かれて答えられます。多分。
これ難しいでしょ。
答えられないですよ。これ同じです。僕は全然そこはね、答えられないですよね。
確かに確かに。
人それぞれなんかね、この距離の擦れ方も違いますしね。
30:02
付き合い方もあるし。だからまあ真面目に答えるのであれば、今まで自分が人間関係を築いてきた。
延長線上でお客さんと接してるっていう。
結構無意識にこうやって人との接し方っていうのが身についていて、そこからこうやっぱりいろんな話を相談されるっていう。
ただね、ごめんなさい。それは無意識です。もちろん人間関係なのでそこに関しては無意識なんですけど。
ただね、僕はやっぱり業者って立場でお客さんと関わるので、その業者って立場の中で気をつけてることってのはやっぱりあるんですね。
これがやっぱり義人状に繋がってくるんですけど。
最初に冒頭におっしゃっていた。
あんまりね、金銭金銭した話はお客さんとはしないですね。
もちろんします。見積もりってのは当たり前ですけど、いくらでやりますとかそういう話はちゃんとやりますけど。
じゃあ例えばですよ、段ボール箱が10個追加になったから、はいじゃあこれ追加料金、今日見たら1000円追加ですとか、そういう話はあんまりしないです。
そこは割とあうんの呼吸でお客さんとやり取りをするというか、あんまり大手さんみたいに料金表を見ながら機械的に加算していくみたいな、そういうことはしないですね。
メーカーが決まってダンボール一個だったらまたプラスでみたいな。
やらずに。
例えば前回依頼してくれた時にちょっとチップくれたから、今回はこれも追加でやってあげようとか。
これって多分当たり前なんですよ。友達に引越し頼んだとしたら、やっぱりお礼で焼肉を送ったりとか、ビール券渡したりとかそういうことってあると思うんですよ。
そういう自然な恩の貸し借りというか、そういうものを業者とお客さんにも発生するような回路を僕は余地を残すというか、そこは意識してますね。
割とそこは意識的にやってます。
金の受け渡しというよりかは心の受け渡しというか。
心というか、そうですね。恩義の貸し借りというかはやります。
もちろんお客さんから僕が何かをもらった分、もちろん返礼はするわけですけど、それは料金表に定められた形ではやらなかったりしますよね。
なんとなくという部分をあえて残しつつ、ただもちろん見積もりは見積もりですから、見積もり書はしっかり書きますよ。
そういうところは曖昧にはしないですけど、そういう余地は残しておくということは意識してますね。
なるほど、その義人情というところもすごく僕もいいなと聞いてくれると思うんですけど、それになって始めたきっかけって何かあるんですか?
いや難しいですよね。単純に僕はそういう商売のやり方が僕の精神衛生上いいというか、楽であるというのが一番上に来るんですけど。
楽というと。
楽ですよ。要は料金を定めて、追加料金とか請求したくないです。
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だったらお客さんからリンゴを5つもらったからついでに階段上まであげてあげようとか、そういうやり取りをした方が僕の性には合っているので。
もちろん商売ですか、追加料金とか出てくる場合はありますけど、冷静に言わなきゃいけない場面は出てきますけど、あんまり好きじゃないんですよね。
自然なところでお互いに。
ある程度の友達引っ越したものでビール券渡すとか、そういう感覚はお客さんと結ぶというか、それを残しておきたいなと思ってますね。
お客さんからもそうやって普通の業者と違うねって言われたことはありますか?
どうだろう、ただね、これ僕ね、異論があると思うんですけど、もともと個人事業主ってそういうもんだって思ってます。
大手の組織に雇われた人間っていうのは、ある程度マニュアルの中で動かなきゃいけない部分って出てくると思うんですね。
それはその従業員と会社との関係の中でそういうことって出てくると思うんですけど。
個人事業主って僕は、僕だけじゃなくて、もともと先輩方はそういう形で商売をやってきた人ってたくさんいると思います。
例えば商店街ってパン二つ買ったら一個おまけでつけてくれたりとか。
僕は駒込の商店街に今住んでるんですね、八王子出てね。
割とちょっとご高齢のお店の人って多いんですよ、働き手でね、ご高齢の人。
大体おまけくれたりとか消費税切ってくれたりとか、やっぱりそういうのありますよね。
昔の人ってそういうの平気でやってたと思いますよ。
だからね、もともと構造的に個人事業主っていうのは、今僕が言ったような冷静な追加料金請求するような感覚とは別のところにいる人種だって思ってます。
サラリーマンとかが増えてきてる中で、個人事業主っていうあり方っていうのは、いきなり会社員から個人事業主になった時に違和感というか、そこにジレンマってありますよね。
会社員の時の商売のやり方とは全然違うんで、違和感なかったですね。
僕は逆にこっちの方がしっくりきたというか、これだと思いましたよね。
人間のやり取りというか、人間的な感覚というか。
そうだよね。
分かりました。ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
次回もこのお話の続編をお送りいたします。
魅力的なお話たっぷりです。お楽しみに。
シャローシラジオサニーデイフライデイ、DJの田村洋太でした。
それでは次回もリスナーの皆様のお耳にかかれることを楽しみにしております。
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今日も気をつけて、いってらっしゃい。
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