学芸員でもあり美術批評家でもある成相 肇さんをゲストに、書籍「芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪」についてお聞きしました。 https://sorosoro-art.vercel.app/ep/096 番組の感想は、#そろそろ美術の話を でお願いいたします。
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Guest Profile 成相 肇(なりあい はじめ)
- 東京国立近代美術館主任研究員。美術批評家。1979年島根県生まれ。一橋大学商学部在学中に現代美術作家に出会い、19歳で初めて美術館を訪ねる。一橋大学大学院言語社会研究科修了。美術と雑種的な複製文化を混交させる企画を手がけながら、府中市美術館、東京ステーションギャラリー学芸員を経て2021年より現職。
- 主な企画展に「石子順造的世界――美術発・マンガ経由・キッチュ行」(第24回倫雅美術奨励賞)、「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン――「遠く」へ行きたい」、「パロディ、二重の声――日本の一九七〇年代前後左右」、「大竹伸朗展」など。
Show Notes
オープニングトーク
成相さんについて
成相さんが携わった企画展の話題
- ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい DISCOVER, DISCCOVER JAPAN | 東京ステーションギャラリー
- 石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行 東京都府中市ホームページ
- ねじ式
パロディの話題
成相さんの書籍について
サマリー
東京国立近代美術館では、成相肇さんをゲストに迎えたポッドキャスト番組が行われています。この番組では、美術の悪さ、コピー、パロディ、キッチュ、悪について話し合われています。キッチュは美術史で評価されないことが多いですが、入浦淳さんや鈴木京一さんなど、キッチュを面白いと考える人もいます。実際、東京国立近代美術館では、キッチュ論を扱った石子純像展が開催され、多くのキッチュな作品が展示されました。また、東京ステーションギャラリーで行われている展覧会「パロディ」についても、成相肇さんがその意義や背景について話しています。さらに、パロディに関する裁判や美術館の役割にも触れられています。東京国立近代美術館が開催した「パロディの展覧会」については、パロディの意義や現代のパロディの難しさについて話されています。パロディは笑いに結びつくこともありますが、攻撃的な意味を持つこともあります。また、最近の社会の分散化により、パロディの成立が難しくなっているとも指摘されています。このエピソードでは、東京国立近代美術館の学芸員である成相肇氏が、芸術の悪さについて話されています。また、パロディ裁判や展覧会の準備についても詳しく語られており、展覧会のメインとなるコレクション展にも触れられています。なお、美術館の展覧会は一般的に、「企画展」と呼ばれています。ぜひ皆さんもこのことを頭に入れて、ぜひとも展覧会に足を運んでみてください。