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はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で509回目の配信でございます。
前々回から収録方法を変えまして、ポッドキャストとYouTubeの同時収録にしましてね。
それを前々回から配信してるんですけども、早速ね、以前から聞いてくださっているポッドキャストのリスナーさんから、音声に対するフィードバックをいただきましてね、ありがとうございます。
なんかね、やっぱり音が以前に比べると遠くに聞こえるということで、そうなんです。確かにね、ポッドキャストの時は、iPhoneのラジオトークアプリで立ち上げて、iPhoneにApple純正の有線のマイク付きイヤホンを挿して、そのマイクに向かって喋るっていう、すごいアナログなやり方をとっていて、
確かにAppleの有線マイク、イヤホンマイクってすごい感度がいいんですよ。音がすごい綺麗に録れるんです。なので、結構ね、聞きやすかったんじゃないかなと思うんですけど、確かに前々回の配信からYouTubeでも同時収録、動画も同時収録し始めたので、
カメラについているマイクで音を拾って、その音だけを取り出して、ポッドキャストに配信するっていう形にしたので、本当に物理的にマイクの距離が遠くなっちゃったんですよね。だからちょっとね、音も聞こえるんだけど、ちょっと距離が遠い場所から話してる感じがするような聞こえ方に反響音とかも入っちゃって、なっちゃったのかなと思います。
私もポッドキャストとかラジオとかすごく好きで、やっぱりラジオとかってパーソナリティの方がすごい近くで喋ってくれてる感じっていうのがまたいいわけじゃないですか。なので、いくらちゃんと内容が聞こえるからといって、ちょっと声が遠い感じはやだなと思いまして、今ね、YouTubeでご覧の方は分かりの通り、マイクを別に設定して、別付けのマイク、外付けのマイクをね、
普通の近くに持ってくる形の収録方法に変更しておりますが、どうでしょうかね。ポッドキャストを以前から聞いてくださっているリスナーの皆さん、よろしければぜひまた音声に対するフィードバックいただけるととても助かります。よろしくお願いいたします。
はい、ということでね、この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールオシャレの呪いをバーサワザと解いていきます。服装心理学をベースにオシャレをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ今日はね、あの心理関係のお悩み、心理面にフォーカスしたちょっと悩みをね、あのマシュマロからいただいておりますので、それに回答していきたいと思います。不機嫌さを皆さんの周りにね、不機嫌をまき散らす人っていませんかね。今回はそんな人に悩ませる、悩まされるリスナーさんからのお便りでございます。
はい、久野先生こんにちは。乱丸と申します。いつも楽しくラジオを拝聴させていただいています。ファッションから心理面にも興味を持っています。さて先生のお話の中で、自宅教会を持つ大切さを学びました。その考え方を聞いてまさに目から鱗、自分の気持ちに生理がつきました。これまでの人間関係の悩みの根源って、大半がこの考えができなかったのが理由なのかも、とも思いました。自宅教会の考え方を教えていただき、本当にありがとうございます。
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それを踏まえて質問させてください。職場で常に毎日不機嫌さを態度に出す人がいて、ストレスを感じています。また、その方はほぼ毎日仕事の愚痴や不平不満、他人の悪口をおっしゃる方で、聞き続けるのが私自身ストレスに感じています。受け逃しても構わず話されます。本人は話してすっきりされているのかもしれませんが、私は聞いた後でドッと疲れます。
物理的に離れたくても、うちは小さな職場で人との距離が近いため、それは叶いません。自宅教会の考え方を思い出し、気持ちを落ち着かせる毎日ですが、こんな時の何か他に良い対処法と言いますか、良い考え方をまた教えていただきたいです。よろしくお願いします。
ということでランマルさんお便りありがとうございます。これね大変だけど、こういう人に悩んでる人多いんじゃないかな。不機嫌さを垂れ流す人ね。ここでランマルさんが挙げてくれた自宅教会っていうのは、以前の配信でお話しした内容で、自分と他人が違う人間であるってね、その境界線が曖昧な人が結構いろんな悩みを持っちゃうことが多いので、自分と他人は当たり前のことなんですけど、違う人間なんだよっていうのを、本当に真から理解する必要があります。
理解するっていうことが、いろんな悩みの解決の流れよ、みたいな話をしたんですけど。なので自宅教会っていう考え方をしっかり持っていれば、不機嫌なのはその人であって、私の問題ではないから関係ないっていう線が引ければ、ある程度は楽に巻き込まれにくくはなるんですけど、でもそうは言ってもね、職場で毎日近くで不機嫌さ撒き散らされて、
口聞いていて、嫌な気持ちにならない人は、いくら自宅教会の考え方をしっかり持っても、なかなか難しいと思うので、ちょっと違う対応が必要そうですよね。
で、これね、今から不機嫌さを垂れ流す人が、なんで垂れ流すのかっていうメカニズムと、そのメカニズムに則った対処法をお話ししようかと思うんですけど、これね、できる人できない人多分いると思います。
メカニズムを知ることは全然無駄ではないと思うんだけど、その対処法に関しては、そのやる人の本人の性格によって、なかなか難しいっていう方もいると思います。
で、どういう人が難しく感じそうかなっていうと、まずはね、人の気持ちに著しく巻き込まりやすいかどうか。
で、この人の気持ちに感情移入しちゃうというか、その巻き込まれちゃう人って、ある程度ね、その訓練で巻き込まれなくしていくことはできるんですけど、やっぱりね、元々の性格でかなりその個人差が大きいんですよね。
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で、例えば私なんかはカウンセラーやっていますが、カウンセラーってイメージとして、クライアントさんが悲しんでいたら、その悲しみに寄り添って一緒に悲しんであげる人、それが優しい人、それがカウンセラー向けな人って思っている方も多いかもしれませんが、
それやってたらね、心がいくつだっても足りないんですよね。なので逆にカウンセラーこそ、人の気持ちに巻き込まれない。クライアントさんとのセッションが終わったら、気持ちをカラッと切り替えられる人じゃないと、なかなかね、続けていくのが難しいんですけど、これね、ある程度特訓でできるようにしていくことはできますが、やはり元々どうしても巻き込まれやすい人っていうのはいて、で、それどういう人かっていうと、
例えば、悲しいニュースを見た時に気持ちがズーンと落ち込んじゃって、しばらくそのニュースが終わってもその気持ちをずっと引きずっちゃうとか、あとは、もともと自分は楽しい気分でルルルンってしてたのに、そこでイライラしてる人に会っちゃうと、そのイライラが移っちゃって、さっきまで楽しかったので自分までなんかネガティブな感じになっちゃって、それがなかなか消えないとかですね。
そういうふうに、自分の気持ちと関係なく外部の要因で自分の気持ちが乗っ取られちゃうような感じになりやすい人っていうのは、ちょっとね、今からお話する対処方法、できなくはないと思いますけど、やっても効果が薄いかなっていう気はします。
なので、このメッセージを寄せいただいた乱丸さんが、そういう人だとちょっと難しいかもしれないし、そういう人こそね、その不機嫌に撒き散らす人の近くにいると本当に疲弊すると思います。
心を壊す原因になるので、乱丸さんのメッセージには、物理的に離れたくてもなかなかそれが難しい環境だって書かれてましたけど、そう言わずに離れてほしいなっていうのが、なんとかならないかなっていうぐらい、ちょっと環境的にはよろしくないかなっていうふうには思います。
そういう前置きをしつつですね、じゃあなぜその不機嫌を撒き散らしてしまう人がいるのかっていうことなんですけど、だいたい人間の行動って理由があって、ついつい繰り返してしまう行動っていうのは、大抵その行動するのにメリットがあるからやってしまうことが多いんですよね。
不機嫌を撒き散らすなんていうのは、デメリットも当然ありますよね。不機嫌を撒き散らすことで、人から単純に言うと嫌われたりするわけですけど、でもそれ以上に不機嫌を撒き散らしている本人にとってはメリットがあるはずなんです。だから、嫌われる一方で何のメリットもなかったらやるはずがないんですよね。
そういうメリットに目を向けていくっていうのは、機能分析って心理学では言ったりするんですけども、そのメリットをもたらすものを強化因子って言ったりします。そのある行動を強化させてしまう、その行動を持続させて、より増やしてしまうような原因になるものっていう意味ですね。
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その何らかの強化因子があるから、その不機嫌を撒き散らす、愚痴をひたすら関係ない人にも言ってしまう、みたいな行動が起こってしまうわけなんです。
このランマルさんに不機嫌を撒き散らしている相手のメリットが何かなんですが、一番考えやすいのが単純に愚痴を話してすっきりしているんじゃないかということですよね。
いくら嫌われていることに本人気づいているのか分かりませんが、嫌がられるようが聞いてくれる限りは話せばすっきりするわけで、その目先のメリットに飛びついちゃってるっていう可能性はかなり高いですよね。
となると、それが本当に不機嫌を撒き散らすメリットなのかっていうのはぜひ観察してみていただきたいんですけど、もしそうであれば、すっきりさせちゃいけない、その強化因子を潰すということが不機嫌を撒き散らされなくなる対策の一つとして考えられると思います。
なので、話してすっきりされてしまうと、より不機嫌を撒き散らす行動が強化されてしまうようであれば、すっきりさせない、聞かないということですね。聞くと話される。話されたらすっきりされてしまうので聞かない。
南村さんのメッセージの中で、受け流してるって書いてますけど、受け流しても、最終的に流しても、受けちゃったら相手は吐き出して、受けちゃったらすっきりされてしまうので、受けない。そもそも受けないっていうのがやっぱり大事。受けない、受けてないよっていうのを相手に分かるように受けないっていうのが大事なわけで。
表面だけ合図って言ってるけど、自分は聞いてないですっていうのは、向こうから見たら合図って言ってるから聞いてるように見えちゃってるので、やっぱり言いたくなっちゃうんですよ。だからあからさまに聞かないっていうことが大事で、無になる。反応しない。話されてても、ずっと目をひんむいて、あらの方向を見るとかね。
あとは、それがさすがに難しくても、合図のタイミングをずらすとか、大丈夫かな、ランマラさん大丈夫かなって、逆に思わせるぐらいの反応をする。そうすると、話してもすっきりしない。逆に話したらランマラさんの状態が気になっちゃうって状況になれば、話せなくなるかもしれない。
ただ、これはあくまでかもしれない話なので、聞く人と聞かない相手がいますが、まあ試してみて損はないかなと思うので、できるようであればやってみてください。ただ、やっぱりなかなかね、距離を取る以外は難しいのかなっていう感じがしますけどね。ぜひやってみて、また感想を聞かせていただけると嬉しいです。