だからそういうのもあって、いくつかの点をいわゆるしまったというか、いわゆる皆さんが普通に会話されているところだったりとか、その人気のあるものだったりとか、人気のある音楽、人気のある商品っていうのをこのドア出しという宅配サービスにつなげたっていうところが、これめちゃくちゃ賢く、でもお茶目というかユーモがあるというか。
そうですね。ポップな感じだから、なんかいやらしい感じしないですもんね、全然。
すごくこれはうまくできていて、で、おしゃれなポップなアイディアだなっていうのは、なかなかこれ自分では考えてないかもっていうような、本当にクリエイティブなアイディアと思いました。
確かに、ジェンダーっていうことで言うと、やっぱり長年男性が有利な社会っていうのがあって、女性はこうあるべきみたいなものに、女性がどうしてもこう窮屈な枠の中に押し込められていたっていうような要素があったと思うんですよね。
なので、女性はこうあるべきっていう思いがあまりにも強すぎて、自分が本来何を望んでいるかっていうところが見えない女性ってすごく多くて、そういった流れの中でセルフラブ、自分の感情を思いやるというか、こうあるべきっていう女性像に当てはめるのではなくて、今自分がどう思ってるの、本当はどうしたいのっていうところを大切にしようよっていう、
全般的な流れの中から、そういう中にセックスだったり、性的なものっていうのも自分を見つめ直す要素として大切だよねっていう、世の中の流れがある中で、じゃあ自分にローズの形のトイを送るのはどう?みたいな提案って、なんかおしゃれですよね、とってもね。
もう一つこれレイヤーがあって、例えばオンラインでセックストーリーを買ったときに、梱包の仕方もわからないようにできてたりとかで、宅配をする人が見てもこれ何かわかんないみたいな梱包され方っていうのが多分普通だと思うんですけど、そうでもなくて、これをあえてこのセルフラブっていうタイトルで花束が入ってるんだけども、
これちょっと普通とは違う花束でっていうことをわかるように届けて、女性がマスタリベーションするっていうことのタブーを取り払う。それもちょっとこうユーモを含んでおしゃれな形で見せるっていうのも、そこもめちゃくちゃイケてるなっていうのはありますね。
そうですね、新しい時代を切り開いている感じありますよね。もしかしたらこのブーケのアイディアがある前にも結構需要っていうのはあったのかもしれないですよね。だからこそバレンタインって今までは割とカップルのためのイベントとして、なんかね、広告だったりドラマだったり世の中の流れとして描かれがちですけど、自分だけのためにっていいですよね。
そう、これもバレンタインの話でいうと、日本ってバレンタインの日が女性から男性にみたいな。
ありますね、チョコ渡す、告白するみたいな。
あるじゃないですか。
それってアメリカではなくて、なんかそれもある意味女性に対するプレッシャーを与えて、女性が男性にみたいな、ちょっとなんか見方によってはプレッシャーになっているところだったりとか、そのギリチョコみたいなのもあったりとか。
なんかそれこそ以前、去年だったか一昨年だったか、ゴディバだったかと思うんですけど、そのギリチョコをやめようみたいなことをバレンタインデーズの日に言ってたりとかしたのをちょっと今話してて思いました。
そうですね、アメリカだとこのバレンタインっていうのは日本と違ってどんな日なんですか?
アメリカだともう逆にそうですね、男性から女性に対して、男性女性ってなんかその最近その白黒発揮したジェンダーの世界でもないので、そういうふうに言うのはちょっと偏見があるとは思うんですが、
そうですね、僕なんかはその帰る日には花を買っていったりとか、その事前に花をオーダーしていたりとか、
なんかそういう男女関係で言うと男性の方からっていうイメージではありますね。
特にその女性からっていう指揮台は全くなくて。
でもいずれにしてもカップルのイベントっていう感じではあるんですよね。
そうですね、ありますね。だからその日はレストランの予約がめちゃくちゃ取りにくいですね。
そうなんですか。なんか日本のクリスマスみたいな感じですかね。
カップルでデートする日みたいな。
そうそうそうそう。クリスマスはそういうのはあまり、どっちかっていうともっと家族の日ではあるので。
アメリカは。
そうそうそうそう。だからバレンタインデーはもう本当カップルの日で、子供がいるカップルもいないカップルももうその日はデートをするっていうのがありますね。
なんかね、そういうカップルのイベントとして捉えられているバレンタインデーにあえてですね、一人でいることもいいよねっていうことで自分へのプレゼントっていうメッセージを打ち出すのはすごいいいと思うんですよね。
いや、わかります。
昔のメディアって、バレンタインデーとか日本だとクリスマスとか言うとカップルのためのイベントの日で一人でいるのは寂しいみたいな。
モテることこそ重要だみたいなメッセージって意識的にも無意識的にも発信しがちだったところがあると思うんですよね。
それがやっぱり時代が変わって、今はセルフラブ、自分を理解して大切にすることとかですね、セックストイで自分の喜びを追求するっていいことだよねっていう感じのメッセージをこのメディアが打ち出すみたいなのってすごい意味のあることだと思うんですよ。
だから、さっきのランナー321とも共通しているのが、普段はなかなか見かけない風景だったりとか、そういうのを普通に取り入れること。
さっきのアリラスのはダウン症の人が一緒に走るっていうのは今まではあまりなかったけども、障害を持った人たちが一緒に走るっていうことでそれが普通になるっていうことだったりとか、
このバレンタイン、一人でいるっていうことが別に全然おかしくないよっていうことをこういう形で具現化していくっていうのもすごくいいですよね。
本当にね、ジェンダーギャップのない未来を築こうっていう風に叫ばれてますけど、そういう未来を築くための大切な一歩なんじゃないかなって思いますし、
以前、シンディ・ギャロップさんがゲストで来られた時も、女性がセックスについてオープンに語れないっていう、この問題はもう世界レベルの問題だって言って、この問題を解決することでより良い社会が実現できるっていうふうにおっしゃってましたけど、
いろんなところでジェンダー平等叫ばれていても、セックスをめぐる話題というのは、その国の文化だったりとか宗教だったりとか、社会的な抑圧の度合いとかによってなかなかオープンに語られにくいっていう現実があるので、
たとえばですね、セックス&ザ・シティっていうテレビドラマが昔あって、私大好きだったんですけど、本当、あのドラマ見てるともうシンディ・ギャロップさんなんかサマンサみたいだなーなんて思っちゃうんですけど、このドラマが世界でヒットしたことで、女性がセックストーイを使うシーンがたくさん出てきたりとか、
セックスについての悩みを女友達同士でオープンに語っているようなシーンがいっぱい出てきたりとか、そういうドラマだったことで、セックスについて女性が語るっていうことへのハードルっていうのはだいぶ下がったかなーっていう感じがあったんですけど、やっぱりテレビとかメディアとか今でもそれなりに影響力を持っているものが、女性がセックスについてオープンに語るっていうのがそんなに恥ずかしいことでもないし、タブーなことでもないし、
当たり前のことなんだよっていう雰囲気を積極的に作っていくっていうのは本当にとってもいいことなんじゃないかなーなんて思いました。
そうですね、さっきおしゃれしたジェンダーギャップのない未来を築くっていうことなんですが、それこそ日本のジェンダーギャップは世界で百何十番目みたいなすごい社会じゃないですか。
だからこそ、政府にどこまで期待できるかっていうのはおさし置いといて、企業がいろんな形で、ただの広報活動とかだけではなくて、今日紹介したこのセオフラブのご参考にして、
こういうおしゃれなアイディアだったりとか、気の利いたアイディアをいろんな形でやってくれると嬉しいな、それのインスピレーションになるといいなっていうふうには思いました。
さっきのアディダスのダウンショーのやつも日本の大会にもぜひ取り入れてほしいなーなんて思いましたけど、こういうジェンダーに関すること、セックスに関することとかも本当に上手い形で取り入れてほしいですよね。
だからなんか日本だと、社会が持っている女性像みたいな、男性像みたいな、すごくジェンダーが白黒がはっきりしていて、女性はこうあるべき、男性はこうあるべきみたいなイメージがまだまだ根強かったりとか、最近なって企業の活動でちらほらと見始めたりとか目につくのが、
例えばその食品のお会社がご飯を作るのは別にお母さんの仕事じゃないよっていうことを言い始めたりとか、でもまだまだそのレベルじゃないですか。
でもね、積極的にできることはもうどんどんどんどんやってほしいなとは結構強く思います。
そうですね、なんかこういういいインスピレーションを取り入れて、なんか世の中の雰囲気が変わっていったらいいなあなんていうのはすごい思いますね。
そう、だからなんかこういうちっちゃい、ちっちゃいと言っても、今回PR部門でグランプリを取っているのでそこそこ認められているものですけども、でも世の中的にはまだまだちっちゃい活動じゃないですか。
でもこういうことが、いろんな企業がいろんなことをやることによって社会に対するいい影響になっていくとは思うので、もうアイデアさえあればこのような形で何らかの形で世の中に影響を与えられるっていうのはいろんなところにチャンスとしてあるなっていうふうに思います。
わかりました。本当にレイさんがカンヌに行って、やっぱりアイデアって大事なんだなって思ったっていうのが、この前回紹介していただいたウクライナの作品、そしてこのダウンショーのアディダスの作品、そしてこのドアダッシュのセルフラグの作品とこの3つを通じて、
本当にやっぱりアイデアといかに社会にいい影響を起こそうかっていう思いって重要なんだなっていうのをすごい感じました。
そうですね。だからAIが今年のカンヌでも騒がれてましたし、今世の中でもずっとここ1年ぐらい騒がれてますけど、でも最初と最後にアイデアが勝つっていうのは、これは今後も普遍なんじゃないかなと思います。
さあ、今日ご紹介していただいたレイさんがカンヌで注目した作品については、皆さんにもぜひご覧になっていただきたいなと思います。
番組の概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひ見てみてください。
さて、ここまでお送りしてきました。レイナモトの世界のクリエイティブ思考。今回は注目のクリエイティブで、今年のカンヌライオンズで僕が気になった2つの作品をご紹介しました。
前回のエピソード、そして今回全部で3つ作品を紹介したんですが、非常にいろんな作品が発表されていて、いろんなヒントになるものもありますので、もちろんこの作品3つ皆さんにも見ていただきたいですし、時間があれば他の作品も見て、クリエイティブ思考、そしてどういうことがヒントになるかなんかも見てもらいたいなと思います。
私もご紹介いただいた作品を見て、こうやって紹介してもらう機会がないと世の中にサービスとか広告とかCMとかいろんなものがありすぎて、なかなかこれに巡り合うことはできなかっただろうなと思って、レイさんがピックアップしてくれた3つの作品で非常にインスパイアされました。ありがとうございました。
はい、よかったです。またこういう形でいろんな作品を、最初に言いましたけど広告っていう枠がもうないという前提で、本当にクリエイティビティとは何ぞや、そしてクリエイティブ思考を使って今後のAIの時代を生き抜いていくヒントになれればなと思います。
では次回は、僕が日本に帰国した際に参加したデザインシップのイベントを取り上げます。次回もお楽しみに。世界のクリエイティブ思考、お相手はレイナモトと竹村由紀子でした。
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