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2023-05-15 39:44

第233回 オナホを売る女子大生に学ぶ理想的なプロダクトづくり

書籍「女子大生、オナホを売る。」を読み、理想的な商品コンセプトづくりに感銘を受けるWATA。オナホのコンセプトメイキングを通じて、良いサービス・プロダクトとは何か、なぜ理想的なプロセスでプロダクトをつくるのが難しいのかを考える。


■ チャプター

オープニング

女子大生、オナホを売る。

TENGAのすごいところ

コンセプトが重要

たった一人の誰かに届けるサービスづくり

なぜ理想的なプロダクトづくりは難しいのか

売り上げを上げるだけのデザイン

エンディング


■ 関連リンク

「女子大生、オナホを売る。」

https://amzn.to/3nXQNgN


■ 番組への感想・お便りはこちら

https://forms.gle/oEfBpskGT2qf4iMW9


■ クレジット

Opening Theme : Composed by WATA

Cover Artwork : Designed by WATA

CG Character : Modeling & Designed by WATA

Ending Theme : Composed by TAZAWA

©終わりかけのRadio


番組エンディングテーマ『life』

https://linkco.re/E2GY2D3Q


#女子大生オナホを売る #マーケティング #TENGA

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00:00
tazawa
どうも、お世話になっております。 WATAです。 TAZAWAです。
スピーカー 1
オナホね。オナホって知ってます?
tazawa
今日のWATAさんのこの喋るメモを見て、何のことだか全然わかってないですよ。
スピーカー 1
とんでもない下ネタをぶち込んでくるんじゃないかっていう。タイトルしか書いてないからね。
tazawa
タイトルは何て書いてます?
スピーカー 1
女子大生、オナホを売るって書いてますね。あれ、知りません?
tazawa
僕、全然知らないです。え、何、最近の何か。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう。トレンド。
tazawa
そうなんですね。
スピーカー 1
オナホ、来てます。オナホの時代が来ました。
tazawa
女子大生があって、全然ちょっと。
今のところわかってないですね、全然。
スピーカー 1
本のタイトルなんです、これ。
そうなんですね。
何の本かっていうとですね、タイトルがすごい切れ味がいいタイトルですけど、マーケティングの本ですね。
すごい至って真面目な。
つい最近ですね、2023年の4月後半に出てる本なんですけど、割と話題になっているらしくてですね。
何かツイートか何か見て、ちょっとすごい言葉だなと思って調べてみて、ちょっと面白そうだったんで読んでみたんですけど。
面白かったです、結構。これいろんな僕らの業界の人とかも読まれてる人多いらしくて。
で、言葉だけ聞くとね、ちょっとR18の卑猥な感じかなって思っちゃうんですけど。
いやいや、これすごいマーケティングだけじゃなくて、何かビジネスやる上ですごい何か基礎体力がつきそうな。
いわゆるすごいベーシックな情報が載ってるビジネス教養者なんですよ。
僕はあんまり読まないですね。正直ビジネス教養書って読まないタイプなんですよ。あんまりこう何か3倍売れるとか。
あんまり読んでもしっくりこないタイプなんですけど、このほうは面白くて。
何が面白いかって切り口が全てこれなんですけど、この本自体のマーケティングも上手いなと思うんですけど。
女子大生がオナホ売ってるっていう話で、著者の方が上山梨子さんっていう、今25歳くらいの方なのかな。もう大学は卒業されてて。
明治大学に行かれててね。大学時代にとある音楽サイトみたいなのが運営されてて。
それが結構バズってですね。結構そこで事業一つ成功した後に、オナホのD2Cを始めるっていう、すごいこれだけでもちょっとゾクゾクするんですよ。
tazawa
その人が女子大生でオナホを売るって。
スピーカー 1
そういうことです。だから女子大生やりながらオナホのD2Cビジネスを始めて、結果的にすごいオナホ界ではなかなかの業績を上げて話題になって、
03:06
スピーカー 1
プレジデントとか経済史に取り上げられちゃうくらい売れちゃったみたいな。
tazawa
最近そういう女子大生が多いっていう社会問題の話をしてるのかな、するのかなって思いました。
スピーカー 1
フェミね。フェム的系ね。確かに女性のね。確かに女性問題っぽくも見えますけどね。
でもこれ真逆で、逆にその、まあでもこの神山さん自体が、もともとさっきのアダルトビジネスに興味があった方とかでは全くないんですよ。
もうそれこそ逆に言ったら苦手。もう下ネタをちょっと聞いただければ、うえってなっちゃう。応越しちゃうみたいな感じの子が、
そのオナホ領域、オナホのマーケットですよね。にすごいチャンスがあるって言って、あえて切り込んで成功するっていうお話なんですけど。
これでもね、本読んでいただくと分かるんですけど、やってることは非常にシンプルなことをやってまして、いわゆるマーケティング的なセオリーを徹底してるわけですよ。
ただ、僕が思うのは、こういういわゆるメソッドみたいな話って、意外とちゃんとやってないんですよね、みんな。
スピーカー 1
やってるようで、ちゃんとやってないことが多くて、この方の、僕は個人的にすごいなって思ったのは、コンセプトが大事だっていうふうにすごい本の中で力説されてるんですよ。
よくありがちなのは、オナホをね、ちょっとご存じない方もいるんで、軽くですね、オナホって何なのか、どういうプロダクトなのか、みたいなとこもさらっとお伝えしますけど、
男性のね、Gコイン用のアイテムなわけですよ。Gコインの時に使うホールですよね。オナホールですよ。オナニーホール?
tazawa
おだしょー すごい言うんですね。
スピーカー 1
正しいやつちゃんと。そういうツールがあって、いわゆるアダルトグッズなんで、結構ね、それこそ有名なTENGAとかね、TENGAも結構革命を起こしたじゃないですか。
tazawa
まあそこも医療の方までちゃんとやってますもんね。
スピーカー 1
ヘルスティックみたいな感じですもんね。で、割と生死のデータとか集めたりとか、データバンクして、そういうビッグデータを不妊治療とかに提供したりとか、いろいろやってますけど、やっぱりアダルト業界での巨人っていうのはTENGAになるわけですけど、
TENGAっていうのは何がすごいかっていうと、オナホールって昔からあったわけですよ。言っちゃうとそんな、アダルトグッズは、バイブレーターとかと同じレベルで昔からあるものなんですけど、TENGAがすごかったのは使い捨てなんですよね。
そうなんです。あれを、だから要は結構ね、男性用のそういうマスターベーショングッズっていうのは、結構昔で言うちょっとね、管理しづらいものだったんですよ。要は今みたいにすごい精度が高いシリコンとかなかったんで、ギョーギョーしいものが多くて、何せ管理、洗うのとかも大変だし、汚いじゃないですか。処理しきれないと、素人が。
06:23
スピーカー 1
そんな中で、TENGAはですね、あれワンカップいくら、それこそワンカップとかって言いますけど、赤いくて白い洗脳、見たことあるでしょ。よく。
アイツが1000円ぐらいなんですかね。で、ローション付きで売られてて、コンビニとか薬局で手軽に買えるっていう感じで。だから、ちょっと1回の金額としては単価高いんですけど、気軽にそういったアイテムを使えるってことで、バッカ売れしたわけですよ。
で、すごいファッション化して、あれが。なんなら、芸能人とタイアップしたりとか、結構コマーシャルも上手くて、なかなかアダルトグッズって言葉に出しても。
おだしょー だって、ドンキかなんか専用のお店みたいな。 お店ありますよね。TENGAコーナーみたいな。
おだしょー 結構オシャレで女性も入れるみたいなね。 そう。で、TENGAは何がすごいって、やっぱりそのアダルトグッズイコール、卑猥いやらしいじゃなくて、少しやっぱり洗練されたデザインというか、TENGAのカップにしてもデザイン性がいいじゃないですか。
tazawa
おだしょー シンプルで。 だからよくインテリアとして飾る人とかいますもんね。 それって本当にどうなんですか。だって言ってもオナホでしょ。
スピーカー 1
おだしょー 言ってもオナホなんですけど、あれなんか女子も知ってるグッズだから、だから割とキャッチーらしいです。そういう意味で言っても。だからオナホって言うと男性の所有物みたいな。男性的なカルチャーじゃないですか。でもなんか割と結構女性にも知られているというか。
だから要はあれですよね。パートナーと使う場合もあるわけです。ああいうもの。一人じゃなくてね。場合もあるんで、そういう形でも認知されてるし、もちろん男性用じゃなくて、女性向けにもマスターベーションのグッズであったりとか、性行為をするときのグッズっていうのも販売されてて。
てんがファッション性とリーズナブルに使えるというか、そういうコンビニエンスな感覚っていうのがバカ売れして、それでバカ流行ったわけなんですけど。ただ一般的にオナホのクリエイティブというか、プロダクトとしては珍しいわけ。
てんがみたいなシンプルで、男性女性どっちもいけるみたいなのはあんまなくて、結構こってり、萌え萌えな絵が描いてあって、でも形状とかも割と正規に近いような、卑猥さを感じるようなオブジェクトみたいな感じで、そういうのが一般的なんですけど。
09:13
スピーカー 1
神山さんの話に戻ると、神山さんはいわゆるてんがとか、今までのそういう典型的なアダルトグッズの分野で、結構クリエイティブの部分はみんな特徴があるんですよ。
それこそすごい可愛い女の子がパッケージに写ってて、そのアイテム自体もなかなかの卑猥な感じ。クリエイティブ的には割とみんな個性は出すんだけど、コンセプトがないってことに気づいたらしくて。
要はどれも一緒じゃないですか。それでいうと可愛い女の子の絵が描いてあるか、てんがみたいなシンプルでオシャレでみたいな、もうどっちかしかないわけ。
ただてんがの場合は使い切りで使えるとかっていうコンセプトはあったから、それが流行ったんだけど、他のアダルトグッズにそれがなかったらしくて。
だからこれちゃんとコンセプトで勝負すればワンチャンこれあるぞっていう感じで、すごいコンセプトをもうそれこそユーザーリサーチですよね。
だからもうやっぱりマーケティングとか、僕らUXデザインの領域でももうベーシックなフレームワークですけど、
もう友達とかに、おなほを使ってますかみたいな感じでインタビューして、結構深いとこ聞くわけ。何が良くて、そのおなほを買ったんですかみたいな。
聞いたりとか、なかなか聞けない友達に、男友達に。その男友達もよく答えるなみたいな感じではあるんだけど。
だからそういうのを丁寧にヒアリングして、そこであるヒントを得るわけですよ、神山さんは。
いろんな人に、本当だからそれこそ友達だけじゃなくて、本当にちゃんとモニタリングして、いろんな人に聞いていって、
一つの答えにたどり着いたのが、要は正義の形なんて、人それぞれで気持ちよさなんて一貫してないわけですよ。
誰にとっても気持ちいいものなんてないっていう。だから逆に逆手にとって、
じゃあ、僕もちょっとこれ知らなかったんですけど、おなほ、ちょっと笑っちゃいますね。おなほって、使えば使うほど自分にフィットするものがあるんですよ。
要はそれを覚醒って言うらしいんですけど、おなほが覚醒したみたいな概念があるらしくて。
タイキュー性がめちゃめちゃ強いものじゃないから、何回も使い捨てじゃないタイプの、何回も使えるタイプのやつは、結構劣化してくるんですよね、素材が。
シリコンのところが。逆にフニャフニャになって、しかも自分の物の形状にフィットしてくるみたいな性質があるらしくて。
12:01
スピーカー 1
だからこれだと、要はジャストフィットするプロダクトはその場では提供できないけど、おなほを育成できるみたいな観点。
自分使えば使うほど、より気持ちよくなっていくみたいな、そういう体験とそういうコンセプトがあることで、これブレイクスルーになるんじゃないかっていう風に考えたのが、育成型おなほっていう。
すごいこと考えてもらえません、もう。
tazawa
まあこの話の流れとしては、それでうまくいってるってことですよね。
そうなんですよね。
スピーカー 1
今僕が聞いてる限り、そんなことが実現できるのかなって思ってますけどね。
いやいや、実現性みたいなね。特定の素材を使うと、逆に経年劣化で素材が伸縮したりとか、少しちょっと逆にたわんできたりとかして。
エージング?
エージング、エージング。だからあれと一緒、エアポッツとか、あれじゃん、ヘッドホンとかでもエージング。
tazawa
あと革製品とかね。
スピーカー 1
革製品、そうそう。革製品のそれそれそれ。まさにその原理を応用して、なおかつそれに最適、より最適化するような素材を使ったりとかして、個人に最適化されていくみたいな。
ただ、大事なのはプロダクトの品質というよりも、それをキャッチフレーズとか、やっぱりプロダクトの特徴としてコンセプトとして打ち出したのは、ほんと初めてだったわけですよ。
そんなこと考えられないじゃん、普通で。育成型なんて。
まあね。
しかも、ユーザーリサーチを重ねていくと、やっぱりちょっと男性的な感覚、女性、女方といえど、やっぱり擬人的に女性を連想して、自分に対して従順であるみたいな感覚を。
従順な女性に対しての性的欲求を感じる人が、リサーチによって多かったんですって。
意外にそういうマゾヒスティックな感じよりも、そういうアダルトツールを使う人は割と、ちょっと変な表現になっちゃうんですけど、いわゆる調教できるような感覚みたいなところが、性的興奮を刺激することもできるから。
まさにこれをパッケージのデザインとかにも当て込んで、自分で調教できるみたいな、そういうプロダクトを作ったわけですね。育成型みたいな。
これなかなか画期的な打ち出し方だったらしくて、すぐに売り切れちゃったらしくて。発売して。これD2Cなんで、個人ですかね。個人商店としてAmazonに出展して、そのランキングの中でも上位に常に食い込んで。
15:00
スピーカー 1
で、もう自中生産に切り替えて、追いつかないぐらい売れちゃったんで、っていう感じで、そう、バカ売れしたっていうね、お話をこの本でご紹介されているんですけども。なんかね、こう、これね、オナホって聞くと皆さんちょっとプププって失笑されて、今聞きながら顔真っ赤にしてる人もいるかもしれないし、
オナホか、みたいな。って思ってるかもしれないですけど、これなかなかね、こんなコンセプト考えられないんですよ。普通のプロダクトメイキングに関わってる人とか、商品開発とか、それこそ事業開発に携わってる人とか、ちょっと共感してくれるような気がするんですけど、なかなかこんなコンセプトメイキングできないと思いません。
なんかこう、しかも一人ですからね。一人でリサーチして、いかにこうプロダクトを作る上でコンセプトっていうものが大事っていうのを、すごいこう伝えてる本になってまして。
tazawa
確かにね、女性っぽいなって思いましたね。なんかその発想って女性っぽいなって思いました。なんかいわゆるオナホをそういう風な位置づけにこうやって、こうしっかりしたものを新しいガニャンを作っていくって、なんか分かんないけど男ではあんまりならない気がする。
スピーカー 1
できないかもしれないですね。 そこまでそういう風には別に、それをそういうものとして別になんか捉えてないから、なんか洗練させていこうなんてそんな思わない気がするな。
そうなんですよ。だからこの子のすごいところは、だからこのいわゆる人間の三大欲求なんて言ってもさ、欲求の深いものって当然その商品の金額帯とかってやっぱり一般の商品で上がるんですよ。
価格帯とかも。だからある程度もうすでにそういう根本的な生理的欲求って、提供してあげればある程度満たせる部分もあるんですよ。男性的な考え方でおっしゃられる通りで、言っても一時的なものだし、
tazawa
そこにすごい深いインサイトでない気がするんだけど、この子はそのインサイトをすごい徹底的に掘り下げたっていう。 アダルトグッズとかそっち系のものって女性の方が真面目に向き合ってますよね。
スピーカー 1
向き合ってると思いますね。で、確かTENGAの開発の人とか広報の人も、確か女性が結構多いんですけど、有名ですよね広報の方とかね。で、要は、例えばTENGAのプロダクトに関しても、彼氏がすごいロリロリなイラストのオナホールを部屋に置いてたらやっぱり嫌じゃないですか。
それは嫌だっていうのは男性でもわかるですか。それをインテリアとしておかしくないファッション性と、あとはもうちょっとマスターベーションっていうのが、いわゆる性的なものよりももうちょっと生活に根付いた、暮らしに根付いているものみたいな価値観に変えていくみたいな。
18:09
スピーカー 1
それって男性じゃできない発想で、そうならないじゃないですか。その辺はね、すごい史上調査とエスノグラフィー的な、ちゃんとリサーチしてやるっていうのは、そこは確か女性ならではみたいな感覚はあるのかなっていうところと、あとそういうところをアイディエーションできるって、僕はやっぱりすごい羨ましくなっちゃうんですよ。
tazawa
アイディエーション。
スピーカー 1
アイディエーション。
tazawa
ちょっと何ですかそれ。
スピーカー 1
アイディエーション。ちょっとこれ今年僕目指してますからね、わたごろ目指してるんで、どんどん言ってきますけど、だからそういうのってね、働いてるとわかる。普通に例えば事業会社とかで働いてるとわかると思うんですけど、なかなかできないでしょ。
要は、いやいやそんなことよりも、もうちょっとターゲットのこと考えて、なんかその広くさ、ちゃんと広い層に刺さるさ、もうだからとりあえず売れりゃいいんだからさ、もう広い人にリーチするために広告を打つのが最優先だろうってなっちゃうじゃん。
こんななんかね、この本の中でもいいですけど、いわゆるN1分析っていって、たった一人の誰かに商品の魅力を伝えるっていうアプローチをやってるんですけど、なかなかできないんですよN1って。企業としてはリスクになっちゃうんで、たった一人の人に何かを届けるって。
僕ね、これ昔タダさんの言葉でいい言葉多いですけど、何かプロダクトを作るときは誰かにラブレターを届けるようにプロダクトを作りなさいっていうね、すごいタダさんから言われてすごい刺さってる。
tazawa
いや、それね、元ネタはね、いえいえりかずまさんが言ってて、大切な人に手紙を書くつもりでプロダクトを作ろうって言ってたかもしれないですね。
スピーカー 1
いやでもね、なんかすごい刺さったんですよ。なんかそういう、なんかさ、要は顔のないペルソナっていう言葉がよくこの業界であるんですけど、なんかこう、得体の知れない、なんかこう、空想のなんかすごいキメラ的なやつを作っちゃうわけですよ。作り上げちゃうとか、自分たちに都合いい。
あのー、なんかね、ゴムに、なんかね、この前なんか、協力会社の人が言う、なんかそういうのゴム人形って言うらしくて、知ってます?ゴム人形って言って。なんかそういう、ゴムつながりね、オナホで。これもうね、顔芸はね伝わんないんだよ。
いやなんか今日調子良さそうですね、みたいな顔をして。いやなんかそういう、自分たちにとって都合のいいユーザー像を作り上げちゃうこと、なんかゴム人形って言うらしいんですけど。だからよくやりがちなんですよ。本当だから、まあこういうユーザーがいて、このユーザーはきっと使ってくれるよみたいな。勝手に描いちゃってるんだけど。
21:12
スピーカー 1
いや結構そんなことなくて、だからよりこう、例えばこう誰か、例えば身近な人とかで、そのこの人の課題を解決してあげたいなっていう、その人自身を掘り下げた方が実はすごく深いサイトがね、あるんですよ。
tazawa
本当にだから、スロゴさんとイエリスさん繋がりだと、ベースなんかはね、ベースの僧侶者のね、スロゴさんなんかはお母さんのために作ったのがベースですからね。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
tazawa
そうそうそう。お母さんがなんか、自衛であの服をこう売ったりとかしてて、そういう人でもネットですぐ簡単にお店を出せるようにっていうストーリーで作ったのがベース。
スピーカー 1
すごいいい話ですね。
めちゃめちゃ泣けるいい話ですね。
tazawa
でも本当に最終的にいいサービスってやっぱきっかけってそういうもんだと思うんですよね。
スピーカー 1
僕もね、そう思うんですよ。で、やっぱりそこにさ、ちゃんとストーリー性が生まれるからこそ、こう人に共感してもらえるというかさ。
tazawa
話はちょっと違いますけど、歌だってよくこれはZUNKが言ってて、やっぱりいい歌詞っていうのは一枚の写真から読み取れる情報で書く詩がいいっていうんですよね。
シングルベッドなんかは一枚の写真から書いたんですって。
それだけ写真から読み取れることで書くとめちゃめちゃ歌詞が具体的になっていくんですよね。
そういうことをしないで書くと、夢を翼を広げてとか。
スピーカー 1
翼を広げて、手を取り合って、未来の扉を開けてみたいなね。
tazawa
なっちゃうんで。
スピーカー 1
なっちゃうね。なっちゃいますね。
だから要は、世界観を描けてるかどうかってすごい重要ってことだよね。
要は見えてないくて、見えてなくて作れる人もいるのかもしれないけど、でもやっぱりそこの解像度が高いって。
よりリアルじゃないですか、そのプロダクト自体も。メッセージもリアルになるし、多分使い方とかもリアルなんですよ。
こういうプロセスというか、なかなかだからこれがね、僕もやっぱりそういう仕事。
お互い、田田さんと僕ね。そうなんですけど、なかなかそこまで深く掘り下げられないことも多いんで。
すごいだからちょっとね、羨ましいなって思っちゃってね、この方が。
でもどうですかね、やっぱりコンセプトって大事だよって。やっぱりみんな分かってる部分あるし、作りたいみたいなのもあると思うんだけど、
なんかここ結構できないみたいな課題はあるわけですよ。
その辺ってどうですか、田田さん的に。なんで大事だと分かっててもできないのかとか。
あとは作る上で、なんで難しいのかみたいなそういう。
そうっすよね。例えばどんなことですか。すいません、全然思い浮かばない。
24:10
tazawa
確かにでも、僕個人開発とかしてて、趣味で物作ったりしてるときってやっぱりそれ明確なんですよね、割と。
スピーカー 1
これなんで田田さんに聞いたかというと、田田さんってそのタイプの人じゃないですか。本当にちゃんとそこを考えて作るけど、
なんかやっぱり人とやる仕事になったらなかなかできない。
tazawa
会社とかに勤めたりとかして、会社でやってる事業とかって一体誰に向かって作ってるのかなみたいなところで悩むことがありますよね。
スピーカー 1
ね、悩んじゃうよね。だからやっぱり意思というかさ、プロダクトに対して思想を重んじる経営者の人もいるけど、
そうじゃない人もいるし、あくまでビジネスのツールとしてっていう場合もあるから、そうなったときに結構顔の見えないペルソナ作りがちですよね。
そうですね。
あるいはペルソナ自体も意識してなかったりとか、もっと言うと別に特徴を作るとかは別に考えてないっていう人もいるんで。
tazawa
そうですよね。だからそうなんですね。そうすると何のために作り始めたんだってなるんですよね。
スピーカー 1
もちろんあれですよ。それを全員否定はして、そういうビジネスのやり方もあるから全員否定はできないんだけど、長く続けていくと結局だから、例えば会社が大きくなって社員が増えていって、
社長、このプロダクトって結局特徴って何なんですか?誰の課題を解決するプロダクトなんですかっていうのは絶対声が上がるわけです。
tazawa
だからやっぱり事業を起こすときに、何でもいいからとりあえず成功するための事業を探して作り始めるとそうなりがちだと思うんですよ。
スピーカー 1
そうですよね。変な話ブルーウォーシャー狙っちゃって、とりあえず一発奮起して会社作ったとかね。そのパターンもあるしね。
tazawa
そうなるといずれやっぱりそこで、真のところの思想がないと突破できないとこが絶対出てくるんで、ある程度までいったら。
僕はいつも最初のきっかけとか狙いって狭ければ狭いほどいいと思ってるんで、狭くすると別にめちゃめちゃ一見小さいものに見えるし、誰でも作れそうに見えたりもするかもしれないけど、結局それって作りきった人によって別のものに変わるんで。
よくあるような別に何でもいいんですけど、ノートアプリでもいいから作ろうと思っても、多分僕が作りきったらまた僕っぽいものができるし、っていうのは自分で最初からわかってるから、そこを信じてやっちゃいますよね、僕は。
それはやっぱりプロダクト作りとかやってる人が見える感じのところな気がしてて、ビジネス領域の人には多分そういう感覚でもの作れないと思うんですよね。
スピーカー 1
日本は特に90年代以降、空白のなんちゃらみたいな感じで停滞してるのをずっと経験してきちゃってるんで、高度経済成長期じゃないですけど、その辺を作り上げたみたいな体験が希薄な状態になってるわけですよ。
27:06
スピーカー 1
要は成功体験を積んでないっていうのと、何が成功なのかわかんないみたいな状況で、なおかつその中で生み出されちゃったのが、すごい低単価で商品を出して安く売って大量に裁くみたいな考え方ですよね。
だからそれが結構根付いちゃってて、いわゆるプロダクトアウトの考え方というか、消費者のニーズっていうのはもう自分たちが売りたいっていう絶対的な感覚。これが正しいから。で、マーケットにはまれば絶対売れるからみたいなやつですね。
だから結構そこがもうすり込まれてて、あんまり逆にちゃんとサービスデザインとかマーケットの考え方ができないみたいなところはまさにあるんだろうなと思ってて。
だから要はプロダクトアウトでも結果を出せる企業は出せるんで、やっぱりそれを良しとしてきちゃったとこはあるのかもしれないね。だからもう神話みたいになっちゃってて。
こういう、いわゆるユーザーのことを考えて作ったところでどういう成功を得られるんですかみたいな感覚があって、言わないけどある、そういう雰囲気を感じるんですよね。
やっぱりそこがこう、いわゆるコンセプチャルに救えれない雰囲気になっちゃってるんだろうなっていうのはね、思いますよ。
tazawa
やっぱりこのサービスを使った人がどうなるべきなのかみたいな、このプロダクトを通して世の中がどうなったらいいのかみたいな、それがあればやっていく上でちょっとうまくいかなかったりしてもやり続けられると思うんですけど。
それないと常にこれ違ったあれ違ったって言って、ぼやぼやしたまま何かやって何もならないまま。
スピーカー 1
でもそれほんとそうで、例えばこれで仮にですよ、効果不効果売り上げが上がっちゃったりとかしたら、何もつかんでない状態で成功体験だけ済んじゃうわけですよ。
しかもそれが顧客のバリューかどうかわかんない。すごい外前性がない、たまたま当たっただけかもしんないし、トレンドがたまたまハマっただけ。
とか、別に自社の商品がユーザーに刺さったんじゃなくて、世の中のトレンドとしてちょうどタイミングハマっちゃってみたいな、例えばコロナの時とかそうだったじゃないですか。
すごい対外的な理由で流行ったサービスってあると思うんですよね。自分たちの特徴というか、もちろんZoomとかすごいよ。
インフラがもともとあるってすごいけど、環境によってブレイクしたみたいなところがあって、そこがハマっちゃうと、結構プロダクトの思想がないまま売り上げだけは立っちゃうから、すごいそのストーリーで行っちゃうよねっていう。
本当何をやってるのかわからないけど、売り上げだけは立ってるから。
tazawa
そういうところを見つけて成功させられるタイプの人って、僕は全く真逆なんですごいと思うんですけどね。僕は本当に自分の思想があって、一晩中それについて語れるっていうものじゃないと全く手が動かないから。
30:13
tazawa
そういうなんかね。
スピーカー 1
あとだからその道筋がないと結局、例えば売り上げが上がればいいっていうだけの、本当にKGIだけの目的だったら、別に何でもできるんじゃないですかね、行っちゃうと。
だって広告費それだけかければいいだけかもしれんし、それこそなんか、さっきの三大欲求の話じゃないけどさ、人々の欲求をかきたてるような何かやれば、いけちゃうかもしれないし。
tazawa
確かに確かに。そこで、だから、太田さんはでもそういうところであんまりできないタイプっていうことですよね。
スピーカー 1
僕はそうなんですよ。
tazawa
僕もそうで、そこに情熱固められないんでしょうね。なんかもしかしたら、やろうと思ったらね、わかんないけど、そもそもやれないんでしょうね、それ気持ち的に。
スピーカー 1
まあ、だから、目的化できない、目的化というか、でもどうなんだろう、ミッションとして与えられたらやるしかないって感じはなるんだろうけど、ただなんか納得してない状態でやってるから、要はだいぶ迷いながらやるでしょうかね。
tazawa
しかも、太田さんがデザインとか作るときって、それがわかんないと作れないってことですよね、多分ね。
スピーカー 1
いや、ほんと作れないんですよ。で、結局だからね、このブレみたいな感覚、要はその何を解決したいかとか、デザインってやっぱ課題解決が一番ね、大名目だと思うんで、だから結構迷うんですよ。迷ってきちゃう、デザイン。
これで結構、デザイナーの素養の問題じゃなくて、やっぱりプロダクトとしてデザインしやすいものしづらいものって結構あって、だからその本当にこう、例えば売上だけ上げるとか、クリック率上げるとかって、クリエイティブってもうそうなっちゃうんですよ。
でも、それはあくまでその機能を満たすためだけのデザインでしかなくて、その先の体験っていうのは担保してないわけ。
だから、もちろんそういう集客のためのデザインがあってもいいんだけど、その先の体験がちゃんと絵が描かれてないと、いわゆる集客のためのデザインっていうのに振り切っちゃうんで、そうすると軸はそれだけになっちゃうんで、要はユーザーの目を引くために目立たせるとか、そういうふうに振り切っちゃうわけですよね。
結構その辺はインサイトベースであったりとか、あとはそのポリシーですよね。プロダクトとしての世界観どう作るかっていうところは、やっぱり最終的には顧客のエンゲージメントを上げることになるんで、一時的には集客目当てでやってもいいんだけど、ちゃんと描けてるか描けてないかで、クリエイティブって全然違うものが出来上がってきちゃうから、
それは作り手としても、作りやすいのはやっぱりあったほうがいいよね。そういう世界観がちゃんと。そしたら共通言語でそれが話せる。それがなんかこれ違うじゃんって言えるんだけど、その状態がない状態でものを作り始めると、いや、これじゃほんと売り上げ上がんないよとか。
33:02
スピーカー 1
大企業とか、やっぱり主語がもうほんとそういう、生活主義は大切ではあるんだけど、主語がそこになっちゃうと、より目的を見失っていって、どんどん迷子になっていくみたいなとこはあるんで。これはほんとよく見る光景ですね。もうほんと今話してて、もう自分のことを今まさに話してるなっていう感じでね。
tazawa
おだしょー そうですね。だからそれが大企業とかで働くってことと、少人数のベンチャーで働くってことの違いとか。
スピーカー 1
おだしょー いや、確かに確かに。だからより少数性で、しかもある程度プロダクトを作りたいっていう創業社長って、ある程度ポリシーがある人がやっぱり多いじゃないですか。そういう人の元で働くと、結構ちゃんとポリシーを持った上で、いろいろデザインもしていくでしょうし、エンジニアリングのほうもしていくと思うんで。
おだしょー 結構そういうね、よくわかんない中で売り上げだけ上げるためにとかっていうリスクは減るかもしれないですよね、確かに。ただ結構こういうの、本当は僕もその一人ですけど、本当はこういうふうにちゃんと顧客に向き合って、いいオナホ作るんだみたいな。
おだしょー 僕も考えたいんだけど、なかなかいいオナホを作らせてくれないっていうね、空気に押し込まれて、いろいろそういうふうにマイクロマネジメントをすごいされたりもするんで。
いいオナホを作りたかったんですか。 おだしょー いいオナホ作りたいです。自分でも使えるような。でもなんかこう、すごいちょっと羨ましくなっちゃうんですよ、こういう話は。そういうの向き合って、完璧にそのプロセスを自分の思い通りにやるって、なかなかできないことなんで。ちょっとこの本読んで、羨ましくなっちゃった。
tazawa
それ、変えて買ったんですか。そのプロダクトは。
スピーカー 1
おだしょー このプロダクトはね、買ってない。ごめんなさい。プロダクトちょっと買おうかな、じゃあ。
tazawa
その感想を含めて。
スピーカー 1
おだしょー 感想を含めましょうか。ちょっとじゃあ買いますか、これ。なんか載ってましたけどね、本の中にそのプロダクトの商品名と写真名。
tazawa
ちょっとそういうね、なんかグッズのなんかレビューはちょっとなんか、ふさわしいのかどうかちょっと怪しいところですね。だってそれはいいレビューじゃんと思ったら生々しく伝えないといけない。
スピーカー 1
おだしょー だいぶなんか本当にアダルトレビューチャンネルになるかもしれない。
tazawa
完全に一番ハッキリになりますよ。
スピーカー 1
おだしょー それはあれだよね。なんかポッドキャストのジャンルを選ぶときは、露骨な表現みたいなのを選ばなきゃいけない。ちょっと今ギリギリだけど。この内容自体ギリギリですけど。
tazawa
まあビジネスの話ですからね。
スピーカー 1
おだしょー ビジネスの話、これ完全にビジネスの。ちなみにこの本もね、誤解しないでいただきたいんですけど、みんな読んだほうがいいですよ。
おだしょー それぐらい、特に若い人とかは読むと、あとなんかね、結構会社でくつぶってていいプロダクト作りができてない人とかは読むと、なかなかこう。
36:17
tazawa
すごい、今Amazonで見ましたけど、評価やばいですね。
スピーカー 1
おだしょー 評価やばいでしょ。すごいんですよこれ。
tazawa
133件の評価で4.9ですよ。
スピーカー 1
おだしょー そう、ほぼ高評価。
tazawa
本の表紙がいいですね。
スピーカー 1
おだしょー 本の表紙がまたなんかね、このちょっとマーケティング上手いですよね。こういうなんか。
tazawa
感動小説のなんか表紙みたいな感じ。
スピーカー 1
おだしょー 僕なんか最初そうだと思って、なんかそういうエロ本なのかなって最初思っちゃったんですけど、いやそんなことはなくてですね、すごいちゃんとしてる本ですよ本当に。
おだしょー なんかあのセオリーが書かれてますね。なんかマーケティングって結構、だからデジタルマーケティングとかなんか広告の話とかいっぺんとなっちゃったりするんですけど、結構ちゃんとこう、どっちかというとUXデザインっぽいという話をしてますね。
おだしょー これはだから、あのね、マーケターの1年生の方とか、あとこれから副業でね、なんかそういうコンサルとかやるとかっていう人にはね。
もともと諮問ネタが苦手で、そういうワードを聞くと吐き気がするみたいなタイプだった人なんですね。
おだしょー だからその生理的に受け付けない中でもチャンスがあると。
tazawa
そうなんですね。
スピーカー 1
おだしょー というふうに思って、1年復帰してっていうね。
はいはいはい。
なかなかその語り口とかも面白いですね。この方自体が面白い人なんでしょうね。なんか、ちょっとだからね、田沢さんっぽい匂いを感じる人で。
だから面白い人と出会いたいから、マグロ量あるじゃないですか。犯罪者が、虫はがりの人が行くみたいなイメージの。
そういうマグロの量、3ヶ月くらいの量のバイトに行ったりとか、あとヒヨコの仕分けをなぜか。
だって収入立ってるのに、わざわざ地方にそういうバイトしに行って、面白い人と出会いたいってそうやってる方ですね。
だからなんかすごいアクティブで面白い人なっていう感じだよね。
まあまあちょっとね、本もぜひ見ていただきたいのと、あとそのオナホーのリンクはちょっとね、見つかる、見つけられるかちょっとわかんないけど。
tazawa
そう、見つかったら今探してますけど見つかんないですね。
スピーカー 1
そう、オナホーのリンク、そうなんだよね。ちょっと名前を書いちゃったんで、ちょっとそれで後で検索して見つかったら、ちょっとね、共有しようと思うので。
よかったら、男子のリスナーの方はお試しいただけたらなっていう。ちょっとタカさんもね、余裕があったら。
育成してもらって。
っていう感じでね、ちょっといい話ができたんじゃないですかね。
39:01
スピーカー 1
じゃあ今日はそんな感じで、皆さん、グッドナイト。
tazawa
おやすみなさい。
39:44

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